JP2000282343A - 耳組装置 - Google Patents

耳組装置

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JP2000282343A
JP2000282343A JP11092378A JP9237899A JP2000282343A JP 2000282343 A JP2000282343 A JP 2000282343A JP 11092378 A JP11092378 A JP 11092378A JP 9237899 A JP9237899 A JP 9237899A JP 2000282343 A JP2000282343 A JP 2000282343A
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JP
Japan
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cam
levers
guide
cams
ear
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JP11092378A
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English (en)
Inventor
Shinichi Kinoshita
真一 木下
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Tsudakoma Corp
Original Assignee
Tsudakoma Corp
Tsudakoma Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 耳組装置の設置スペースを小さくしながら、
かつ高速運動可能な耳組装置を提供する。 【解決手段】 上下に揺動可能な複数の駆動レバー2、
3、4と、これらの駆動レバー2、3、4の先端にそれ
ぞれ回動可能に設けられ、耳糸40を挿通するヤーンガ
イド29、30、31およびカムボール32、33、3
4を有する複数の案内レバー5、6、7と、上記カムボ
ール32、33、34と係合し、上記駆動レバー2、
3、4による案内レバー5、6、7の上下の揺動行程
で、案内レバー5、6、7の前後方向の姿勢をほぼ一定
に維持するカム面42、43、44を有するカム8、
9、10とからなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の技術分野】本発明は、織機の耳組装置に関し、
特に耳糸に耳組に必要な上下運動を与えるための駆動手
段に関する。
【0002】
【従来の技術】実公昭63−21582号公報は、「耳
組装置の駆動装置」で、上下に揺動するリンクの一端に
レノ機構を回動自在に取り付け、このレノ機構の下端を
摺動ガイドにより案内する構成を開示している。
【0003】また、実開昭59−37374号公報は、
「耳組装置の駆動装置」において、四節の平行リンク機
構によりレノ機構(ガイド針および2つの振り分け用ヤ
ーンガイド)を上下方向に平行移動させる構成を開示し
ている。
【0004】上記実公昭63−21582号および実開
昭59−37374号の装置によると、耳糸(レノ糸)
を挿通するヤーンガイドが前後に振れることなく、上下
方向の平行運動をするので、耳組装置の設置スペースが
小さくなるものの、高速運動には不向きである。特に、
上記実公昭63−21582号の装置によると、レノ機
構と摺動ガイドとの部分での抵抗が大きく、軽快な高速
運動が不向きであり、また摺動部分が摩耗しやすい。ま
た上記実開昭59−37374号の装置では、リンク数
が多いため、高速運動に不向きであり、しかも駆動のた
めに大きな力が必要となる。
【0005】
【発明の目的】本発明の目的は、耳組装置の設置スペー
スを小さくしながら、かつ高速運動可能な耳組装置を提
供することである。
【0006】
【発明の解決手段】上記目的の下に、本発明は、前記平
行リンク機構の従動レバーをなくし、これに代わってカ
ムを設け、このカムによって駆動レバーにより駆動され
る案内レバーの上下の揺動行程を規制し、案内レバーの
前後方向の姿勢をほぼ一定に維持するようにしている。
【0007】具体的には、本発明の耳組装置は、上下に
揺動可能な複数の駆動レバーと、これらの駆動レバーの
先端にそれぞれ回動可能に設けられ、耳糸を挿通するヤ
ーンガイドおよびカムボールを有する複数の案内レバー
と、上記カムボールと係合して、上記駆動レバーによる
案内レバーの上下の揺動行程で案内レバーの前後方向の
姿勢をほぼ一定に維持するカム面を有するカムとから構
成されている。
【0008】そして、上記カムは、溝カムにより構成さ
れ、カムボールを挟み込む溝内のカム面を曲面により構
成されているか、または外接式カムにより構成され、カ
ムボールと係合する1つのカム面を曲面として形成さ
れ、カムボールをこのカム面に対して当接する方向に付
勢されている。
【0009】
【発明の実施の形態】図1ないし図6は、本発明の耳組
装置1の具体例を示している。本発明の耳組装置1は、
複数例えば3つの駆動レバー2、3、4、案内レバー
5、6、7、カム8、9、10により構成されている。
【0010】駆動レバー2、3、4は、同じ有効長で、
それぞれフレーム11の共通の軸12に対して上下に揺
動可能な状態で支持されており、一端のカムローラ1
3、14、15により対応の駆動カム16、17、18
に対応し、それらの当接する方向にスプリング19、2
0、21により付勢されている。なお駆動カム16、1
7、18は、ともにフレーム11の駆動軸22に固定さ
れており、図示しない織機の主軸に連結された回転軸5
4からギヤ23、24を介して駆動されるようになって
いる。
【0011】また、案内レバー5、6、7は、この具体
例によると、それぞれ中間部分で、駆動レバー2、3、
4の先端に対し連結ピン26、27、28により、回動
可能に取り付けられており、上側の一端でヤーンガイド
29、30、31を有し、また例えば下側の他端部分で
ローラ状のカムボール32、33、34をピン35、3
6、37により回転自在に有している。なお、ピン3
5、36、37は、それぞれ対応する連結ピン26、2
7、28や、軸12に対し平行な状態となっている。
【0012】2つのヤーンガイド29、30は、4本の
耳糸40を耳組織に従って振り分けるために、それぞれ
ハの字状の4つの孔38、39を有している。また他の
1つのヤーンガイド31は、囲まれた空間内で上下方向
に向き合う4本の針41を有している。すなわち、この
具体例の耳組装置1は、2組の4本レノ機構を構成して
いる。孔38、39および針41は、耳組織に従って上
下運動を繰り返すことによって、4本の耳糸40を振り
分けて開口しながらよこ糸を挿入し、所定の耳組織を形
成する。
【0013】そして、カム8、9、10は、駆動レバー
2、3、4に駆動される案内レバー5、6、7の上下の
揺動行程で、それぞれ対応の案内レバー5、6、7の前
後方向(経糸方向)の姿勢をほぼ一定に維持し、平行移
動の運動を与えるために、カムボール32、33、34
と係合するカム面42、43、44を有している。この
具体例で、カム8、9、10は、それぞれ溝カムつまり
確動カムとして形成されているため、カム面42、4
3、44は、溝の側面で、駆動レバー2、3、4の揺動
運動時に、先端の連結ピン26、27、28の運動軌跡
とほぼ等しい曲面により形成されている。したがって、
カムボール32、33、34は、それぞれ向き合うカム
面42、43、44の内部で挟まれ、上下方向に確実に
規制されている。これらのカム8、9、10は、ホルダ
ー49に対し固定されている。なおホルダー49は、ブ
ラケット50によりフレーム11に取り付けられてい
る。
【0014】なお、上記構成の耳組装置1は、ロッキン
グシャフト25、これによって駆動されるスレー45、
筬46、さらに経糸47、織布48、織布48に対し側
面から見て、図1で示すように、それらの間の空間で、
それらの運動と干渉しない位置で、織布48の織り端位
置に取り付けられている。
【0015】製織時に、駆動レバー2、3、4は、それ
ぞれ駆動カム16、17、18によって駆動され、織機
の主運動と同期した状態で、案内レバー5、6、7に対
し上下方向の揺動運動を与える。なお、2つの駆動レバ
ー2、3と1つの駆動レバー4とは、カム16、17と
カム18との位相のずれから、上下の運動方向を交互に
転換する。
【0016】案内レバー5、6、7が上下方向に揺動す
るとき、カムボール32、33、34は、それぞれのカ
ム面42、43、44を転がりながら小さな転がり抵抗
で移動する。このとき、案内レバー5、6、7の前後方
向の姿勢は、それぞれ対応のカム面42、43、44に
よって規制される。
【0017】この具体例によると、カム8、9、10が
溝カムすなわち確動カムであり、しかも、カム面42、
43、44が連結ピン26、27、28の上下方向の運
動軌跡とほぼ同じ曲率の曲面として構成されているた
め、案内レバー5、6、7は、上下の揺動行程で、上下
方向に平行移動し、前後方向の姿勢をほぼ一定に維持す
る。したがって、案内レバー5、6、7およびこれに取
り付けられたヤーンガイド29、30、31の運動に必
要な空間は、最小限度に抑えられる。
【0018】2つのヤーンガイド29、30と1つのヤ
ーンガイド31との運動が逆方向に設定されているた
め、4本の耳糸40は、織布48の端部で図示しない緯
糸に対し4本絡みの耳組織を形成する。
【0019】なお、駆動レバー2、3、4の駆動は、駆
動カム16、17、18などのカム機構によらないで、
ロッキングシャフト25の回転と同期するアクチュエー
タによって行うこともできる。また案内レバー5、6、
7は、図の具体例のように、中間部分で駆動レバー2、
3、4に連結し、下端にカムボール32、33、34を
取り付けることに代えて、例えば案内レバー5、6、7
の下端部分で、連結ピン26、27、28により駆動レ
バー2、3、4に連結し、カムボール32、33、34
を中間位置に取り付けることもできる。
【0020】さらに、耳組装置1は、2組の4本レノ機
構を構成することに代えて、1組の4本レノ機構あるい
は、1組以上の3本レノ機構などとして構成してもよ
い。駆動レバー2、3、4は、駆動カム16、17、1
8によって駆動することに代えて、織機の主軸の回転に
同期して回転するモータなどのアクチュエータによって
それぞれ駆動してもよい。
【0021】さらに、上記具体例は、カム8、9、10
を溝カムにより構成し、対向するカム面42、43、4
4でカムボール32、33、34の動きを確実に規制し
ているが、図7に見られるように、カム8、9、10を
外接式カムとして構成し、一方のカム面42、43、4
4を省略し、駆動レバー2、3、4と案内レバー5、
6、7との間にスプリング51、52、53を取り付け
ることによって、スプリング51、52、53の付勢力
により1つのカム面42、43、44にカムボール3
2、33、34を当接させ、同様の効果を得ることもで
きる。
【0022】
【発明の効果】本発明では、カムボールがカム面に対し
転がりながら移動するため、摩擦抵抗が小さく、軽快で
高速な運転が可能となり、しかも、案内レバーの前後方
向の姿勢がカム面によって規制され、1つの案内レバー
に対し1つの駆動レバーによって、必要な運動が得られ
るため、耳組装置が小さな空間に組み込める。また、カ
ムのカム面が駆動レバーの先端部分の運動軌跡とほぼ等
しい曲面によって構成されているとき、案内レバーが確
実に平行移動するため、複数のヤーンガイドが前後方向
に振れて干渉せず、また静かで高速な運転が可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の耳組装置の側面図である。
【図2】本発明の耳組装置の平面図である。
【図3】本発明の耳組装置の正面図である。
【図4】カムの水平断面図である。
【図5】ヤーンガイドの分解状態での正面図である。
【図6】ヤーンガイドの分解状態での運動時の側面図で
ある。
【図7】カムの側面図である。
【符号の説明】
1 耳組装置 2、3、4 駆動レバー 5、6、7 案内レバー 8、9、10 カム 11 フレーム 12 軸 13、14、15 カムローラ 16、17、18 駆動カム 19、20、21 スプリング 22 駆動軸 23、24 ギヤ 25 ロッキングシャフト 26、27、28 連結ピン 29、30、31 ヤーンガイド 32、33、34 カムボール 35、36、37 ピン 38、39 孔 40 耳糸 41 針 42、43、44 カム面 45 スレー 46 筬 47 経糸 48 織布 49 ホルダー 50 ブラケット 51、52、53 スプリング 54 回転軸

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下に揺動可能な複数の駆動レバーと、
    これらの駆動レバーの先端にそれぞれ回動可能に設けら
    れ、耳糸を挿通するヤーンガイドおよびカムボールを有
    する複数の案内レバーと、上記カムボールと係合し、上
    記駆動レバーによる案内レバーの上下の揺動行程で案内
    レバーの前後方向の姿勢をほぼ一定に維持するカム面を
    有するカムとからなることを特徴とする耳組装置。
  2. 【請求項2】 上記カムを溝カムにより構成し、カムボ
    ールを挟み込む溝内のカム面を曲面により構成すること
    を特徴とする請求項1記載の耳組装置。
  3. 【請求項3】 上記カムを外接式カムにより構成し、カ
    ムボールと係合する1つのカム面を曲面として形成し、
    カムボールをこのカム面に対して当接する方向に付勢す
    ることを特徴とする請求項1記載の耳組装置。
JP11092378A 1999-03-31 1999-03-31 耳組装置 Pending JP2000282343A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004055251A1 (en) * 2002-12-17 2004-07-01 Kyung-Tae Baek Shed motion device of catch code yarn for shuttleless loom
CN103306021A (zh) * 2013-06-14 2013-09-18 新昌鹤群机械有限责任公司 一种织机折入边装置的凸轮
CN107780033A (zh) * 2016-08-30 2018-03-09 福建南纺有限责任公司 一种剑杆织机的布边开口装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2004055251A1 (en) * 2002-12-17 2004-07-01 Kyung-Tae Baek Shed motion device of catch code yarn for shuttleless loom
CN103306021A (zh) * 2013-06-14 2013-09-18 新昌鹤群机械有限责任公司 一种织机折入边装置的凸轮
CN103306021B (zh) * 2013-06-14 2015-07-08 浙江鹤群机械股份有限公司 一种织机折入边装置的凸轮
CN107780033A (zh) * 2016-08-30 2018-03-09 福建南纺有限责任公司 一种剑杆织机的布边开口装置

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