JP2000299158A - 圧接ジョイントコネクタ - Google Patents

圧接ジョイントコネクタ

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JP2000299158A
JP2000299158A JP11107230A JP10723099A JP2000299158A JP 2000299158 A JP2000299158 A JP 2000299158A JP 11107230 A JP11107230 A JP 11107230A JP 10723099 A JP10723099 A JP 10723099A JP 2000299158 A JP2000299158 A JP 2000299158A
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terminals
connector
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Kei Sato
慶 佐藤
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Yazaki Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コネクタハウジング内の水侵入を防止し端子
間の絶縁を確保する。 【解決手段】 多段状に連結される各コネクタハウジン
グ1には各キャビティ壁4で仕切られた複数の端子収容
室5を設け、複数の端子収容室5には端子集合構成体7
を挿入によって収容し、端子集合構成体7は各端子収容
室5に配置される複数の端子6と複数の端子6間を連結
するキャリア部8とから構成され、必要に応じて隣接す
る端子6間を連結するキャリア部8の箇所がカットさ
れ、端子6に設けられ、弾性変形によって内側方向に変
位可能なバネ係止部6fと、コネクタハウジング1に設
けられ、端子収容室5に開口する係止用溝部21とから
成る仮係止手段20を設け、端子集合構成体7が端子収
容室5への挿入途中で、且つ、キャリア部8が端子収容
室5の外に位置する位置で端子集合構成体7をコネクタ
ハウジング1に対して仮係止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コネクタハウジン
グを多段状に連結して構成される圧接ジョイントコネク
タに関する。
【0002】
【従来の技術】この種の圧接ジョイントコネクタとして
は、図14〜図24に示すものがある。図14はコネク
タハウジングの斜視図、図15は端子集合構成体の斜視
図、図16は端子を組み付けた状態のコネクタハウジン
グの斜視図、図17はコネクタハウジングの平面図、図
18はコネクタハウジングの断面図、図19は端子装着
時における図18のA−A線断面図、図20は端子を組
み付けた状態のコネクタハウジングの断面図、図21は
キャリア部のカット作業を示す斜視図、図22(A)は
キャリア部のカット作業を示すカット前の断面図、図2
2(B)はキャリア部のカット作業を示すカット後の断
面図、図23はコネクタハウジングの連結状態を示す断
面図、図24は水滴により上下の端子間がショートする
状態を示す断面図である。
【0003】図14〜図20において、コネクタハウジ
ング1は、その上面と下面とが共に連結面1a、1bと
して構成され、上方の連結面1aの前方側には前側ハウ
ジングロック突起2aが、これに対応する下方の連結面
1bには前側ハウジングロック溝部2b(図18等に示
す)がそれぞれ設けられている。又、コネクタハウジン
グ1の下面の後側には後側ハウジングロック突起3a
が、これに対応する上方の連結面1aには後側ハウジン
グロック溝部3bがそれぞれ設けられている。
【0004】コネクタハウジング1には各キャビティ壁
4によってそれぞれ仕切られた複数の端子収容室5が設
けられ、この各端子収容室5には端子係止部1cがそれ
ぞれ設けられている。そして、複数の端子6は端子係止
部1cに係止された状態で各端子収容室5にそれぞれ収
容される。複数の端子6はコネクタハウジング1への組
み付け前の段階では、図15に示す端子集合構成体7と
して構成され、この端子集合構成体7は、並列状態で配
置された複数の端子6と複数の端子6間を連結するキャ
リア部8とから構成されている。この端子集合構成体7
は、板状の導電性金属を所定形状で打ち抜き、これを折
曲して複数の端子6を形成し、次に、複数の端子6間を
連結するキャリア部8を山谷の連続形状に折曲すること
によって形成される。つまり、キャリア部8を折曲する
ことによって端子間のピッチを狭ピッチの端子集合構成
体7とされている。
【0005】電気的接続が必要ない端子6間は、コネク
タハウジング1の組み付け過程で、その端子6間に位置
するキャリア部8の箇所がカットされ、この箇所にはカ
ットスペース9が構成されている。キャリア部8のカッ
トについては、下記に詳述する。
【0006】端子6は電線Wが圧接される電線圧接部6
aと、コネクタハウジング1に係止するハウジング係止
部6bと、上方の連結面1a側に突出するタブ部6c
と、下方の連結面1bから挿入されるタブ部6cが接触
されるタブ接触部6d(図20に示す)と、このタブ接
触部6dに接触されるタブ部6cの反対面を支持するタ
ブ受け部6e(図20に示す)とを有する。
【0007】また、前記各キャビティ壁4のキャリア部
8が位置する箇所には切欠部10がそれぞれ形成され、
この切欠部10の下方のコネクタハウジング1の箇所に
はキャリア切断用孔11が形成されている。又、各端子
収容室5の下面にはタブ挿入孔1dが開口し、このタブ
挿入孔1dは装着位置の端子6のタブ接触部6dの位置
に一致するよう構成されている。
【0008】次に、上記コネクタハウジング1への端子
装着作業、及び、コネクタハウジング1間の連結作業に
ついて説明する。コネクタハウジング1の複数の端子収
容室5の後面から端子集合構成体7を図16に示すよう
に装着位置まで挿入する。各端子6が装着位置まで挿入
されると、各端子6のハウジング係止部6bがコネクタ
ハウジング1の端子係止部1cに係止される。次に、隣
接する端子6間の内で、電気的接続が必要ない端子6間
は、その端子6間に位置するキャリア部8の箇所をキャ
リアカット治具装置12を用いてカットする。
【0009】キャリアカット治具装置12は、図21に
示すように、上下方向に移動可能な切断刃13と、この
切断刃13の下方に配置され、孔14aを有するキャリ
ア支持台14とを有する。図22(A)に示すように、
このキャリア支持台14の上にキャビティ壁4の切欠部
10を利用してキャリア部8のカットしたい箇所を乗
せ、キャリア切断用孔11を利用して切断刃13を上方
から下方(矢印方向)に移動させ、切断刃13でキャリ
ア部8を押圧する。すると、キャリア部8は近接する2
カ所の面で切断され切断滓片15が孔14aより落下
し、そのキャリア部8にはカットスペース9が形成され
る。このようにして電気的接続の必要がない端子6間の
キャリア部8の全ての箇所をカットする。
【0010】次に、各電線Wを各端子6の電線圧接部6
aに圧接する等の処理を施し、各電線Wと各端子6とを
接続する。
【0011】次に、双方のコネクタハウジング1の連結
面1a、1b同士を互いに近接させる方向に移動し、前
側ハウジングロック突起2aと前側ハウジングロック溝
部2bとの位置合わせを行う。双方の位置合わせがなさ
れると、さらに双方のコネクタハウジング1の連結面1
a、1b同士を互いに近接させる方向に移動し、連結面
1a、1b同士が接合されると、前側及び後側でハウジ
ングロックがなされて図23に示すごとく連結が完了す
る。連結位置では下方のコネクタハウジング1の複数の
端子収容室5の上方は上方のコネクタハウジング1の下
面によって塞がれる。
【0012】又、双方のコネクタハウジング1の連結位
置への移動に伴って下方のコネクタハウジング1の各端
子6のタブ部6cが上方のコネクタハウジング1のタブ
挿入孔1dから進入し、図23で示す連結位置では下方
のコネクタハウジング1の各端子6のタブ部6cが上方
のコネクタハウジング1の各端子6のタブ接触部6dに
接触される。尚、上下の端子6同士を電気的に接続させ
たくない場合には、予めタブ部6cを折曲する折曲処理
をしておく。
【0013】つまり、この圧接ジョイントコネクタは、
必要に応じて隣接する上下の端子6間と、隣接する左右
の端子6間を電気的に接続させることができる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の圧接ジョイントコネクタでは、キャリア部8のカッ
トのために、コネクタハウジング1にはキャリア切断用
孔11と切欠部10が設けられている。そのため、カッ
トスペース9を有する左右の端子6間は切欠部10を介
して対向すると共に、上下のコネクタハウジング1の端
子収容室5間はキャリア切断用孔11と切欠部10を介
して連通している。
【0015】従って、例えば最上段のコネクタハウジン
グ1のキャリア切断用孔11と切欠部10を介して水等
が侵入しやすく、図24に示すように、この侵入や結露
による水滴16がスペース9近傍に生じ易い。すると、
左右隣接する端子6間の絶縁や上下隣接する端子6間の
絶縁が保たれないという問題がある。
【0016】尚、コネクタハウジング1にはキャリア切
断用孔11の他にタブ挿入孔1dが形成されるが、タブ
挿入孔1dはスリット状の開口であり、且つ、開口面積
自体が非常に小さいので、このタブ挿入孔1dからはほ
とんど水等の進入がない。
【0017】そこで、本発明は、前記した課題を解決す
べくなされたものであり、コネクタハウジング内への水
等の侵入を極力防止して左右隣接する端子間の絶縁や上
下隣接する端子間の絶縁を十分に確保できる従来の圧接
ジョイントコネクタを提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、コネ
クタハウジングを多段状に連結し、各コネクタハウジン
グには各キャビティ壁で仕切られた複数の端子収容室を
設け、この複数の端子収容室には端子集合構成体を挿入
によって収容し、この端子集合構成体は前記各端子収容
室にそれぞれ配置される複数の端子とこの複数の端子間
を連結するキャリア部とから構成され、必要に応じて隣
接する前記端子間を連結する前記キャリア部の箇所がカ
ットされ、下方のコネクタハウジングの前記複数の端子
収容室を上方のコネクタハウジングで塞ぐ圧接ジョイン
トコネクタにおいて、前記端子集合構成体と前記コネク
タハウジングとには、前記端子集合構成体が前記端子収
容室への挿入途中で、且つ、前記キャリア部が前記端子
収容室の外に位置する位置で前記端子集合構成体を前記
コネクタハウジングに対して仮係止する仮係止手段を設
けたことを特徴とする。
【0019】この圧接ジョイントコネクタでは、端子集
合構成体をコネクタハウジングに対して仮係止手段にて
仮係止した状態で、キャリア部のカット作業を行うこと
ができるため、コネクタハウジングにキャリア部カット
のための孔等を設ける必要がない。
【0020】請求項2の発明は、請求項1記載の圧接ジ
ョイントコネクタであって、前記仮係止手段は、前記端
子集合構成体の前記端子に外壁より突出して設けられ、
弾性変形によって前記端子の外壁の内側方向に変位可能
なバネ係止部と、前記コネクタハウジングに設けられ、
前記端子収容室に開口する係止用溝部とから構成された
ことを特徴とする。
【0021】この圧接ジョイントコネクタでは、端子集
合体のバネ係止部がコネクタハウジングの係止用溝部内
に挿入されることによって仮係止されるもので、請求項
1の発明と同様に、仮係止した状態で、キャリア部のカ
ット作業を行うことができるため、コネクタハウジング
にキャリア部カットのための孔等を設ける必要がない。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。
【0023】図1〜図13は本発明の実施形態を示し、
図1(A)は端子集合構成体を仮係止位置まで挿入した
状態のコネクタハウジングの斜視図、図1(B)は仮係
止手段の斜視図、図2は端子集合構成体を仮係止位置ま
で挿入した状態のコネクタハウジングの平面図、図3は
そのコネクタハウジングの正面図、図4はそのコネクタ
ハウジングの底面図、図5(A)はそのコネクタハウジ
ングの側面図、図5(B)は図3のB−B線断面図、図
6はそのコネクタハウジングの背面図、図7(A)は端
子集合構成体の完成前段階を示す図、図7(B)は端子
集合構成体の斜視図、図8(A)は端子の側面図、図8
(B)は端子の拡大正面図、図9は端子の拡大平面図、
図10はコネクタハウジングの一部拡大平面図、図11
はコネクタハウジングの連結前を示す斜視図、図12は
コネクタハウジングの連結状態を示す断面図、図13は
上下の端子収容室間の仕切られ状態等を示す断面図であ
る。
【0024】図1〜図10において、コネクタハウジン
グ1は、その上面と下面とが共に連結面1a、1bとし
て構成され、双方のコネクタハウジング1の互いの上下
の連結面1a、1b同士を近接させることによって連結
可能に構成されている。又、上方の連結面1aの前方側
には前側ハウジングロック突起2aが、これに対応する
下方の連結面1bには前側ハウジングロック溝部2b
(図4等に示す)がそれぞれ設けられている。コネクタ
ハウジング1の下面の後側には後側ハウジングロック突
起3aが、これに対応する上方の連結面1aには後側ハ
ウジングロック溝部3bがそれぞれ設けられている。コ
ネクタハウジング連結時には、互いのコネクタハウジン
グ1の前側ロック用突起部2aと前側ロック用溝部2b
とが係合し、後側ロック用突起部3aとロック用溝部3
bとが係合することによってハウジングロックされる。
【0025】コネクタハウジング1には各キャビティ壁
4によってそれぞれ仕切られた複数の端子収容室5が設
けられており、この端子収容室5に端子6がそれぞれ収
容される。複数の端子6はコネクタハウジング1への組
み付け前の段階では、図7(B)に示す端子集合構成体
7として構成され、この端子集合構成体7は、並列状態
で配置された複数の端子6と複数の端子6間を連結する
キャリア部8とから構成されている。この端子集合構成
体7は、板状の導電性金属を所定形状で打ち抜き、これ
を折曲して複数の端子6を形成することによって図7
(A)に示すものを構成し、次に、複数の端子6間を連
結するキャリア部8を山谷の連続形状に折曲することに
よって形成される。
【0026】端子6は電線Wが圧接される電線圧接部6
aと、コネクタハウジング1に係止する係止部6bと、
上方の連結面1a側に突出するタブ部6cと、下方の連
結面1bから挿入されるタブ部6cが接触されるタブ接
触部6dと、このタブ接触部6dに接触されるタブ部6
cの反対面を支持するタブ受け部6eと、バネ係止部6
fとを有する。バネ係止部6fについては下記に説明す
る。
【0027】また、コネクタハウジング1には従来例の
ようなキャリア切断用孔が設けられていない。又、キャ
ビティ壁4には従来例のような切欠部が設けられておら
ず、隣接する端子収容室5間は全域に亘ってキャビティ
壁4で仕切られている。
【0028】また、図5(B)、図9に示すように、各
端子収容室5の前端側には被係止部1cがそれぞれ設け
られ、この被係止部1cに端子6の係止部6bが係止す
ることによって端子6が端子収容室5内の装着位置でロ
ックされる。図4、図5(B)等に示すように、各端子
収容室5の下面にはタブ挿入孔1dがそれぞれ開口し、
この各タブ挿入孔1dは装着位置の端子6のタブ接触部
6dの位置に一致するよう構成されている。又、図10
に示すように、各キャビティ壁4の端子挿入口側はテー
パ面4aとして構成され、このテーパ面4aによって端
子6の挿入がスムーズにできるよう構成されている。
【0029】仮係止手段20は、図1(B)、図8〜図
10に示すように、端子集合構成体7の端子6に設けら
れたバネ係止部6fとコネクタハウジング1に設けら
れ、バネ係止部6fが挿入される係止用溝部21とから
構成され、端子集合構成体7が端子収容室5への挿入途
中で、且つ、キャリア部8が端子収容室5の外に位置す
る位置で端子集合構成体7をコネクタハウジング1に対
して仮係止する。
【0030】バネ係止部6fは端子6の両側の外壁より
突出して設けられ、弾性変形によって外壁の内側方向に
変位可能に構成されている。係止用溝部21は、各キャ
ビティ壁4の両面に設けられ、各端子収容室5に開口し
ている。この係止用溝部21はその挿入前方側に端子挿
入方向の直交方向に配置された前側壁面21aを、その
挿入後方側に端子挿入方向の直交方向に配置された後側
壁面21bを有し、前側壁面21aの方が後側壁面21
bよりも浅く設定されている。
【0031】次に、上記コネクタハウジング1への端子
装着作業、及び、コネクタハウジング1間の連結作業に
ついて説明する。コネクタハウジング1の複数の端子収
容室5の後面から端子集合構成体7を挿入する。ここ
で、端子収容室5の挿入口がキャビティ壁4のテーパ面
4aによって拾いと共に、各端子6のバネ係止部6fは
キャビティ壁4のテーパ面4aに案内されてスムーズに
内側に撓み変形するため、スムーズに挿入される。
【0032】各端子6が図1(A)等に示す仮係止位置
まで挿入されると、図1(B)に示すように、各端子6
のバネ係止部6fがコネクタハウジング1の係止用溝部
21に係止される。つまり、端子集合構成体7を挿入方
向に押圧すると、バネ係止部6が係止用溝部21の前側
壁面21aに当接し、端子集合構成体7を引出し方向に
押圧すると、バネ係止部6が係止用溝部21の後側壁面
21bに当接し、それによって端子集合構成体7はこの
位置に仮係止状態となる。この仮係止状態では、端子集
合構成体7のキャリア部8がコネクタハウジング1の後
面より突出している。
【0033】次に、隣接する端子6間の内で、電気的接
続が必要ない端子6間は、その端子6間に位置するキャ
リア部8の箇所をキャリアカット治具装置を用いてカッ
トする。このキャリアカット範囲は、図13に示すよう
に、従来例の場合より広いカットスペース9ができるよ
うにカットする。キャリアカットが終了すると、各端子
6を挿入方向に強い力で押圧する。すると、端子6のバ
ネ係止部6fが弾性変形によって外壁の内側方向に変位
して端子6の挿入が許容され、各端子6を各端子収容室
5の装着位置まで挿入する。装着位置まで挿入される
と、各端子6の係止部6bがコネクタハウジング1の被
係止部1cに係止される。
【0034】次に、各電線Wを各端子6の電線圧接部6
aに圧接する等の処理を施し、各電線Wと各端子6とを
接続する。
【0035】次に、コネクタハウジング1間の連結作業
を行うが、この連結作業は従来例と同様である。
【0036】この圧接ジョイントコネクタによれば、端
子集合構成体7をコネクタハウジング1に対して仮係止
手段20にて仮係止した状態で、キャリア部8のカット
作業を行うことができるため、コネクタハウジング1に
キャリア部カットのための孔を設ける必要がない。従っ
て、コネクタハウジング1内への水等の侵入を極力防止
でき、左右隣接する端子6間の絶縁や上下隣接する端子
6間の絶縁を十分に確保できる。又、仮に端子収容室5
内に水滴が進入・発生した場合には、図13に示すよう
に、上下の端子収容室5間を連通する孔がないため、上
下隣接する端子6間がショートすることがなく、又、左
右隣接する端子6間が全範囲に亘ってキャビティ壁4で
仕切られているためショートすることがない。
【0037】端子集合構成体7のキャリア部8が端子収
容室5より突出した仮係止状態でキャリアカットを行う
ので、キャリアカット範囲を自由に設定できる。そし
て、この実施形態では、キャリア部8は、図13に示す
ように、従来例の場合より広いカットスペース9ができ
るようにカットしたため、さらに絶縁の信頼性が高いも
のとなっている。
【0038】尚、この実施形態では、係止用溝部21
は、前側壁面21aの方が後側壁面21bよりも浅く設
定されているので、端子集合構成体7の挿入方向の移動
に対して引出し方向の移動に強い押圧力が必要であり、
端子集合構成体7がコネクタハウジング1から容易に離
脱せず、又、端子集合構成体7が適度な押圧力によって
挿入方向の移動するようになっている。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、端子集合構成体と前記コネクタハウジングとに
は、前記端子集合構成体が前記端子収容室への挿入途中
で、且つ、前記キャリア部が前記端子収容室の外に位置
する位置で前記端子集合構成体を前記コネクタハウジン
グに対して仮係止する仮係止手段を設けたので、端子集
合構成体をコネクタハウジングに対して仮係止手段にて
仮係止した状態で、キャリア部のカット作業を行うこと
ができるため、コネクタハウジングにキャリア部カット
のための孔等を設ける必要がなく、コネクタハウジング
内への水等の侵入を極力防止して左右隣接する端子間の
絶縁や上下隣接する端子間の絶縁を十分に確保できる。
【0040】請求項2の発明によれば、請求項1記載の
圧接ジョイントコネクタであって、前記仮係止手段は、
前記端子集合構成体の前記端子に外壁より突出して設け
られ、弾性変形によって前記端子の外壁の内側方向に変
位可能なバネ係止部と、前記コネクタハウジングに設け
られ、前記端子収容室に開口する係止用溝部とから構成
したので、端子集合体のバネ係止部がコネクタハウジン
グの係止用溝部内に挿入されることによって仮係止され
るもので、請求項1の発明と同様に、仮係止した状態
で、キャリア部のカット作業を行うことができるため、
コネクタハウジングにキャリア部カットのための孔等を
設ける必要がなく、コネクタハウジング内への水等の侵
入を極力防止して左右隣接する端子間の絶縁や上下隣接
する端子間の絶縁を十分に確保できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示し、(A)は端子集合構
成体を仮係止位置まで挿入した状態のコネクタハウジン
グの斜視図、(B)は仮係止手段の斜視図である。
【図2】本発明の実施形態を示し、端子集合構成体を仮
係止位置まで挿入した状態のコネクタハウジングの平面
図である。
【図3】本発明の実施形態を示し、端子集合構成体を仮
係止位置まで挿入した状態のコネクタハウジングの正面
図である。
【図4】本発明の実施形態を示し、端子集合構成体を仮
係止位置まで挿入した状態のコネクタハウジングの底面
図である。
【図5】本発明の実施形態を示し、(A)は端子集合構
成体を仮係止位置まで挿入した状態のコネクタハウジン
グの側面図、(B)は図3のB−B線断面図である。
【図6】本発明の実施形態を示し、端子集合構成体を仮
係止位置まで挿入した状態のコネクタハウジングの背面
図である。
【図7】本発明の実施形態を示し、(A)は端子集合構
成体の完成前段階を示す図、(B)は端子集合構成体の
斜視図である。
【図8】本発明の実施形態を示し、(A)は端子の側面
図、(B)は端子の拡大正面図である。
【図9】本発明の実施形態を示し、端子の拡大平面図で
ある。
【図10】本発明の実施形態を示し、コネクタハウジン
グの一部拡大平面図である。
【図11】本発明の実施形態を示し、コネクタハウジン
グの連結前を示す斜視図である。
【図12】本発明の実施形態を示し、コネクタハウジン
グの連結状態を示す断面図である。
【図13】本発明の実施形態を示し、上下の端子収容室
間の仕切られ状態等を示す断面図である。
【図14】従来例のコネクタハウジングの斜視図であ
る。
【図15】従来例の端子集合構成体の斜視図である。
【図16】従来例の端子を組み付けた状態のコネクタハ
ウジングの斜視図である。
【図17】従来例のコネクタハウジングの平面図であ
る。
【図18】従来例のコネクタハウジングの断面図であ
る。
【図19】従来例の端子装着時における図18のA−A
線断面図である。
【図20】従来例の端子を組み付けた状態のコネクタハ
ウジングの断面図である。
【図21】従来例のキャリア部のカット作業を示す斜視
図である。
【図22】従来例を示し、(A)はキャリア部のカット
作業を示すカット前の断面図、(B)はキャリア部のカ
ット作業を示すカット後の断面図である。
【図23】従来例のコネクタハウジングの連結状態を示
す断面図である。
【図24】従来例を示し、水滴により上下の端子間がシ
ョートする状態を示す断面図である。
【符号の説明】
1 コネクタハウジング 4 キャビティ壁 5 端子収容室 6 端子 6f バネ係止部 7 端子集合構成体 8 キャリア部 20 仮係止手段 21 係止用溝部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コネクタハウジングを多段状に連結し、
    各コネクタハウジングには各キャビティ壁で仕切られた
    複数の端子収容室を設け、この複数の端子収容室には端
    子集合構成体を挿入によって収容し、この端子集合構成
    体は前記各端子収容室にそれぞれ配置される複数の端子
    とこの複数の端子間を連結するキャリア部とから構成さ
    れ、必要に応じて隣接する前記端子間を連結する前記キ
    ャリア部の箇所がカットされ、下方のコネクタハウジン
    グの前記複数の端子収容室を上方のコネクタハウジング
    で塞ぐ圧接ジョイントコネクタにおいて、 前記端子集合構成体と前記コネクタハウジングとには、
    前記端子集合構成体が前記端子収容室への挿入途中で、
    且つ、前記キャリア部が前記端子収容室の外に位置する
    位置で前記端子集合構成体を前記コネクタハウジングに
    対して仮係止する仮係止手段を設けたことを特徴とする
    圧接ジョイントコネクタ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の圧接ジョイントコネクタ
    であって、 前記仮係止手段は、前記端子集合構成体の前記端子に外
    壁より突出して設けられ、弾性変形によって前記端子の
    外壁の内側方向に変位可能なバネ係止部と、前記コネク
    タハウジングに設けられ、前記端子収容室に開口する係
    止用溝部とから構成されたことを特徴とする圧接ジョイ
    ントコネクタ。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1193140A2 (en) 2000-09-29 2002-04-03 Toyoda Gosei Co., Ltd. Air bag cover
JP2003223944A (ja) * 2002-01-30 2003-08-08 Furukawa Electric Co Ltd:The 電気接続装置
WO2023042620A1 (ja) * 2021-09-15 2023-03-23 株式会社オートネットワーク技術研究所 端子金具の接続構造及びジョイントコネクタ

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