JP2000297883A - 複合管 - Google Patents
複合管Info
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- JP2000297883A JP2000297883A JP11106642A JP10664299A JP2000297883A JP 2000297883 A JP2000297883 A JP 2000297883A JP 11106642 A JP11106642 A JP 11106642A JP 10664299 A JP10664299 A JP 10664299A JP 2000297883 A JP2000297883 A JP 2000297883A
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- thermosetting resin
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 内管部の成形が容易に行えながらしかも傷つ
きや変形を抑制することの出来る複合管を提供するにあ
る。 【解決手段】 内面から順に、非発泡性の熱可塑性樹脂
から成る非発泡層、発泡性の熱可塑性樹脂から成る発泡
層、非発泡性の熱可塑性樹脂から成る非発泡層、プライ
マー層、補強用クロス材を含む繊維強化熱硬化性樹脂層
を積層した管とした。
きや変形を抑制することの出来る複合管を提供するにあ
る。 【解決手段】 内面から順に、非発泡性の熱可塑性樹脂
から成る非発泡層、発泡性の熱可塑性樹脂から成る発泡
層、非発泡性の熱可塑性樹脂から成る非発泡層、プライ
マー層、補強用クロス材を含む繊維強化熱硬化性樹脂層
を積層した管とした。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば化学プラン
トにおける原料の供給管や水道の水道管として利用され
る複合管に関する。
トにおける原料の供給管や水道の水道管として利用され
る複合管に関する。
【０００２】
【従来の技術】一般にこの種の複合管は、例えば実公平
２−４１４２２号公報に示されているように、管の内周
面を形成する非発泡層と、この非発泡層の外周に積層し
た発泡層と、この発泡層の外周に積層したガラスクロス
層と、さらにこのガラスクロス層の外周に、積層したガ
ラスロービング層とから構成している。
２−４１４２２号公報に示されているように、管の内周
面を形成する非発泡層と、この非発泡層の外周に積層し
た発泡層と、この発泡層の外周に積層したガラスクロス
層と、さらにこのガラスクロス層の外周に、積層したガ
ラスロービング層とから構成している。
【０００３】尚、以上の構成において、非発泡層は、熱
可塑性樹脂である塩化ビニールから形成し、発泡層は、
発泡熱可塑性樹脂である発泡塩化ビニールから形成し、
ガラスロービング層は、ガラスロービングをフィラメン
トワイデイング成形にて積層するようにしている。
可塑性樹脂である塩化ビニールから形成し、発泡層は、
発泡熱可塑性樹脂である発泡塩化ビニールから形成し、
ガラスロービング層は、ガラスロービングをフィラメン
トワイデイング成形にて積層するようにしている。
【０００４】そして以上の複合管は、押し出し成形によ
り、先ず非発泡層と発泡層とから構成される二層の内管
部を形成して、その後、この内管部の表面にガラスクロ
ス層及びガラスロービング層を順次成形するようにして
いる。
り、先ず非発泡層と発泡層とから構成される二層の内管
部を形成して、その後、この内管部の表面にガラスクロ
ス層及びガラスロービング層を順次成形するようにして
いる。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】ところで以上の構造の
複合管にあっては、この複合管を製造する過程において
次の問題が生じる。
複合管にあっては、この複合管を製造する過程において
次の問題が生じる。
【０００６】即ち、発泡剤を含有した樹脂は、金型内で
は樹脂成形圧力のために発泡しないが、金型を出て大気
圧に解放されると直ぐに発泡が起こるものであるが、前
記構造の複合管にあっては、前述したごとく、押し出し
成形により、非発泡層と発泡層とから構成される二層の
内管部を先ず成形する際、この内管部の外面側が発泡層
であることから、発泡樹脂の発泡制御が難しくて、安定
的な生産が難しくなると言う問題がある。
は樹脂成形圧力のために発泡しないが、金型を出て大気
圧に解放されると直ぐに発泡が起こるものであるが、前
記構造の複合管にあっては、前述したごとく、押し出し
成形により、非発泡層と発泡層とから構成される二層の
内管部を先ず成形する際、この内管部の外面側が発泡層
であることから、発泡樹脂の発泡制御が難しくて、安定
的な生産が難しくなると言う問題がある。
【０００７】また以上のごとく押し出し成形により形成
した非発泡層と発泡層とから構成される内管部を一時保
管する場合、その外面が発泡層であるため、該内管部の
表面に傷が付き易いし、管の変形も起こり易いと言う問
題がある。
した非発泡層と発泡層とから構成される内管部を一時保
管する場合、その外面が発泡層であるため、該内管部の
表面に傷が付き易いし、管の変形も起こり易いと言う問
題がある。
【０００８】更に以上の複合管にあっては、発泡層とガ
ラスクロス層との接着力が弱くて、そのため特に前記内
管部の熱収縮が大きくなってしまう不具合もある。
ラスクロス層との接着力が弱くて、そのため特に前記内
管部の熱収縮が大きくなってしまう不具合もある。
【０００９】本発明は以上の実情に鑑みて開発したもの
であって、目的とするところは、内管部の成形が容易に
行えながらしかも傷つきや変形を抑制することの出来る
複合管を提供するにある。
であって、目的とするところは、内管部の成形が容易に
行えながらしかも傷つきや変形を抑制することの出来る
複合管を提供するにある。
【００１０】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
めに、請求項１記載の発明にかかる複合管は、内面から
順に、非発泡性の熱可塑性樹脂から成る非発泡層、発泡
性の熱可塑性樹脂から成る発泡層、非発泡性の熱可塑性
樹脂から成る非発泡層、プライマー層、補強用クロス材
を含む繊維強化熱硬化性樹脂層を積層する構成としたの
である。
めに、請求項１記載の発明にかかる複合管は、内面から
順に、非発泡性の熱可塑性樹脂から成る非発泡層、発泡
性の熱可塑性樹脂から成る発泡層、非発泡性の熱可塑性
樹脂から成る非発泡層、プライマー層、補強用クロス材
を含む繊維強化熱硬化性樹脂層を積層する構成としたの
である。
【００１１】以上の複合管において、繊維強化熱硬化性
樹脂層には、前述の補強用クロス材に加えて、繊維素材
を軸方向に引き揃えた軸方向繊維材と、繊維素材を周方
向に巻き付けた周方向繊維材とを内在させてもよい。
樹脂層には、前述の補強用クロス材に加えて、繊維素材
を軸方向に引き揃えた軸方向繊維材と、繊維素材を周方
向に巻き付けた周方向繊維材とを内在させてもよい。
【００１２】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しつつ説明する。
を参照しつつ説明する。
【００１３】図１において符号１で示す複合管は、押し
出し成形により形成する内管部Ａと、成形されたこの内
管部Ａの外周に形成する外管部Ｂとから成る。内管部Ａ
は、その内面側から、非発泡性の熱可塑性樹脂より成る
非発泡層２、発泡性の熱可塑性樹脂より成る発泡層３、
非発泡性の熱可塑性樹脂から成る非発泡層４を順番に積
層して成り、換言すれば、発泡層３を非発泡層２・４で
挟んだ所謂三層構造としている。
出し成形により形成する内管部Ａと、成形されたこの内
管部Ａの外周に形成する外管部Ｂとから成る。内管部Ａ
は、その内面側から、非発泡性の熱可塑性樹脂より成る
非発泡層２、発泡性の熱可塑性樹脂より成る発泡層３、
非発泡性の熱可塑性樹脂から成る非発泡層４を順番に積
層して成り、換言すれば、発泡層３を非発泡層２・４で
挟んだ所謂三層構造としている。
【００１４】図に示す実施形態では、前記非発泡層２・
４及び発泡層３を形成する熱可塑性樹脂として硬質塩化
ビニルを用い、また発泡層３の発泡倍率は、その成形性
及び強度を考慮して１．２倍〜２．０倍の範囲とするの
が好ましい。
４及び発泡層３を形成する熱可塑性樹脂として硬質塩化
ビニルを用い、また発泡層３の発泡倍率は、その成形性
及び強度を考慮して１．２倍〜２．０倍の範囲とするの
が好ましい。
【００１５】一方、外管部Ｂは、内面側から、プライマ
ー層５、繊維強化熱硬化性樹脂層６を順番に積層してな
り、図１に示す実施形態では、繊維強化熱硬化性樹脂層
６の形成に先がけて、前記内管部Ｂの外周面にプライマ
ー層５を先ず形成するのであって、このプライマー層５
は、非発泡層４を形成する硬質塩化ビニルと、後記の繊
維強化熱硬化性樹脂層６を形成するポリエステル樹脂の
両者に接着可能なウレタン系接着剤から形成している。
ー層５、繊維強化熱硬化性樹脂層６を順番に積層してな
り、図１に示す実施形態では、繊維強化熱硬化性樹脂層
６の形成に先がけて、前記内管部Ｂの外周面にプライマ
ー層５を先ず形成するのであって、このプライマー層５
は、非発泡層４を形成する硬質塩化ビニルと、後記の繊
維強化熱硬化性樹脂層６を形成するポリエステル樹脂の
両者に接着可能なウレタン系接着剤から形成している。
【００１６】また図に示す実施形態では、繊維強化熱硬
化性樹脂層６を、補強層部６ａと化粧層部６ｂとから構
成しているのであって、具体的には、この繊維強化熱硬
化性樹脂層６を形成するに際して、補強用クロス材とし
てガラス繊維を編成したクロスに熱硬化性樹脂としての
ポリエステル樹脂を含侵させたものを用い、この補強用
クロス材を前記プライマー層５の外周面に１プライ以上
巻き付けて熱硬化させて、前記補強層部６ａを形成した
上で、更にこの補強層部６ａの表面に、ポリエステル樹
脂から成る化粧層部６ｂを成形している。
化性樹脂層６を、補強層部６ａと化粧層部６ｂとから構
成しているのであって、具体的には、この繊維強化熱硬
化性樹脂層６を形成するに際して、補強用クロス材とし
てガラス繊維を編成したクロスに熱硬化性樹脂としての
ポリエステル樹脂を含侵させたものを用い、この補強用
クロス材を前記プライマー層５の外周面に１プライ以上
巻き付けて熱硬化させて、前記補強層部６ａを形成した
上で、更にこの補強層部６ａの表面に、ポリエステル樹
脂から成る化粧層部６ｂを成形している。
【００１７】尚、図に示す実施形態では、以上のプライ
マー層５及び繊維強化熱硬化性樹脂層６を成形するに際
し、前記内筒部Ａの長さ方向両端部の外周面には、これ
らプライマー層５及び繊維強化熱硬化性樹脂層６を積層
せず、前記内筒部Ａの非発泡層４を露呈させたままとし
ているのであって、これにより、例えば施工現場におい
て、複合管同士を例えば硬質塩化ビニル製の接続管を介
して接続する際、複合管の長さ方向一端部を前記接続管
に容易に固着することが出来る。
マー層５及び繊維強化熱硬化性樹脂層６を成形するに際
し、前記内筒部Ａの長さ方向両端部の外周面には、これ
らプライマー層５及び繊維強化熱硬化性樹脂層６を積層
せず、前記内筒部Ａの非発泡層４を露呈させたままとし
ているのであって、これにより、例えば施工現場におい
て、複合管同士を例えば硬質塩化ビニル製の接続管を介
して接続する際、複合管の長さ方向一端部を前記接続管
に容易に固着することが出来る。
【００１８】斯くして以上の複合管は、前記内筒部Ａ
が、発泡層３を非発泡層２・４で挟んだ三層構造である
ので、この内筒部Ａの押し出し成形時、金型から大気に
開放された直後の所謂フリー発泡を抑制出来、非発泡層
２・４の冷却固化により、発泡層３の異常発泡はなくな
り、従って内管部Ａを安定的にしかもスピーディに製造
出来て、製造効率の上昇及び製造コストの低減が図れる
のである。
が、発泡層３を非発泡層２・４で挟んだ三層構造である
ので、この内筒部Ａの押し出し成形時、金型から大気に
開放された直後の所謂フリー発泡を抑制出来、非発泡層
２・４の冷却固化により、発泡層３の異常発泡はなくな
り、従って内管部Ａを安定的にしかもスピーディに製造
出来て、製造効率の上昇及び製造コストの低減が図れる
のである。
【００１９】また以上のごとく製造した内管部Ａを一時
保管する場合にあっても、その外面が非発泡層４である
ため、該内管部Ａの表面に傷が付き難く保管性に優れ、
しかも、管の変形も起こり難いし、また内管部Ａの内面
も非発泡層２であるので、使用に際し、複合管内を流れ
る流体に対して十分な耐摩耗性が確保出来、更に非発泡
層２と非発泡層４との間に発泡層３が形成されているの
で、遮音機能・断熱機能が得られる。
保管する場合にあっても、その外面が非発泡層４である
ため、該内管部Ａの表面に傷が付き難く保管性に優れ、
しかも、管の変形も起こり難いし、また内管部Ａの内面
も非発泡層２であるので、使用に際し、複合管内を流れ
る流体に対して十分な耐摩耗性が確保出来、更に非発泡
層２と非発泡層４との間に発泡層３が形成されているの
で、遮音機能・断熱機能が得られる。
【００２０】また以上の複合管は、硬質塩化ビニル製の
非発泡層４の外面に、ウレタン系接着剤からなるプライ
マー層５を形成した上で、このプライマー層５の外面に
ポリエステル樹脂を使用した繊維強化熱硬化性樹脂層６
を形成しているので、繊維強化熱硬化性樹脂層６が内筒
部Ａの外周面に強固に接着して、内管部Ａの熱伸縮が抑
制されるのである。
非発泡層４の外面に、ウレタン系接着剤からなるプライ
マー層５を形成した上で、このプライマー層５の外面に
ポリエステル樹脂を使用した繊維強化熱硬化性樹脂層６
を形成しているので、繊維強化熱硬化性樹脂層６が内筒
部Ａの外周面に強固に接着して、内管部Ａの熱伸縮が抑
制されるのである。
【００２１】以上の実施形態では、繊維強化熱硬化性樹
脂層６を構成する補強層部６ａを、ガラス繊維を編成し
たクロスに熱硬化性樹脂としてのポリエステル樹脂を含
侵させた補強用クロス材を、プライマー層５の外周面に
巻き付けて熱硬化させて、繊維強化熱硬化性樹脂層６を
構成する補強層部６ａを形成したが、これに限定される
ものではなく、管の軸方向強度、周方向強度を高めるべ
く、例えば図２に示す構造としてもよい。
脂層６を構成する補強層部６ａを、ガラス繊維を編成し
たクロスに熱硬化性樹脂としてのポリエステル樹脂を含
侵させた補強用クロス材を、プライマー層５の外周面に
巻き付けて熱硬化させて、繊維強化熱硬化性樹脂層６を
構成する補強層部６ａを形成したが、これに限定される
ものではなく、管の軸方向強度、周方向強度を高めるべ
く、例えば図２に示す構造としてもよい。
【００２２】即ち図２に示す実施形態では、まずガラス
繊維を編成したクロスに熱硬化性樹脂としてのポリエス
テル樹脂を含侵させて成る補強用クロス材を前記プライ
マー層５の外周面に巻き付けると共に熱硬化させて、ク
ロス層６１を形成し、次にこのクロス層６１の外面に、
ガラス繊維にポリエステル樹脂を含侵させて成る繊維素
材を軸方向に引き揃えると共に熱硬化させて、軸方向繊
維層６２を形成し、この軸方向繊維層６２の外面に、ポ
リエステル樹脂を含侵させたガラス繊維のロービングを
フィラメントワイディング法により周方向に巻き付ける
と共に熱硬化させて、周方向繊維層６３を形成し、これ
らクロス層６１と軸方向繊維層６２と周方向繊維層６３
とにより補強層部６ａを構成している。
繊維を編成したクロスに熱硬化性樹脂としてのポリエス
テル樹脂を含侵させて成る補強用クロス材を前記プライ
マー層５の外周面に巻き付けると共に熱硬化させて、ク
ロス層６１を形成し、次にこのクロス層６１の外面に、
ガラス繊維にポリエステル樹脂を含侵させて成る繊維素
材を軸方向に引き揃えると共に熱硬化させて、軸方向繊
維層６２を形成し、この軸方向繊維層６２の外面に、ポ
リエステル樹脂を含侵させたガラス繊維のロービングを
フィラメントワイディング法により周方向に巻き付ける
と共に熱硬化させて、周方向繊維層６３を形成し、これ
らクロス層６１と軸方向繊維層６２と周方向繊維層６３
とにより補強層部６ａを構成している。
【００２３】尚、図２に示す実施形態では、周方向繊維
層６３の外面に、ポリエステル樹脂から成る化粧層部６
ｂを成形している。
層６３の外面に、ポリエステル樹脂から成る化粧層部６
ｂを成形している。
【００２４】斯くして以上の実施形態の複合管にあって
は、補強層部６ａが、クロス層６１と軸方向繊維層６２
と周方向繊維層６３から構成されているので、管の軸方
向強度、周方向強度を十分確保することが出来るのであ
る。
は、補強層部６ａが、クロス層６１と軸方向繊維層６２
と周方向繊維層６３から構成されているので、管の軸方
向強度、周方向強度を十分確保することが出来るのであ
る。
【００２５】以上の実施形態では、非発泡層２・４及び
発泡層３を形成する熱可塑性樹脂として硬質塩化ビニル
を用いたが、これに限定されるものではない。
発泡層３を形成する熱可塑性樹脂として硬質塩化ビニル
を用いたが、これに限定されるものではない。
【００２６】また以上の実施形態では、繊維強化熱硬化
性樹脂層６においてポリエステル樹脂を用いたが、これ
に限定されるものではない。
性樹脂層６においてポリエステル樹脂を用いたが、これ
に限定されるものではない。
【００２７】また以上の実施形態では、補強用クロス材
乃至軸方向繊維層６２及び周方向繊維層６３を形成する
繊維素材を、ガラス繊維から形成したが、これに限定さ
れるものではなく、例えばカーボン繊維やアラミド繊維
から形成してもよい。
乃至軸方向繊維層６２及び周方向繊維層６３を形成する
繊維素材を、ガラス繊維から形成したが、これに限定さ
れるものではなく、例えばカーボン繊維やアラミド繊維
から形成してもよい。
【００２８】
【発明の効果】以上のごとく、請求項１記載の複合管に
よれば、内面から順に、非発泡性の熱可塑性樹脂から成
る非発泡層、発泡性の熱可塑性樹脂から成る発泡層、非
発泡性の熱可塑性樹脂から成る非発泡層、プライマー
層、補強用クロス材を含んだ繊維強化熱硬化性樹脂層を
積層したことにより、発泡層及び非発泡層を押し出し成
形により形成する際、発泡層の異常発泡を招くことがな
く安定的にしかもスピーディに成形出来て、製造効率の
上昇及び製造コストの低減を図ることが出来るし、また
押し出し成形により形成したものを一時保管する場合に
あっても、その表面に傷が付き難く保管性に優れ、しか
も、管の変形も起こり難いし、しかも非発泡層の外面に
プライマー層を形成して、このプライマー層の外面に繊
維強化熱硬化性樹脂層を形成しているので、繊維強化熱
硬化性樹脂層を非発泡層に強固に接着することが出来
て、非発泡層の熱伸縮を抑制することが出来る。
よれば、内面から順に、非発泡性の熱可塑性樹脂から成
る非発泡層、発泡性の熱可塑性樹脂から成る発泡層、非
発泡性の熱可塑性樹脂から成る非発泡層、プライマー
層、補強用クロス材を含んだ繊維強化熱硬化性樹脂層を
積層したことにより、発泡層及び非発泡層を押し出し成
形により形成する際、発泡層の異常発泡を招くことがな
く安定的にしかもスピーディに成形出来て、製造効率の
上昇及び製造コストの低減を図ることが出来るし、また
押し出し成形により形成したものを一時保管する場合に
あっても、その表面に傷が付き難く保管性に優れ、しか
も、管の変形も起こり難いし、しかも非発泡層の外面に
プライマー層を形成して、このプライマー層の外面に繊
維強化熱硬化性樹脂層を形成しているので、繊維強化熱
硬化性樹脂層を非発泡層に強固に接着することが出来
て、非発泡層の熱伸縮を抑制することが出来る。
【００２９】また請求項２記載の発明によれば、関ぬ記
載の複合管において、補強用クロス材を含んだ繊維強化
熱硬化樹脂層に、繊維素材を軸方向に引き揃えた軸方向
繊維材と、繊維素材を周方向に巻き付けた周方向繊維材
を内在させたことにより、関１記載の発明の効果に加え
て、管の軸方向強度及び周方向強度をより一層高くする
ことが出来る。
載の複合管において、補強用クロス材を含んだ繊維強化
熱硬化樹脂層に、繊維素材を軸方向に引き揃えた軸方向
繊維材と、繊維素材を周方向に巻き付けた周方向繊維材
を内在させたことにより、関１記載の発明の効果に加え
て、管の軸方向強度及び周方向強度をより一層高くする
ことが出来る。
【図１】本発明にかかる複合管を一部切り欠いて示す斜
視図。
視図。
【図２】本発明の別の実施形態の複合管を一部切り欠い
て示す斜視図。
て示す斜視図。
１ 複合管 ２ 非発泡層 ３ 発泡層 ４ 非発泡層 ５ プライマー層 ６ 繊維強化熱硬化性樹脂層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Ｆターム(参考） 3H111 AA01 BA15 CB06 CB07 CB10 CB14 CB29 CC02 CC20 DA13 DA15 DA26 DB03 DB10 4F100 AG00 AK01A AK01B AK01C AK01E AK15 AK41 AK51G AR00D BA05 BA07 BA10A BA10E BA13 BA22 CB00 DA11 DG01E DH00E DJ01B EH17 EH51 EJ08 EJ65D JB13E JB16A JB16B JB16C JK01 JK06 JK14 JL02
Claims (2)
- 【請求項１】内面から順に、非発泡性の熱可塑性樹脂か
ら成る非発泡層、発泡性の熱可塑性樹脂から成る発泡
層、非発泡性の熱可塑性樹脂から成る非発泡層、プライ
マー層、補強用クロス材を含んだ繊維強化熱硬化性樹脂
層を積層していることを特徴とする複合管。 - 【請求項２】補強用クロス材を含んだ繊維強化熱硬化樹
脂層に、繊維素材を軸方向に引き揃えた軸方向繊維材
と、繊維素材を周方向に巻き付けた周方向繊維材を内在
させている請求項１記載の複合管。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11106642A JP2000297883A (ja) | 1999-04-14 | 1999-04-14 | 複合管 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11106642A JP2000297883A (ja) | 1999-04-14 | 1999-04-14 | 複合管 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000297883A true JP2000297883A (ja) | 2000-10-24 |
Family
ID=14438786
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11106642A Pending JP2000297883A (ja) | 1999-04-14 | 1999-04-14 | 複合管 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000297883A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004197926A (ja) * | 2002-12-19 | 2004-07-15 | Funen Akurosu Kk | 耐火二層管継手 |
| CN102434727A (zh) * | 2011-11-30 | 2012-05-02 | 徐云清 | 一种玻璃钢加筋管及生产方法 |
| CN103085411A (zh) * | 2013-01-25 | 2013-05-08 | 合肥海银杆塔有限公司 | 一种复合材料管道及其制备方法与应用 |
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| WO2022134482A1 (zh) * | 2020-12-21 | 2022-06-30 | 赵培翔 | 一种宽幅纤维网增强塑料复合管材 |
| CN114719091A (zh) * | 2022-03-23 | 2022-07-08 | 山西生意兴隆科技有限公司 | 纤维网格带增强复合管及制造方法 |
-
1999
- 1999-04-14 JP JP11106642A patent/JP2000297883A/ja active Pending
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