JP2000283355A - パイプ継手 - Google Patents
パイプ継手Info
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- JP2000283355A JP2000283355A JP11088453A JP8845399A JP2000283355A JP 2000283355 A JP2000283355 A JP 2000283355A JP 11088453 A JP11088453 A JP 11088453A JP 8845399 A JP8845399 A JP 8845399A JP 2000283355 A JP2000283355 A JP 2000283355A
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16L—PIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16L21/00—Joints with sleeve or socket
- F16L21/02—Joints with sleeve or socket with elastic sealing rings between pipe and sleeve or between pipe and socket, e.g. with rolling or other prefabricated profiled rings
- F16L21/03—Joints with sleeve or socket with elastic sealing rings between pipe and sleeve or between pipe and socket, e.g. with rolling or other prefabricated profiled rings placed in the socket before connection
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16L—PIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16L37/00—Couplings of the quick-acting type
- F16L37/02—Couplings of the quick-acting type in which the connection is maintained only by friction of the parts being joined
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Joints With Sleeves (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は、パイプ接続作業の簡便化を図りな
がら、組立てが容易で、しかもパイプの接続を強固に維
持できるようにしたパイプ継手を提供することを課題と
する。 【解決手段】 パイプＡ，Ｂを継ぎ合わせるため、筒体
１の各半部の内周部に、それぞれ開口２へ向かって縮径
するテーパー面６が形成されるとともに、同テーパー面
６の大内径部分には縮径可能の弾性くさびリング７が配
設される。パイプＡ，Ｂが抜け出ようとする際にくさび
リング７をテーパー面６に沿い押し出して縮径させるた
め、パイプＡ，Ｂに密着しうるゴムリング10が、筒体１
の内周に滑らかに摺動しうる摺動リングに係合保持され
て、くさびリング７に隣接するように設けられる。くさ
びリング７が縮径状態になるとパイプＡ，Ｂの外周面に
食い込み、同パイプが抜け出るのを阻止する。
がら、組立てが容易で、しかもパイプの接続を強固に維
持できるようにしたパイプ継手を提供することを課題と
する。 【解決手段】 パイプＡ，Ｂを継ぎ合わせるため、筒体
１の各半部の内周部に、それぞれ開口２へ向かって縮径
するテーパー面６が形成されるとともに、同テーパー面
６の大内径部分には縮径可能の弾性くさびリング７が配
設される。パイプＡ，Ｂが抜け出ようとする際にくさび
リング７をテーパー面６に沿い押し出して縮径させるた
め、パイプＡ，Ｂに密着しうるゴムリング10が、筒体１
の内周に滑らかに摺動しうる摺動リングに係合保持され
て、くさびリング７に隣接するように設けられる。くさ
びリング７が縮径状態になるとパイプＡ，Ｂの外周面に
食い込み、同パイプが抜け出るのを阻止する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、パイプの端部に他
のパイプの端部を継ぎ合わせるためのパイプ継手に関
し、特に電気ケーブルを内蔵すべく地中に埋設されるパ
イプの接続に用いて好適のパイプに関する。
のパイプの端部を継ぎ合わせるためのパイプ継手に関
し、特に電気ケーブルを内蔵すべく地中に埋設されるパ
イプの接続に用いて好適のパイプに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来のパイプ継手としては、本発明者の
提案した特開平１０−１７６７７４号公報に記載のもの
があり、同公報から引用した図２に示すごとく構成され
るようになっている。すなわち、本体筒20に挿入口21を
通じて挿入されるパイプ22が、初期には嵌脱可能になっ
ていて、実際にパイプ22が接続される際には、同パイプ
22の外周面に突当リング40が、本体筒20の壁部に形成さ
れた導入口26を通じて接着剤25を導入することによりパ
イプ22の外周面に固着されるようになっている。そし
て、パイプ22が外力により本体筒20から相対的に引き抜
かれようとすると、同パイプ22に固着された突当リング
40がＯリング36を介し縮径可能の割溝35付き弾性くさび
リング34を押圧し、同くさびリング34が本体筒20の内周
面におけるテーパー面30に沿い移行して縮径状態になる
と、同くさびリング34がパイプ22の外周面に食い込んで
同パイプ22の離脱を抑止するようになっている。なお、
導入口26には閉止栓28が設けられている。
提案した特開平１０−１７６７７４号公報に記載のもの
があり、同公報から引用した図２に示すごとく構成され
るようになっている。すなわち、本体筒20に挿入口21を
通じて挿入されるパイプ22が、初期には嵌脱可能になっ
ていて、実際にパイプ22が接続される際には、同パイプ
22の外周面に突当リング40が、本体筒20の壁部に形成さ
れた導入口26を通じて接着剤25を導入することによりパ
イプ22の外周面に固着されるようになっている。そし
て、パイプ22が外力により本体筒20から相対的に引き抜
かれようとすると、同パイプ22に固着された突当リング
40がＯリング36を介し縮径可能の割溝35付き弾性くさび
リング34を押圧し、同くさびリング34が本体筒20の内周
面におけるテーパー面30に沿い移行して縮径状態になる
と、同くさびリング34がパイプ22の外周面に食い込んで
同パイプ22の離脱を抑止するようになっている。なお、
導入口26には閉止栓28が設けられている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述のよう
な従来のパイプ継手では、パイプ接続作業の初期には、
接着剤25を導入しない限り、パイプ22が本体筒20に対し
嵌脱可能とされるので、調整作業に余裕を与える利点が
得られる半面、構造が複雑で、しかもパイプの接続時に
は接着剤を導入する操作が必要になるという問題点があ
る。そこで本発明は、パイプ接続作業の簡便化を図りな
がら、組立てが容易で、しかもパイプの接続を強固に維
持できるようにしたパイプ継手を提供することを課題と
する。
な従来のパイプ継手では、パイプ接続作業の初期には、
接着剤25を導入しない限り、パイプ22が本体筒20に対し
嵌脱可能とされるので、調整作業に余裕を与える利点が
得られる半面、構造が複雑で、しかもパイプの接続時に
は接着剤を導入する操作が必要になるという問題点があ
る。そこで本発明は、パイプ接続作業の簡便化を図りな
がら、組立てが容易で、しかもパイプの接続を強固に維
持できるようにしたパイプ継手を提供することを課題と
する。
【０００４】
【課題を解決するための手段】前述の課題を解決するた
め、本発明のパイプ継手は、相互に継ぎ合わされる一対
のパイプの各端部の外周面に重合すべく両端にパイプ挿
入用開口を有する筒体において、同筒体の両半部の各内
周部に、それぞれ対応する上記開口へ向かってしだいに
内径の減少するテーパー面が形成されるとともに、同テ
ーパー面の大内径部分にくさびリングが装填されて、同
くさびリングが上記テーパー面の小内径部分へ向かって
移行する際の弾性的縮径状態で上記パイプの外周面に食
い込むべく縮径用割溝付き弾性くさびリングとして構成
され、上記筒体の内面に沿い滑らかに摺動可能の摺動リ
ングが上記テーパー面の大内径部分における上記くさび
リングに隣接して設けられるとともに、同摺動リングの
上記くさびリングから離隔する方向への摺動を抑止する
摺動抑止用段部が上記筒体の内周方向に形成され、上記
開口から挿入された上記パイプの外周面に密着しうるゴ
ムリングが、上記摺動リングの内周部に係合保持されて
いることを特徴としている。
め、本発明のパイプ継手は、相互に継ぎ合わされる一対
のパイプの各端部の外周面に重合すべく両端にパイプ挿
入用開口を有する筒体において、同筒体の両半部の各内
周部に、それぞれ対応する上記開口へ向かってしだいに
内径の減少するテーパー面が形成されるとともに、同テ
ーパー面の大内径部分にくさびリングが装填されて、同
くさびリングが上記テーパー面の小内径部分へ向かって
移行する際の弾性的縮径状態で上記パイプの外周面に食
い込むべく縮径用割溝付き弾性くさびリングとして構成
され、上記筒体の内面に沿い滑らかに摺動可能の摺動リ
ングが上記テーパー面の大内径部分における上記くさび
リングに隣接して設けられるとともに、同摺動リングの
上記くさびリングから離隔する方向への摺動を抑止する
摺動抑止用段部が上記筒体の内周方向に形成され、上記
開口から挿入された上記パイプの外周面に密着しうるゴ
ムリングが、上記摺動リングの内周部に係合保持されて
いることを特徴としている。
【０００５】また、本発明のパイプ継手は、上記の摺動
リングとくさびリングとの間に上記ゴムリングの一端の
周縁部が介在するとともに、上記の摺動リングと摺動抑
止用段部との間に上記ゴムリングの他端の周縁部が介在
していることを特徴としている。
リングとくさびリングとの間に上記ゴムリングの一端の
周縁部が介在するとともに、上記の摺動リングと摺動抑
止用段部との間に上記ゴムリングの他端の周縁部が介在
していることを特徴としている。
【０００６】さらに、本発明のパイプ継手は、上記摺動
リングが硬質のプラスチック材から成り、同摺動リング
の内周に沿って形成された凹溝に、上記ゴムリングの外
周に形成された凸条が嵌合していることを特徴としてい
る。
リングが硬質のプラスチック材から成り、同摺動リング
の内周に沿って形成された凹溝に、上記ゴムリングの外
周に形成された凸条が嵌合していることを特徴としてい
る。
【０００７】上述の本発明のパイプ継手では、継ぎ合わ
されるパイプが筒体の開口を通じ同筒体の内部へ挿入さ
れると、同筒体内における摺動リングの内周部に係合保
持されたゴムリングが上記パイプの外周面に密着した状
態になり、このようにして上記筒体の両端の開口からそ
れぞれ挿入された一対のパイプの接続が行なわれる。
されるパイプが筒体の開口を通じ同筒体の内部へ挿入さ
れると、同筒体内における摺動リングの内周部に係合保
持されたゴムリングが上記パイプの外周面に密着した状
態になり、このようにして上記筒体の両端の開口からそ
れぞれ挿入された一対のパイプの接続が行なわれる。
【０００８】そして、上記パイプが上記筒体から抜け出
る方向に外力を受けると、同筒体に密着した上記ゴムリ
ングも同筒体と共に上記開口へ向かって動くことになる
が、このような上記ゴムリングの動きは、同ゴムリング
と一体の上記摺動リングが上記筒体の内面に沿い滑らか
に摺動可能になっているため支障なく行なわれる。
る方向に外力を受けると、同筒体に密着した上記ゴムリ
ングも同筒体と共に上記開口へ向かって動くことになる
が、このような上記ゴムリングの動きは、同ゴムリング
と一体の上記摺動リングが上記筒体の内面に沿い滑らか
に摺動可能になっているため支障なく行なわれる。
【０００９】上述のようなゴムリングと摺動リングとの
動きに伴い、これらに押された上記くさびリングも上記
筒体の内面のテーパー面の大内径部分から小内径部分へ
向かって移行するようになり、このようなテーパー面に
沿う上記くさびリングの移行による同くさびリングの弾
性的縮径状態で、同くさびリングの上記パイプ外周面へ
の食い込みが的確に行なわれる。したがって上記パイプ
は上記筒体から抜け出るのを阻止され、上記筒体の各半
部に挿入された一対のパイプの接続状態が強固に維持さ
れるようになる。
動きに伴い、これらに押された上記くさびリングも上記
筒体の内面のテーパー面の大内径部分から小内径部分へ
向かって移行するようになり、このようなテーパー面に
沿う上記くさびリングの移行による同くさびリングの弾
性的縮径状態で、同くさびリングの上記パイプ外周面へ
の食い込みが的確に行なわれる。したがって上記パイプ
は上記筒体から抜け出るのを阻止され、上記筒体の各半
部に挿入された一対のパイプの接続状態が強固に維持さ
れるようになる。
【００１０】また、上記の摺動リングとくさびリングと
の間に上記ゴムリングの一端の周縁部が介在するととも
に、上記の摺動リングと上記摺動抑止用段部との間に上
記ゴムリングの他端の周縁部が介在していると、上記摺
動リングは、上記筒体の内面との摺動面を除き、上記ゴ
ムリングにくるまれた状態となり、上記摺動リングと上
記ゴムリングとの一体性が高められるほか、上記摺動リ
ングの上記段部への当接や上記くさびリングへの当接が
ゴム材を介し緩衝的に行なわれるようになり、また上記
の摺動リングおよびゴムリングによる上記くさびリング
への押圧作用時の同くさびリングの縮径作用が、同くさ
びリングの不整変形を招くことなく適切に行なわれるよ
うになる。
の間に上記ゴムリングの一端の周縁部が介在するととも
に、上記の摺動リングと上記摺動抑止用段部との間に上
記ゴムリングの他端の周縁部が介在していると、上記摺
動リングは、上記筒体の内面との摺動面を除き、上記ゴ
ムリングにくるまれた状態となり、上記摺動リングと上
記ゴムリングとの一体性が高められるほか、上記摺動リ
ングの上記段部への当接や上記くさびリングへの当接が
ゴム材を介し緩衝的に行なわれるようになり、また上記
の摺動リングおよびゴムリングによる上記くさびリング
への押圧作用時の同くさびリングの縮径作用が、同くさ
びリングの不整変形を招くことなく適切に行なわれるよ
うになる。
【００１１】さらに、上記摺動リングが硬質のプラスチ
ック材で形成されて、同摺動リングの内周に沿う凹溝に
上記ゴムリングの外周に形成された凸条が嵌合する構成
になっていると、このパイプ継手の製造時における上記
摺動リングへの上記ゴムリングの組付け作業が大幅に簡
易化され、しかも使用時における上記の摺動リングとゴ
ムリングとの一体性が支障なく保たれるようになる。
ック材で形成されて、同摺動リングの内周に沿う凹溝に
上記ゴムリングの外周に形成された凸条が嵌合する構成
になっていると、このパイプ継手の製造時における上記
摺動リングへの上記ゴムリングの組付け作業が大幅に簡
易化され、しかも使用時における上記の摺動リングとゴ
ムリングとの一体性が支障なく保たれるようになる。
【００１２】
【発明の実施の形態】以下、図面により本発明の一実施
形態としてのパイプ継手について説明すると、図１はそ
の縦断面図である。
形態としてのパイプ継手について説明すると、図１はそ
の縦断面図である。
【００１３】本実施形態のパイプ継手も、図１に示すよ
うに、相互に継ぎ合わされる一対のパイプＡ，Ｂの各端
部外周面に重合できるように、筒体１の両端にそれぞれ
パイプ挿入用開口２をそなえており、同筒体１の中央部
内周には各パイプＡ，Ｂの進入を規制するフランジ３が
突設されている。そして、筒体両端の各パイプ挿入用開
口２の内周部には、同内周部に形成された凹溝４に係合
保持されるゴム製シールリング５が設けられている。
うに、相互に継ぎ合わされる一対のパイプＡ，Ｂの各端
部外周面に重合できるように、筒体１の両端にそれぞれ
パイプ挿入用開口２をそなえており、同筒体１の中央部
内周には各パイプＡ，Ｂの進入を規制するフランジ３が
突設されている。そして、筒体両端の各パイプ挿入用開
口２の内周部には、同内周部に形成された凹溝４に係合
保持されるゴム製シールリング５が設けられている。
【００１４】また、筒体１の両半部の各内周部に、それ
ぞれ対応する開口２へ向かってしだいに内径の減少する
テーパー面６が形成されており、同テーパー面６の大内
径部分にくさびリング７が装填されている。このくさび
リング７は、テーパー面６の小内径部分へ向かって移行
する際には縮径状態となってパイプＡ，Ｂの外周面に食
い込むことができるように、縮径用割溝７ａを有する弾
性くさびリングとして構成され、焼入れされた鋼材で造
られている。
ぞれ対応する開口２へ向かってしだいに内径の減少する
テーパー面６が形成されており、同テーパー面６の大内
径部分にくさびリング７が装填されている。このくさび
リング７は、テーパー面６の小内径部分へ向かって移行
する際には縮径状態となってパイプＡ，Ｂの外周面に食
い込むことができるように、縮径用割溝７ａを有する弾
性くさびリングとして構成され、焼入れされた鋼材で造
られている。
【００１５】さらに、筒体１の各半部の内周部には、同
筒体１の内面に沿い滑らかに摺動可能の摺動リング８
が、テーパー面６の大内径部分におけるくさびリング７
に隣接して設けられるとともに、同摺動リング８のくさ
びリング７から離隔する方向への摺動を抑止する摺動抑
止用段部９が、筒体１の内周方向に沿い形成されてい
る。
筒体１の内面に沿い滑らかに摺動可能の摺動リング８
が、テーパー面６の大内径部分におけるくさびリング７
に隣接して設けられるとともに、同摺動リング８のくさ
びリング７から離隔する方向への摺動を抑止する摺動抑
止用段部９が、筒体１の内周方向に沿い形成されてい
る。
【００１６】そして、開口２から挿入されたパイプＡ，
Ｂの外周面にそれぞれ密着しうるゴムリング10が、摺動
リング８の内周部に係合保持されており、本実施形態で
は摺動リング８が硬質のプラスチック材（例えば硬質の
塩化ビニール）で作られ、同摺動リング８の内周に沿っ
て形成された凹溝８ａに、ゴムリング10の外周に形成さ
れた凸条10ａが嵌合している。
Ｂの外周面にそれぞれ密着しうるゴムリング10が、摺動
リング８の内周部に係合保持されており、本実施形態で
は摺動リング８が硬質のプラスチック材（例えば硬質の
塩化ビニール）で作られ、同摺動リング８の内周に沿っ
て形成された凹溝８ａに、ゴムリング10の外周に形成さ
れた凸条10ａが嵌合している。
【００１７】また、摺動リング８とくさびリング７との
間にゴムリング10の一端の周縁部10ｂが介在するととも
に、摺動リング８と摺動抑止用段部９との間にゴムリン
グ10の他端の周縁部10ｃが介在している。
間にゴムリング10の一端の周縁部10ｂが介在するととも
に、摺動リング８と摺動抑止用段部９との間にゴムリン
グ10の他端の周縁部10ｃが介在している。
【００１８】上述の本実施形態のパイプ継手では、継ぎ
合わされるパイプＡ，Ｂが筒体１の開口２を通じ同筒体
１の内部へ挿入されると、同筒体内における摺動リング
８の内周部に係合保持されたゴムリング10がパイプＡ，
Ｂの外周面に密着した状態になり、このようにして筒体
１の両端の開口２からそれぞれ挿入された一対のパイプ
Ａ，Ｂの接続が行なわれる。
合わされるパイプＡ，Ｂが筒体１の開口２を通じ同筒体
１の内部へ挿入されると、同筒体内における摺動リング
８の内周部に係合保持されたゴムリング10がパイプＡ，
Ｂの外周面に密着した状態になり、このようにして筒体
１の両端の開口２からそれぞれ挿入された一対のパイプ
Ａ，Ｂの接続が行なわれる。
【００１９】そして、パイプＡ，Ｂが筒体１から抜け出
る方向に外力を受けると、同筒体１に密着したゴムリン
グも10同筒体１と共に開口２へ向かって動くことになる
が、このようなゴムリング10の動きは、同ゴムリング10
と一体の摺動リング８が筒体１の内面に沿い滑らかに摺
動可能になっているため支障なく行なわれる。
る方向に外力を受けると、同筒体１に密着したゴムリン
グも10同筒体１と共に開口２へ向かって動くことになる
が、このようなゴムリング10の動きは、同ゴムリング10
と一体の摺動リング８が筒体１の内面に沿い滑らかに摺
動可能になっているため支障なく行なわれる。
【００２０】上述のようなゴムリングと10摺動リング８
との動きに伴い、これらに押されたくさびリング７も筒
体１の内面のテーパー面６の大内径部分から小内径部分
へ向かって移行するようになり、このようなテーパー面
６に沿うくさびリング７の移行による同くさびリング７
の弾性的縮径状態で、同くさびリング７のパイプＡ，Ｂ
外周面への食い込みが的確に行なわれる。したがってパ
イプＡ，Ｂは筒体１から抜け出るのを阻止され、筒体１
の各半部に挿入された一対のパイプＡ，Ｂの接続状態が
強固に維持されるようになる。
との動きに伴い、これらに押されたくさびリング７も筒
体１の内面のテーパー面６の大内径部分から小内径部分
へ向かって移行するようになり、このようなテーパー面
６に沿うくさびリング７の移行による同くさびリング７
の弾性的縮径状態で、同くさびリング７のパイプＡ，Ｂ
外周面への食い込みが的確に行なわれる。したがってパ
イプＡ，Ｂは筒体１から抜け出るのを阻止され、筒体１
の各半部に挿入された一対のパイプＡ，Ｂの接続状態が
強固に維持されるようになる。
【００２１】また、摺動リング８とくさびリング７との
間にゴムリング10の一端の周縁部10ｂが介在するととも
に、摺動リング８と摺動抑止用段部９との間にゴムリン
グ10の他端の周縁部10ｃが介在していると、摺動リング
８は、筒体１の内面との摺動面を除き、ゴムリング10に
くるまれた状態となり、摺動リング８とゴムリング10と
の一体性が高められるほか、摺動リング８の段部９への
当接やくさびリング７への当接がゴム材を介し緩衝的に
行なわれるようになり、また摺動リング８およびゴムリ
ング10によるくさびリング７への押圧作用時の同くさび
リング７の縮径作用が、同くさびリング７の不整変形を
招くことなく適切に行なわれるようになる。
間にゴムリング10の一端の周縁部10ｂが介在するととも
に、摺動リング８と摺動抑止用段部９との間にゴムリン
グ10の他端の周縁部10ｃが介在していると、摺動リング
８は、筒体１の内面との摺動面を除き、ゴムリング10に
くるまれた状態となり、摺動リング８とゴムリング10と
の一体性が高められるほか、摺動リング８の段部９への
当接やくさびリング７への当接がゴム材を介し緩衝的に
行なわれるようになり、また摺動リング８およびゴムリ
ング10によるくさびリング７への押圧作用時の同くさび
リング７の縮径作用が、同くさびリング７の不整変形を
招くことなく適切に行なわれるようになる。
【００２２】さらに、摺動リング８が硬質のプラスチッ
ク材で形成されて、同摺動リング８の内周に沿う凹溝８
ａにゴムリング10の外周に形成された凸条10ａが嵌合す
る構成になっていると、このパイプ継手の製造時におけ
る摺動リング８へのゴムリング10の組付け作業が大幅に
簡易化され、しかも使用時における摺動リング８とゴム
リング10との一体性が支障なく保たれるようになる。
ク材で形成されて、同摺動リング８の内周に沿う凹溝８
ａにゴムリング10の外周に形成された凸条10ａが嵌合す
る構成になっていると、このパイプ継手の製造時におけ
る摺動リング８へのゴムリング10の組付け作業が大幅に
簡易化され、しかも使用時における摺動リング８とゴム
リング10との一体性が支障なく保たれるようになる。
【００２３】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明のパイプ継
手によれば次のような効果が得られる。 (1) 継ぎ合わされるパイプが筒体の開口を通じ同筒体の
内部へ挿入されると、同筒体内における摺動リングの内
周部に係合保持されたゴムリングが上記パイプの外周面
に密着した状態になり、このようにして上記筒体の両端
の開口からそれぞれ挿入された一対のパイプの接続が行
なわれる。 そして、上記パイプが上記筒体から抜け出
る方向に外力を受けると、同筒体に密着した上記ゴムリ
ングも同筒体と共に上記開口へ向かって動くことになる
が、このような上記ゴムリングの動きは、同ゴムリング
と一体の上記摺動リングが上記筒体の内面に沿い滑らか
に摺動可能になっているため支障なく行なわれる。上述
のようなゴムリングと摺動リングとの動きに伴い、これ
らに押された上記くさびリングも上記筒体の内面のテー
パー面の大内径部分から小内径部分へ向かって移行する
ようになり、このようなテーパー面に沿う上記くさびリ
ングの移行による同くさびリングの弾性的縮径状態で、
同くさびリングの上記パイプ外周面への食い込みが的確
に行なわれる。したがって上記パイプは上記筒体から抜
け出るのを阻止され、上記筒体の各半部に挿入された一
対のパイプの接続状態が強固に維持されるようになる。 (2) 上記の摺動リングとくさびリングとの間に上記ゴム
リングの一端の周縁部が介在するとともに、上記の摺動
リングと上記摺動抑止用段部との間に上記ゴムリングの
他端の周縁部が介在していると、上記摺動リングは、上
記筒体の内面との摺動面を除き、上記ゴムリングにくる
まれた状態となり、上記摺動リングと上記ゴムリングと
の一体性が高められるほか、上記摺動リングの上記段部
への当接や上記くさびリングへの当接がゴム材を介し緩
衝的に行なわれるようになり、また上記の摺動リングお
よびゴムリングによる上記くさびリングへの押圧作用時
の同くさびリングの縮径作用が、同くさびリングの不整
変形を招くことなく適切に行なわれるようになる。 (3) 上記摺動リングが硬質のプラスチック材で形成され
て、同摺動リングの内周に沿う凹溝に上記ゴムリングの
外周に形成された凸条が嵌合する構成になっていると、
このパイプ継手の製造時における上記摺動リングへの上
記ゴムリングの組付け作業が大幅に簡易化され、しかも
使用時における上記の摺動リングとゴムリングとの一体
性が支障なく保たれるようになる。
手によれば次のような効果が得られる。 (1) 継ぎ合わされるパイプが筒体の開口を通じ同筒体の
内部へ挿入されると、同筒体内における摺動リングの内
周部に係合保持されたゴムリングが上記パイプの外周面
に密着した状態になり、このようにして上記筒体の両端
の開口からそれぞれ挿入された一対のパイプの接続が行
なわれる。 そして、上記パイプが上記筒体から抜け出
る方向に外力を受けると、同筒体に密着した上記ゴムリ
ングも同筒体と共に上記開口へ向かって動くことになる
が、このような上記ゴムリングの動きは、同ゴムリング
と一体の上記摺動リングが上記筒体の内面に沿い滑らか
に摺動可能になっているため支障なく行なわれる。上述
のようなゴムリングと摺動リングとの動きに伴い、これ
らに押された上記くさびリングも上記筒体の内面のテー
パー面の大内径部分から小内径部分へ向かって移行する
ようになり、このようなテーパー面に沿う上記くさびリ
ングの移行による同くさびリングの弾性的縮径状態で、
同くさびリングの上記パイプ外周面への食い込みが的確
に行なわれる。したがって上記パイプは上記筒体から抜
け出るのを阻止され、上記筒体の各半部に挿入された一
対のパイプの接続状態が強固に維持されるようになる。 (2) 上記の摺動リングとくさびリングとの間に上記ゴム
リングの一端の周縁部が介在するとともに、上記の摺動
リングと上記摺動抑止用段部との間に上記ゴムリングの
他端の周縁部が介在していると、上記摺動リングは、上
記筒体の内面との摺動面を除き、上記ゴムリングにくる
まれた状態となり、上記摺動リングと上記ゴムリングと
の一体性が高められるほか、上記摺動リングの上記段部
への当接や上記くさびリングへの当接がゴム材を介し緩
衝的に行なわれるようになり、また上記の摺動リングお
よびゴムリングによる上記くさびリングへの押圧作用時
の同くさびリングの縮径作用が、同くさびリングの不整
変形を招くことなく適切に行なわれるようになる。 (3) 上記摺動リングが硬質のプラスチック材で形成され
て、同摺動リングの内周に沿う凹溝に上記ゴムリングの
外周に形成された凸条が嵌合する構成になっていると、
このパイプ継手の製造時における上記摺動リングへの上
記ゴムリングの組付け作業が大幅に簡易化され、しかも
使用時における上記の摺動リングとゴムリングとの一体
性が支障なく保たれるようになる。
【図１】本発明の一実施形態としてのパイプ継手の縦断
面図である。
面図である。
【図２】従来のパイプ継手の一例を示す縦断面図であ
る。
る。
１ 筒体 ２ パイプ挿入用開口 ３ フランジ ４ 凹溝 ５ ゴム製シーリング ６ テーパー面 ７ くさびリング ７ａ 割溝 ８ 摺動リング ８ａ 凹溝 ９ 摺動抑止用段部 10 ゴムリング 10ａ 凸条 10ｂ ゴムリングの一端の周縁部 10ｃ ゴムリングの他端の周縁部 Ａ，Ｂ パイプ
Claims (3)
- 【請求項１】 相互に継ぎ合わされる一対のパイプの各
端部の外周面に重合すべく両端にパイプ挿入用開口を有
する筒体において、同筒体の両半部の各内周部に、それ
ぞれ対応する上記開口へ向かってしだいに内径の減少す
るテーパー面が形成されるとともに、同テーパー面の大
内径部分にくさびリングが装填されて、同くさびリング
が上記テーパー面の小内径部分へ向かって移行する際の
弾性的縮径状態で上記パイプの外周面に食い込むべく縮
径用割溝付き弾性くさびリングとして構成され、上記筒
体の内面に沿い滑らかに摺動可能の摺動リングが上記テ
ーパー面の大内径部分における上記くさびリングに隣接
して設けられるとともに、同摺動リングの上記くさびリ
ングから離隔する方向への摺動を抑止する摺動抑止用段
部が上記筒体の内周方向に形成され、上記開口から挿入
された上記パイプの外周面に密着しうるゴムリングが、
上記摺動リングの内周部に係合保持されていることを特
徴とする、パイプ継手。 - 【請求項２】 請求項１に記載のパイプ継手において、
上記の摺動リングとくさびリングとの間に上記ゴムリン
グの一端の周縁部が介在するとともに、上記の摺動リン
グと摺動抑止用段部との間に上記ゴムリングの他端の周
縁部が介在していることを特徴とする、パイプ継手。 - 【請求項３】 請求項１または２に記載のパイプ継手に
おいて、上記摺動リングが硬質のプラスチック材から成
り、同摺動リングの内周に沿って形成された凹溝に、上
記ゴムリングの外周に形成された凸条が嵌合しているこ
とを特徴とする、パイプ継手。
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| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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- 1999-03-30 JP JP08845399A patent/JP3172912B2/ja not_active Expired - Fee Related
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2000
- 2000-03-29 US US09/537,942 patent/US6364370B1/en not_active Expired - Fee Related
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