JP2000302206A - 搬送台車のバッテリ管理設備 - Google Patents

搬送台車のバッテリ管理設備

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JP2000302206A
JP2000302206A JP11109557A JP10955799A JP2000302206A JP 2000302206 A JP2000302206 A JP 2000302206A JP 11109557 A JP11109557 A JP 11109557A JP 10955799 A JP10955799 A JP 10955799A JP 2000302206 A JP2000302206 A JP 2000302206A
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JP
Japan
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battery
rack
charging
transport
stacker crane
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Application number
JP11109557A
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English (en)
Inventor
Kenichi Tokue
健一 徳江
Takuya Tada
卓哉 多田
Yuji Kito
勇治 木藤
Shigeharu Tateyama
重春 舘山
Takashi Enami
隆司 榎並
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Nippon Steel Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 バッテリを動力源とする搬送台車を効率的に
運用できるバッテリ管理設備を提供し、特にコストの比
較的低い鉛バッテリを有効に用いることができる搬送台
車のバッテリ管理設備を提供することを課題とする 【解決手段】 スタッカクレーンと、同スタッカクレー
ンのレールの側方に設けられたバッテリラックと、搬送
台車の停車位置とを有し、同バッテリラックと搬送台車
の停車位置は前記スタッカクレーンのフォークによって
前記搬送台車に搭載されたバッテリをバッテリラックへ
移載すること及び同バッテリラックに載置されているバ
ッテリを移載して前記搬送台車に搭載させることが可能
に配置されてなり、前記バッテリは充電および給電のた
めのバッテリ側電極を有し、前記搬送台車は前記バッテ
リを搭載した状態で前記バッテリ側電極と接続して給電
回路を形成する電極を備え、前記バッテリラックは前記
バッテリを載置した状態で前記バッテリ側電極と接続し
て充電回路を形成する電極を備えてなることを特徴とす
る搬送台車のバッテリ管理設備。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、バッテリを動力源
とする搬送台車のバッテリ管理設備に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、バッテリを動力源とする無人搬送
台車等はニッケル・カドミウム・バッテリ(以下、「N
i−Cdバッテリ」という)を用いているものが多い。
旧来からの鉛バッテリは比較的コストが低いが、充電に
要する時間が長く重量もあり、無人搬送台車の運用上
や、電池管理の操作上の欠点があったため急速充電が可
能なNi−Cdバッテリが主流となったものである。
【0003】しかし、Ni−Cdバッテリを用いた場
合、Ni−Cd電池の特性上、大電流による急速充電が
可能ではあるが深い放電ができないため、無人搬送台車
は一搬送毎に充電場所に定点停止を行い、地上側充電器
から伸縮可能な接触プレート電極を挿入されて所定の充
電を実施し、充電後次の搬送を行うというサイクルを繰
り返す運転を行っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、Ni−Cdバ
ッテリを動力源とする無人搬送台車は、Ni−Cdバッ
テリは大容量のものが無く、深い放電ができないため、
上記の様に概ね一搬送サイクル毎の急速充電を必要と
し、この点が無人搬送台車の搬送効率の改善上のネック
となっており、Ni−Cdバッテリが高価なことはラン
ニングコストの上昇の要因となっていた。
【0005】また常時は急速充電で運用するNi−Cd
バッテリにおいても月毎に1回程度無人搬送台車からバ
ッテリをクレーン等で取外し、均等充電を行う必要があ
り、旧来の鉛バッテリを用いる場合に対する優位に限界
があり、またそれ自体の持つ上記の欠点が問題となって
いた。以上の問題はまた無人搬送台車に限らずバッテリ
を動力源とする搬送台車において同様に問題となってい
た。
【0006】本発明はかかる従来装置の問題を解消し、
バッテリを動力源とする搬送台車を効率的に運用できる
バッテリ管理設備を提供することを課題とするものであ
り、特にコストの比較的低い鉛バッテリを有効に用いる
ことができる搬送台車のバッテリ管理設備を提供するこ
とを課題とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】(1)本発明は上記の課
題を解決するためになされたものであって、請求項1の
発明は、スタッカクレーンと、同スタッカクレーンのレ
ールの側方に設けられたバッテリラックと、搬送台車の
停車位置とを有し、同バッテリラックと搬送台車の停車
位置は前記スタッカクレーンのフォークによって前記搬
送台車に搭載されたバッテリをバッテリラックへ移載す
ること及び同バッテリラックに載置されているバッテリ
を移載して前記搬送台車に搭載させることが可能に配置
されてなり、前記バッテリは充電および給電のためのバ
ッテリ側電極を有し、前記搬送台車は前記バッテリを搭
載した状態で前記バッテリ側電極と接続して給電回路を
形成する電極を備え、前記バッテリラックは前記バッテ
リを載置した状態で前記バッテリ側電極と接続して充電
回路を形成する電極を備えてなることを特徴とする搬送
台車のバッテリ管理設備を提供するものである。
【0008】すなわち請求項1の発明によれば、搬送台
車のバッテリは必要な時には充電済みのものに自動的に
交換されるので、重量物であるバッテリの充電のおける
取外し取り付けにおけるフォークリフトや吊りクレーン
によるような煩雑で人手を要し危険な作業を無くすこと
ができ、スタッカクレーンにより自動的に短時間で行
え、搬送台車の運用上の時間的ロスが生じない。
【0009】(2)請求項2の発明は、請求項1に記載
の搬送台車のバッテリ管理設備において、前記スタッカ
クレーンのレールの側方に、前記バッテリのための均等
充電装置を設け、同均等充電装置はバッテリ台を有し、
同バッテリ台は前記バッテリラック、前記停止位置の搬
送台車のいずれとも前記スタッカクレーンのフォークに
より前記バッテリの移載を相互に行えるように設けら
れ、前記バッテリ台は前記バッテリを載置した状態で前
記バッテリ側電極と接続して均等充電回路を形成する電
極を備えてなることを特徴とする搬送台車のバッテリ管
理設備を提供するものである。
【0010】すなわち請求項2の発明によれば、請求項
1の発明の特徴に加え、充電はバッテリラック内で自動
的になされ且つ均等充電への移管はバッテリのID番号
等で管理して自動的に行うことができるので、従来煩雑
で時間を要し、処理落ちが生じやすく、搬送台車の稼働
率を低下させやすかったバッテリの均等充電を、欠陥無
く効率的に遂行することができる。
【0011】(3)また、請求項3の発明は、請求項1
または請求項2に記載の搬送台車のバッテリ管理設備に
おいて、前記バッテリが鉛バッテリであることを特徴と
する搬送台車のバッテリ管理設備を提供するものであ
る。
【0012】すなわち請求項3の発明によれば、請求項
1または請求項2に記載の発明の特徴に加え、バッテリ
が鉛バッテリの場合、その重量と充電時間の長さが従来
大きな欠点として利用の障害であったところ、請求項1
または請求項2の発明においてはその問題を全て解消で
きることとなり、他のNi−Cdバッテリ等との比較上
コストが非常に低く、大容量のものを使用し易く、かつ
深い放電が可能である鉛バッテリが使用可能となり、そ
れによって、搬送台車6において鉛バッテリを用いたも
のは、Ni−Cdバッテリ使用の従来の搬送台車に比べ
て長時間運用、充電回数減少が可能となる。
【0013】(4)また、請求項4の発明は請求項1な
いし請求項3のいずれかに記載の搬送台車のバッテリ管
理設備において、前記搬送台車が無人搬送台車であるこ
とを特徴とする搬送台車のバッテリ管理設備を提供する
ものである。
【0014】すなわち請求項4の発明によれば、請求項
1ないし請求項3のいずれかに記載の発明の特徴に加
え、搬送台車は充電時には自動的に本発明のバッテリ管
理設備にアクセスしてバッテリの交換を受けて継続して
搬送運転を行うことができるので搬送台車の稼働率が極
めて向上するほか、本発明の搬送台車のバッテリ管理設
備を高能率な全体的な無人搬送システムの一部とするこ
とができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図1ないし図7に基づいて
本発明の実施の一形態を説明する。図1は本発明の実施
の形態の主要部の概要を説明する斜視図であり、同図に
おいてスタッカクレーン1はレール2に沿って走行し、
スタッカクレーン1の昇降プラットホーム3上にはレー
ル2の左右の両方向に伸縮できるフォーク4が設けられ
ており、スタッカクレーン1のフォーク4はレール2の
一方の側方に停車した無人搬送台車(以下、「搬送台
車」という)6からバッテリ8を取り出し、レール2の
他方の側方に設けられたバッテリラック5に移載するも
ので、バッテリ8はバッテリラック5中で充電される。
フォーク4は逆に充電されたバッテリをバッテリラック
5から搬送台車6中へ移載する。
【0016】本実施の形態においてはバッテリ8は、鉛
バッテリセルを横2列縦12列の計24セル、一つのバ
ッテリケースにパッケージしこれを一個の単位のバッテ
リ8として扱う。(よって、以下、バッテリケースにパ
ッケージされた複数のバッテリセルを単に「バッテリ
8」と記載する。)バッテリ8(バッテリケース)には
後述の充電兼給電用のバッテリ側電極が備えられ、搬送
台車6内に搭載されると自動的に同電極を介して給電回
路が形成され、バッテリラック5に載置されると自動的
に充電回路が形成されるように構成されている。
【0017】図2は本実施の形態に係る搬送台車のバッ
テリ管理設備の全体レイアウトを説明するための平面図
であり、図3は図2中A−A矢視側面図、図4は図2中
B−B矢視によるバッテリラック側正面図である。
【0018】図2、図3に示されるように、スタッカク
レーン1の走行するレール2の一方の側方にはレール2
に沿って搬送台車6が停車する所定の停車位置があり、
本実施の形態の場合、搬送台車6としては車高が低く車
体上に搬送物を載置して搬送する小型台車6aと、搬送
物を係止し持ち上げるフォークやラムを有する大型台車
6bの2種を有しており、そのそれぞれの位置、形態に
関連する事項を説明するときは、単に搬送台車6と言わ
ず小型台車6aまたは大型台車6bと記載して説明す
る。
【0019】搬送台車6は小型台車6aも大型台車6b
も、図2、図3において走行機構を図示省略している
が、個々に旋回操舵機構と走行駆動機構を有する公知の
走行輪装置を複数個車体下部に備えており、直進、横
行、斜行等が可能なものであり、自動的に誘導されて走
行し上記所定の停車位置に位置して停車できるものであ
る。
【0020】勿論、搬送台車6の走行装置は上記のよう
なものに限らず、搬送台車6を上記所定の停車位置まで
走行させ停止させることのできるものであればよい。
【0021】レール2の他方の側方には図2、図4に示
すようにレール2に沿ってバッテリラック5が各間口を
レール2側に向けて設けられており、一部のバッテリラ
ック位置は通常のバッテリラック5の代わりに、バッテ
ッリ台9a他の均等充電装置を備えた均等充電場9とバ
ッテリ台10aを備えたバッテリ点検場10が設けられ
ている。11は本バッテリ管理設備の制御操作装置であ
る。
【0022】バッテリラック5には各間口のバッテリ載
置位置毎に充電用の電極が備えられ、載置されたバッテ
リ8の後述のバッテリ側電極と接続して自動充電ができ
るようになっている。
【0023】また、一般にバッテリ8は、放電と充電を
繰り返すと一個のバッテリケースに組み込まれている複
数のバッテリセル間の状態にばらつきが生じるため、通
常1ヶ月に1回程度、弱い電流で長時間の充電を行う均
等充電を行い各セルの状態を均等化する必要がある(こ
の点は鉛バッテリにみならずNi−Cdバッテリも同様
である)が、上記均等充電場9はそのための設備であ
る。
【0024】また、上記バッテリ点検場10はバッテリ
8の状態の点検、バッテリ8の清掃、バッテリ液補水等
を行うための設備である。
【0025】スタッカクレーン2の昇降プラットホーム
3にはレール2の左右の両方向に伸縮できるフォーク4
が設けられており、小型台車6aおよび大型台車6bの
内部に載置されているバッテリ8をバッテリラック5
へ、またその逆に移送し、均等充電場9、バッテリ点検
場10、バッテリラック5等の相互間のバッテリ8の移
送も行う。
【0026】なお、スタッカクレーン1に対する搬送台
車6の所定の停車位置、バッテリラック5、均等充電場
9、バッテリ点検場10等のレイアウトは図2に示され
るものに限られない。スタッカクレーン1によってバッ
テリ8が相互に移載できるものであれば、例えばスタッ
カクレーン1のレール2の一方の側方に集中して設ける
ものでも、レール2の長さ方向の一方にレール2を囲ん
で搬送台車6の所定の停車位置を設け他方にレール2を
囲んでバッテリラック5、均等充電場9、バッテリ点検
場10等を設けたものでよく、搬送システム全体の中で
効率のよい適宜なレイアウトでよい。
【0027】図5は、図2中C−C矢視による小型台車
6aおよび大型台車6bのバッテリ搭載状態とフォーク
4によるバッテリ8の取り出し、載置の説明図である。
なお、図5においても各搬送台車の走行装置は図示省略
されている。
【0028】図5(a)において、小型台車6aは車体
横向きにバッテリ8を前後に1個ずつ搭載している。車
高が低いため、所定の停車位置におけるバッテリ8位置
に合わせて路面にフォーク4を差し込めるピット12が
設けられてありスタッカクレーン2からフォーク4はピ
ット12内を小型台車6aのバッテリ8の下方へ差し込
まれる。
【0029】図5(c)にバッテリ8の搭載状態を示
す。バッテリ8は小型台車6a内のバッテリ台7上に載
置され、バッテッリ台7にはバッテリ8長手中心方向に
合わせスリット状のバッテリ台間隙7aが設けられてお
り、差し込まれたフォーク4の上面は下方からバッテリ
台間隙7aを通りバッテリ8の下面を持ち上げ抜き出す
ことができる。また、逆の動作で外部から小型台車6a
内へバッテリ8を差し込み載置できるものである。
【0030】したがって、フォーク4はバッテリ台間隙
7a以下の幅の凸部4aを上部に有する凸型断面ないし
L字型断面のものか、全体がバッテリ台間隙7a以下の
幅の断面ものとなっている。
【0031】図5(b)に示す大型台車6bにおいて
は、車体横向きにバッテリ8を前後に2個ずつ搭載して
いる。車高が高いため、バッテリ8の載置部の下側には
フォーク穴13が設けられてあり、上記の小型台車6a
の場合と同様に、図5(c)に示す状態でバッテリ8は
載置されている。フォーク4はフォーク穴13に差し込
まれ、バッテリ台間隙7aからバッテリ8を持ち上げ抜
き出すことができる。また、逆の動作で外部から大型台
車6b内へバッテリ8を差し込み載置できるものであ
る。
【0032】図5(c)において示すように、バッテリ
8にはバッテリ側電極14aが正負両極設けられてお
り、一方バッテリ台7側にはバッテリ台側電極14bが
設けられ、バッテリ8をバッテリ台7に置いたとき、そ
れぞれの電極が相手側と当接し給電回路が自動的に形成
される。勿論電極14aと14bには適宜の圧接機構が
設けられ回路の接続が確実になされるものである。
【0033】図5(c)の構造は、バッテリラック5、
均等充電場9のバッテリ台9a、バッテリ点検場10の
バッテリ台10aそれぞれに於けるバッテリ8の載置状
態、フォーク4の差し込み、バッテリ8持ち上げ抜き出
し、バッテリ8差し込み載置、充電回路形成、または給
電回路形成において全く同様であり、以下これらの点に
ついては説明を省略する。
【0034】したがって、バッテリラック5の個々のバ
ッテリ載置位置に充電用電極を設け、均等充電場9の各
バッテリ台9aに均等充電用電極を設け、各バッテリ台
10aに必要に応じ点検用電極を設けておけば、スタッ
カクレーン1によってバッテリ8が載置するだけで自動
的に充電回路や点検用回路を形成することができるもの
となる。
【0035】また、図6はスタッカクレーン1のフォー
ク4とバッテリ4との位置決め機構を示すもので、フォ
ーク4の上面には位置決め用コーン15が設けられてお
り、バッテリ8の下面にはその位置と合わせて凹部が設
けられ、嵌合するようになっている。
【0036】これにより、搬送台車6の停止位置の多少
のずれ、スタッカクレーン1の停止位置の多少のずれを
カバーし、フォーク4が適切位置でバッテリ8を持ち上
げられるように、またフォーク4によるバッテリ8の抜
き出し、差し込み動作中に不則のバッテリ8の移動、ず
れが生じないようにしている。
【0037】本実施の形態は無人搬送システムの一部と
して組み込まれており、図7に大略制御系統図を示すよ
うに、無人搬送システムを制御する上位システム20の
下にバッテリ交換・充電管理システム21が構築され、
バッテリ交換・充電管理システム21がスタッカクレー
ン1と充電装置22を制御している。
【0038】充電装置22はバッテリラック5の個々の
バッテリ載置位置の充電用電極、均等充電場9の各バッ
テリ台9aの均等充電用電極への充電電流の供給制御を
行うものである。
【0039】また無人搬送台車6は逐次上位システム2
0に自己の情報を与え逆に指令を受けている。なお、個
々の制御信号の授受、情報処理と制御指令、機器のコン
トロール等は一般の自動化システムの適宜の構成による
ことができるものである。
【0040】上記のように構成された本実施の形態にお
いて、搬送運転を続けて充電が必要となった搬送台車6
はスタッカクレーン1の脇の所定の停車位置まで自動走
行し、上位システム20は搬送台車6の停止を確認後、
バッテリ交換・充電管理システム21にバッテリ交換指
令を出す。
【0041】スタッカクレーン1は搬送台車6に搭載さ
れたバッテリ8に対応した位置に自動位置決めし、バッ
テリ8を引き抜いて後移動し、バッテリラック5へバッ
テリ8を移載格納し、次に充電済のバッテリ8をバッテ
リラック5から引き抜いて搬送台車6の先にバッテリ8
が取り出された位置に移載する。
【0042】順次搬送台車6のバッテリ8を同様に充電
済のものに交換し、全てのバッテリ8が交換されると、
上位システム20は搬送台車6に搬送指令を与える。
【0043】同時に、バッテリ交換・充電管理システム
21は、搬送台車6から移載されたバッテリ8に対する
充電を充電装置22に指令し、そのバッテリラック位置
の充電回路に充電電流が流され、スタッカクレーン1が
移載時に自動読取りしたバッテリ8のIDナンバー毎に
充電状態等の情報を一括管理する。
【0044】均等充電、メンテナンスの必要時期は、バ
ッテリ交換・充電管理システム21が判断し、該当する
バッテリ8については均等充電場9のバッテリ台9a
へ、またはバッテリ点検場10のバッテリ台10aへと
スタッカクレーン1が自動移載し、必要な処置が施さ
れ、完了後はバッテリラック5へ自動移載される。
【0045】したがって、本実施の形態の搬送台車のバ
ッテリ管理設備においては、無人搬送台車のバッテリ8
は必要な時には充電済みのものに自動的に交換されるの
で、搬送台車6の運用上時間的ロスが生じず、搬送台車
6の稼働率を極めて向上させることができる。
【0046】また、重量物であるバッテリ8の充電や均
等充電における取外し取り付けにおいては、フォークリ
フトや吊りクレーンによるような煩雑で人手を要し危険
な作業を無くすことができ、スタッカクレーンにより自
動的に短時間で行える。
【0047】また、充電はバッテリラック内で自動的に
なされ、均等充電、メンテナンスへの移管も自動的にな
されるので、従来煩雑で時間を要し、処理落ちが生じや
すかったバッテリ管理も、効率的に欠陥無く遂行され、
充電、メンテナンスの作業効率化がなされる。
【0048】以上は、バッテリ走行の搬送台車6を用い
る搬送システム一般において奏することのできる効果で
あるが、バッテリ8が特に鉛バッテリの場合、その重量
と充電時間の長さが従来大きな欠点として利用の障害で
あったところ、その問題を全て解消できることとなる。
【0049】鉛バッテリは他のNi−Cdバッテリ等と
の比較上コストは非常に低く、大容量のものを使用し易
く、かつ深い放電が可能であるので、搬送台車6におい
て鉛バッテリを用いたものは、Ni−Cdバッテリ使用
の従来の搬送台車に比べて長時間運用、充電回数減少が
可能であり、前述の自動バッテリ交換と相まって搬送の
効率アップをもたらし、バッテリ8自体の低コストも加
え、搬送コストの大幅低減を可能とするものとなる。
【0050】また、上記実施の形態は、無人搬送システ
ムの一部として組み込まれたものであり、搬送台車6は
無人搬送台車であり、そのような実施の形態で、より高
い効果を奏することとなるが、本発明において搬送シス
テムや搬送台車の無人化、自動化の程度は種々多様なも
のであってよく、本発明の搬送台車のバッテリ管理設備
は無人搬送台車に限らず、バッテリを動力源とする搬送
台車一般のバッテリ管理設備につき広く有効に適用でき
るものである。
【0051】また、上記実施の形態においては、バッテ
リラックが多段の間口を有するもので、スタッカクレー
ンのフォークはその多段の間口にアクセスするものを図
示したがこれに限られるものではなく、バッテリラック
は1段のものであってもよい。
【0052】以上、本発明の実施の形態を説明したが、
上記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の範
囲内でその具体的構造に種々の変更を加えてもよいこと
は言うまでもない。
【0053】
【発明の効果】(1)以上、請求項1の発明によれば、
搬送台車のバッテリ管理設備を、スタッカクレーンと、
同スタッカクレーンのレールの側方に設けられたバッテ
リラックと、搬送台車の停車位置とを有し、同バッテリ
ラックと搬送台車の停車位置は前記スタッカクレーンの
フォークによって前記搬送台車に搭載されたバッテリを
バッテリラックへ移載すること及び同バッテリラックに
載置されているバッテリを移載して前記搬送台車に搭載
させることが可能に配置されてなり、前記バッテリは充
電および給電のためのバッテリ側電極を有し、前記搬送
台車は前記バッテリを搭載した状態で前記バッテリ側電
極と接続して給電回路を形成する電極を備え、前記バッ
テリラックは前記バッテリを載置した状態で前記バッテ
リ側電極と接続して充電回路を形成する電極を備えてな
るように構成したので、搬送台車のバッテリは必要な時
には充電済みのものに自動的に交換されるため、バッテ
リの充電のおける取外し取り付けにおいては、煩雑で人
手を要し危険な作業を無くすことができ、スタッカクレ
ーンにより自動的に短時間で行え、搬送台車の運用上の
時間的ロスが生じず、搬送台車の稼働率を向上させるこ
とができる。
【0054】(2)また、請求項2の発明によれば、搬
送台車のバッテリ管理設備を、請求項1に記載の搬送台
車のバッテリ管理設備において、前記スタッカクレーン
のレールの側方に、前記バッテリのための均等充電装置
を設け、同均等充電装置はバッテリ台を有し、同バッテ
リ台は前記バッテリラック、前記停止位置の搬送台車の
いずれとも前記スタッカクレーンのフォークにより前記
バッテリの移載を相互に行えるように設けられ、前記バ
ッテリ台は前記バッテリを載置した状態で前記バッテリ
側電極と接続して均等充電回路を形成する電極を備えて
なるように構成したので、請求項1の発明の効果に加
え、均等充電への移管はバッテリのID番号等で管理し
て自動的に行うことができるため、従来煩雑で時間を要
し、処理落ちが生じやすく、搬送台車の稼働率を低下さ
せやすかったバッテリの均等充電が欠陥無く遂行され、
バッテリの充電管理が向上し、その作業効率化がなさ
れ、搬送台車の可動効率も向上する。
【0055】(3)また、請求項3の発明によれば、搬
送台車のバッテリ管理設備を、請求項1または請求項2
に記載の搬送台車のバッテリ管理設備において、前記バ
ッテリが鉛バッテリであるように構成したので、請求項
1または請求項2に記載の発明の効果に加え、バッテリ
が鉛バッテリの場合、従来その重量と充電時間の長さが
利用の障害であったところ、その問題を全て解消できた
ので他のNi−Cdバッテリ等との比較上コストが非常
に低く、大容量のものを使用し易く、かつ深い放電が可
能な鉛バッテリをすることができ、それにより搬送台車
6においては、Ni−Cdバッテリ使用の従来の搬送台
車に比べて長時間運用、充電回数減少が可能となり、自
動バッテリ交換と相まって搬送の効率アップをもたら
し、搬送コストの大幅低減を可能とするものである。
【0056】(4)また、請求項4の発明によれば、搬
送台車のバッテリ管理設備を、請求項1ないし請求項3
のいずれかに記載の搬送台車のバッテリ管理設備におい
て、前記搬送台車が無人搬送台車であるように構成した
ので、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の発明
の効果に加え、搬送台車は充電時には自動的に本発明の
バッテリ管理設備にアクセスしてバッテリの交換を受け
て継続して搬送運転を行うことができるため、搬送台車
の稼働率が極めて向上するほか、全体的な無人搬送シス
テムの一部とすることができ、高能率な搬送システムの
構築を可能とする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の主要部の概要を説明する斜視図であ
る。
【図2】本発明の実施の形態に係る搬送台車のバッテリ
管理設備の全体平面レイアウト図である。
【図3】図2中A−A矢視による側面図である。
【図4】図2中B−B矢視によるバッテリラック側正面
図である。
【図5】図2中C−C矢視による小型台車6aおよび大
型台車6bのバッテリ搭載状態と、フォーク4によるバ
ッテリ8の取り出し、載置の説明図である。
【図6】スタッカクレーンのフォークとバッテリの位置
決め機構の説明図である。
【図7】本実施の形態にかかる搬送台車のバッテリ管理
設備の大略制御系統図である。
【符号の説明】
1 スタッカクレーン 2 レール 3 昇降プラットホーム 4 フォーク 4a 凸部 5 バッテリラック 6 搬送台車 6a 小型台車 6b 大型台車 7 バッテリ台 7a バッテリ台間隙 8 バッテリ 9 均等充電場 9a バッテリ台 10 バッテリ点検場 10a バッテリ台 11 制御操作装置 12 ピット 13 フォーク穴 14a バッテリ側電極 14b バッテリ台側電極 15 位置決めコーン 20 上位システム 21 バッテリ交換・充電管理システム 22 充電装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 多田 卓哉 神奈川県相模原市田名3000番地 三菱重工 業株式会社相模原製作所内 (72)発明者 木藤 勇治 神奈川県相模原市田名3000番地 三菱重工 業株式会社相模原製作所内 (72)発明者 舘山 重春 千葉県富津市新富20番1号 新日本製鐡株 式会社技術開発本部内 (72)発明者 榎並 隆司 愛知県東海市東海町5番3号 新日本製鐡 株式会社名古屋製鐡所内 Fターム(参考) 3F022 FF01 JJ09 KK01 LL07 MM22 MM35 NN13

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スタッカクレーンと、同スタッカクレー
    ンのレールの側方に設けられたバッテリラックと、搬送
    台車の停車位置とを有し、同バッテリラックと搬送台車
    の停車位置は前記スタッカクレーンのフォークによって
    前記搬送台車に搭載されたバッテリをバッテリラックへ
    移載すること及び同バッテリラックに載置されているバ
    ッテリを移載して前記搬送台車に搭載させることが可能
    に配置されてなり、前記バッテリは充電および給電のた
    めのバッテリ側電極を有し、前記搬送台車は前記バッテ
    リを搭載した状態で前記バッテリ側電極と接続して給電
    回路を形成する電極を備え、前記バッテリラックは前記
    バッテリを載置した状態で前記バッテリ側電極と接続し
    て充電回路を形成する電極を備えてなることを特徴とす
    る搬送台車のバッテリ管理設備。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の搬送台車のバッテリ管
    理設備において、前記スタッカクレーンのレールの側方
    に、前記バッテリのための均等充電装置を設け、同均等
    充電装置はバッテリ台を有し、同バッテリ台は前記バッ
    テリラック、前記停止位置の搬送台車のいずれとも前記
    スタッカクレーンのフォークにより前記バッテリの移載
    を相互に行えるように設けられ、前記バッテリ台は前記
    バッテリを載置した状態で前記バッテリ側電極と接続し
    て均等充電回路を形成する電極を備えてなることを特徴
    とする搬送台車のバッテリ管理設備。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の搬送台
    車のバッテリ管理設備において、前記バッテリが鉛バッ
    テリであることを特徴とする搬送台車のバッテリ管理設
    備。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし請求項3のいずれかに記
    載の搬送台車のバッテリ管理設備において、前記搬送台
    車が無人搬送台車であることを特徴とする搬送台車のバ
    ッテリ管理設備。
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