JP2000277480A - 半導体基板の洗浄方法 - Google Patents

半導体基板の洗浄方法

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JP2000277480A JP8252299A JP8252299A JP2000277480A JP 2000277480 A JP2000277480 A JP 2000277480A JP 8252299 A JP8252299 A JP 8252299A JP 8252299 A JP8252299 A JP 8252299A JP 2000277480 A JP2000277480 A JP 2000277480A
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Osamu Ota
治 太田
Hiroshi Morita
博志 森田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】化学的機械研磨(CMP)を行った半導体基板
の表面に残存する研磨剤の微粒子を効果的に除去するこ
とができる半導体基板の洗浄方法を提供する。 【解決手段】化学的機械研磨(CMP)を行った半導体
基板を、酸素ガス溶解水を用いて洗浄することを特徴と
する半導体基板の洗浄方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体基板の洗浄
方法に関する。さらに詳しくは、本発明は、化学的機械
研磨(CMP)を行った半導体基板の表面に残存する研
磨剤の微粒子を効果的に除去することができる半導体基
板の洗浄方法に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体基板の製造においては、集積度の
向上に伴い、微細化や多層配線構造が求められている。
微細化によりパターン形成用光源が短波長化し、焦点深
度が浅くなることと、さらに多層配線構造により各層で
パターンを形成することから、パターニング前は勿論、
パターニング後の各層においても、ウェーハの表面を平
坦化することが歩留り向上のために必要不可欠な条件と
なっている。そのために、製造工程においては、ウェー
ハの表面を平坦化する化学的機械研磨(CMP、Che
mical Mechanical Polishin
g)プロセスが導入されている。CMPは、半導体基板
上の酸化膜研磨のために、あるいは、メタル配線の研磨
のために行われるが、いずれの場合も研磨剤の除去が必
要である。CMPプロセスは、ポリウレタンなどの研磨
パッドを一定の速度で回転させ、半導体基板を同方向で
回転させながら研磨面を研磨パッドに押し付け、研磨剤
を含むCMPスラリーを供給して研磨する。工程や研磨
の目的によりそれぞれ異なる研磨剤が用いられ、主な研
磨剤として、シリカ(SiO2)、アルミナ(Al
23)、酸化セリウム(CeO2)などがある。研磨後
のウェーハの表面には、研磨剤やパッド屑が多量に残存
する。研磨剤やパッド屑がウェーハ表面に残存すると、
CMP後の工程で製造装置などに混入して、歩留りが大
きく低下する原因となる。従来は、研磨剤やパッド屑を
除去するために、超純水又はフッ化水素酸などの薬液を
添加した超純水を流しながら、ブラシをウェーハの表面
に接触させて擦り落とすブラシスクラブ洗浄が行われて
いた。この洗浄では、パッド屑は除去することができる
が、ウェーハ表面に残存する研磨剤の微粒子は完全には
除去しきれずに残存すること、またブラシに研磨剤の微
粒子が付着し、他のウェーハにクロスコンタミネーショ
ンを起こして歩留り低下を生ずるすることが問題であっ
た。このために、研磨剤の微粒子の除去に大量の超純水
や薬液を使用せざるを得ず、それに伴う排水処理の負荷
増も問題となっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、化学的機械
研磨(CMP)を行った半導体基板の表面に残存する研
磨剤の微粒子を効果的に除去することができる半導体基
板の洗浄方法を提供することを目的としてなされたもの
である。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の課
題を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、化学的機械研磨
(CMP)を行った半導体基板を、酸素ガス溶解水を用
いて洗浄することにより、半導体基板の表面に残存する
研磨剤の微粒子を効果的に除去し得ることを見いだし、
この知見に基づいて本発明を完成するに至った。すなわ
ち、本発明は、(1)化学的機械研磨(CMP)を行っ
た半導体基板を、酸素ガス溶解水を用いて洗浄すること
を特徴とする半導体基板の洗浄方法、を提供するもので
ある。さらに、本発明の好ましい態様として、(2)酸
素ガス溶解水の溶存酸素ガス濃度が、20mg/リットル
以上である第(1)項記載の半導体基板の洗浄方法、
(3)酸素ガス溶解水が、酸を添加されたものである第
(1)項記載の半導体基板の洗浄方法、(4)酸素ガス溶
解水が、アルカリを添加されたものである第(1)項記載
の半導体基板の洗浄方法、(5)アルカリが、高純度ア
ンモニア水又は水酸化テトラメチルアンモニウム(TM
AH)である第(4)項記載の半導体基板の洗浄方法、
(6)酸素ガス溶解水が、界面活性剤を添加されたもの
である第(1)項記載の半導体基板の洗浄方法(7)洗浄
に際して、超音波を照射する第(1)項記載の半導体基板
の洗浄方法、(8)超音波の周波数が、20kHz以上であ
る第(7)項記載の半導体基板の洗浄方法、(9)酸素ガ
ス溶解水を、ジェット流体として半導体基板に噴射する
第(1)項記載の半導体基板の洗浄方法、及び、(10)
ジェット流体が、バブルジェット流体又はキャビテーシ
ョンジェット流体である第(9)項記載の半導体基板の洗
浄方法、を挙げることができる。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明の半導体基板の洗浄方法
は、化学的機械研磨(CMP)を行って表面を平坦化し
た半導体基板を、酸素ガス溶解水を用いて洗浄し、半導
体基板の表面に付着した研磨剤の微粒子を除去するもの
である。酸素ガス溶解水の溶存酸素ガス濃度に特に制限
はないが、20mg/リットル以上であることが好まし
く、30mg/リットル以上であることがより好ましい。
酸素ガス溶解水の溶存酸素ガス濃度が20mg/リットル
未満であると、研磨剤の微粒子の除去が不十分となるお
それがある。本発明方法に用いる酸素ガス溶解水は、高
純度を有する超純水に、酸素ガスを溶解したものである
ことが好ましい。超純水は、25℃における電気抵抗率
が18MΩ・cm以上であり、有機体炭素が10μg/リ
ットル以下であり、微粒子が10,000個/リットル
以下であることが好ましい。さらに、必要に応じて、酸
素ガス溶解水中の極微細な異物を、フィルターを用いて
除去することもできる。
【0006】本発明方法に用いる酸素ガス溶解水の製造
方法に特に制限はなく、例えば、水に酸素ガスをバブリ
ングして製造することもできる。しかし、酸素ガスの溶
解効率を高めるためには、水を脱気して溶存気体の飽和
度を低下したのち、酸素ガスを供給して、水に酸素ガス
を溶解させる方法が好ましい。ここに、気体の飽和度と
は、水中に溶解している気体の量を、圧力0.1MPa、温
度20℃における気体の溶解量で除した値である。例え
ば、水が圧力0.1MPa、温度20℃の窒素ガスと接して
平衡状態にあるとき、水への窒素ガスの溶解量は19.
2mg/リットルであるので、水中に溶解している気体が
窒素ガスのみであって、その溶解量が19.2mg/リッ
トルである水の飽和度は1.0倍であり、水中に溶解し
ている気体が窒素ガスのみであって、その溶解量が9.
6mg/リットルである水の飽和度は0.5倍である。圧
力0.1MPa、温度20℃で空気と接して平衡状態にある
水は、窒素ガス14.9mg/リットルと酸素ガス9.1mg
/リットルを溶解して飽和度1.0倍の状態となってい
るので、脱気により気体の溶解量を窒素ガス1.5mg/
リットル、酸素ガス0.9mg/リットルとした水の飽和
度は0.1倍である。また、水が圧力0.1MPa、温度2
0℃の酸素ガスと接して平衡状態にあるとき、水への酸
素ガスの溶解量は44.0mg/リットルであるので、水
中に溶解している気体が酸素ガスのみであり、その溶解
量が40.0mg/リットルである水の飽和度は0.91倍
である。本発明方法に用いる酸素ガス溶解水の製造にお
いて、酸素ガスを水に溶解するに際しては、あらかじめ
水を脱気して飽和度を下げ、水中の気体溶解キャパシテ
ィーに空きを作ったのち、酸素ガスを溶解することが好
ましい。酸素ガス溶解水の製造においては、気体透過膜
モジュールを多段に用いて溶存気体の除去及び酸素ガス
の溶解を行うことができる。例えば、気体透過膜モジュ
ールを2段に設け、前段の気体透過膜モジュールを用い
て全溶存気体を対象とする減圧膜脱気を行い、後段の気
体透過膜モジュールを用いて酸素ガスを溶解することが
できる。気体透過膜モジュールを2段に設けて、全溶存
気体を対象とする減圧膜脱気と酸素ガスの溶解を2段に
行うことにより、酸素ガスを無駄に放出することなく、
ほぼ定量的に水に溶解することができる。
【0007】本発明方法においては、酸素ガス溶解水
に、酸を添加することにより、pHを7未満に調整して使
用することができる。pHを7未満に調整することによ
り、研磨剤の微粒子の除去効果と再付着防止効果を高め
ることができる。pH調整に使用する酸に特に制限はな
く、例えば、塩酸、硫酸、硝酸、フッ化水素酸、炭酸な
どを挙げることができる。また、酸素ガス溶解水に、ア
ルカリを添加することにより、pHを7以上に調整して使
用することもできる。pHを7以上に調整することによ
り、研磨剤の微粒子の除去効果と再付着防止効果を高め
ることができる。pH調整に使用するアルカリには特に制
限はなく、例えば、アンモニア、水酸化ナトリウム、水
酸化カリウム、水酸化テトラメチルアンモニウム(TM
AH)などを挙げることができる。これらの中で、高純
度アンモニア水及び水酸化テトラメチルアンモニウム
(TMAH)を好適に使用することができる。酸素ガス
溶解水への酸の添加は、半導体基板のメタル配線膜中の
微粒子の除去に対して特に有効であり、アルカリの添加
は、CMP後の半導体基板の酸化膜中に取り込まれてい
る微粒子の除去に対して特に有効である。さらに、酸素
ガス溶解水に、界面活性剤を添加して使用することもで
きる。酸素ガス溶解水に界面活性剤を添加することによ
り、研磨剤の微粒子の除去効果と再付着防止効果を高め
ることができる。使用する界面活性剤に特に制限はな
く、例えば、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、
ジ−2−エチルヘキシルスルホコハク酸ナトリウムなど
のアニオン界面活性剤、ジメチルジステアリルアンモニ
ウムクロライドなどのカチオン界面活性剤、ポリオキシ
エチレンノニルフェニルエーテルなどのノニオン界面活
性剤などを挙げることができる。酸、アルカリ又は界面
活性剤の添加量に特に制限はないが、0.01〜100m
g/リットルであることが好ましく、0.1〜50mg/リ
ットルであることがより好ましい。
【0008】本発明方法において、CMPを行った半導
体基板を、酸素ガス溶解水を用いて洗浄する方法に特に
制限はなく、例えば、酸素ガス溶解水を満たした水槽に
半導体基板を浸漬してバッチ式処理を行うことができ、
あるいは、半導体基板をスピンナーやローダー上に載
せ、酸素ガス溶解水を半導体基板の中心から半径方向に
注いで処理する枚葉式洗浄を行うこともできる。本発明
方法においては、半導体基板を酸素ガス溶解水を用いて
洗浄する際に、超音波を照射することができる。超音波
を照射することにより、研磨剤の微粒子の除去効果を高
めることができる。照射する超音波の周波数に特に制限
はないが、20kHz以上であることが好ましく、400k
Hz以上であることがより好ましく、0.8MHz以上である
ことがさらに好ましい。周波数の高い短波長の超音波を
用いることにより、極めて微細な加工が施された半導体
基板であっても、キャビテーション効果による損傷を与
えることなく、研磨剤の微粒子を除去することができ
る。
【0009】本発明方法においては、酸素ガス溶解水
を、ジェット流体として半導体基板に噴射することがで
きる。ジェット流体の形態には特に制限はなく、例え
ば、バブルジェット流体、キャビテーションジェット流
体などを挙げることができる。図1は、バブルジェット
流体用のノズルの断面図及びノズル出口形状を示す平面
図である。バブルジェット流体用ノズルには、送水管1
に酸素ガス溶解水が高圧で送られ、送気管2に気体が高
圧で送られ、ノズル3の中で酸素ガス溶解水と気体が混
合する。酸素ガス溶解水と気体の混合により、気体が有
しているエネルギーが酸素ガス溶解水に移行するととも
に、酸素ガス溶解水が微細な水流となり、ノズル出口4
から高エネルギーの水流として半導体基板に噴射され
る。ノズルに送水する酸素ガス溶解水の圧力は、2〜1
0kg/cm2であることが好ましく、4〜7kg/cm2である
ことがより好ましい。ノズルに送気する気体の圧力は、
2〜10kg/cm2であることが好ましく、3〜6kg/cm2
であることがより好ましい。図2は、キャビテーション
ジェット流体用のノズルの断面図及びノズル出口形状を
示す平面図である。キャビテーションジェット流体用ノ
ズルは、高圧水送水管5と低圧水送水管6を有し、いず
れの送水管にも酸素ガス溶解水が送水される。ノズル出
口において、高圧水はノズル中央の小面積の開口部7よ
り噴射され、低圧水はその周辺を囲む同心円状の大面積
の開口部8より噴射される。高圧水と低圧水の流速比
は、5:1〜20:1であることが好ましく、8:1〜
15:1であることがより好ましい。高圧水と低圧水の
流速に差を設けることにより、高圧水と低圧水の流れの
界面において渦流が発生し、外気を巻き込んで気相から
なるキャビティが成長する。成長したキャビティが破壊
することにより、衝撃波が発生し、衝撃波を伴った水流
として半導体基板に噴射される。高圧水の圧力は、5〜
100kg/cm2であることが好ましく、20〜80kg/c
m2であることがより好ましい。低圧水の水圧は、0.5
〜5kg/cm2であることが好ましく、1〜4kg/cm2であ
ることがより好ましい。本発明の半導体基板の洗浄方法
によれば、CMPを行った半導体基板の洗浄に酸素ガス
溶解水を用いることにより、従来の洗浄法では除去が困
難であったCMP後の半導体基板表面に残存する研磨剤
の微粒子を除去することができ、これによって、CMP
装置やCMP後の半導体基板によるクロスコンタミネー
ションを防止して、CMPの後工程における歩留りの低
下を抑えることができる。
【0010】
【実施例】以下に、実施例を挙げて本発明をさらに詳細
に説明するが、本発明はこれらの実施例によりなんら限
定されるものではない。 実施例1 溶存酸素ガス濃度40mg/リットルの酸素ガス溶解水を
用い、超音波を照射して、CMPを行った熱酸化膜つき
の6インチシリコンウェーハの洗浄を行った。CMP
は、CMP装置と酸化膜研磨用のCMPスラリー[Ca
bot社、SEMI−SPERSE SS−25]を用
いて行った。CMPを行ったシリコンウェーハの表面の
微粒子数を、レーザー散乱方式の基板上異物検査装置
[トプコン社、WM−1500]を用いて測定したとこ
ろ、シリコンウェーハ1枚に、0.2〜0.5μmの微粒
子が22,328個、0.5〜1.0μmの微粒子が28
2個、1.0μm以上の微粒子が16個であった。この
CMPを行ったシリコンウェーハを500rpmで回転
し、酸素ガス溶解水を800ml/分の流量で、超音波発
振装置[プレテック社、FINEJET]より周波数
1.6MHzの超音波を照射しつつ、60秒間噴射して洗浄
し、次いで回転速度500rpmのまま超純水を800ml
/分の流量で20秒間噴射してリンスし、さらに回転数
を1,500rpmに上げて20秒間乾燥した。洗浄後のシ
リコンウェーハについて、同様にして微粒子数を測定し
たところ、シリコンウェーハ1枚に、0.2〜0.5μm
の微粒子が309個、0.5〜1.0μmの微粒子が2
個、1.0μm以上の微粒子が0個であり、微粒子除去
率は、0.2〜0.5μmの微粒子が98.6%、0.5〜
1.0μmの微粒子が99.3%、1.0μm以上の微粒
子が100%であった。 実施例2 洗浄水として、酸素ガス40mg/リットルとアンモニア
5mg/リットルを溶解した超純水を用い、バブルジェッ
ト流体として噴射して、CMPを行った熱酸化膜つきの
6インチシリコンウェーハの洗浄を行った。実施例1と
同様にしてCMPを行ったシリコンウェーハの表面の微
粒子数は、シリコンウェーハ1枚に、0.2〜0.5μm
の微粒子が21,458個、0.5〜1.0μmの微粒子
が303個、1.0μm以上の微粒子が19個であっ
た。図1に示す形状のバブルジェットノズルを用い、酸
素ガスとアンモニアを溶解した水を、水圧6kg/cm2
流量800ml/分で送り、清浄空気を空気圧5kg/c
m2、流量2リットル/分で送り、CMPを行ったシリコ
ンウェーハを500rpmで回転しつつ60秒間洗浄し、
次いで回転速度500rpmのまま超純水を800ml/分
の流量で20秒間噴射してリンスし、さらに回転数を
1,500rpmに上げて20秒間乾燥した。CMPを行っ
たシリコンウェーハの表面の微粒子数は、シリコンウェ
ーハ1枚に、0.2〜0.5μmの微粒子が20個、0.
5〜1.0μmの微粒子が0個、1.0μm以上の微粒子
が0個であり、微粒子除去率は、0.2〜0.5μmの微
粒子が99.9%、0.5〜1.0μmの微粒子が100
%、1.0μm以上の微粒子が100%であった。 比較例1 洗浄水として、超純水を用いた以外は、実施例1と同様
にして、CMPを行った熱酸化膜つきの6インチシリコ
ンウェーハの洗浄を行った。洗浄前のシリコンウェーハ
の表面の微粒子数は、シリコンウェーハ1枚に、0.2
〜0.5μmの微粒子が21,262個、0.5〜1.0μ
mの微粒子が268個、1.0μm以上の微粒子が18
個であった。洗浄後のシリコンウェーハの表面の微粒子
数は、シリコンウェーハ1枚に、0.2〜0.5μmの微
粒子が6,458個、0.5〜1.0μmの微粒子が8
個、1.0μm以上の微粒子が1個であり、微粒子除去
率は、0.2〜0.5μmの微粒子が69.6%、0.5〜
1.0μmの微粒子が97.0%、1.0μm以上の微粒
子が94.4%であった。実施例1〜2及び比較例1の
結果を、第1表に示す。
【0011】
【表1】
【0012】第1表に見られるように、溶存酸素ガス濃
度40mg/リットルの酸素ガス溶解水を用いて洗浄した
実施例1においては、0.2〜0.5μmの微粒子の98
%以上、0.5〜1.0μmの微粒子の99%以上が除去
され、1.0μm以上の微粒子は完全に除去されてい
る。また、溶存酸素ガス濃度40mg/リットル、溶存ア
ンモニア濃度5mg/リットルの超純水を用いて洗浄した
実施例2においては、0.2〜0.5μmの微粒子の9
9.9%が除去され、0.5μm以上の微粒子は完全に除
去されている。これに対して、酸素ガスを溶解していな
い超純水を用いて洗浄した比較例1においては、0.2
〜0.5μmの微粒子の除去率は約60%であり、0.5
μm以上の微粒子も、数%が除去されずに残っている。
【0013】
【発明の効果】本発明の洗浄方法により、酸素ガス溶解
水を用いてCMPを行った半導体基板を洗浄することに
より、従来の洗浄方法では除去が難しいウェーハ表面に
付着した研磨剤の微粒子を除去することができ、CMP
の後工程の歩留り低下を抑えることができる。さらに、
超純水と薬液の使用量が減少するために、排水処理の負
荷を低減することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、バブルジェット流体用のノズルの断面
図及び平面図である。
【図2】図2は、キャビテーションジェット流体用のノ
ズルの断面図及び平面図である。
【符号の説明】
1 送水管 2 送気管 3 ノズル 4 ノズル出口 5 高圧水送水管 6 低圧水送水管 7 小面積の開口部 8 大面積の開口部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】化学的機械研磨(CMP)を行った半導体
    基板を、酸素ガス溶解水を用いて洗浄することを特徴と
    する半導体基板の洗浄方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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