JP2000302297A - 画像形成装置の手差しトレイ - Google Patents

画像形成装置の手差しトレイ

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JP2000302297A
JP2000302297A JP11106955A JP10695599A JP2000302297A JP 2000302297 A JP2000302297 A JP 2000302297A JP 11106955 A JP11106955 A JP 11106955A JP 10695599 A JP10695599 A JP 10695599A JP 2000302297 A JP2000302297 A JP 2000302297A
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guide member
tray
image forming
recording sheet
forming apparatus
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JP11106955A
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Kimiatsu Tsutada
公敦 蔦田
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 使用時においては載置可能な記録シートの容
量が多く、非使用時においてはスペース効率に優れる画
像形成装置の手差しトレイを提供する。 【解決手段】 その上面に記録シートが載置されその記
録シートを画像形成装置の給紙口へ供給するトレイ本体
と、そのトレイ本体の上面に設けられ記録シートの位置
ずれを規制するガイド部材とを備え、使用時と非使用時
とで画像形成装置に対して開閉可能に構成される画像形
成装置の手差しトレイにおいて、 ガイド部材の記録シ
ート厚み方向の高さを可変とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、プリン
タ、ファクシミリ、又はこれらの複合機等の画像形成装
置に適用される手差しトレイの改良にかかる。
【0002】
【従来の技術】従来から紙やOHPシート等の記録シー
トに文字、図形、写真等の画像を形成する画像形成用装
置が広く知られている。また、画像形成用装置の側面部
等に開閉可能な手差しトレイを設ける画像形成用装置も
広く知られている(例えば、特開平7−133044号
公報参照)。図16は、このような従来の画像形成装置
の手差しトレイの一例を説明するものであり、図16
(a)は手差しトレイの非使用時を、図16(b)は手
差しトレイの使用時をそれぞれ示している。
【0003】画像形成装置は、記録シートに画像を形成
する画像形成部と、画像形成部に記録シートを供給する
記録シートトレイa〜cとを有している。そして、記録
シートは、図16中点線で示すシート搬送経路を順次搬
送され、記録シートトレイから画像形成部へ搬送され、
その表面に画像が形成された状態で画像形成装置外へ排
出される。
【0004】ここで手差しトレイは、非使用時には画像
形成装置内に収容されているが(図16(a))、使用
時に画像形成装置から引き出され、その上部に記録シー
トが載置され、その載置された記録シートを画像形成装
置のシート搬送経路へと供給する(図16(b))。こ
のような手差しトレイは、必要に応じて多様なサイズや
種類の記録シートの使用を可能とするとともに、非使用
時には画像形成用装置内に収容することができ邪魔にな
らないため、画像形成装置において幅広く使用されてい
る。なお、この手差しトレイには、載置する記録シート
の位置ずれを規制するため、一般にガイド部材が設けら
れる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の手差し
トレイに設けられるガイド部材は、その高さHf が固定
的であったため、次のような課題を有していた。
【0006】つまりガイド部材の高さHf を低く設定す
ると、使用時において手差しトレイに載置できる記録シ
ートの容量が少なくなり、頻繁に記録シートの補給が必
要となってしまう。他方、ガイド部材の高さHf を高く
設定すると、非使用時において手差しトレイが占有する
空間が大きくなり、例えば画像形成装置の小型化の面で
不利である。さらに、手差しトレイを常用するユーザが
存在する一方で、全く使用しないユーザも存在するた
め、すべてのユーザにとって好ましいガイド部材の高さ
f を設定することは困難である。
【0007】本発明はこのような課題に鑑みてなされた
ものであり、その目的は、使用時においては載置可能な
記録シートの容量が多く、非使用時においてはスペース
効率に優れる画像形成装置の手差しトレイを提供するこ
とにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、その上面に記
録シートが載置されその記録シートを画像形成装置の給
紙口へ供給するトレイ本体と、そのトレイ本体の上面に
設けられ記録シートの位置ずれを規制するガイド部材と
を備え、使用時と非使用時とで画像形成装置に対して開
閉可能に構成される画像形成装置の手差しトレイにおい
て、ガイド部材の記録シート厚み方向の高さを可変とす
るものである。
【0009】ここで、ガイド部材の記録シート厚み方向
の高さHを可変とするとは、Hが相異なる少なくとも二
つ値HS ,HT (HS <HT )を取ることを意味する。
また、一のガイド部材の当該高さHを可変にすることも
できるし、当該高さHが異なる複数のガイド部材を選択
的に使用することもできる。画像形成装置の手差しトレ
イをこのように構成することによって、手差しトレイの
使用時にはガイド部材の高さHをHT とすることで、大
量の記録シートを載置することが可能となる。一方、手
差しトレイの非使用時にはガイド部材の高さHをHS
することで、手差しトレイが占有する空間を少なくし、
スペース効率を高めることができる。
【0010】図1及び図2は、本発明の概念をそれぞれ
説明するものであり、図1はよりスペース効率を重要視
した構成を、図2はより記録シートの載置量を重要視し
た構成を示している。すなわち図1に示す構成では、ガ
イド部材の記録シート厚み方向の高さHは、HS (≒
0),HT (=L)を取る。一方、図2に示す構成で
は、ガイド部材の記録シート厚み方向の高さHは、HS
(=L),HT (L+α)を取る。勿論、これらを組み
合わせた構成、すなわち、ガイド部材の記録シート厚み
方向の高さHは、HS (≒0),HT (=L+α)を取
る構成としてもよい。さらに、ガイド部材の記録シート
厚み方向の高さHが取りうる値を、3段階以上又は無段
階としてもよい。
【0011】ここで、HS の値は、スペース効率上の要
請と手差しトレイの使用容易性、製造容易性等との兼ね
合いから決定することができる。すなわち、手差しトレ
イが占有する空間を小さくするためにはHS は0である
ことが望ましく、製造容易性等を考慮して出来るだけ0
に近い値とすることが好ましい。一方、HS =0の場合
には、そのままではガイド部材として機能しないため、
その高さをHT に変更してから使用することが必要であ
る。またHT の値は、記録シートの載置量と手差しトレ
イの製造容易性等との兼ね合いから決定することができ
る。すなわち、(ある限界に至までは)手差しトレイに
載置する記録シートの量は多いほうが望ましいため、H
T は高い方が望ましく、製造容易性等を考慮して、例え
ば、15[mm]以上であることが好ましい。
【0012】ガイド部材の記録シート厚み方向の高さH
を可変にするより具体的な構成として、例えば、上記ガ
イド部材が、トレイ本体内に収容されるプレート状部材
からなり、そのガイド部材の一端がトレイ本体に回転可
能に軸支され、トレイ本体に対して倒立可能に構成する
ことができる(請求項2)。また、上記ガイド部材が、
長辺及び短辺を有する断面L字部材からなり、そのガイ
ド部材の曲がり部分がトレイ本体に回転可能に軸支さ
れ、トレイ本体に対して長辺又は短辺が倒立可能に構成
することもできる(請求項3)。さらに、上記ガイド部
材は第一のガイド部材と第二のガイド部材とから成り、
第二のガイド部材は第一のガイド部材に対して記録シー
ト厚み方向に移動可能とすることもできる(請求項5)
【0013】また、操作容易の観点から、使用時に画像
形成装置から手差しトレイを引き出す際に、ガイド部材
の記録シート厚み方向の高さHが自動的にHT となり、
非使用時に画像形成装置から手差しトレイを引き戻す際
に、ガイド部材の記録シート厚み方向の高さHが自動的
にHS となることが好ましい。このような機能を実現す
る構成として、例えば、請求項2に記載の手差しトレイ
を前提として、上記ガイド部材をトレイ本体に対して倒
立するよう付勢する弾性部材を有するものとすることが
できる(請求項3)。また、請求項5に記載の手差しト
レイを前提として、上記第二のガイド部材を第一のガイ
ド部材に対して記録シート厚み方向に付勢する弾性部材
を有するものとすることもできる(請求項6)。
【0014】なお、手差しトレイとが画像形成装置に対
して開閉可能とは、画像形成装置そのものに対して開閉
可能であることは勿論、画像形成装置のオプション装
置、例えば両面反転装置等に対して開閉可能に構成され
ることも含む。
【0015】
【発明の実施による形態】次に、実施例に基づいて本発
明の好適な実施の形態を説明する。 ◎実施例1 図3は、本実施例に係る手差しトレイを適用した画像形
成装置(プリンタ)の全体を示すものである。図3
(a)は手差しトレイが非使用時における画像形成装置
を、図3(b)は手差しトレイが使用時における画像形
成装置をそれぞれ示している。
【0016】この画像形成装置は、大きく分けて記録シ
ートにトナーによる画像を形成する画像形成部100
と、異なる種類の記録シートを格納し、その記録シート
を画像形成部100へと供給する記録シートトレイ部2
00とから成っている。本実施例にかかる画像形成装置
では、記録シートトレイ部200として4段のトレイを
有しており、それぞれ異なるサイズ、材質等の記録シー
トが収容されている。ここで、例えば、これら4段のト
レイに収容されていないサイズ、種類、搬送方向のシー
トを使用する場合には、画像形成装置本体の側面に設け
られている手差しトレイ1を引き出し(図3(b))、
その上に所望の記録シートを載置して画像形成を行うも
のである。逆に、これら4段のトレイに収容されている
サイズ、種類、搬送方向のシートを使用する場合には、
画像形成装置本体の側面に設けられている手差しトレイ
1を閉じておくことができる(図3(a))。なお、本
実施例において手差しトレイ1は、画像形成装置本体の
側面内に収容可能に構成されている(図3(a))。
【0017】図4は、本実施例にかかる手差しトレイ1
をより詳細に説明するものであり、図3(b)の矢印V
から眺めた手差しトレイ1の構成を示している。この手
差しトレイ1は、その上面2(U)に記録シートが載置
されその記録シートを画像形成装置の給紙口101へ供
給するトレイ本体2と、そのトレイ本体2の上面2
(U)に設けられ記録シートの位置ずれを規制するガイ
ド部材3a,bとを備え、使用時と非使用時とで画像形
成装置に対して開閉可能に構成されている。なお、手差
しトレイを開閉可能にするのには、公知の技術を適宜選
択して行うことができる。また、載置された記録シート
は、ピンチロール102に付勢され給紙口101へと一
枚ずつ搬送される。
【0018】この手差しトレイ1は、ガイド部材3a,
bの記録シート厚み方向の高さHを可変、ここではHが
相異なる二つ値HS ,HT (HS <HT )を取ることで
きる。以下、この二つのガイド部材3a,bの構成及び
その動作を順に説明する。
【0019】ガイド部材3aは、トレイ本体2の第一の
肉薄部分24に収容される略長方形のプレート状部材か
らなり、そのガイド部材3aの外側一端がトレイ本体2
に回転可能に軸支され、トレイ本体2に対して倒立可能
に構成されている。図5(a)は図4(a)の、図5
(b)は図4(b)のA−A’断面をそれぞれ示したも
のである。このように、ガイド部材3aがその軸51を
中心に90度回転することにより、トレイ本体2に対し
て倒立可能となっている。また、ガイド部材3aが立っ
た状態において(図5(b))、斜めに形成されたガイ
ド部材3aの先端と、トレイ本体2(第一の肉薄部分2
4)とが圧接することにより、ガイド部材3aが自然に
倒れててしまわないように構成されている。
【0020】また、ガイド部材3aが自然に倒れててし
まわない為の他の構成として、図6に示すように、ガイ
ド部材3aの先端とトレイ本体2(第一の肉薄部分2
4)とが圧接部分にラッチを形成してもよい。なお、本
実施例では、ガイド部材3aを倒した状態で、ガイド部
材3aがトレイ本体2からはみ出ないように、ガイド部
材3aの外側端部をトレイ本体2に軸支し、ガイド部材
3aを内側、すなわち記録シートが載置される側に開閉
するように構成している。
【0021】ここで、トレイ本体2の上面2(U)に形
成される第一の肉薄部分24は、ガイド部材3aと略同
形状に構成されており、ガイド部材3aを倒した状態で
は(図4(a))、トレイ本体2の上面2(U)とガイ
ド部材3aとの段差は略0であり、この状態でのガイド
部材3aの記録シート厚み方向の高さH(HS )≒0と
なる。一方、ユーザがトレイ本体2の切り欠き部25を
用いてガイド部材3aを立たせた状態では、ガイド部材
3aの記録シート厚み方向の高さHは、図4(b)に示
すHT となる。
【0022】一方、ガイド部材3bは、トレイ本体2の
第二の肉薄部分21に収容されるプレート状部材からな
り、そのガイド部材3bの外側一端がトレイ本体2の一
部を構成するスライダ22に回転可能に軸支され、トレ
イ本体2に対して倒立可能に構成されている。そして、
トレイ本体2の第二の肉薄部分21内にはスライド溝2
3がトレイ本体2の上面2(U)内の記録シートの搬送
方向と垂直方向に形成されており、そのスライド溝23
に沿って、ガイド部材3bが軸支されたスライダ22は
記録シートの搬送方向と垂直方向にスライド可能に構成
されている。
【0023】図7は図4(a)のB−B’断面を示すも
のである。このように、ガイド部材3bがその軸52を
中心に90度回転可能にスライダ22に取り付けられて
いるため、ガイド部材3bはトレイ本体2に対して倒立
可能となっている。また、図示はしないが、ガイド部材
3aと同様に、ガイド部材3bが立った状態において、
斜めに形成されたガイド部材3bの先端と、スライダ2
2とが圧接することにより、ガイド部材3bが自然に倒
れててしまわないように構成されている。
【0024】また、ガイド部材3bが自然に倒れててし
まわない為の他の構成として、図6に示したガイド部材
3aと同様に、ガイド部材3bの一部とスライダ22と
の圧接部分にラッチを形成してもよい。なお、本実施例
では、ガイド部材3bを倒した状態で、ガイド部材3b
がトレイ本体2からはみ出ないように、ガイド部材3b
の外側端部をトレイ本体2に軸支し、ガイド部材3bを
内側、すなわち記録シートが載置される側に開閉するよ
うに構成している。
【0025】ここで、トレイ本体2の上面2(U)に形
成される第二の肉薄部分21は、スライダ22(及びそ
れに軸支されるガイド部材3b)がスライド可能な領域
全体に形成されており、その厚さはスライダ22及び倒
れた状態のガイド部材3bの厚みと略同じに構成されて
おり、ガイド部材3bを倒した状態では(図4
(a))、トレイ本体2の上面2(U)とガイド部材3
bとの段差は略0であり、この状態でのガイド部材3b
の記録シート厚み方向の高さH(HS )≒0となる。一
方、ユーザがガイド部材3bを立たせた状態では、ガイ
ド部材3bの記録シート厚み方向の高さHは、図4
(b)に示すHT となる。
【0026】以上説明したように、ガイド部材3a,b
は、何れもその記録シート厚み方向の高さHを可変、こ
こではHが相異なる二つ値HS ,HT (HS <HT )を
取ることできる。したがって、手差しトレイ1の非使用
時にはその高さHをHS として手差しトレイ1のスペー
ス効率を高めるとともに、手差しトレイ1の使用時には
その高さをHT として記録シートを大量に載置すること
ができる。なお、スライダ22をスライドさせることに
より、様々なサイズの記録シートを位置ずれなくトレイ
本体2の上部2(U)に載置することができる。
【0027】○変形例1 実施例1にかかる手差しトレイ1では、ユーザがガイド
部材3a,bの高さHを変更するものであった。本変形
例は、実施例1にかかる手差しトレイ1の改良に係るも
のであり、使用時に画像形成装置から手差しトレイ1を
引き出す際に、ガイド部材3aの記録シート厚み方向の
高さHが自動的にHS からHT となり、非使用時に画像
形成装置から手差しトレイを引き戻す際に、ガイド部材
の記録シート厚み方向の高さHが自動的にHT からHS
となるものである。以下、実施例1との相違点を中心に
説明する。
【0028】この変形例にかかる手差しトレイ1では、
実施例1にかかる手差しトレイ1の構成に加えて、ガイ
ド部材3aをトレイ本体2に対して倒立するよう付勢す
るつる巻きバネ(弾性部材)4を有するものである。図
8は、本変形例におけるガイド部材3a周辺の構成及び
その動作を説明するものである。図8(a)は、手差し
トレイ1の非使用時において、手差しトレイ1が画像形
成装置内に収容されている状態を示している。ここで、
つる巻きばね4の一端はトレイ本体2に、他端はガイド
部材3aの軸53部分にそれぞれ固定されている。そし
て、そのつる巻きばね4の弾性力によりガイド部材3a
は倒立するように、すなわち図8(a)の矢印の方向に
付勢されている。したがって、使用時に画像形成装置か
ら手差しトレイ1が引き出されると、その弾性力により
ガイド部材3aは、軸53部分を中心に回転し、トレイ
本体2に対して倒立する。なお、ガイド部材3aの先端
部分とトレイ本体2の第一の肉薄部分24とが当接する
ため、ガイド部材3aは倒立した状態を保っている。
【0029】○変形例2 実施例1にかかる手差しトレイ1は、画像形成装置本体
の側面内に収容可能に構成されているが(図3(a)参
照)、これを図9に示すように、画像形成装置本体の側
面に沿わせて収容するように構成してもよい。なお、他
の構成は実施例1と同様であるのでその説明は省略す
る。
【0030】◎実施例2 図10は、本実施例に係る手差しトレイ1を適用した画
像形成装置(プリンタ)の全体を示すものである。図1
0(a)は手差しトレイ1が非使用時における画像形成
装置を、図10(b)は手差しトレイ1が使用時におけ
る画像形成装置をそれぞれ示している。なお、実施例1
と同様の構成については同一の符号を付し、その説明は
省略する。
【0031】この画像形成装置は、大きく分けて記録シ
ートにトナーによる画像を形成する画像形成部100
と、異なる種類の記録シートを格納し、その記録シート
を画像形成部100へと供給する記録シートトレイ部2
00、さらに記録シート反転させる両面反転装置300
とから成っている。この両面反転装置300は、4段の
シートトレイ、手差しトレイ1から搬送され、画像形成
がなされた記憶シートを第二の排紙口301から排紙し
たり、或いは表裏を逆転させて両面に画像形成を行わせ
た上で排紙を行うためのものである。なお、本実施例に
おいて手差しトレイ1は、両面反転装置300の側面に
沿わせて収容可能に構成されている(図10(a))。
【0032】図11は、本実施例にかかる手差しトレイ
1をより詳細に説明するものであり、図10(b)の矢
印Vから眺めた手差しトレイ1の構成を示している。こ
の手差しトレイ1は、その上面2(U)に記録シートが
載置されその記録シートを画像形成装置の給紙口101
へ供給するトレイ本体2と、そのトレイ本体2の上面2
(U)に設けられ記録シートの位置ずれを規制するガイ
ド部材3a,b、3a’,b’とを備え、使用時と非使
用時とで画像形成装置に対して開閉可能に構成されてい
る。なお、手差しトレイ1を開閉可能にするのには、公
知の技術を適宜選択して行うことができる。また、載置
された記録シートは、ピンチロール102に付勢され給
紙口101へと一枚ずつ搬送される。
【0033】この手差しトレイ1は、ガイド部材3a,
b、3a’,b’の記録シート厚み方向の高さHを可
変、ここではHが相異なる二つ値HS ,HT (HS <H
T )を取ることできる。以下、この二つのガイド部材3
a,b、3a’,b’の構成及びその動作を順に説明す
る。
【0034】ガイド部材3aは、トレイ本体2の第一の
肉薄部分24に収容される略長方形のプレート状部材か
らなり、そのガイド部材3aの外側一端がトレイ本体2
に回転可能に軸支され、トレイ本体2に対して倒立可能
に構成されている。そして、実施例1のガイド部材3a
と同様に、ガイド部材3aがその軸を中心に90度回転
することにより、トレイ本体2に対して倒立可能となっ
ている。ここで、トレイ本体2の上面2(U)に形成さ
れる第一の肉薄部分24は、ガイド部材3aと略同形状
に構成されており、ガイド部材3aを倒した状態では
(図11(a))、トレイ本体2の上面2(U)とガイ
ド部材3aとの段差は略0である。
【0035】ガイド部材3a’は、図11(a)(b)
にそれぞれ示すように、トレイ本体2の端部にトレイ本
体2の上面2(U)と所定の段差HS を設けて構成され
る。
【0036】ガイド部材3bは、長辺及び短辺を有する
断面L字部材からなり、そのガイド部材3bの曲がり部
分がトレイ本体2の一部であるスライダ22に回転可能
に軸支され、トレイ本体2に対して長辺3Lb又は短辺
3Sbが倒立可能に構成されている。そして、トレイ本
体2の第二の肉薄部分21内にはスライド溝23がトレ
イ本体2の上面2(U)内の記録シートの搬送方向と垂
直方向に形成されており、そのスライド溝23に沿っ
て、ガイド部材3bが軸支されたスライダ22は記録シ
ートの搬送方向と垂直方向にスライド可能に構成されて
いる。
【0037】図12(a)は図11(a)の、図12
(b)は図11(b)のB−B’断面をそれぞれ示すも
のである。このように、ガイド部材3bがその軸52を
中心に90度回転可能にスライダ22に取り付けられて
いるため、トレイ本体2に対して長辺3Lb又は短辺3
Sbが選択的に倒立可能に構成されている。
【0038】ここで、トレイ本体2の上面2(U)に形
成される第二の肉薄部分21は、スライダ22(及びそ
れに軸支されるガイド部材3b)がスライド可能な領域
全体に形成されており、その厚さはスライダ22及び倒
れた状態のガイド部材3b(の長辺3Lb及び短辺3S
b)の厚みと略同じに構成されている。
【0039】したがって、ガイド部材3bの長辺3Lb
を倒した状態では(図11(a))、トレイ本体2の上
面2(U)とガイド部材3bの長辺3Lbとの段差は略
0であり、この状態でのガイド部材3bの記録シート厚
み方向の高さHは、短辺3Sbの高さから第二の肉薄部
分21の厚さを除いたHS となる(図12(a)参
照)。一方、ユーザがガイド部材3bの長辺3Lbを立
たせた状態では(図11(b))、トレイ本体2の上面
2(U)とガイド部材3bの短辺3Sbとの段差は略0
であり、この状態でのガイド部材3bの記録シート厚み
方向の高さHは、長辺3Lbの高さから第二の肉薄部分
21の厚さを除いたHT となる(図12(b)参照)。
【0040】ガイド部材3b’は、図11(a)(b)
にそれぞれ示すように、トレイ本体2の端部にトレイ本
体2の上面2(U)と所定の段差HS を設けて構成され
る。
【0041】このように、本実施例にかかる手差しトレ
イ1において、載置される記録シートの搬送方向に垂直
方向の一端は、ガイド部材3aを倒した状態では高さH
S のガイド部材3a’によりその位置ずれが規制され、
ガイド部材3aを立たせた状態では高さHT のガイド部
材3a及び高さHS のガイド部材3a’によりその位置
ずれが規制される。また、載置される記録シートの搬送
方向に垂直方向の他端は、ガイド部材3bの長辺3Lb
を倒した状態では高さHS のガイド部材3b(の短辺3
Sb)のみによりその位置ずれが規制され、又は高さH
S のガイド部材3b(の短辺3Sb)及びガイド部材3
b’によりその位置ずれが規制され、ガイド部材3bの
長辺3Lbを立たせた状態では高さHT のガイド部材3
b(の長辺3Lb)のみによりその位置ずれが規制さ
れ、又は高さHT のガイド部材3b(の長辺3Lb)及
び高さHS のガイド部材3b’によりその位置ずれが規
制されることになる。
【0042】以上説明したように、この手差しトレイ1
では、手差しトレイ1の非使用時にはその高さHをHS
として手差しトレイ1のスペース効率を高めることがで
きる。また、手差しトレイ1の使用時においても、載置
する記録シートの量が少ない場合にはそのまま図11
(a)に示した状態で使用し、載置する記録シートの量
が多い場合にはガイド部材3a及びガイド部材3bの長
辺3Lbを立たせ、図11(b)に示した状態で使用す
ることができる。なお、スライダ22をスライドさせる
ことにより、様々なサイズの記録シートを位置ずれなく
トレイ本体2の上部2(U)に載置することができる。
【0043】○変形例1 実施例2では、ガイド部材3a、ガイド部材3bの長辺
3Lbを立たせ、トレイ本体2に載置可能な記録シート
の量を増加させるものであった。この変形例ではさら
に、立たせた状態のガイド部材3a、ガイド部材3bの
長辺3Lbの高さをより高くして、載置可能な記録シー
トの量を一層増加させるものである。
【0044】図13は、本実施例にかかる手差しトレイ
1を詳細に説明するものである。このガイド部材a、ガ
イド部材b(の長辺3Lb)は何れも、第一のガイド部
材と第二のガイド部材とから成り、第二のガイド部材は
第一のガイド部材に対して記録シート厚み方向に移動可
能である。そして、第二のガイド部材を第一のガイド部
材に対して当接させた状態では、図13(a)に示すよ
うに、ガイド部材a、ガイド部材b(の長辺3Lb)の
高さはHS ’となる。なお、このHS ’は、実施例2に
おけるHT に相当する。一方、第二のガイド部材を第一
のガイド部材に対して移動させた状態では、図13
(b)に示すように、ガイド部材a、ガイド部材b(の
長辺3Lb)の高さはHT ’となる。なお、このHT
は、実施例2におけるHT よりも高いものである。
【0045】図14は、ガイド部材3aの構成をより詳
細に説明するものである。このガイド部材3aは、第一
のガイド部材31aと第二のガイド部材32aとから成
っている。第一のガイド部材31aは長方形のプレート
状をしており、第二のガイド部材32aはその第一のガ
イド部材31aの三辺を囲むように構成されている。ま
た、第二のガイド部材32aの両側面には凸部分32
1,322が形成されており、その凸部分321,32
2が当接する第一のガイド部材31に凸部分321,3
22とかみ合わされるスライド溝311,312が形成
されている。
【0046】そして、第一のガイド部材31aのスライ
ド溝311,312に第二のガイド部材32aの凸部分
321,322が嵌合し、スライドすることにより、第
一のガイド部材31aと第二のガイド部材32aとが当
接、離間可能に構成されている。なお、第二のガイド部
材32aが第一のガイド部材31aに対して移動した状
態を保つために、例えば、両凸部分321,322間隔
を下方でより広げる構成や、両スライド溝311,31
2間隔を上方でより狭める構成を採ることができる。
【0047】なお、この変形例において、第二のガイド
部材32aを第一のガイド部材31aに対して記録シー
ト厚み方向に付勢するコイルバネ等の弾性部材をさらに
有するものであってもよい。すなわち、コイルバネの一
端を第一のガイド部材31aに、コイルバネの他端を第
二のガイド部材32aに固定し、それぞれが互いに反発
しあうように構成してもよい。
【0048】○変形例2 実施例2にかかる手差しトレイ1は、画像形成装置の両
面反転装置300の側面に沿わせて収容するように構成
されているが(図10参照)、これを図15に示すよう
に、画像形成装置の両面反転装置300の側面内に収容
可能に構成するものでもよい。なお、他の構成は実施例
1と同様であるのでその説明は省略する。
【0049】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、使用時においては載置可能な記録シートの容量が
多く、非使用時においてはスペース効率に優れる画像形
成装置の手差しトレイを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の基本的な一つの態様を説明す
るものである。
【図2】図2は、本発明の基本的な他の態様を説明する
ものである。
【図3】図3は、実施例1にかかる手差しトレイとそれ
を適用した画像形成装置の全体を説明するものである。
【図4】図4は、実施例1にかかる手差しトレイをより
詳細に説明するものである。
【図5】図5は、一のガイド部材の軸支部分を詳細に説
明するものである。
【図6】図6は、一のガイド部材の軸支部分の他の態様
を詳細に説明するものである。
【図7】図7は、他のガイド部材の軸支部分を詳細に説
明するものである。
【図8】図8は、実施例1の変形例1にかかる手差しト
レイの一のガイド部材の軸支部分を詳細に説明するもの
である。
【図9】図9は、実施例1の変形例2にかかる手差しト
レイとそれを適用した画像形成装置の全体を説明するも
のである。
【図10】図10は、実施例2にかかる手差しトレイと
それを適用した画像形成装置の全体を説明するものであ
る。
【図11】図11は、実施例2にかかる手差しトレイを
より詳細に説明するものである。
【図12】図12は、実施例2にかかる手差しトレイの
他のガイド部材の軸支部分を詳細に説明するものであ
る。
【図13】図13は、実施例2の変形例1にかかる手差
しトレイを詳細に説明するものである。
【図14】図14は、実施例2の変形例1にかかる手差
しトレイのガイド部材をより詳細に説明するものであ
る。
【図15】図15は、実施例2の変形例2にかかる手差
しトレイとそれを適用した画像形成装置の全体を説明す
るものである。
【図16】図16は、従来の手差しトレイとそれを適用
した画像形成装置の全体を説明するものである。
【符号の説明】
1…手差しトレイ、2…トレイ本体、3a,b,3
a’,b’…ガイド部材、4…つる巻きばね、21…第
一の肉薄部分、22…スライダ、23…スライド溝、2
4…第二の肉薄部分、25…切り欠き部分、31a…第
一のガイド部材、32a…第二のガイド部材、51,5
2,53…軸、100…画像形成部、101…給紙口、
200…記録シートトレイ部、300…両面反転装置

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 その上面に記録シートが載置されその記
    録シートを画像形成装置の給紙口へ供給するトレイ本体
    と、そのトレイ本体の上面に設けられ記録シートの位置
    ずれを規制するガイド部材とを備え、使用時と非使用時
    とで画像形成装置に対して開閉可能に構成される画像形
    成装置の手差しトレイにおいて、 ガイド部材の記録シ
    ート厚み方向の高さを可変とすることを特徴とする画像
    形成装置の手差しトレイ。
  2. 【請求項2】 上記ガイド部材が、トレイ本体内に収容
    されるプレート状部材からなり、そのガイド部材の一端
    がトレイ本体に回転可能に軸支され、トレイ本体に対し
    て倒立可能に構成される請求項1に記載の画像形成装置
    の手差しトレイ。
  3. 【請求項3】 上記ガイド部材をトレイ本体に対して倒
    立するよう付勢する弾性部材を有する請求項2に記載の
    画像形成装置の手差しトレイ。
  4. 【請求項4】 上記ガイド部材が、長辺及び短辺を有す
    る断面L字部材からなり、そのガイド部材の曲がり部分
    がトレイ本体に回転可能に軸支され、トレイ本体に対し
    て長辺又は短辺が倒立可能に構成される請求項1に記載
    の画像形成装置の手差しトレイ。
  5. 【請求項5】 上記ガイド部材は第一のガイド部材と第
    二のガイド部材とから成り、第二のガイド部材は第一の
    ガイド部材に対して記録シート厚み方向に移動可能であ
    る請求項1に記載の画像形成装置の手差しトレイ。
  6. 【請求項6】 上記第二のガイド部材を第一のガイド部
    材に対して記録シート厚み方向に付勢する弾性部材を有
    する請求項5に記載の画像形成装置の手差しトレイ。
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