JP2000307144A - 太陽電池アレイ、その修繕方法及び太陽電池発電システム - Google Patents

太陽電池アレイ、その修繕方法及び太陽電池発電システム

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JP2000307144A JP11115605A JP11560599A JP2000307144A JP 2000307144 A JP2000307144 A JP 2000307144A JP 11115605 A JP11115605 A JP 11115605A JP 11560599 A JP11560599 A JP 11560599A JP 2000307144 A JP2000307144 A JP 2000307144A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 限られた太陽電池モジュール設置可能エリア
において、太陽電池アレイ全体の出力電力を効率良く得
ることができ、また、デザイン上好ましい構成が可能で
ある設計自由度の高い太陽電池アレイを提供する。 【解決手段】 電流定格の異なる太陽電池モジュールを
少なくとも一つ電気接続した太陽電池ストリングを、少
なくとも一つ含むことを特徴とする太陽電池アレイ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は太陽電池アレイ及び
該太陽電池アレイを用いた太陽電池発電システムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】地球環境問題が深刻化するなかで、火力
発電、原子力発電などのように有害な副産物を生成する
というようなことのないクリーンエネルギーとして、太
陽光エネルギーは近年、非常に注目されるようになっ
た。最近では、一般住宅向け太陽光発電系統連系システ
ムが従来より安価になってきており、今後益々の普及が
期待されている。
【0003】太陽光発電システムを構築する場合には、
太陽電池モジュールの特性に応じて所望の電圧が得られ
るように太陽電池モジュールを電気的に接続して太陽電
池ストリングを構成し、所望の出力容量が得られるよう
に太陽電池ストリングを並列に接続し、太陽電池アレイ
を構成する。
【0004】系統連系システムでは、太陽電池の出力先
である系統連系インバータの入力電圧に応じて、太陽電
池モジュールの直列数の選択可能範囲が決まる。これら
を基に、所望の容量が得られるように、太陽電池モジュ
ールの直列数と太陽電池ストリングの並列数を決定し、
太陽電池アレイを構成していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、現状の日本
の住宅事情を省みると、太陽電池で発電された電気を系
統連系で売電する発電容量が、買電する電力容量より多
くなる発電量が期待出来る太陽電池設置面積を屋根に持
っている住宅は非常に少ないと言わざるを得ない状況に
ある。その為、太陽電池アレイを設置する屋根スペース
には余すところ無く太陽電池を設置したいが、太陽電池
モジュールの形状や大きさによる制約や、太陽電池特性
による制約、インバータの入力電圧による制約等があ
り、なかなか所望の電力を得られる太陽電池アレイを効
率良く構成できない状況にある。
【0006】今、仮に上記のような事情を抱える一般住
宅の例として、図1のような住宅の屋根に太陽電池モジ
ュールを設置することを考える。使用する太陽モジュー
ルは、図5に示す開放電圧は2V、短絡電流は5Aの縦
葺型モジュールAタイプとする。
【0007】図2のように縦葺Aタイプ太陽電池モジュ
ールを上記屋根へ設置する場合について考える。
【0008】インバータの入力電圧範囲は限定されてお
り、太陽電池モジュールの特性から、選択可能な直列数
は15から20の範囲に限定されてしまう。その結果、
実際に設置可能な太陽電池モジュールの枚数は、15、
16、17、18、19、20のいずれかの倍数を選択
せざるをえなくなる。これより、最大設置可能な太陽電
池モジュールは16直列の太陽電池ストリング×3並列
=48枚となる。
【0009】しかし、この屋根の太陽電池設置可能面積
は横8.4m×縦6m=50.4m2であるが、Aタイ
プモジュールの外寸は500mm×2mである為、縦方
向は3枚並べると丁度収まるが、横方向は0.5m×1
6=8mとなり、0.4m余る為、余剰スペース101
が発生する。
【0010】その結果、この余剰スペース101には太
陽電池モジュールを設置することが出来ず、通常、該ス
ペースには非太陽電池モジュールを設置する。
【0011】通常は、これらの余剰スペースには、太陽
電池モジュールと同じ形状で太陽電池セルが使用されて
いないダミーモジュールや、同形状の金属等の一般屋根
材が設置されるが、太陽電池モジュールとの外観上の違
いが出易く、屋根のデザイン上好ましくないことや、せ
っかくの太陽電池モジュール設置可能スペースを無駄に
する為、限られたスペースにおいて、発電量が十分に利
用できないという問題があった。
【0012】本発明の目的は、電流定格の異なるモジュ
ールを組み合わせた太陽電池ストリングを配置すること
で、限られた太陽電池モジュール設置可能エリアにおい
て、太陽電池アレイ全体の出力電力を効率良く得ること
ができ、また、デザイン上好ましい構成が可能である設
計自由度の高い太陽電池アレイ構成方法を提供すること
にある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する為
に、本発明者らは電流定格の異なる太陽電池モジュール
を少なくとも一つ配置した太陽電池アレイを構成し、太
陽電池アレイの出力電力を最大電力追従装置を搭載した
電力変換手段を介して負荷に電力供給する太陽電池発電
システムとしたことで、限られた設置面に設置する太陽
電池アレイにおいて、全体としての発電量を向上するこ
とができることを発見した。
【0014】本発明によれば、例えば図2のように、こ
れまでは縦葺Aタイプ太陽電池モジュールでは48枚し
か設置できなかったが、上記の本発明の手段を用いて太
陽電池アレイ構成を検討すると、従来Aタイプモジュー
ル48枚に加えて、図3に示すように、幅の狭いBタイ
プモジュール(図5)を余剰スペースに設置することが
できる。
【0015】このように、Aタイプ、Bタイプという同
じ縦葺型モジュールではあるが、電流定格、セル面積、
モジュール面積の異なる太陽電池モジュールを直列接続
することで、太陽電池モジュール設置可能面に無駄な余
剰スペースを作ることなく設置することが可能となり、
屋根面全体に太陽電池モジュールを設置できることによ
り、非常に設計自由度が上がると共に、デザイン上や外
観上非常に優れ、且つ、出力も増加する。
【0016】また、建材一体型太陽電池モジュールを使
用することで、より多くの面積に設置可能で、デザイン
性を重視した外観上優れた太陽電池アレイを設計するこ
とも可能となることに加え、架台等を予め設置する必要
が無く、直接太陽電池モジュールを設置できることによ
り、施工性に非常に優れる。
【0017】更に、太陽光受光の観点から、屋根面に設
置することでより多くの日射を得ることが出来る。加え
て、デザイン性の優れた太陽電池アレイ設計が可能であ
る為、非常にデザイン性の高い屋根とすることができ
る。
【0018】また、日射量、温度等によって太陽電池ア
レイの出力がかなり変動するが、太陽電池アレイの動作
点電圧や動作点電流を変動させて、変動させた時の電力
変動を調べて、太陽電池アレイの最大電力または最大電
力近傍の動作点を追尾する最大電力追従制御、所謂MP
PT制御を行う最大電力追従装置を電力変換装置内に搭
載した太陽光発電システムとすることで、常に太陽電池
アレイの最大出力を得ることが出来る。
【0019】本発明は、本発明者らの研究から得られた
以下の知見によるものである。
【0020】一般的な太陽電池の特性とは、一般的に図
6に示すように電流(I)−電圧(V)特性で表わされ
る。縦軸との交点の電流値が短絡電流(Isc)、横軸
との交点の電圧値が開放電圧(Voc)である。太陽電
池のI−V特性はI−V線中のどの点で動作するかは負
荷の持つ抵抗値によって決まることになる。図6中の数
本の直線は、いくつかの抵抗(R1,R2、R3)に対
応する動作点を示し、その時の動作電流をIop、動作
電圧をVopと呼ぶ。
【0021】各動作点での電流値(Iop)と電圧値
(Vop)の積が、その負荷に供給される電力であるか
ら、ある動作点(R2)での電力値(Pop)は図6中
に斜線で示す四角形の面積で表わされる。
【0022】曲線の各点に対応する電力値を、電圧関数
として表わすと図7のようになり、ある動作点で電力値
は最大となる。この最大値が一定の照度下で負荷に供給
し得る最大電力(Pmax)と呼び、Pmaxに対応す
る電流値と電圧値をそれぞれ最適動作電流(Imp)、
最適動作電圧(Vmp)と呼ぶ。
【0023】一般的に、これらのI−V特性に関する諸
特性値は、AM1.5、100mV/cm2、25℃の
条件下での値として示される。
【0024】ここで、太陽電池特性の異なる太陽電池ス
トリングを組み合わせて太陽電池アレイを構成すると、
IVカーブのマッチングが取れないことによる出力の低
下、所謂「IVミスマッチ損失」が生じる。その為、こ
れまで太陽電池アレイを構成する場合、出力特性の同じ
太陽電池モジュールを直列接続して太陽電池ストリング
を構成し、出力特性の同じ太陽電池ストリングを並列接
続していた。
【0025】しかし、太陽電池特性の異なる太陽電池ス
トリングを組み合わせて太陽電池アレイを構成し、各太
陽電池ストリングの最適動作電圧のずれが比較的小さい
ような場合では、太陽電池アレイの最適動作電圧が各太
陽電池ストリングの最適動作電圧の間に位置する。その
為、各太陽電池ストリングの最適動作電圧から見た太陽
電池アレイの最適動作電圧に対する電圧ずれ量は、各太
陽電池ストリング間の電圧ずれより小さくなる。よっ
て、IVミスマッチによる電力低下は実用上問題の無い
レベルに抑えられる。
【0026】特に、各太陽電池ストリングの最適動作電
圧のずれが小さい場合は、太陽電池アレイの電圧(V)
−電力(P)特性曲線がピークを一つだけ有する。その
為IVミスマッチ損失がより抑えられ、電力低下は殆ど
無く、効率の非常に高い太陽電池アレイを構成できる。
【0027】更に、最大電力追従装置を搭載した電力変
換装置を介して負荷に電力を供給するシステムにしたこ
とにより、常に太陽電池アレイとして最大出力を得るこ
とが出来る。
【0028】例えば、図8に示すように、開放電圧が1
V,短絡電流が1Aという標準の太陽電池モジュールを
使用する太陽電池アレイに、開放電圧が1V,短絡電流
が0.5Aという電流定格の低い太陽電池モジュールを
組み込んだ太陽電池アレイについて考える。
【0029】まず、1V、1Aの太陽電池モジュールを
5モジュールと1V,0.5Aの太陽電池モジュールを
2モジュール直列接続した太陽電池ストリングIと、1
V、1Aの太陽電池モジュールを7モジュール直列接続
した太陽電池ストリングIIを並列接続した太陽電池ア
レイ(a)の場合、太陽電池アレイ(a)全体の電圧
(V)−電力(P)特性は図9のようになる。
【0030】この時の太陽電池ストリングIの最適動作
電圧は3.2719V、太陽電池ストリングIIの最適
動作電圧は5.1864Vであるから、各太陽電池スト
リング間の電圧ずれは1.9145Vと非常に大きい。
また太陽電池アレイ(a)の最適動作電圧は5.390
0Vであるから、太陽電池アレイ(a)と太陽電池スト
リングI、太陽電池ストリングIIのそれぞれの最適動
作電圧との「電圧ずれ量」は、各々2.1181V、
3.4755Vであり、太陽電池アレイ(a)と各スト
リングの「電圧ずれ量」が非常に大きい太陽電池アレイ
である。なお、最大電力は6.9106Wである。
【0031】この時のIVミスマッチ損失は14.38
3%と非常に大きく、効率の非常に悪い太陽電池アレイ
構成となっている。
【0032】もう一つの例として、Voc=1V、Is
c=1Aの標準太陽電池モジュールを5モジュールに、
Voc=1V,Isc=0.9Aという電流定格の小さ
い太陽電池モジュールを2モジュール直列接続した太陽
電池ストリングIIIと、1V、1Aの太陽電池モジュ
ールを7モジュール直列接続した太陽電池ストリングI
Vを並列接続した太陽電池アレイ(b)の場合、太陽電
池アレイ(b)全体の電圧−電力特性は図11のように
なる。
【0033】この時の太陽電池ストリングIIIの最適
動作電圧は5.2344V、太陽電池ストリングIVの
最適動作電圧は5.1864Vであるから、各太陽電池
ストリング間の電圧ずれは0.048Vと非常に小さく
抑えられている。また太陽電池アレイ(b)の最適動作
電圧は5.2220Vであるから、太陽電池アレイ
(b)と太陽電池ストリングIII、太陽電池ストリン
グIVの最適動作電圧との「電圧ずれ量」は、各々0.
0124V、0.0356Vである。なお、最大電力は
8.5224Wである。
【0034】この時のIVミスマッチ損失は0.535
%と非常に小さく抑えられ、非常に効率の良いアレイ構
成であることが分かる。
【0035】上述の2つの例を比較すると、太陽電池ア
レイ(a)より太陽電池アレイ(b)の方が、「電圧ず
れ量」は非常に小さく、IVミスマッチ損失が非常に小
さく抑えられ、非常に効率が良い太陽電池アレイ構成で
あることが分かる。
【0036】このように、電力ピークを一つにする範囲
内で太陽電池アレイを構成することで、設置される太陽
電池モジュールの電流定格の違いをアレイ構成の制約か
ら外すことが出来、セル面積やモジュール面積の異なる
デザイン上好ましい太陽電池を設置できる。この方法
は、特に電流定格の小さいものを太陽電池アレイに組み
込む場合にIVミスマッチ損失を小さくし、アレイ全体
の出力電力をより効率良く発生させる為に有効である。
【0037】また、フィルファクター(F.F.)の低
い太陽電池の場合、例えばアモルファスシリコン太陽電
池であれば、最適動作点付近でのIP特性曲線の形状が
なだらかであり、特に電力低下が抑制され、より適して
いる。
【0038】更に、電流定格の異なる太陽電池モジュー
ルを同一太陽電池アレイに設置できることにより、太陽
電池アレイ設置面に余剰スペースを発生させず、可能な
限り設置面に太陽電池を設置可能である。また、屋根材
一体型太陽電池などの建材一体型太陽電池の場合、太陽
電池設置可能面の全体に太陽電池モジュールを設置で
き、特に好ましい。
【0039】
【発明の実施の形態】以下に本発明の太陽電池アレイ及
びその太陽電池アレイを利用した太陽光発電システムの
実施態様例について説明する。尚、本発明はこの例に限
られるものではない。
【0040】図12〜14を用いて、本発明の太陽電池
アレイ構成についての一例を示す。
【0041】図12は、ある住宅の屋根面(太陽電池設
置可能エリア縦6m×横7m)に太陽電池アレイ5−1
を設置した上面図である。ここで使用する縦2m×横2
mのアルミフレーム付き結晶系太陽電池モジュール
(i)では、12枚設置可能なエリアがあるが、縦6m
×横1mの余剰スペース501が生じる。
【0042】本発明によれば、図13に示すように、そ
の余剰スペース501にモジュール面積の異なる縦2m
×横1mのアルミフレーム付き結晶系太陽電池モジュー
ル(ii)を3枚を設置することにより、合計で15枚
設置することが可能となり、太陽電池アレイ5−2を構
成できる。なお、太陽電池モジュール(i)と太陽電池
モジュール(ii)は太陽電池モジュール面積が異なる
だけではなく、電流定格、セル面積、セルの電気特性も
異なるモジュールである。
【0043】このように、電気特性の異なる太陽電池モ
ジュール(i)と太陽電池モジュール(ii)とを直列
接続して太陽電池ストリングを構成し、それらを並列接
続した太陽電池アレイを設置することにより、太陽電池
モジュール設置可能エリア全てに太陽電池モジュールが
設置できた構成となっている。
【0044】次に図14に本発明が適用される太陽光発
電システムの構成の一例を上記太陽電池アレイ5−2を
例にとって示す。
【0045】所望の電圧が得られるように太陽電池モジ
ュールを電気接続して太陽電池ストリングを構成し、所
望の出力容量が得られるように太陽電池ストリングを並
列接続して太陽電池アレイ5−2を構成する。
【0046】太陽電池アレイ5−2内の個々の太陽電池
ストリングの出力電力は日射量や各ストリングの特性差
に起因する逆電流を防止するブロッキングダイオードを
介して接続箱505で集められ、更に最大電力追従装置
を搭載した電力変換装置506を介して、常に太陽電池
アレイ5−2としての最大電力が負荷507に供給され
る。負荷507として、電熱負荷や電動機負荷、或いは
商用交流系統、及びそれらの組み合わせがある。
【0047】(太陽電池)本発明の太陽電池アレイに使
用される太陽電池は特に限定はなく、シリコン半導体と
しては単結晶シリコン半導体、多結晶シリコン半導体、
微結晶シリコン半導体、アモルファスシリコン半導体等
が使用出来、化合物半導体としては、III−V族化合
物半導体、II−VI族化合物半導体、I−III−V
I族化合物半導体等が使用できる。
【0048】(太陽電池モジュール)本発明の太陽電池
モジュールの形態として特に限定はなく、瓦棒葺きタイ
プや横葺タイプ等の建材一体型、交換可能型、着脱可能
型や、従来からあるアルミフレーム付きタイプ等様々な
形態がある。
【0049】なお、ここで言う建材一体型太陽電池モジ
ュールとは既設屋根上に架台等を設置し、その上に太陽
電池モジュールを載せるタイプではなく、太陽電池モジ
ュール自身が屋根材の機能を果たし、且つ太陽電池の機
能を持ち合わせるものである。従って、上記太陽電池モ
ジュールは屋根としての機能を兼ねることができるた
め、トータルコストを安くすることができ、また、外観
上も従来の屋根と同様の形状に加工することができるた
め、既存の建築物との違和感が無く、且つデザイン自由
性を高くすることができる。
【0050】また着脱可能型、交換可能型太陽電池モジ
ュールとは、一度アレイを設置した後、故障が発生し、
故障した太陽電池モジュールを取り外して、新しい太陽
電池モジュールに容易に交換が可能なタイプを言い、一
枚毎の交換が可能である為メンテナンス性に優れる。
【0051】(太陽電池ストリング)本発明の太陽電池
ストリングとは、所望の電圧・電流値を得る為に、前記
太陽電池モジュールが直並列に接続された一群を言う。
【0052】(太陽電池アレイ)本発明の太陽電池アレ
イとは、所望の電圧・電流値を得る為に、前記太陽電池
ストリングが並列に接続され、まとめられた全体を言
う。
【0053】なお、一般的に、太陽電池モジュールを単
にモジュール、太陽電池ストリングを単にストリング、
太陽電池アレイを単にアレイと呼ぶ場合もある。
【0054】(バイパスダイオード)太陽電池モジュー
ルにはパーシャルシェイドを想定し、ある太陽電池セル
や太陽電池モジュールが陰になることで、他の太陽電池
セルや太陽電池モジュールの電流より極端に電流が低下
した場合に太陽電池セルに逆バイアスがかかることを防
ぐ為に、バイパスダイオードが太陽電池に設けられてい
る。
【0055】本発明のバイパスダイオードの種類として
は、亜酸化銅整流器、セレン整流器、点接触ダイオー
ド、ボンド形ダイオード、合金(アロイ)形接合ダイオ
ード、拡散形接合ダイオード、成長形接合ダイオード等
が限定なく適用可能である。
【0056】(ブロッキングダイオード)パーシャルシ
ェイド等の日射量条件等により複数の太陽電池ストリン
グの夫々の電圧が極端に異なる場合、極端に電圧の低い
太陽電池ストリングに逆流が流れようとすることがあ
る。その逆流を防ぐ為に各太陽電池ストリングにブロッ
キングダイオードが接続箱内に設けられている。
【0057】本発明のブロッキングダイオードの種類と
しては、亜酸化銅整流器、セレン整流器、点接触ダイオ
ード、ボンド形ダイオード、合金(アロイ)形接合ダイ
オード、拡散形接合ダイオード、成長形接合ダイオード
等が限定なく適用可能である。
【0058】(設置面)本発明における設置面は特に限
定はなく、太陽電池設置可能な面、場所全てを言う。具
体的には、下地材・屋根板・瓦等を含む屋根(軒・棟・
ケラバ等、屋根の各個所を含む)、外壁、ベランダ、バ
ルコニー、カーポート、防音壁、或いは太陽電池専用架
台等、太陽電池モジュールを設置可能な所全てである
が、太陽光有効利用の観点から、特に好ましくは屋根面
である。
【0059】(電力変換装置)電力変換装置として特に
限定はなく、パワートランジスタ、パワーMOSFE
T、IGBT、GTO等の自己消弧型スイッチングデバ
イスを用いたDC/DCコンバータ、自励式DC/AC
インバータ等がある。この電力変換装置は、ゲートパス
のON/OFFを制御することで電力潮流、入出力電
圧、出力周波数等を制御できる。
【0060】(最大電力追従装置)太陽電池アレイは、
日射、気温等の様々な条件により、各太陽電池ストリン
グの発電量が異なる。それによって、各太陽電池ストリ
ングの発電量の割合の違いにより太陽電池アレイの最大
出力動作電圧は変化するが、太陽電池アレイの出力が最
大になるように、太陽電池アレイの動作点を制御する為
の装置であり、通常電力変換装置内に搭載されている。
また、最大電力追従させることをMPPT制御と呼び、
その装置をMPPT制御装置とも呼ぶ。
【0061】(接続箱)各太陽電池ストリングの電流を
集電し、電力変換装置に供給する装置である。
【0062】
【実施例】以下に本発明の太陽電池アレイ及びその太陽
電池アレイを利用した太陽光発電システムの実施例につ
いて説明する。尚、本発明はこの例に限られるものでは
ない。
【0063】(実施例1)本発明の太陽電池アレイ構成
及びアレイの出力特性についての一例を示す。
【0064】図1は本発明の太陽電池アレイを設置する
屋根を備えた一般住宅の斜視概念図であり、図2は従来
の設置方法による太陽電池アレイ1を配置した前記屋根
南面の概念図、図3は本発明による手段を用いて設置し
た太陽電池アレイ2を配置した前記屋根南面の概念図、
図4は図3の太陽電池アレイ2とそれを構成する各太陽
電池ストリングの出力特性を示すグラフ、図5は、図2
及び図3の太陽電池アレイを構成する太陽電池モジュー
ルの概念図を示している。
【0065】図1に示す屋根南面は、縦6m×横8.4
m=50.4m2の太陽電池モジュール設置可能面を有
している。
【0066】ここで、図2に示す従来の設置方法による
太陽電池アレイ構成を考える。
【0067】上記屋根南面に、働き幅500mm×長さ
2m(定格出力60W)の縦葺型アモルファスシリコン
太陽電池モジュールAタイプを設置する場合、縦に3
段、横に16枚の合計48枚が設置可能である。使用す
るインバータの入力電圧範囲が250〜350Vである
場合、前記太陽電池モジュールの電圧を考慮すると、
「Aタイプモジュール16直列×3並列」で48枚が設
置でき、2880Wの定格出力が得られる。しかし、こ
の場合、太陽電池モジュールが設置できない余剰スペー
ス101が発生する。
【0068】次に、図3に示すように、本発明の手段を
用い、Aタイプモジュールだけではなく、電流定格、セ
ル面積、モジュール面積の異なるBタイプモジュール
(働き幅400mm×長さ2m、定格出力54W)を余
剰スペース101に配置する。このように、Aタイプモ
ジュール48枚に加え、Bタイプモジュール3枚を追加
して設置することができる。これらのAタイプモジュー
ルとBタイプモジュールを電気接続して同一太陽電池ス
トリングとすることによって、「(Aタイプモジュール
16直列+Bタイプモジュール1直列)×3並列」とで
き、合計51枚の太陽電池モジュールが設置できる。な
お、夫々の太陽電池ストリングの電圧はインバータの入
力電圧範囲に入っている。その結果3042Wの定格出
力を得ることが出来る。
【0069】さて、Bタイプモジュールは、Aタイプモ
ジュールと同形状の縦葺型モジュールであるが、Aタイ
プモジュールに対してセル面積は90%、モジュール面
積は80%である。Aタイプ及びBタイプモジュールの
それぞれの短絡電流(Isc)は、夫々5A及び4.5
Aである。また、開放電圧(Voc)はいずれも20V
が定格値である。これらの定格値を用い、ある日射・温
度条件下での実際に設置したアレイ出力のシミュレーシ
ョンを行う。
【0070】まず、図2に示される従来の設置方法の太
陽電池アレイ1についてシミュレーションを行う。な
お、各太陽電池モジュールにはバイパスダイオードが配
置されている。このシミュレーションではバイパスダイ
オード損失も含めたIVミスマッチ損失は発生しない。
「Aタイプモジュール16直列」のストリングの出力は
993.4Wであり、このストリングを3並列した太陽
電池アレイ1全体の出力の合計は2980Wである。
【0071】次に、図3に示される本発明の手段を用い
た設置方法の太陽電池アレイ2についてのシミュレーシ
ョンを行う。なお、各太陽電池モジュールにはバイパス
ダイオードが配置されている。また、このシミュレーシ
ョンではバイパスダイオード損失も含めたIVミスマッ
チ損失を考慮している。
【0072】図4は、図3に示す太陽電池アレイ2とそ
れを構成する各太陽電池ストリングの電圧(V)−電力
(P)特性及び電圧(V)−電流(I)特性を示してお
り、横軸は電圧、縦軸は左側が電力、右側が電流であ
る。図中の(b)は「Aタイプモジュール16直列+B
タイプモジュール1直列」のストリングの、(a)は前
記ストリングを3並列に接続した太陽電池アレイ2の
(V)−(P)特性である。また、図中の(d)は「A
タイプモジュール16直列+Bタイプモジュール1直
列」のストリングの、(c)は前記ストリングを3並列
に接続した太陽電池アレイ2の(V)−(I)特性であ
る。
【0073】(a)及び(b)の最適動作電圧(Vm
p)は各々253.600V、253.640Vで「電
圧ずれ量」は0.040Vでありほぼ同一である。ま
た、電力ピークは一点のみであり、この時の太陽電池ア
レイ2のIVミスマッチ損失は0.426%と非常に効
率の良い太陽電池アレイ構成である。なお、この時の太
陽電池アレイ2全体の出力の合計は3134.5Wであ
る。
【0074】従って、Aタイプモジュールのみで構成し
た従来の太陽電池アレイ1と、電流定格・セル面積・セ
ルの電気特性・モジュール面積の異なるBタイプモジュ
ールを余剰スペースに配置し、Aタイプモジュールと直
列接続した本発明による太陽電池アレイ2を比較する
と、太陽電池アレイ2は太陽電池アレイ1に比べて、1
55Wも出力が増加した。
【0075】すなわち、従来の方法では設置可能エリア
が有りながら、太陽電池モジュールを設置できない余剰
スペースがあったが、Aタイプモジュールとは電流定格
・セル面積・モジュール面積の異なるBタイプモジュー
ルとを直列接続した太陽電池ストリングを構成したこと
によって、その余剰スペースにも太陽電池モジュールを
設置することができ、全体の出力が大幅に増加したこと
が分かる。
【0076】加えて、立地条件によっては電流定格の小
さいBタイプモジュールがパーシャルシェイドの状態と
なることもあると考えられるが、その際同一太陽電池ス
トリング内の一部の太陽電池モジュールに逆バイアスが
流れ易くなる。しかし、各太陽電池モジュールにバイパ
スダイオードを配置したことにより、逆バイアスに流れ
ることを防止することが出来た。また同様に、各太陽電
池ストリングの電圧が極端に異なる状態に陥った場合、
逆流が流れようとするが、各太陽電池ストリングに図1
4のようにブロッキングダイオードを配置したことで、
逆流を防止することが出来た。
【0077】このようにして構成された太陽電池アレイ
2は、電流定格・セル面積・モジュール面積の異なる太
陽電池モジュール同士を直列接続した太陽電池ストリン
グを配することが可能であり、太陽電池モジュールの設
置可能エリアを有効活用し、太陽電池出力容量を大幅に
増加させることができる。また、太陽電池アレイ設計に
おいて、非常に設計自由度が増し、より多くの太陽電池
モジュールが設置できることで、全体の出力を大幅に増
加させることが可能となった。
【0078】(実施例2)本発明の太陽電池アレイ構成
及びアレイの出力特性についての別の例を示す。
【0079】図15は本発明の太陽電池アレイを設置す
る屋根を備えた一般住宅の斜視概念図であり、図16は
従来の設置方法による太陽電池アレイ3を配置した前記
屋根南面の概念図、図17は本発明による手段を用いて
設置した太陽電池アレイ4を配置した前記屋根南面の概
念図、図18は図17の太陽電池アレイ4とそれを構成
する各太陽電池ストリングの出力特性を示すグラフ、図
19は、図16及び図17の太陽電池アレイを構成する
太陽電池モジュールの概念図を示している。
【0080】図15に示す屋根南面は、縦5.55m×
横8m=44.4m2の太陽電池モジュール設置可能面
積を有している。
【0081】ここで、図16に示す従来の設置方法によ
る太陽電池アレイ構成を考える。
【0082】上記屋根南面に、働き幅400mm×長さ
2.5m(定格出力60W)の横葺型アモルファスシリ
コン太陽電池モジュールDタイプを設置する場合、縦に
13段、横に3枚の合計39枚が設置可能である。使用
するインバータの入力電圧範囲が250〜350Vであ
る場合、前記太陽電池モジュールの電圧を考慮すると、
「Dタイプモジュール13直列×3並列」で39枚が設
置でき、2340Wの定格出力が得られる。しかし、こ
の場合、太陽電池モジュールが設置できない余剰スペー
ス601が発生する。
【0083】次に、図17に示すように、本発明の手段
を用い、Dタイプモジュールだけではなく電流定格、セ
ル面積、モジュール面積の異なるCタイプモジュール
(働き幅320mm×長さ2.5m、定格出力54W)
を余剰スペース601に配置する。このように、Dタイ
プモジュール39枚に加え、Cタイプモジュール3枚を
追加して設置することができる。これらのCタイプモジ
ュールとDタイプモジュールを接続して同一太陽電池ス
トリングとすることによって、「Dタイプモジュール1
4直列×2並列」及び「(Dタイプモジュール11直列
+Cタイプモジュール3直列)×1並列」とでき、合計
42枚の太陽電池モジュールが設置できる。なお、夫々
の太陽電池ストリングの電圧はインバータの入力電圧範
囲に入っている。その結果2502Wの定格出力を得る
ことが出来る。
【0084】さて、Cタイプモジュールは、Dタイプモ
ジュールと同形状の横葺型モジュールであるが、Dタイ
プモジュールに対してセル面積は90%、モジュール面
積は80%である。Cタイプ及びDタイプモジュールの
それぞれの短絡電流(Isc)は、夫々4.5A及び5
Aである。また、開放電圧(Voc)はいずれも20V
が定格値である。これらの定格値を用い、ある日射・温
度条件下での実際に設置したアレイ出力のシミュレーシ
ョンを行う。
【0085】まず、図16に示される従来の設置方法の
太陽電池アレイ3についてシミュレーションを行う。な
お、各太陽電池モジュールにはバイパスダイオードが配
置されている。また、このシミュレーションではバイパ
スダイオード損失も含めたIVミスマッチ損失は発生し
ない。「Dタイプモジュール13直列」のストリングの
出力は807.2Wであり、このストリングを3並列し
た太陽電池アレイ3全体の出力の合計は2421.4W
である。
【0086】次に、図17に示される本発明の手段を用
いた設置方法の太陽電池アレイ4についてのシミュレー
ションを行う。なお、各太陽電池モジュールにはバイパ
スダイオードが配置されている。また、このシミュレー
ションではバイパスダイオード損失も含めたIVミスマ
ッチ損失を考慮している。
【0087】図18は、図17に示す太陽電池アレイ4
とそれを構成する各太陽電池ストリングの電圧(V)−
電力(P)特性及び電圧(V)−電流(I)特性を示し
ており、横軸は電圧、縦軸は左側が電力、右側が電流で
ある。図中の(b)は「Dタイプモジュール14直列」
のストリングの、(c)は「(Dタイプモジュール11
直列+Cタイプモジュール3直列)」のストリングの、
(a)は前記3つのストリングを並列接続した太陽電池
アレイ4全体の(V)−(P)特性である。また、図中
の(e)は「Dタイプモジュール14直列」のストリン
グの、(f)は「(Dタイプモジュール11直列+Cタ
イプモジュール3直列)」のストリングの、(d)は前
記3つのストリングを並列接続した太陽電池アレイ4全
体の(V)−(P)特性である。
【0088】(a)の最適動作電圧(Vmp)は20
8.32Vで、(b)のVmp=207.46Vと
(c)のVmp=209.56Vの間に位置しており、
太陽電池アレイ4との「電圧ずれ量」は各々0.86
V、1.24Vと非常に小さく抑えられている。また、
電力ピークは一点のみである。この時のIVミスマッチ
損失は0.324%に抑えられており、非常に効率の良
い太陽電池アレイ構成である。なお、この時の太陽電池
アレイ4の出力の合計は2580.7Wである。
【0089】従って、Dタイプモジュールのみで構成し
た従来の太陽電池アレイ3と、電流定格・セル面積・モ
ジュール面積の異なるCタイプモジュールを余剰スペー
スに配置し、Dタイプモジュールと直列接続した本発明
による太陽電池アレイ4を比較すると、太陽電池アレイ
4は太陽電池アレイ3に比べて、159.3Wも出力が
増加した。
【0090】すなわち、従来の方法では設置可能エリア
が有りながら、太陽電池モジュールを設置できない余剰
スペースがあったが、Dタイプモジュールとは電流定格
・セル面積・セルの電気特性・モジュール面積の異なる
Cタイプモジュールとを直列接続した太陽電池ストリン
グを構成したことによって、その余剰スペースにも太陽
電池モジュールを設置することができ、全体の出力が大
幅に増加したことが分かる。
【0091】加えて、立地条件によっては電流定格の小
さいCタイプモジュールがパーシャルシェイドの状態と
なることもあると考えられるが、その際同一太陽電池ス
トリング内の一部の太陽電池モジュールに逆バイアスが
流れ易くなる。しかし、各太陽電池モジュールにバイパ
スダイオードを配置したことにより、逆バイアスに流れ
ることを防止することが出来た。また同様に、各太陽電
池ストリングの電圧が極端に異なる状態に陥った場合、
逆流が流れようとするが、各太陽電池ストリングに図1
4のようにブロッキングダイオードを配置したことで、
逆流を防止することが出来た。
【0092】このようにして構成された太陽電池アレイ
4は、電流定格・セル面積・モジュール面積の異なる太
陽電池モジュール同士を直列接続した太陽電池ストリン
グを配することが可能であり、太陽電池モジュールの設
置可能エリアを有効活用し、太陽電池出力容量を大幅に
増加させることができる。また、太陽電池アレイ設計に
おいて、非常に設計自由度が増し、より多くの太陽電池
モジュールが設置できることで、全体の出力を大幅に増
加させることが可能となった。
【0093】(実施例3)以下に簡素化したモデルを用
いて本発明の太陽電池アレイ構成及びアレイの出力特性
についての例を示す。
【0094】本実施例で使用する設置面は図20に示し
たように、設置可能面が、横400mm×縦340mm
のサイズのモデル屋根を使用する。また、使用モジュー
ルは同じく図20に示したEタイプモジュール及びFタ
イプモジュールを用いることとする。
【0095】図21に示した太陽電池アレイ5は、従来
の設置方法でEタイプモジュール(外寸:横200mm
×縦50mm、開放電圧:1V、短絡電流:1A)のみ
で設置した配置図である。この場合、太陽電池モジュー
ルが設置できない余剰スペース701が発生する。
【0096】次に、図22に示すように、本発明の手段
を用い、Eタイプモジュールだけではなく、電流定格・
モジュール面積の異なるFタイプモジュール(外寸:横
200mm×縦40mm、開放電圧:1V、短絡電流:
0.9A)を余剰スペース701に配置し、Fタイプモ
ジュール1枚とEタイプモジュール1枚を並列接続し、
それらを直列接続する。更に、Eタイプモジュール4枚
と直列接続したストリングを構成する。加えて、Eタイ
プモジュール6枚を直列接続したストリングを構成し、
これら2つのストリングを並列接続することにより太陽
電池アレイ6を構成する。これにより、図21に示す従
来の方法では余剰スペース701が発生していたが、余
剰スペースを発生させることなく太陽電池を設置するこ
とが可能である。なお、各太陽電池ストリングの電圧は
インバータの入力電圧範囲に入っている。また、各太陽
電池モジュールにはバイパスダイオードが配置されてい
る。
【0097】上記の定格値を用い、実施例1と同様に、
太陽電池アレイ5及び太陽電池アレイ6のある日射・温
度条件下でのアレイ出力のシミュレーションを行った結
果、太陽電池アレイ5の最大出力電力(Pmax)は
7.4506W、太陽電池アレイ6のPmaxは7.7
593W、IVミスマッチ損失は9.4%で、従来の太
陽電池アレイ5と比較し、本発明の手段を用いた太陽電
池アレイ6の出力電力が0.3087W(約4%)も増
加した。また、電力ピークは一点のみであった。
【0098】すなわち、従来の方法では設置可能エリア
が有りながら、太陽電池モジュールを設置できない余剰
スペースがあったが、Eタイプモジュールとは電流定格
・セル面積・セルの電気特性・モジュール面積の異なる
Fタイプモジュールとを直並列接続した太陽電池ストリ
ングを構成したことによって、その余剰スペースにも太
陽電池モジュールを設置することができ、全体の出力を
大幅に増加させることが可能となった。
【0099】(実施例4)図23に示すように、実施例
3と同一の設置面に、本発明の手段を用い、Eタイプモ
ジュールだけではなく、電流定格・モジュール面積の異
なるFタイプモジュールを余剰スペース701に配置
し、Fタイプモジュール1枚とEタイプモジュール1枚
を並列接続し、それらをEタイプモジュール5枚と直列
接続したストリングを2つ構成する。これら2つのスト
リングを並列接続することにより太陽電池アレイ7を構
成する。これにより、図21に示す従来の方法では余剰
スペース701が発生していたが、余剰スペースを発生
させることなく太陽電池を設置することが可能である。
なお、各太陽電池ストリングの電圧はインバータの入力
電圧範囲に入っている。また、各太陽電池モジュールに
はバイパスダイオードが配置されている。
【0100】上記の定格値を用い、実施例1と同様に、
太陽電池アレイ7のある日射・温度条件下でのアレイ出
力のシミュレーションを行った結果、Pmaxは7.7
427W、IVミスマッチ損失は8.305%で、従来
の太陽電池アレイ5(最大出力電力(Pmax)7.4
506W)と比較し、本発明の手段を用いた太陽電池ア
レイ7の出力電力が0.2921W(約4%)も増加し
た。また、電力ピークは一点のみである。
【0101】すなわち、従来の方法では設置可能エリア
が有りながら、太陽電池モジュールを設置できない余剰
スペースがあったが、Eタイプモジュールとは電流定格
・セル面積・セルの電気特性・モジュール面積の異なる
Fタイプモジュールとを直並列接続した太陽電池ストリ
ングを構成したことによって、その余剰スペースにも太
陽電池モジュールを設置することができ、全体の出力を
大幅に増加させることが可能となった。
【0102】(実施例5)図24に示すように、実施例
3と同一の設置面に、本発明の手段を用い、Eタイプモ
ジュールだけではなく、電流定格・モジュール面積の異
なるGタイプモジュール(外寸:横200mm×縦90
mm、開放電圧:1V、短絡電流:1.9A)を余剰ス
ペース701に配置し、Gタイプモジュール2枚とEタ
イプモジュール4枚を直列接続したストリングと、Eタ
イプモジュール6枚と直列接続したストリングの2つを
構成する。これら2つのストリングを並列接続すること
により図24に示すような太陽電池アレイ8を構成す
る。これにより、図21に示す従来の方法では余剰スペ
ース701が発生していたが、余剰スペースを発生させ
ることなく太陽電池を設置することが可能である。な
お、各太陽電池ストリングの電圧はインバータの入力電
圧範囲に入っている。また、各太陽電池モジュールには
バイパスダイオードが配置されている。
【0103】上記の定格値を用い、実施例1と同様に、
太陽電池アレイ8のある日射・温度条件下でのアレイ出
力のシミュレーションを行った結果、Pmaxは7.7
488W、IVミスマッチ損失は8.233%で、従来
の太陽電池アレイ5(最大出力電力(Pmax)7.4
506W)と比較し、本発明の手段を用いた太陽電池ア
レイ8の出力電力が0.2982W(約4%)も増加し
た。また、電力ピークは一点のみである。
【0104】すなわち、従来の方法では設置可能エリア
が有りながら、太陽電池モジュールを設置できない余剰
スペースがあったが、Eタイプモジュールとは電流定格
・セル面積・セルの電気特性・モジュール面積の異なる
Gタイプモジュールとを直列接続した太陽電池アレイ8
を構成したことによって、その余剰スペースにも太陽電
池モジュールを設置することができ、全体の出力を大幅
に増加させることが可能となった。
【0105】(実施例6)図25に示すように、実施例
3と同一の設置面に、本発明の手段を用い、Eタイプモ
ジュールだけではなく、電流定格・モジュール面積の異
なるGタイプモジュールを余剰スペース701に配置
し、Gタイプモジュール1枚とEタイプモジュール5枚
を直列接続したストリングを2つ構成し、これら2つの
ストリングをを並列接続することにより太陽電池アレイ
9を構成する。これにより、図21に示す従来の方法で
は余剰スペース701が発生していたが、余剰スペース
を発生させることなく太陽電池を設置することが可能で
ある。なお、各太陽電池ストリングの電圧はインバータ
の入力電圧範囲に入っている。また、各太陽電池モジュ
ールにはバイパスダイオードが配置されている。
【0106】上記の定格値を用い、実施例1と同様に、
太陽電池アレイ9のある日射・温度条件下でのアレイ出
力のシミュレーションを行った結果、Pmaxは7.7
427W、IVミスマッチ損失は8.305%で、従来
の太陽電池アレイ5(最大出力電力(Pmax)7.4
506W)と比較し、本発明の手段を用いた太陽電池ア
レイ9の出力電力が0.2921W(約4%)も増加し
た。また、電力ピークは一点のみである。
【0107】すなわち、従来の方法では設置可能エリア
が有りながら、太陽電池モジュールを設置できない余剰
スペースがあったが、Eタイプモジュールとは電流定格
・セル面積・セルの電気特性・モジュール面積の異なる
Gタイプモジュールとを直列接続した太陽電池アレイ9
を構成したことによって、その余剰スペースにも太陽電
池モジュールを設置することができ、全体の出力を大幅
に増加させることが可能となった。
【0108】(実施例7)本実施例では、太陽電池アレ
イの修繕方法の例を示す。本例における太陽電池モジュ
ールは交換可能型モジュールである。
【0109】図21に示す太陽電池アレイ5のうち2枚
のモジュールが故障した為、図26に示すように、新し
い太陽電池モジュールと交換する際に、単に新しいEタ
イプモジュールと交換するのではなく、本発明の手段を
用いて外形寸法は同じで且つより発電効率が高く、電流
定格及び出力電力の大きいHタイプモジュール(外寸:
横200mm×縦50mm、開放電圧:1V、短絡電
流:1.2A)に交換修繕して配置し直し、Eタイプモ
ジュール6枚を直列したストリングと、Hタイプモジュ
ール2枚、Eタイプモジュール4枚を直列接続したスト
リングの2つを並列接続し、太陽電池アレイ10を構成
した。なお、各太陽電池ストリングの電圧はインバータ
の入力電圧範囲に入っており、各太陽電池モジュールに
はバイパスダイオードが配置されている。
【0110】上記の定格値を用い、実施例1と同様に、
太陽電池アレイ10のある日射・温度条件下でのアレイ
出力のシミュレーションを行った結果、Pmaxは7.
6079W、IVミスマッチ損失は1.183%で、従
来の太陽電池アレイ5(最大出力電力(Pmax)7.
4506W)と比較し、本発明の手段を用いた太陽電池
アレイ10の出力電力が0.1573W(約2%)増加
した。また、電力ピークは一点のみである。
【0111】以上より、本発明による手段を用い、太陽
電池モジュールが故障した場合においても、Eタイプモ
ジュールと外形寸法が同じで、且つより電流定格、出力
電力の大きいHタイプモジュールに交換し、それぞれの
太陽電池モジュールを直列接続して太陽電池アレイ10
を構成したことにより、以前のEタイプモジュールのみ
の太陽電池アレイ5に比べ出力電力を増加させることが
可能となった。また、交換可能型太陽電池モジュールを
用いたことにより、上述のように容易に交換・追加配置
を行い修繕が可能となるだけでなく、本発明の手段を合
わせて用いることで、出力電力も大幅に増加することが
可能となった。
【0112】(実施例8)本実施例では、太陽電池アレ
イの修繕方法の例を示す。本例における太陽電池モジュ
ールは交換可能型モジュールである。
【0113】図21に示す太陽電池アレイ5のうち2枚
のモジュールが故障した為、図27に示すように、新し
い太陽電池モジュールと交換する際に、単に新しいEタ
イプモジュールと交換するのではなく、本発明の手段を
用いて外形寸法は同じで且つより発電効率が高く、電流
定格及び出力電力の大きいHタイプモジュールに交換修
繕して配置し直し、Eタイプモジュール5枚、Hタイプ
モジュール1枚を直列接続したストリングを二つ構成し
てそれらを並列接続し、太陽電池アレイ11を構成し
た。なお、各太陽電池ストリングの電圧はインバータの
入力電圧範囲に入っており、各太陽電池モジュールには
バイパスダイオードが配置されている。
【0114】上記の定格値を用い、実施例1と同様に、
太陽電池アレイ11のある日射・温度条件下でのアレイ
出力のシミュレーションを行った結果、Pmaxは7.
6013W、IVミスマッチ損失は1.269%で、従
来の太陽電池アレイ5(最大出力電力(Pmax)7.
4506W)と比較し、本発明の手段を用いた太陽電池
アレイ11の出力電力が0.1507W(約2%)増加
した。また、電力ピークは一点のみである。
【0115】以上より、本発明による手段を用い、太陽
電池モジュールが故障した場合においても、Eタイプモ
ジュールと外形寸法が同じで、且つより電流定格、出力
電力の大きいHタイプモジュールに交換し、それぞれの
太陽電池モジュールを直列接続して太陽電池アレイ11
を構成したことにより、以前のEタイプモジュールのみ
の太陽電池アレイ5に比べ出力電力を増加させることが
可能となった。また、交換可能型太陽電池モジュールを
用いたことにより、上述のように容易に交換・追加配置
を行い修繕が可能となるだけでなく、本発明の手段を合
わせて用いることで、出力電力も大幅に増加することが
可能となった。
【0116】(実施例9)本実施例では、太陽電池アレ
イの修繕方法の例を示す。本例における太陽電池モジュ
ールは交換可能型モジュールである。
【0117】図21に示す太陽電池アレイ5のうち2枚
のモジュールが故障した為、図28に示すように、新し
い太陽電池モジュールと交換する際に、単に新しいEタ
イプモジュールと交換するのではなく、本発明の手段を
用いて外形寸法は同じで且つより発電効率が高く、電流
定格及び出力電力の大きいHタイプモジュール、及び余
剰スペース701にサイズが適合するFタイプモジュー
ルに交換修繕して配置し直し、Eタイプモジュール6
枚、Hタイプモジュール1枚を直列接続したストリング
と、Hタイプモジュール1枚、Eタイプモジュール4
枚、Fタイプモジュール2枚を直列接続したストリング
を構成してそれらを並列接続し、太陽電池アレイ12を
構成した。なお、各太陽電池ストリングの電圧はインバ
ータの入力電圧範囲に入っており、各太陽電池モジュー
ルにはバイパスダイオードが配置されている。
【0118】上記の定格値を用い、実施例1と同様に、
太陽電池アレイ12のある日射・温度条件下でのアレイ
出力のシミュレーションを行った結果、Pmaxは8.
6259W、IVミスマッチ損失は1.328%で、従
来の太陽電池アレイ5(最大出力電力(Pmax)7.
4506W)と比較し、本発明の手段を用いた太陽電池
アレイ12の出力電力が1.1753W(約16%)増
加した。また、電力ピークは一点のみである。
【0119】以上より、本発明による手段を用い、太陽
電池モジュールが故障した場合においても、Eタイプモ
ジュールと外形寸法が同じで、且つより電流定格、出力
電力の大きいHタイプモジュールに交換し、更に電流定
格は小さいが余剰スペースに適合するFタイプモジュー
ルを追加し、それぞれの太陽電池モジュールを直並列接
続して太陽電池アレイ12を構成したことにより、以前
のEタイプモジュールのみの太陽電池アレイ5に比べ出
力電力を大幅に増加させることが可能となった。また、
交換可能型太陽電池モジュールを用いたことにより、上
述のように容易に交換・追加配置を行い修繕が可能とな
るだけでなく、本発明の手段を合わせて用いることで、
出力電力も大幅に増加することが可能となった。
【0120】(実施例10)図21に示す太陽電池アレ
イ5のうち2枚のモジュールが故障した為、図29に示
すように、新しい太陽電池モジュールと交換する際に、
単に新しいEタイプモジュールと交換するのではなく、
本発明の手段を用いて外形寸法は同じで且つより発電効
率が高く、電流定格及び出力電力の大きいHタイプモジ
ュール、及び余剰スペース701にサイズが適合するF
タイプモジュールに交換修繕して配置し直し、Eタイプ
モジュール5枚、Hタイプモジュール1枚、Fタイプモ
ジュール1枚を直列接続したストリングを2つ構成して
それらを並列接続し、太陽電池アレイ13を構成した。
なお、各太陽電池ストリングの電圧はインバータの入力
電圧範囲に入っており、各太陽電池モジュールにはバイ
パスダイオードが配置されている。
【0121】上記の定格値を用い、実施例1と同様に、
太陽電池アレイ13のある日射・温度条件下でのアレイ
出力のシミュレーションを行った結果、Pmaxは8.
5945W、IVミスマッチ損失は1.688%で、従
来の太陽電池アレイ5(最大出力電力(Pmax)7.
4506W)と比較し、本発明の手段を用いた太陽電池
アレイ13の出力電力が1.1439W(約15%)増
加した。また、電力ピークは一点のみである。
【0122】以上より、本発明による手段を用い、太陽
電池モジュールが故障した場合においても、Eタイプモ
ジュールと外形寸法が同じで、且つより電流定格、出力
電力の大きいHタイプモジュールに交換し、更に電流定
格は小さいが余剰スペースに適合するFタイプモジュー
ルを追加し、それぞれの太陽電池モジュールを直並列接
続して太陽電池アレイ13を構成したことにより、以前
のEタイプモジュールのみの太陽電池アレイ5に比べ出
力電力を大幅に増加させることが可能となった。また、
交換可能型太陽電池モジュールを用いたことにより、上
述のように容易に交換・追加配置を行い修繕が可能とな
るだけでなく、本発明の手段を合わせて用いることで、
出力電力も大幅に増加することが可能となった。
【0123】(実施例11)図30に示すように、実施
例3と同一の設置面に、本発明の手段を用い、Eタイプ
モジュールだけではなく、電流定格・モジュール面積の
異なるFタイプモジュールを用い、Eタイプモジュール
6枚を直列接続したストリングと、Fタイプモジュール
8枚を直列接続したストリングを構成し、それら二つの
ストリングを並列接続して太陽電池アレイ14を構成し
た。なお、各太陽電池ストリングの電圧はインバータの
入力電圧範囲に入っている。また、各太陽電池モジュー
ルにはバイパスダイオードが配置されている。
【0124】これにより、従来の方法では縦40mmの
余剰スペース701が発生していたが、縦30mmの余
剰スペース702に縮小することが可能となった。
【0125】上記の定格値を用い、実施例1と同様に、
太陽電池アレイ14のある日射・温度条件下でのアレイ
出力のシミュレーションを行った結果、Pmaxは7.
6280W、IVミスマッチ損失は6.927%で、従
来の太陽電池アレイ5(最大出力電力(Pmax)7.
4506W)と比較し、本発明の手段を用いた太陽電池
アレイ14の出力電力が0.1774W(約2.4%)
も増加した。また、電力ピークは一点のみである。
【0126】すなわち、従来の方法では設置可能エリア
が有りながら、太陽電池モジュールを設置できない余剰
スペースがあったが、Eタイプモジュールとは電流定格
・セル面積・セルの電気特性・モジュール面積の異なる
Fタイプモジュールとを直列接続した太陽電池アレイ1
4を構成したことによって、その余剰スペースを縮小す
ることが出来、更には全体の出力を大幅に増加させるこ
とが可能となった。
【0127】(実施例12)図25に示すように、実施
例3と同一の設置面に、本発明の手段を用い、Eタイプ
モジュールだけではなく、電流定格・モジュール面積の
異なるFタイプモジュールを用い、Eタイプモジュール
3枚と、Fタイプモジュール4枚を直列接続したストリ
ングを2ストリング構成し、それら二つのストリングを
並列接続して太陽電池アレイ15を構成した。なお、各
太陽電池ストリングの電圧はインバータの入力電圧範囲
に入っている。また、各太陽電池モジュールにはバイパ
スダイオードが配置されている。
【0128】これにより、従来の方法では縦40mmの
余剰スペース701が発生していたが、縦30mmの余
剰スペース702に縮小することが可能となった。
【0129】上記の定格値を用い、実施例1と同様に、
太陽電池アレイ15のある日射・温度条件下でのアレイ
出力のシミュレーションを行った結果、Pmaxは8.
1138W、IVミスマッチ損失は1.000%で、従
来の太陽電池アレイ5(最大出力電力(Pmax)7.
4506W)と比較し、本発明の手段を用いた太陽電池
アレイ15の出力電力が0.6632W(約9%)も増
加した。また、電力ピークは一点のみである。
【0130】すなわち、従来の方法では設置可能エリア
が有りながら、太陽電池モジュールを設置できない余剰
スペースがあったが、Eタイプモジュールとは電流定格
・セル面積・セルの電気特性・モジュール面積の異なる
Fタイプモジュールとを直並列接続した太陽電池アレイ
15を構成したことによって、その余剰スペースを縮小
することが出来、更には全体の出力を大幅に増加させる
ことが可能となった。
【0131】(実施例13)本実施例では、太陽電池ア
レイの修繕方法の例を示す。本例における太陽電池モジ
ュールは交換可能型モジュールである。
【0132】図21に示す太陽電池アレイ5のうち1枚
のモジュールが故障した為、図32に示すように、新し
い太陽電池モジュールと交換する際に、単に新しいEタ
イプモジュールと交換するのではなく、本発明の手段を
用いて外形寸法は同じで且つより発電効率が高く、電流
定格及び出力電力の大きいHタイプモジュールに交換修
繕して配置し直し、Eタイプモジュール6枚を直列した
ストリングと、Hタイプモジュール1枚、Eタイプモジ
ュール5枚を直列接続したストリングの2つを並列接続
し、太陽電池アレイ16を構成した。なお、各太陽電池
ストリングの電圧はインバータの入力電圧範囲に入って
おり、各太陽電池モジュールにはバイパスダイオードが
配置されている。
【0133】上記の定格値を用い、実施例1と同様に、
太陽電池アレイ16のある日射・温度条件下でのアレイ
出力のシミュレーションを行った結果、Pmaxは7.
5257W、IVミスマッチ損失は0.648%で、従
来の太陽電池アレイ5(最大出力電力(Pmax)7.
4506W)と比較し、本発明の手段を用いた太陽電池
アレイ16の出力電力が0.0751W(約1%)増加
した。また、電力ピークは一点のみである。
【0134】以上より、本発明による手段を用い、太陽
電池モジュールが故障した場合においても、Eタイプモ
ジュールと外形寸法が同じで、且つより電流定格、出力
電力の大きいHタイプモジュールに交換し、それぞれの
太陽電池モジュールを直並列接続して太陽電池アレイ1
6を構成したことにより、以前のEタイプモジュールの
みの太陽電池アレイ5に比べ出力電力を増加させること
が可能となった。また、交換可能型太陽電池モジュール
を用いたことにより、上述のように容易に交換・追加配
置を行い修繕が可能となるだけでなく、本発明の手段を
合わせて用いることで、出力電力も大幅に増加すること
が可能となった。
【0135】(実施例14)本実施例では、太陽電池ア
レイの修繕方法の例を示す。本例における太陽電池モジ
ュールは交換可能型モジュールである。
【0136】図21に示す太陽電池アレイ5のうち1枚
のモジュールが故障した為、図33に示すように、新し
い太陽電池モジュールと交換する際に、単に新しいEタ
イプモジュールと交換するのではなく、本発明の手段を
用いて外形寸法は同じで且つより発電効率が高く、電流
定格及び出力電力の大きいHタイプモジュールに交換修
繕して配置し直し、Eタイプモジュール6枚を直列した
ストリングと、Eタイプモジュール5枚、Hタイプモジ
ュール1枚を直列接続したストリングを並列接続し、太
陽電池アレイ17を構成した。なお、各太陽電池ストリ
ングの電圧はインバータの入力電圧範囲に入っており、
各太陽電池モジュールにはバイパスダイオードが配置さ
れている。
【0137】上記の定格値を用い、実施例1と同様に、
太陽電池アレイ17のある日射・温度条件下でのアレイ
出力のシミュレーションを行った結果、Pmaxは7.
5257W、IVミスマッチ損失は0.648%で、従
来の太陽電池アレイ5(最大出力電力(Pmax)7.
4506W)と比較し、本発明の手段を用いた太陽電池
アレイ17の出力電力が0.0751W(約1%)増加
した。また、電力ピークは一点のみである。
【0138】以上より、本発明による手段を用い、太陽
電池モジュールが故障した場合においても、Eタイプモ
ジュールと外形寸法が同じで、且つより電流定格、出力
電力の大きいHタイプモジュールに交換し、それぞれの
太陽電池モジュールを直列接続して太陽電池アレイ17
を構成したことにより、以前のEタイプモジュールのみ
の太陽電池アレイ5に比べ出力電力を増加させることが
可能となった。また、交換可能型太陽電池モジュールを
用いたことにより、上述のように容易に交換・追加配置
を行い修繕が可能となるだけでなく、本発明の手段を合
わせて用いることで、出力電力も大幅に増加することが
可能となった。
【0139】なお、これら上述の実施例は本発明の好適
な実施の一例ではあるが、これらに限定されるものでは
なく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変形
実施可能である。
【0140】
【発明の効果】以上のように、本発明の太陽電池アレイ
構成方法では、以下の効果を有する。
【0141】電流定格の異なる太陽電池モジュールを少
なくとも一つ含む太陽電池アレイを用いることで、セル
面積やモジュール面積の異なる太陽電池モジュールを直
列接続した太陽電池ストリングを含んだ太陽電池アレイ
を組むことが出来、設計自由度が極めて高くなる。これ
により、従来では設置可能エリアに太陽電池モジュール
を設置できない場所のあることが多かったが、可能な限
り無駄なく太陽電池を敷き詰めることが可能であり、設
置可能エリアという限られたスペースで出来る限り太陽
電池アレイの出力を大きくすることが出来る。
【0142】更に、太陽電池アレイ全体の電流−電力特
性の電力ピークが一つとなるアレイ構成とし、各太陽電
池ストリングと太陽電池アレイの電流ずれ量を小さくし
たことで、出力損失を極力抑えた非常に効率の良い出力
を得ることが出来る。
【0143】また、交換可能型太陽電池モジュールを用
いることにより、万が一太陽電池モジュールの一部が故
障した場合でも容易に交換が可能であり、且つ本発明の
手段を用いることで、その太陽電池アレイに最適な太陽
電池モジュールに交換配置や追加配置を行うことで修繕
が可能である共に、出力電力を大幅に増加させることも
可能である。当然のことながら、故障した場合だけでは
なく、既存の太陽電池アレイの一部の太陽電池モジュー
ルを、本発明の手段を用いて最適な太陽電池モジュール
に交換・追加配置し、出力を増加させることも可能であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】太陽電池アレイを設置する屋根を備えた一般住
宅の斜視概念図である。
【図2】従来の太陽電池アレイを配置した屋根南面の概
念図である。
【図3】本発明の太陽電池アレイを配置した屋根南面の
概念図である。
【図4】図3の太陽電池アレイとそれを構成する各太陽
電池ストリングの出力特性を示すグラフである。
【図5】図2及び図3の太陽電池アレイを構成する太陽
電池モジュールの概念図である。
【図6】太陽電池の電流(I)−電圧(V)特性を示す
グラフである。
【図7】太陽電池の電圧(V)−電力(P)特性を示す
グラフである。
【図8】本発明の太陽電池アレイを設置した屋根配置図
である。
【図9】図8の太陽電池アレイとそれを構成する各太陽
電池ストリングの出力特性を示すグラフである。
【図10】本発明の太陽電池アレイを設置した屋根配置
図である。
【図11】図10の太陽電池アレイとそれを構成する各
太陽電池ストリングの出力特性を示すグラフである。
【図12】従来の太陽電池アレイを設置した屋根配置図
である。
【図13】本発明の太陽電池アレイを設置した屋根配置
図である。
【図14】本発明の太陽電池発電システムの構成図であ
る。
【図15】太陽電池アレイを設置する屋根を備えた一般
住宅の斜視概念図である。
【図16】従来の太陽電池アレイを配置した屋根南面の
概念図である。
【図17】本発明の太陽電池アレイを配置した屋根南面
の概念図である。
【図18】図17の太陽電池アレイとそれを構成する各
太陽電池ストリングの出力特性を示すグラフである。
【図19】図16及び図17の太陽電池アレイを構成す
る太陽電池モジュールの概念図である。
【図20】実施例3〜14で用いた設置面及び太陽電池
モジュールの概念図である。
【図21】従来の太陽電池アレイを設置した屋根配置図
である。
【図22】実施例3の太陽電池アレイを設置した屋根配
置図である。
【図23】実施例4の太陽電池アレイを設置した屋根配
置図である。
【図24】実施例5の太陽電池アレイを設置した屋根配
置図である。
【図25】実施例6の太陽電池アレイを設置した屋根配
置図である。
【図26】実施例7の太陽電池アレイを設置した屋根配
置図である。
【図27】実施例8の太陽電池アレイを設置した屋根配
置図である。
【図28】実施例9の太陽電池アレイを設置した屋根配
置図である。
【図29】実施例10の太陽電池アレイを設置した屋根
配置図である。
【図30】実施例11の太陽電池アレイを設置した屋根
配置図である。
【図31】実施例12の太陽電池アレイを設置した屋根
配置図である。
【図32】実施例13の太陽電池アレイを設置した屋根
配置図である。
【図33】実施例14の太陽電池アレイを設置した屋根
配置図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 牧田 英久 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 笹岡 誠 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 Fターム(参考) 5F051 BA03 BA12 JA06 JA07

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の太陽電池モジュールを電気接続し
    た太陽電池ストリングを、複数並列接続した太陽電池ア
    レイにおいて、太陽電池アレイは異なる電流定格の太陽
    電池モジュールを少なくとも一つ含んでいることを特徴
    とする太陽電池アレイ。
  2. 【請求項2】 電流定格の異なる太陽電池モジュールを
    少なくとも一つ電気接続した太陽電池ストリングを、少
    なくとも一つ含むことを特徴とする請求項1記載の太陽
    電池アレイ。
  3. 【請求項3】 各太陽電池ストリングは少なくとも電流
    定格の異なる2種類以上の太陽電池モジュールからな
    り、且つ、各太陽電池ストリングの電気特性は同一であ
    ることを特徴とする請求項2記載の太陽電池アレイ。
  4. 【請求項4】 各太陽電池ストリングは同一電流定格の
    太陽電池モジュールからなることを特徴とする請求項1
    記載の太陽電池アレイ。
  5. 【請求項5】 前記太陽電池アレイの電圧−電力特性が
    一つの電力ピークを持つことを特徴とする請求項1〜4
    記載の太陽電池アレイ。
  6. 【請求項6】 前記電流定格の異なる太陽電池モジュー
    ルが、太陽電池セル面積の異なる太陽電池モジュールで
    あることを特徴とする請求項1〜5記載の太陽電池アレ
    イ。
  7. 【請求項7】 前記電流定格の異なる太陽電池モジュー
    ルが、太陽電池セル電気特性の異なる太陽電池モジュー
    ルであることを特徴とする請求項1〜6記載の太陽電池
    アレイ。
  8. 【請求項8】 前記電流定格の異なる太陽電池モジュー
    ルが、太陽電池モジュール面積の異なる太陽電池モジュ
    ールであることを特徴とする請求項1〜7記載の太陽電
    池アレイ。
  9. 【請求項9】 前記太陽電池モジュールがアモルファス
    シリコン太陽電池モジュールであることを特徴とする請
    求項1〜8記載の太陽電池アレイ。
  10. 【請求項10】 前記太陽電池モジュールの各太陽電池
    セルにはバイパスダイオードが配置されていることを特
    徴とする請求項1〜9記載の太陽電池アレイ。
  11. 【請求項11】 前記太陽電池モジュールが建材一体型
    太陽電池モジュールであることを特徴とする請求項1〜
    10記載の太陽電池アレイ。
  12. 【請求項12】 前記太陽電池モジュールが交換可能型
    太陽電池モジュールであることを特徴とする請求項1〜
    11記載の太陽電池アレイ。
  13. 【請求項13】 屋根面に設置されることを特徴とする
    請求項1〜12記載の太陽電池アレイ。
  14. 【請求項14】 外寸、形状、外観が同一もしくは略同
    一で、より発電効率が高く出力電力の高い太陽電池モジ
    ュールと交換して請求項1〜13記載の太陽電池アレイ
    を構成することを特徴とする太陽電池アレイの修繕方
    法。
  15. 【請求項15】 請求項1〜13記載の太陽電池アレイ
    の出力電力を電力変換手段を介して負荷に電力供給する
    ことを特徴とする太陽電池発電システム。
  16. 【請求項16】 各太陽電池ストリングと電力変換装置
    との間に、逆流防止用ブロッキングダイオードが配置さ
    れていることを特徴とする請求項15記載の太陽電池発
    電システム。
  17. 【請求項17】 電力変換装置に最大電力追従装置が搭
    載されていることを特徴とする請求項15または16記
    載の太陽電池発電システム。
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