JP2000291222A - 疑似コンクリート打放し仕上げ工法 - Google Patents

疑似コンクリート打放し仕上げ工法

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JP2000291222A
JP2000291222A JP11098224A JP9822499A JP2000291222A JP 2000291222 A JP2000291222 A JP 2000291222A JP 11098224 A JP11098224 A JP 11098224A JP 9822499 A JP9822499 A JP 9822499A JP 2000291222 A JP2000291222 A JP 2000291222A
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JP
Japan
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concrete
plate
pseudo
finishing method
finishing
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JP11098224A
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English (en)
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Kazuya Togashi
和也 冨樫
Hiroshi Narita
博 成田
Toshiaki Watanabe
利明 渡辺
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Maeda Corp
Original Assignee
Maeda Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】鉄骨造建造物の壁部の表面をコンクリート打放
しのように仕上げることができ、しかも経年とともに表
面にクラックが発生するのを防止することが可能な疑似
コンクリート打放し仕上げ工法を提供する。 【解決手段】外壁材11は、表面がコンクリート状を呈
する仕上げ板15と、この仕上げ板15の裏側に接着さ
れた裏補強板16とを有し、仕上げ板15の所定の位置
に孔18を設け、孔18を塞ぐように裏補強板16を接
着し、裏補強板16を下地部材14にあてがい、孔18
から露出されている裏補強板16をビス17で下地部材
14に固定した後、孔18内に化粧モルタル19を充填
することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、疑似コンクリート
打放し仕上げ工法に関し、更に詳細には鉄骨造建造物に
適用するのに好適な疑似コンクリート打放し仕上げ工法
に関する。
【0002】
【従来の技術】鉄筋コンクリート造の建造物において
は、壁部をコンクリート打放し仕上げにする場合があ
る。この場合、型枠を撤去した直後には、コンクリート
表面に型枠組立用のプラスチックコーンによって形成さ
れた円錐台状の穴が残るので、この穴に樹脂モルタルな
どを充填して化粧仕上げを行っているが、その痕跡は残
る。
【0003】一方、鉄骨造の建造物においても、壁部の
表面をコンクリート打放し状に仕上げることが行われて
いる。この場合には、図5に示すように、壁部の鉄骨5
1に支持部材52を取り付け、この支持部材52にシー
ジングボード53を取り付ける。そして、シージングボ
ード53の表面にモルタル54を塗布し、モルタル54
に上述のプラスチックコーンの痕跡とほぼ同径の窪み5
5を設ける。
【0004】モルタル54の表面には、図6に示すよう
に仕切溝56を格子状に設け、各格子内には仕切溝56
に沿って上述の窪み55を複数設ける。これにより、壁
部の表面をあたかもコンクリート打放しのように見せる
ことができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
モルタル54による疑似コンクリート打放し仕上げで
は、経年と伴にモルタル54の表面にクラックが発生
し、外観が悪くなるという問題があった。
【0006】本発明の目的は、このような問題点を解決
するためになされたものであり、鉄骨造建造物の壁部の
表面をコンクリート打放しのように仕上げることがで
き、しかも経年とともに表面にクラックが発生するのを
防止することが可能な疑似コンクリート打放し仕上げ工
法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は疑似コンクリー
ト打放し仕上げ工法であり、前述の技術的課題を解決す
るために以下のように構成されている。すなわち、本発
明は、鉄骨造建造物の壁部の下地部材に外壁材を固定
し、前記外壁材をコンクリートの打放し状に仕上げる疑
似コンクリート打放し仕上げ工法であって、前記外壁材
は、表面がコンクリート状を呈する仕上げ板と、この仕
上げ板の裏側に接着された裏補強板とを有し、前記仕上
げ板の所定の位置に孔を設け、前記孔を塞ぐように前記
裏補強板を接着し、前記裏補強板を前記下地部材に固定
した後、前記孔内に化粧モルタルを充填することを特徴
とする。仕上げ板としては、表面がコンクリート状を呈
する適宜な板材、例えばスレートなどを使用できる。
【0008】この疑似コンクリート打放し仕上げ工法に
おいては、壁部の表面にコンクリート状を呈する外壁材
を使用するので経年に伴ってクラックが発生することが
なくなる。また、仕上げ板の孔に化粧モルタルを充填し
た後には、浅めの窪み又は模様が形成され、これが従来
のコンクリート打放し仕上げにおけるプラスチックコー
ンの痕跡のように見えるので、あたかもコンクリート打
放し仕上げと同様な外見を呈することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る疑似コンクリ
ート打放し仕上げ工法を図示の実施の形態について詳細
に説明する。
【0010】図1は、本発明に係る疑似コンクリート打
放し仕上げ工法を説明する図である。この疑似コンクリ
ート打放し仕上げ工法は、鉄骨造建造物の壁部の表面に
外壁材11を取り付け、この外壁材11の表面にプラス
チックコーンの痕跡のような窪み又は模様を形成するこ
とにより、あたかもコンクリート打放し仕上げのように
見せるものである。本実施の形態では、窪み12を設け
た場合について説明する。
【0011】図1に示すように、鉄骨造建造物の壁部を
形成する鉄骨13に、複数の支持部材14を適宜な間隔
で固定する。この支持部材14には、適宜な大きさの外
壁材11を隙間なく取り付ける。外壁材11は、矩形の
仕上げ板15と、この仕上げ板15の裏側に接着された
縦長の裏補強板16とを有している。そして、裏補強板
16を支持部材14にビス17で固定することにより、
外壁材11が取り付けられる。
【0012】外壁材11の窪み12は、図2に示すよう
に各外壁材11の外周及び中心軸線に沿って形成する。
そして、縦一列に並んでいる複数の窪み12に対応する
ように、裏補強板16を配置する。外壁材11の仕上げ
板15は、例えばスレートなど表面がコンクリート状を
呈するものを使用する。
【0013】次に、この疑似コンクリート打放し仕上げ
工法の施工手順を説明する。まず、図3に示すように、
仕上げ板15の窪み12を形成しようとする位置に、プ
ラスチックコーンの外径とほぼ同一径の孔、本実施の形
態では丸孔18を設ける。なお、この孔は丸孔に限らず
各種の形状とすることができる。
【0014】次に、縦一列に並んだ丸孔18を塞ぐよう
に裏補強板16を接着して外壁材11を形成する。次
に、この裏補強板16を支持部材14に固定する。本実
施の形態では、丸孔18から露出されている裏補強板1
6をビス17で鉄骨13(図1)の支持部材14に固定
する。
【0015】次に、図4に示すように、丸孔18内に窪
み12ができるように化粧モルタル19を適宜な深さま
で充填する。次に、仕上げ板15及び化粧モルタル19
の上に溌水剤20を塗布する。これにより、壁部の表面
に窪み12が形成されて、あたかもコンクリート打ち放
しのような外観を呈することになる。
【0016】なお、丸孔18の全深さに亘って化粧モル
タル19を充填した場合には、窪み12の代わりに円形
の模様が形成され、これによって、コンクリート打放し
仕上げのような外観を呈することができる。
【0017】このように、本発明に係る疑似コンクリー
ト打放し仕上げ工法においては、鉄骨造建造物の壁部の
表面にコンクリート状を呈する外壁材11の仕上げ板1
5を使用するので、従来のモルタル仕上げのように経年
に伴ってクラックが発生するのを防止でき、信頼性を上
げることができる。
【0018】また、外壁材11の仕上げ板15の丸孔1
8に化粧モルタル19を充填した後、浅めの窪み12又
は円形の模様が形成され、これが従来のコンクリート打
放し仕上げにおけるプラスチックコーンの痕跡のように
見えるので、あたかもコンクリート打放し仕上げと同様
な外見を呈することができる。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の疑似打放
しコンクリート仕上げ工法によれば、鉄骨造建造物の壁
部の表面にコンクリート状を呈する外壁材を使用するの
で、経年に伴ってクラックが発生するのを防止でき、信
頼性を上げることができる。また、外壁材の仕上げ板の
表面に従来のコンクリート打放し仕上げにおけるプラス
チックコーンの痕跡のような窪み又は模様が形成される
ので、あたかもコンクリート打放し仕上げと同様な外見
を呈することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る疑似コンクリート打放し仕上げ工
法を適用した鉄骨造建造物の壁部の断面を示す図であ
る。
【図2】図1のA矢視図である。
【図3】本発明に係る疑似コンクリート打放し仕上げ工
法の施工手順を説明する図である。
【図4】本発明に係る疑似コンクリート打放し仕上げ工
法の施工手順を説明する図である。
【図5】従来例に係る疑似コンクリート打放し仕上げ工
法を説明する図である。
【図6】従来例に係る疑似コンクリート打放し仕上げ工
法を説明する図である。
【符号の説明】
11 外壁材 14 下地部材 15 仕上げ板 16 裏補強板 18 丸孔(孔) 19 化粧モルタル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 渡辺 利明 東京都千代田区富士見二丁目10番26号前田 建設工業株式会社内 Fターム(参考) 2E110 AA48 AA58 AB04 AB22 BA02 BA13 BA15 BB04 BB24 BC03 CA09 CC02 CC04 DA06 DA12 DC12 GA12W GA33W GA33X GA33Z GB22W GB23W

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鉄骨造建造物の壁部の下地部材に外壁材
    を固定し、前記外壁材をコンクリートの打放し状に仕上
    げる疑似コンクリート打放し仕上げ工法であって、 前記外壁材は、表面がコンクリート状を呈する仕上げ板
    と、この仕上げ板の裏側に接着された裏補強板とを有
    し、 前記仕上げ板の所定の位置に孔を設け、前記孔を塞ぐよ
    うに前記裏補強板を接着し、前記裏補強板を前記下地部
    材に固定した後、前記孔内に化粧モルタルを充填するこ
    とを特徴とする疑似コンクリート打放し仕上げ工法。
JP11098224A 1999-04-05 1999-04-05 疑似コンクリート打放し仕上げ工法 Pending JP2000291222A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005029987A (ja) * 2003-07-08 2005-02-03 Nichiei-Yoshida Co Ltd 打放しコンクリート意匠を施した外装用ボード及びその製造方法
CN110284677A (zh) * 2018-12-04 2019-09-27 浙江亚厦装饰股份有限公司 一种墙面装饰板安装结构

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