JP2000305360A - 現像方法、現像装置、磁石ローラ及び画像形成装置 - Google Patents

現像方法、現像装置、磁石ローラ及び画像形成装置

Info

Publication number
JP2000305360A
JP2000305360A JP2000029637A JP2000029637A JP2000305360A JP 2000305360 A JP2000305360 A JP 2000305360A JP 2000029637 A JP2000029637 A JP 2000029637A JP 2000029637 A JP2000029637 A JP 2000029637A JP 2000305360 A JP2000305360 A JP 2000305360A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
developing
developer
magnet
magnetic pole
magnetic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000029637A
Other languages
English (en)
Inventor
So Kai
創 甲斐
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2000029637A priority Critical patent/JP2000305360A/ja
Priority to EP04010081A priority patent/EP1452928A3/en
Priority to ES00102273T priority patent/ES2270755T3/es
Priority to EP04010082A priority patent/EP1452929A3/en
Priority to EP00102273A priority patent/EP1030229B1/en
Priority to DE60031189T priority patent/DE60031189T2/de
Priority to US09/505,715 priority patent/US6385423B1/en
Publication of JP2000305360A publication Critical patent/JP2000305360A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Magnetic Brush Developing In Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 特に低コントラスト画像の後端白抜け/ギザ
ギザ発生を改善することができて良好な画像濃度と画質
を確保する。 【解決手段】 現像剤を現像スリーブに汲み上げて、現
像スリーブ上に磁気ブラシを形成し、潜像担持体に現像
剤を摺擦させて潜像を可視像化する現像方法において、
磁気ブラシが現像スリーブ長手方向に対し均一に穂立ち
を起こして、潜像担持体に接触するように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、現像剤担持体表面
の所謂現像領域部分に現像剤を立ち上げて(穂立ちを起
こして)現像処理するにあたり画像濃度を高く且つ低コ
ントラスト画像を良好にする現像方法、その現像方法を
実施するための現像装置、及び当該現像装置に配設され
る磁石ローラ並びに当該現像装置を装着した画像形成装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、複写機、プリンタ、ファクシミ
リなどの電子写真式や静電記録式の画像形成装置におい
ては、感光体ドラムや感光体ベルトなどからなる潜像担
持体上に画像情報に対応した静電潜像が形成され、現像
装置によって現像動作が実行され、可視像が得られるよ
うになっている。このように現像動作を実行するにあた
り、転写性、ハーフトーンの再現性、温度・湿度に対す
る現像特性の安定性などの観点から、トナーとキャリア
からなる2成分現像剤を用いた磁気ブラシ現像方式が主
流になってきている。つまり、現像装置では、現像剤担
持体上に2成分現像剤がブラシチェーン状に穂立ちを起
こし、現像領域において、現像剤中のトナーを潜像担持
体上の潜像部分に供給するのである。ここで現像領域と
は、現像剤担持体上で磁気ブラシが立ち上がり潜像担持
体と接触している範囲である。
【0003】上記現像剤担持体は、通常円筒状に形成さ
れたスリーブ(現像スリーブ)でなると共に、当該スリ
ーブ表面に現像剤の穂立ちを生じさせるように磁界を形
成する磁石体(磁石ローラ)をスリーブ内部に備えてい
る。穂立ちの際、キャリアが磁石ローラで生じる磁力線
に沿うようにスリーブ上に穂立ちすると共に、この穂立
ちに係るキャリアに対して帯電トナーが付着されてい
る。上記磁石ローラは、複数の磁極を備え、それぞれの
磁極を形成する磁石が棒状などに形成されていて、特に
スリーブ表面の現像領域部分では現像剤を立ち上げる現
像主磁極を備えている。上記スリーブと磁石ローラの少
なくとも一方が動くことでスリーブ表面に穂立ちを起こ
した現像剤が移動するようになっている。現像領域に搬
送された現像剤は上記現像主磁極から発せられる磁力線
に沿って穂立ちを起こし、この現像剤のチェーン穂は撓
むように潜像担持体表面に接触し、接触した現像剤のチ
ェーン穂が潜像担持体との相対線速差に基づいて静電潜
像と擦れ合いながら、トナー供給を行う。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな現像装置においては、画像濃度を高くするための現
像条件と低コントラスト画像を良好に得るための現像条
件とが両立せず、高濃度部と低濃度部との双方を同時に
改善することが困難である。即ち、画像濃度を高くする
ための現像条件としては、(i)潜像担持体と現像スリー
ブとの間隔である現像ギャップを狭くすること、あるい
は(ii)現像領域幅を広くすることなどが挙げられる。一
方、低コントラスト画像を良好に得るための現像条件と
しては、(i')現像ギャップを広くすること、あるいは(i
i')現像領域幅を狭くすることなどがある。つまり、双
方の現像条件は相対するものであって両立せず、全濃度
域にわたって双方の条件を満たして良質な画像を得るこ
とは一般に困難とされている。
【0005】例えば低コントラスト画像を重視する場合
には、ベタラインのクロス部や黒ベタ、ハーフトーンベ
タ画像の後端部に白抜けを生じる所謂「後端白抜け」と
称される異常画像が発生しやすい。また同じ幅で形成し
た格子画像の横線が縦線よりも細くなったり、1ドット
などの小さい点画像が現像されないなどの現象も発生し
ている。
【0006】このような現象のメカニズムを考える。図
15に示すように、現像スリーブ上に形成される磁気ブ
ラシが潜像担持体と摺擦する部分で発生する接触部(現
像ニップ)において、潜像担持体と現像スリーブの線速
差(対感光体線速比)がある場合に、上記現象は生じ
る。例えば対感光体線速比を2.5倍とする場合、現像
スリーブは潜像担持体よりも2.5倍速く動くというこ
とである。また現像スリーブの現像主磁極半値幅が48
°の磁石を用いる時の現像ニップの幅は約4mm(実験
値)であり、また現像ギャップは0.4mmであった。
【0007】潜像担持体上の潜像は磁気ブラシによって
トナー像とされるが、図15に示した現像ニップにおい
て潜像が現像される際の、キャリアに付着するトナーの
挙動を、磁気ブラシの穂立ち・穂倒れと静電潜像の位置
関係を示す図16において、考察する。
【0008】図16a,bは、静電潜像の表面電位と現
像バイアスの関係、現像ニップでの静電潜像位置、及び
現像ニップ前後での磁気ブラシの動きを示している。現
像スリーブは通常円筒状に形成されるが、ここでは説明
の便宜上、平坦なものとして示す。
【0009】図16aでは静電潜像の地肌部と画像部の
境がニップのほぼ中心に位置している。現像スリーブと
潜像担持体が共に同一方向に移動し、潜像担持体移動速
度Sp<現像スリーブ移動速度Ssの関係にあるので、
相対的に潜像担持体が停止していると想定すると磁気ブ
ラシの動きは次のようになる。即ち、磁気ブラシはH1
の位置で穂立ちを生じ、潜像担持体と磁気ブラシ先端の
キャリアとが接触を開始する。H2の位置では磁気ブラ
シは地肌部を擦って移動し、H3の位置では磁気ブラシ
は画像部を通過し、H4の位置では穂倒れを起こし、磁
気ブラシ先端のキャリアが潜像担持体と離間する。これ
らH1〜H4間で潜像担持体と接触する磁気ブラシ先端
のキャリアは、ほとんどその高さ位置を変えることな
く、但しキャリア単体では自転しながら、ニップ内を通
過する。
【0010】図16aに示したH1〜H4間の磁気ブラ
シにおける先端キャリアとトナーの付着状態を、モデル
図として示したものが図17a〜dである。磁気ブラシ
位置H1が図17aに相当し、以下H2〜H4が図17
b〜図17dに相当する。
【0011】磁気ブラシ位置H1はニップに入ってから
間もない箇所なので、比較的均一にキャリアの周囲にト
ナーが付着している(図17a)。磁気ブラシ位置H2
では、現像バイアスVbの電圧と潜像担持体の地肌部の
静電電位で形成される電界が潜像担持体側から現像スリ
ーブに向かう方向性を有する領域であるため、トナーは
潜像担持体から遠ざかるように移動し、図17bのよう
に潜像担持体近傍でのトナーが減少する。この状態はニ
ップ内をキャリアがローリングしながら移動するため、
ニップ幅が広くなるのに伴い、潜像担持体近傍のキャリ
ア表面のトナーが減っている表面積が、増加する。
【0012】磁気ブラシ位置H3では現像バイアスVb
の電圧と潜像担持体の画像部の静電電位で形成される電
界が現像スリーブ側から潜像担持体に向かう方向性を有
する領域になるが、下方に移動していたトナーが瞬時に
潜像担持体上の静電画像に付着することはできない。そ
してその間に、当該画像部を先に通過した別の磁気ブラ
シによって潜像担持体に付着した当該潜像担持体上のト
ナーが磁気ブラシ側キャリアのカウンターチャージのた
めにキャリア側に移る「トナー逆移動」が生じる。磁気
ブラシ先端のキャリア表面のトナーが増えて、潜像担持
体画像部後端のトナー付着が減っている状態が図17c
である。
【0013】トナー逆移動によってトナー量が増えると
カウンターチャージも減じ、下方に移動していたトナー
が再び磁気ブラシ先端に移動しやすくなり、現像スリー
ブ側から潜像担持体に向いた電界によってキャリア上の
トナーが潜像担持体に向かう正規な現像領域になり、逆
移動していたトナーも再度潜像担持体に付着することが
できる。この状態を図17dに示した。
【0014】時間の経過に伴って潜像スリーブと潜像担
持体とが相対移動し、図16bに示したように画像部後
端が磁気ブラシ位置H4に近づくと、図17cに示した
状態において穂倒れが起こる。即ち、潜像担持体上のか
なりのトナーが磁気ブラシ先端のキャリア側に逆移動し
て、画像部のトナー付着が少なくなった状態において穂
倒れが起きて現像を終了することとなる。これが「後端
白抜け」で、ハーフトーンでは一層顕著に現れる。更に
線速比を比較して大きくして現像する場合、磁気ブラシ
が潜像担持体に接触した際の衝撃力が大きく、キャリア
とトナーの付着力が低減して、トナーの移動が起こりや
すくなっている。この「後端白抜け」現象を生じる際、
後端白抜け部はギザギザになっている(波打ち状態)
が、そのメカニズムについて考察する。
【0015】固定配置された磁石外周を回動する現像ス
リーブ上の現像剤は磁力線に沿って磁気ブラシを形成
し、磁極ピークのある部分では完全に立ち上がり、磁極
間の接線磁極が高い部分では現像スリーブ表面に沿うよ
うになり、これを繰り返しながら現像スリーブ上を搬送
される。特に規制部材により薄層に形成された現像剤で
は上記現象が顕著である。そして磁気ブラシが現像領域
に入る際、現像主磁極と当該主磁極の1極前の磁極との
間で現像スリーブ表面に沿って搬送された現像剤は、主
磁極磁界にしたがって立ち上がり潜像担持体に摺擦して
現像を行う。そして現像後、現像主磁極磁界にしたがっ
て穂倒れを起こした磁気ブラシが現像スリーブ表面を下
流側に搬送されるものである。
【0016】ここで、現像主磁極磁界にしたがう磁気ブ
ラシの立ち上がり始めの段階で現像スリーブの長手方向
において立ち上がりにばらつきがあるならば、磁気ブラ
シが潜像担持体に接触する位置もばらつくこととなる。
つまり、磁気ブラシの立ち上がりのばらつきによって、
磁気ブラシが主磁極のピーク部分から外れた位置で完全
な立ち上がりを迎える状態がスリーブ長手方向において
散在することになり、更にスリーブ長手方向で隣り合っ
た磁気ブラシが引き合うこともあって、個々に分かれた
大きな穂となり、潜像担持体への接触位置がスリーブ長
手方向において不揃いでばらつく。このような事態は、
磁気ブラシの潜像担持体との摺擦後にも同じように発生
する。その結果、既述したように磁気ブラシ先端キャリ
アのトナードリフト現象によって発生したカウンターチ
ャージによる画像後端白抜けは、図8bに示すようにギ
ザギザ形状となるのである。一方、主磁極磁界にしたが
って立ち上がる磁気ブラシがスリーブ長手方向で均一な
立ち上がりを実現できるならば、後端白抜けの解消に伴
って、図8aに示すように画像後端のギザギザ形状もな
くなるはずである。
【0017】以上のような「後端白抜け」現象に関し
て、図18に示したように、数cm角のベタ画像におい
て後端にかかる状態で5mmφ程度の面積濃度を測定す
ると、図19における条件2での濃度特性(現像ニップ
幅が4mm程度)として結果が表れる。図19のグラフ
は、縦軸に図18に示したベタ画像の後端濃度を、横軸
に現像スリーブ移動速度Ssと潜像担持体移動速度Sp
との速度比を示すものである。線速比を例えば1.1程
度から一段と増加すると、後端白抜けを起こす部分以外
での濃度は上がるが、図17cに示した状態が著しく、
したがって後端白抜けも著しくなり、その幅も次第に広
がって、濃度測定位置での測定濃度結果に大きなばらつ
きがでる。
【0018】以上の欠点をなくすために、図16及び図
17に関連して説明した挙動状態から図17bに示す状
態にならない条件を見い出し、図19の破線(条件1)
に示すような、線速比が大きくなっても後端濃度の低下
がないか、線速比が大きくなりトナー供給の増加がある
ことに伴って後端濃度が上昇するような特性が得られる
方法を見いだす。
【0019】上記欠点をなくすための改良の方向とし
て、一つには、現像バイアスVbと地肌部の電位差を零
にするやり方が考えられる。このようなやり方は、トナ
ーが電荷量分布を持ち、地汚れを発生させ得る低い電荷
量のトナーに合わせて、地汚れを生じない電位差に設定
される必要があるため、現実的な改良の方策にはなり得
ない。また、トナーに磁性体を混合させた磁性トナーを
使用すると、トナーが現像スリーブ側の磁界の影響を受
け上記電界による移動が緩慢となり、図17bの状態が
起こりにくくなる。しかし、潜像担持体上の画像部への
トナー付着も減じ、画像全体の濃度が高くならないこと
と、磁性体を含むためにカラートナーへの展開ができな
いことの理由で、有効な改良の方策とすることが困難で
ある。キャリア特性やキャリア表面の構成を改良するこ
とで改良法としての可能性も残るが、耐久性等を考慮す
ると、この狙いだけのためにキャリアを変更するのは実
用的でなく、現実的な改良の方策にはなり得ない。
【0020】良質な画質を確保するために、細線の再現
性、特に縦横比、ドットの再現性、トナー付着の均一性
等のファクターを考慮することが指摘でき、これらは、
後端白抜け/ギザギザ発生の排除と共に達成されるべき
項目である。
【0021】以上の要点を鑑みて、本発明は、特に低コ
ントラスト画像の後端白抜け/ギザギザ発生を改善する
ことができて良好な画像濃度と画質を確保することを課
題とする。
【0022】
【課題を解決するための手段】上記課題は、本発明にし
たがって、現像剤を現像スリーブに汲み上げて、現像ス
リーブ上に磁気ブラシを形成し、潜像担持体に現像剤を
摺擦させて潜像を可視像化する現像方法において、磁気
ブラシが現像スリーブ長手方向に対し均一に穂立ちを起
こして、潜像担持体に接触するように構成することによ
って、解決される。あるいは磁気ブラシが現像スリーブ
長手方向に対し均一に潜像担持体から離間して、穂倒れ
を起こすように構成すれば、上記課題が一層確実に解決
できる。ここで穂立ち・穂倒れにおける「均一」とは、
例えばキャリア径50μmの場合にスリーブ長手方向に
おける磁気ブラシの穂の振幅が2mm程度、好ましくは
1mm程度に収まる状態を意味する。
【0023】また現像領域で穂立ちを起こす主磁極の法
線方向磁束密度の減衰率を40%以上、好ましくは50
%以上とすることで、上記課題が解決される。磁極の減
衰率が大きくなるということは、磁気ブラシの立ち上が
り・倒れの間の穂立ち幅が小さくなることで、その結
果、磁気ブラシは短く且つ密に立ち上がることとなる。
このような短く且つ密な立ち上がりをする磁気ブラシ
は、スリーブ長手方向において考察すると、立ち上がり
・倒れの均一化をもたらすものである。減衰率を大きく
するには、その磁極を形成する磁石の選択によって実現
可能である。また以下の実施の形態の項で述べるよう
に、実験的に、磁極の半値幅を狭くすることで、その減
衰率が大きくなることが判明している。当該半値幅を2
2°以下、望ましくは18°以下で構成するのが良い。
半値幅とは、法線方向の磁力分布曲線の最高法線磁力
(頂点)の半分の値(例えばN極によって作製されてい
る磁石の最高法線磁力が120mT(ミリテスラ)であ
った場合、半値50%というと60mTである。半値8
0%という表現もあり、この場合には96mTとなる)
を指す部分の角度幅のことである。
【0024】主磁極の半値幅を狭くする一つの方策とし
て、その磁力形成を補助する補助磁極を形成することが
考えられる。半値幅が狭くなれば、磁気ブラシの穂立ち
位置が主極に近づき、現像ニップ自体も狭くなり、良好
な画像濃度と画質を確保することができた。主磁極と現
像剤搬送方向上流側及び/又は下流側の搬送磁極との間
に主磁極の磁力形成を補助する補助磁極を形成するよう
になっていれば、好適である。そのためには、上記主磁
極を形成する主磁石の現像剤搬送方向上流側及び/又は
下流側に、補助磁石を配置するのが効果的である。補助
磁極を主磁極の下流側に形成すると、短く均一になった
磁気ブラシにおいて穂が倒れる際にスキャベンジを起こ
すブラシのむらを防止することができる。また補助磁極
を主磁極の上流側に形成すると、短く均一になった磁気
ブラシにおいて穂が立つ際にカウンターチャージを受け
るブラシのむらを防止することができる。
【0025】上記主磁石と補助磁石とによる磁石ローラ
における中心角を35°以下、望ましくは30°以下で
構成すること;上記補助磁石の半値幅を40°以下、望
ましくは35°以下で構成すること;あるいは上記補助
磁石と更にその外側に位置する現像剤搬送磁極のための
磁石との磁極変極点による磁石ローラにおける中心角を
120°以下、望ましくは90°以下で構成することが
好ましい。この場合、半値幅や中心角の下限に関して
は、それぞれの角度を形成する磁石が大きさや形状を有
するものなので、0°というのは現実的でなく、現像に
おいて必要最低限の磁力である60mT程度を確保でき
ることが条件とされる。上記主磁極と補助磁石の磁極と
は互いに異なっている。少なくとも上記主磁極を形成す
る磁石が、希土類金属合金によって構成されるならば好
都合である。
【0026】
【発明の実施の形態】本発明の詳細を、図に示す例に基
づいて説明する。先ず本発明に係る現像装置を含む感光
体ユニット全体について説明する。図1において、静電
潜像担持体である感光体ドラム1の周囲には、当該ドラ
ム表面を帯電するための帯電装置2、一様帯電処理面に
潜像を形成するためのレーザー光線でなる露光3、ドラ
ム表面の潜像に帯電トナーを付着することでトナー像を
形成する現像装置4、形成されたドラム上のトナー像を
記録紙6へ転写するための転写装置5、ドラム上の残留
トナーを除去するためのクリーニング装置7、ドラム上
の残留電位を除去するための除電ランプ8が順に配設さ
れている。このような構成において、帯電装置2の帯電
ローラによって表面を一様に帯電された感光体1は、露
光3によって静電潜像を形成され、現像装置4によって
トナー像を形成される。当該トナー像は、転写ベルトな
どでなる転写装置5によって、感光体ドラム1表面か
ら、不図示の給紙トレイから搬送された記録紙へ転写さ
れる。この転写の際に感光体ドラムに静電的に付着した
記録紙は、分離爪によって感光体ドラム1から分離され
る。そして未定着の記録紙上のトナー像は定着器によっ
て記録紙に定着される。一方、転写されずに感光体ドラ
ム上に残留したトナーは、クリーニング装置7によって
除去され回収される。残留トナーを除去された感光体ド
ラム1は除電ランプ8で初期化され、次回の画像形成プ
ロセスに供される。
【0027】上記現像装置4の構成を図2に基づいて説
明する。現像装置4内には、現像剤担持体である現像ロ
ーラ41が感光体ドラム1に近接するように配置されて
いて、双方の対向部分には、感光体ドラムと磁気ブラシ
が接触する現像領域が形成されている。現像ローラ41
では、アルミニウム、真鍮、ステンレス、導電性樹脂な
どの非磁性体を円筒形に形成してなる現像スリーブ43
が不図示の回転駆動機構によって時計回り方向に回転さ
れるようになっている。本実施例においては、感光体ド
ラム1のドラム径が60mmで、ドラム線速が240m
m/秒に設定され、現像スリーブ43のスリーブ径が2
0mmで、スリーブ線速が600mm/秒に設定されて
いる。したがって、ドラム線速に対するスリーブ線速の
比は2.5である。また感光体ドラム1と現像スリーブ
43との間隔である現像ギャップは0.4mmに設定さ
れている。現像ギャップは、従来ではキャリア粒径が5
0μmであれば0.65mmから0.8mm程度、言い
換えれば、現像剤粒径の10倍以上に設定されていた
が、本実施例では10倍以下(0.55mm)に設定す
るのが良い。これより広くすると望ましいとされる画像
濃度が出にくくなる。
【0028】現像剤の搬送方向(図で見て時計回り方
向)における現像領域の上流側部分には、現像剤チェー
ン穂の穂高さ、即ち、現像スリーブ上の現像剤量を規制
するドクタブレード45が設置されている。このドクタ
ブレード45と現像スリーブ43との間隔であるドクタ
ギャップは0.4mmに設定されている。更に現像ロー
ラの感光体ドラムとは反対側領域には、現像ケーシング
46内の現像剤を攪拌しながら現像ローラ41へ汲み上
げるためのスクリュー47が設置されている。
【0029】上記現像スリーブ43内には、当該現像ス
リーブ43の周表面に現像剤の穂立ちを生じるように磁
界を形成する磁石ローラ体(磁石ローラ)44が固定状
態で備えられている。この磁石ローラ体から発せられる
法線方向磁力線に沿うように、現像剤のキャリアが現像
スリーブ43上にチェーン状に穂立ちを起こし、このチ
ェーン状に穂立ちを生じたキャリアに帯電トナーが付着
されて、磁気ブラシが構成される。当該磁気ブラシは現
像スリーブ43の回転によって現像スリーブ43と同方
向(図で見て時計回り方向)に移送されることとなる。
上記磁石ローラ体44は、複数の磁極(磁石)を備えて
いる。具体的には、図3にも詳細を示すように、現像領
域部分に現像剤の穂立ちを生じる現像主磁石P1b、主
磁極の磁力形成を補助する主磁極磁力形成補助磁石P1
a,P1c、現像スリーブ43上に現像剤を汲み上げる
ための磁石P4、汲み上げられた現像剤を現像領域まで
搬送する磁石P5,P6、現像後の領域で現像剤を搬送
する磁極P2,P3を備えている。これら各磁石P1
b,P1a,P1c,P4,P5,P2及びP3は、現
像スリーブ43の半径方向に向けて配置されている。本
例では、磁石ローラ体44を8極の磁石によって構成し
ているが、汲み上げ性、黒ベタ画像追従性を向上させる
ためにP3極からドクタブレード45の間に磁石(磁
極)を更に増やして10極や12極で構成してもよい。
【0030】特に図2に示すように、上記現像主極群P
1は、P1a,P1b,P1cの順で上流側から並ぶ横
断面の小さな磁石から構成されている。横断面の小さい
これら磁石は希土類金属合金により作製されているが、
サマリウム合金系磁石、特にサマリウムコバルト合金系
磁石などを用いることもできる。希土類金属合金磁石の
うち代表的な鉄ネオジウムボロン合金磁石では最大エネ
ルギー積が358kJ/mであり、鉄ネオジウムボロ
ン合金ボンド磁石では最大エネルギー積が80kJ/m
前後である。このような磁石によって従来の磁石と異
なり、相当に小サイズ化しても必要な現像ローラ表面磁
力を確保できる。従来の通常フェライト磁石やフェライ
トボンド磁石では最大エネルギー積がそれぞれ36kJ
/m前後、20kJ/m前後である。スリーブ径を
大きくすることが許容される場合には、フェライト磁石
やフェライトボンド磁石を用いて形状を大きくとり、あ
るいはスリーブ側に向いた磁石先端を細く形成すること
によっても半値幅を狭くすることが可能である。また、
本実施例では横断面の小さな磁石により構成している
が、一体成形で形成される磁石ローラにより成形して良
く、更に、P1極群以外の磁石を一体成形しP1極群を
個別に形成し一体化若しくは同時に形成しても良い。扇
状に形成した磁石を磁石ローラ軸に貼り合わせによって
成形しても良い。
【0031】本例では、現像主磁石P1bと、現像スリ
ーブ43上に現像剤を汲み上げるための磁石P4と、汲
み上げられた現像剤を現像領域まで搬送する磁石P6
と、現像後の領域で現像剤を搬送する磁極P2,P3が
N極をなし、主磁極の磁力形成を補助する主磁極磁力形
成補助磁石P1a,P1cと、汲み上げられた現像剤を
搬送する磁石P5がS極をなしている。法線方向の磁束
密度を測定し円チャートグラフとして示した図3で理解
できるように、主磁石P1bとして、現像ローラ上で8
5mT以上の法線方向磁力を有する磁石が用いられた。
本例では、当該主磁石P1bより回転下流側の主磁極磁
力形成補助磁石P1cとして60mT以上の磁力を有す
る磁石を用いることにより、キャリア付着などの異常画
像の発生が無いことが確認された。これよりも小さい磁
力の場合にはキャリア付着が発生した。キャリア付着に
関係する磁力は接線磁力であり、この接線磁力を大きく
するためにはP1b,P1cの磁力を大きくする必要が
あるが、どちらかを十分に大きくすることでキャリア付
着の発生を抑えることができる。磁石P1a,P1b,
P1cの磁石幅は2mmであった。この時のP1bの半
値幅は16°であった。
【0032】なお別の例として図4に示すように、主磁
石P1bの下流側のみに主磁極磁力形成補助磁石P1c
を配置したところ、主磁石P1bでの半値幅は変わりな
かったが、主磁極(P1b部分)の磁力が数%低下し
た。上流側に主磁極磁力形成補助磁石(P1a)が無い
ためにP1a部分の磁力は低下し、30mT程度になっ
たことが確認されたが、この箇所は入口シールによって
覆うことができる部分であり、そのような構成では当該
箇所が作像部に露出しないので、画像に影響が出ぬよう
にして主磁極に現像剤を提供することが可能である。更
に磁石の幅を狭くすることで、半値幅は更に細くなるこ
とが確認された。1.6mm幅の磁石を用いた際の主磁
極の半値幅は12°であった。
【0033】法線方向の磁力密度の減衰率を考察するに
あたり、改めて図3に戻る。当該図は法線磁力パターン
を示すもので、実線は現像スリーブ表面上の磁束密度を
測定して円チャートグラフであり、破線は現像スリーブ
表面から1mm離れたところでの法線方向の磁束密度を
測定した円チャートグラフである。対照のため、図5に
従来の磁石ローラでの磁力詳細を概略的に示す。測定に
使用した計測装置はADS社製ガウスメーター(HGM
-8300)並びにADS社製A1型アキシャルプロー
ブであり、円チャートレコーダにて記録した。
【0034】本例での磁石ローラによる観測では、主磁
極P1bのスリーブ表面上の法線方向の磁束密度は95
mTを示し、スリーブ表面から1mm離れた部分での法
線方向磁束密度は44.2mTであり、磁束密度の変化
量は50.8mTの磁力差であった。この時の法線方向
磁束密度の減衰率(スリーブ表面上の法線方向磁束密度
のピーク値からとスリーブ表面から1mm離れたところ
での法線方向磁束密度のピーク値の差をスリーブ表面上
の法線方向磁束密度のピーク値で割った比率)は53.
5%である。主磁極P1bの上流側に位置する主磁極磁
力形成補助磁石P1aのスリーブ表面上の法線方向磁束
密度は93mTを示し、スリーブ表面上から1mm離れ
た部分での法線方向磁束密度は49.6mTであり、磁
束密度の変化量は43.4mTの磁力差であった。この
時の法線方向磁束密度の減衰率は46.7%である。主
磁極P1bの下流側に位置する主磁極磁力形成補助磁石
P1cのスリーブ表面上の法線方向磁束密度は92mT
を示し、スリーブ表面上から1mm離れた部分での法線
方向磁束密度は51.7mTであり、磁束密度の変化量
は40.3mTの磁力差であった。この時の法線方向磁
束密度の減衰率は43.8%である。本例では、磁石ロ
ーラ上に発生した磁力線に沿って形成された磁気ブラシ
は、主磁極P1bに形成されるブラシ部分のみが感光体
に接し、感光体上の静電潜像を顕像化する。この際、感
光体が接しない状態で測定すると当該箇所での磁気ブラ
シの長さは約1.5mmで、従来の磁石ローラで形成さ
れる磁気ブラシ(約3mm)よりも穂立ちが短く、密に
なった状態を作り出すことが可能となった。現像剤規制
部材と現像スリーブの間の距離が従来と同じである場合
には、現像剤規制部材を通過する現像剤量が同じである
ので、現像領域にある磁気ブラシは短く、密になってい
ることが確認できた。この現象は図3の法線磁力パター
ンからも理解でき、現像スリーブ表面から1mm離れた
ところでの法線磁束密度が大きく減少しているので、磁
気ブラシは現像スリーブより離れたところではブラシチ
ェーンを形成することができず、磁気ブラシが短く現像
スリーブ表面に密に形成することとなる。ちなみに従来
の磁石ローラ(図5)では、主磁極のスリーブ表面上の
法線方向磁束密度は73mTを示し、スリーブ表面上か
ら1mm離れた部分での法線方向磁束密度は51.8m
Tであり、磁束密度の変化量は21.2mTの磁力差で
あった。この時の法線方向磁束密度の減衰率は29%で
ある。
【0035】本発明に係る磁石ローラの法線方向磁力分
布とその大きさ程度を示す図3を基礎にして主磁石P1
bと補助磁石P1a,P1cの位置関係を中心として改
めて表した図6から認識できるように、主磁石の最高法
線磁力が95mTである時の半値は47.5mTで、そ
の半値幅は22°である。この主磁極の半値幅22°を
境に、それより大きくすると異常画像の発生があること
が確認された。
【0036】主磁極磁力形成補助磁石P1a,P1cの
半値幅は35°以下に形成する。この部分での半値幅は
外側に位置するP2やP6の半値幅が大きいために主磁
極でのように半値幅を相対的に狭く設定することができ
ない。また主磁石P1bの両側にある主磁極磁力形成補
助磁石P1a,P1cによる挟角を30°以下に形成す
る。主磁極の現像剤搬送方向上流及び下流に補助磁極を
形成した上記の例では、主磁極での半値幅を16°に設
定するために当該挟角は22°とした。更に主磁極磁力
形成補助磁石P1a,P1cと当該補助磁石の外側にあ
る磁石P2,P6とによる変極点(0mT:磁力がN極
からS極、S極からN極に変わる点)の挟角を120°
以下にする。
【0037】具体的な例として、16mm径と20mm
径での本発明に係るFeNdBボンドの磁石ローラでの
磁束密度等を従来構成での磁石ローラとの比較において
表1に示す。当該磁石ローラの測定は既述したADS社
製TS−10A型プローブ、ガウスメータHGM−89
00Sを用いて行った。法線方向、接線方向の磁束密度
の測定のホール素子の位置はスリーブ表面より0.5m
mに設定した。
【0038】
【表1】
【0039】以上の条件により、後端白抜け及びギザギ
ザ形状の発生が抑制される。つまり、主磁極の半値幅を
狭くしたことで、短い磁気ブラシでの立ち上がりと穂倒
れを実現して現像ニップを狭くし、図17bに示された
磁気ブラシ先端側トナーの根元側への移動を極力少なく
し、スリーブ長手方向においては、その立ち上がりと倒
れを均一化するので、画像後端におけるギザギザ形状と
白抜けの発生がし難くなるのである。
【0040】図7は磁気ブラシ穂立ち均一度と画像後端
白抜けランクの関係を示していて、磁気ブラシが主磁極
によって発生する磁力線に沿って穂立ちを起こす穂立ち
均一度をランクで表している。ランク数字が小さい方が
穂立ちがばらついている状態であり、ランク数字が大き
い方が穂立ちの均一性に優れている。穂立ちの均一度が
上がるほど画像後端白抜けランクも良くなることが分か
る。
【0041】磁気ブラシの穂立ち均一度が悪い場合、図
8bに示すように、潜像担持体に接する部分における磁
気ブラシが不均一になるため、トナー移動の挙動が現像
スリーブ長手方向各位置によって異なり、非画像部の電
荷により移動するトナーの距離が変わり、潜像担持体近
傍のトナー濃度が長手方向に対して不均一になってしま
い、画像後端白抜けが起きやすくなる。また、画像後端
部が波打った状態で画像後端白抜けが発生する。反対に
穂立ち均一度が良い場合には、図8aのように、潜像担
持体に接触する際に磁気ブラシが長手方向に対して均一
に接触するため、トナーの移動が均一となり、画像後端
白抜けの発生を抑えることができる。このようなことは
磁気ブラシが潜像担持体から離間する側でも同じであ
り、均一に離間することが望ましく、磁気ブラシが現像
領域から抜ける際、スリーブ長手方向において均一な状
態でブラシ穂が現像スリーブに倒れる状態となると、ス
キャベンジが均一となる。従来の磁石ローラのように不
均一に磁気ブラシが現像スリーブに穂倒れを起こす場合
にはスキャベンジ量に差が生まれ、画像後端部を磁気ブ
ラシが掃き取る状態を作り出して、異常画像の発生を促
してしまう。
【0042】本発明によれば、後端白抜けやギザギザ形
状の発生抑制と同様に、横線の再現性(特に縦横比の確
保)、ドットの再現性、トナー付着の均一性が改善され
る。そのイメージを図9に示し、図15と比較する。
【0043】主磁極が更に制御され、キャリアの穂列を
1列のみ感光体に接触可能である場合は、[キャリア粒
径×線速比(Ss/Sp)]以上のニップ幅で現像が可
能となる。
【0044】磁気ブラシ均一度は半値幅によって表すこ
とが可能である。図10は主磁極半値幅と磁気ブラシの
穂立ち均一度の関係を表す。半値幅が小さくなるほど磁
気ブラシの穂立ちの均一性が向上する。穂立ちが均一に
なることによって画像が良くなることは図7より明らか
である。
【0045】また半値幅を狭くすることによって後端白
抜けランクが良くなることは図11から明らかである。
この図11は図7と図10の関係から導き出せるもの
で、半値幅が狭くなるほど磁気ブラシの穂立ち均一度が
上がり(図10)、当該穂立ち均一度が上がるほど画像
後端白抜けランクも上がる(図7)であるから、図11
に示されるような関係が成り立つのである。
【0046】穂立ちの均一性が良い状態は、減衰率の高
い磁石ローラを用いて主磁極を形成させることによっ
て、作り出すことができる。実験値では半値幅を小さく
することによって減衰率が高まることが判明している。
半値幅を小さくするには、磁石の幅(スリーブ円周方向
での幅)を小さくすることによって達成できるが、半値
幅を狭くすることにより隣り合う磁石に回り込む磁力線
量が増え、スリーブ表面より離れた部分での法線磁束密
度が低下する。磁石ローラと現像スリーブの間には、磁
石ローラが固定され現像スリーブが回転するのに必要な
空間と現像スリーブの肉厚分とに基づく実質空隙が存在
し、接線磁束密度位置が実質的に現像スリーブ側に集中
するので、法線磁束密度はスリーブ表面から遠ざかるほ
ど低下するのである。
【0047】減衰率の高い磁石ローラを使用すると磁気
ブラシは短く密に形成される。これに対して、減衰率の
低い従来の磁石ローラでは磁気ブラシは長く疎に形成さ
れる。これは、減衰率の大きい磁石により形成された磁
界は隣の磁石(例えばP1bに対するP1a,P1c)
に引き付けられやすくなり、法線方向に磁束が広がるよ
りも接線方向に磁束が回り込む寄与が高くなり、法線方
向の磁束密度が小さくなることによって法線方向に磁気
ブラシが形成されにくくなり、短く且つ密に磁気ブラシ
が形成されるのである。例えば減衰率の高い磁石P1b
に形成される磁気ブラシは細長く個別に形成されるより
も隣り合って短く形成された方が安定する。減衰率の低
い従来の磁石ローラでは現像剤の汲み上げ量を少なくし
ても磁気ブラシは短くならず、ほぼ前述した磁気ブラシ
と同等の長さとなってしまう。
【0048】減衰率を高くするには、主磁極と隣り合う
主磁極形成補助磁石を(スリーブ周方向において)主磁
極位置に近づけることでも達成可能である。こうするこ
とにより、主磁極から発せられる磁力線が隣り合う主磁
極形成補助磁極に流れ込む磁力線が増すことになって、
減衰率が高くなる。
【0049】主磁極の半値幅を狭くして、短い磁気ブラ
シでの立ち上がりと穂倒れを実現し、スリーブ長手方向
においては、その立ち上がりと倒れを均一化すること
で、図19に破線で示した曲線の如く、線速比が大きく
なっても後端濃度の低下がない特性となること(条件
1)が確認された。これにより、後端白抜け/ギザギザ
が発生しない画質向上を実現する現像装置を提供するこ
とができる。
【0050】次に、本発明の適用を電子写真式カラー複
写機(以下、カラー複写機という)に広げて説明する。
まず、図12を用いて、本カラー複写機の概略構成及び
動作について説明する。このカラー複写機は、カラー画
像読取装置(以下、カラースキャナという)11、カラ
ー画像記録装置(以下、カラープリンタという)12、
給紙バンク13等で構成されている。
【0051】上記カラースキャナ11は、コンタクトガ
ラス101上の原稿10の画像を照明ランプ102、ミ
ラー群103a,103b,103c及びレンズ104
を介してカラーセンサ105に結像して、原稿10のカ
ラー画像情報を、例えば赤、緑、青(以下、それぞれ
R,G,Bという)の色分解光毎に読み取り、電気的な
画像信号に変換する。ここで、カラーセンサ105は、
本例ではR,G,Bの色分解手段とCCDのような光電
変換素子で構成され、原稿10の画像を色分解した3色
のカラー画像を同時に読み取っている。そして、このカ
ラースキャナ11で得たR,G,Bの色分解画像信号強
度レベルを基にして、不図示の画像処理部で色変換処理
を行い、黒(以下、Bkという)、シアン(以下、Cと
いう)、マゼンタ(以下、Mという)、イエロー(以
下、Yという)のカラー画像データを得る。
【0052】上記Bk、C、M、Yのカラー画像データ
を得るためのカラースキャナ11の動作は次の通りであ
る。後述のカラープリンタ12の動作とタイミングを取
ったスキャナスタート信号を受けて、照明ランプ102
及びミラー群103a,103b,103c等からなる
光学系が矢印左方向へ原稿10を走査し、1回の走査毎
に1色のカラー画像データを得る。この動作を合計4回
繰り返すことによって、順次4色のカラー画像データを
得る。そして、その都度カラープリンタ12で順次顕像
化しつつ、これを重ね合わせて最終的な4色フルカラー
画像を形成する。
【0053】上記カラープリンタ12は、像担持体とし
ての感光体ドラム20、書き込み光学ユニット22、リ
ボルバ現像ユニット23、中間転写装置26、定着装置
27等で構成されている。 上記感光体ドラム20は矢
印の反時計方向に回転し、その周りには、感光体クリー
ニング装置201、除電ランプ202、帯電器203、
電位センサ204、リボルバ現像ユニット23の選択さ
れた現像器、現像濃度パターン検知器205、中間転写
装置26の中間転写ベルト261などが配置されてい
る。
【0054】また、上記書き込み光学ユニット22は、
カラースキャナ11からのカラー画像データを光信号に
変換して、原稿10の画像に対応した光書き込みを行
い、感光体ドラム20に静電潜像を形成する。この書き
込み光学ユニット22は、光源としての半導体レーザー
221、不図示のレーザー発光駆動制御部、ポリゴンミ
ラー222とその回転用モータ223、f/θレンズ2
24、反射ミラー225などで構成されている。
【0055】また、上記リボルバ現像ユニット23は、
Bk現像器231K、C現像器231C、M現像器23
1M及びY現像器231Yと、各現像器を矢印の反時計
方向に回転させる後述のリボルバ回転駆動部などで構成
されている。各現像器は、静電潜像を現像するために現
像剤の穂を感光体ドラム20の表面に接触させて回転す
る現像スリーブと、現像剤を汲み上げて攪拌するために
回転する現像剤パドルなどで構成されている。各現像器
231内のトナーはフェライトキャリアとの攪拌によっ
て負極性に帯電され、また、各現像スリーブには不図示
の現像バイアス電源によって負の直流電圧Vdcに交流
電圧Vacが重畳された現像バイアスが印加され、現像
スリーブが感光体ドラム20の金属基体層に対して所定
電位にバイアスされている。複写機本体の待機状態で
は、リボルバ現像ユニット23はBk現像器231Kが
現像位置にセットされており、コピー動作が開始される
と、カラースキャナ11で所定のタイミングからBkカ
ラー画像データの読み取りが開始され、このカラー画像
データに基づいてレーザー光による光書き込み、静電潜
像形成が始まる(以下、Bk画像データによる静電潜像
をBk潜像という。C、M、Yについても同様)。この
Bk潜像の先端部から現像可能とすべくBk現像位置に
静電潜像先端部が到達する前にBk現像スリーブを回転
開始しておいて、Bk潜像をBKトナーで現像する。B
k潜像領域の現像動作が続いて、静電潜像後端部がBk
現像位置を通過した時点で、速やかに次の色の現像器
(本例では通常C現像器)が現像位置にくるまで、リボ
ルバ現像ユニット23が回転する。これは少なくとも、
次の画像データによる静電潜像先端部が到達する前に完
了する。
【0056】このリボルバ現像ユニット23について
は、後で詳しく説明する。上記中間転写装置26は、中
間転写ベルト261、ベルトクリーニング装置262、
紙転写コロナ放電器(以下、紙転写器という)263な
どで構成されている。中間転写ベルト261は駆動ロー
ラ264a、転写対向ローラ264b、クリーニング対
向ローラ264c及び従動ローラ群に張架されており、
不図示の駆動モータにより、駆動制御される。またベル
トクリーニング装置262は、入口シール、ゴムブレー
ド、排出コイル、入口シール及びゴムブレードの接離機
構等で構成されており、1色目のBk画像を中間転写ベ
ルト261に転写した後の2、3、4色目の画像をベル
ト転写している間は接離機構によって中間転写ベルト2
61の表面から入口シール、ブレードを離間させてお
く。また紙転写器263は、コロナ放電方式にてAC電
圧+DC電圧、又はDC電圧を印加して、中間転写ベル
ト261上の重ねトナー像を記録紙に一括転写する。
【0057】また、カラープリンタ12内の記録紙カセ
ット207及び給紙バンク13内の記録紙カセット30
a,30b,30cには、各種サイズの記録紙が収納さ
れており、指定されたサイズの記録紙のカセットから、
給紙コロ28,31a,31b,31cによってレジス
トローラ対29方向に給紙、搬送される。また、プリン
タ12の図で見て右側面には、OHP用紙や厚紙などの
手差し給紙用の手差しトレイ21が設けられている。
【0058】上記構成のカラー複写機において、画像形
成サイクルが開始されると、まず感光体ドラム20は矢
印の反時計方向に、中間転写ベルト261は矢印の時計
回りに不図示の駆動モータによって回転される。中間転
写ベルト261の回転に伴ってBkトナー像形成、Cト
ナー像形成、Mトナー像形成、Yトナー像形成が行わ
れ、最終的にBk、C、M、Yの順に中間転写ベルト2
61上に重ねてトナ−像が形成される。
【0059】上記Bkトナー像形成は次のように行なわ
れる。帯電器203はコロナ放電によって感光体ドラム
20を負電荷で約−700Vに一様帯電する。そして、
半導体レーザー221はBkカラー画像信号に基づいて
ラスタ露光を行う。このラスタ像が露光されたとき、当
初一様荷電された感光体ドラム20の露光部分は、露光
光量に比例する電荷が消失し、Bk潜像が形成される。
そして、このBk潜像にBk現像スリーブ上の負帯電の
Bkトナーが接触することにより、感光体ドラム20の
電荷が残っている部分にはトナーが付着せず、電荷の無
い部分、つまり露光された部分にはBkトナーが吸着さ
れ、静電潜像と相似なBkトナー像が形成される。そし
て、感光体ドラム20上に形成されたBkトナー像は、
感光体ドラム20と接触状態で等速駆動している中間転
写ベルト261の表面に、ベルト転写器265によって
転写される(以下、感光体ドラム20から中間転写ベル
ト261へのトナー像転写をベルト転写という)。
【0060】感光体ドラム20上の若干の未転写残留ト
ナーは、感光体ドラム20の再使用に備えて感光体クリ
ーニング装置201で清掃される。ここで回収されたト
ナーは回収パイプを経由して不図示の排トナータンクに
蓄えられる。
【0061】感光体ドラム20側ではBk画像形成工程
の次にC画像形成工程に進み、所定のタイミングでカラ
ースキャナ11によるC画像データ読み取りが始まり、
そのC画像データによるレーザー光書き込みで、C潜像
形成が行われる。そして、先のBk潜像の後端部が通過
した後で、かつC潜像の先端部が到達する前にリボルバ
ー現像ユニット23の回転動作が行なわれ、C現像器2
31Cが現像位置にセットされてC潜像がCトナーで現
像される。C潜像領域の現像が続いて、C潜像の後端部
が現像位置を通過した時点で、先のBk現像器231B
の場合と同様にリボルバー現像ユニット23の回転動作
がなされ、次のM現像器231Mを現像位置に移動させ
る。これもやはり次のM潜像の先端部が現像位置に到達
する前に完了させる。
【0062】なお、M及びYの画像形成工程について
は、それぞれのカラー画像データ読み取り、静電潜像形
成、現像の動作が上述のBk、Cの工程と同様であるの
で説明を省略する。
【0063】上記中間転写ベルト261には、感光体ド
ラム20に順次形成されるBk、C、M、Yのトナー像
を、同一面に順次位置合わせして、4色重ねのトナー像
が形成され、次の転写工程において、この4色のトナー
像が記録紙に紙転写器263により一括転写される。
【0064】上記画像形成動作が開始される時期に、記
録紙は上記記録紙カセット又は手差しトレイのいずれか
から給送され、レジストローラ対29のニップで待機し
ている。そして、紙転写器263に中間転写ベルト26
1上のトナー像先端がさしかかるときに、ちょうど記録
紙の先端がこのトナー像の先端に一致するようにレジス
トローラ対29が、駆動され、記録紙とトナー像とのレ
ジスト合わせが行われる。そして、記録紙が中間転写ベ
ルト261上のトナー像と重ねられて正電位の紙転写器
263の上を通過する。このときコロナ放電電流で記録
紙が正電荷で荷電され、トナー画像が記録紙上に転写さ
れる。続いて紙転写器263の図で見て左側に配置され
るべき不図示のAC+DCコロナによる分離除電器との
対向部を通過するときに、記録紙は除電され、中間転写
ベルト261から剥離して搬送ベルト211に移る。
【0065】そして、中間転写ベルト261面から4色
重ねトナー像を一括転写された記録紙は、搬送ベルト2
11で定着装置27に搬送され、所定温度に制御された
定着ローラ271と加圧ローラ272のニップ部でトナ
ー像が溶融定着され、排出ローラ対32で装置本体外に
送り出され、不図示のコピートレイに表向きにスタック
され、フルカラーコピーを得る。
【0066】一方、ベルト転写後の感光体ドラム20の
表面は、感光体クリーニング装置201(ブラシロー
ラ、ゴムブレード)でクリーニングされ、除電ランプ2
02で均一に除電される。また、記録紙にトナー像を転
写した後の中間転写ベルト261の表面は、ベルトクリ
ーニング装置262のブレードを再びブレード接離機構
で押圧することによってクリーニングされる。
【0067】次に、上記リボルバ現像ユニット23につ
いて説明する。図13は、各現像器231K,231
C,231M,231Yが一体となったリボルバ現像ユ
ニット23の内部構造を示す断面図である。このリボル
バ現像ユニット23の各現像器231K,231C,2
31M,231Yは、不図示の前後端板間に設けられた
中空角筒状のステー部材242によってそれぞれ支持さ
れている。また、各現像器231K,231C,231
M,231Yは、それぞれ同型の現像器ケーシング部2
83K,283C,283M,283Yを備えている。
これら各現像器ケーシング部283K,283C,28
3M,283Yには、現像剤としてのキャリア及び各色
のトナーからなる二成分現像剤がそれぞれ収容されてい
る。図示の例では感光体ドラム20に対向する現像位置
にあるのが黒トナーとキャリアを収容したBk現像器2
31Kで、図中反時計回りの順に、イエロートナーとキ
ャリアを収容したY現像器231Y、マゼンタトナーと
キャリアを収容したM現像器231M、シアントナーと
キャリアを収容したC現像器231Cになっている。
【0068】ここで、4つの各現像器の内部構造はまっ
たく同様なので、以下、図13において現像位置にある
Bk現像器231Kを例にとってその内部構造を説明
し、他の現像器の内部構造については、対応する部材の
符号として、Bk現像器における符号と同じ数字にイエ
ロー、マゼンタ、シアンの各現像器を区別するためY,
M,Cの添字を付した符号を図中に示し、その説明を省
略する。
【0069】図13に示すように現像装置に設けられて
いる現像剤担持体としての現像ローラ284は、潜像担
持体としての感光体ドラム20に近接するようにして配
置されており、両者の対向部分に現像領域が形成される
ようになっている。上記現像ローラ284には、アルミ
ニウム、真鍮、ステンレス、導電性樹脂などの非磁性体
を円筒状に形成してなる現像スリーブ285が不図示の
回転駆動機構によって時計回り方向に回転されるように
して備えられている。本例においては、感光体ドラム2
0のドラム径が90mmに設定されているとともに、ド
ラム線速が200mm/secが設定されている。また
現像スリーブ285のスリーブ径は30mmに設定され
ているとともに、スリーブ線速は240mm/secに
設定されている。したがって感光体ドラム20のドラム
線速に対する現像スリーブ285のスリーブ線速の比は
1.2である。また感光体ドラム20と現像スリーブ2
85との間隔である現像ギャップは0.4mmに設定さ
れている。
【0070】上記現像スリーブ285内には当該現像ス
リーブ285の表面上に現像剤を立ち上げるように磁界
を形成する磁石ローラ体286が固定状態で備えられて
いる。このとき現像剤を構成するキャリアは、上記磁石
ローラ体286から発せられる磁力線に沿うようにして
現像スリーブ285上にチェーン状に穂立ちを起こすと
ともに、このチェーン状に穂立ちを起こしたキャリアに
対して帯電トナーが付着されて磁気ブラシが構成される
ようになっている。この磁気ブラシは、現像スリーブ2
85の回転移送にともなって現像スリーブ285と同方
向(時計回り方向)に移送されることとなる。上記磁石
ローラ体286は、複数の磁極を備えている。具体的に
は、図14に詳細を示すように、現像領域部分に現像剤
を立ち上げる現像主磁極P1bと、現像主磁極磁力の形
成を補助する主磁極形成補助部材P1a,P1c、現像
スリーブ285上に現像剤を汲み上げるための磁極P
4,P5、汲み上げられた現像剤を現像領域まで搬送さ
せる磁極P6,P7,P8、現像後の領域で現像剤を搬
送させる磁極P2,P3を備えている。これらの各磁極
P1b,P1a,P1c,P4,P5,P6,P7,P
8,P2及びP3は、現像スリーブ285の半径方向に
向けて配置されている。その30mm径での本発明に係
るFeNdBボンドの磁石ローラでの磁束密度等を従来
構成での磁石ローラとの比較において表2に示す。
【0071】
【表2】
【0072】上記磁石ローラ286は10極によって構
成されているが、汲み上げ性、黒ベタ画像追従性を向上
させるためにP3極からドクタブレード間に磁極を更に
増やして12極で構成する磁石ローラとしても良い。磁
石の形状に関しては、上記磁石ローラ内部の個々の磁石
断面形状は四角でもよいが、その他に扇型、竹輪型など
が考えられる。
【0073】上記磁石ローラの測定は既述したADS社
製TS−10A型プローブ、ガウスメータHGM−89
00Sを用いて行った。法線方向、接線方向の磁束密度
の測定のホール素子の位置はスリーブ表面より0.5m
mに設定した。
【0074】以上のような構成を有する現像ローラを有
する現像装置において、現像器ケーシング部283K内
には、現像ローラ284に担持され感光体ドラム20と
の対向部に搬送される現像剤量を規制するドクタブレー
ド287、当該ドクタブレード287で規制されて現像
器ケーシング内に押し留められた現像剤の−部を中心軸
線方向に沿って後から前に搬送する第1搬送スクリュー
288、及び、中心軸線方向に沿って上記第1搬送スク
リュー288とは逆の向きに現像剤を搬送する第2搬送
スクリュー289が配設されている。この第2搬送スク
リュー289の下方の現像器ケーシング部283Kに
は、現像器ケーシング部283Kに収容されている現像
剤のトナー濃度を検出するためのトナー濃度センサが設
置されている。
【0075】
【発明の効果】本発明によれば、短い磁気ブラシでの立
ち上がりと倒れを実現して現像ニップを狭くし、スリー
ブ長手方向においては、その立ち上がりと倒れを均一化
することができたので、画像後端における白抜けやギザ
ギザ形状の発生更には細線画像の発生を防止でき、点画
像の細らせ現象を低減できるなど、異常画像の発生原因
を抑え、画像濃度を高くし且つ低コントラスト画像を良
好にすることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る現像装置を含む感光体ユニットの
概略構成図である。
【図2】図1における現像装置の詳細構成図である。
【図3】本発明に係る現像装置での現像ローラの磁力分
布とその大きさ程度を示す図である。
【図4】磁石P1aが欠けた場合の磁力分布を示す図で
ある。
【図5】比較のために従来公知の現像ローラの磁力分布
を示す図である。
【図6】主磁石と主磁極磁力形成補助磁石の角度位置関
係を表す図である。
【図7】磁気ブラシの穂立ち均一度と画像後端白抜けの
程度の関係をランク的に示すグラフである。
【図8】後端白抜けの有無に伴う現像スリーブ長手方向
での様子を示す概念図で、(a)が本発明に係る磁気ブ
ラシによるものであり、(b)が従来の磁気ブラシによ
るものである。
【図9】本発明での現像領域での現像ギャップやニップ
の大きさを示すイメージ図である。
【図10】主磁極の半値幅と磁気ブラシの穂立ち均一度
の程度の関係を示すグラフである。
【図11】主磁極の半値幅と画像後端白抜けの程度の関
係を示すグラフである。
【図12】本発明に係る画像形成装置としてのカラー複
写機の概略構成図である。
【図13】本発明に係る現像装置としてのリボルバ現像
ユニットの部分概略構成図である。
【図14】図10のリボルバ現像ユニットでの現像ロー
ラの磁力分布とその大きさ程度を示す図である。
【図15】比較のために従来公知の現像ギャップやニッ
プの大きさを示すイメージ図である。
【図16】現像ニップ内での磁気ブラシにおけるキャリ
アに付着しているトナーの振る舞いを静電潜像との位置
関係で示すもので、静電潜像の表面電位とニップでの静
電潜像位置の状態及びニップ内での磁気ブラシの動きを
夫々a,bで示す。
【図17】図16aでの磁気ブラシの先端キャリアとト
ナーの付着状態をモデル図として表したもので、a〜d
がそれぞれ磁気ブラシ位置H1,H2,H3,H4に相
当する。
【図18】後端白抜けの観察のために用いたベタ画像を
示す図である。
【図19】現像スリーブの移動速度と感光体の移動速度
の速度比と画像濃度の関係を示すグラフである。
【符号の説明】
1 感光体ドラム 4 現像装置 41 現像ローラ 43 現像スリーブ 44 磁石ローラ体 45 ドクタブレード 47 スクリュー

Claims (27)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 現像剤を現像スリーブに汲み上げて、現
    像スリーブ上に磁気ブラシを形成し、潜像担持体に現像
    剤を摺擦させて潜像を可視像化する現像方法において、 上記磁気ブラシが現像スリーブ長手方向に対し均一に穂
    立ちを起こして、潜像担持体に接触することを特徴とす
    る現像方法。
  2. 【請求項2】 現像剤を現像スリーブに汲み上げて、現
    像スリーブ上に磁気ブラシを形成し、潜像担持体に現像
    剤を摺擦させて潜像を可視像化する現像方法において、 上記磁気ブラシが現像スリーブ長手方向に対し均一に潜
    像担持体から離間し、穂倒れを起こすことを特徴とする
    現像方法。
  3. 【請求項3】 現像剤を現像スリーブに汲み上げて、現
    像スリーブ上に磁気ブラシを形成し、潜像担持体に現像
    剤を摺擦させて潜像を可視像化する現像方法において、 現像剤を立ち上げる主磁極の磁力形成を補助する補助磁
    極を形成することを特徴とする現像方法。
  4. 【請求項4】 現像剤を立ち上げる主磁極と現像剤搬送
    方向上流側及び/又は下流側の搬送磁極との間に主磁極
    磁力の形成を補助する補助磁極を形成することを特徴と
    する請求項3に記載の現像方法。
  5. 【請求項5】 現像剤を現像スリーブに汲み上げて、現
    像スリーブ上に磁気ブラシを形成し、潜像担持体に現像
    剤を摺擦させて潜像を可視像化する現像装置において、 上記磁気ブラシが現像スリーブ長手方向に対し均一に穂
    立ちを起こして、潜像担持体に接触することを特徴とす
    る現像装置。
  6. 【請求項6】 現像剤を現像スリーブに汲み上げて、現
    像スリーブ上に磁気ブラシを形成し、潜像担持体に現像
    剤を摺擦させて潜像を可視像化する現像装置において、 上記磁気ブラシが現像スリーブ長手方向に対し均一に潜
    像担持体から離間し、穂倒れを起こすことを特徴とする
    現像装置。
  7. 【請求項7】 潜像を可視像化するための現像剤担持体
    が非磁性スリーブと当該スリーブ内に固定配置された磁
    石ローラとからなり、当該磁石ローラが現像剤汲み上げ
    磁極、現像剤搬送磁極、現像剤穂立ちのための主磁極を
    備える現像装置において、 上記主磁極の法線方向磁束密度の減衰率が40%以上で
    あることを特徴とする現像装置。
  8. 【請求項8】 上記主磁極を形成する磁石が希土類金属
    合金によって構成されることを特徴とする請求項7に記
    載の現像装置。
  9. 【請求項9】 潜像を可視像化するための現像剤担持体
    が非磁性スリーブと当該スリーブ内に固定配置された磁
    石ローラとからなり、当該磁石ローラが現像剤汲み上げ
    磁極、現像剤搬送磁極、現像剤穂立ちのための主磁極を
    備える現像装置において、 上記主磁極の半値幅が22°以下であることを特徴とす
    る現像装置。
  10. 【請求項10】 潜像を可視像化するための現像剤担持
    体が非磁性スリーブと当該スリーブ内に固定配置された
    磁石ローラとからなり、当該磁石ローラが現像剤汲み上
    げ磁極、現像剤搬送磁極、現像剤穂立ちのための主磁極
    を備える現像装置において、 上記主磁極の磁力形成を補助する補助磁石を備えること
    を特徴とする現像装置。
  11. 【請求項11】 上記補助磁石を、上記主磁極を形成す
    る主磁石の現像剤搬送方向上流側及び/又は下流側に配
    置することを特徴とする請求項10に記載の現像装置。
  12. 【請求項12】 上記主磁石と補助磁石とによる磁石ロ
    ーラにおける中心角を35°以下で構成することを特徴
    とする請求項11に記載の現像装置。
  13. 【請求項13】 上記補助磁石の半値幅を40°以下で
    構成することを特徴とする請求項10又は11に記載の
    現像装置。
  14. 【請求項14】 上記補助磁石と更にその外側に位置す
    る現像剤搬送磁極のための磁石との磁極変極点による磁
    石ローラにおける中心角を120°以下で構成すること
    を特徴とする請求項11に記載の現像装置。
  15. 【請求項15】 上記主磁極と補助磁石の磁極とが互い
    に異なることを特徴とする請求項10〜14のいずれか
    一項に記載の現像装置。
  16. 【請求項16】 上記主磁極を形成する磁石が、希土類
    金属合金によって構成されることを特徴とする請求項1
    0〜15のいずれか一項に記載の現像装置。
  17. 【請求項17】 現像装置に装着される現像剤担持体を
    構成する磁石ローラにして、現像剤穂立ちのための主磁
    極を備える磁石ローラにおいて、 上記主磁極の法線方向磁束密度の減衰率が40%以上で
    あることを特徴とする磁石ローラ。
  18. 【請求項18】 上記主磁極を形成する磁石が希土類金
    属合金によって構成されることを特徴とする請求項17
    に記載の磁石ローラ。
  19. 【請求項19】 現像装置に装着される現像剤担持体を
    構成する磁石ローラにして、現像領域での現像剤穂立ち
    のための主磁極を備える磁石ローラにおいて、 上記主磁極の半値幅が22°以下であることを特徴とす
    る磁石ローラ。
  20. 【請求項20】 現像装置に装着される現像剤担持体を
    構成する磁石ローラにして、現像領域での現像剤穂立ち
    のための主磁極の磁力形成を補助する補助磁石を備える
    ことを特徴とする磁石ローラ。
  21. 【請求項21】 上記補助磁石を、上記主磁極を形成す
    る主磁石の現像剤搬送方向上流側及び/又は下流側に配
    置することを特徴とする請求項20に記載の磁石ロー
    ラ。
  22. 【請求項22】 上記主磁石と補助磁石とによる磁石ロ
    ーラにおける中心角を35°以下で構成することを特徴
    とする請求項21に記載の磁石ローラ。
  23. 【請求項23】 上記補助磁石の半値幅を40°以下で
    構成することを特徴とする請求項20又は21に記載の
    磁石ローラ。
  24. 【請求項24】 上記補助磁石と更にその外側に位置す
    る現像剤搬送磁極のための磁石との磁極変極点による磁
    石ローラにおける中心角を120°以下で構成すること
    を特徴とする請求項21に記載の磁石ローラ。
  25. 【請求項25】 上記主磁極と補助磁石の磁極とが互い
    に異なることを特徴とする請求項20〜24のいずれか
    一項に記載の磁石ローラ。
  26. 【請求項26】 少なくとも上記主磁極を形成する磁石
    が、希土類金属合金によって構成されることを特徴とす
    る請求項20〜25のいずれか一項に記載の磁石ロー
    ラ。
  27. 【請求項27】 上記請求項5〜16のいずれか一項に
    係る現像装置を備えた画像形成装置。
JP2000029637A 1999-02-17 2000-02-07 現像方法、現像装置、磁石ローラ及び画像形成装置 Pending JP2000305360A (ja)

Priority Applications (7)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000029637A JP2000305360A (ja) 1999-02-17 2000-02-07 現像方法、現像装置、磁石ローラ及び画像形成装置
EP04010081A EP1452928A3 (en) 1999-02-17 2000-02-16 Image forming apparatus and developing device therefor
ES00102273T ES2270755T3 (es) 1999-02-17 2000-02-16 Procedimiento y dispositivo para el revelado de imagenes por cepillo magnetico.
EP04010082A EP1452929A3 (en) 1999-02-17 2000-02-16 Image forming apparatus and developing device therefor
EP00102273A EP1030229B1 (en) 1999-02-17 2000-02-16 Method and device for developing images using a magnetic brush
DE60031189T DE60031189T2 (de) 1999-02-17 2000-02-16 Verfahren und Gerät zur Bildentwicklung mit einer Magnetbürste
US09/505,715 US6385423B1 (en) 1999-02-17 2000-02-17 Image forming apparatus and developing device therefor capable of increasing image density of a low contrast image

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11-39198 1999-02-17
JP3919899 1999-02-17
JP2000029637A JP2000305360A (ja) 1999-02-17 2000-02-07 現像方法、現像装置、磁石ローラ及び画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000305360A true JP2000305360A (ja) 2000-11-02

Family

ID=26378525

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000029637A Pending JP2000305360A (ja) 1999-02-17 2000-02-07 現像方法、現像装置、磁石ローラ及び画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000305360A (ja)

Cited By (32)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1223478A2 (en) * 2001-01-16 2002-07-17 Ricoh Company, Ltd. Image forming apparatus and image forming process unit
US6456806B2 (en) 2000-05-15 2002-09-24 Ricoh Company, Ltd. Developing method, device, and image forming apparatus with magnet brush
JP2002278283A (ja) * 2001-03-22 2002-09-27 Ricoh Co Ltd 現像ユニット及び画像形成装置
JP2002278280A (ja) * 2001-03-21 2002-09-27 Ricoh Co Ltd 現像ローラ及びその製造方法
JP2002278286A (ja) * 2001-03-21 2002-09-27 Ricoh Co Ltd 現像方法、現像装置及び画像形成装置
JP2002365914A (ja) * 2001-06-04 2002-12-20 Ricoh Co Ltd 現像装置、磁石ローラ、画像形成方法、画像形成装置、プロセスカートリッジ
JP2003066727A (ja) * 2001-08-29 2003-03-05 Ricoh Co Ltd 画像形成装置及び該装置に用いられるプロセスカートリッジ
JP2003098832A (ja) * 2001-09-26 2003-04-04 Hitachi Metals Ltd 永久磁石とマグネットロールおよびその製造方法、並びに現像ロール
JP2003098756A (ja) * 2001-09-19 2003-04-04 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
EP1326143A2 (en) * 2001-11-01 2003-07-09 Ricoh Company, Ltd. Developing device in an image forming apparatus for using a two component type developer including magnetic toner
US6597885B2 (en) 2000-06-05 2003-07-22 Ricoh Company, Ltd. Image forming apparatus having a developing device with a magnet brush
US6668147B2 (en) 2001-08-10 2003-12-23 Ricoh Company, Ltd. Developing device, image forming device and process unit
US6671484B2 (en) 2000-09-05 2003-12-30 Ricoh Company, Ltd. Image forming apparatus having developing device with magnet roller with particular magnetic flux density
US6708015B2 (en) 2001-03-16 2004-03-16 Ricoh Company, Ltd. Developing device and image forming apparatus using the same
JP2004109584A (ja) * 2002-09-19 2004-04-08 Ricoh Co Ltd 画像形成装置及びプロセスカートリッジ
US6721516B2 (en) 2001-01-19 2004-04-13 Ricoh Company, Ltd. Image forming apparatus
US6757511B2 (en) 2001-02-19 2004-06-29 Ricoh Company, Ltd. Image forming apparatus and method using a magnetic toner brush
US6757509B2 (en) 2000-05-02 2004-06-29 Ricoh Company, Ltd. Image forming apparatus
US6760561B2 (en) 2001-09-10 2004-07-06 Ricoh Company, Ltd. Developing device using a two-ingredient type developer and image forming apparatus using the same
US6792234B2 (en) 2001-02-28 2004-09-14 Ricoh Company, Ltd. Developing device having a developer carrier including main and auxiliary magnetic poles and image forming apparatus using the same
JP2004287047A (ja) * 2003-03-20 2004-10-14 Ricoh Co Ltd 現像装置、画像形成装置、プロセスカートリッジ及び現像剤担持体
US6823163B2 (en) 2000-05-26 2004-11-23 Ricoh Company, Ltd. Image forming apparatus including an electric field having an oscillation component between an image carrier and a developer carrier
US6856774B2 (en) 2001-11-27 2005-02-15 Ricoh Company, Ltd. Developing device including magnetic member provided on toner-scattering restraining device and image forming apparatus including the developing device
US6882818B2 (en) * 2001-03-21 2005-04-19 Ricoh Company, Ltd. Image forming apparatus having a development apparatus forming a magnetic brush separated from a latent image carrier outside a development area
US6898406B2 (en) 2002-01-31 2005-05-24 Ricoh Company, Ltd. Developing device having a developer forming a magnet brush
US6947692B2 (en) 2002-09-20 2005-09-20 Ricoh Company Limited Image forming method and apparatus
US7027753B2 (en) 2003-04-11 2006-04-11 Ricoh Co., Ltd. Image forming apparatus for preventing image deterioration caused by fallen conductive brush and scatter of developer
JP2006133254A (ja) * 2004-11-02 2006-05-25 Ricoh Co Ltd 電子写真画像形成方法、形成装置及びプロセスカートリッジ
US7157201B2 (en) 2002-06-28 2007-01-02 Ricoh Company, Ltd. Toner for developing latent electrostatic image, container having the same, developer using the same, process for developing using the same, image-forming process using the same, image-forming apparatus using the same, and image-forming process cartridge using the same
US7352983B2 (en) 2003-08-05 2008-04-01 Ricoh Company, Ltd. Development magnet roller, development device, process cartridge and image forming apparatus
JP2008077093A (ja) * 2002-03-22 2008-04-03 Ricoh Co Ltd 画像形成方法
US7416828B2 (en) 2004-09-17 2008-08-26 Ricoh Company Limited Developing method, developing device, and process cartridge and image forming apparatus using the developing device

Cited By (44)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6978109B2 (en) 2000-05-02 2005-12-20 Ricoh Company, Ltd. Image forming apparatus
US6757509B2 (en) 2000-05-02 2004-06-29 Ricoh Company, Ltd. Image forming apparatus
US6456806B2 (en) 2000-05-15 2002-09-24 Ricoh Company, Ltd. Developing method, device, and image forming apparatus with magnet brush
US6823163B2 (en) 2000-05-26 2004-11-23 Ricoh Company, Ltd. Image forming apparatus including an electric field having an oscillation component between an image carrier and a developer carrier
US6597885B2 (en) 2000-06-05 2003-07-22 Ricoh Company, Ltd. Image forming apparatus having a developing device with a magnet brush
US6671484B2 (en) 2000-09-05 2003-12-30 Ricoh Company, Ltd. Image forming apparatus having developing device with magnet roller with particular magnetic flux density
EP1223478A2 (en) * 2001-01-16 2002-07-17 Ricoh Company, Ltd. Image forming apparatus and image forming process unit
EP1223478B1 (en) * 2001-01-16 2015-12-02 Ricoh Company, Ltd. Image forming apparatus and image forming process unit
US6701114B2 (en) 2001-01-16 2004-03-02 Ricoh Company, Ltd. Image forming apparatus and image forming process unit with developer carried on a developer carrier
US6721516B2 (en) 2001-01-19 2004-04-13 Ricoh Company, Ltd. Image forming apparatus
US6757511B2 (en) 2001-02-19 2004-06-29 Ricoh Company, Ltd. Image forming apparatus and method using a magnetic toner brush
US6792234B2 (en) 2001-02-28 2004-09-14 Ricoh Company, Ltd. Developing device having a developer carrier including main and auxiliary magnetic poles and image forming apparatus using the same
US6708015B2 (en) 2001-03-16 2004-03-16 Ricoh Company, Ltd. Developing device and image forming apparatus using the same
JP4647123B2 (ja) * 2001-03-21 2011-03-09 株式会社リコー 現像方法、現像装置及び画像形成装置
US6882818B2 (en) * 2001-03-21 2005-04-19 Ricoh Company, Ltd. Image forming apparatus having a development apparatus forming a magnetic brush separated from a latent image carrier outside a development area
JP2002278286A (ja) * 2001-03-21 2002-09-27 Ricoh Co Ltd 現像方法、現像装置及び画像形成装置
JP2002278280A (ja) * 2001-03-21 2002-09-27 Ricoh Co Ltd 現像ローラ及びその製造方法
JP2002278283A (ja) * 2001-03-22 2002-09-27 Ricoh Co Ltd 現像ユニット及び画像形成装置
JP2002365914A (ja) * 2001-06-04 2002-12-20 Ricoh Co Ltd 現像装置、磁石ローラ、画像形成方法、画像形成装置、プロセスカートリッジ
JP4698069B2 (ja) * 2001-06-04 2011-06-08 株式会社リコー 現像装置、磁石ローラ、画像形成方法、画像形成装置、プロセスカートリッジ
US6668147B2 (en) 2001-08-10 2003-12-23 Ricoh Company, Ltd. Developing device, image forming device and process unit
JP4531307B2 (ja) * 2001-08-29 2010-08-25 株式会社リコー 画像形成装置及びプロセスカートリッジ
JP2003066727A (ja) * 2001-08-29 2003-03-05 Ricoh Co Ltd 画像形成装置及び該装置に用いられるプロセスカートリッジ
US6760561B2 (en) 2001-09-10 2004-07-06 Ricoh Company, Ltd. Developing device using a two-ingredient type developer and image forming apparatus using the same
JP2003098756A (ja) * 2001-09-19 2003-04-04 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP2003098832A (ja) * 2001-09-26 2003-04-04 Hitachi Metals Ltd 永久磁石とマグネットロールおよびその製造方法、並びに現像ロール
EP1326143A2 (en) * 2001-11-01 2003-07-09 Ricoh Company, Ltd. Developing device in an image forming apparatus for using a two component type developer including magnetic toner
US6873814B2 (en) 2001-11-01 2005-03-29 Ricoh Company, Ltd. Developing device using a two-ingredient type developer and image forming apparatus including the same
EP1326143A3 (en) * 2001-11-01 2003-07-16 Ricoh Company, Ltd. Developing device in an image forming apparatus for using a two component type developer including magnetic toner
US6856774B2 (en) 2001-11-27 2005-02-15 Ricoh Company, Ltd. Developing device including magnetic member provided on toner-scattering restraining device and image forming apparatus including the developing device
US6898406B2 (en) 2002-01-31 2005-05-24 Ricoh Company, Ltd. Developing device having a developer forming a magnet brush
JP2008077093A (ja) * 2002-03-22 2008-04-03 Ricoh Co Ltd 画像形成方法
JP4625833B2 (ja) * 2002-03-22 2011-02-02 株式会社リコー 画像形成方法
US7157201B2 (en) 2002-06-28 2007-01-02 Ricoh Company, Ltd. Toner for developing latent electrostatic image, container having the same, developer using the same, process for developing using the same, image-forming process using the same, image-forming apparatus using the same, and image-forming process cartridge using the same
US7384720B2 (en) 2002-06-28 2008-06-10 Ricoh Company, Ltd. Toner for developing latent electrostatic image, container having the same, developer using the same, process for developing using the same, image-forming process using the same, image-forming apparatus using the same, and image-forming process cartridge using the same
US7531281B2 (en) 2002-06-28 2009-05-12 Ricoh Company, Ltd. Toner for developing latent electrostatic image, container having the same, developer using the same, process for developing using the same, image-forming process using the same, image-forming apparatus using the same, and image-forming process cartridge using the same
JP2004109584A (ja) * 2002-09-19 2004-04-08 Ricoh Co Ltd 画像形成装置及びプロセスカートリッジ
US6947692B2 (en) 2002-09-20 2005-09-20 Ricoh Company Limited Image forming method and apparatus
JP2004287047A (ja) * 2003-03-20 2004-10-14 Ricoh Co Ltd 現像装置、画像形成装置、プロセスカートリッジ及び現像剤担持体
JP4610861B2 (ja) * 2003-03-20 2011-01-12 株式会社リコー 現像装置、画像形成装置、プロセスカートリッジ
US7027753B2 (en) 2003-04-11 2006-04-11 Ricoh Co., Ltd. Image forming apparatus for preventing image deterioration caused by fallen conductive brush and scatter of developer
US7352983B2 (en) 2003-08-05 2008-04-01 Ricoh Company, Ltd. Development magnet roller, development device, process cartridge and image forming apparatus
US7416828B2 (en) 2004-09-17 2008-08-26 Ricoh Company Limited Developing method, developing device, and process cartridge and image forming apparatus using the developing device
JP2006133254A (ja) * 2004-11-02 2006-05-25 Ricoh Co Ltd 電子写真画像形成方法、形成装置及びプロセスカートリッジ

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2000305360A (ja) 現像方法、現像装置、磁石ローラ及び画像形成装置
US6671484B2 (en) Image forming apparatus having developing device with magnet roller with particular magnetic flux density
JP2001324873A (ja) 現像方法、現像装置及び画像形成装置
EP1030229B1 (en) Method and device for developing images using a magnetic brush
US6449452B1 (en) Method and apparatus for image developing capable of using developer in a magnet brush form
JP4012676B2 (ja) 現像装置及び画像形成装置
JP3816267B2 (ja) 現像装置及び画像形成装置
JP2001027849A (ja) 現像装置、磁石ローラ及び画像形成装置
JP4074744B2 (ja) 画像形成装置
JP3989158B2 (ja) 現像ローラ及びその製造方法、現像装置並びに画像形成装置
JP2006350028A (ja) 画像形成装置
JP4077202B2 (ja) 画像形成装置
JP2002278289A (ja) 現像ユニットと画像形成装置
JP4041640B2 (ja) 現像ローラ、現像装置並びに画像形成装置
JP3989169B2 (ja) 現像ローラ、現像装置及び画像形成装置
JP2002278283A (ja) 現像ユニット及び画像形成装置
JP2002108102A (ja) 現像装置、画像形成装置及び磁石ローラ
JP2002072691A (ja) 現像ユニット、プロセスカートリッジ及びカラー画像形成装置
JP2001324872A (ja) 現像方法、現像装置及び画像形成装置
JP2003323051A (ja) 画像形成装置
JP2002268388A (ja) 現像ユニット及び画像形成装置
JP4009076B2 (ja) 画像形成装置
JP2002287501A (ja) 現像装置及び画像形成装置
JP4078015B2 (ja) 画像形成装置
JP2002251071A (ja) 画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040616

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060119

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060131

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060331

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20061219

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080526

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20080526