JP2000275329A - ドップラレーダ装置 - Google Patents

ドップラレーダ装置

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JP2000275329A
JP2000275329A JP11078956A JP7895699A JP2000275329A JP 2000275329 A JP2000275329 A JP 2000275329A JP 11078956 A JP11078956 A JP 11078956A JP 7895699 A JP7895699 A JP 7895699A JP 2000275329 A JP2000275329 A JP 2000275329A
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signal
transmission
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polarization
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Takayuki Matsuda
貴幸 松田
Yuji Matsumoto
裕治 松本
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Toshiba Corp
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 最大測定可能半径を飛躍的に増大しつつ、2
次エコーを確実に除去することのできるドップラレーダ
装置を提供する。 【解決手段】 互いに周波数の異なる局部発振信号をI
F信号により送信周波数に周波数変換し(4,6)、パ
ルス変調を施し(7)電力増幅した後(8)、一方を水
平偏波、他方を垂直偏波に変換して、送信繰り返し周期
で交互に切り替えて(9)空間に放射する(10,1
1)。それぞれのエコーを捕捉し、水平偏波のエコー成
分を抽出する系統(15〜18)と垂直偏波のエコー成
分を抽出する系統(27〜30)に振り分け、各系統の
出力について直線位相検波を施し(19〜24,31〜
35)、各系統の直線位相検波出力について位相差を補
償する(25,26,36,37)ことで、最大観測半
径RMAX をRMAX =c/fr (但し、fr :送信繰り返
し周波数、c:光速度)とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば風速、降
雨、降雪、及び気象状況の立体的な把握を目的とする気
象レーダに用いられ、特に最大検出速度を確保した上で
遠距離を観測するためのドップラレーダ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の気象レーダにあっては、単一送信
周波数、単一偏波型で送信波の位相を制御しないドップ
ラレーダ装置を用いており、最大検出速度VMAX 及び最
大測定可能半径RMAX を次の(1)式及び(2)式から決
定している。
【0003】 VMAX =λ・fr /4 …(1) RMAX =c/(2・fr ) …(2) 但し、λ :送信波長 fr :送信繰り返し周波数 c :光速度 通常、観測対象である降雨等の気象粒子を目標とするた
め、送信繰り返し周波数を1kHz程度に設定する。し
たがって、最大測定可能半径は150km程度になる。
【0004】ここで、最大測定可能半径以遠に気象粒子
が存在した場合、あたかも最大測定可能半径以内の目標
からのエコーであるかのように信号が受信される(2次
エコー)現象が発生する。この様子を図4及び図5に示
す。
【0005】図4は最大観測半径以遠にエコーがない場
合、図5は最大観測半径以遠にエコーが有る場合を示し
ている。すなわち、図4(a)に示すように、真のエコ
ーが送信繰り返し周波数で決まる最大観測半径以遠にエ
コーがない場合、図4(b)に示すように、受信信号に
は真のエコー成分のみが現れる。ところが、図5(a)
に示すように、真のエコーが最大観測半径以遠にエコー
が有る場合、図5(b)に示すように、受信信号にはそ
のエコーが2次エコーとして最大観測半径以内のエコー
成分に混入してしまう。
【0006】このため、従来では、送信繰り返し周波数
をある範囲毎に切り替えて電波を送信し、信号を受信し
たときのエコーの現れる位置の違いを利用してこれを除
去する方法が用いられる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ように送信繰り返し周波数を切り替える方法を用いる
と、目標である気象粒子の速度成分を観測しようとすた
とき、送信繰り返し周波数を優先的に選定することにな
り、結果的に最大測定可能半径が150km程度に抑え
られてしまうという欠点があった。また、レーダビーム
方向にエコーが連続している場合、1次エコーに混入し
た2次エコーを除去することが不可能になるという欠点
があった。
【0008】本発明は、上記の欠点を解決し、最大測定
可能半径を飛躍的に増大しつつ、2次エコーを確実に除
去することのできるドップラレーダ装置を提供すること
を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明に係るドップラレーダ装置は、以下のように
構成される。
【0010】(1)互いに周波数の異なる第1及び第2
の周波数信号を発生する第1及び第2の局部発振器と、
前記第1及び第2の周波数信号を送信周波数に変換する
ための中間周波数信号を発生する第3の局部発振器と、
前記第1及び第2の局部発振器から出力される第1及び
第2の周波数信号に対してそれぞれ前記第3の局部発振
器から出力される中間周波数信号で送信周波数に周波数
変換しパルス変調を施し電力増幅した後、一方を水平偏
波、他方を垂直偏波に変換して、送信繰り返し周期で交
互に出力する送信手段と、この手段から出力される水平
偏波及び垂直偏波を空間に放射しそれぞれのエコーを捕
捉する空中線装置と、この空中線装置で捕捉されたエコ
ーを取り込んで前記水平偏波のエコー成分を抽出する系
統と前記垂直偏波のエコー成分を抽出する系統に振り分
け、各系統の出力について直線位相検波を施す受信手段
と、前記受信手段で得られた2系統の直線位相検波出力
について位相差を補償する位相差補償手段とを具備し、
最大観測半径RMAX を RMAX =c/fr 但し、fr :送信繰り返し周波数 c :光速度 としたことを特徴とする。
【0011】(2)(1)の構成において、前記送信手
段は、前記第1及び第2の周波数信号を送信繰り返し周
期で交互に選択出力する信号選択手段と、この切替回路
から出力される周波数信号に前記第3の局部発振器から
出力される中間周波数信号を混合して送信周波数に変換
する周波数変換手段と、この手段で得られた周波数信号
にパルス変調を施すパルス変調手段と、この手段の出力
を電力増幅して送信パルスを生成する電力増幅手段と、
この手段から出力される送信パルスの内、第1の周波数
信号に基づく送信パルスを水平偏波、第2の周波数信号
に基づく送信パルスを垂直偏波に変換し、前記水平偏波
及び垂直偏波を送信繰り返し周期で交互に出力する偏波
切替手段とを備えることを特徴とする。
【0012】(3)(2)の構成において、前記受信装
置は、前記空中線装置で捕捉された水平偏波、垂直偏波
のエコー成分をそれぞれ前記第3の発振器の出力と混合
して中間周波数に変換する周波数変換手段と、この手段
で周波数変換された水平偏波、垂直偏波のエコー成分を
それぞれ前記第3の局部発振器の出力により直線位相検
波する位相検波手段とを備えることを特徴とする。
【0013】(4)(2)または(3)の構成におい
て、さらに、前記第1及び第2の局部発振器の出力を混
合しその低域成分を抽出してクロック信号を生成するク
ロック生成手段と、この手段で生成されたクロック信号
に基づいて送信繰り返し周期を決定し、前記信号選択手
段、パルス変調手段、偏波切替手段を制御する制御手段
を備えることを特徴とする。
【0014】(5)(4)の構成において、前記制御手
段は、さらに前記送信繰り返し周期の整数倍の周波数を
持つサンプリングクロックを生成し、前記位相差補償手
段は、前記受信手段で得られた2つの位相検波出力それ
ぞれについて、前記制御手段で生成されるサンプリング
クロックに基づいてデジタル信号に変換することを特徴
とする。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を詳細に説明する。
【0016】図1は本発明に係るドップラレーダ装置の
一実施形態の構成を示すもので、1は周波数(f1 −f
IF)の第1の局部発振信号を発生する第1の高安定局部
発振器、2は周波数(f2 −fIF)の第2の局部発振信
号を発生する第2の高安定局部発振器である。これらの
局部発振器1,2で発生された第1及び第2の局部発振
信号は混合器12で混合された後、ローパスフィルタ1
3に供給される。このローパスフィルタ13は混合器1
2の出力から低域成分fCLK (=|f1 −f2|)を抽
出するもので、その出力は制御回路14に供給され、タ
イミング信号として使用される。
【0017】ここで、局部発振器1、2の信号からfCL
K を生成する目的は、後述する送信周波数の違いによる
電波伝搬路中の往復で発生する位相差を補償するためで
ある。
【0018】一方、上記局部発振器1,2から出力され
る第1、第2の局部発振信号は切替回路3に供給され
る。この切替回路3は制御回路14からのトリガ信号で
第1、第2の局部発振信号をパルスヒット毎に切り替え
て出力するもので、その出力は混合器4にてIF局部発
振器5で発生されるIF信号と混合された後、ハイパス
フィルタ6に供給される。このハイパスフィルタ6は混
合器4の出力から高域成分(f1 またはf2 )を抽出す
るもので、その出力はピン変調器7に供給される。
【0019】このピン変調器7はハイパスフィルタ6の
出力信号を制御回路14からのトリガ信号に基づいてパ
ルス変調するもので、その出力は送信管8により電力増
幅された後、偏波切替回路9に供給される。この偏波切
替回路9は制御回路14からのトリガ信号に応じてパル
スヒット毎にH(水平)偏波、V(垂直)偏波を交互に
出力するもので、H偏波出力(f1 )、V偏波出力(f
2 )はそれぞれ送信繰り返しパルスとしてサーキュレー
タ10、11を介して図示しない2周波共用の空中線装
置により所定の覆域に向けて放射される。
【0020】また、上記空中線装置により受信した信号
はサーキュレータ10、11を介してTRリミッタ1
5、27に供給される。これらのTRリミッタ15、2
7はそれぞれ不要電波による大電力入力を制限するもの
で、その各出力はそれぞれ高周波増幅器16、28によ
り増幅され、次段の混合器17、29へ出力される。
【0021】混合器17は、第1の局部発振器1で発生
される周波数がf1 −fIFの信号を高周波増幅器16か
らの受信信号に混合するもので、その出力はフィルタ1
8に供給される。このフィルタ18は入力信号からH偏
波成分を抽出するもので、その出力は混合器20、21
に供給され、それぞれfIF発振器5で発生されるfIFと
それを90度シフター19で90度移相したfIFと混合
され、これによって複素形式の直交検波信号IH 、QH
を得る。各混合器20、21の出力はフィルタ23、2
4で不要な成分が除去された後、A/D(アナログ/デ
ジタル)変換器25、26によりデジタル信号に変換さ
れ、図示しない信号処理回路に出力される。
【0022】一方、混合器29は、第2の局部発振器2
で発生される周波数がf2 −fIFの信号を高周波増幅器
28からの受信信号に混合するもので、その出力はフィ
ルタ30に供給される。このフィルタ30は入力信号か
らV偏波成分を抽出するもので、その出力は混合器3
2、33に供給され、それぞれfIF発振器5で発生され
るfIFとそれを90度シフター19で90度移相したf
IFと混合され、これによって複素形式の直交検波信号I
V 、QV を得る。各混合器32、33の出力はフィルタ
34、35で不要な成分が除去された後、A/D変換器
36、37によりデジタル信号に変換され、図示しない
信号処理回路に出力される。
【0023】尚、上記A/D変換器25、26、36、
37の変換処理は、制御回路14で生成されるサンプル
クロックn/fCLK に基づいて行われる。
【0024】上記構成において、以下、図2及び図3を
参照してその動作を説明する。
【0025】図2は送信系のH偏波、V偏波送信タイミ
ングを示すものである。制御回路14では、第1及び第
2の局部発振器1、2で発生される第1及び第2の局部
発振信号から生成されるクロックfCLK (=|f1 −f
2 |)に基づいて、図2(a)に示すタイミングでトリ
ガ信号を発生する。このトリガ信号は切替回路3、ピン
変調器7及び偏波切替回路9に供給される。
【0026】一方、第1及び第2の局部発振器1、2で
発生された第1及び第2の局部発振信号は、それぞれ切
替回路3により、トリガ信号のタイミングで選択的に導
出され、IF局部発振器5で発生されるIF信号と混合
された後、ハイパスフィルタ6に入力され、ここで送信
周波数f1 またはf2 の信号が得られる。
【0027】この信号はピン変調器7にて制御回路14
からのトリガ信号に基づいてパルス変調された後、送信
管8で電力増幅され、偏波切替回路9により周波数f1
のときはH偏波となって、サーキュレータ10及び図示
しない空中線装置を介して空間に向けて送出され、周波
数f2 のときはV偏波となって、サーキュレータ11及
び図示しない空中線装置を介して空間に向けて送出され
る。図2(b)にH偏波送信タイミング、図2(c)に
V偏波送信タイミングを示す。
【0028】空中線装置から放射された電波は気象粒子
に到達し、エコーとなって再び空中線装置で捕捉され、
サーキュレータ10、11に入力される。ここで、図2
に示す通り、H偏波の送信タイミングの中間でV偏波
が、V偏波の送信タイミングの中間でH偏波が送信され
る。このため、H偏波の送信電波のエコーがサーキュレ
ータ11へ、V偏波の送信電波のエコーがサーキュレー
タ10へ入力されることになる。ところが、H偏波とV
偏波は偏波面が直交しているため、偏波面の違う信号に
対しては、分離度IH-V 分だけ減衰して入力されること
になる。
【0029】このようにして、入力された受信信号は、
ノイズ等による大電力入力を制御するTRリミッタ1
5、27を通過し、高周波増幅器16、28でそれぞれ
増幅され、次段の混合器17、29へ出力される。
【0030】H偏波系統の混合器17では、周波数がf
1 −fIFの信号と混合される。混合器17へはV偏波か
らの成分も分離度IH-V 分だけ減衰して入力されている
ので、同様に混合される。ところが、V偏波入力信号の
周波数はf2 であるため、混合器17の出力では、H偏
波成分とはfCLK違った周波数に分布することになる。
そこで、これを利用して後段のフィルタ18でH偏波を
抽出するようにすれば、さらに分離度IH を稼ぐことが
できる。
【0031】同様に、V偏波系統の混合器29では、周
波数がf2 −fIFの信号と混合される。混合器29へは
H偏波からの成分も分離度IV-H 分だけ減衰して入力さ
れるので、同様に混合される。ところが、H偏波入力信
号の周波数はf1 であるため、混合器29の出力では、
V偏波成分とはfCLK 違った周波数に分布することにな
る。そこで、後段のフィルタ30でV偏波を抽出するよ
うにすれば、さらに分離度IV を稼ぐことができる。
【0032】フィルタ18、30で得られた受信信号は
それぞれ混合器20、21、32、33で直交検波され
て複素形式の信号となり、フィルタ23、24、34、
35で不要波が除去された後、A/D変換器25、2
6、36、37に供給され、デジタル信号に変換され
る。
【0033】図3は、送信繰り返し周波数で決まる最大
観測半径以遠の信号が、上記のような手順で抽出される
様子を示したものである。すなわち、真のエコーは図3
(a)に示すように送信繰り返し周波数で決まる最大観
測半径以遠でも受信される。ここで、送信トリガータイ
ミングは、図3(b)に示すように、周期T(=1/
(送信繰り返し周波数))となっている。これに対し、
H偏波受信系統の受信信号は図3(c)に示すようにな
り、またV偏波受信系統の受信信号は図3(d)に示す
ようになる。そこで、エコー観測開始位置を図3
(c)、(d)中の矢印の時点(図3(c)では3T、
5T、…の時点、図3(d)では2T、4T、6T、…
の時点)に設定することにより、略倍の半径内のエコー
を受信することができる。
【0034】但し、送出される送信信号の周波数がH偏
波とV偏波で異なっているため、電波伝搬路上を往復す
る間に発生する位相遅れが異なるものになる。このこと
は、受信信号からドップラ周波数を観測しようとするド
ップラレーダ装置にとっては重大な問題となる。そこ
で、第1及び第2の局部発振器1、2の出力を混合する
ことによって得られるfCLK を制御回路14でn分周
し、サンプリングクロックとしてA/D変換器25、2
6、36、37に送り、受信信号をサンプリングする。
これによって、位相差が2πの整数倍になる位置、すな
わち位相差が0の位置で受信信号を取り込むことができ
る。その結果、H偏波、V偏波の両信号の位相差を補償
することができる。
【0035】したがって、上記構成によるドップラレー
ダ装置では、二つの受信系統間の合計分離度が、パルス
ヒット毎に切り替わるH、V偏波間の分離度と、同じく
パルスヒット毎に切り替わる送信周波数の違いによる分
離度を乗じたものになる。特に、気象粒子を観測する用
途では、二つの受信系統は、実効的に送信繰り返し周波
数fr /2で動作することと同様の動作となる。したが
って、最大測定可能半径は前述の(2)式の2倍とな
る。また、二つの受信系統が、実効的に送信繰り返し周
波数fr /2で動作することと同様の動作となるため、
2次エコーをほぼ完全に除去することができる。
【0036】尚、図1の回路においては、位相検波回路
19〜26、31〜37をアナログ回路で構成する場合
について説明したが、フィルタ18、30の後段でA/
D変換を行う、デジタルIQ検波回路を用いても同様の
処理を実現できる。
【0037】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、最大測定
可能半径を飛躍的に増大しつつ、2次エコーを確実に除
去することのできるドップラレーダ装置を提供すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るドップラレーダ装置の一実施形態
の構成を示すブロック回路図。
【図2】同実施形態のH偏波(f1 )、V偏波(f2 )
の送信タイミングを示すタイミング図。
【図3】同実施形態において、最大観測半径以遠の信号
が抽出される様子を示す概念図。
【図4】従来のドップラレーダ装置において、最大観測
半径以遠にエコーがない場合の真のエコーに対する受信
信号の様子を示す概念図。
【図5】従来のドップラレーダ装置において、最大観測
半径以遠にエコーが有る場合の真のエコーに対する受信
信号の様子を示す概念図。
【符号の説明】
1…第1の高安定局部発振器 2…第2の高安定局部発振器 3…切替回路 4…混合器 5…IF局部発振器 6…ハイパスフィルタ 7…ピン変調器 8…送信管 9…偏波切替回路 10,11…サーキュレータ 12…混合器 13…ローパスフィルタ 14…制御回路 15,27…TRリミッタ 16,28…高周波増幅器 17,29…混合器 18,30…偏波成分抽出フィルタ 19,31…90度シフター 20,21,32,33…混合器 23,24,34,35…フィルタ 25,26,36,37…A/D変換器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5J070 AB06 AC06 AD05 AD15 AD17 AE12 AE13 AH34 AH39 AH50 AJ04 AJ10 AK01 AK04 AK10 BA01

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】互いに周波数の異なる第1及び第2の周波
    数信号を発生する第1及び第2の局部発振器と、 前記第1及び第2の周波数信号を送信周波数に変換する
    ための中間周波数信号を発生する第3の局部発振器と、 前記第1及び第2の局部発振器から出力される第1及び
    第2の周波数信号に対してそれぞれ前記第3の局部発振
    器から出力される中間周波数信号で送信周波数に周波数
    変換しパルス変調を施し電力増幅した後、一方を水平偏
    波、他方を垂直偏波に変換して、送信繰り返し周期で交
    互に出力する送信手段と、 この手段から出力される水平偏波及び垂直偏波を空間に
    放射しそれぞれのエコーを捕捉する空中線装置と、 この空中線装置で捕捉されたエコーを取り込んで前記水
    平偏波のエコー成分を抽出する系統と前記垂直偏波のエ
    コー成分を抽出する系統に振り分け、各系統の出力につ
    いて直線位相検波を施す受信手段と、 前記受信手段で得られた2系統の直線位相検波出力につ
    いて位相差を補償する位相差補償手段とを具備し、最大
    観測半径RMAX を RMAX =c/fr 但し、fr :送信繰り返し周波数 c :光速度 としたことを特徴とするドップラレーダ装置。
  2. 【請求項2】前記送信手段は、 前記第1及び第2の周波数信号を送信繰り返し周期で交
    互に選択出力する信号選択手段と、 この切替回路から出力される周波数信号に前記第3の局
    部発振器から出力される中間周波数信号を混合して送信
    周波数に変換する周波数変換手段と、 この手段で得られた周波数信号にパルス変調を施すパル
    ス変調手段と、 この手段の出力を電力増幅して送信パルスを生成する電
    力増幅手段と、 この手段から出力される送信パルスの内、第1の周波数
    信号に基づく送信パルスを水平偏波、第2の周波数信号
    に基づく送信パルスを垂直偏波に変換し、前記水平偏波
    及び垂直偏波を送信繰り返し周期で交互に出力する偏波
    切替手段とを備えることを特徴とする請求項1記載のド
    ップラレーダ装置。
  3. 【請求項3】前記受信装置は、前記空中線装置で捕捉さ
    れた水平偏波、垂直偏波のエコー成分をそれぞれ前記第
    3の発振器の出力と混合して中間周波数に変換する周波
    数変換手段と、 この手段で周波数変換された水平偏波、垂直偏波のエコ
    ー成分をそれぞれ前記第3の局部発振器の出力により直
    線位相検波する位相検波手段とを備えることを特徴とす
    る請求項2記載のドップラレーダ装置。
  4. 【請求項4】さらに、前記第1及び第2の局部発振器の
    出力を混合しその低域成分を抽出してクロック信号を生
    成するクロック生成手段と、 この手段で生成されたクロック信号に基づいて送信繰り
    返し周期を決定し、前記信号選択手段、パルス変調手
    段、偏波切替手段を制御する制御手段を備えることを特
    徴とする請求項2または3記載のドップラレーダ装置。
  5. 【請求項5】前記制御手段は、さらに前記送信繰り返し
    周期の整数倍の周波数を持つサンプリングクロックを生
    成し、 前記位相差補償手段は、前記受信手段で得られた2つの
    位相検波出力それぞれについて、前記制御手段で生成さ
    れるサンプリングクロックに基づいてデジタル信号に変
    換することを特徴とする請求項4記載のドップラレーダ
    装置。
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Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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