JP2000291742A - 可変フライホイール装置及び画像形成装置 - Google Patents

可変フライホイール装置及び画像形成装置

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JP2000291742A
JP2000291742A JP10234999A JP10234999A JP2000291742A JP 2000291742 A JP2000291742 A JP 2000291742A JP 10234999 A JP10234999 A JP 10234999A JP 10234999 A JP10234999 A JP 10234999A JP 2000291742 A JP2000291742 A JP 2000291742A
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flywheel
rotation
rotating body
variable
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Atsutaka Iwata
篤貴 岩田
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Ricoh Co Ltd
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  • Discharging, Photosensitive Material Shape In Electrophotography (AREA)
  • Electrophotography Configuration And Component (AREA)
  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 回転トルクを低減し、等速回転運動状態にな
るまでの時間を短縮しながら回転体の回転速度変動や回
転ムラを抑制することができる可変フライホイール装置
を提供する。 【解決手段】 回転体80に装着されるフライホイール
本体61の径方向に移動可能な複数の錘62,63,6
4,65を、回転体の停止時にフライホイール本体61
の回転中心側に移動習性を与える手段67,68,6
9,70で位置させ、各錘を回転体80の停止時には回
転中心側に位置させ、回転体80の回転時には遠心力に
よってフライホイール本体61の径方向に移動させて回
転モーメントを可変とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回転体に装着され
て回転体の回転速度変動や回転ムラを抑制する可変フラ
イホイール装置及びこの装置を備えた画像形成装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】回転体の回転速度変動や回転ムラを抑制
するものとしてフライホイール装置が知られている。こ
のフライホイール装置は、フライホイール本体の回転中
心と回転体の回転中心とが一致するように回転体に装着
される。一般にフライホイール装置の慣性モーメントは
一定であり、精密な等速回転運動を実現させるためのフ
ライホイールは大きな慣性モーメントのものが使用され
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような大きな慣性
モーメントのフライホイール装置が装着された回転体を
回転させようとする場合には、その初期において大きな
回転トルクが必要であり、さらに、回転体が等速回転運
動状態になるまでに時間を要してしまうことが問題とな
っている。回転体が等速回転運動状態になるまで時間を
要してしまうフライホイール装置を画像形成装置の光走
査装置や、像担持体等の回転体に装着すると、回転初期
における回転速度変動や回転ムラにより走査ムラや潜像
やトナー像の形成位置にバラツキを生じていたり、大き
な駆動力が必要となる。例えば1つの静電潜像やトナー
像に対して複数枚の複写物を得ようとする場合には、最
初の複写物と最後の複写物とで画像位置が微妙にずれて
しまい、多色の複写物を得ようとする場合には、各色に
対応する潜像やトナー像の画像位置が微妙にずれてしま
うおそれがある。
【0004】本発明は、回転トルクを低減し、等速回転
運動状態になるまでの時間を短縮しながら回転体の回転
速度変動や回転ムラを抑制することができる可変フライ
ホイール装置と、画像位置が安定する画像形成装置を提
供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、回転駆動される回転体に装
着されるフライホイール本体の径方向に移動可能な錘
と、この錘にフライホイール本体の回転中心側に移動す
る移動習性を与える手段とを有する構成とした。このよ
うな構成によると、錘が、回転体の停止時には手段によ
る移動習性によりフライホイール本体の回転中心側に位
置し、回転体が回転すると遠心力によってこの移動習性
力に抗してフライホイール本体の径方向に移動されるこ
とになり、回転体の回転始動には可変フライホイール装
置による慣性モーメントが小さく、回転体の等速回転運
動状態では慣性モーメントが大きくなる。このため、回
転トルクの低減や等速回転運動状態になるまでの時間を
短縮しながら回転体の回転速度変動や回転ムラを抑制す
ることができる。
【0006】請求項2記載の発明は、回転体に装着され
る中空状のフライホイール本体と、このフライホイール
本体の内部に空間を有するように収納された流動体とを
有する構成としたので、流動体は、回転体の停止時には
フライホイール本体内で水平状態に置かれ、回転体が回
転すると遠心力によってフライホイール本体内の外方向
側に移動されることになり、回転体の回転始動にはフラ
イホイール装置による慣性モーメントが小さく、回転体
の等速回転運動状態では慣性モーメントが大きくなる。
このため、回転トルクの低減や等速回転運動状態になる
までの時間を短縮しながら回転体の回転速度変動や回転
ムラを抑制することができる。
【0007】請求項3記載の発明は、請求項2記載の可
変フライホイール装置において、フライホイール本体の
内周面側に、複数の仕切り壁を周方向に配置した構成と
しているので、回転体の回転によって発生する遠心力で
フライホイール本体の内周面側に移動された流動体が集
まる領域が仕切られる。このためフライホイール本体の
内周面側に移動した流動体が円周方向に容易に移動でき
なくなるので、流動体の片寄りが抑えられる。
【0008】請求項4記載の発明は、請求項1乃至3の
何れか1つに記載の可変フライホイール装置が装着され
た回転体を有しているので、回転トルクの低減や等速回
転運動状態になるまでの時間を短縮しながら画像形成装
置の回転体の回転速度変動や回転ムラを抑制することが
できる。
【0009】請求項5記載の発明は、請求項4記載の画
像形成装置において、回転体が、像担持体または光走査
装置あるいは像担持体または光走査装置を回転駆動する
駆動装置であるので、像担持体や光走査装置の回転速度
変動や回転ムラを、回転トルクの低減や等速回転運動状
態になるまでの時間を短縮しながら抑制できるので、像
担持体に対する像の形成位置が安定する。
【0010】請求項6記載の発明は、請求項5記載の画
像形成装置において、像担持体が感光体または同感光体
に接触する中間転写体であり、光走査装置がホリゴンミ
ラーであるので、ホリゴンミラーで反射される光像のず
れや、感光体に形成される潜像や感光体から中間転写体
に転写される潜像の位置ずれが極めて少なくなり、最終
的には用紙に対する画像位置が安定することになる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を用いて幾つか説明するが、同一機能をする部材には同
一の符号を付し詳細な説明は省略する。◇ (第1の形態)図1に示すように、第1の形態となる可
変フライホイール装置60は、図示しない駆動装置で回
転駆動される回転体80に装着される円板状のフライホ
イール本体61と、このフライホイール本体61の径方
向に移動可能に設けられた複数の錘62,63,64,
65と、各錘をフライホイール本体61の停止時に、こ
のフライホイール本体61の回転中心となる軸66側に
それぞれ付勢して移動習性を与える手段となる引っ張り
バネ67,68,69,70とを備えている。
【0012】錘62,63,64,65はそれぞれ扇形
に形成されていて、各錘がフライホイール本体61の回
転中心側に集まったときにリング状を成すように形成さ
れている。錘62,63,64,65の重さは、等重量
となっている。引っ張りバネ67,68,69,70の
各一端は、フライホイール本体61の中心に設けられた
軸66にそれぞれ係止され、引っ張りバネ67,68,
69,70の各他端は錘62,63,64,65の内周
面62a,63a,64a,65aにそれぞれ係止され
ており、各錘を軸66側に均等に引っ張るようになって
いる。
【0013】このような構成の可変フライホイール装置
60を、回転体80の回転中心軸線と軸66の中心軸線
とを一致させるように回転体80に装着すると、回転体
80の停止時にはフライホイール本体61も停止状態と
なるので、錘62,63,64,65は、引っ張りバネ
67,68,69,70のバネ力、この場合、延びたバ
ネの復原力よる移動習性力により図1に示すフライホイ
ール本体61の軸66の周部近傍にリング状に位置され
る。そして、回転体80が回転すると、遠心力発生し、
図2に示すように、各錘62,63,64,65がこの
遠心力によってフライホイール本体61の径方向に移動
され、慣性モーメントが停止状態に比べて格段に大きく
なる。このため、回転体80の回転始動には可変フライ
ホイール装置60の慣性モーメントが小さく、回転体8
0の等速回転運動状態では慣性モーメントが大きくな
り、回転トルクを低減し、等速回転運動状態になるまで
の時間が短縮され、回転体80の回転速度変動や回転ム
ラを抑制することができる。
【0014】本形態おける慣性モーメントは、錘62,
63,64,65の重量と、引っ張りバネ67,68,
69,70のバネ定数を調整して所望の力を発生するよ
うに設定すればよい。本形態では移動習性を与える手段
として引っ張りバネ67,68,69,70を用い、錘
62,63,64,65を回転体80の停止時に軸66
側に引き寄せているが、各錘の外周面側に板バネをそれ
ぞれ配置し、軸66側に向かって押圧するようにしても
よい。この場合板バネが移動習性を与える手段となる。 (第2の形態)図3に示すように、第2の形態となる可
変フライホイール装置50は、回転体80に略水平に装
着される中空円板状のフライホイール本体53と、この
フライホイール本体53の内部に空間55を有するよう
に収納された流動体としての液体54とを備えている。
【0015】フライホイール本体53は、図3(b)に
示すように、有底円筒状の容器51と、この容器51の
開口部を密閉する円形の蓋体52とから構成されてい
る。この形態では、回転体80は、略垂直に配置されて
いる。
【0016】このような構成の可変フライホイール装置
50は、回転体80の回転中心軸線とフライホイール本
体53の中心軸線56とを一致させ、さらに、フライホ
イール本体53を容器51の内底面51b側を回転体8
0の端面に略水平に固定して回転体80に装着する。こ
のため、液体54は、回転体80が回転していない状態
では、図3(a)に示すように、容器51内一杯に広が
り、かつ図3(b)に示すように内底面51b側に水平
状態に溜っている。
【0017】回転体80が回転すると、水平状態に置か
れていた液体54が、図4(a),図4(b)に示すよ
うに、遠心力によってフライホイール本体53内の内周
面51a側に移動されてリング状となるので、慣性モー
メントが停止状態に比べて格段に大きくなる。このた
め、回転体80の回転始動には可変フライホイール装置
50の慣性モーメントが小さく、回転体80の等速回転
運動状態では慣性モーメントが大きくなり、回転トルク
を低減し、等速回転運動状態になるまでの時間を短縮し
ながら回転体80の回転速度変動や回転ムラを抑制する
ことができる。
【0018】本形態おける慣性モーメントは、液体54
の量を調整したり、液体の種類を変更して所望の力を発
生するように設定すればよい。なお、ここで云う液体と
は、ゲル状の状態も含むものとする。この形態では、フ
ライホイール本体53内に流動体として液体54を収納
したが、液体54に換えて粉体であっても構わない。 (第3の形態)図5に示す第3の形態となる可変フライ
ホイール装置90は、第2の形態で説明した液体54を
収納したフライホイール本体53の容器51の内周面5
1a側に、複数の仕切り壁57を周方向に等間隔に配置
したものである。仕切り壁57は、この形態ではフライ
ホイール本体53の中心に向かって延出するように容器
51の内周面51aから突設されている。仕切り壁57
は8つ存在し、容器51の内周面51a側を8等分して
いる。仕切り壁57は、容器51ではなく蓋体52に形
成して容器51内に存在するように設けてもよい。
【0019】このように、仕切り壁57を設けると、回
転体80の回転により発生する遠心力で液体54が集ま
る領域が等間隔に仕切られるので、図5(b)に示すよ
うに、フライホイール本体53内、すなわち容器51の
内周面51a側に移動した流体54が円周方向へ容易に
移動できなくなり、流体54の片寄りを抑えられる。
【0020】また、図5(a)に示すように、仕切り壁
57の、内周面51aからの高さt2は、液体54が均
一に内周面51a側に位置するときの、液体54の層厚
t1よりも低く設定した方が、各仕切り壁57の間にお
いて液体54が片寄ってしまった場合でも液体54が遠
心力によって円周方向に移動して均一化できるので好ま
しい。あるいは、各仕切り板57の形状を工夫したり、
仕切り板57の一部に円周方向へ貫通する孔を設けて、
片寄ってしまった場合でも液体54が遠心力によって円
周方向に移動して均一化できるようにしてもよい。 (第4の形態)図6に示す画像形成装置は、回転体の一
形態となる像担持体としてのドラム状の感光体1、上流
側で先行して帯電を行う第1帯電装置2、第1露光部
3、先行して現像を行う2成分の第1現像装置10、第
1現像装置10の下流で帯電を行う第2帯電装置4、第
2露光部5、第2露光部5の下流で現像を行う1成分の
第2現像装置20、転写装置30、クリーニング装置4
0、及び除電装置6を、感光体1の周部近傍に配置され
ている。この画像形成装置は、図示しない原稿載置部に
載置される原稿を2色(黒色と赤色)に読み取れる光電
変換素子(CCD)を備え、図示しない光照射部から照
射された露光光を回転体の一形態となる光走査装置して
のポリゴンミラー7と、複数の反射ミラー8及びレンズ
9を介して第1露光部3と第2露光部5から感光体1の
外周面1aに照射して各色に応じた静電潜像を形成して
いる。感光体1は、図示しない駆動装置によって、作像
時に矢印Aで示す方向に回転駆動される。画像形成装置
としては、上述のように2色のものに限定されるもので
はなく、単色あるいはフルカラーに対応する画像形成装
置であっても無論構わない。
【0021】第1現像装置10内に収納されている現像
剤は、第1露光部3で外周面1aに形成された黒色に対
応した静電潜像の現像に用いられ、第2現像装置20内
に収納されている現像剤は、第2露光部5で外周面1a
に形成された赤色に対応した静電潜像の現像に用いられ
る。
【0022】クリーニング装置40は、外周面1aに向
かって加圧されたクリーニングブレード41とブラシロ
ーラ43とで外周面1a上の転写残トナーを掻き落とし
て除去するもので、この掻き落としたトナーを搬送スク
リュ44で装置前後(感光体1の軸線方向)に搬送して
図示しない回収部に排出している。ブラシローラ43よ
りも回転方向Aの上流側には、上流側へのトナーの漏れ
を防止するためのクリーニングシール部材45が外周面
1aに接触して配設されており、さらに、その上流には
分離爪46が設けられている。
【0023】転写手段30は、分離爪46と第2現像装
置20との間に配置されている。転写手段30は、駆動
ローラ31と従動ローラ32とに巻きかけられて反時計
回り方向に回転する転写ベルト33を、外周面1aに接
触させて転写部34を構成している。この転写部34に
は、給紙ローラ対23とレジストローラ対24を用いて
転写材の一例である用紙26が、転写部34で静電潜像
の先端と用紙26の先端とが一致するタイミングで搬送
される。用紙26は、転写部34でトナー画像が転写さ
れつつ転写ベルト33によって図示しない定着部まで搬
送される。用紙26が転写動作によって感光体1に密着
して巻き上がった場合には、分離爪46によって外周面
1aから分離される。用紙26は、図示しないテンキー
などの操作手段で設定された複写枚数だけ給紙される。
【0024】図7に示すように、感光体1の側面1bに
は、第1の形態で説明した可変フライホイール装置60
が、感光体1の略水平な回転中心軸線71と軸66の中
心軸線72とを一致させるように装着されている。この
ため、可変フライホイール装置60は、本形態では略垂
直状態に感光体1に装着されている。
【0025】感光体1と可変フライホイール装置60は
一体化されているので、感光体1の停止時にはフライホ
イール本体61も停止状態にあり、錘62,63,6
4,65は、引っ張りバネ67,68,69,70のバ
ネ力、すなわち延びたバネの復原力よる移動習性力によ
り、図7に示すフライホイール本体61の軸66側に位
置される。そして、感光体1が回転すると、この時に発
生する遠心力により、図8に示すように、各錘62,6
3,64,65がフライホイール本体61の径方向に移
動されるので、慣性モーメントが停止状態に比べて格段
に大きくなる。このため、感光体1の回転始動には可変
フライホイール装置60の慣性モーメントが小さく、感
光体1の等速回転運動状態では慣性モーメントが大きく
なり、回転トルクを低減し、等速回転運動状態になるま
での時間も短縮でき、感光体1の回転速度変動や回転ム
ラを抑制することができる。よって、感光体1の表面1
aに形成される静電潜像の位置ずれを極めて少なくで
き、良好な画像を得られる。
【0026】図9に示すように、略垂直な回転軸線57
を中心に略水平に回転するポリゴンミラー7の上面に
は、第2形態で説明した可変フライホイール装置50
が、回転軸線57と自身の中心軸線56とを一致させる
ように装着されている。このためポリゴンミラー7の停
止時には、流体54は、図10に示すように、フライホ
イール本体53内で水平状態に置かれる。そして、ポリ
ゴンミラー7が回転すると、水平状態に置かれていた液
体54が、図11に示すように、遠心力によってフライ
ホイール本体53内の内周面51a側に移動されてリン
グ状となる。このように液体54の移動により、可変フ
ライホイール装置50による慣性モーメントは、ポリゴ
ンミラー7の回転始動には小さく、ポリゴンミラー7の
等速回転運動状態では大きくなる。このため、回転トル
クの低減や等速回転運動状態になるまでの時間を短縮し
ながらポリゴンミラー7の回転速度変動や回転ムラを抑
制することができる。これにより感光体1の表面1aに
形成される静電潜像の位置ずれを極めて少なくでき、良
好な画像を得られる。
【0027】さらに、感光体1やポリゴンミラー7の回
転トルクが低減すると、モータ等の駆動源の小型化や始
動時の突入電流を小さくすることができるので、画像形
成装置の低コスト化や省エネ化も図ることができる。ポ
リゴンミラー7には、可変フライホイール装置50に換
えて第3の形態の可変フライホイール装置90や第1の
形態の可変フライホイール装置60を用いてもよい。ま
た、重力に比べて発生遠心力が十分に大きくなる場合に
は、可変フライホイール装置50,60,90の設置方
向は任意に決めることができるので、各可変フライホイ
ール装置の設置形態は、各形態で説明した水平や垂直状
態に限定されるものではない。
【0028】可変フライホイール装置50,60,90
を装着する画像形成装置の回転体としては、感光体1や
ポリゴンミラー7に限定されるものではなく、感光体1
に対して接触するドラム状あるいはローラ状またはベル
ト状の中間転写体であってもよい。中間転写体が、複数
のローラに掛け渡されたベルト状の場合にはベルトを掛
け渡された駆動装置としてのローラ部材に、ドラム状あ
るいはローラ状の中間転写体の場合には各部材の軸方向
に位置する側面に、各可変フライホイール装置を適宜選
択して設けるとよい。感光体1は、ドラム状ではなく、
複数のローラに掛け渡されたベルト状の場合もあるの
で、このような場合には、ベルトを掛け渡された駆動装
置としてのローラに各可変フライホイール装置を設けれ
ばよい。
【0029】
【発明の効果】以上、本発明によれば、回転トルクを低
減し、等速回転運動状態になるまでの時間を短縮しなが
ら回転体の回転速度変動や回転ムラを抑制することがで
きる可変フライホイール装置と、画像位置が安定する画
像形成装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の形態としての可変フライホイー
ル装置の構成と停止時の状態を示す平面図である。
【図2】図1における可変フライホイール装置の回転時
の状態を示す平面図である。
【図3】(a)は本発明の第2の形態としての可変フラ
イホイール装置の構成と停止時の状態を示す平面断面
図、(b)はこの可変フライホイール装置の停止時の状
態を示す側面断面図である。
【図4】(a)は図3における可変フライホイール装置
の回転時の状態を示す平面断面図、(b)はこの可変フ
ライホイール装置の回転時の状態を示す側面断面図であ
る。
【図5】(a)は本発明の第3の形態としての可変フラ
イホイール装置の構成と停止時の状態を示す平面断面
図、(b)はこの可変フライホイール装置の回転時の状
態を示す平面断面図である。
【図6】本発明の第4の形態としての可変フライホイー
ル装置を装着された回転体を有する画像形成装置の構成
図である。
【図7】感光体に装着した可変フライホイール装置の停
止時の状態を示す部分拡大斜視図である。
【図8】感光体の回転時における可変フライホイール装
置の状態を示す部分拡大斜視図である。
【図9】ポリゴンミラーに装着した可変フライホイール
装置の停止時の状態を示す部分拡大斜視図である。
【図10】ポリゴンミラー停止時の可変フライホイール
装置の状態を示す拡大側面断面図である。
【図11】ポリゴンミラー回転時の可変フライホイール
装置の状態を示す拡大側面断面図である。
【符号の説明】
1 像担持体 7 光走査装置 51a 内周面 53,61 フライホイール本体 54 流動体 55 空間 57 仕切り壁 62,63,64,65 錘 67,68,69,70 移動習性を与える手段 72 回転中心 80 回転体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03G 21/00 350 G03G 21/00 350

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転駆動される回転体に装着されるフライ
    ホイール本体の径方向に移動可能な錘と、 上記錘に上記フライホイール本体の回転中心側に移動す
    る移動習性を与える手段とを有することを特徴とする可
    変フライホイール装置。
  2. 【請求項2】回転体に装着される中空状のフライホイー
    ル本体と、 このフライホイール本体の内部に空間を有するように収
    納された流動体とを有することを特徴とする可変フライ
    ホイール装置。
  3. 【請求項3】請求項2記載の可変フライホイール装置に
    おいて、 上記フライホイール本体の内周面側には、複数の仕切り
    壁が周方向に配置されていることを特徴とする可変フラ
    イホイール装置。
  4. 【請求項4】請求項1乃至3の何れか1つに記載の可変
    フライホイール装置が装着された回転体を有することを
    特徴とする画像形成装置。
  5. 【請求項5】請求項4記載の画像形成装置において、 上記回転体は、像担持体または光走査装置あるいは像担
    持体または光走査装置を回転駆動する駆動装置であるこ
    とを特徴とする画像形成装置。
  6. 【請求項6】請求項5記載の画像形成装置において、 上記像担持体は、感光体または同感光体に接触する中間
    転写体であり、 上記光走査装置は、ホリゴンミラーであることを特徴と
    する画像形成装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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