JP2000299956A - 回転電機 - Google Patents

回転電機

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JP2000299956A
JP2000299956A JP11106213A JP10621399A JP2000299956A JP 2000299956 A JP2000299956 A JP 2000299956A JP 11106213 A JP11106213 A JP 11106213A JP 10621399 A JP10621399 A JP 10621399A JP 2000299956 A JP2000299956 A JP 2000299956A
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JP
Japan
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rotation detector
electric machine
rotating electric
room
chamber
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Pending
Application number
JP11106213A
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English (en)
Inventor
Yoshinaga Hirano
嘉良 平野
Hiroshi Hamano
濱野  宏
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明の目的は、回転検出器室内に結露を発生
させないための呼吸孔を備えた回転電機を提供すること
にある。 【解決手段】電動機本体室で高温・多湿となった空気が
回転検出器9室へ流入するのを防止できる隔壁を有し、
電動機本体室と回転検出器9室の各々に独立した呼吸孔
15a,15bを形成している。電動機本体室と回転検出
器室とを表裏に貫通する孔を有しない隔壁で仕切り、電
動機本体室と回転検出器室の各々に独立した呼吸孔を有
し、大気開放できる構造とすることにより、回転検出器
室内に結露が発生せず回転検出器の誤動作を防止でき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回転検出器を備え
た回転電機に係り、特に、電動機本体室と回転検出器室
とを表裏に貫通する孔を有しない隔壁で仕切り、電動機
本体室と回転検出器室を各々大気開放する機構を備えた
回転電機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の回転検出器を備えた電動機として
は、例えば、特開平2−111246 号公報に記載されている
ように反駆動軸側端部に回転検出器を取り付け、回転子
軸とともに回転板取付けボスが回転することにより取付
けボスに設けた空気孔がファン作用する構造となってい
るものがある。即ち、空気孔のファン作用により、回転
検出器室の空気を攪拌し、回転検出器の温度上昇を防止
する機構としている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような構造からなる回転検出器を備える電動機におい
ては、回転子が回転している状態から、停止した直後の
電動機本体室で高温・多湿となった空気が回転検出器室
へ流入するのを防止する手段については言及されていな
い。また、回転検出器室が密閉状態となる構造では、回
転検出器室の温度が高温状態から低下するとともに負圧
になることによる外部からの水侵入を防止する手段につ
いても言及されていない。特に、スリットを有する回転
板を使用する回転検出器を有する電動機においては、回
転検出器室内と大気の温度差を極力抑え、回転板及び回
転検出器に露・水滴が付着することを防止することが必
要である。
【0004】高精度な制御が必要となる電動機において
は、回転検出器に用いる回転板のパルス数を多くする必
要がある。また、回転検出器を小型化するためには回転
板も小形にするべきであり、小形化した回転板に多くの
パルス数を設けるとスリット幅が狭くなる。また、回転
検出器の組立て性を良くするためには、回転検出器を着
脱可能にできるように回転検出器室内で信号線の接続部
が必要となる。スリット及び信号線の接続部に露・水滴
が付着することによる回転検出器の誤動作を防止するこ
とが必要であり、回転検出器室内の結露防止が要求され
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、回転電機本体室と回転検出器室とを表裏
に貫通する孔を有しない隔壁で仕切り、上記回転電機本
体室と回転検出器室の各々に大気開放するための独立し
た呼吸孔を有する構造としたものである。かかる構成に
より、回転電機本体室で高温・多湿となった空気が回転
検出器室側へ流入するのを防止できる。また、回転検出
器室内の温度と大気の温度の温度差を極力抑えることが
できるとともに、外部からの水侵入を防止するようにし
たものである。
【0006】また、好ましくは、回転子とともに回転す
る回転検出器の構造物に突起を有する構造とし、かかる
構成により、回転子が回転することにより、突起部がフ
ァン作用し、回転検出器室の空気を攪拌しながら呼吸孔
より大気へ逃がし、回転検出器室の温度を大気温度にす
るようにしたものである。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図3を用いて、本発
明の一実施形態による電動機について説明する。
【0008】最初に図1を用いて、電動機の全体構造に
ついて説明する。
【0009】図1は、本発明の一実施形態による電動機
の上半断面図である。
【0010】本実施形態においては、回転検出器を有し
た電気自動車用永久磁石式同期電動機を例にとって説明
するが、他の回転検出器を有した電動機についても同様
に適用できるものである。また、上記電動機は、電気自
動車用として説明するが、他の目的で使用する電動機に
も適用できるものである。
【0011】シャフト1の軸方向のほぼ中央部には、円
柱形状のロータ3が固定されている。ロータ3の内部に
は、永久磁石2が固定されている。シャフト1の両端に
は、ベアリング4a,4bの内輪側が取り付けられてい
る。ベアリング4a,4bの外輪側は、それぞれ、フロ
ント側エンドブラケット5及びリヤ側エンドブラケット
6によって保持されている。従って、ロータ3及びシャ
フト1は、フロント側エンドブラケット5及びリヤ側エ
ンドブラケット6に対して、ベアリング4a,4bによ
り回転可能に支持されている。フロント側エンドブラケ
ット5の上部にシャフト1と略水平となる方向に呼吸孔
15aが設けてある。この呼吸孔15aが電動機本体室
を大気開放する役目をしている。
【0012】フロント側エンドブラケット5及びリヤ側
エンドブラケット6は、それぞれ、ステータフレーム7
の両端部にインロー嵌合され、ボルトによって締結され
ている。ステータフレーム7には、電動機を車両に搭載
するためのマウントボスなどの造形部が設けられてい
る。ステータフレーム7は、略円筒形状であり、ステー
タフレーム7の略中央部の内面側には、ステータ8が固
定されている。
【0013】電動機のステータ8には、電機子巻線が施
されるため、ステータ8の軸長は、コイルエンド分だ
け、ロータ3の軸長よりも長くなる。そこで、電動機の
ステータ8の軸長とロータ3の軸長の差異により生じる
ステータ8のコイルエンド部内径とシャフト1間の空所
部に向けて、フロント側エンドブラケット5及びリヤ側
エンドブラケット6は、内側に湾曲させて形成されてい
る。リヤ側エンドブラケット6の湾曲させているところ
が電動機本体室と回転検出器9室を仕切る隔壁の役目を
している。
【0014】リヤ側エンドブラケット6の湾曲させた空
所に、回転検出器9が取り付けられている。本実施形態
における回転検出器9は、電動機の磁極位置及び回転変
位の両方を検出することができるものである。回転検出
器9は、シャフト1の反駆動軸側にスリットを形成した
回転板10をホイールカバー11を介してボルト12で
固定し、回転板10の外径側に位置するところに発光・
受光素子から構成されたモジュール14を有する構造か
らなっている。
【0015】エンコーダカバー13は、リヤ側エンドブ
ラケト6に、ボルトにより締め付け固定される。エンコ
ーダカバー13は、回転検出器9に対する防水・防塵及
びサービス性向上のために設けられるものであり、リヤ
側エンドブラケット6に対して着脱可能である。エンコ
ーダカバー13の上部にシャフト1と略水平となる方向
に呼吸孔15bが設けてある。この呼吸孔15bが回転
検出器9室を大気開放する役目をしている。呼吸孔15
bを有することで、回転検出器9室内の温度と大気温度
の温度差を極力抑えることができる。
【0016】ステータ8の電機子巻線には、一般的に電
機子巻線を固定するために樹脂材からなるワニスを施し
ている。ワニスは電動機本体室で吸湿し、電機子巻線へ
の通電による温度上昇により吸湿した水分が蒸発するこ
とで、電動機本体室は高温・多湿の状態となる。電動機
本体室と回転検出器9室内が貫通孔でつながっている
と、電動機本体室で高温・多湿となった空気が回転検出
器9へ流入される。その状態から急冷されると回転検出
器9室内と大気側との温度差により回転検出器9室内に
結露が発生する。
【0017】呼吸孔15a,15bは図示したように電
動機本体室と回転検出器9室の各々に1ケである必要は
なく、各々複数であっても良いことは言うまでもないこ
とである。
【0018】次に、図2を用いて、電動機に設けた呼吸
管16の構造ついて説明する。
【0019】図2は、本発明の一実施形態による電動機
の回転検出器9室に設けた呼吸管16の部分拡大断面図
である。
【0020】図2に示すように、エンコーダカバー13
の上部にシャフト1と略水平となる方向に設けた呼吸孔
15bに呼吸管16が一体で形成されている。呼吸管1
6には、ブリーザチューブ17がつながれ、図示してい
ない車両上方に這い廻しされ大気開放される。上記のよ
うに車両上方で大気開放されることで、外部から回転検
出器9室への水侵入を防止することができる。上記構造
は、図示していない電動機本体に設けた呼吸孔15aも
同様に呼吸管が一体で形成され、呼吸管にブリーザチュ
ーブがつながれ、図示していない車両上方に這い廻しさ
れ大気開放される。上記のように車両上方で大気開放さ
れることで、外部から電動機本体への水侵入を防止する
ことができる。
【0021】次に、図3を用いて、電動機に用いるホイ
ールカバー11の形状について説明する。
【0022】図3は、本発明の一実施形態による電動機
に用いるホイールカバー11の斜視図である。
【0023】本実施形態による突起11aは、4個で形
成されているが、突起11aの個数及び形状は特に限定
されない。
【0024】シャフト1に回転板10を固定するための
ホイールカバー11は、シャフト1の回転とともに回転
するものであり、中央部にボルト12を通す貫通孔11
bが形成され、回転板10との反接触面に突起11aを
一体で形成されている。この突起11aの回転がファン
作用となり、回転検出器9室の空気を攪拌する役目をし
ている。突起11aのファン作用により、回転検出器9
室内の温度上昇を極力抑えることができる。
【0025】
【発明の効果】本発明によれば、電動機本体室と回転検
出器室とを表裏に貫通する孔を有しない隔壁で仕切り、
電動機本体室と回転検出器室の各々に独立した呼吸孔を
有し大気開放できる構造とすることで、回転検出器室内
に結露が発生しない構造とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態による電動機の上半断面図
である。
【図2】本発明の一実施形態による電動機の回転検出器
室に設けた呼吸管取付け部の部分拡大断面図である。
【図3】本発明の一実施形態による電動機に用いるホイ
ールカバーの斜視図である。
【符号の説明】
1…シャフト、2…永久磁石、3…ロータ、4a,4b
…ベアリング、5…フロント側エンドブラケット、6…
リヤ側エンドブラケット、7…ステータフレーム、8…
ステータ、9…回転検出器、10…回転板、11…ホイ
ールカバー、11a…突起、11b…貫通孔、12…ボ
ルト、13…エンコーダカバー、14…モジュール、1
5a,15b…呼吸孔、16…呼吸菅、17…ブリーザ
チューブ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H02K 29/14 H02K 11/00 B C Fターム(参考) 5H019 AA00 BB03 BB08 BB12 BB27 CC03 CC09 DD01 FF00 FF01 5H605 AA02 BB05 CC02 DD07 DD16 5H609 BB03 PP02 PP16 QQ02 QQ08 RR06 RR07 5H611 AA01 BB08 PP05 QQ01 QQ03 RR05 TT01 UA01 5H621 HH01 JK07 JK11 JK13 JK14

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転子の回転を検出する回転検出器を有す
    る回転電機において、回転電機本体室と回転検出器室と
    を表裏に貫通する孔を有しない隔壁で仕切り、上記回転
    電機本体室と回転検出器室の各々に大気開放するための
    独立した呼吸孔を設けたことを特徴とする回転電機。
  2. 【請求項2】請求項1記載の回転電機において、上記呼
    吸孔に一体で形成された呼吸管を有することを特徴とす
    る回転電機。
  3. 【請求項3】請求項1記載の回転電機が永久磁石式の回
    転子を用い、この回転子の磁極位置と回転数を検出する
    回転検出器で構成したことを特徴とする回転電機。
  4. 【請求項4】請求項1記載の回転電機において、回転検
    出器の回転する構造物に突起を一体で形成したことを特
    徴とする回転電機。
JP11106213A 1999-04-14 1999-04-14 回転電機 Pending JP2000299956A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005324722A (ja) * 2004-05-17 2005-11-24 Toyota Motor Corp 部品の搭載構造
US7343849B2 (en) 2004-09-13 2008-03-18 Smc Kabushiki Kaisha Cylinder apparatus
JP2010004695A (ja) * 2008-06-23 2010-01-07 Hitachi Ltd 回転電機
KR101755470B1 (ko) * 2015-09-11 2017-07-07 현대자동차 주식회사 전폐형 모터

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