JP2000286695A - 分周回路およびこれを用いた直並列変換回路並びにシリアルデータ送受信回路 - Google Patents

分周回路およびこれを用いた直並列変換回路並びにシリアルデータ送受信回路

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JP2000286695A
JP2000286695A JP11091307A JP9130799A JP2000286695A JP 2000286695 A JP2000286695 A JP 2000286695A JP 11091307 A JP11091307 A JP 11091307A JP 9130799 A JP9130799 A JP 9130799A JP 2000286695 A JP2000286695 A JP 2000286695A
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Hiroshi Suzuki
浩 鈴木
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 基準クロックを2のn乗でない整数分の1に
分周するのに好適な分周回路であって、1GHz以上の
高速動作が可能でしかも消費電流の少ない分周回路を提
供する。 【解決手段】 先ず基準クロックを2分周回路により一
旦1/2に分周してから、(n−1)個のフリップフロ
ップと論理ゲートとが交互に配置されて縦続形態に接続
されかつ上記論理ゲートの出力とリセット信号とを入力
とする多入力論理理ゲートの出力が初段のフリップフロ
ップの入力端子に帰還されるように構成された分周回路
によりさらに1/nに分周して出力するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体集積回路技
術さらにはクロック信号の分周回路に適用して有効な技
術に関し、例えばシリアル通信のインタフェースに使用
される直並列変換回路におけるタイミング信号形成用分
周回路に利用して有効な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来よりクロック同期型のシステムにお
いては、基準クロックより所望の周波数のクロックを得
るため分周回路が広く利用されている。従来の一般的な
分周回路は基準クロックの周波数を2のn乗分の1に分
周する方式が一般的であった。一方、例えばシリアル通
信のインタフェースに使用される直並列変換回路などに
おいては、10ビットの単位でシリアルデータをパラレ
ルデータに変換するため、データの変換タイミングを与
える同期信号をクロック信号から形成するため1/10
分周のような2のn乗でない分周回路が必要とされるこ
とがある。本発明者は、1/10分周を行なう回路とし
て、図6に示すような回路を思いついた。
【0003】図6の分周回路は、各々基準クロックCK
に同期してラッチ動作を行なう9個のD型フリップフロ
ップF/F−1〜F/F−9を縦続形態に設けて分周を
行ない、各フリップフロップの出力側にリセット信号で
制御されるNANDゲートG1〜G9を設けて次段のフ
リップフロップに入力させるとともに、これらのNAN
DゲートG1〜G9の出力とリセット信号の論理積をと
る10入力NANDゲートG0を設けて、この10入力
NANDゲートG0の出力を初段のフリップフロップF
/F−1のデータ入力端子に帰還させ、この初段フリッ
プフロップF/F−1の出力信号を分周クロックBCK
として出力することで基準クロックCKを1/10に分
周するというものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】図6に示されている分
周回路は、図7に示すように、リセット信号RESET
の解除により分周動作を開始し、基準クロックCKを1
/10に分周した出力クロックBCKが得られる。ま
た、受信シリアルデータ信号を基準クロックに同期して
取り込むフリップフロップの出力をリセット信号とする
ことによって、分周回路を受信データに同期させること
ができる。
【0005】しかしながら、図6に示されているよう
に、初段フリップフロップF/F1に帰還する信号を形
成するためにNANDゲートG1〜G9の出力とリセッ
ト信号の論理積をとる10入力NANDゲートG0が設
けられており、この10入力NANDゲートはCMOS
回路では、一般に、電源電圧と出力ノード間に接続され
た10個の並列形態のpチャネルMOSFETと、出力
ノードと接地間に接続された10個の直列形態のnチャ
ネルMOSFETとにより構成される。
【0006】そのため、10個のnチャネルMOSFE
Tがすべてオン状態にされて出力がロウレベルに変化す
る際の抵抗値が大きくなり、図7に符号A,Bで示され
ているように、NANDゲートG0の出力V0の変化が
遅くなる。その結果、基準クロックの周波数が非常に高
い場合には、この多入力NANDゲートの部分がネック
になって正確な分周を行なうことができないという不具
合があることが明らかになった。
【0007】この発明の目的は、基準クロックを2のn
乗でない整数分の1に分周するのに好適な分周回路を提
供することにある。
【0008】この発明の他の目的は、高速動作が可能で
しかも消費電流の少ない分周回路を提供することにあ
る。
【0009】この発明の他の目的は、ファイバチャネル
の規格に準拠したシリアル通信に好適な直並列変換回路
並びにシリアルデータ送受信回路を提供することにあ
る。
【0010】この発明の前記ならびにそのほかの目的と
新規な特徴については、本明細書の記述および添付図面
から明らかになるであろう。
【0011】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち代表的なものの概要を説明すれば、下記のと
おりである。
【0012】すなわち、基準クロックを1/2n(nは
奇数)に分周した分周クロックを得る分周回路を構成す
る場合に、先ず基準クロックを2分周回路により一旦1
/2に分周してから、(n−1)個のフリップフロップ
と論理ゲートとが交互に配置されて縦続形態に接続され
かつ上記論理ゲートの出力とリセット信号とを入力とす
る多入力論理理ゲートの出力が初段のフリップフロップ
の入力端子に帰還されるように構成された分周回路によ
りさらに1/nに分周して出力するようにしたものであ
る。
【0013】上記した手段によれば、1GHz以上の基
準クロックを1/10に分周したクロック信号を形成す
る高速動作が可能で、しかも占有面積が小さく消費電流
の少ない分周回路が得られる。なお、本発明は、10分
周に限定されるものでなく、クロックを2のn乗でない
整数(特に3以上の奇数の2倍の整数)分の1に分周す
る場合に適用できる。
【0014】また、入力されたシリアルデータが順繰り
に取り込まれる一組のシフトレジスタと、これらのシフ
トレジスタのいずれに最初のビットが取り込まれたか判
定する判定回路と、該判定回路の出力信号に基づいて上
記シフトレジスタの保持データを選択的に伝達可能なセ
レクタ回路と、該セレクタ回路により選択されたデータ
を取り込むデータレジスタとを設け、入力されたシリア
ルデータを上記一対のシフトレジスタに交互に取り込ん
で上記セレクタ回路で適宜選択して上記データレジスタ
へ供給することでパラレルデータに変換するように構成
された直並列変換回路において、上記分周回路は上記入
力シリアルデータより抽出されたクロックを分周して、
上記データレジスタへのデータ取込みタイミングを与え
る信号を形成するように構成した。これにより、消費電
流が少なくかつ高速で直並列変換動作が可能な直並列変
換回路を得ることができる。
【0015】さらに、上記直並列変換回路を、受信した
シリアルデータをパラレルデータに変換する直並列変換
回路として用いるとともに、送信するパラレルデータを
シリアルデータに変換する並直列変換回路と、該並直列
変換回路に用いられる送信用クロック信号を形成する第
1クロック形成回路と、受信シリアルデータに同期した
受信用クロック信号を形成する第2のクロック形成回路
と設け、該第2クロック形成回路で形成されたクロック
信号に基づいて上記直並列変換回路を動作させるように
構成する。これにより、ビットレートの高いシリアル通
信が可能なシリアルデータ送受信回路を得ることができ
る。
【0016】さらに、上記第2クロック形成回路は、上
記第1クロック形成回路で形成された送信用クロック信
号に基づいて受信シリアルデータに同期した受信用クロ
ックを形成するように構成した。これにより、送信側の
並直列変換回路の動作クロック信号の周波数と、受信側
の直並列変換回路の動作クロック信号の周波数を完全に
一致させることができ、信頼性の高いシリアルデータ送
受信回路を得ることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施例を図
面に基づいて説明する。
【0018】図1には、基準クロックCKの周波数を1
0分の1に分周する10分周回路の一実施例が示されて
いる。
【0019】この実施例回路における10分周回路は、
基準クロックCKを2分周する2分周器DVD1と、2
分周されたクロックを5分周する5分周器DVD2とか
ら構成されている。このうち、2分周器DVD1は、ク
ロック端子に基準クロックCKが入力されたD型フリッ
プフロップF/F−5と、該F/F−5の出力Q(V
5)を反転するインバータINV5とからなり、このイ
ンバータINV5の出力をフリップフロップF/F−5
のデータ入力端子に帰還させることで基準クロックCK
を2分周するように構成されている。
【0020】一方、上記5分周器DVD2は、上記フリ
ップフロップF/F−5の出力Q(V5)が各々クロッ
ク端子に入力され、フリップフロップF/F−5の出力
Q(V5)の立ち上がりに同期してデータ端子に入力さ
れているデータ信号のラッチ動作を行なう4個のD型フ
リップフロップF/F-1〜F/F-4が縦続形態に設け
られ、各フリップフロップF/F-i(i=1,2,
3)の出力端子と次段のフリップフロップF/F-(i+1)
のデータ端子との間には、前段フリップフロップF/F
-iの出力信号とリセット信号RESETとを入力信号とする
NANDゲートGiと該NANDゲートGiの出力信号
を入力信号とするインバータINViがそれぞれ設けら
れている。
【0021】また、上記フリップフロップのうちF/F
-4の出力端子には、該フリップフロップF/F-4の出
力信号とリセット信号RESETとを入力信号とするNAN
DゲートG4が接続され、このNANDゲートG4と上
記NANDゲートG1,G2,G3の出力信号が4入力
NANDゲートG5に入力され、その出力信号V0が初
段のフリップフロップF/F-1のデータ端子に帰還入
力されている。初段フリップフロップF/F-1の出力
信号はインバータINV0を介してNANDゲートG1
に入力されている。
【0022】次に、この実施例の10分周回路の動作を
図2のタイミングチャートを用いて説明する。
【0023】この実施例の回路においては、リセット信
号RESETがロウレベルに変化する(タイミングt1)で、
後段の5分周器DVD2のNANDゲートG1〜G4の
出力がハイレベルにされ、それらの出力信号を入力とす
る4入力NANDゲートG5の出力V0がロウレベルに
変化して5分周器DVD2にリセットがかかる。前段の
2分周器DVD1はリセット信号に関わらず動作する。
【0024】次に、リセット信号RESETがハイレベルに
変化するのに応じてNANDゲートG1〜G4が能動化
にされ、5分周器DVD2のリセットが解除されこれに
よりフリップフロップF/F-1〜F/F-4が分周動作
を開始する。そして、リセット信号RESETがハイレベル
に変化した後、最初に2分周器の出力信号V5がハイレ
ベルに変化するタイミングt2で、フリップフロップF
/F−1がNANDゲートG5の出力V0(ロウレベ
ル)を取り込んでNANDゲートG1の出力V1がロウ
レベルに変化する。
【0025】続いて、次に2分周器DVD1の出力信号
V5がハイレベルに変化するタイミングt3で、フリッ
プフロップF/F−1がNANDゲートG5の出力V0
(ハイレベル)を取り込んでNANDゲートG1の出力
V1がハイレベルに変化する。そして、このV1のハイ
レベルへの変化に応じて次段のNANDゲートG2の出
力V2がロウレベルへ変化する。以後、上記動作を繰り
返すことで負のパルスがNANDゲートG3,G4と伝
わり、再び最終段のNANDゲートG5の出力がロウレ
ベルに変化する。その結果、基準クロックCKを1/1
0に分周したクロックBCKがフリップフロップF/F
-1より得られる。クロックBCKは他のフリップフロ
ップF/F−2〜F/F−4から取り出すことも可能で
あるが、初段のフリップフロップF/F−1の出力が最
も早いのでこれを出力クロックBCKとするのが望まし
い。
【0026】図3には、シリアルデータをパラレルデー
タに変換する直並列変換回路において、シリアルデータ
に同期したクロックSCKを分周してシフトレジスタに
取り込まれたシリアルデータをパラレルデータに変換し
て出力するタイミングを与えるクロックおよびバイトア
ライン用クロックRBCを形成する回路に前記実施例の
10分周回路を使用した実施例が、また図4にはその動
作タイミングが示されている。
【0027】図3の直並列変換回路は10ビットの入力
シリアルデータをパラレルデータに変換して出力するも
のであるが、この実施例では偶数ビットと奇数ビットを
それぞれ取り込むすなわちシリアルデータの各ビットを
交互に取り込むために一対のシフトレジスタSFRA,
SFRBを設けるとともに、同期クロックSCKの周波
数を先ず2分の1に分周して互いに位相が180°ずれ
たシフト用クロックODCK,EVCKを形成する2分
周器DVD1と、その分周されたクロックEVCKをさ
らに5分の1に分周する5分周器DVD2と、5分周さ
れたクロックをさらに2分周してバイトアライン用クロ
ックRBCを形成する2分周器DVD3とを設けた回路
として構成されている。2分周器DVD1と5分周器D
VD2が図1に示されている10分周回路である。
【0028】上記のようにシリアルデータの偶数ビット
と奇数ビットを別々に取り込むシフトレジスタSFR
A,SFRBを設けることにより、データ転送速度が1
062.5MHzのような高い周波数であっても各シフ
トレジスタは1/2の速度でデータを取り込めばよいの
で、内部回路の設計が容易となる。
【0029】なお、10ビットのデータを直並列変換す
るのは、非同期方式のデータ転送において、マイクロコ
ンピュータなどでデータの処理単位とされる1バイト
(8ビット)のデータに例えばスタートビットやストッ
プビットなどを付加して10ビットのコードに変換(8
b/10b変換)して送信するプロトコルに対応するた
めである。また、この実施例の直並列変換回路に供給さ
れる同期クロックSCKは、例えば図示しないPLL回
路において、受信シリアルデータから抽出されたクロッ
クである。
【0030】この実施例では偶数ビットと奇数ビットを
それぞれ取り込むすなわちシリアルデータの各ビットを
交互に取り込む一対のシフトレジスタSFRA,SFR
Bを設けたことに応じて、先頭ビットがいずれのシフト
レジスタに取り込まれたか判定するとともに入力データ
が所定のコードからなるヘッダであるか否かを判定する
ために、シフトレジスタSFRAへの入力データとシフ
トレジスタSFRBの保持データとを比較するCOMM
A検出回路COM-Xと、シフトレジスタSFRAの保
持データとシフトレジスタSFRBへの入力データとを
比較するCOMMA検出回路COM-Yとが設けられて
いる。そして、これらの回路における検出信号をORゲ
ートG10で論理和した信号が、バイトアライン用クロ
ックRBCを形成する回路CKGを構成するフリップフ
ロップF/F−6にデータ入力信号TDとして供給さ
れ、このフリップフロップF/F−6の出力が前記5分
周器DVD2にリセット信号RESETとして供給されるよ
うに構成されている。
【0031】また、これらのCOMMA検出回路COM
-XとCOM-Yの出力信号によってセットまたはリセッ
ト状態にされるセット/リセット・フリップフロップR
S−F/Fと、このフリップフロップの出力状態すなわ
ちCOMMA検出回路COM-XとCOM-Yの検出結果
に基づいてシフトレジスタSFRA,SFRBに保持さ
れているデータを適宜選択して入力シリアルデータSD
Tの各ビットを正しい順序に並べた信号として最終段の
データレジスタREGに供給するセレクタ回路SELと
が設けられている。
【0032】この実施例のシフトレジスタSFRA,S
FRBは、両方で10ビットのシリアルデータを取り込
むので原理的には各々5段構成でよいはずであるが、そ
れぞれ8段で構成されている。これは、COMMA検出
回路COM-XとCOM-Yが受信データの先頭ビットが
いずれのシフトレジスタに取り込まれたか判定するのに
要する時間を考慮したもので、これによって、シフトレ
ジスタSFRA,SFRBに取り込んだ10ビットのデ
ータを出力して直並列変換している間に次の10ビット
のデータを取り込むことができるようにもされている。
【0033】上記セット/リセット・フリップフロップ
RS−F/Fに入力されている信号RSDは、上記セレ
クタ回路SELの機能を有効にするか否かを示す制御信
号で、通常はハイレベルに固定される。さらに、この実
施例の回路には、電源投入時に分周回路にリセットをか
けるためのパワーオンリセット制御回路PWCが設けら
れている。このパワーオンリセット制御回路PWCに
は、電源投入時に上位レイヤから供給されるリセット信
号PWRSが入力される。
【0034】なお、図3において符号CKGで囲まれて
いる部分は、上記2分周器DVD1の分周出力と上記デ
ータ入力信号DTとデータ検出信号COMDETを形成
するとともに、2分周器DVD1の分周出力に基づいて
ファイバチャネルの規格FC-PH Rev4.3 FC-0で
規定されているデューティ50%のバイトアライン用ク
ロック信号RBCを形成する信号形成回路である。
【0035】すなわち、この実施例の信号形成回路CK
Gは、上記5分周器DVD2と、データ入力信号DTを
上記2分周器DVD1の出力クロックEVCKに同期し
て取り込むデータラッチ用フリップフロップF/F−6
と、このフリップフロップF/F−6の出力信号を2分
周器DVD1の出力クロックEVCKに同期して取り込
むフリップフロップF/F−7と、5分周器DVD2の
出力を2分周器DVD1の出力クロックODCKに同期
して取り込むフリップフロップF/F−8と、このフリ
ップフロップF/F−8の出力信号をクロックとして前
記フリップフロップF/F−7の出力を取り込んでデー
タ検出信号COMDETを出力するフリップフロップF
/F−9とを備えている。
【0036】これとともに、図3の信号形成回路CKG
には、上記5分周器DVD2の出力クロックBCKをさ
らに2分周してデューティ50%のバイトアライン用ク
ロック信号RBCを形成する2分周器DVD3と、この
2分周器DVD3から出力される正相と逆相のバイトア
ライン用クロックRBC,RBCNをクロックEVCK
に同期してラッチして出力するフリップフロップF/F
−10,F/F−11が設けられている。
【0037】さらに、図3のにおいては、上記5分周器
DVD2の出力BCKをクロックODCKに同期してラ
ッチするフリップフロップF/F−8の出力信号は、上
記データレジスタREGに対して、ラッチないしは出力
タイミングを指示する信号としても供給されている。
【0038】また、この実施例の直並列変換回路におい
ては、受信シリアルデータSDTが、4バイト(1バイ
トは10ビット)を1フレームとしてフレーム単位で入
力されるため、最初にCOMMA検出回路COM-Xま
たはCOM-Yから検出信号が出力されたとき、つまり
1フレーム毎に先頭のヘッダバイトが入ってきたときに
データ検出信号COMDETが形成され出力される。そ
して、図4に示されているように、このデータ検出信号
COMDETが変化するタイミングとほぼ同時にデータ
レジスタREGから、直並列変換された最初の1バイト
のデータA0〜A9が出力される。
【0039】なお、図4に示されている符号A,Bは、
図3に示されている符号A,Bと異なるものである。す
なわち、図3に示されている符号A,Bは、シフトレジ
スタSFRA,SFRBの出力信号を区別するために付
された符号であるのに対し、図4に示されている符号
A,BおよびCは受信シリアルデータSDTの1フレー
ム内の各バイトのビットを区別するために付された符号
である。また、図4において、符号Trxlatは受信デー
タのレイテンシーすなわち1バイトのデータ受信から出
力までの時間、Tbeforfはバイトアライン用クロックR
BCに対するデータ検出信号COMDETのセットアッ
プ時間、Tafterはバイトアライン用クロックRBCに
対するデータ検出信号COMDETのホールド時間、T
srbcはPLL回路のジッタに起因する同期クロックSC
Kのクロックスキューである。
【0040】図5には、図3の実施例の直並列変換回路
を利用したシリアル通信用送受信LSIの構成例が示さ
れている。図5において、破線100で囲まれている部
分が送受信用LSIで、このLSI100は信号の符号
化復号化機能等を有する上位レイヤの論理LSI200
と接続されるとともに、送信シリアルデータ出力端子O
UTには光ファイバや同軸ケーブルあるいはツイステッ
ドペア線などの伝送線を駆動するドライバIC(図示省
略)が、また受信シリアルデータ入力端子INには伝送
線を介して送られてくる信号を受信して増幅するレシー
バIC(図示省略)がそれぞれ接続される。
【0041】上記シリアル通信用送受信LSI100
は、上位レイヤの論理LSI200と共通に供給される
例えば106.25MHzのシステムクロックTBCを
逓倍してLSI内部で送信に必要な10倍の周波数
(1.0625GHz)の送信用クロックTXCを生成
するPLL(フェーズ・ロックド・ループ)回路を利用
した送信用クロック生成回路110と、上位レイヤの論
理LSI200から供給される送信パラレルデータTX
Dを上記送信用クロックTXCに同期してシリアルデー
タに変換する並直列変換回路120と、変換されたシリ
アルデータをLSI外部へ出力する送信バッファ130
と、入力端子INより受信したシリアルデータをLSI
内部に適したレベルに変換したりする受信バッファ14
0と、上記送信用クロック生成回路110で生成された
上記送信用クロックTXCに基づいて受信シリアルデー
タと同期しかつ受信データと同一周波数(1.0625
GHz)の受信用クロックRXCを生成する受信用クロ
ック生成回路150と、上記受信バッファ140により
受信された受信シリアルデータRSDを上記受信用クロ
ックRXCにより受信パラレルデータRXDに変換する
直並列変換回路160と、上位レイヤの論理LSI20
0から供給されるリセット信号LCKREFを受けて受
信用クロック生成回路150を制御したりする制御回路
170などから構成されている。
【0042】図5において、符号160が付されている
のが、図3に示されているような構成を有する直並列変
換回路である。また、この実施例の送受信用LSI10
0は、特に制限されないが、上位レイヤの論理LSI2
00から出力された送信パラレルデータTXDが直並列
変換された後の送信シリアルデータを上位レイヤ論理L
SI200に戻して送信シリアルデータをチェックでき
るようにする(ループバックモード)ため、上記並直列
変換回路120の出力信号(送信シリアルデータ)と上
記送信バッファ130からの受信信号(受信シリアルデ
ータ)とを選択して上記直並列変換回路160へ供給可
能にする選択回路180が設けられている。この選択回
路180は、上位レイヤ論理LSI200から供給され
るループバックモード選択信号EWRAPによって制御
されるように構成されている。
【0043】以上本発明者によってなされた発明を実施
例に基づき具体的に説明したが、本発明は上記実施例に
限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で
種々変更可能であることはいうまでもない。例えば、上
記実施例では、2分周器DVD1としてD型フリップフ
ロップF/F−5と帰還用インバータINV5とにより
構成されたものを示したが、パルスが入力される度に出
力が反転する反転型すなわちトリガ型フリップフロップ
を用いて2分周器を構成してもよい。
【0044】以上の説明では主として本発明者によって
なされた発明をその背景となった利用分野であるシリア
ル通信用送受信LSIにおける直並列変換回路について
説明したが、本発明はそれに限定されるものでなく、基
準クロックを2のn乗でない整数分の1に分周したクロ
ックを形成する場合に広く利用することができる。
【0045】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば下記
のとおりである。
【0046】すなわち、1GHz以上の基準クロックを
1/10に分周したクロック信号を形成することがで
き、しかも占有面積が小さく消費電流の少ない高速な分
周回路を実現することができるとともに、この回路を利
用することにより、ファイバチャネルの規格に準拠した
シリアル通信が可能な直並列変換回路並びにシリアルデ
ータ送受信回路を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る基準クロックCKの周波数を10
分の1に分周する分周回路の一実施例を示す回路構成
図。
【図2】図1の回路の動作タイミングを示すタイミング
チャート。
【図3】シリアルデータをパラレルデータに変換する直
並列変換回路と、該直並列変換回路に用いられるタイミ
ング信号を形成する回路に本発明に係る分周回路を適用
した回路の実施例を示す回路構成図。
【図4】図3の直並列変換回路の動作タイミングを示す
タイミングチャート。
【図5】図3の直並列変換回路を利用したシリアル通信
用送受信LSIの構成例を示すブロック図。
【図6】本発明に先立って検討した10分周回路の構成
例を示す回路構成図。
【図7】図6の回路の動作タイミングを示すタイミング
チャート。
【符号の説明】
SFRA,SFRB シフトレジスタ COM-X,COM-Y COMMA検出回路 SEL セレクタ REG データレジスタ CKG 信号形成回路 DVD1 2分周器 DVD2 5分周器 DVD3 2分周器 100 シリアル通信用送受信LSI 200 上位レイヤの論理LSI 110 送信用クロック生成回路 120 並直列変換回路 130 送信バッファ 140 受信バッファ 150 受信用クロック生成回路 160 直並列変換回路 170 制御回路 180 選択回路

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基準クロックを1/2に分周する第1の
    分周回路と、該第1の分周回路により分周されたクロッ
    クに同期してラッチ動作を行なう(n−1)個のフリッ
    プフロップが縦続形態に設けられ、各フリップフロップ
    の出力はリセット信号で制御される論理ゲートを介して
    次段のフリップフロップに入力されるとともに、これら
    の論理ゲートの出力とリセット信号の論理積をとる論理
    ゲートの出力が初段のフリップフロップのデータ入力端
    子に帰還され基準クロックを1/2n(nは3以上の奇
    数)に分周した分周クロックが上記いずれかのフリップ
    フロップの出力端子から出力されるように構成された第
    2の分周回路とを備えてなることを特徴とする分周回
    路。
  2. 【請求項2】 上記nは5であることを特徴とする請求
    項1に記載の分周回路。
  3. 【請求項3】 出力される上記分周クロックは、縦続接
    続された上記フリップフロップの初段のフリップフロッ
    プの出力端子から取り出されるように構成されてなるこ
    とを特徴とする請求項1または2に記載の分周回路。
  4. 【請求項4】 請求項1、2または3に記載の分周回路
    と、入力されたシリアルデータが順繰りに取り込まれる
    一組のシフトレジスタと、これらのシフトレジスタのい
    ずれに最初のビットが取り込まれたか判定する判定回路
    と、該判定回路の出力信号に基づいて上記シフトレジス
    タの保持データを選択的に伝達可能なセレクタ回路と、
    該セレクタ回路により選択されたデータを取り込むデー
    タレジスタとを備え、入力されたシリアルデータを上記
    一組のシフトレジスタに順繰りに取り込んで上記セレク
    タ回路で適宜選択して上記データレジスタへ供給するこ
    とでパラレルデータに変換するように構成されるととも
    に、上記分周回路は上記入力シリアルデータより抽出さ
    れたクロックを分周して、上記データレジスタへのデー
    タ取込みタイミングを与える信号を形成するように構成
    されてなることを特徴とする直並列変換回路。
  5. 【請求項5】 上記分周回路の出力信号と上記判定回路
    の出力信号に基づいてシリアルデータを受信したことを
    示す検出信号を形成する信号形成回路を備えたことを特
    徴とする請求項4に記載の直並列変換回路。
  6. 【請求項6】 受信したシリアルデータをパラレルデー
    タに変換する請求項4または5に記載の直並列変換回路
    と、送信するパラレルデータをシリアルデータに変換す
    る並直列変換回路と、該並直列変換回路に用いられる送
    信用クロック信号を生成する第1クロック生成回路と、
    受信シリアルデータに同期した受信用クロック信号を生
    成する第2のクロック生成回路と備え、該第2クロック
    生成回路で生成されたクロック信号に基づいて上記直並
    列変換回路が動作されるように構成されてなることを特
    徴とするシリアルデータ送受信回路。
  7. 【請求項7】 上記第2クロック生成回路は、上記第1
    クロック生成回路で生成された送信用クロック信号に基
    づいて受信シリアルデータに同期した受信用クロックを
    生成するように構成されてなることを特徴とする請求項
    6に記載のシリアルデータ送受信回路。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN105406874A (zh) * 2014-09-08 2016-03-16 拉碧斯半导体株式会社 数据处理装置
CN111599305A (zh) * 2020-06-04 2020-08-28 南京达斯琪数字科技有限公司 一种柔性透明屏led驱动电路

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