JP2000299462A - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

半導体装置及びその製造方法

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JP2000299462A
JP2000299462A JP11108093A JP10809399A JP2000299462A JP 2000299462 A JP2000299462 A JP 2000299462A JP 11108093 A JP11108093 A JP 11108093A JP 10809399 A JP10809399 A JP 10809399A JP 2000299462 A JP2000299462 A JP 2000299462A
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forming
conductivity type
gate electrode
semiconductor substrate
impurity layer
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Mariko Takagi
万里子 高木
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Toshiba Corp
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  • Metal-Oxide And Bipolar Metal-Oxide Semiconductor Integrated Circuits (AREA)
  • Insulated Gate Type Field-Effect Transistor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 接合容量の増大や接合リークの増加を抑制す
るとともに、短チャネル効果を抑制することができる半
導体装置を提供する。 【解決手段】 シリコン基板21をエッチングしてソー
ス/ドレイン領域28の空乏層の延びを抑えるための第
2のn型不純物領域32よりも深い溝38を形成した
後、ソース/ドレイン領域28を構成する第2のp型不
純物領域30をエピタキシャル成長法により溝38内に
形成することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はMOSトランジスタ
の構造および製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図1に従来のMOSトランジスタの構造
を示す。半導体基板1に素子分離領域2が形成されてい
る。また、半導体基板1内にn型ウェル領域3が形成さ
れている。半導体基板1上にはゲート絶縁膜4およびゲ
ート電極5が形成されている。さらに、半導体基板1の
表面であって、ゲート電極5を挟む位置にソース/ドレ
イン領域(p型)6が形成されている。このソース/ド
レイン領域6はLDD構造となっている。ソース/ドレ
イン領域6の上部には低抵抗化のための金属シリサイド
層8が形成されている。そして、半導体基板1の所定の
深さの領域にn型高濃度不純物領域7が形成されてい
る。また、全面に層間絶縁膜9が形成されており、上層
配線10とソース/ドレイン領域6とがコンタクト11
を介して電気的に接続されている。なお、ソース/ドレ
イン領域6に挟まれたチャネル領域は薄いn型層12で
ある。従来、MOSトランジスタの微細化は、スケーリ
ング則に従って行われてきた。これは、MOSトランジ
スタの寸法、不純物濃度および電源電圧等の各種パラメ
ータをある一定の係数で比例または反比例させることに
よって、半導体基板内の電界強度等を維持しながらMO
Sトランジスタの微細化を実現する手法である。
【0003】しかし、電源電圧のように必ずしも一定の
係数でスケーリングされないパラメータが存在するた
め、微細化に伴って種々の問題が生じる。例えば、MO
Sトランジスタのチャネル長が短くなるに従ってしきい
値電圧が低下する短チャネル効果が挙げられる。この短
チャネル効果は、ドレイン電圧が空乏層を伝ってチャネ
ル領域の表面ポテンシャルに影響を与えるために生じる
ものである。従って、この短チャネル効果を抑制するた
めには、ドレイン側の空乏層が延びるのを抑制すること
が重要となる。ドレイン側の空乏層の延びを抑制できれ
ば、ドレイン電圧がチャネル領域の表面ポテンシャルに
影響を与えることを抑制できるからである。このため、
従来は以下の方法を採用していた。第1に、基板(チャ
ネル)不純物濃度を上げる方法である。このために、従
来は図1に示したようなn型高濃度不純物領域7を形成
していた。このようにして基板不純物濃度を高くするこ
とで、ドレイン側の空乏層の伸びを抑制することが可能
となるのである。第2に、ソース/ドレイン領域6の拡
散層の横方向の広がりを小さくすることである。ここ
で、ソース/ドレイン領域6は通常、イオン注入法で形
成される。この場合、ソース/ドレイン領域6の深さ
(Xj)と横方向の広がり(Yj)はYj/Xj〜0.
7の関係をもつことが経験的に知られている。そのた
め、ソース/ドレイン領域6の深さを浅くすれば、横方
向の広がりも小さくなる。つまり、ソース/ドレイン領
域6の深さを浅く形成することによりドレイン側の空乏
層の延びを抑制するのである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のように
して短チャネル効果を抑制しようとすると、以下に示す
問題点が生じる。まず、上記従来技術の第1の方法によ
ってn型高濃度不純物領域7を形成すると、図1に示し
たように、n型高濃度不純物領域7がソース/ドレイン
領域6を電気的に包み込むような形になる。これによ
り、n型高濃度不純物領域7とソース/ドレイン領域6
とは、n型高濃度不純物領域7の側面と底面とで接する
こととなり、接する面積が大きくなる。このため、n型
高濃度不純物領域7とソース/ドレイン領域6との間の
広い面積で高濃度のPN接合が形成され、接合容量が増
大する問題が発生する。接合容量が増大すると、MOS
トランジスタの動作遅延が生じたり、半導体基板1にバ
イアスがかかるとMOSトランジスタの特性が変化する
基板バイアス効果が増大するという問題が生じる。次
に、図2は、図1のA−A’での半導体基板1部分の断
面図における不純物分布及び電気的に効く分布を示して
いる。このように、n型高濃度不純物領域7を形成する
と、ソース/ドレイン領域6の実効的な電気的深さが減
少する。これは、n型高濃度不純物領域7を形成するた
めに注入するn型不純物と、ソース/ドレイン領域6を
形成するために注入するp型不純物とが相殺しあうため
である。このため、コンタクト11とソース/ドレイン
領域6の底面との距離を十分に取れず、接合リーク電流
の増大を招く。さらに、図1に示したように低抵抗化の
ための金属シリサイド層8を形成している場合には、金
属シリサイド層8とソース/ドレイン領域6の底面との
距離が十分に取れずに、深刻な接合リーク電流の増大を
招くこととなる。
【0005】この接合リーク電流の増大という問題点
は、上記従来技術の第2の方法のようにソース/ドレイ
ン領域6の拡散層の深さを浅くすると、更に大きな問題
となる。本発明は上記問題点に鑑みてなされたもので、
ソース/ドレイン領域の接合容量の増大や接合リークの
増大を抑制するとともに短チャネル効果を抑制すること
を目的とする。
【0006】
【発明を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明にかかる半導体装置は、第1導電型の半導体
基板上にゲート絶縁膜を介して形成されたゲート電極
と、前記半導体基板内に前記ゲート電極に対して自己整
合的に形成され、ソース/ドレイン領域を構成する第2
導電型の不純物層とを具備し、前記第2導電型の不純物
層は第1導電型の不純物を含まないことを特徴とする。
本発明にかかる半導体装置は、第1導電型の半導体基板
上にゲート絶縁膜を介して形成されたゲート電極と、前
記半導体基板の所定の領域に前記ゲート電極に対して自
己整合的に形成され、ソース/ドレイン領域を構成する
第2導電型の不純物層とを具備し、前記半導体基板の所
定の領域はエピタキシャル成長法により形成されたこと
を特徴とする。本発明にかかる半導体装置の製造方法
は、第1導電型の半導体基板上にゲート絶縁膜を介して
ゲート電極を形成する工程と、前記ゲート電極をマスク
として前記半導体基板を所定の深さまでエッチングして
溝を形成する工程と、エピタキシャル成長法を用いて前
記溝内にソース/ドレイン領域を構成する第2導電型の
不純物層を形成するエピタキシャル成長工程と、を具備
することを特徴とする。本発明にかかる半導体装置の製
造方法は、第1導電型の半導体基板上にゲート絶縁膜を
介してゲート電極を形成する工程と、前記ゲート電極を
マスクとして前記半導体基板を所定の深さまでエッチン
グして溝を形成する工程と、エピタキシャル成長法を用
いて前記溝内に前記半導体基板と同質の半導体層を形成
する工程と、前記半導体層内にソース/ドレイン領域を
構成する第2導電型の不純物層を形成する工程と、を具
備することを特徴とする。
【0007】本発明にかかる半導体装置の製造方法は、
第1導電型の半導体基板の所定の深さの領域に第1導電
型の不純物層を形成する工程と、前記半導体基板上にゲ
ート絶縁膜を介してゲート電極を形成する工程と、前記
ゲート電極をマスクとして前記半導体基板をエッチング
することにより、前記第1導電型の不純物層よりも深い
溝を形成する工程と、エピタキシャル成長法を用いて前
記溝内にソース/ドレイン領域を構成する第2導電型の
不純物層を形成するエピタキシャル成長工程と、を具備
することを特徴とする。本発明にかかる半導体装置の製
造方法は、第1導電型の半導体基板の所定の深さの領域
に第1導電型の不純物層を形成する工程と、前記半導体
基板上にゲート絶縁膜を介してゲート電極を形成する工
程と、前記ゲート電極をマスクとして前記半導体基板を
エッチングすることにより、前記第1導電型の不純物層
よりも深い溝を形成する工程と、エピタキシャル成長法
を用いて前記溝内に前記半導体基板と同質の半導体層を
形成する工程と、前記半導体層内にソース/ドレイン領
域を構成する第2導電型の不純物層を形成する工程と、
を具備することを特徴とする。本発明は、上記構成を採
用することにより、ソース/ドレイン領域の接合容量の
増大や接合リークの増大を抑制するとともに短チャネル
効果を抑制することを可能とする。
【0008】
【発明の実施の形態】(第1の実施の形態)本発明の第
1の実施の形態を図面(図3〜図7)を参酌して説明す
る。図3に本発明の第1の実施の形態にかかるMOSト
ランジスタの断面図を示す。この第1の実施の形態で
は、半導体基板、例えばシリコン基板(n型)21に素
子分離領域22が形成されている。シリコン基板21上
にはゲート絶縁膜23およびゲート電極24が形成され
ている。このゲート電極24は、導電膜、例えばp型ポ
リシリコン膜25と、その上面に形成されたキャップ
膜、例えばシリコン窒化膜26とからなる。ゲート電極
24の側面には側壁絶縁膜、例えばシリコン窒化膜27
が形成されている。シリコン基板21内には、例えばn
型ウェル領域28が形成されている。シリコン基板21
の表面であってn型ウェル領域28内の、ゲート電極2
4を挟む位置にp型のソース/ドレイン領域29が形成
されている。このソース/ドレイン領域29はLDD構
造となっている。つまり、ソース/ドレイン領域29
は、側壁絶縁膜であるシリコン窒化膜27の下方に形成
された浅い第1のp型不純物領域30と、シリコン窒化
膜27を挟み込むようにして形成された深い第2のp型
不純物領域31とからなる。この第1のp型不純物領域
30は、ゲート電極24に対して自己整合的に形成され
たものである。また、第2のp型不純物領域31は、ゲ
ート電極24及び側壁絶縁膜であるシリコン窒化膜27
に対して自己整合的に形成されたものである。ここで、
第2のp型不純物領域31はエピタキシャル成長法によ
り形成されたp型エピタキシャルシリコン層からなるも
のであり、n型不純物が含まれていない。なお、この第
1の実施の形態では、ソース/ドレイン領域29はLD
D構造であるとしたが、これに限られるものではない。
なお、ソース/ドレイン領域29を構成する第1のp型
不純物領域30に挟まれたチャネル領域は薄いn型層7
8である。
【0009】シリコン基板21の所定の深さの領域に、
第1のp型不純物領域30に挟まれるようにして第1の
n型不純物領域32が形成されている。この第1のn型
不純物領域32は、MOSトランジスタのしきい値制御
の役割を果たす。さらにその第1のn型不純物領域32
の下方に、第2のp型不純物領域31に挟まれるように
して第2のn型不純物領域33が形成されている。この
第2のn型不純物領域33はソース/ドレイン領域29
の空乏層の延びを抑える役割を果たす。なお、第1のn
型不純物領域32の不純物濃度はMOSトランジスタの
特性、具体的にはしきい値の特性により不純物濃度が決
められる。つまり、しきい値を上げたい場合は第1のn
型不純物領域32を高濃度にし、逆にしきい値を下げた
い場合は第1のn型不純物領域32を低濃度にすればよ
い。さらに、ソース/ドレイン領域29の上部には低抵
抗化のための金属シリサイド層34が形成されている。
この金属シリサイド層34は、例えばチタンおよびコバ
ルト等の金属およびこれらを含む合金からなる。また、
全面に層間絶縁膜35が形成されている。この層間絶縁
膜35の上面に上層配線36が形成されている。この上
層配線36は、層間絶縁膜35に形成されたコンタクト
37を介してソース/ドレイン領域29と電気的に接続
されている。
【0010】ここで、図4〜図7を参酌して、本発明の
第1の実施の形態にかかるMOSトランジスタの製造方
法について説明する。まず、図4に示すように、シリコ
ン基板21にSTI構造の素子分離領域22を形成す
る。この素子分離領域22として、シリコン基板21上
にシリコン酸化膜をウェット酸化法により厚く成長させ
るLOCOSを用いても構わない。シリコン基板21の
うち素子分離領域22以外の部分にはn型不純物を導入
して、n型ウェル領域28を形成する。このn型ウェル
領域28がトランジスタ素子形成領域となる。次に、シ
リコン基板21の表面から0.05μm程度の深さに、
トランジスタのしきい値制御のための第1のn型不純物
領域32を形成する。さらに、シリコン基板21の表面
から0.12μm程度の深さに、ソース/ドレイン領域
の空乏層の延びを抑えるための第2のn型不純物領域3
3を形成する。ここで、第1のn型不純物領域32と第
2のn型不純物領域33とは別々に形成しても構わない
し、両者を兼ねて同時に形成しても構わない。次に、熱
酸化法を用いてシリコン基板21の表面にゲート絶縁膜
23となるシリコン酸化膜を形成する。そして全面にp
型ポリシリコン膜25及びシリコン窒化膜26を堆積す
る。なお、第1のn型不純物領域32上には薄いn型層
78が形成されている。
【0011】次に、図5に示したように、通常のリソグ
ラフィ技術とエッチング技術を用いて、シリコン窒化膜
26とp型ポリシリコン膜25を加工してゲート電極2
4を形成する。このとき、ゲート絶縁膜23であるシリ
コン酸化膜もゲート電極24の下にのみ残るように加工
される。この後、熱酸化法を用いて、シリコン基板21
の表面の露出した部分及びp型ポリシリコン膜25の表
面に図示せぬ酸化膜を形成する。これによりゲート電極
24を形成するときのエッチングダメージが除去され
る。そして、このゲート電極24に対して自己整合的に
浅い第1のp型不純物領域30を形成する。この第1の
p型不純物領域30は、例えばボロンを低加速イオン注
入することにより形成される。次に、全面にシリコン窒
化膜27を堆積した後にRIE法を用いることにより、
シリコン窒化膜27をゲート電極24の側面にのみ残
す。このシリコン窒化膜27はゲート電極24の側壁絶
縁膜となる。次に、図6に示したように、シリコン窒化
膜26及びシリコン窒化膜27をマスクとして異方性エ
ッチング法、例えばRIE法を用いてシリコン基板21
をエッチングして溝38を形成する。このとき、溝38
を第2のn型不純物領域33よりも深く、例えば深さ
0.2μm程度まで形成する。
【0012】次に、図7に示したように、ボロン(B)
をドープしながらエピタキシャル成長法を用いることに
より、溝38に第2のp型不純物領域31となるp型シ
リコン層を形成する。この第2のp型不純物領域31と
第1のp型不純物領域30とでソース/ドレイン領域2
9を形成する。そして、通常の方法を用いてソース/ド
レイン領域29の上部に金属シリサイド層34を形成す
る。この後、全面に層間絶縁膜35を堆積した後、RI
E法を用いてソース/ドレイン領域29の上面に到達す
るようにコンタクトホール(図示せず)を形成する。そ
して、このコンタクトホールに導電膜を埋め込むことに
よりコンタクト37を形成する。さらに上層配線36を
形成することにより図3に示したMOSトランジスタが
形成される。上記のように本発明の第1の実施の形態に
よれば、以下の効果を得ることができる。まず、ソース
/ドレイン領域29の空乏層の延びを抑える役割を果た
す第2のn型不純物領域33が形成されている。また、
第2のp型不純物領域31がイオン注入法でなくエピタ
キシャル成長法により形成されるため、従来のようにソ
ース/ドレイン領域の深さ(Xj)と横方向の広がり
(Yj)がYj/Xj〜0.7の関係に拘束されず、ソ
ース/ドレイン領域29の深さを浅くすることなく横方
向の広がりを小さくすることができる。このため、短チ
ャネル効果を抑制することが可能となる。
【0013】また、しきい値制御のための第1のn型不
純物領域32は第1のp型不純物領域30に挟まれるよ
うにして形成されている。ソース/ドレイン領域29の
空乏層の延びを抑えるための第2のn型不純物領域33
は第2のp型不純物領域31に挟まれるようにして形成
されている。つまり、従来技術ではそれら高濃度不純物
領域がソース/ドレイン領域の側面及び底面と接してい
たのに対し(図1参照)、本発明の第1の実施の形態で
は、n型不純物領域32、33とp型不純物領域30、
31とは側面でのみ接している。そのため、高濃度のP
N接合が広い面積にわたって形成されるのを抑制するこ
とができ、接合容量の増大を抑制することが可能とな
る。これにより、MOSトランジスタの高速化や、素子
特性の安定化を図ることが可能となる。さらに、第2の
p型不純物領域30は溝38をエピタキシャル成長法に
より埋めることで形成される。そのため、第2のp型不
純物領域30にはn型不純物が含まれていないので、実
効的な電気的深さが減少することもない。このように、
ソース/ドレイン領域29の電気的深さが浅くならず、
コンタクト37や金属シリサイド層34からの接合リー
ク電流の増加を抑制することが可能となる。
【0014】(本発明の第1の実施の形態の変形例)第
1の実施の形態では、ボロン(B)をドープしながらエ
ピタキシャル成長法を用いることにより、溝38に第2
のp型不純物領域31となるp型シリコン層を形成する
(図7参照)。第1の実施の形態の変形例では、この工
程において最初のうちはボロンをドープしないでシリコ
ン層を形成する。そして、所定時間経過後にボロンをド
ープするようにする。これにより、図8に示したよう
に、第2のp型不純物領域31の底部とn型ウェル領域
28との間に電気的に中間の導電型である真性層36
(intrinsic layer)が形成される(n-i-p構造)。こ
の真性層36は、例えばp型不純物濃度が1×1015
程度のオーダーである場合を含む。このようにした場
合、第2のp型不純物領域31とn型ウェル領域28と
の間で接合容量を減らす効果を得ることができる。 (本発明の第2の実施の形態)本発明の第2の実施の形
態を図面(図9〜図15)を参酌して説明する。この第
2の実施の形態は、第1の実施の形態にかかる本発明を
CMOS半導体装置に適用したものである。このCMOS半
導体装置の製造方法について説明する。
【0015】まず、図9に示したように、シリコン基板
51にSTI構造の素子分離領域52を形成する。この
素子分離領域52として、シリコン基板51上にシリコ
ン酸化膜をウェット酸化法により厚く成長させるLOC
OSを用いても構わない。シリコン基板51のうちpチ
ャネル型トランジスタを形成する領域にn型不純物を導
入して、n型ウェル領域53を形成する。また、シリコ
ン基板51のうちnチャネル型トランジスタを形成する
領域にp型不純物を導入して、p型ウェル領域54を形
成する。次に、シリコン基板51の表面から0.05μ
m程度の深さに、トランジスタのしきい値制御のため
に、第1のn型不純物領域57をn型ウェル領域53内
に、第1のp型不純物領域58をp型ウェル領域54内
に、それぞれ形成する。さらに、シリコン基板51の表
面から0.12μm程度の深さに、ソース/ドレイン領
域の空乏層の延びを抑えるために、第2のn型不純物領
域55をn型ウェル領域53内に、第2のp型不純物領
域56をp型ウェル領域54内に、それぞれ形成する。
なお、第1のn型不純物領域57上は薄いn型層78で
ある。第1のp型不純物領域58上は薄いp型層79で
ある。
【0016】ここで、第1の不純物領域57、58と第
2の不純物領域55、56とは別々に形成しても構わな
いし、両者を兼ねて同時に形成しても構わない。次に、
熱酸化法を用いてシリコン基板51の表面にゲート絶縁
膜59となるシリコン酸化膜を形成する。そして全面に
ポリシリコン膜60及びシリコン窒化膜61を堆積す
る。次に、図10に示したように、通常のリソグラフィ
技術とエッチング技術を用いて、シリコン窒化膜61と
ポリシリコン膜60を加工してゲート電極62を形成す
る。このとき、ゲート絶縁膜59であるシリコン酸化膜
もゲート電極62の下にのみ残るように加工される。こ
の後、熱酸化法を用いて、シリコン基板51の表面の露
出した部分及びポリシリコン膜60の表面に図示せぬ酸
化膜を形成する。これによりゲート電極62を形成する
ときのエッチングダメージが除去される。そして、pチ
ャネル型トランジスタ領域65に、ゲート電極62に対
して自己整合的に浅い第3のp型不純物領域63を形成
する。また、nチャネル型トランジスタ領域66に、ゲ
ート電極62に対して自己整合的に浅い第3のn型不純
物領域64を形成する。次に、全面にシリコン窒化膜6
7を堆積した後にRIE法を用いることにより、シリコ
ン窒化膜67をゲート電極62の側面にのみ残す。この
シリコン窒化膜67はゲート電極62の側壁絶縁膜とな
る。
【0017】次に、図11に示したように、nチャネル
型トランジスタ領域66を例えばレジスト69などのマ
スクにより覆う。そして、レジスト69及びシリコン窒
化膜61並びにシリコン窒化膜67をマスクとして異方
性エッチング法、例えばRIE法を用いてシリコン基板
51をエッチングして溝68を形成する。このとき、溝
68を第2のn型不純物領域55よりも深く、例えば深
さ0.2μm程度まで形成する。次に、図12に示した
ように、ボロン(B)をドープしながらエピタキシャル
成長法を用いることにより、溝68に第4のp型不純物
領域70となるp型シリコン層を形成する。この第4の
p型不純物領域と第3のp型不純物領域63とでソース
/ドレイン領域71を形成する。次に、図13に示した
ように、レジスト69を除去した後、pチャネル型トラ
ンジスタ領域65を例えばレジスト72などのマスクに
より覆う。そして、レジスト72及びシリコン窒化膜6
1並びにシリコン窒化膜67をマスクとして異方性エッ
チング法、例えばRIE法を用いてシリコン基板51を
エッチングして溝73を形成する。このとき、溝73を
第2のp型不純物領域56よりも深く、例えば深さ0.
2μm程度まで形成する。
【0018】次に、図14に示したように、砒素(A
s)をドープしながらエピタキシャル成長法を用いるこ
とにより、溝73に第4のn型不純物領域74となるn
型シリコン層を形成する。この第4のn型不純物領域7
4と第3のn型不純物領域64とでソース/ドレイン領
域75を形成する。次に、図15に示したように、レジ
スト72を除去した後、通常の方法を用いてソース/ド
レイン領域71及びソース/ドレイン領域75、の上部
に金属シリサイド層76を形成する。以上により、本発
明の第2の実施の形態にかかるCMOS半導体装置が形成さ
れる。この本発明の第2の実施の形態によれば、本発明
の第1の実施の形態と同様の効果を得ることができる。 (本発明の第3の実施の形態)本発明の第3の実施の形
態を図面(図16〜図22)を参酌して説明する。この
実施の形態は、第2の実施の形態と同じ構造のCMOS
半導体装置を製造するものであるが、その製造方法が異
なる。本発明の第3の実施の形態にかかるCMOS半導
体装置の製造方法を図面(図16〜図22)を参酌して
説明する。まず、第2の実施の形態にかかる図9乃至図
10の工程は第3の実施の形態においても同様である。
【0019】次に、図16に示したように、シリコン窒
化膜61及びシリコン窒化膜67並びに素子分離領域5
2をマスクとして異方性エッチング法、例えばRIE法
を用いてシリコン基板51をエッチングして溝68を形
成する。このとき、溝68を第2のn型不純物領域55
及び第2のp型不純物領域56よりも深く、例えば深さ
0.2μm程度まで形成する。次に、図17に示したよ
うに、エピタキシャル成長法を用いることにより、溝6
8にシリコン層77を形成する。次に、図18に示した
ように、pチャネル型トランジスタ領域65を例えばレ
ジスト72などのマスクにより覆う。そして、レジスト
72、シリコン窒化膜61及びシリコン窒化膜67並び
に素子分離領域52をマスクとしてn型不純物、たとえ
ば砒素(As)を注入する。これにより、第4のn型不
純物領域74となるn型シリコン層が形成される。この
第4のn型不純物領域74と第3のn型不純物領域64
とでソース/ドレイン領域75を形成する。次に、図1
9に示したように、レジスト72を除去した後、nチャ
ネル型トランジスタ領域66を例えばレジスト69など
のマスクにより覆う。そして、レジスト69、シリコン
窒化膜61及びシリコン窒化膜67並びに素子分離領域
52をマスクとしてp型不純物、たとえばボロン(B)
を注入する。これにより、第4のn型不純物領域70と
なるn型シリコン層が形成される。この第4のn型不純
物領域70と第3のn型不純物領域63とでソース/ド
レイン領域71を形成する。
【0020】次に、図20に示したように、レジスト6
9を除去した後、通常の方法を用いてソース/ドレイン
領域71及びソース/ドレイン領域75、の上部に金属
シリサイド層76を形成する。以上により、本発明の第
3の実施の形態にかかるCMOS半導体装置が形成される。
この本発明の第3の実施の形態によれば、本発明の第1
の実施の形態と同様の効果を得ることができる。さら
に、第2の実施の形態に比べて工程数を削減する効果を
得ることができる。
【0021】
【発明の効果】本発明によれば、ソース/ドレイン領域
の接合容量の増大や接合リークの増大を抑制するととも
に短チャネル効果を抑制することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のMOSトランジスタの構造断面図。
【図2】図1におけるA―A’断面の不純物分布及び電
気的に効く分布を示した図。
【図3】本発明の第1の実施の形態にかかる半導体装置
の構造を示す断面図。
【図4】本発明の第1の実施の形態の半導体装置の製造
方法を示す工程断面図。
【図5】本発明の第1の実施の形態の半導体装置の製造
方法を示す工程断面図。
【図6】本発明の第1の実施の形態の半導体装置の製造
方法を示す工程断面図。
【図7】本発明の第1の実施の形態の半導体装置の製造
方法を示す工程断面図。
【図8】本発明の第1の実施の形態の変形例にかかる半
導体装置の断面図。
【図9】本発明の第2の実施の形態の半導体装置の断面
図。
【図10】本発明の第2の実施の形態の半導体装置の製
造方法を示す工程断面図。
【図11】本発明の第2の実施の形態の半導体装置の製
造方法を示す工程断面図。
【図12】本発明の第2の実施の形態の半導体装置の製
造方法を示す工程断面図。
【図13】本発明の第2の実施の形態の半導体装置の製
造方法を示す工程断面図。
【図14】本発明の第2の実施の形態の半導体装置の製
造方法を示す工程断面図。
【図15】本発明の第2の実施の形態の半導体装置の製
造方法を示す工程断面図。
【図16】本発明の第3の実施の形態の半導体装置の製
造方法を示す工程断面図。
【図17】本発明の第3の実施の形態の半導体装置の製
造方法を示す工程断面図。
【図18】本発明の第3の実施の形態の半導体装置の製
造方法を示す工程断面図。
【図19】本発明の第3の実施の形態の半導体装置の製
造方法を示す工程断面図。
【図20】本発明の第3の実施の形態の半導体装置の製
造方法を示す工程断面図。
【符号の説明】
1・・・・半導体基板、2・・・・素子分離領域、3・・・・n型ウ
ェル領域、4・・・・ゲート絶縁膜、5・・・・ゲート電極、6
・・・・ソース/ドレイン領域、7・・・・n型高濃度不純物領
域、8・・・・金属シリサイド層、9・・・・層間絶縁膜、10
・・・・上層配線、11・・・・コンタクト、21・・・・シリコン
基板、22・・・・素子分離領域、23・・・・ゲート絶縁膜、
24・・・・ゲート電極、25・・・・p型ポリシリコン膜、2
6・・・・シリコン窒化膜、27・・・・シリコン窒化膜、28
・・・・n型ウェル領域、29・・・・ソース/ドレイン領域、
30・・・・第1のp型不純物領域、31・・・・第2のp型不
純物領域、32・・・・第1のn型不純物領域、33・・・・第
2のn型不純物領域、34・・・・金属シリサイド層、35
・・・・層間絶縁膜、36・・・・真性層、37・・・・コンタク
ト、38・・・・溝、51・・・・シリコン基板、52・・・・素子
分離領域、53・・・・n型ウェル領域、54・・・・p型ウェ
ル領域、55・・・・第2のn型不純物領域、56・・・・第2
のp型不純物領域、57・・・・第1のn型不純物領域、5
8・・・・第1のp型不純物領域、59・・・・ゲート絶縁膜、
60・・・・ポリシリコン膜、61・・・・シリコン窒化膜、6
2・・・・ゲート電極、63・・・・第3のp型不純物領域、6
4・・・・第3のn型不純物領域、65・・・・pチャネル型ト
ランジスタ領域、66・・・・nチャネル型トランジスタ領
域、67・・・・シリコン窒化膜、68・・・・溝、69・・・・レ
ジスト、70・・・・第4のp型不純物領域、71・・・・ソー
ス/ドレイン領域、72・・・・レジスト、73・・・・溝、7
4・・・・第4のn型不純物領域、75・・・・ソース/ドレイ
ン領域、76・・・・金属シリサイド層、77・・・・シリコン
層、78・…n型層、79・…p型層。
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Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1導電型の半導体基板上にゲート絶縁
    膜を介して形成されたゲート電極と、 前記半導体基板内に前記ゲート電極に対して自己整合的
    に形成され、ソース/ドレイン領域を構成する第2導電
    型の不純物層とを具備し、 前記第2導電型の不純物層は第1導電型の不純物を含ま
    ないことを特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】 第1導電型の半導体基板上にゲート絶縁
    膜を介して形成されたゲート電極と、 前記半導体基板の所定の領域に前記ゲート電極に対して
    自己整合的に形成され、ソース/ドレイン領域を構成す
    る第2導電型の不純物層とを具備し、 前記半導体基板の所定の領域はエピタキシャル成長法に
    より形成されたことを特徴とする半導体装置。
  3. 【請求項3】 前記第2導電型の不純物層の深さ(X
    j)と前記第2導電型の不純物層の横方向の広がり(Y
    j)の比がYj/Xj<0.7であることを特徴とする
    請求項1又は2記載の半導体装置。
  4. 【請求項4】 前記第2導電型の不純物層の間に、その
    不純物層の側面にのみ接するよう形成された第1導電型
    の不純物層をも具備することを特徴する請求項1乃至3
    記載の半導体装置。
  5. 【請求項5】 前記第2導電型の不純物層の底部と前記
    半導体基板の間には、真性層が形成されていることを特
    徴とする請求項1乃至4記載の半導体装置。
  6. 【請求項6】 第1導電型の半導体基板上にゲート絶縁
    膜を介して形成されたゲート電極と、 前記ゲート電極の側面に形成された側壁絶縁膜と、 前記半導体基板内に前記ゲート電極に対して自己整合的
    に形成された第2導電型の第1の不純物層と、 前記半導体基板内に前記ゲート電極及び前記側壁絶縁膜
    に対して自己整合的に形成され、ソース/ドレイン領域
    を構成する第2導電型の第2の不純物層とを具備し、 前記第2の不純物層は第1導電型の不純物を含まないこ
    とを特徴とする半導体装置。
  7. 【請求項7】 第1導電型の半導体基板上にゲート絶縁
    膜を介して形成されたゲート電極と、 前記ゲート電極の側面に形成された側壁絶縁膜と、 前記半導体基板内に前記ゲート電極に対して自己整合的
    に形成された第2導電型の第1の不純物層と、 前記半導体基板の所定の領域に前記ゲート電極及び前記
    側壁絶縁膜に対して自己整合的に形成され、ソース/ド
    レイン領域を構成する第2導電型の第2の不純物層とを
    具備し、 前記半導体基板の所定の領域はエピタキシャル成長法に
    より形成されたことを特徴とする半導体装置。
  8. 【請求項8】 前記第2の不純物層の深さ(Xj)と前
    記第2の不純物層の横方向の広がり(Yj)の比がYj
    /Xj<0.7であることを特徴とする請求項6又は7
    記載の半導体装置。
  9. 【請求項9】 前記第2の不純物層の間であって、その
    不純物層の側面にのみ接するよう形成された第1導電型
    の不純物層をも具備することを特徴する請求項6乃至8
    記載の半導体装置。
  10. 【請求項10】 前記第2の不純物層の底部と前記半導
    体基板の間には、真性層が形成されていることを特徴と
    する請求項6乃至9記載の半導体装置。
  11. 【請求項11】 第1導電型の半導体基板上にゲート絶
    縁膜を介してゲート電極を形成する工程と、 前記ゲート電極をマスクとして前記半導体基板を所定の
    深さまでエッチングして溝を形成する工程と、 エピタキシャル成長法を用いて前記溝内にソース/ドレ
    イン領域を構成する第2導電型の不純物層を形成するエ
    ピタキシャル成長工程と、 を具備することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  12. 【請求項12】 前記エピタキシャル成長工程におい
    て、前記第2導電型の不純物層を形成する前に不純物を
    含まない層を形成することを特徴とする請求項11記載
    の半導体装置の製造方法。
  13. 【請求項13】 第1導電型の半導体基板上にゲート絶
    縁膜を介してゲート電極を形成する工程と、 前記ゲート電極をマスクとして前記半導体基板を所定の
    深さまでエッチングして溝を形成する工程と、 エピタキシャル成長法を用いて前記溝内に前記半導体基
    板と同質の半導体層を形成する工程と、 前記半導体層内にソース/ドレイン領域を構成する第2
    導電型の不純物層を形成する工程と、 を具備することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  14. 【請求項14】 第1導電型の半導体基板上にゲート絶
    縁膜を介してゲート電極を形成する工程と、 前記ゲート電極に対して自己整合的に第2導電型の第1
    の不純物層を形成する工程と、 前記ゲート電極の側面に側壁絶縁膜を形成する工程と、 前記ゲート電極及び前記側壁絶縁膜をマスクとして前記
    半導体基板を所定の深さまでエッチングして溝を形成す
    る工程と、 エピタキシャル成長法を用いて前記溝内にソース/ドレ
    イン領域を構成する第2導電型の第2の不純物層を形成
    するエピタキシャル成長工程と、 を具備することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  15. 【請求項15】 前記エピタキシャル成長工程におい
    て、前記第2導電型の第2の不純物層を形成する前に不
    純物を含まない層を形成することを特徴とする請求項1
    4記載の半導体装置の製造方法。
  16. 【請求項16】 第1導電型の半導体基板上にゲート絶
    縁膜を介してゲート電極を形成する工程と、 前記ゲート電極に対して自己整合的に第2導電型の第1
    の不純物層を形成する工程と、 前記ゲート電極の側面に側壁絶縁膜を形成する工程と、 前記ゲート電極及び前記側壁絶縁膜をマスクとして前記
    半導体基板を所定の深さまでエッチングして溝を形成す
    る工程と、 エピタキシャル成長法を用いて前記溝内に前記半導体基
    板と同質の半導体層を形成する工程と、 前記半導体層内にソース/ドレイン領域を構成する第2
    導電型の第2の不純物層を形成する工程と、 を具備することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  17. 【請求項17】 第1導電型の半導体基板の所定の深さ
    の領域に第1導電型の不純物層を形成する工程と、 前記半導体基板上にゲート絶縁膜を介してゲート電極を
    形成する工程と、 前記ゲート電極をマスクとして前記半導体基板をエッチ
    ングすることにより、前記第1導電型の不純物層よりも
    深い溝を形成する工程と、 エピタキシャル成長法を用いて前記溝内にソース/ドレ
    イン領域を構成する第2導電型の不純物層を形成するエ
    ピタキシャル成長工程と、 を具備することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  18. 【請求項18】 前記エピタキシャル成長工程におい
    て、前記第2導電型の不純物層を形成する前に不純物を
    含まない層を形成することを特徴とする請求項17記載
    の半導体装置の製造方法。
  19. 【請求項19】 第1導電型の半導体基板の所定の深さ
    の領域に第1導電型の不純物層を形成する工程と、 前記半導体基板上にゲート絶縁膜を介してゲート電極を
    形成する工程と、 前記ゲート電極をマスクとして前記半導体基板をエッチ
    ングすることにより、前記第1導電型の不純物層よりも
    深い溝を形成する工程と、 エピタキシャル成長法を用いて前記溝内に前記半導体基
    板と同質の半導体層を形成する工程と、 前記半導体層内にソース/ドレイン領域を構成する第2
    導電型の不純物層を形成する工程と、 を具備することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  20. 【請求項20】 第1導電型の半導体基板の所定の深さ
    の領域に第1導電型の不純物層を形成する工程と、 前記半導体基板上にゲート絶縁膜を介してゲート電極を
    形成する工程と、 前記ゲート電極に対して自己整合的に第2導電型の第1
    の不純物層を形成する工程と、 前記ゲート電極の側面に側壁絶縁膜を形成する工程と、 前記ゲート電極及び前記側壁絶縁膜をマスクとして前記
    半導体基板をエッチングすることにより、前記第1導電
    型の不純物層よりも深い溝を形成する工程と、 エピタキシャル成長法を用いて前記溝内にソース/ドレ
    イン領域を構成する第2導電型の第2の不純物層を形成
    するエピタキシャル成長工程と、 を具備することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  21. 【請求項21】 前記エピタキシャル成長工程におい
    て、前記第2導電型の第2の不純物層を形成する前に不
    純物を含まない層を形成することを特徴とする請求項2
    0記載の半導体装置の製造方法。
  22. 【請求項22】 第1導電型の半導体基板の所定の深さ
    の領域に第1導電型の不純物層を形成する工程と、 前記半導体基板上にゲート絶縁膜を介してゲート電極を
    形成する工程と、 前記ゲート電極に対して自己整合的に第2導電型の第1
    の不純物層を形成する工程と、 前記ゲート電極の側面に側壁絶縁膜を形成する工程と、 前記ゲート電極及び前記側壁絶縁膜をマスクとして前記
    半導体基板をエッチングすることにより、前記第1導電
    型の不純物層よりも深い溝を形成する工程と、 エピタキシャル成長法を用いて前記溝内に前記半導体基
    板と同質の半導体層を形成する工程と、 前記半導体層内にソース/ドレイン領域を構成する第2
    導電型の第2の不純物層を形成する工程と、 を具備することを特徴とする半導体装置の製造方法。
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