JP2000102024A - 画像信号処理装置 - Google Patents

画像信号処理装置

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JP2000102024A
JP2000102024A JP10272138A JP27213898A JP2000102024A JP 2000102024 A JP2000102024 A JP 2000102024A JP 10272138 A JP10272138 A JP 10272138A JP 27213898 A JP27213898 A JP 27213898A JP 2000102024 A JP2000102024 A JP 2000102024A
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Toru Wakagi
透 若木
Kenji Tanaka
健二 田中
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 水平、垂直方向の解像度のみならず、斜め方
向の解像度をも高めることを可能にする。 【解決手段】 Ye、Cy、Mg、Gの補色市松コーテ
ィングが施された画素を配列してなるCCD等の撮像デ
バイスからの読み出し信号を処理する補色カメラシステ
ムであり、撮像デバイスからの読み出し信号に対して、
それぞれ近傍の他色を画素補間する解像度改善検出補間
回路9を有してなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば補色系のコ
ーティングが施されたCCD等の撮像デバイスからの読
み出し信号に対して画素補間を行う画像信号処理装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えばイエロー(Ye)、シ
アン(Cy)、マゼンタ(Mg)、グリーン(G)等の
補色系のコーティングを施してなるCCD等の撮像デバ
イスを備えた補色カメラシステムは、レッド(R)、ブ
ルー(B)、グリーン(G)の原色系のコーティングを
施してなるCCD等の撮像デバイスを備えた原色カメラ
システムに比べて、各画素の感度が高く、各画素色成分
も多いため、解像度改善をしなくても比較的良好な画素
が得られることが特徴となっている。
【0003】図11には、従来の補色カメラシステムに
おける、2画素混合読み出し時の輝度信号処理の構成例
を示す。なお、図11の補色カメラシステム例では、撮
像デバイスにいわゆる補色市松コーティングが施されて
おり、また、CCD等の撮像デバイスからの画像信号に
時間軸方向のフィルタリング処理を施して当該画像信号
の高周波成分を補償する信号処理(以下、アパーチャコ
ントロール処理と呼ぶ)を行うようになされている。
【0004】この図11において、入力端子101に
は、CCD等の撮像デバイスから空間的に離散的に存在
するYe、Cy、Mg、Gの補色画像信号が供給され
る。この補色画像信号は、1/4Vフィルタ104と1
ラインディレイ回路102に送られ、また、当該1ライ
ンディレイ回路102の出力は1ラインディレイ回路1
03に送られる。
【0005】1ラインディレイ回路102及び103
は、入力された画像信号をそれぞれ1ライン分遅延し、
各々の遅延出力を1/4Vフィルタ104に送る。これ
により、1/4Vフィルタ104には、3ライン同時化
された画像信号が供給されることになる。
【0006】また、1ラインディレイ回路102にて1
ライン分遅延された画像信号は、水平方向方向ローパス
フィルタ107にも送られる。
【0007】水平方向ローパスフィルタ107は、1ラ
インディレイ回路102にて1ライン分遅延された画像
信号の低域成分を抜き出すことで輝度信号を取り出し、
この輝度信号を、加算器112、1/4Hフィルタ10
5及び1/2Hフィルタ106に送る。
【0008】1/4Vフィルタ104は、3ライン同時
化された画像信号から、サンプリング周波数の垂直方向
1/4の高域成分を抜き出し、その周波数成分を乗算器
108に送る。1/4Hフィルタ105は、水平方向ロ
ーパスフィルタ107より取り出された輝度信号から、
サンプリング周波数の水平方向1/4の高域成分を抜き
出し、その周波数成分を乗算器109に送る。1/2H
フィルタ106は、水平方向ローパスフィルタ107よ
り取り出された輝度信号から、サンプリング周波数の水
平方向1/2の高域成分を抜き出し、その周波数成分を
乗算器110に送る。
【0009】乗算器108は、1/4Vフィルタ104
からの垂直方向1/4の周波数成分に所定のアパーチャ
コントロールゲインを掛け、その出力信号を加算器11
1に送る。乗算器109は、1/4Hフィルタ105か
らの水平方向1/4の帯域の周波数成分に所定のアパー
チャコントロールゲインを掛け、その出力信号を加算器
111に送る。乗算器110は、1/2Hフィルタ10
6からの水平方向1/2の帯域の周波数成分に所定のア
パーチャコントロールゲインを掛け、その出力信号を加
算器111に送る。
【0010】加算器111では、乗算器108〜110
の各出力信号を加算し、アパーチャコントロール信号と
して出力する。この加算器111からのアパーチャコン
トロール信号は加算器112に送られる。
【0011】加算器112では、上記アパーチャコント
ロール信号と輝度信号を加算し、これにより、当該加算
器112からは、高周波成分を補償(アパーチャコント
ロール処理)した輝度信号が出力される。この加算器1
12から出力された輝度信号は、ガンマ(γ)補正回路
113に送られる。
【0012】ガンマ補正回路113では、アパーチャコ
ントロール処理後の輝度信号をガンマ処理し、このガン
マ補正後の輝度信号が出力端子114から出力される。
【0013】この図11に示した従来の補色カメラシス
テムの2画素混合読み出し時の輝度信号処理では、入力
画像信号に対して水平方向のフィルタを掛けて輝度信号
を取り出し、また、同時化された水平,垂直信号に対し
てフィルタを通して高域成分(サンプリング周波数の垂
直1/4、水平1/2,1/4の高域成分)だけを抜き
出し、これらに適当なゲインを掛けてから足し合わせて
所望のアパーチャコントロール信号(高域周波数補償信
号)を生成し、このアパーチャコントロール信号を輝度
信号に加算するようにしている。
【0014】図12には、従来の補色カメラシステムに
おける、全画素独立読み出し時の輝度信号処理の構成例
を示す。なお、図12の例でも、撮像デバイスに補色市
松コーティングが施されており、また、アパーチャコン
トロール処理を行うようになされている。
【0015】この図12において、入力端子121に
は、CCD等の撮像デバイスから空間的に離散的に存在
するYe、Cy、Mg、Gの補色画像信号が供給され
る。この補色画像信号は、Vフィルタ125と垂直方向
ローパスフィルタ128、及び1ラインディレイ回路1
22に送られる。
【0016】1ラインディレイ回路122の出力は、1
ラインディレイ回路123を介して更に1ラインディレ
イ回路124に送られる。これら1ラインディレイ回路
122〜124は、それぞれ入力された画像信号を1ラ
イン分遅延し、各々の遅延出力をVフィルタ125と垂
直方向ローパスフィルタ128に送る。これにより、V
フィルタ125と垂直方向ローパスフィルタ128に
は、4ライン同時化された画像信号が供給されることに
なる。
【0017】上記垂直方向ローパスフィルタ128の信
号はさらに水平方向ローパスフィルタ129を通過する
ようになされており、これにより、4ライン同時化され
た画像信号から輝度信号が取り出される。この輝度信号
は、1/4Hフィルタ126と1/2Hフィルタ12
7、及び加算器134に送られる。
【0018】Vフィルタ125は、4ライン同時化され
た画像信号から、サンプリング周波数の垂直方向の高域
成分を抜き出し、その周波数成分を乗算器130に送
る。1/4Hフィルタ126は、輝度信号から、サンプ
リング周波数の水平方向1/4の高域成分を抜き出し、
その周波数成分を乗算器131に送る。1/2Hフィル
タ127は、輝度信号から、サンプリング周波数の水平
方向1/2の高域成分を抜き出し、その周波数成分を乗
算器132に送る。
【0019】乗算器130は、Vフィルタ125からの
垂直方向の周波数成分に所定のアパーチャコントロール
ゲインを掛け、その出力信号を加算器133に送る。乗
算器131は、1/4Hフィルタ126からの水平方向
1/4の帯域の周波数成分に所定のアパーチャコントロ
ールゲインを掛け、その出力信号を加算器133に送
る。乗算器132は、1/2Hフィルタ127からの水
平方向1/2の帯域の周波数成分に所定のアパーチャコ
ントロールゲインを掛け、その出力信号を加算器133
に送る。
【0020】加算器133では、乗算器130〜132
の各出力信号を加算し、アパーチャコントロール信号と
して出力する。この加算器133からのアパーチャコン
トロール信号は加算器134に送られる。
【0021】加算器134では、上記アパーチャコント
ロール信号と輝度信号を加算し、これにより、当該加算
器134からは、高周波成分を補償(アパーチャコント
ロール処理)した輝度信号が出力される。この加算器1
34から出力された輝度信号は、ガンマ(γ)補正回路
135に送られる。
【0022】ガンマ補正回路135では、アパーチャコ
ントロール処理後の輝度信号をガンマ処理し、このガン
マ補正後の輝度信号が出力端子136から出力される。
【0023】この図12に示した従来の補色カメラシス
テムの全画素独立読み出し時の輝度信号処理では、入力
画像信号に対して垂直及び水平方向のフィルタを掛けて
輝度信号を取り出し、また、同時化された水平,垂直信
号に対してフィルタを通して高域成分(サンプリング周
波数の垂直、水平1/2,1/4の高域成分)だけを抜
き出し、これらに適当なゲインを掛けてから足し合わせ
て所望のアパーチャコントロール信号(高域周波数補償
信号)を生成し、このアパーチャコントロール信号を輝
度信号に加算するようにしている。
【0024】上述したように、従来の補色カメラシステ
ムでは、2画素混合読み出し時、全画素読み出し時のど
ちらの場合も、輝度信号と平行してアパーチャコントロ
ール信号を生成し、ガンマ(γ)補正前で輝度信号にア
パーチャコントロール信号を加えて、高周波成分を持ち
上げるようにしている。
【0025】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の補色カメラシステムの場合、斜め方向の解像度が低
く、特に静止画像では画質の劣化として目立ちやすい傾
向にある。すなわち例えば、斜め線が階段状になる現象
が見えやすいという問題がある。
【0026】そこで、本発明はこのような状況に鑑みて
なされたものであり、水平、垂直方向の解像度のみなら
ず、斜め方向の解像度を高めることが可能な画像信号処
理装置を提供することを目的とする。
【0027】
【課題を解決するための手段】本発明の画像信号処理装
置は、補色系コーティングが施された画素を配列してな
る撮像手段からの読み出し信号を処理する画像信号処理
装置であり、撮像手段からの読み出し信号に対してそれ
ぞれ近傍の他色を画素補間する補間手段を有することに
より、上述した課題を解決する。
【0028】
【発明の実施の形態】本発明の好ましい実施の形態につ
いて、図面を参照しながら説明する。
【0029】図1には、本発明の画像信号処理装置の第
1の実施の形態として、図2に示すようなイエロー(Y
e)、シアン(Cy)、マゼンタ(Mg)、グリーン
(G)の補色系の2×4市松コーティングを施してなる
CCD撮像デバイスからの画像信号を処理する補色カメ
ラシステムの概略構成を示す。なお、図1の補色カメラ
システムでは、全画素読み出し時の輝度信号の高周波成
分を補償するアパーチャコントロール処理を行う例を挙
げている。
【0030】この図1において、入力端子1には、上記
図2のような補色市松コーティングされたCCDからの
補色画像信号が供給される。この補色画像信号は、1ラ
インディレイ回路2と解像度改善検出補間回路9に送ら
れる。
【0031】当該1ラインディレイ回路2の出力は、1
ラインディレイ回路3、4、5、6、7、8に順次送ら
れる。これら1ラインディレイ回路2〜8は、それぞれ
入力された画像信号を1ライン分遅延し、各々の遅延出
力を解像度改善検出補間回路9に送る。これにより、解
像度改善検出補間回路9には、8ライン同時化された画
像信号が供給されることになる。
【0032】詳細については後述するが、当該解像度改
善検出補間回路9は、解像度改善のために、8ライン同
時化された信号の相関を検出し、その検出結果に基づい
て上記8ライン同時化された信号の同一ライン内の信号
(例えばYe画素とCy画素の信号、Mg画素とG画素
の信号)を補間し、4ラインの補間信号を生成するもの
である。言い換えれば、本実施の形態の補色カメラシス
テムでは、解像度改善検出補間回路9にて4ライン分の
補間を行うために、8ライン分の1ラインディレイ回路
2〜8が必要となっている。この解像度改善検出補間回
路9から出力された4ラインの補間信号は、垂直方向ロ
ーパスフィルタ13とVフィルタ10に送られる。
【0033】垂直方向ローパスフィルタ13は、解像度
改善検出補間回路9からの4ラインの補間信号から、垂
直方向の低域成分を抜き出すことで輝度信号を取り出
す。すなわち、当該垂直方向ローパスフィルタ13で
は、図2のコーティングパターンのうち、解像度改善検
出補間回路9にてYe画素にCy画素の信号を補間した
ラインと、Mg画素にG画素の信号を補間したラインの
2つのラインを加えて、Ye+Cy+Mg+G=Yの輝
度信号を生成し、同様に、解像度改善検出補間回路9に
てCy画素にYe画素の信号を補間したラインと、G画
素にMg画素の信号を補間したラインの2つのラインを
加えてYe+Cy+Mg+G=Yの輝度信号を生成す
る。この輝度信号は、加算器18、1/4Hフィルタ1
1及び1/2Hフィルタ12に送られる。
【0034】Vフィルタ10は、4ラインの補間信号か
ら、垂直方向の高域成分を抜き出し、その周波数成分を
乗算器14に送る。1/4Hフィルタ11は、輝度信号
から、サンプリング周波数の水平方向1/4の高域成分
を抜き出し、その周波数成分を乗算器15に送る。1/
2Hフィルタ12は、輝度信号から、サンプリング周波
数の水平方向1/2の高域成分を抜き出し、その周波数
成分を乗算器16に送る。
【0035】乗算器14は、Vフィルタ10からの垂直
方向の周波数成分に所定のアパーチャコントロールゲイ
ンを掛け、その出力信号を加算器17に送る。乗算器1
5は、1/4Hフィルタ11からの水平方向1/4の帯
域の周波数成分に所定のアパーチャコントロールゲイン
を掛け、その出力信号を加算器17に送る。乗算器16
は、1/2Hフィルタ12からの水平方向1/2の帯域
の周波数成分に所定のアパーチャコントロールゲインを
掛け、その出力信号を加算器17に送る。
【0036】加算器17では、乗算器14〜16の各出
力信号を加算し、アパーチャコントロール信号として出
力する。この加算器17からのアパーチャコントロール
信号は加算器18に送られる。
【0037】加算器18では、上記アパーチャコントロ
ール信号と輝度信号を加算し、これにより、当該加算器
18からは、高周波成分を補償(アパーチャコントロー
ル処理)した輝度信号が出力される。この加算器18か
ら出力された輝度信号は、ガンマ(γ)補正回路19に
送られる。
【0038】ガンマ補正回路19では、アパーチャコン
トロール処理後の輝度信号をガンマ処理し、このガンマ
補正後の輝度信号が出力端子20から出力される。
【0039】この図1に示した実施の形態の補色カメラ
システムの全画素独立読み出し時の輝度信号処理では、
解像度改善検出補間回路9にて8ライン同時化した信号
を補間して4ラインの補間信号を生成し、その4ライン
の補間信号に対して、垂直方向のフィルタを掛けて輝度
信号を取り出し、また、4ラインの補間信号をフィルタ
に通して高域成分(垂直、水平1/2,1/4の高域成
分)だけを抜き出し、これらに適当なゲインを掛けてか
ら足し合わせて所望のアパーチャコントロール信号(高
域周波数補償信号)を生成し、このアパーチャコントロ
ール信号を輝度信号に加算するようにしている。
【0040】すなわち、図1に示した実施の形態の補色
カメラシステムでは、同一ライン内の信号を補間(Ye
画素とCy画素、Mg画素とG画素を補間)しているの
で、水平方向のローパスフィルタが無くても、輝度信号
を得ることができる。言い換えれば、撮像デバイスに図
2のような補色市松コーティングが施されている場合、
Ye画素とCy画素とMg画素とG画素の信号を足す
(Ye+Cy+Mg+G)ことで輝度信号(Y)を生成
できるので、本実施の形態の補色カメラシステムでは、
4ラインの補間信号を垂直方向ローパスフィルタ13に
通すことによって輝度信号を得るようにしている。ま
た、水平、垂直のアパーチャコントロール信号は、従来
と同様の方法で生成することができる。
【0041】ここで、本発明実施の形態の最も特徴的な
点は、同一ライン内の信号を補間して後段のフィルタで
ライン加算をして輝度信号を作ることにある。なお、本
実施の形態との比較として、例えばR,G,B原色系の
カメラシステムでは、Gの画素にRとBの画素を補間す
るように、一つの画素に対して全画素の色データを補間
している。
【0042】次に、図1の補色カメラシステムの解像度
改善検出補間回路9における相関検出と補間処理につい
て、以下に説明する。
【0043】図3及び図4には、解像度改善検出補間回
路9にて扱う画素列を示す。
【0044】解像度改善検出補間回路9は、この図3及
び図4に示す画素列のうち、Ye画素とCy画素からな
るラインについては、Ye画素に対してCy画素を補間
し、Cy画素に対してYe画素を補間する。また、G画
素とMg画素からなるラインについては、G画素に対し
てMg画素を補間し、Mg画素に対してG画素を補間す
る。
【0045】このような補間処理を行う場合において、
解像度改善検出補間回路9では、各画素の相関を検出
し、その相関検出結果に応じた補間処理を行う。
【0046】実際の相関検出例として、簡単な処理例を
以下に説明する。
【0047】例えば、図3に示すように、Mg画素に対
してG画素を補間する場合は、先ず、相関検出のため
に、 |G1−G4| の計算を行った値(レベル)と、 |G2−G3| の計算を行った値(レベル)とを比べて、前者のレベル
が大きければ水平相関が大きく、後者のレベルが大きけ
れば垂直相関が大きく、略々等しい場合は斜め方向の相
関が大きいと判断する。
【0048】また例えば、図4に示すように、Ye画素
に対してCy画素を補間する場合は、先ず、相関検出の
ために、 |(Cy1+Cy3+Cy5)/3−(Cy2+Cy4
+Cy6)/3| の計算を行った値(レベル)と、 |(Cy1+Cy2)/2−(Cy5+Cy6)/2| の計算を行った値(レベル)とを比べて、前者のレベル
が大きければ水平相関が大きく、後者のレベルが大きけ
れば垂直相関が大きく、略々等しい場合は斜め方向の相
関が大きいと判断する。
【0049】上述の相関検出をした結果に基づき、例え
ばMg画素に対してG画素を補間する場合に、水平方向
の相関が大きければ、 (G2+G3)/2 の計算により補間を行い、また、垂直方向の相関が大き
ければ、 (G1+G4)/2 の計算により補間を行い、一方、斜め方向の相関が大き
ければ、 (G1+2×G2+2×G3+G4)/6 の計算により補間を行う。
【0050】同様に、上述のような相関検出をした結果
に基づき、例えばYe画素に対してCy画素を補間する
場合に、水平方向の相関が大きければ、 (Cy3+Cy4)/2 の計算により補間を行い、また、垂直方向の相関が大き
ければ、 (Cy1+Cy2+Cy3+Cy4+Cy5+Cy6)
/6 の計算により補間を行い、一方、斜め方向の相関が大き
ければ、(Cy2+Cy5)/2 又は、(Cy1+C
y6)/2 の計算により補間を行う。
【0051】なお、解像度改善検出補間回路9において
は、相関検出時に更に細かく縦と横の相関比を計算する
ことにより、垂直方向、水平方向、斜め方向の3つの方
向だけでなく、更に細かい方向の補間コントロールも可
能となる。
【0052】但し、上述した相関検出に基づく補間処理
において、Mg画素に対してG画素を補間する場合の相
関検出時には、1画素だけの演算で相関の判断を行って
いるため、当該画素の信号に例えばノイズが乗っている
ような場合に誤検出する可能性が大きい。また、Ye画
素に対してCy画素を補間する場合、垂直方向の相関が
強い場合に水平方向の3画素で補間が掛かるので、解像
度の面で不利となってしまう。これはCy画素に対して
Ye画素を補間する場合や、G画素に対してMg画素を
補間する場合も同様である。したがって、相関検出に基
づく補間処理の際には、これらを考慮する必要がある。
【0053】ところで、図2の補色市松コーティングパ
ターンにおけるYe、Cy、Mg、Gの各画素の分光特
性は、図5に示すようになっており、この図5に示す分
光特性例から見てわかるように、Ye画素とCy画素の
ラインは、G画素とMg画素のラインに比べて、各波長
についての感度(レスポンス)が高いことがわかる。こ
れに対して、Mg画素は緑色光に対する感度が低く、G
画素は赤色光と青色光に対する感度が低い。これらか
ら、Mg画素とG画素のラインにおいて、Mg画素に対
してG画素を、また、G画素に対してMg画素を補間す
るだけで、解像度を補正することが充分に可能であるこ
とがわかる。
【0054】このような補間処理の場合は、(Ye+C
y+Mg+G)=Yの輝度信号を生成する際に、水平方
向と垂直方向の2画素を必ず加算しなければならない。
したがって、このような場合、輝度信号を生成するため
には、垂直方向ローパスフィルタだけでなく水平方向ロ
ーパスフィルタも必要になる。
【0055】上述のようにMgとGの画素のラインだけ
に対して補間を行う場合の本発明の第2の実施の形態の
補色カメラシステムの構成例を、図6に示す。なお、こ
の図6において、図1の各構成要素と略々同じ動作を行
う各構成要素には、それぞれ同一の指示符号を付してい
る。
【0056】すなわちこの図6に示す第2の実施の形態
の補色カメラシステムと、図1に示したシステムとの相
違点は、図6の解像度改善検出補間回路21において、
図1の解像度改善検出補間回路9のように図3や図4に
示した全ての画素について補間を行うのではなく、前記
図2の補色市松コーティングパターンのG画素とMg画
素のラインだけに対して相関検出と補間処理を行うよう
にした点と、輝度信号の生成のために、垂直方向ローパ
スフィルタ13の後段に更に水平方向ローパスフィルタ
22を設けた点である。したがって、この図6の構成の
場合、1/4Hフィルタ11と1/2Hフィルタ12及
び加算器18には、当該水平方向ローパスフィルタ22
からの輝度信号が送られる。なお、この図6の解像度改
善検出補間回路21でのG画素とMg画素の補間処理の
方法は、図1の解像度改善検出補間回路9におけるG画
素とMg画素の補間処理と同じである。
【0057】次に、上述した相関検出及び補間処理の際
に考慮すべき点のうち、画素の信号にノイズが乗ってい
る場合の誤検出に対処するための本発明の第3の実施の
形態の補色カメラシステムについて説明する。なお、こ
の第3の実施の形態のシステム構成については、前記図
1のシステム構成と同じであるため、その図示を省略す
る。但し、第3の実施の形態の場合、解像度改善検出補
間回路における処理内容が第1の実施の形態の場合とは
異なるため、以下の説明では、第1の実施の形態での解
像度改善検出補間回路9と区別するため、解像度改善検
出回路の指示符号として23の番号(すなわち解像度改
善検出回路23とする)を用いることにする。
【0058】図7及び図8を用いて、当該第3の実施の
形態の解像度改善検出補間回路23にて扱う相関検出用
の画素列の説明を行う。
【0059】本実施の形態の解像度改善検出補間回路2
3では、例えば図7中の矢印にて示す範囲のG画素とM
g画素を加えた信号を相関検出用の信号として相関検出
を行い、或いは、例えば図8中の矢印にて示す範囲のY
e、Cy、Mg、Gの各画素を加えた信号を相関検出用
の信号として相関検出を行うようにしている。以下、図
7に示すようにG画素とMg画素を加えて相関検出を行
うことを第1の相関検出方法と呼び、図8に示すように
Ye、Cy、Mg、Gの各画素を加えて相関検出を行う
ことを第2の相関検出方法と呼ぶことにする。なお、こ
の第3の実施の形態において、実際の補間画素及び補間
演算については前記第1の実施の形態にて説明した簡単
な水平、垂直、斜め方向の場合と同様である。
【0060】ここで、当該第3に実施の形態において、
上記第1と第2の相関検出方法は共にMg画素とG画素
を扱い、これらMg画素とG画素の信号を加えて得られ
る相関検出用信号の分光特性は一致する。すなわち、前
述した実施の形態では、相関検出時に使用するG画素、
Mg画素の信号の分光特性が違うため、水平、垂直、斜
め方向の補間処理選択時のレベルもこれに伴いG画素、
Mg画素で違う設定をしなければならなかったが、当該
第3の実施の形態では、G画素とMg画素を加えるよう
にしているため、相関検出時の判断レベルを別々に設定
にする必要がない。言い換えると、この第3の実施の形
態では、図7及び図8に示したように、各画素の相関判
断時の相関検出用信号の分光特性を揃えることにより、
相関検出レベル設定を容易にすることが可能になる。
【0061】例えば、第1の相関検出方法を例に挙げ、
水平、垂直方向だけの補間処理の選択を行う場合、その
選択は一例として以下のようになされる。例えば、 G1Ja=(Mg5+2×G1+Mg1)/4 G2Ja=(Mg6+2×G2+Mg2)/4 G3Ja=(Mg2+2×G3+Mg3)/4 G4Ja=(Mg7+2×G4+Mg4)/4 とすると、この時、相関検出のために、 |G2Ja−G3Ja|−|G1Ja−G4Ja| の計算行い、この計算結果の値が正の値であったなら
は、 Ghokan=(G1+G4)/2 の演算により垂直方向の補間とし、一方、上記相関検出
のための計算結果の値が負の値あったならば、 Ghokan=(G2+G3)/2 の演算により水平方向の補間とする。
【0062】またさらに、Mg、Gの4つの画素値の平
均値を使って、水平、垂直だけでなく斜め方向の補間処
理を行う場合は、以下のようになされる。例えば、斜め
方向の補間値(レベル)を1つ、Jlevとして設定し、 |G1Ja−G4Ja|−|G2Ja−G3Ja|<−Jlev の関係が成り立てば、 Ghokan=(G1+G4)/2 の演算により垂直方向の補間とし、一方で、 |G1Ja−G4Ja|−|G2Ja−G3Ja|>Jlev の関係が成り立てば、 Ghokan=(G2+G3)/2 の演算により水平方向の補間とし、さらに、それら関係
のどちらも成り立たない場合は、 Ghokan=(2*(G2+G3)+(G1+G4))/6
(平均) の演算により斜め方向の補間とする。
【0063】上述したように、Mg画素とG画素の信号
を加えた相関検出用信号を使用して相関検出を行い、そ
の検出結果に応じて補間処理の選択を行う、第3の実施
の形態の解像度改善検出補間回路23の具体的な構成例
を図9に示す。
【0064】この図9において、加算器31ではG2と
G3画素の信号を加算し、加算器32ではG1とG4の
画素の信号を加算する。加算器31の加算出力は1/2
倍演算器44と2倍演算器41に送られ、加算器32の
加算出力は加算器42と1/2倍演算器46に送られ
る。1/2倍演算器44では加算器31の加算出力を1
/2倍し、2倍演算器41では加算器31の加算出力を
2倍し、1/2倍演算器46では加算器32の加算出力
を1/2倍する。加算器42では2倍演算器41の出力
と加算器32の出力とを加算し、その加算出力を1/6
演算器45に送る。1/6演算器45では加算器42の
加算出力を1/6倍する。1/2倍演算器44と、1/
6倍演算器45と、1/2演算器46の各出力は、それ
ぞれ選択器47に送られる。
【0065】また、加算器33ではG1とMg1とMg
5画素の信号を加算してその加算結果を減算器37に送
り、加算器34ではG4とMg4とMg7画素の信号を
加算してその加算結果を減算器37に送る。加算器35
ではG2とMg2とMg6画素の信号を加算してその加
算結果を減算器38に送り、加算器36ではG3とMg
2とMg3画素の信号を加算してその加算結果を減算器
38に送る。減算器37では加算器33と34の加算出
力の差分を求めてその差分結果を絶対値化器39に送
り、減算器38では加算器35と36の加算出力の差分
を求めてその差分結果を絶対値化器40に送る。絶対値
化器39では減算器37の減算出力の絶対値を求めてそ
の絶対値出力を減算器43に送り、絶対値化器40では
減算器38の減算出力の絶対値を求めてその絶対値出力
を減算器43に送る。当該減算器43では、絶対値化器
39と40の絶対値出力の差分を求めてその差分結果を
比較器48に送る。また、当該比較器48には、前記斜
め方向の補間値(レベル)として設定した値Jlevが送
られ、これらの比較結果が選択器47に送られる。
【0066】選択器47では、比較器48からの比較結
果に応じて、1/2倍演算器44と1/6倍演算器45
と1/2演算器46の各出力の何れかを選択し、この選
択出力が補間値Gとして出力される。
【0067】この図9の例のように、解像度改善検出補
間回路23を、水平方向と垂直方向の相関の差分をその
レベルから補間方向を選ぶような回路構成にすれば、小
規模な回路での補間が実現可能となる。
【0068】その他の例として、上記例の様に、水平方
向、垂直方向、斜め方向での3つの補間だけでなく、更
に細かい補間を行うためには、得られた水平方向、垂直
方向の相関データ比を取り、その結果から垂直方向、水
平方向の加算割合を決定する方法等が考えられる。
【0069】図10には、このように更に細かい補間を
行う場合の、解像度改善検出回路の構成例を示す。な
お、この図10の各構成要素のうち、図9と同じ構成要
素にはそれぞれ同一の指示符号を付してその説明は省略
する。
【0070】この図10において、加算器31からの加
算出力は水平方向の補間値Ghとして乗算器53に送ら
れ、加算器32の加算出力は垂直方向の補間値Gvとし
て乗算器54に送られる。
【0071】また、絶対値化器39からの絶対値出力D
iffVは除算器52と加算器51に送られ、絶対値化器4
0からの絶対値出力DiffHは加算器51に送られる。加
算器51では絶対値出力DiffVと絶対値出力DiffHを加
算しその加算出力(DiffV+DiffH)を除算器52に送
る。除算器52では絶対値化器39からの絶対値出力D
iffVを加算器51からの加算出力(DiffV+DiffH)で
除算し、その除算値α=(DiffV/(DiffV+Diff
H))と1−αの値を出力する。除算値αは乗算器53
に送られ、値(1−α)は乗算器54に送られる。
【0072】乗算器53では加算器31からの補間値G
hと除算器52からの除算値αを乗算し、してその乗算
出力(α×Gh)を加算器55に送り、乗算器54では
加算器32からの補間値Gvと除算器52からの値(1
−α)を乗算してその乗算出力(1−α)Gvを加算器
55に送る。加算器55では、乗算器53からの乗算出
力(α×Gh)と乗算器54からの乗算出力(1−α)
Gvを加算する。この加算器55の加算出力(α×Gh+
(1−α)Gv)が補間値Gとして出力される。
【0073】なお、第2の相関検出方法における画素選
択の場合も、図8で示されているYe、Cy、Mg、G
の各画素の加算結果から、上記例と同様に判断、処理す
れば補間検出と補間処理が実現できる。
【0074】上述したように、本実施の形態の補色カメ
ラシステムにおいては、補色系コーティングが施された
画素配列のCCD等の撮像デバイスからの読み出し信号
に対して、近辺の他色を画素補間することにより、輝度
信号の解像度を改善することが可能となっている。ま
た、近辺の他色を画素補間する時に、全画素でなく一部
の画素に対して画素補間することにより、解像度を改善
することができる。
【0075】本実施の形態の補色カメラシステムにおい
ては、Ye、Cy、Mg、G(2×4)補色市松画素配
列の撮像デバイスからの全画素独立読み出し信号に対し
て、Mg、G画素に対してだけ画素補間することによ
り、解像度の改善をすることができる。また、画素補間
する場合に、補間すべき色の情報だけでなく、幾つかの
他色の画素情報を用いて補間検出を行うことにより、精
度の良い補間検出をすることができる。さらに、画素補
間する場合に、Ye、Cy、Mg、Gの全画素情報を用
いて補間検出を行うことにより、誤差検出が無く精度の
良い補間検出をすることができる。
【0076】本実施の形態の補色カメラシステムにおい
ては、補色市松画素配列の撮像デバイスからの読み出し
信号に対して補間検出を行う場合、水平方向、垂直方向
の画素レベル差分の大小関係を用いて補間方法を決定す
ることにより、少ない回路規模で精度の良い補間ができ
る。
【0077】上記の様に、本実施の形態の補色カメラシ
ステムによれば、補色市松画素配列の撮像デバイスに対
して処理を行うことにより、1個の補色市松CCDから
2画素混合、全画素の両読み出し方式それぞれに対し
て、最適な信号処理対応ができる。例えば、動画の時は
2画素混合読み出しで信号処理を行い、静止画の時は全
画素独立読み出しで信号処理するような場合、それぞれ
に最適な信号処理が一つのシステムで実現できる。
【0078】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
おいては、撮像手段からの読み出し信号に対してそれぞ
れ近傍の他色を画素補間することにより、輝度信号の解
像度を改善することができ、したがって水平、垂直方向
の解像度のみならず、斜め方向の解像度を高めることが
可能になる。また、撮像手段からの読み出し信号に対し
てそれぞれ近傍の他色を画素補間するとき、一部の画素
に対して画素補間を行うことにより、解像度を改善する
ことができる。
【0079】また、本発明においては、撮像手段は格子
状に配列された各画素に対してイエロー、シアン、マゼ
ンタ、グリーンの補色系コーティングが市松状に施され
てなり、撮像手段からの全画素独立の読み出し信号に対
して、マゼンタ、グリーンの画素に対してのみ画素補間
を行うことにより、解像度の改善をすることができる。
または、撮像手段からの全画素独立の読み出し信号に対
して画素補間をする際に、補間すべき色の情報と同時に
複数の他色の画素の情報を用いて補間検出を行うことに
より、精度の良い補間検出をすることができる。或い
は、撮像手段からの全画素独立の読み出し信号に対して
画素補間をする際に、イエロー、シアン、マゼンタ、グ
リーンの全画素情報を用いて補間検出を行うことによ
り、誤差検出が無く精度の良い補間検出をすることがで
きる。
【0080】さらに、本発明においては、補間検出を行
う際に、水平方向、垂直方向の画素レベル差分の大小関
係を用いて補間方法を決定することにより、少ない回路
規模で精度の良い補間ができる。
【0081】このようなことから、本発明によれば、撮
像手段からの2画素混合読み出し方式、或いは全画素の
両読み出し方式のそれぞれに対して、最適な信号処理対
応ができ、したがって、例えば動画の時には2画素混合
読み出しで信号処理を行い、例えば静止画の時には全画
素独立読み出しで信号処理するようなことができ、それ
ぞれに最適な信号処理を一つのシステムで実現可能であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1,第3の実施の形態の補色カメラ
システムの概略構成を示すブロック回路図である。
【図2】全画素独立読み出しコーティングパターンの例
を示す図である。
【図3】解像度改善検出補間回路にて扱う画素列を示
し、Mg画素に対してG画素を補間する場合の相関検出
の説明に用いる図である。
【図4】解像度改善検出補間回路にて扱う画素列を示
し、Ye画素に対してCy画素を補間する場合の相関検
出の説明に用いる図である。
【図5】補色コーティング分光特性例を示す特性図であ
る。
【図6】本発明の第2の実施の形態の補色カメラシステ
ムの概略構成を示すブロック回路図である。
【図7】第1の相関検出方法の説明に用いる図である。
【図8】第2の相関検出方法の説明に用いる図である。
【図9】Mg画素とG画素の信号を加えた相関検出用信
号で相関検出を行い、その検出結果に応じて補間処理の
選択を行う、第3の実施の形態の解像度改善検出補間回
路の具体的な構成例を示す回路図である。
【図10】水平、垂直、斜め方向での3つの補間だけで
なく、更に細かい補間を行う場合の解像度改善検出回路
の構成例を示す回路図である。
【図11】従来の補色カメラシステムにおける2画素混
合読み出し時の輝度信号処理の構成例を示すブロック回
路図である。
【図12】従来の補色カメラシステムにおける全画素独
立読み出し時の輝度信号処理の構成例を示すブロック回
路図である。
【符号の説明】 1 入力端子、 2〜8 1ラインディレイ回路、
9,21,23 解像度改善検出補間回路、 10 V
フィルタ、 11 1/4Hフィルタ、 121/2H
フィルタ、 13 垂直方向ローパスフィルタ、 14
〜16 乗算器、 17,18 加算器、 19 ガン
マ補正回路、 20 出力端子、 22水平方向ローパ
スフィルタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5C065 AA01 BB10 BB12 BB48 CC01 DD02 DD17 EE05 EE07 EE08 GG01 GG02 GG13 GG21 GG22 GG23

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 補色系コーティングが施された画素を配
    列してなる撮像手段からの読み出し信号を処理する画像
    信号処理装置において、 上記撮像手段からの読み出し信号に対して、それぞれ近
    傍の他色を画素補間する補間手段を有することを特徴と
    する画像信号処理装置。
  2. 【請求項2】 上記補間手段は、上記撮像手段からの読
    み出し信号に対してそれぞれ近傍の他色を画素補間する
    とき、一部の画素に対して画素補間を行うことを特徴と
    する請求項1記載の画像信号処理装置。
  3. 【請求項3】 上記撮像手段は、格子状に配列された各
    画素に対してイエロー、シアン、マゼンタ、グリーンの
    補色系コーティングが市松状に施されてなり、 上記補間手段は、当該撮像手段からの全画素独立の読み
    出し信号に対して、マゼンタ、グリーンの画素に対して
    のみ画素補間を行うことを特徴とする請求項1記載の画
    像信号処理装置。
  4. 【請求項4】 上記撮像手段は、格子状に配列された各
    画素に対してイエロー、シアン、マゼンタ、グリーンの
    補色系コーティングが市松状に施されてなり、 上記補間手段は、上記撮像手段からの全画素独立の読み
    出し信号に対して画素補間をする際に、補間すべき色の
    情報と同時に複数の他色の画素の情報を用いて補間検出
    を行うことを特徴とする請求項1記載の画像信号処理装
    置。
  5. 【請求項5】 上記撮像手段は、格子状に配列された各
    画素に対してイエロー、シアン、マゼンタ、グリーンの
    補色系コーティングが市松状に施されてなり、 上記補間手段は、上記撮像手段からの全画素独立の読み
    出し信号に対して画素補間をする際に、イエロー、シア
    ン、マゼンタ、グリーンの全画素情報を用いて補間検出
    を行うことを特徴とする請求項1記載の画像信号処理装
    置。
  6. 【請求項6】 上記補間手段は、上記補間検出を行う際
    に、水平方向、垂直方向の画素レベル差分の大小関係を
    用いて補間方法を決定することを特徴とする請求項4記
    載の画像信号処理装置。
  7. 【請求項7】 上記補間手段は、上記補間検出を行う際
    に、水平方向、垂直方向の画素レベル差分の大小関係を
    用いて補間方法を決定することを特徴とする請求項5記
    載の画像信号処理装置。
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