JP2000279362A - 食器洗浄機、処理装置及び処理システム - Google Patents

食器洗浄機、処理装置及び処理システム

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JP2000279362A
JP2000279362A JP11092674A JP9267499A JP2000279362A JP 2000279362 A JP2000279362 A JP 2000279362A JP 11092674 A JP11092674 A JP 11092674A JP 9267499 A JP9267499 A JP 9267499A JP 2000279362 A JP2000279362 A JP 2000279362A
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Koji Daikyo
康次 大饗
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Hitachi Maxell Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、収納される食器の形状に従って洗
浄条件を変更することが可能な食器洗浄機を提供するこ
とを例示的な目的とする。 【解決手段】 非接触ICタグを食器に付し、非接触I
Cタグと交信可能な通信部と、かかる交信から食器の形
状、材質、使用される飲食品などを識別して、これに応
じて洗浄条件を変更するCPUと洗浄部とを食器洗浄機
に設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般には、食器洗
浄機に係り、特に、接触又は非接触情報媒体とその読取
装置を用いた食器洗浄機に関する。
【従来の技術】使用済み食器を自動的に洗浄する食器洗
浄機は、近年業務用のみならず一般家庭にも普及してき
ている。従来の典型的な食器洗浄機は、食べ残しなどで
汚れた食器を筐体に収納し、洗剤や湯を食器に噴射して
これらに付着している汚れを水圧ではじき飛ばし、その
後乾燥することにより食器を洗浄するものである。
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の典型的
な食器洗浄機は雑多な汚れが付着している様々な形状の
容器を画一的な洗浄方法で洗浄していたため全ての食器
に対して十分な洗浄効果を達成することができなかっ
た。例えば、汚れた食器は、茶碗のように澱粉質が付着
した食器、平皿のように油汚れが付着した食器、湯呑や
グラスのように汚れがあまり付着していない食器を含ん
でおり、食器の形状も様々で割れやすいものもある。ま
た、ガラス製食器のような脆弱な食器に強い噴射ジェッ
トを印加すると割れてしまうなどの問題もあった。
【課題を解決するための手段】そこで、本発明は、この
ような従来の課題を解決する新規かつ有用な食器洗浄
機、処理装置及び処理システムを提供することを概括的
な目的とする。より特定的には、本発明は、収納される
食器の形状に従って洗浄条件を変更することが可能な食
器洗浄機を提供することを例示的な目的とする。また、
被処理体に応じて処理条件を調節することができる処理
システムを提供することを本発明の別の例示的な目的と
する。上記目的を達成するために、本発明の食器洗浄機
は、筐体と、食器に接続された非接触情報媒体と交信可
能な通信部と、当該通信部に接続されて当該通信部が受
信した前記食器に関する情報に対応する洗浄条件の下、
前記筐体に収納された前記食器を洗浄する洗浄部とを有
する。本発明の食器洗浄機によれば、例えば、非接触情
報媒体は、食器の材質、形状、大きさ及び使用が予想さ
れる食品を含む情報を格納しており、通信部は、これら
の食器の特徴と共に食器の筐体内における位置を認識す
ることができる。洗浄部は、例えば、食器の特徴と位置
情報から、使用される洗剤の種類、洗剤と湯の噴射方
向、噴射量(時間)、噴射強さ、乾燥時間、乾燥温度な
どの洗浄条件を決定して食器を洗浄することができる。
従って、本発明の食器洗浄機は、食器別のきめ細やかな
洗浄を行うことができる。また、本発明の処理装置は、
筐体と、収納物に接続された情報媒体と交信可能な通信
部と、当該通信部に接続されて当該通信部が受信した前
記収納物に関する情報に対応する処理条件の下、前記筐
体に収納された前記収納物を処理する処理部とを有す
る。処理部は収納物に応じて処理条件を変更するので複
数種類の収納物に対してきめ細やかな処理を行うことが
できる。情報媒体は接触型でも非接触型でもよい。ま
た、本発明の処理システムは、被処理体に接続された情
報媒体と、前記情報媒体に前記被処理体の情報を入力す
る入力装置と、前記情報媒体と交信可能な通信部と、当
該通信部に接続されて当該通信部が受信した前記被処理
体に関する情報に対応する処理条件の下、前記被処理体
を処理する処理部とを有する。情報媒体は接触型でも非
接触型でもよい。この場合、入力装置は情報媒体を更新
可能にも更新不能にも情報を入力することができる。例
えば、被処理体が画一的な処理を処理部から受けること
が期待されている場合には入力装置は情報媒体に更新不
能な情報を入力する。一方、被処理体がその後に別処理
を受けることが期待されている場合などには前回の処理
結果などの履歴情報を更新可能に情報媒体に入力する。
本発明の処理システムが食器洗浄機に適用されれば、例
えば、ある食器が洗浄されたかどうかが目視的には判別
できない場合でも、洗浄後所定時間内にある食器は洗浄
済みとして情報媒体に登録しておけばそれを重ねて洗浄
することを回避することができる。本発明の他の目的及
び更なる特徴は、以下、添付図面を参照して説明される
実施例により明らかにされる。
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、本発
明の自動食器洗浄機100と食器10からなる洗浄シス
テム1について説明する。なお、各図において、同一の
参照番号を付した部材は同一部材を表すものとし、重複
説明は省略する。図1に本発明の自動食器洗浄機100
とそれにより洗浄される食器10の概略斜視図を示す。
また、図2に、本発明の食器洗浄機100と食器10に
接続されている非接触ICタグ50との交信を表すブロ
ック図を示す。図1に示すように、本発明の食器洗浄機
100は、筐体102と、蓋104と、籠106と、操
作部110と、洗剤導入部112及び114とを有し、
籠106には、飲食物などが付着して洗浄されるべき食
器10が挿入される。なお、各部の形状は例示的であ
る。蓋104は、開閉可能に筐体102に取り付けられ
ており、籠106に洗浄されるべき食器10が搭載され
る。洗剤導入部112及び114には種類の異なる洗剤
が入れられる。なお、洗剤導入部は選択的に一つであっ
てもよい。操作部110は、ユーザーが電源のオンオフ
を含む各種の操作を選択する部位であり、各種ボタンや
スイッチ、液晶ディスプレイ(LCD)などを有してい
る。食器10は、本実施例では例示的に、一の平皿12
と、三の茶碗14と、五のコップ16とを含むものす
る。平皿12には肉料理など油分がしばしば付着し、茶
碗14にはご飯など澱粉質がしばしば付着し、コップは
飲料が付着している。また、各食器10には非接触IC
タグ50が貼付けや埋込みなどにより接続されている。
非接触ICタグ50は、例えば、図3に示すように、基
材52に、アンテナコイル54とICチップ60とを有
する。ここで、図3は、非接触ICタグ50の構成を示
す概略ブロック図である。本実施例では非接触ICタグ
50を使用しているが、本発明は非接触ICタグに限定
されず、広く非接触情報媒体に適用することができる。
ここで、「非接触情報媒体」とは、ICチップなどの情
報記録モジュールを備え、リーダライタなどの外部装置
と非接触に交信する媒体である。従って、非接触であれ
ば、電波の波長を問わず、また、通信距離の長さも問わ
ない。非接触情報媒体の典型的なものは、例えば、マイ
クロ波を利用してリーダライタと交信する非接触ICカ
ードである。なお、平皿12など食器は多種多様な形状
を有するから本発明に適用可能な非接触情報媒体はカー
ド形状を有していてもよい。但し、その寸法は、クレジ
ットカードと同じ寸法を有するいわゆるISO(国際標
準化機構:International Organi
zationfor Standardizatio
n)サイズ(縦54mm、横85.6mm、厚さ0.7
6m)に限定されることはない。本出願においては、
「ICカード」は、スマートカード、インテリジェント
カード、チップインカード、マイクロサーキット(マイ
コン)カード、メモリーカード、スーパーカード、多機
能カード、コンビネーションカードなどを総括してい
る。また、本発明に適用可能な非接触情報媒体は非接触
ICタグ50のようにその形状がカードに限定されるも
のではない。ここで、「非接触ICタグ」とは、ICカ
ードと同様の機能を有するが、切手サイズやそれ以下の
超小型やコイン等の形状を有する全ての情報記録媒体を
含むものである。図3は、非接触ICタグ50の形状と
アンテナコイル54を概念的に示しており、実際の非接
触ICタグ50及びアンテナコイル54は所望の形状を
有することができる。また、アンテナコイル54の代わ
りにダイポールアンテナその他のアンテナを使用しても
よい。基材52は、例えば、プラスチックから構成され
る。アンテナコイル54はICチップ52に一対の接続
端子56を介して電気的に接続されている。なお、食器
10がジョッキのように取っ手など係合可能な部位を有
すれば、ひも、金属線、ゴムなどを介して非接触IC5
0と食器50が接続されてもよい。従って、本実施例で
述べられた非接触ICタグ50は食器10に何らかの手
段で接続されていればよい。なお、図1では非接触IC
タグ50が食器10に接続されている様子は省略してい
る。ICチップ60は、電源回路62と、送受信回路6
4と、メモリ68と、好ましくはロジック制御回路66
と、図示しないクロックとを内蔵している。非接触IC
タグ50はバッテリを内蔵しておらず、電源回路62は
アンテナ54が受信した電波から電磁誘導によってその
動作電力を得る。送受信回路64は復調回路と変調回路
を有している。復調回路は、受信した電波を検波してそ
れからデータを得るために基底帯域信号を復元する。ま
た、変調回路は、データを送信するために搬送波を送信
データに応じて変化させてコイル54に送信する。変調
方式は、例えば、キャリア(搬送)周波数の振幅を変え
るASK、位相を変えるPSKなどを使用することがで
きる。変調回路や復調回路はロジック制御回路66によ
って制御されて、クロックに同期して動作する。ロジッ
ク制御回路66はCPUを使用して実現してもよいしC
PUを用いずに実現してもよい。メモリ68はデータを
保存するROM、RAM、EEPROM及び/又はFR
AM等から構成される。非接触ICタグ50は通信部1
20とかかるデータに基づいて交信したり、ロジック制
御回路66は所定の処理を行うことができる。なお、こ
れらの構成要素の構成や動作は当業者には容易に理解で
きるため詳しい説明は省略する。メモリ68は、図4に
示すように、対応する食器10の情報を格納している。
ここで、図4は、メモリ68に格納される例示的なデー
タ構成を示すブロック図である。同図に示すように、メ
モリ68は、食器形状データ401と、材質データ40
2と、大きさデータ403と、用途データ404とを格
納している。食器形状データは、例えば、茶碗形は1、
湯呑形は2、平皿形は3などと食器10の形状を表す適
当な番号や記号を格納している。材質データ402は、
例えば、陶器は1、ガラスは2、木は3などと食器10
の材質を表す適当な番号や記号を格納している。大きさ
データ403は、例えば、小型は1、中型は2、大型は
3などと食器10の大きさを表す適当な番号や記号を格
納している。用途データ404は、例えば、澱粉は1、
飲料は2、油料理は3などと食器10が使用される飲食
品を表す適当な番号や記号を格納している。もちろん、
メモリ68に格納される情報はこれに限定されない。例
えば、洗浄が終了した場合にはその旨と洗浄時刻を通信
部120から受信してこれを格納することができる。後
述するように、本実施例では食器洗浄機100と食器1
0について説明しているが、本発明は一般に処理装置と
被処理体に拡大することができる。その場合には、対応
するメモリ68は被処理体の処理状況を格納することが
できる。例えば、複数回数の上塗りが必要な場合に塗布
回数を格納したり、複数のプログラムを格納している場
合など、特に、目視的に処理状況が判別することが難し
い場合であっても被処理体の処理状況を的確に把握する
ことができる。この結果、陶器製で大型の油料理用平皿
12に接続された非接触ICタグ50のメモリ68に
は、例えば、3−1−3−3というデータが格納され
る。同様に、陶器製で中型の澱粉質用茶碗14のメモリ
68には1−1−2−1というデータが、ガラス製で中
型で飲料用コップ16のメモリ68には2−2−2−2
というデータが格納されている。これらの番号や記号を
理解するテーブルは図2に示す食器洗浄機100のメモ
リ152にも格納されている。アンテナコイル54はI
Cチップ60に電気的に接続されている。アンテナコイ
ル54は、対応する食器10の形状や寸法、通信部12
0の形状や寸法、その他の条件に応じて所望の寸法、形
状、自己インダクタンス、相互インダクタンスを有す
る。例えば、上から見た場合にアンテナコイル54の形
状は円形、四角形、楕円形など所望の形状を有すること
ができる。アンテナコイル54は、ワイヤボンディング
方式やTAB(Tape Automated Bon
ding)方式などによってICチップ60に接続され
ている。図2は、非接触ICタグ50と交信可能な食器
洗浄機100の制御系ブロック図である。食器洗浄機1
00には、通信部120、CPU150、メモリ152
及び洗浄部160が備わっている。通信部120は、例
えば、筐体102内部の籠106に対抗する上部裏面に
設けられている。図5に、例示的な通信部120の典型
的な回路構成を示す。本実施例の通信部120は、制御
インタフェース部121とアンテナ部130とを有して
おり、両者はケーブル136により接続されている。ア
ンテナ部130は、所定のキャリア周波数fcを有する
電波Wを非接触ICタグ50に送信及びこれから受信
し、無線通信を利用して非接触ICタグ50と交信す
る。なお、電波Wは任意の周波数帯(例えば、13.5
6MHz)のキャリア周波数fcを使用することができ
る。制御インタフェース部121はCPU150に接続
されている。制御インタフェース部121は、送信回路
(変調回路)122と、受信回路(復調回路)124
と、コントローラ126と、メモリ128とを内蔵して
いる。従って、通信部120は実質的には送受信可能な
通信装置として機能する。もっとも、送信機能が不要で
あれば送信回路122を省略することもできる。送信回
路122は、メモリ128に格納されたデータ及び/又
は更なる外部ホスト装置からのデータを、例えば、キャ
リア周波数の振幅を変えることにより(ASK変調方
式)、伝送信号に変換してアンテナ部130に送信す
る。また、受信回路124はアンテナ部130を通じて
非接触ICタグ50から受信した信号を基底帯域信号に
変換してデータを得て、CPU150に送信する。送信
回路122と受信回路124は、複数の駆動回路123
及び125に接続されており、これらの駆動回路によっ
て駆動される。なお、当業者は、送信回路122、受信
回路124及び駆動回路123及び125の動作や構成
を容易に理解して実現することができるので、ここでは
詳細な説明は省略する。また、メモリ128がメモリ1
52の機能を担ってもよい。アンテナ部130は、例え
ば、アンテナコイル132と整合回路134とを有す
る。図5に示すように、整合回路134は、例えば、抵
抗とコンデンサからなるがこれに限定されるものではな
い。なお、後述するように、食器10の位置を検出する
ためにアンテナ部130は複数設けられてもよい。代替
的に、通信部120が複数設けられてもよい。本実施例
では、筐体102及び蓋104は電磁波を遮蔽する遮蔽
部材として機能している。遮蔽部材の例として、例え
ば、鉄を含む金属を挙げることができる。かかる遮蔽機
能により、蓋104が閉じられると、通信部120は筐
体102内にある非接触ICタグ50と交信することが
できるが、筐体102の外部に置かれたどの非接触IC
タグとも交信することができない。なお、このように、
非接触ICタグ50が収納空間にある時にのみ交信でき
るようにすることは本発明の一実施態様でしかない。通
信部120は、例えば、操作パネル110の操作により
食器洗浄機100の電源スイッチが入ったとき、又は、
読取スイッチが操作されたときに動作可能とされる。通
信部120は独立した電源を有して、例えば、蓋104
が閉じられると自動的に非接触ICタグ50との交信を
開始するように構成されてもよい。蓋104の閉口はセ
ンサなどにより感知されることができる。CPU150
は、通信部120が得た信号からメモリ152を利用し
て食器10の情報を引き出してこれに基づいて洗浄部1
60を制御する洗浄条件を決定し、その洗浄条件に基づ
いて洗浄部160を制御する。洗浄条件は、例えば、使
用する洗剤の種類、洗剤と湯の噴射方向、湯の温度、噴
射量(時間)、噴射強さ、乾燥時間、乾燥温度などを含
んでいる。洗浄部160は、図示しない種類別の洗剤の
噴射ノズルと湯の噴射ノズルを含んでいる。噴射ノズル
やその周辺機構は当業界で周知のいかなる構造をも適用
することができるので、ここでは詳しい説明は省略す
る。なお、食器10がお猪口のように小さい場合にはそ
れに対応して非接触ICタグ50のアンテナ54が小さ
くなって通信部120との通信距離が短くなる場合があ
る。そこで、選択的に、通信部120又は通信部120
のアンテナ132を籠106内に設けて非接触ICタグ
50に近接して配置することにより、両者の交信を確保
することができる。以下、図6を参照して、本システム
の処理について説明する。まず、汚れた食器10を食器
洗浄機100の籠106に配置する(ステップ100
2)。次に、食器洗浄機100の操作パネル110を操
作して洗浄スイッチを入れる(ステップ1004)。こ
れにより通信部120は食器10の種類、数、場所など
を識別し(ステップ1006)、使用する洗剤の種類、
洗剤と湯の噴射方向、湯の温度、噴射量(時間)、噴射
強さ、噴射強さ、乾燥時間、乾燥温度などを決定する。
その後、洗浄と乾燥を開始し(ステップ1008)、所
定時間の経過などによりこれを終了する(ステップ10
10)。選択的に、通信部120は、洗浄の終了を非接
触ICタグ50に送信する。ここで、ステップ1006
において食器の位置を検出する方法の一例について説明
する。例えば、上述したように通信部120は、筐体1
02の内部に複数のアンテナ部130を配置し、それぞ
れのアンテナ部130が検出した非接触ICタグ50を
下に領域を分割することができる。この場合には、籠1
06を複数の領域に分割して、各領域毎に一のアンテナ
部130が設けられることになる。例えば、籠106を
3つの領域301乃至303に分割し、それぞれにアン
テナ部130を割り当て、各アンテナ部130は各領域
にある非接触ICタグ50とのみ交信できるように各ア
ンテナコイル132の大きさを調節することができる。
なお、このように非接触ICタグ50と通信部120の
アンテナ部130との交信距離が短ければ筐体内部での
み両者は交信可能となるわけであるから、筐体102と
蓋104を遮蔽部材で構成する必要はないことが理解さ
れるであろう。図7に示すように、領域301には食器
14があり、領域302には食器16があり、領域30
3には食器12がある。この場合、CPU150は、図
示しない湯の噴射ノズルを油汚れのある領域303に向
ける時間を長く設定し、澱粉質の汚れがある領域301
には高めのお湯を集中的に加え、脆弱なガラス製コップ
16がある領域302には、破壊を防ぐために噴射ノズ
ルの噴射力を弱くするか直接洗剤や湯を噴射しないよう
洗浄部160を制御することができる。操作パネル11
0は、好ましくは、通信部120による読取結果、洗浄
状況(洗浄や乾燥の工程説明や経過時間など)、操作案
内などを表示する液晶ディスプレイ(LCD)、アラー
ムなどの表示部を有している。以上、本発明の好ましい
実施例を説明したが、本発明はその要旨の範囲内で様々
な変形や変更が可能である。例えば、本実施例では、食
器洗浄機100と食器10について説明しているが、本
発明は一般に処理装置と被処理体に拡大することができ
る。処理は、半導体素子や液晶ディスプレイなど製品を
完成させるための処理や実験処理でも良いし、完成した
製品(例えば、DVDや音楽CD)に所定の情報(映画
情報や音楽情報など)を記録する処理や、複数の完成し
たコンポーネントを組み込んだ製品(例えば、CPU、
メモリ、マザーボードなど複数の素子をオプションで選
択して構成されるパーソナルコンピュータなど)の選択
組立処理に適用してもよい。その場合、被処理体に取り
付けられた非接触ICタグは処理状況だけでなく、選択
的に、製品及び/又はコンポーネントの価格、保証期
間、顧客の名前、住所その他顧客ID情報、格納した情
報を記録した時刻、格納した情報を更新した回数などの
管理情報を格納することもできる。このような管理情報
は、大量かつカスタマイズされた製品(例えば、所望の
曲、ソフトウェアプログラムなどを格納したCD−RO
Mや顧客の肌に合わせた化粧品など)を多くの顧客に反
復的に提供する場合に、それらの製品と顧客を管理する
管理システムがする情報として特に便利である。即ち、
最終製品に付された非接触ICタグが管理システムに接
続された通信部と交信することにより、管理システムは
その製品の出荷、紛失や請求書などを管理することがで
きる。また、頻繁に出し入れされる金庫内のお金や寄託
物を管理したりする場合に金庫内にあるものを管理、警
備することもできる。即ち、処理装置の行う処理は管理
処理を含み、処理装置はこのような管理システムを含む
概念である。本発明の処理システムにおいては、非接触
ICタグは、上述したように、ROM的にも(即ち、非
接触ICタグは書換不能な情報を格納して処理装置の通
信部は単に非接触ICタグの情報を読み取る読取部とし
て機能するように)、RAM的にも(即ち、非接触IC
タグは書換可能な情報を格納して処理装置の通信部は非
接触ICタグと交信して情報を読み取り必要があればそ
の情報を書き換えるように)使用することができること
が理解できるだろう。また、本実施例は非接触ICタグ
を使用しているが、処理装置の通信部と各非接触ICタ
グの距離は実質的にゼロまで短縮することができるの
で、本発明は概念的には接触情報媒体に適用することが
できる。例えば、接触ICタグを筐体底面に設けられた
リーダライタとしての機能を有するスリットなどに挿入
することにより両者は交信することができる。接触型の
ICタグの形状、大きさは限定されない点は非接触IC
タグと同様である。かかる接触型のICタグの構成やリ
ーダライタの構成は当業界で周知のいかなるものも使用
することができ、ここでは詳しい説明は省略する。
【発明の効果】本発明の食器洗浄機によれば、食器別の
きめ細やかな洗浄を行うことができるので、十分に食器
の汚れを落とすことができると共にガラス食器を割るな
どの問題を解決することができる。また、本発明の処理
装置によれば、処理部は収納物に応じて処理条件を変更
するので複数種類の収納物に対してきめ細やかな処理を
行うことができるので、高品質の処理を提供することが
できる。また、本発明の処理システムによれば、接触又
は非接触処理媒体をROM的にもRAM的にも使用する
ことができ、管理処理を含めた幅広い高品質の処理を提
供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の自動食器洗浄機と食器からなる洗浄
システムの概略斜視図である。
【図2】 図1に示す食器洗浄機と食器に接続される非
接触ICタグとの交信を表す概略ブロック図である。
【図3】 図2に示す非接触ICタグの構成を示す概略
ブロック図である。
【図4】 図2に示す非接触ICタグのメモリに格納さ
れる例示的なデータ構成を示すブロック図である。
【図5】 図2に示す食器洗浄機の通信部の構成を示す
概略ブロック図である。
【図6】 図1に示す洗浄システムの処理を示すフロー
チャートである。
【図7】 図1に示す食器洗浄機の籠に食器が収納され
た状態を示す上面図である。
【符号の説明】
1 洗浄システム 10 食器 50 非接触ICタグ 100 自動食器洗浄機 102 筐体 104 蓋 106 籠 110 操作パネル 120 通信部 150 CPU 152 メモリ 160 洗浄部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筐体と、 食器に接続された非接触情報媒体と交信可能な通信部
    と、 当該通信部に接続されて当該通信部が受信した前記食器
    に関する情報に対応する洗浄条件の下、前記筐体に収納
    された前記食器を洗浄する洗浄部とを有する食器洗浄
    機。
  2. 【請求項2】 前記情報は前記食器の形状及び/又は前
    記筐体内の前記食器の位置に関する情報を含む請求項1
    記載の食器洗浄機。
  3. 【請求項3】 筐体と、 収納物に接続された情報媒体と交信可能な通信部と、 当該通信部に接続されて当該通信部が受信した前記収納
    物に関する情報に対応する処理条件の下、前記筐体に収
    納された前記収納物を処理する処理部とを有する処理装
    置。
  4. 【請求項4】 被処理体に接続された情報媒体と、 前記情報媒体に前記被処理体の情報を入力する入力装置
    と、 前記情報媒体と交信可能な通信部と、 当該通信部に接続されて当該通信部が受信した前記被処
    理体に関する情報に対応する処理条件の下、前記被処理
    体を処理する処理部とを有する処理システム。
  5. 【請求項5】 前記情報媒体は、前記被処理体の前記情
    報を更新可能に格納するように構成されている請求項4
    記載の処理システム。
JP11092674A 1999-03-31 1999-03-31 食器洗浄機、処理装置及び処理システム Withdrawn JP2000279362A (ja)

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