JP2000291746A - 駆動力伝達機構及びシート材搬送装置及び画像形成装置 - Google Patents

駆動力伝達機構及びシート材搬送装置及び画像形成装置

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JP2000291746A
JP2000291746A JP11100593A JP10059399A JP2000291746A JP 2000291746 A JP2000291746 A JP 2000291746A JP 11100593 A JP11100593 A JP 11100593A JP 10059399 A JP10059399 A JP 10059399A JP 2000291746 A JP2000291746 A JP 2000291746A
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driving
sheet
driving force
sheet material
conveying
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JP11100593A
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English (en)
Inventor
Takashi Kuwata
隆 桑田
Yasuhiro Uchida
康浩 内田
Hiroaki Namiki
博昭 並木
Makoto Izumi
誠 泉
Harukazu Sekiya
治員 関谷
Yuzo Isoda
雄三 磯田
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Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 接続可能な2つの駆動伝達装置の接続時の作
業が簡単化できると同時に接続するギアの損傷を防ぐこ
とができる駆動力伝達機構、及びこの駆動力伝達機構を
適用することにより構成を簡易にできるシート材搬送装
置並びに画像形成装置を提供する。 【解決手段】 シート材給送装置13(第1の部材)
に、シート材給送装置13に備えられたギア35(第1
駆動部材)との間で駆動力を伝達可能であり、かつステ
イ39(移動保持手段)によりレーザービームプリンタ
1(第2の部材)に備えられた接続ギア43(第2の駆
動部材)との接続位置または非接続位置に位置を移動可
能に保持される揺動ギア36(第3の駆動部材)を備え
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリンタ、ファク
シミリ、複写機等の画像形成装置に原稿やシート材を供
給、搬送するシート材搬送装置に関し、特に、シート材
搬送装置の駆動力を画像形成装置内の搬送部材に伝達す
る駆動力伝達機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、プリンタ、ファクシミリ、複写機
等の画像形成装置は、その処理速度の高速化に伴い高性
能化が進み、シート材積載装置およびシート材排紙装置
の大容量化する傾向が増している。
【0003】このような大量処理可能な画像形成装置
は、ユーザの使用形態に合わせて、オプションとして大
容量のシート材給送装置や、シート材積載装置(シート
材処理装置)と接続して使用できるようになっている。
【0004】シート材給送装置を装置本体(画像形成装
置本体)への接続した場合、シート材給送装置からのシ
ート材搬送路が装置本体から給送されるシート材搬送路
と合流するまでは、装置本体の制御と孤立したシート材
給送装置側の制御でシート材を搬送しなければならない
場合がある。
【0005】このような場合、図7に示すように装置本
体にシート材給送装置からのシート材を搬送するための
ローラを駆動する独立したモータM1,M2を設けなけ
ればならなかった。
【0006】または、画像形成装置内のモータを駆動ギ
ア列を設けて利用し独立してON,OFFするために電
磁クラッチなどの駆動解除手段を設けなければならなか
った。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来技術の場合には、下記のような問題が生じて
いた。
【0008】コストの高いモータや電磁クラッチを独立
して設けることは装置本体のコストを上昇させる。更に
は、このモータを駆動させるための電源の容量を確保し
なければならなかった。
【0009】また、オプションのシート材給送装置を接
続しないユーザにとっては、これらのコストの負担は、
無駄になってしまうという不都合があった。
【0010】本発明は上記の従来技術の課題を解決する
ためになされたもので、その目的とするところは、接続
可能な2つの駆動伝達装置の接続時の作業が簡単化でき
ると同時に接続するギアの損傷を防ぐことができる駆動
力伝達機構、及びこの駆動力伝達機構を適用することに
より構成を簡易にできるシート材搬送装置並びに画像形
成装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明にあっては、第1の部材に、駆動源と、該駆動
源により駆動される第1の駆動部材とを備え、前記第1
の部材に対し接続される第2の部材に第2の駆動部材を
備え、前記第1の部材と第2の部材が接続された際に、
前記第1の部材の駆動源の駆動力を第2の駆動部材へと
伝達する駆動力伝達機構であって、前記第1または第2
の部材のいずれか一方の部材に、該一方の部材に備えら
れた駆動部材との間で駆動力を伝達可能であり、かつ移
動保持手段により他方の部材に備えられた駆動部材との
接続位置または非接続位置に位置を移動可能に保持され
る第3の駆動部材を備えることを特徴とする。
【0012】また、前記移動保持手段は、前記第1及び
第2の部材が接続されていない際、前記第3の駆動部材
を前記一方の部材の内部に位置させ、前記第1及び第2
の部材が接続された際、前記第3の駆動部材を、前記一
方の部材から突出させることにより、前記他方の部材に
備えられた駆動部材との接続位置に移動させ保持するこ
とも好適である。
【0013】また、前記第1及び第2の部材が接続され
る動作により、前記第3の駆動部材の位置を前記他方の
部材に備えられた駆動部材との接続位置へと変更する位
置変更手段を備えることも好適である。
【0014】また、前記第1及び第2の部材の位置決め
を行い、前記第1及び第2の部材が位置決め接続される
動作により、前記位置変更手段と連動する位置決め可動
部材を有する位置決め手段を備えることも好適である。
【0015】また、前記第3の駆動部材は、前記第1の
駆動部材と係合した状態で、前記第1の駆動部材と同軸
的に揺動可能となる前記移動保持手段により保持される
よう前記第1の部材に備えられ、前記第3の駆動部材の
回転トルクを増加させるトルク印加手段を備えることも
好適である。
【0016】また、前記トルク印加手段は、前記移動保
持手段に軸支される前記第3の駆動部材の支軸部の回転
トルクを増加させることも好適である。
【0017】また、前記第3の駆動部材は、ギアを有す
ることも好適である。
【0018】シート材が搬送される搬送経路の途中で分
割可能であり、分割される第3の部材に、前記搬送経路
に沿うように第1の搬送手段と、該第1の搬送手段を駆
動する駆動源を備え、分割される第4の部材に、前記搬
送経路に沿うように第2の搬送手段を備えたシート材搬
送装置であって、前記第3の部材と第4の部材が接続さ
れた際、前記駆動源の駆動力を、前記第1の搬送手段を
介して前記第2の搬送手段へ伝達する伝達手段を備える
ことを特徴とする。
【0019】また、前記伝達手段は、上記記載の駆動力
伝達機構であることも好適である。
【0020】複数のシート材を一枚ずつ分離して画像形
成部へ搬送し、該画像形成部にてシート材に画像を形成
する画像形成装置において、シート材の前記画像形成部
への搬送手段として、上記記載のシート材搬送装置を用
いたことを特徴とする。
【0021】一枚ずつ分離されたシート材が搬送される
複数の搬送経路と、該複数の搬送経路が合流した後、搬
送されるシート材に画像を形成する画像形成手段とを備
えた画像形成装置において、前記複数の搬送経路のうち
少なくとも1つの搬送経路を搬送されるシート材の搬送
手段として、上記記載のシート材搬送装置を用いたこと
を特徴とする。
【0022】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照して、この発明
の好適な実施の形態を説明する。ただし、この実施の形
態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その
相対配置などは、特に特定的な記載がないかぎりは、こ
の発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではな
い。
【0023】(実施の形態1)図1乃至図4に基づき本
発明による駆動力伝達機構を適用したシート材搬送装置
及び画像形成装置を説明する。
【0024】なお、本実施の形態では、第2の部材とし
て画像形成装置としてのレーザービームプリンタ1(以
下、LBP1と記す)に連結される、第1の部材として
のシート材給送装置13を一例として本発明を説明す
る。
【0025】1は画像形成装置としてのレーザービーム
プリンタであり、以下の機能を装備している。2はシー
ト材Sを積載収納したカセットであり、装置下部に装置
手前側に着脱可能に装備されている。
【0026】3はピックアップローラであり、カセット
2に積載されたシート材Sを最上側より送り出す。4は
リタードローラ対であり、送り出されたシート材Sを1
枚ずつ分離搬送する。
【0027】7は画像形成に関する公知のプロセス手段
を内蔵したプロセスカートリッジであり、装置本体より
着脱可能に装備されている。
【0028】プロセスカートリッジ7内には、像担持体
としての感光体ドラム7a,感光体ドラム7aの表面を
帯電させるための帯電器7b,感光体ドラム7aに現像
像(トナー像)を形成するための現像器7c,感光体ド
ラム7a表面に残留した廃トナー等を除去するためのク
リーニング器7d等が内蔵されており、感光体ドラム7
aに対してレーザ露光装置8より画像情報に応じてレー
ザ光が照射されて書き込みが行なわれる。
【0029】また、感光体ドラム7aには転写ローラ9
が押圧しており、感光体ドラム7aと転写ローラ9間を
通過する際にトナー像と逆極性の電圧を印加して、ドラ
ム7a表面のトナー像をシート材Sに転写する。
【0030】10は定着装置であり、画像転写後のシー
ト材Sに対して熱及び圧力を印加することで転写画像の
定着を行なう。そして、画像定着後のシート材Sは反転
パスを搬送されて、排出ローラ対11により装置上面に
形成された排出トレイ12に画像面を下側にして(フェ
ースダウン)排出される。
【0031】次に、シート材給送装置について説明す
る。
【0032】シート材給送装置としてのデッキ13はL
BP1の載置台を兼用しており、LBP1の下部に配置
されている。
【0033】シート材給送装置13は、カセット2では
収納できない比較的大きいサイズのシート材Sを積載収
納しており、シート材SをLBP1に対して大量に供給
することができる。
【0034】14はシート材Sを積載して昇降可能なト
レイであり、シート材Sをトレイ14に積載するために
引き出し可能に装備されている。
【0035】収納庫15は図示しない左右に設けられた
ガイドにより装置手前側に引き出し可能に構成されてい
る。
【0036】シート材給送装置13のフレームには、ト
レイ14上のシート材Sを最上側より送り出すピックア
ップローラ19,送り出されたシート材Sを1枚ずつ分
離搬送するリタードローラ対20,及び分離されたシー
ト材SをLBP1に送り込む第1の駆動部材、第1の搬
送手段としての搬送部31が備えられている。
【0037】また、トレイ14は、ワイヤロープ22
a,22b,22c,22dの四隅近辺に固定されて収
納庫15内に吊り下げられている。ワイヤロープ22
a,22b,22c,22dの他端は、収納庫15の上
部に回転自在に設けられたプーリ23a,23b,23
c,23dを経由して、収納庫15の下部の前後に設け
られた巻取ウインチ24に連結している。
【0038】巻取ウインチ24は、ギアが取り付けられ
た巻取軸25に固定されており、収納庫15がフレーム
17に装着された状態でフレーム17に設けられた不図
示のモータのギアと接続される。そして、不図示のモー
タを駆動することで巻取ウインチ24を回転させ、巻取
ウインチ24の胴体にワイヤロープ22a,22b,2
2c,22dが巻き付けられてトレイ14が上昇する。
【0039】また、収納庫15をフレームから引き出す
ことで巻取ウインチ24のギアとフレーム17に固定さ
れた不図示のモータのギアとの接続が解除され、シート
材S及びトレイ14の自重によって巻取ウインチ24に
巻き付けられた各ワイヤロープが巻き戻されてトレイ1
4は下降する。
【0040】このトレイ14の下降時に受ける衝撃を緩
和するために、巻取軸25には不図示のブレーキダンパ
ーが設けられており、巻取軸25に取り付けられたギア
と接続されている。
【0041】また、フレーム17には、上昇してきたト
レイ14の紙面(上面)を検知する図示しない紙面セン
サが設けられており、上昇してきたトレイ14の上面
(紙面)を検知すると巻取ウインチ24を回転させてい
る不図示のモータの駆動を停止させる。
【0042】また、フレーム17に設置されたピックア
ップローラ19、リタードローラ対20によってトレイ
14上のシート材Sが送り出されて、紙面が低くなると
不図示の検知手段が紙面を検知するまで再度不図示のモ
ータを駆動させてトレイ14を上昇させる。これによ
り、トレイ14上に積載されているシート材Sの最上面
を略一定の位置に常に保持することができる。
【0043】シート材給送装置13のガイド38は、ジ
ャム処理時に開閉可能に構成されており、図2のように
開閉できる。図3は、ガイド38を開いたときのシート
材給送装置13を右視図である。
【0044】ここで、シート材Sを画像形成部に送り込
む、駆動力伝達機構を有するシート材搬送装置として、
第1の搬送手段(第1の駆動部材)としての搬送部3
1,第2の搬送手段(第2の駆動部材)としての搬送部
41について説明する。
【0045】シート材Sは、ピックアップローラ19に
より送り出され、リタードローラ対20により分離され
たシート材Sは、搬送部31,41を通過してLBP1
に送り込まれる。
【0046】LBP1の画像形成部までシート材Sを送
り込むための搬送部31,41は、シート材給送装置側
の搬送部31とLBP1側の搬送部41から構成されて
いる。シート材給送装置側には、搬送ローラ対32がL
BP1側には搬送ローラ対42が設けられている。
【0047】次に、LBP1のカセット2とシート材給
送装置13との交互給紙動作について説明する。
【0048】LBP1のカセット2からシート材Sを給
送したあと、シート材給送装置13からシート材Sを給
送する場合は、LBP1のカセット2からシート材Sを
画像形成部に搬送している間にシート材給送装置13か
らシート材Sを給送して、搬送部31の搬送ローラ対3
2に送られてLBP側の搬送部41に入る。
【0049】更に,シート材Sは、連続的に搬送ローラ
対42により送られLBP1のカセット2からの搬送部
との合流点Gの手前で一時停止をする。カセット2から
給紙されたシート材Sが合流点Gを通過した後、適正な
シート材間隔となった時点でシート材給送装置13から
搬送されたシート材Sを搬送ローラ42を起動させるこ
とにより搬送する。
【0050】このようにシート材給送装置13から給送
されるシート材Sは合流点Gの手前で独立して一時停止
する必要がある。
【0051】つまり、LBP1内の搬送ローラ42は、
LBP1の他のローラと独立して、シート材給送装置1
3内の搬送ローラ対32と同じ動きをする必要がある。
【0052】ここで、搬送部31,41における伝達手
段である駆動力伝達機構について説明する。
【0053】以下、図4に基づいて説明する。
【0054】シート材給送装置13の搬送ローラ軸33
に駆動源としてモータMを設け、搬送ローラ32を駆動
するとともに、第1の駆動部材を駆動させる。第1の駆
動部材の駆動は、搬送ローラ軸33にタイミングベルト
34を介して駆動力をLBP1との受け渡しの搬送路近
傍のギア35に伝達することによる。
【0055】ギア35を回転自在に軸支している軸Aに
揺動可能に設けられた第3の駆動部材としての揺動ギア
36には、軸Aを中心に時計周りに回転するように不図
示の引っ張りバネで付勢されながらストッパ37で図中
の位置に停止している。
【0056】揺動ギア36は、位置変更手段としてのレ
バー39aを設けた移動保持手段としてのステイ39で
支えられており、レバー39aを下方に押すことにより
揺動ギア36がLBP1側の第2の駆動部材としての接
続ギア43に接続する構成をとる。
【0057】図4(b)は、LBP1をシート材給送装
置13に設置する場合の図である。
【0058】LBP1をシート材給送装置13に設置す
る前は、シート材給送装置13の揺動ギア36はシート
材給送装置13内にあり、LBP1(画像形成装置)を
設置する際、その重さで傷つけることの無いようになっ
ている。
【0059】LBP1をシート材給送装置13に積載す
ると、レバー39aがLBP1の重量で下方に押され、
ステイ39が軸Aを中心に反時計周り(矢印方向)に回
転することにより、揺動ギア36は接続ギア43に接続
する。
【0060】揺動ギア36と接続ギア43の軸間は不図
示の軸間位置決め手段により適切な距離に保たれる。ま
た、レバー39aは、板バネで構成されているためにL
BP1がレバーを押し過ぎる状態となった場合には撓む
ようになっている。
【0061】こうして接続された駆動力は、LBP1内
の第2の駆動部材としてタイミングベルト44で搬送ロ
ーラ42に伝達される。
【0062】本実施の形態では、LBP1をシート材給
送装置13に接続する作業を行うだけで、駆動力がシー
ト材給送装置13からLBP1に接続されるため、非常
に簡単にLBP1内の搬送ローラ42の制御をシート材
給送装置側から制御することができる。
【0063】(実施の形態2)図5に本発明の第2の実
施の形態を示す。
【0064】第1の実施の形態では、レバー39aが押
されて軸Aを中心に反時計周りに回転することで、揺動
ギア36が接続ギア43に接続したが、本実施の形態で
は、揺動ギア36に相当する、トルク印加手段により回
転トルクを増した第3の駆動部材としてのトルクリミッ
タギア56が、軸Aを中心に揺動自在に移動保持手段と
してのステイ59で支持されている。
【0065】このステイ59に対してある一定以上のト
ルクがないと回転できないような状態でトルクリミッタ
ギア56がステイ59に対して軸支されている。
【0066】次に、動作について説明する。
【0067】シート材給送装置13内のモータMが回転
しはじめると、タイミングベルト34を介してギア35
が駆動される。
【0068】トルクリミッタギア56は、ギア35によ
りに駆動力が伝達されるが、所定のトルク以下では、ス
テイ59に対して回転できないため、ギア35に対して
軸Aを中心に反時計周りに回転をはじめる。
【0069】トルクリミッタギア56は、LBP1に設
けられた接続ギア43に接続することで回転を止めら
れ、所定以上のトルクがかかることにより今度は、ステ
イ59に対して回転をはじめ、すなわち、この接続位置
で時計周りに回転をはじめ接続ギア43に駆動力を伝達
する。
【0070】また、シート材給送装置13からのジョブ
が終了した場合に、ギア35を逆回転させることによ
り、トルクリミッタギア56がストッパ37に当接する
まで移動してシート材給送装置13に収納される。
【0071】トルク印加手段により、トルクリミッタギ
ア56は、ステイ59に対してある一定以上のトルクが
ないと回転できないような状態であればよく、トルクリ
ミッタギア56の支軸部の回転トルクを増加させてもよ
く、付勢手段などによりトルクリミッタギア56をステ
イ59に付勢させて回転トルクを増加させてもよい。
【0072】本実施の形態によれば、レバー39aなど
LBP1に当接する部品がないため、すなわち、シート
材給送装置13から突起している部分がないため、設置
が容易である。
【0073】(実施の形態3)第3の実施の形態では、
第1の実施の形態での揺動ギア36を移動させるレバー
39aの作動が、LBP1をシート材給送装置13に対
して位置決め手段により位置決めする際の、位置決め可
動部材としての位置決めピン68の上下動作により連動
して行われることを特徴とする。
【0074】以下、図6に基づいて説明する。
【0075】一般的な位置決めピンは、上下の動きはし
ないが、本実施の形態の位置決めピン68は、ある範囲
内で上下方向で移動可能な構成をとる。
【0076】LBP1を積載しない状態では位置決めピ
ン68は上に移動できる上限位置で停止している。
【0077】これは、第3の駆動部材としての揺動ギア
66を軸支している移動保持手段としてのステイ69
が、引張りバネ67により軸Aを中心に時計方向に付勢
され、ステイ69の位置変更手段としてのレバー69a
が位置決めピン68を上方に持ちあげているためであ
る。
【0078】LBP1をシート材給送装置13に積載す
るとき、LBP1の底面に設けられた位置決め穴70に
シート材給送装置13の位置決めピン68を挿入しなが
ら設置する。
【0079】位置決めピン68は位置決め穴70に挿入
され、穴の上面に位置決めピン68が当接すると、位置
決めピン68は下方に押されて下方に移動する。位置決
めピン68の下端は、ステイのレバー部69aを、軸A
を中心に反時計方向に回転させて、揺動ギア66をLB
P1の接続ギア43に接続させる。
【0080】LBP1をシート材給送装置13から取り
外すと、引張りバネ67により付勢されて揺動ギア66
は軸Aを中心に時計周りに回転し、位置決めピン68は
もとの位置(上限位置)にもどる。
【0081】上述した実施の形態では、第3の駆動部材
としての揺動ギア36,66は、第1の部材としてのシ
ート材給送装置13に設けられていたが、第2の部材と
してのレーザービームプリンタ1に設けられていてもよ
い。
【0082】また、上述した実施の形態では、レーザー
ビームプリンタとシート材給送装置の連結について説明
したが、本発明の駆動力伝達機構はこれに限定されるも
のではなく、画像形成装置とシート材排出装置との接続
や、また、第1の部材と第2の部材が開放手段を備える
1つの部材が、第1の部材と第2の部材が閉じて接続す
る場合においても適用することができる。
【0083】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
第3の駆動部材を移動保持手段により、他方の部材の駆
動部材との非接続位置、好ましくは一方の部材の内部に
位置させ、接続の動作や接続後の駆動源の駆動により、
駆動の伝達ができるので、設置時の作業が簡単化できる
と同時に、接続する駆動部材の損傷を防ぐことが可能と
なる。
【0084】また、シート材搬送装置に備えられる駆動
源からの駆動が画像形成装置内の搬送手段に接続され、
画像形成装置内の搬送手段を画像形成装置の制御と独立
して、シート材搬送装置の制御で駆動することができる
ので、画像形成装置内にモータや電磁クラッチを追加す
る必要がなくなり、画像形成装置を簡略化することが可
能となり、安価な装置を提供することができる。
【0085】また、画像形成装置をシート材搬送装置に
接続する動作と連動してシート材搬送装置から画像形成
装置に駆動を接続することができるため、設置時の作業
が簡単化できると同時に接続する駆動部材の損傷を防ぐ
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明を適用したデッキを装着したプリ
ンタの全体構成を示す断面図。
【図2】図2(a)は本発明の第1の実施の形態に係る
シート材給送装置のガイドが閉じた状態を示す断面図、
同図(b)はガイドを開けた状態を示す断面図。
【図3】図3は本発明の第1の実施の形態に係るシート
材給送装置のガイドを開けた状態での右側面図。
【図4】図4(a)は本発明の第1の実施の形態に係る
シート材給送装置要部、同図(b)はシート材給送装置
にLBPを接続する動作の説明図。
【図5】図5(a)は本発明の第2の実施の形態に係る
シート材給送装置要部、同図(b)はシート材給送装置
にLBPを接続する動作の説明図。
【図6】図6(a)は本発明の第3の実施の形態に係る
シート材給送装置要部、同図(b)はシート材給送装置
にLBPを接続する動作の説明図。
【図7】図7は従来例を示す図。
【符号の説明】
1 LBP(画像形成装置、第2の部材) 2 シート材カセット 3 ピックアップローラ 4,20 リタードローラ対 7 プロセスカートリッジ 8 露光装置 9 転写ローラ 10 定着装置 11 排出ローラ対 12 排出トレイ 13 シート材給送装置(第1の部材) 14 トレイ 15 収納庫 22a,22b,22c,22d ワイヤロープ 23a,23b,23c,23d プーリ 24 巻取ウインチ 25 巻取軸 31 搬送部(第1の駆動部材、第1の搬送手段) 32,42 搬送ローラ対 33 搬送ローラ軸 34 タイミングベルト(第1の駆動部材) 35 ギア(第1の駆動部材) 36,66 揺動ギア(第3の駆動部材) 37 ストッパ 38 ガイド 39,59,69 ステイ(移動保持手段) 39a,69a レバー(位置変更手段) 41 搬送部(第2の駆動部材、第2の搬送手段) 43 接続ギア(第2の駆動部材) 44 タイミングベルト(第2の駆動部材) 56 トルクリミッタギア(第3の駆動部材) 67 引張りバネ 68 位置決めピン(位置決め可動部材) 70 位置決め穴
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 並木 博昭 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 泉 誠 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 関谷 治員 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 磯田 雄三 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 Fターム(参考) 3F049 DB02 EA01 LA02 LB03 3J009 DA12 DA16 EA04 EA05 EA11 EA21 EA34 EC03 ED05 ED14 FA16

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の部材に、駆動源と、該駆動源によ
    り駆動される第1の駆動部材とを備え、 前記第1の部材に対し接続される第2の部材に第2の駆
    動部材を備え、 前記第1の部材と第2の部材が接続された際に、前記第
    1の部材の駆動源の駆動力を第2の駆動部材へと伝達す
    る駆動力伝達機構であって、 前記第1または第2の部材のいずれか一方の部材に、該
    一方の部材に備えられた駆動部材との間で駆動力を伝達
    可能であり、かつ移動保持手段により他方の部材に備え
    られた駆動部材との接続位置または非接続位置に位置を
    移動可能に保持される第3の駆動部材を備えることを特
    徴とする駆動力伝達機構。
  2. 【請求項2】 前記移動保持手段は、前記第1及び第2
    の部材が接続されていない際、前記第3の駆動部材を前
    記一方の部材の内部に位置させ、 前記第1及び第2の部材が接続された際、前記第3の駆
    動部材を、前記一方の部材から突出させることにより、
    前記他方の部材に備えられた駆動部材との接続位置に移
    動させ保持することを特徴とする請求項1に記載の駆動
    力伝達機構。
  3. 【請求項3】 前記第1及び第2の部材が接続される動
    作により、前記第3の駆動部材の位置を前記他方の部材
    に備えられた駆動部材との接続位置へと変更する位置変
    更手段を備えることを特徴とする請求項1または2に記
    載の駆動力伝達機構。
  4. 【請求項4】 前記第1及び第2の部材の位置決めを行
    い、 前記第1及び第2の部材が位置決め接続される動作によ
    り、前記位置変更手段と連動する位置決め可動部材を有
    する位置決め手段を備えることを特徴とする請求項3に
    記載の駆動力伝達機構。
  5. 【請求項5】 前記第3の駆動部材は、前記第1の駆動
    部材と係合した状態で、前記第1の駆動部材と同軸的に
    揺動可能となる前記移動保持手段により保持されるよう
    前記第1の部材に備えられ、 前記第3の駆動部材の回転トルクを増加させるトルク印
    加手段を備えることを特徴とする請求項1または2に記
    載の駆動力伝達機構。
  6. 【請求項6】 前記トルク印加手段は、前記移動保持手
    段に軸支される前記第3の駆動部材の支軸部の回転トル
    クを増加させることを特徴とする請求項5に記載の駆動
    力伝達機構。
  7. 【請求項7】 前記第3の駆動部材は、ギアを有するこ
    とを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の
    駆動力伝達機構。
  8. 【請求項8】 シート材が搬送される搬送経路の途中で
    分割可能であり、 分割される第3の部材に、前記搬送経路に沿うように第
    1の搬送手段と、該第1の搬送手段を駆動する駆動源を
    備え、 分割される第4の部材に、前記搬送経路に沿うように第
    2の搬送手段を備えたシート材搬送装置であって、 前記第3の部材と第4の部材が接続された際、前記駆動
    源の駆動力を、前記第1の搬送手段を介して前記第2の
    搬送手段へ伝達する伝達手段を備えることを特徴とする
    シート材搬送装置。
  9. 【請求項9】 前記伝達手段は、請求項1乃至7のいず
    れか1項に記載の駆動力伝達機構であることを特徴とす
    る請求項8に記載のシート材搬送装置。
  10. 【請求項10】 複数のシート材を一枚ずつ分離して画
    像形成部へ搬送し、該画像形成部にてシート材に画像を
    形成する画像形成装置において、 シート材の前記画像形成部への搬送手段として、請求項
    8または9に記載のシート材搬送装置を用いたことを特
    徴とする画像形成装置。
  11. 【請求項11】 一枚ずつ分離されたシート材が搬送さ
    れる複数の搬送経路と、 該複数の搬送経路が合流した後、搬送されるシート材に
    画像を形成する画像形成手段とを備えた画像形成装置に
    おいて、 前記複数の搬送経路のうち少なくとも1つの搬送経路を
    搬送されるシート材の搬送手段として、請求項8または
    9に記載のシート材搬送装置を用いたことを特徴とする
    画像形成装置。
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