JP2000284305A - 液晶パネル基板およびその製造方法ならびに液晶パネル基板を用いた液晶表示装置および電子機器 - Google Patents

液晶パネル基板およびその製造方法ならびに液晶パネル基板を用いた液晶表示装置および電子機器

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JP2000284305A
JP2000284305A JP9000899A JP9000899A JP2000284305A JP 2000284305 A JP2000284305 A JP 2000284305A JP 9000899 A JP9000899 A JP 9000899A JP 9000899 A JP9000899 A JP 9000899A JP 2000284305 A JP2000284305 A JP 2000284305A
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crystal panel
panel substrate
film
layer film
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Koichi Kamijo
光一 上條
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 表示が暗くなることなく光を散乱させる機能
を備え、しかも、特別な製造装置を用いることなく製造
できる液晶パネル基板を提供する。 【解決手段】 液晶パネル基板30は、基板31上に表
示用電極32を備えて形成されている。表示用電極32
は、下層膜36と、下層膜36上に形成された上層膜3
4とを備える。下層膜36は、粒状体37が積層されて
形成されたITO膜からなる。上層膜は34、アルミニ
ウムまたは銀を主成分とする金属からなり、開口部35
を備える。下層膜36を形成する粒状体37は、1〜1
0μm程度のピッチで配置され、高さが0.1〜1.5
μm程度である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶パネル基板お
よびその製造方法ならびに液晶パネル基板を用いた液晶
表示装置および電子機器に関する。
【0002】
【背景技術および発明が解決しようとする課題】反射型
あるいは半透過反射型の液晶表示装置においては、使用
者や背景などの写り込みを減少させ、また鏡面状の表示
となることを避け、そして広い視野角における明るさを
確保することを目的として散乱層を備えて構成されるこ
とが一般的である。
【0003】しかしながら、液晶表示装置に散乱層を加
えると、その層による光吸収も発生してしまうため、表
示が暗くなってしまうという問題があった。
【0004】また、例えば、特開平7−333598号
公報に開示されているように、偏光子に散乱層の機能も
兼ねさせることによって、散乱層を設けることによる光
の吸収を減少させることも考えられる。しかし、この公
報に開示された技術においては、樹脂からなる透明膜の
追加とその加工を伴うものであり、液晶表示装置の製造
には通常用いられていなかった特別な製造装置が必要と
なる。
【0005】本発明は、上記のような点に鑑みてなされ
たものであって、その目的は、表示が暗くなることなく
光を散乱させる機能を備え、しかも、特別な製造装置を
用いることなく製造できる液晶パネル基板およびその製
造方法ならびに液晶パネル基板を用いた液晶表示装置お
よび電子機器を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】(1) 本発明に係る液
晶パネル基板は、基板と、前記基板上に形成された表示
用電極と、を備える液晶パネル基板であって、前記表示
用電極は、粒状体が積層されて形成された、導電性の下
層膜と、金属からなり、前記下層膜上に形成された上層
膜とを有することを特徴とする。
【0007】本発明に係る液晶パネル基板は、粒状体が
積層されて形成された導電性の下層膜上に、金属からな
る上層膜が形成されて表示用電極が構成されている。し
たがって、粒状体が積層されて形成されていることによ
って生じる下層膜の凹凸が、下層膜上に形成された上層
膜にも現れる。そのため、表示用電極は、表面に凹凸を
有する反射層としても機能することができ、入射された
光を反射すると共に散乱させることができる。
【0008】このような表示用電極を有する液晶パネル
基板を、背面側の液晶パネル基板として液晶表示装置を
形成すると、光散乱層を追加することなく光を散乱させ
ることができるため、散乱層を追加して光を散乱させる
場合のように、散乱層による光の吸収のために表示が暗
くなることがなく、明るい液晶表示装置が得られる。ま
た、液晶に近接する表示用電極が、反射層としても機能
するため、光の透過量を制御する液晶層と反射層とが接
近し、斜めから見る場合における視差に起因する表示品
質の低下が少ない液晶表示装置を形成することができ
る。
【0009】さらに、表示用電極は、液晶パネル基板を
製造する際に用いられる通常の製造装置を用いて形成す
ることができ、特別の設備を必要としない。
【0010】(2) 本発明に係る液晶パネル基板は、
前記下層膜は、透明材料からなり、前記上層膜には、開
口部が形成されていることを特徴とする。
【0011】本発明によれば、このような液晶パネル基
板は、金属で形成された上層膜が開口部を備え、下層膜
が透明材料からなるため、表示用電極は、上層膜に形成
された開口部を介して光の一部を透過させ、上層膜の開
口部以外の部分で光の一部を反射することができる。し
たがって、表示用電極が半透過反射膜を兼ねることがで
き、このような液晶パネル基板を背面側の液晶パネル基
板として用いて半透過反射型の液晶表示装置を形成する
ことができる。
【0012】(3) 本発明に係る液晶パネル基板は、
前記下層膜は、ITO(Indium Tin Oxide)から形成さ
れていることを特徴とする。
【0013】本発明によれば、液晶パネル基板でごく一
般的に用いられ、導電性の高いITOによって表示用電
極の下層膜が形成される。したがって、液晶パネル基板
に通常用いられる製造装置を用いて下層膜を製造するこ
とができる。また、抵抗の小さい表示用電極を形成する
ことができる。
【0014】(4) 本発明に係る液晶パネル基板は、
前記上層膜は、アルミニウムまたは銀を主成分とする金
属で形成されていることを特徴とする。
【0015】本発明によれば、アルミニウムまたは銀
は、良導電性であり、着色が少なく反射率の高い反射膜
を形成することができるため、抵抗の小さい表示用電極
を形成することができると共に、反射率の高い反射層と
しても機能する表示用電極が得られる。
【0016】(5) 本発明に係る液晶パネル基板は、
前記下層膜は、前記粒状体が1〜10μm程度のピッチ
で配置され、前記粒状体の高さが0.1〜1.5μm程
度であることを特徴とする。
【0017】本発明によれば、散乱層として適切に機能
することが実験的に確認された表示用電極を備える液晶
パネル基板が得られる。
【0018】(6) 本発明に係る液晶表示装置は、前
記いずれかの液晶パネル基板と、前記液晶パネル基板の
電極と対向する側に透明電極が設けられ、前記液晶パネ
ル基板の前面側に配置された前面側液晶パネル基板と、
前記液晶パネル基板と前記前面側液晶パネル基板との間
に封入された液晶と、を備えることを特徴とする。
【0019】本発明に係る液晶表示装置は、光散乱層を
追加することなく光を前方に散乱させることができるた
め、散乱層を追加して光を散乱させる場合のように、散
乱層による光の吸収のために表示が暗くなることがな
く、明るい表示を行うことができる。また、液晶に近接
する電極が、反射層としても機能するため、光の透過量
を制御する液晶層と反射層とが接近し、斜めから表示面
を見る場合における視差に起因する表示品質の低下が少
ない液晶表示装置を形成することができる。
【0020】(7) 本発明に係る電子機器は、前記液
晶表示装置を表示手段として有することを特徴とする。
【0021】(8) 本発明に係る液晶パネル基板の製
造方法は、基板上に粒状体が積層されて形成されたIT
O膜を蒸着により成膜する工程と、前記ITO膜を表示
用電極の形状にパターニングする工程と、前記ITO膜
上にアルミニウムまたは銀を主成分とする金属からなる
上層膜を成膜する工程と、前記上層膜を、開口部を有す
る表示用電極の形状にパターニングする工程と、を有
し、前記ITO膜成膜工程における蒸着は、酸素分圧、
SnO2濃度、および蒸着スピードの少なくともいずれ
か一つを、通常条件とは異なる粒状体肥大化条件のもと
で行い、ここで、通常条件とは、 酸素分圧が、1×10―3〜5×10―3Pa程度 SnO2濃度が、3〜7wt%程度 蒸着スピードが、30〜50nm/s程度 であり、粒状体肥大化条件とは、 酸素分圧では、1×10―4〜3×10―3Pa程度 SnO2濃度では、5〜15wt%程度 蒸着スピードでは、40〜200nm/s程度 であることを特徴とする。
【0022】本発明によれば、ITO膜を形成する粒状
体が、通常条件のもとでの蒸着による場合に比し、大型
化し適切な大きさとなるため、ITO膜上に形成される
上層膜が光を散乱させるために適切な凹凸を備えること
ができる。
【0023】また、上層膜に開口部が形成されるため、
半透過反射膜として機能させることが可能な表示用電極
を形成することができる。
【0024】(9) 本発明に係る液晶パネル基板の製
造方法は、基板上に粒状体が積層されて形成されたIT
O膜を蒸着により成膜する工程と、前記ITO膜上にア
ルミニウムまたは銀を主成分とする金属からなる上層膜
を成膜する工程と、前記ITO膜および前記上層膜を表
示用電極の形状にパターニングする工程と、を有し、前
記ITO膜成膜工程における蒸着は、酸素分圧、SnO
2濃度、および蒸着スピードの少なくともいずれか一つ
を、通常条件とは異なる粒状体肥大化条件のもとで行
い、ここで、通常条件とは、 酸素分圧が、1×10―3〜5×10―3Pa程度 SnO2濃度が、3〜7wt%程度 蒸着スピードが、30〜50nm/s程度 であり、粒状体肥大化条件とは、 酸素分圧では、1×10―4〜3×10―3Pa程度 SnO2濃度では、5〜15wt%程度 蒸着スピードでは、40〜200nm/s程度 であることを特徴とする。
【0025】本発明によれば、ITO膜を形成する粒状
体が、通常条件のもとでの蒸着による場合に比し、大型
化し適切な大きさとなるため、ITO膜上に形成される
アルミニウム膜が光を散乱させるために適切な凹凸を備
えることができる。
【0026】また、ITOのパターニングと、アルミニ
ウムのパターニングが、同時に行われるため、少ない工
程数で液晶パネル基板を製造することができる。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施形態に
ついて、図面を参照しながら、さらに具体的に説明す
る。
【0028】1. <第1実施形態> 1.1 液晶表示装置の構造および作用 図1は、本実施形態の液晶表示装置10を示す模式的な
断面図である。この図に示すように、液晶表示装置10
は、液晶セル18の前面側(表示面側)に偏光子14と
位相差板16とを配置し、液晶セル18の背面側には偏
光子60と照明装置としての導光板64とを配置して形
成されている。なお、図1および同様な他の図面におい
ては、液晶表示装置を構成する各要素間に隙間があるよ
うに描かれているが、これは図示の便宜上のものであ
り、実際には各要素が互いにほぼ密着する状態となって
いる。
【0029】位相差板16は、STN型の液晶セル18
の屈折率異方性に起因する着色を解消するためのもので
ある。位相差板16は、ポリスチレンやポリカーボネー
トなどの高分子材料を延伸して形成された高分子フィル
ムとして形成され、屈折率異方性を持つ。
【0030】導光板64は、光源66からの光が例えば
パネル固定枠68内などを導かれて端面65に入射さ
れ、その光を液晶セル18に向けて出射するものであ
る。導光板64は、光学的にほぼ等方な例えばポリオレ
フィン樹脂で形成されている。また、光源66からの光
を導光板64まで導くパネル固定枠68は、光学的に等
方なポリオレフィン樹脂、ポリカーボネート樹脂、ある
いはアクリル樹脂などから構成されている。光源66か
ら出射された光は、パネル固定枠68によって導光板6
4の端面65まで導かれて導光板64内に導入され、液
晶セル18に向かって出射される。なお、光源52とし
ては、LED(発光ダイオード)または蛍光管などが用
いられる。
【0031】液晶セル18は、基板21上にストライプ
状の透明電極22が片面に形成された前面側液晶パネル
基板としての表示面側の液晶パネル基板20と、基板3
1上にやはりストライプ状の表示用電極32が片面に形
成された液晶パネル基板30とが、ギャップ材(図示せ
ず)などによって所定間隔離され、液晶パネル基板20
の透明電極22と液晶パネル基板30の表示用電極32
とが格子状に対向する単純マトリックス型の液晶セル1
8となっている。これら一対の液晶パネル基板20,3
0の間にはSTN型の液晶50が充填され、それら液晶
パネル基板20,30の対向する周縁がシール材52に
よって封止されている。なお、図1においては、一対の
液晶パネル基板20,30の間を広く離して描いてある
が、これは図示を明確化するためであり、実際には一対
の液晶パネル基板20,30は数μmないし十数μmの
狭いギャップを隔てて対向している。また、ストライプ
状の透明電極22および表示用電極32は、図1におい
ては数本しか描かれていないが、実際にはマトリックス
表示の分解能に対応して、それぞれ多数のストライプ状
の透明電極および表示用電極として設けられている。
【0032】さらに、表示面側の液晶パネル基板20に
は、図1に模式的に示すように、カラーフィルタ24が
設けられており、カラーフィルタ24の表面は平坦化膜
(top coat)26で覆われている。平坦化膜26の表面
には、前述したストライプ状の透明電極22が設けられ
ている。
【0033】なお、背面側の液晶パネル基板30につい
ては、次に詳述する。
【0034】また、液晶表示装置10は、図1に図示し
た構成要素以外にも、液晶24に面して設けられる配向
膜、そして電極22,32を駆動する駆動回路なども備
えている。
【0035】1.2 液晶パネル基板 液晶セル18を構成する2枚の液晶パネル基板のうち、
表示面から遠い側すなわち背面側の液晶パネル基板30
を、図2に模式的な平面図として示し、図3に液晶パネ
ル基板30の表示面側の表面付近をさらに詳細に示す模
式的な断面図として示す。これらの図に示すように、液
晶パネル基板30は、基板31と、基板31上に形成さ
れた表示用電極32と、やはり基板31上に形成され、
それぞれ対応する表示用電極32に接続された接続端子
40とを備えて形成されている。なお、図2における点
線は、多数設けられている表示用電極32または接続端
子40を省略して描いてあることを示している。
【0036】表示用電極32は、図1および図3に示す
ように、基板31上に形成された下層膜36、および下
層膜36上に形成された上層膜34の2層から形成され
ている。
【0037】下層膜36は、図3に示すように、粒状体
37が積層された構造を持つITO(Indium Tin Oxid
e)膜であり、透明で導電性を有する。このように、I
TOからなる下層膜36は、粒状体37が積層されて形
成された構造となっているため、表面に凹凸を備えてい
る。また、図3を更に拡大した図4に示すように、下層
膜36は、粒状体37が1〜10μm程度のピッチPで
配置され、粒状体37の高さHが0.1〜1.5μm程
度となっている。粒状体37を、このようなピッチおよ
び高さに形成することによって、散乱層として適切に機
能することが実験的に確認された表示用電極32を備え
る液晶パネル基板が得られる。また、液晶パネル基板に
おいて一般的に用いられ導電性の高いITOによって形
成される下層膜36は、液晶パネル基板の製造に通常用
いられる製造装置を用いて製造することができる。
【0038】上層膜34は、アルミニウムまたは銀を主
成分とする金属によって形成されている。アルミニウム
または銀は、良導電性であり、着色が少なく反射率の高
い反射膜を形成することができるため、抵抗の小さい表
示用電極32を形成できると共に、反射率の高い反射層
としても機能する表示用電極32が得られる。また、粒
状体37が積層されて形成されていることによって生じ
る下層膜36の凹凸が、下層膜36上に形成された上層
膜34にも現れる。そのため、表示用電極32は、表面
に凹凸を有する反射層としても機能することができ、入
射された光を反射すると共に散乱させることができる。
なお、上層膜34の凹凸は、図4に示したように、下層
膜36を形成する粒状体37が1〜10μm程度のピッ
チPで配置され、粒状体37の高さHが0.1〜1.5
μm程度となっているために発生する下層膜36表面の
凹凸に対応した形状となっている。このような形状の凹
凸を有する上層膜34は、散乱層として適切に機能する
ことが実験的に確認されている。
【0039】上述のような表示用電極32を有する液晶
パネル基板30を、背面側の液晶パネル基板30として
液晶表示装置10を形成すると、光散乱層を追加するこ
となく光を散乱させることができるため、散乱層を追加
して光を散乱させる場合のように、散乱層による光の吸
収のために表示が暗くなることがなく、明るい液晶表示
装置10が得られる。また、液晶に近接する表示用電極
32が、反射層としても機能するため、光の透過量を制
御する液晶50と反射層とが接近し、斜めから見る場合
における視差に起因する表示品質の低下が少ない液晶表
示装置10を形成することができる。
【0040】また、上層膜には、図2および図3に示す
ように開口部35が設けられている。なお、表示用電極
32は上層膜34および下層膜36からなり、開口部3
5の部分にも透明な導電材料であるITOからなる下層
膜36が存在するため、上層膜34に設けられた開口部
35の存在によって、液晶50に対して電界の印加が行
われない領域が生じることはない。このような液晶パネ
ル基板30は、金属で形成された上層膜34が開口部3
5を備え、下層膜36が透明材料であるITOからなる
ため、表示用電極32は、上層膜34に形成された開口
部35を介して光を透過させ、上層膜34の開口部35
以外の部分で光を反射することができる。したがって、
表示用電極32が半透過反射膜を兼ねることができ、こ
のような液晶パネル基板30を背面側の液晶パネル基板
30として半透過反射型の液晶表示装置10を形成する
と、半透過反射型の液晶表示装置10が得られる。
【0041】以上のように、本実施形態の液晶表示装置
10においては、反射層としても機能する表示用電極3
2によって、液晶表示装置10に入射した光が散乱され
るため、散乱層を別に設ける場合のように散乱層による
吸収に伴って表示が暗くなることなく、使用者や背景な
どの写り込みが少なくなるとともに、鏡面状の表示とな
ることを避けることができる。
【0042】1.3 液晶パネル基板の製造方法 次に、液晶セル18を構成する2枚の液晶パネル基板の
うち、表示面から遠い側すなわち背面側の液晶パネル基
板30の製造方法について述べる。
【0043】まず、基板31上に下層膜36としてのI
TO膜を蒸着により成膜する。この蒸着においては、I
TO膜の蒸着における3つの主要条件、すなわち酸素分
圧、SnO2濃度、および蒸着スピードの内、2つの条
件を通常条件とし、1つの条件を粒状体を肥大化させる
ために適切な条件(粒状体肥大化条件)とすることによ
って、ITO膜の表面に凹凸を形成する。例えば、酸素
分圧を4×10―3Pa、SnO2濃度を5wt%と
し、蒸着スピードを通常の3倍程度である150nm/
sとすることによって、ITO膜を形成する粒状体が通
常条件の場合より肥大化させて、粒状体37が1〜10
μm程度のピッチPで配置され、粒状体の高さHが0.
1〜1.5μm程度となるようにすることができ、図4
とともに前述したような凹凸を、ITO膜の表面に形成
することができる。
【0044】なお、このように粒状体を肥大化させてI
TO膜の表面に適切な凹凸を形成するためには、ITO
蒸着における3つの主要条件のうちいずれか1つの条件
を粒状体肥大化条件とし、他の2つの条件を通常条件と
することによって形成することができる。
【0045】ここで、通常条件とは、 酸素分圧が、1×10―3〜5×10―3Pa程度 SnO2濃度が、3〜7wt%程度 蒸着スピードが、30〜50nm/s程度 であり、粒状体肥大化条件とは、 酸素分圧では、1×10―4〜3×10―3Pa程度 SnO2濃度では、5〜15wt%程度 蒸着スピードでは、40〜200nm/s程度 である。
【0046】次に、下層膜36としてのITO膜に対し
てフォトリソグラフィーおよびエッチングを施すことに
よって、ITO膜を表示用電極32の形状にパターニン
グする。
【0047】次に、下層膜36が形成された基板31上
にアルミニウムまたは銀を主成分とする上層膜34を成
膜する。この成膜は、例えば、10−1Pa程度の真空
度におけるスパッタ法によって、アルミニウムを堆積さ
せることによって行われる。
【0048】その後、上層膜34に対してフォトリソグ
ラフィーおよびエッチングを施すことによって、上層膜
34を開口部35を有する表示用電極32の形状にパタ
ーニングする。これによって、所定形状の表示用電極3
2が基板31上に形成された液晶パネル基板30が得ら
れる。
【0049】本実施形態の液晶パネル基板30の製造方
法によれば、下層膜36としてのITO膜を形成する粒
状体37が、通常条件のもとでの蒸着による場合に比
し、大型化し適切な大きさとなるため、下層膜36すな
わちITO膜上に形成される上層膜34が光を散乱させ
るために適切な凹凸を備えることができる。
【0050】また、アルミニウムまたは銀を主成分とす
る金属からなる上層膜34に開口部35が形成されるた
め、半透過反射膜として機能させることが可能な表示用
電極32を形成することができる。
【0051】1.4 液晶表示装置を備えた電子機器 図5(A)、(B)、および(C)は、本実施形態の液
晶表示装置10を表示部として用いた電子機器の例を示
す外観図である。図5(A)は、携帯電話機88であ
り、その前面上方に液晶表示装置10を備えている。図
5(B)は、腕時計92であり、本体の前面中央に液晶
表示装置10を用いた表示部が設けられている。図5
(C)は、携帯情報機器96であり、液晶表示装置10
からなる表示部と入力部98とを備えている。これらの
電子機器は、液晶表示装置10の他に、図示しないが、
表示情報出力源、表示情報処理回路、クロック発生回路
などの様々な回路や、それらの回路に電力を供給する電
源回路などからなる表示信号生成部を含んで構成され
る。表示部には、例えば携帯情報機器の場合にあっては
入力部98から入力された情報等に基づき表示信号生成
部によって生成された表示信号が供給されることによっ
て表示画像が形成される。
【0052】なお、本実施形態の液晶表示装置10が組
み込まれる電子機器としては、携帯電話機、腕時計、お
よび携帯情報機器に限らず、ノート型パソコン、電子手
帳、ページャ、電卓、POS端末、ICカード、ミニデ
ィスクプレーヤなど様々な電子機器が考えられる。
【0053】1.5 第1実施形態の変形例 本発明は前述した実施形態に限定されるものではなく、
本発明の要旨の範囲内または特許請求の範囲の均等範囲
内で各種の変形実施が可能である。
【0054】1.5.1 上記においては、下層膜とし
てITO膜を用いる例を示したが、粒状体が積層された
構造によって表面に適切な形状の凹凸が形成できる透明
膜であれば、下層膜は他の導電体、例えばSnO、ま
たはZnOであってもよい。なお、この場合、粒状体
を適切な大きさとするための膜形成方法は、蒸着には限
らず、例えばCVD、またはスパッタであってもよい。
また、蒸着を用いた場合でも、その条件は使用した導電
体に対して適切な条件を選択する必要がある。
【0055】1.5.2 前記においては、表示用電極
32の上層膜34に開口部35を設けて、光の一部の透
過を可能とすることによって、半透過反射型の液晶表示
装置10を形成する例を示した。しかしながら、表示用
電極32の上層膜34を十分薄い膜厚(例えばアルミニ
ウムで形成する場合は10〜30nm)で形成すること
によっても、表示用電極32は光の一部を反射し、一部
を透過する。したがって、このような膜厚で表示用電極
32の上層膜34を形成すれば、前述の例のように表示
用電極32の上層膜34に開口部35を設けることな
く、半透過反射型の液晶表示装置を形成することができ
る。
【0056】1.5.3 前記においては、STN型の
液晶を用いた液晶セル18が持つ光学異方性に起因する
着色を解消するために、位相差板16を使用する例を示
したが、そのような着色が問題とならない場合、あるい
は光学異方性が少ない液晶例えばTN型の液晶を用いた
液晶セルとした場合には、必ずしも位相差板16は設け
る必要はない。
【0057】1.5.4 前記においては、カラーフィ
ルタ24およびそれを覆う平坦化膜26を設ける例を示
したが、モノクロ表示の液晶表示装置とする場合は、カ
ラーフィルタ24および平坦化膜26は設けなくともよ
い。
【0058】1.5.5 前記においては、STN型の
液晶を用いた単純マトリクス液晶表示装置の例を示した
が、液晶表示装置としては、駆動方式で言えば、スタテ
ィック駆動液晶表示装置、また、スイッチング素子を用
いたTFT(Thin Film Transistor)で代表される三端子
型薄膜トランジスタ素子あるいはTFD(Thin Film Dio
de)で代表される二端子型非線形素子を用いたアクティ
ブマトリックス液晶表示装置、電気光学特性で言えば、
TN型、ゲストホスト型、相転移型、強誘電型など、種
々のタイプの液晶表示装置を用いることができる。
【0059】2. <第2実施形態> 第2実施形態は、背面側の液晶パネル基板において、表
示用電極の上層膜に開口部が設けられてない点、それに
伴って、液晶パネル基板の製造方法がいくぶん簡略化さ
れている点、そして液晶表示装置が反射型として形成さ
れている点が、第1実施形態とは異なる。それ以外の点
は、第1実施形態と同様であるので、その説明を省略す
る。また、図面において対応する部分には第1実施形態
と同一の符号を付す。
【0060】2.1 液晶表示装置および液晶パネル基
板 図6は、本実施形態の液晶表示装置70を示す模式的な
断面図である。この図に示すように、液晶表示装置70
は、反射型の液晶表示装置であるため、第1実施形態の
液晶表示装置10において液晶セル18の背面側に位置
する偏光子60および導光板64は設けられていない。
液晶表示装置70は、液晶セル18の前面側(表示面
側)に偏光子14と位相差板16とを配置して形成され
ている。
【0061】図7は本実施形態の本実施形態の液晶表示
装置70を構成する背面側の液晶パネル基板72を示す
模式的な平面図であり、第1実施形態における図2に対
応している。この図に示すように、本実施形態の液晶表
示装置70を構成する背面側の液晶パネル基板72は、
表示用電極74に開口部が形成されていない点が第1実
施形態における背面側の液晶パネル基板と異なる。
【0062】2.2 液晶パネル基板の製造方法 液晶セル71を構成する2枚の液晶パネル基板20,7
2のうち、表示面から遠い側すなわち背面側の液晶パネ
ル基板72の製造方法について述べる。
【0063】まず、基板31上にITO膜を蒸着により
成膜する。この蒸着は、第1実施形態の場合と同様に行
われ、ITO膜を形成する粒状体37を通常条件の場合
より肥大化させて、図4に示したように、粒状体37が
1〜10μm程度のピッチPで配置され、粒状体37の
高さHが0.1〜1.5μm程度として形成される。
【0064】次に、下層膜36としてのITO膜に対し
てフォトリソグラフィーおよびエッチングを施すことに
よって、ITO膜を表示用電極74の形状にパターニン
グする。
【0065】次のステップとしては、第1実施形態で示
したITO膜のパターニングは行わずに、下層膜36が
形成された基板31上にアルミニウムまたは銀を主成分
とする金属からなる上層膜34の成膜を行う。この成膜
は、例えば、10−1Pa程度の真空度におけるスパッ
タ法によって、アルミニウムを堆積させることによって
行われる。
【0066】その後、上層膜34および下層膜36に対
してフォトリソグラフィーおよびエッチングを施して、
上層膜34および下層膜36の2層を同時に表示用電極
74の形状にパターニングする。これによって、所定形
状の表示用電極74が基板31上に形成された液晶パネ
ル基板72が得られる。
【0067】本実施形態の液晶パネル基板30の製造方
法においても、下層膜36としてのITO膜を形成する
粒状体37が、通常条件のもとでの蒸着による場合に比
し、大型化し適切な大きさとなるため、下層膜36上に
形成される上層膜34が光を散乱させるために適切な凹
凸を備えることができる。
【0068】2.3 第2実施形態の変形例 第2実施形態においても、前述した第1実施形態に対す
る変形例1.5.3、1.5.4、および1.5.5が
同様に実施できる。本実施形態においては、さらに次の
ような変形例も可能である。
【0069】2.2.1 上記においては、下層膜とし
て透明なITO膜を用いる例を示した。しかし、粒状体
が積層された構造によって表面に適切な形状の凹凸が形
成できるのであれば、下層膜は、他の透明な導電体、例
えばSnOまたはZnOであってもよいし、不透明
な導電体であってもよい。なお、この場合、粒状体を適
切な大きさとするための膜形成方法は、蒸着には限ら
ず、例えばCVD、またはスパッタであってもよい。ま
た、蒸着を用いた場合でもその条件は使用した導電体に
対して適切な条件を選択する必要がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態の液晶表示装置を示す模式的な断
面図である。
【図2】第1実施形態の背面側の液晶パネル基板を示す
模式的な平面図である。
【図3】図2に示した液晶パネル基板の表面付近におけ
る詳細を示す模式的な断面図である。
【図4】図3を更に拡大して示す模式的な断面図であ
る。
【図5】第1実施形態の液晶表示装置を用いた電子機器
を示す外観図であり、(A)は携帯電話機であり、
(B)は腕時計であり、(C)は携帯情報機器である。
【図6】第2実施形態の液晶表示装置を示す模式的な断
面図である。
【図7】第2実施形態の背面側の液晶パネル基板を示す
模式的な平面図である。
【符号の説明】
10,70 液晶表示装置 18,71 液晶セル 20 液晶パネル基板(表示面側) 22 透明電極 30,72 液晶パネル基板(背面側) 31 基板 32,74 表示用電極 34,75 上層膜 35 開口部 36 下層膜 37 粒状体 50 液晶
フロントページの続き Fターム(参考) 2H088 EA03 FA10 FA18 FA30 GA02 HA02 HA12 HA15 JA13 MA06 MA07 2H092 GA05 GA16 GA17 GA19 HA02 HA05 MA04 MA13 MA17 MA35 MA37 NA01 NA25 PA08 PA10 PA12 QA10 5C094 AA07 AA12 AA22 AA43 BA45 CA19 CA23 DA13 DB04 EA04 EA05 EA06 EB02 EB04 ED03 ED11 ED13 FA01 FA02 FB02 FB12 GB10 JA01 JA08 JA20

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板と、前記基板上に形成された表示用
    電極と、を備える液晶パネル基板であって、 前記表示用電極は、 粒状体が積層されて形成された、導電性の下層膜と、 金属からなり、前記下層膜上に形成された上層膜とを有
    することを特徴とする液晶パネル基板。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記下層膜は、透明材料からなり、 前記上層膜には、開口部が形成されていることを特徴と
    する液晶パネル基板。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2において、 前記下層膜は、ITO(Indium Tin Oxide)から形成さ
    れていることを特徴とする液晶パネル基板。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし請求項3のいずれかにお
    いて、 前記上層膜は、アルミニウムまたは銀を主成分とする金
    属で形成されていることを特徴とする液晶パネル基板。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし請求項4のいずれかにお
    いて、 前記下層膜は、前記粒状体が1〜10μm程度のピッチ
    で配置され、前記粒状体の高さが0.1〜1.5μm程
    度であることを特徴とする液晶パネル基板。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし請求項5のいずれかに記
    載の液晶パネル基板と、 前記液晶パネル基板の電極と対向する側に透明電極が設
    けられ、前記液晶パネル基板の前面側に配置された前面
    側液晶パネル基板と、 前記液晶パネル基板と前記前面側液晶パネル基板との間
    に封入された液晶と、 を備えることを特徴とする液晶表示装置。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の液晶表示装置を表示手
    段として有することを特徴とする電子機器。
  8. 【請求項8】 基板上に粒状体が積層されて形成された
    ITO膜を蒸着により成膜する工程と、 前記ITO膜を表示用電極の形状にパターニングする工
    程と、 前記ITO膜上にアルミニウムまたは銀を主成分とする
    金属からなる上層膜を成膜する工程と、 前記上層膜を、開口部を有する表示用電極の形状にパタ
    ーニングする工程と、 を有し、 前記ITO膜成膜工程における蒸着は、酸素分圧、Sn
    2濃度、および蒸着スピードの少なくともいずれか一
    つを、通常条件とは異なる粒状体肥大化条件のもとで行
    い、 ここで、通常条件とは、 酸素分圧が、1×10―3〜5×10―3Pa程度 SnO2濃度が、3〜7wt%程度 蒸着スピードが、30〜50nm/s程度 であり、 粒状体肥大化条件とは、 酸素分圧では、1×10―4〜3×10―3Pa程度 SnO2濃度では、5〜15wt%程度 蒸着スピードでは、40〜200nm/s程度 であることを特徴とする液晶パネル基板の製造方法。
  9. 【請求項9】 基板上に粒状体が積層されて形成された
    ITO膜を蒸着により成膜する工程と、 前記ITO膜上にアルミニウムまたは銀を主成分とする
    金属からなる上層膜を成膜する工程と、 前記ITO膜および前記上層膜を表示用電極の形状にパ
    ターニングする工程と、を有し、 前記ITO膜成膜工程における蒸着は、酸素分圧、Sn
    2濃度、および蒸着スピードの少なくともいずれか一
    つを、通常条件とは異なる粒状体肥大化条件のもとで行
    い、 ここで、通常条件とは、 酸素分圧が、1×10―3〜5×10―3Pa程度 SnO2濃度が、3〜7wt%程度 蒸着スピードが、30〜50nm/s程度 であり、 粒状体肥大化条件とは、 酸素分圧では、1×10―4〜3×10―3Pa程度 SnO2濃度では、5〜15wt%程度 蒸着スピードでは、40〜200nm/s程度 であることを特徴とする液晶パネル基板の製造方法。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2003149688A (ja) * 2001-11-12 2003-05-21 Murakami Corp 携帯型端末機器
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KR100951129B1 (ko) * 2002-03-01 2010-04-07 가부시키가이샤 한도오따이 에네루기 켄큐쇼 액정 표시장치 및 그의 제조방법
US9448432B2 (en) 2002-03-01 2016-09-20 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Liquid crystal display device

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