JP2000273031A - 保護化粧料 - Google Patents

保護化粧料

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 敏感肌の人でも安心して使用できる、使用感
に優れる化粧料を提供する。 【解決手段】 1)ポリマー基体に糖類を構成単位に含
む基を共有結合した、糖結合ポリマーと2)アクリル酸
・メタクリル酸アルキル(C10ー30)共重合体及び
/又はその塩とを化粧料に含有させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、敏感肌の人に好適
な化粧料に関する。
【0002】
【従来の技術】近年の社会においては、種々のストレス
がそこで生活するものの上に降りかかってくる。この
為、現代社会に於いては、多くの人がストレスに由来す
る、疾病乃至は体の不調に悩んでいる。近年、化粧料の
世界に於いても、かつて経験したことがないほど、種々
の刺激に敏感な、いわゆる敏感肌の人が急増している背
景にも、この様なストレスの急増が原因となっていると
言われている。この様な、敏感肌の人は、普通の人が安
全に使用できる極めて安全性の高い界面活性剤などの製
剤成分に対しても過敏に反応してしまうため、化粧料が
殆ど使用できないのが現状となっている。この為、肌の
手入れなどに不都合が生じ、この様な人たちが安心して
使用できる化粧料の開発が望まれていた。この様な状況
の対応手段として、近年見出されてきた技術に、アクリ
ル酸・メタクリル酸アルキル(C10〜30)共重合体
及び/又はその塩を乳化剤兼増粘剤として用い、界面活
性剤の含有量を減らす技術が挙げられる。しかしなが
ら、このものは、乳化に充分なほど含有させるとぬめり
感が著しくなる場合があると言う欠点があり、含有量の
減量が望まれていた。このものの減量は、この様な観点
のみならず、使用感に於ける更なる刺激感の低減のため
にも必要であった。
【0003】一方、ポリマー基体に糖類を構成単位に含
む基を共有結合した、糖結合ポリマーは、化粧料用の保
湿素材として開発され(特開平6−122609号、特
開平5−43418号)、近年スキンケア化粧料などに
広く使用されているが、このものをアクリル酸・メタク
リル酸アルキル(C10〜30)共重合体とともに使用
することも、この様な組合せにより、敏感肌の人でも安
心して使用の出来、且つ使用感も優れる化粧料が提供で
きることも全く知られていなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、この様な状
況下為されたものであり、敏感肌の人でも安心して使用
でき、使用感にも優れる化粧料を提供することを課題と
する。
【0005】
【課題の解決手段】本発明者らは、この様な状況に鑑み
て、敏感肌の人でも安心して使用でき、使用感にも優れ
る化粧料を求めて鋭意研究努力を重ねた結果、1)ポリ
マー基体に糖類を構成単位に含む基を共有結合した、糖
結合ポリマーと2)アクリル酸・メタクリル酸アルキル
(C10〜30)共重合体及び/又はその塩とを含有す
ることを特徴とする、化粧料にその様な性質を見出し、
発明を完成させるに至った。以下、本発明について、実
施の形態を中心に詳細に説明を加える。
【0006】
【発明の実施の形態】(1)本発明の化粧料の必須成分
であるポリマー基体に糖類を構成単位に含む基を共有結
合した、糖結合ポリマー 本発明の化粧料は、ポリマー基体に糖類を構成単位に含
む基を共有結合した、糖結合ポリマーを含有することを
特徴とする。これらの糖結合ポリマーは、ポリマーの基
体に糖を含む基が共有結合した形の化合物であって、い
わゆるペンダントタイプのポリマーである。この様な糖
結合ポリマーは、糖の有する優れた保湿作用を皮膚上で
持続する作用に優れ、しかも角質細胞間を接着させる作
用を有することが既に知られている。該糖結合ポリマー
のポリマー基体となるものは、通常一般的使用されてい
るポリマーであれば特段の限定なく使用することが出
来、例えば、ポリスチレン、ポリ(ーαーメチルスチレ
ン)、ポリ塩化ビニル、ポリビニルアルコール、ポリア
シルビニル、ポリアルキルビニル、ポリアミド、ポリエ
ステル、ポリプロピレン、ポリカーボネート、ウレタン
系樹脂、フッ素系樹脂、シリコーン及びアクリル系樹脂
が好ましく例示できる。この中で特に好ましいポリマー
は、ポリスチレンやポリ(−α−メチルスチレン)等の
スチレン系樹脂とポリアクリル酸、ポリメタクリル酸、
ポリアルキル酸エステル、ポリメタクリル酸エステルな
どのアクリル系樹脂である。更に、これらポリマーに共
有結合している糖構造を含有する基の糖の部分である
が、糖としては、通常の生体の構成要素として存在する
ものであれば特段の限定なく用いることが出来、例え
ば、グルコース、アラビノース、キシロース、ガラクト
ース、マンノース、フルクトース、グルコサミン、シア
ル酸及び/又はその塩、ムラミン酸及び/又はその塩、
グルクロン酸及び/又はその塩、ガラクツロン酸及び/
又はその塩並びにこれらの誘導体等が出来る。ここで、
誘導体とは、糖の水酸基をもとに容易に誘導しうる誘導
体であって、例えば、アセチル化体のようなアシル化
物、メチルエーテルのようなアルキル化物、スルホン酸
エステル及び/又はその塩等が好ましく例示できる。こ
れらは常法に従えば、容易に誘導できる。又、かかる糖
部分は、1ポリマー中に複数の種類が存在しても、唯一
種のみでも構わない。糖部分はポリマー基体に直接共有
結合で結合できるし、オキシ(C1−4)アルキル基等
の発明の効果を損なわない媒介基を介して共有結合して
も良い。この様な糖結合ポリマーの好ましい、構成モノ
マーとしては、N−p−ビニルベンジル−D−セロビオ
ンアミド、N−p−ビニルベンジル−D−ラクトンアミ
ド、N−p−ビニルベンジル−D−マルトンアミド、N
−p−ビニルベンジル−D−グルコンアミド、グルコシ
ルオキシエチルメタクリレート、ガラクトシルオキシプ
ロピルアクリレート、マンノシルオキシエチルメタクリ
レートが挙げられ、これらから選ばれる1種乃至は2種
以上を構成モノマーとして含むポリマーが本発明の好ま
しいポリマーである。ここで、本発明のポリマーとして
は、糖構造を有する基を有するこれらのモノマー以外
に、通常ポリマーで使用されているモノマーを構成モノ
マーとして含み、共重合体とすることもできるし、該糖
構造を有するモノマーのみの重合体や共重合体とするこ
ともできるが、より好ましいものは、該糖構造を有する
モノマーのみの重合体や共重合体である。即ち、言い換
えれば、N−p−ビニルベンジル−D−セロビオンアミ
ド、N−p−ビニルベンジル−D−ラクトンアミド、N
−p−ビニルベンジル−D−マルトンアミド、N−p−
ビニルベンジル−D−グルコンアミド、グルコシルオキ
シエチルメタクリレート、ガラクトシルオキシプロピル
アクリレート、マンノシルオキシエチルメタクリレート
から選ばれる1種乃至は2種以上のホモポリマー乃至は
コポリマーが特に好ましい。中でも、N−p−ビニルベ
ンジル−D−ラクトンアミドホモポリマー(PVLA)
とグルコシルオキシエチルメタクリレートホモポリマー
(PGEMA)が特に好ましい。これらのポリマーは、
前記モノマーを単独乃至は2種以上、場合によっては任
意の糖構造を有さないモノマーを加えて、過硫酸アンモ
ニウムやアゾビスイソブチロニトリル等の重合開始剤の
存在下、重合を行えば容易に得ることが出来る。この様
なポリマーの詳しい製法については、特開平6−122
609号や特開平5−43418号に記載されている。
本発明の化粧料に於いては、この様にして得られた、ポ
リマー基体に糖類を構成単位に含む基を共有結合した、
糖結合ポリマーから選ばれる1種乃至は2種以上を必須
成分として含有する。これらの成分は、本発明の化粧料
に於いて、皮膚に優れた保湿作用を示すと同時に、皮膚
がアレルギー反応等の好ましくない反応を起こすのを抑
制する作用を示す。更には、乳化剤である、アクリル酸
・メタクリル酸アルキル(C10〜30)共重合体及び
/又はその塩の量を減らし、このぬめり感を抑制する作
用を有する。これらの糖結合ポリマーの本発明の化粧料
に於ける好ましい含有量は、0.01〜10重量%であ
り、更に好ましくは0.05〜1重量%である。これは
少なすぎると上記作用が発現しない場合があり、多すぎ
てもこの様な作用は頭打ちになり、剤形的な制限が生じ
ることがあるためである。
【0007】(2)本発明の化粧料の必須成分であるア
クリル酸・メタクリル酸アルキル(C10〜30)共重
合体及び/又はその塩 本発明の化粧料は、アクリル酸・メタクリル酸(C10
〜30)共重合体及び/又はその塩を含有することを特
徴とする。このものは、常法に従い製造することもでき
る。例えば、メタクリル酸ナトリウムなどのメタクリル
酸の塩と長鎖アルキルナトリウムアルコキシドとを縮合
させ、メタクリル酸長鎖アルキルエステルを作成し、こ
のものとアクリル酸とを重合させればよい。この様に、
調整したものを使用することもできるが、この様な共重
合体は既に市販をされており、このものを利用すること
もできる。この様な市販品としては、例えば、グッドリ
ッチ社より市販されている、ペムレンTR−1やペムレ
ンTR−2等が好ましく例示できる。これらは唯一種を
含有させることもできるし、二種以上を組み合わせて含
有させることもできる。このものは、本発明の化粧料に
おいては、界面活性剤が少ない或いはない系を乳化し、
該乳化を安定化し、敏感肌の人が刺激を受けることを防
止する作用を有する。本発明の化粧料に於ける、これら
アクリル酸・メタクリル酸アルキル(C10〜30)共
重合体及び/又はその塩の好ましい含有量は、総量で、
0.01〜10重量%であり、更に好ましくは、0.0
5〜5重量%である。これは多すぎると、使用感や系そ
のものの安定性を損なうことがあり、少なすぎると上記
効果が発現しない場合があるからである。又、塩として
は化粧料で通常使用されているものであれば、特段の限
定なく使用することができ、例えば、カリウムやナトリ
ウムなどのアルカリ金属塩、マグネシウム塩、カルシウ
ムなどのアルカリ土類金属塩、アンモニウム塩、トリエ
タノールアミンやトリエチルアミンなどの有機アミン
塩、リジンやアルギニンなどの塩基性アミノ酸塩等が好
ましく例示できる。
【0008】(3)本発明の化粧料 本発明の化粧料は、通常市場に於いて使用されている化
粧料であれば、特段の制限なく、例えば、基礎化粧料、
メークアップ化粧料、毛髪化粧料、洗浄用化粧料など
に、適用することが出来るが、好ましいのは、敏感肌の
人が使用する皮膚化粧料である。本発明の化粧料の、糖
結合ポリマーに起因する、安全性の高さは、アクリル酸
・メタクリル酸アルキル(C10〜30)共重合体に敏
感な人であっても使用可能に為しうる効果を発揮する。
従って、本発明の化粧料は、敏感肌用の化粧料に適用す
るのが特に好ましい。本発明の化粧料に於いては、上記
必須成分以外に、通常化粧料で使用される任意成分を本
発明の化粧料の効果を損なわない範囲に於いて使用でき
る。かかる任意成分としては、例えば、ワセリンやマイ
クロクリスタリンワックス等のような炭化水素類、ホホ
バ油やゲイロウ等のエステル類、牛脂、オリーブ油等の
トリグリセライド類、セタノール、オレイルアルコール
等の高級アルコール類、ステアリン酸、オレイン酸等の
脂肪酸、グリセリンや1,3−ブタンジオール等の多価
アルコール類、非イオン界面活性剤、アニオン界面活性
剤、カチオン界面活性剤、両性界面活性剤、エタノー
ル、カーボポール等の増粘剤、防腐剤、紫外線吸収剤、
抗酸化剤、色素、粉体類等が好ましく例示できる。本発
明の化粧料は、これらの成分を常法に従って処理するこ
とにより製造することが出来る。
【0009】
【実施例】以下に実施例を挙げて、本発明について更に
詳細に説明を加えるが、本発明がこれら実施例にのみ限
定を受けないことは言うまでもない。
【0010】<実施例1、2>下記に示す処方に従っ
て、本発明の化粧料を作成した。即ち、イ、ロ、ハの成
分をそれぞれ80℃に加熱し、イにロを加え中和し、こ
れに徐々に撹拌しながらハを加え乳化し、ホモジナイザ
ーで粒子を均一にした後、撹拌冷却し、本発明の化粧料
である、乳液を得た。又、PGEMAを全てペムレンT
R−2に置換した比較例1とペムレンTR−2を全てP
GEMAに置換した比較例2も作成してみたが、比較例
2は乳化せずサンプル作成が不可能であった。これらの
安定性(40℃、10日間)も調べた。 イ ペムレンTR−2* PGEMA(分子量100000)* グリセリン 3 重量部 1,3−ブタンジオール 5 重量部 メチルパラベン 0.1重量部 水 50 重量部 ロ 水酸化カリウム* 水* ハ スクワラン 5 重量部 グリセリンモノオレイルエーテル 2 重量部 セタノール 3 重量部 *詳細の含有量(重量部)は表1に示す。
【0011】
【表1】
【0012】<実施例3>上記実施例1、2及び比較例
1の乳液について、その使用感を専門家により評価し
た。評価項目はしっとり感とべたつきのなさであり、そ
の評価基準は、++:非常によい、+:良い、±:やや
良い、−:悪いであった。結果を表2に示す。これよ
り、本発明の化粧料である、実施例1、2の乳液は、し
っとり感に優れるにも関わらず、べたつきがないという
優れた使用感を有することがわかる。
【0013】
【表2】
【0014】<実施例4>上記実施例1、2及び比較例
1の乳液について、モルモット損傷皮膚を用いた皮膚刺
激試験を行った。即ち、ハートレー系白色種モルモット
(雄性、300〜400g)1群6匹の背部を剃毛し、
ガムテープストリッピングした後、上記検体を48時間
クローズドパッチした。パッチ絆創膏の除去後1時間
に、皮膚反応をドレーズの基準に従って判定した。即
ち、++:浮腫を伴う反応、+:明らかな紅斑を伴う反
応、±:微弱な紅斑を伴う反応、−:無反応である。結
果を表3に示す。これより、本発明の化粧料である乳液
は極めて安全性に優れることがわかる。
【0015】
【表3】
【0016】<実施例5>実施例1、2及び比較例1の
サンプルについて、アレルギー惹起抑制作用を調べた。
即ち、モルモット50匹をマキシマイゼーションテスト
の手法に従って、0.5%ホルマリン水溶液で、4回の
皮内注射(フロインドのコンプリートアジュバント存在
下)と2回の48時間クローズドパッチの処理により、
感作し、2週間の休止期間の後に、0.05%ホルマリ
ン水溶液の24時間クローズドパッチで陽性になった動
物7匹の背部を剃毛し、2cm×2cmの部位を4つ作
成し、これらのサンプル及び水を各部位に0.05ml
投与した。その後、部位全体を0.1%のホルマリン水
溶液を含浸したパッチ絆創膏で覆い、24時間クローズ
ドパッチした。パッチ絆創膏の除去後1時間にドレーズ
の基準で皮膚反応を判定した。結果を表4に示す。これ
より、本発明の化粧料はアレルギー惹起抑制作用を有す
ることがわかる。このことから、本発明の化粧料はアト
ピー性皮膚炎など外部刺激に敏感になっている人に適用
するのに適していることがわかる。
【0017】
【表4】
【0018】<実施例6、7>下記に示す処方に従っ
て、本発明の化粧料を作成した。即ち、イ、ロ、ハの成
分をそれぞれ80℃に加熱し、イにロを加え中和し、こ
れに徐々に撹拌しながらハを加え乳化し、ホモジナイザ
ーで粒子を均一にした後、撹拌冷却し、本発明の化粧料
である、乳液を得た。又、PVLAを全てペムレンTR
−2に置換した比較例1とペムレンTR−2を全てPV
LAに置換した比較例3も作成してみたが、比較例3は
乳化せずサンプル作成が不可能であった。これらの安定
性(40℃、10日間)も調べた。 イ ペムレンTR−2** PVLA(分子量20000)** グリセリン 3 重量部 1,3−ブタンジオール 5 重量部 メチルパラベン 0.1重量部 水 50 重量部 ロ 水酸化カリウム** 水** ハ スクワラン 5 重量部 グリセリンモノオレイルエーテル 2 重量部 セタノール 3 重量部 **詳細の含有量(重量部)は表5に示す。実施例3と同様に評価した結果もあ わせて示す。PVLAもPGEMA同様の効果を有することがわかる。
【0019】
【表5】
【0020】<実施例8>下記に示す処方に従って、本
発明の化粧料を作成した。即ち、イ、ロ、ハの成分をそ
れぞれ80℃に加熱し、イにロを加え中和し、これに徐
々に撹拌しながらハを加え乳化し、ホモジナイザーで粒
子を均一にした後、撹拌冷却し、本発明の化粧料であ
る、乳液を得た。これらの安定性(40℃、10日間)
を調べたところ、全く問題はなかった。更に、しっとり
感やべたつき感も++であった。 イ ペムレンTR−1 0.2重量部 PVLA(分子量20000) 0.1重量部 グリセリン 3 重量部 1,3−ブタンジオール 5 重量部 メチルパラベン 0.1重量部 水 50 重量部 ロ 水酸化カリウム 0.2重量部 水 31.4重量部 ハ スクワラン 5 重量部 グリセリンモノオレイルエーテル 2 重量部 セタノール 3 重量部
【0021】<実施例9>下記に示す処方に従って、本
発明の化粧料を作成した。即ち、イ、ロ、ハの成分をそ
れぞれ80℃に加熱し、イにロを加え中和し、これに徐
々に撹拌しながらハを加え乳化し、ホモジナイザーで粒
子を均一にした後、撹拌冷却し、本発明の化粧料であ
る、乳液を得た。これらの安定性(40℃、10日間)
を調べたところ、全く問題はなかった。更に、しっとり
感やべたつき感も++であった。 イ ペムレンTR−1 0.2重量部 PGEMA(分子量100000) 0.1重量部 グリセリン 3 重量部 1,3−ブタンジオール 5 重量部 メチルパラベン 0.1重量部 水 50 重量部 ロ 水酸化カリウム 0.2重量部 水 31.4重量部 ハ スクワラン 5 重量部 グリセリンモノオレイルエーテル 2 重量部 セタノール 3 重量部
【0022】<実施例10>下記に示す処方に従って、
本発明の化粧料を作成した。即ち、イ、ロ、ハの成分を
それぞれ80℃に加熱し、イにロを加え中和し、これに
徐々に撹拌しながらハを加え乳化し、ホモジナイザーで
粒子を均一にした後、撹拌冷却し、本発明の化粧料であ
る、乳液を得た。これらの安定性(40℃、30日間)
を調べたところ、全く問題はなかった。更に、しっとり
感やべたつき感も++であった。 イ ペムレンTR−1 0.2重量部 PGEMA(分子量50000) 1 重量部 グリセリン 3 重量部 1,3−ブタンジオール 5 重量部 メチルパラベン 0.1重量部 水 50 重量部 ロ 水酸化カリウム 0.2重量部 水 30.5重量部 ハ スクワラン 5 重量部 グリセリンモノオレイルエーテル 2 重量部 セタノール 3 重量部
【0023】
【発明の効果】本発明によれば、敏感肌の人でも安心し
て使用でき、使用感にも優れる化粧料を提供することが
できる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 安藤 信裕 神奈川県横浜市戸塚区柏尾町560 ポーラ 化成工業株式会社戸塚研究所内 Fターム(参考) 4C083 AB032 AC022 AC072 AC122 AC172 AC482 AD091 AD092 AD391 AD392 CC05 DD31 EE06 EE10

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1)ポリマー基体に糖類を構成単位に含
    む基を共有結合した、糖結合ポリマーと2)アクリル酸
    ・メタクリル酸アルキル(C10〜30)共重合体及び
    /又はその塩とを含有することを特徴とする、化粧料。
  2. 【請求項2】 ポリマー基体が、ポリスチレン、ポリ
    (ーαーメチルスチレン)、ポリアミド、ポリエステ
    ル、ポリプロピレン、ポリカーボネート、ウレタン系樹
    脂、フッ素系樹脂、シリコーン及びアクリル系樹脂から
    選ばれるものであることを特徴とする、請求項1に記載
    の化粧料。
  3. 【請求項3】 糖類が、グルコース、アラビノース、キ
    シロース、ガラクトース、マンノース、フルクトース、
    グルコサミン、シアル酸及び/又はその塩、ムラミン酸
    及び/又はその塩、グルクロン酸及び/又はその塩、ガ
    ラクツロン酸及び/又はその塩並びにこれらの誘導体か
    ら選ばれる1種乃至は2種以上であることを特徴とす
    る、請求項1又は2に記載の化粧料。
  4. 【請求項4】 糖結合ポリマーがN−p−ビニルベンジ
    ル−D−セロビオンアミド、N−p−ビニルベンジル−
    D−ラクトンアミド、N−p−ビニルベンジル−D−マ
    ルトンアミド、N−p−ビニルベンジル−D−グルコン
    アミド、グルコシルオキシエチルメタクリレート、ガラ
    クトシルオキシプロピルアクリレート、マンノシルオキ
    シエチルメタクリレートから選ばれる1種乃至は2種以
    上を構成単量体として含むホモポリマー乃至はコポリマ
    ーであることを特徴とする、請求項1〜3の何れか一項
    に記載の化粧料。
  5. 【請求項5】 糖結合ポリマーがN−p−ビニルベンジ
    ル−D−セロビオンアミド、N−p−ビニルベンジル−
    D−ラクトンアミド、N−p−ビニルベンジル−D−マ
    ルトンアミド、N−p−ビニルベンジル−D−グルコン
    アミド、グルコシルオキシエチルメタクリレート、ガラ
    クトシルオキシプロピルアクリレート、マンノシルオキ
    シエチルメタクリレートから選ばれる1種乃至は2種以
    上のホモポリマー乃至はコポリマーであることを特徴と
    する、請求項1〜4の何れか一項に記載の化粧料。
  6. 【請求項6】 敏感肌の人用であることを特徴とする、
    請求項1〜5の何れか一項に記載の化粧料。
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