JP2000271235A - 前立腺治療装置 - Google Patents

前立腺治療装置

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JP2000271235A
JP2000271235A JP11083975A JP8397599A JP2000271235A JP 2000271235 A JP2000271235 A JP 2000271235A JP 11083975 A JP11083975 A JP 11083975A JP 8397599 A JP8397599 A JP 8397599A JP 2000271235 A JP2000271235 A JP 2000271235A
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prostate
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urethra
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Makoto Inaba
誠 稲葉
Toru Nagase
徹 長瀬
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Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、前立腺全域にわたって治療器具を前
立腺組織の所望する部位に穿刺して前立腺疾患を容易な
操作で治療することができると共に、患者の負担を減ら
すことができる前立腺治療装置を提供することにある。 【解決手段】本発明は、尿道にプローブ1の挿入部2を
挿入して前立腺疾患の治療を行う前立腺治療装置におい
て、上記プローブ1から突没自在にマイクロ波放射プロ
ーブ6を設け、さらに上記プローブの先端近傍に観察方
向が略側方に向けた超音波観測用超音波送受波部8を設
け、上記プローブ1をバルーン9により尿道内の所望位
置に保持するようにしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、尿道に挿入して、
前立腺疾患を治療する前立腺治療装置に関する。
【0002】
【従来の技術】前立腺治療装置において、直腸に挿入す
るプローブの先端から針状の電極を突き出して、これを
加温対象部位に穿刺し、その電極に通電することによ
り、治療部位を加温するようにしたものが知られている
(特許第2,619,941号公報)。この従来の前立
腺治療装置では加温対象部位及びこれに穿刺しようとす
る針状電極の状態を確認することができなかったが、特
願平10−157573号の未公開の先行出願において
治療部位を観察できるようにしたものが提案されてい
る。
【0003】この先行出願においての前立腺治療装置
は、直腸に挿入する前立腺観察用内視鏡と、この内視鏡
の挿入部に設けたチャンネル或いは尿道から挿入される
前立腺治療器具とを備えてなり、治療器具の挿入位置を
観察手段で観察しながら所定の治療を行うようにしたも
のである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、特願平10−
157573号の先行出願の前立腺治療装置では次のよ
うな問題があった。まず、第1点は、観測手段の内視鏡
のチャンネルに治療器具を挿通し、前立腺前葉など直腸
側から遠い部位の処置を行おうとした場合、その治療器
具を所望の方向に挿入(穿刺)することが難しく、ま
た、尿道粘膜など、保護すべき組織に損傷を与えないよ
うに操作することが難しい。
【0005】第2点として、治療部位が観測手段の内視
鏡の視野から外れる位置関係になる可能性も高くなるこ
とがある。
【0006】第3点として、治療器具を尿道から挿入す
る場合、観測手段の内視鏡と、治療器具とが異なる管腔
を通じて別々に挿入し、それらの器具を別々に操作する
ことになるため、観測視野から治療器具が外れやすく、
また、治療器具のオリエンテーションがつけにくい。し
かも、患者は尿道と直腸の両方に異物となるものがそれ
ぞれに挿入されることになるため、不快感が非常に高ま
るということがある。
【0007】本発明は上記課題に着目したもので、その
目的とするところは、前立腺全域にわたって治療器具を
前立腺組織の所望する部位に穿刺して前立腺疾患を、容
易かつ簡単な操作で治療することができると共に、患者
の負担を減らすことができる前立腺治療装置を提供する
ことにある。
【0008】
【課題を解決するための手段及び作用】請求項1の発明
は、尿道にプローブの挿入部を挿入して前立腺疾患の治
療を行う前立腺治療装置において、上記プローブの挿入
部に突没自在に設けられ、治療部位に向けて突き出す治
療手段と、上記プローブの挿入部先端近傍に設けられ、
上記挿入部の略側方から上記治療部位を観察する超音波
観測手段と、上記プローブの挿入部を尿道内の所望位置
に保持する保持手段とを具備したことを特徴とする前立
腺治療装置である。
【0009】本発明によれば、治療時に、尿道に挿入し
たプローブの挿入部に設けた超音波観測手段で前立腺を
観察しながら、同じくプローブの挿入部に設けられた治
療手段の例えば穿刺部を所望する位置に誘導し、その治
療手段により前立腺組織を加温、凝固或いは焼灼等の治
療を行う。
【0010】請求項2の発明は、上記プローブの挿入部
の先端近傍に、治療部位を含むその近傍部位の組織の温
度を検出する温度センサを設け、この温度センサで検出
したデータにより温度を測定する温度測定手段を具備し
たことを特徴とする請求項1に記載の前立腺治療装置で
ある。本発明によれば、上記プローブの挿入部に設けた
温度センサで検出したデータにより温度を測定する。
【0011】請求項3の発明は、上記プローブの挿入部
にその挿入部先端の向きを変化させるための湾曲手段を
設けたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載
の前立腺治療装置である。本発明によれば、湾曲手段を
操作してプローブの挿入部を所望する位置に誘導するこ
とができる。
【0012】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)図1を参照して
本発明の第1実施形態に係る前立腺治療装置を説明す
る。図1はその前立腺治療装置の全体構成を概略的に示
す。
【0013】図1中、1は前立腺治療用のプローブであ
る。このプローブ1は患者の尿道に挿入可能な柔軟で長
尺な挿入部2を有してなり、この挿入部2の先端には先
端部3が設けられている。挿入部2の先端近傍には先端
部3を所望の方向に向けるために湾曲することができる
湾曲部4が設けられている。
【0014】上記先端部3には側視型の光学観察窓5
と、図示しない照明窓と、挿入部2内に形成した挿通用
チャンネルを通じて挿入したマイクロ波放射プローブ
(治療手段)6を外に導出するための出口7とが設けら
れている。
【0015】上記マイクロ波放射プローブ6はその先端
が針状に形成されており、その先端部によって患部に穿
刺できるアンテナ部(穿刺電極)を構成している。
【0016】上記挿入部2において、湾曲部4に近接し
た後方(手元側)の部位には、超音波送受波部8が設け
られている。超音波送受波部8は多数の振動素子を挿入
部2の長手軸方向に並べてなり、これより超音波を送受
信するようになっている。超音波送受波部8を含む挿入
部2の部位にはその超音波送受波部8を覆うように袋状
のバルーン9が着脱自在に取り付けられている。バルー
ン9は後述するように上記プローブ1の挿入部2を尿道
内の所望位置に保持するための保持手段を構成する。
【0017】上記挿入部2の基端部分には手元部11が
設けられ、この手元部11には上記光学観察窓5を通じ
ての視野を光学的に観察する接眼部12が設けられてい
る。手元部11内には、挿入部2の湾曲部4を湾曲する
ための湾曲操作機構(図示せず)が内蔵されている。こ
の湾曲操作機構は操作ノブ13によって操作される。
【0018】上記挿入部2の基端部分には先端部3の照
明窓に供給する照明光を発生する光源装置14がケーブ
ル15を介して接続されている。
【0019】また、挿入部2の基端部には信号ケーブル
16を介して超音波観測装置17が接続されている。信
号ケーブル16及び挿入部2には図示しない信号線が配
設されている。超音波観測装置17はその信号線を通じ
て上記超音波送受波部8に接続される。超音波観測装置
17はモニター18を備える。
【0020】上記挿入部2の基端部にはチャンネル口2
1が形成されていて、このチャンネル口21からチャン
ネル内に上記マイクロ波放射プローブ6を挿入するよう
になっている。
【0021】上記プローブ1の挿入部2内には上記バル
ーン9内に脱気水を給排するための送水チューブ(図示
せず)が設置されており、これは上記挿入部2の基端部
に設けた送水口金22に接続されている。そして、送水
口金22に図示しないシリンジを接続し、上記送水チュ
ーブの通路を通じて、上記バルーン9に脱気水を給排す
るようになっている。また、上記送水チューブの通路に
連通する開口23がバルーン9内に位置する挿入部2の
外面に形成されている。
【0022】上記マイクロ波放射プローブ6の末端には
コネクタ24が備えられており、コネクタ24はマイク
ロ波発振器25の出力端に接続された中継ケーブル26
に接続されている。そして、上記超音波送受波部8はマ
イクロ波放射プローブ6及び中継ケーブル26内に配置
された図示しない信号線により超音波観測装置17に接
続されている。
【0023】尚、プローブ1はその長尺な挿入部2内に
灌流用管路を形成し、膀胱H3 に灌流させることができ
るようにしてもよい。また、バルーン9内の脱気水を還
流させてバルーン9が接する尿道H2 の表面を冷却する
ようにしてもよい。
【0024】次に、本実施形態の前立腺治療装置を使用
して前立腺H1 を治療するときの作用について説明す
る。まず、光学観察窓5により尿道H2 内を観察しなが
ら尿道H2 にプローブ1の挿入部2を挿入し、湾曲部4
が膀胱H3 内に入り込むまで押し進める。湾曲部4が膀
胱H3 内に位置した状態で、バルーン9内に脱気水を注
入し、バルーン9を拡張する。バルーン9の拡張力によ
りプローブ1を尿道H2に保持固定する。そして、超音
波送受波部8により超音波を発振し、その超音波のエコ
ーを受信することにより、超音波観測装置17で、前立
腺H1 の部位の観察を開始する。
【0025】次に、マイクロ波放射プローブ6を、チャ
ンネル口21から挿入部2内のチャンネルに挿通し、出
口7まで押し進める。この状態で、操作ノブ13を操作
して光学観察窓5を通じて前立腺側の膀胱壁を観察でき
る位置になるように湾曲部4に湾曲をかける。続いて、
光学観察窓5で膀胱壁を観察しながらマイクロ波プロー
ブ6を出口7から突き出し、マイクロ波プローブ6の先
端を膀胱壁の所望の位置に穿刺する。さらに、前立腺H
1 の組織内に穿刺されたマイクロ波プローブ6の先端部
分を超音波エコーで観察し、確認しながら所望の位置ま
で穿刺する。
【0026】この穿刺した状態で、マイクロ波発振器2
5から中継ケーブル26を経由してマイクロ波エネルギ
ーを供給し、そのマイクロ波放射プローブ6の先端に形
成した図示しないアンテナ部からマイクロ波を放射す
る。
【0027】以上の操作を1回から数回、所望の回数を
繰り返し、前立腺H1 の組織を加温・凝固し、或いは焼
灼治療する。所望の部位を治療し終えたらマイクロ波放
射プローブ6を引き抜き、治療を完了する。
【0028】本実施形態の前立腺治療装置によれば、光
学的観察下及び超音波観測下で、プローブ1の尿道への
挿入ができ、所望位置への誘導が容易かつ確実に行うこ
とができる。また、湾曲機構によってマイクロ波プロー
ブの前立腺組織への穿刺作業を膀胱内から行うことがで
きる。また、容易に複数回の穿刺を容易に繰り返して治
療することもできる。つまり、全てのアプローチを尿道
側から行うことができるので、前立腺の組織全域にわた
って、容易かつ確実に治療を速やかに実施することがで
きる。また、尿道以外の直腸等へのプローブ等の挿入を
特に行わないので、患者の負担が小さい。
【0029】さらに、マイクロ波照射中も照射部位を超
音波エコーで観察できるので、前立腺の組織の変性を超
音波エコー像で観察して所望の治療範囲が得られるよう
にマイクロ波の照射時間や強度を制御すれば、より安全
で確実な治療を行える。
【0030】(第2実施形態)図2を参照して本発明の
第2実施形態に係る前立腺治療装置を説明する。図2は
その前立腺治療装置の全体構成を概略的に示す。
【0031】図1中、51は前立腺治療用のプローブで
ある。このプローブ51は患者の尿道に挿入可能な柔軟
で長尺な挿入部52を有している。この挿入部52の先
端近傍にはそのプローブ51の位置決め及び固定用のバ
ルーン(保持手段)53が設けられている。バルーン5
3の後方(手元側)に位置した挿入部52の部位には超
音波送受波部54が設けられている。この超音波送受波
部54の後方位置にはレーザー照射プローブ(治療手
段)55を外へ導出するための複数の出口56が形成さ
れている。レーザー照射プローブ55は挿入部52内に
形成した図示しないチャンネルを通じて出口56に導か
れる。ここでは複数の出口56に対応する導出用チャン
ネルは一本のメーンチャンネルにまとめられ、挿入部5
2の手元部57に導かれて手元部57に設けられたチャ
ンネル口58に接続されている。
【0032】上記チャンネルの形式に対応して、上記レ
ーザー照射プローブ55は先端側において分岐し、この
分岐したそれぞれの先端部分が針状に形成され、この針
状の先端部分によって複数のレーザー照射端55aが形
成されている。そして、各レーザー照射端55aが対応
する出口56から突き出すことにより患部に穿刺するよ
うになっている。
【0033】つまり、図2で示す如く、チャンネル口5
8からチャンネル内にレーザー照射プローブ55を挿入
し、超音波送受波部54の後方に位置する各出口56か
ら別々に複数のレーザー照射端55aが、超音波送受波
部54の左右側前方へ広がる向きで対称的に突き出す。
【0034】尤も、上記チャンネルは複数の出口56毎
に別々に形成して個別的に用意した複数のレーザー照射
プローブ55を個別的に挿入する形式のものとしてもよ
い。
【0035】上記レーザー照射プローブ55の末端には
コネクタ61が設けられ、このコネクタ61はレーザー
発振器62の出力端に接続される。
【0036】また、上記超音波送受波部54の設置部位
に隣接した挿入部52の部位には温度測定プローブ63
を外へ突き出すための出口64が設けられている。この
出口64は挿入部52内に形成した図示しないチャンネ
ルに接続され、そのチャンネルは挿入部52の手元部位
に設けられたチャンネル口65に接続されている。
【0037】上記温度測定プローブ63はその末端にコ
ネクタ66が設けられ、このコネクタ66には中継ケー
ブル67を介して温度測定器68が接続される。この温
度測定器68は信号ケーブル69によってレーザー発振
器62に接続され、測定した温度のデータに連携して上
記レーザー発振器62の出力を制御するようになってい
る。
【0038】上記挿入部52の手元部57には超音波観
測装置72が接続され、この超音波観測装置72は挿入
部52内に配置した図示しない信号線を通じて上記超音
波送受波部54に接続されている。さらに、挿入部52
の手元部57には給気ポート73が接続される。この給
気ポート73は挿入部52内に配置され、かつ上記バル
ーン53に通じた図示しない送気チューブに接続されて
いる。そして、給気ポート73に接続した図示しないシ
リンジによってバルーン53に対しての空気の注入と排
出が行われるようになっている。
【0039】尚、この場合も、プローブ51はその長尺
な挿入部52内に灌流用管路を形成するようにしてもよ
い。
【0040】次に、本実施形態の前立腺治療装置を使用
して、前立腺H1 を治療するときの作用を説明する。ま
ず、前立腺治療用のプローブ51の挿入部52を尿道H
2 に挿入し、バルーン53が膀胱H3 内に入るまで押し
進める。バルーン53が膀胱H3 内に位置した状態で、
バルーン53内に空気を注入し、バルーン53を拡張
し、プローブ51の挿入部52を尿道H2 に位置決め保
持固定する。そして、前述した第1実施形態の場合と同
様に、超音波送受波部54を利用した超音波エコーによ
り前立腺H1 の観察を開始する。
【0041】次に、上記レーザー照射プローブ55を、
チャンネル口58から挿入部52内のチャンネルに挿通
し、出口56からレーザー照射端55aを突出させ、所
望の位置に穿刺して行く。前立腺H1 の組織内に穿刺さ
れたレーザー照射プローブ55aの先端部分を超音波エ
コーで観察しながら所望の位置まで押し進める。さらに
温度測定プローブ63をチャンネル口65から挿入部5
2内に挿通し、出口64から突出させ、所望の位置に穿
刺して行く。このとき、前立腺H1 の組織内に穿刺され
る温度測定プローブ63の先端部分を超音波エコーで観
察しながら所望の位置まで正確に押し進めることができ
る。
【0042】この状態で、レーザー発振器62からレー
ザー照射プローブ55にレーザーエネルギーを供給し、
レーザー照射プローブ55の先端から前立腺組織内にレ
ーザーを照射する。レーザー照射中は温度測定プローブ
63によって前立腺H1 の組織内のレーザー照射部位の
温度を測定し、測定温度信号をレーザー発振器62に伝
送して所望の温度に加温されるようにレーザー出力を制
御する。
【0043】以上の操作により、前立腺H1 の組織を加
温、凝固、或いは焼灼治療を行う。所望の部位を治療し
終えたらレーザー照射プローブ55を引抜き、治療行為
が完了する。
【0044】本実施形態の前立腺治療装置によれば、超
音波観測下で、レーザー照射プローブや温度測定プロー
ブの前立腺組織への穿刺ができ、全てのアプローチを尿
道側からできるので、前立腺組織全域にわたって、容易
かつ安全確実に治療を実施できる。また、複数のレーザ
ー照射プローブを一度に前立腺に穿刺し照射できるので
治療範囲が広く、1回の治療で治療用プローブを複数回
穿刺し直す必要もないので、施術時間が短縮でき術者、
患者共に負担が軽減される。
【0045】さらに、レーザー照射中は治療部位の温度
測定ができるので、前立腺組織の温度変化をレーザー発
振器にフィードバックして所定の治療範囲が得られるよ
うにレーザーの照射時間や強度を制御することで、より
安全で確実な治療が行える。
【0046】尚、上記第1実施形態においては前立腺治
療用のプローブに光学観察手段を一体的に組み込んだ構
成としたが、プローブの先端から末端まで貫通するチャ
ンネル孔を設け、このチャンネルに内視鏡を挿通するこ
とで、光学観察手段及び湾曲手段に代えてもよい。この
場合はマイクロ波放射プローブは内視鏡の鉗子チャンネ
ルに挿通して使用すればよい。
【0047】また、上記実施形態では治療手段をマイク
ロ波及びレーザーとした例を示したが、マイクロ波やレ
ーザーに代えて、高周波や温熱治療器具をもって行って
もよい。
【0048】本発明は前述した実施形態のものに限定さ
れるものではない。上記実施形態の説明によれば、少な
くとも以下に列記する事項及びそれらを任意に組み合わ
せた事項のものが得られる。
【0049】<付記> 1.尿道にプローブの挿入部を挿入して前立腺疾患の治
療を行う前立腺治療装置において、上記プローブの挿入
部に突没自在に設けられ、治療部位に向けて突き出す治
療手段と、上記プローブの挿入部先端近傍に設けられ、
上記挿入部の略側方から上記治療部位を観察する超音波
観測手段と、上記プローブの挿入部を尿道内の所望位置
に保持する保持手段とを具備したことを特徴とする前立
腺治療装置。
【0050】2.上記プローブの挿入部の先端近傍に、
治療部位を含むその近傍部位の組織の温度を検出する温
度センサを設け、この温度センサで検出したデータによ
り温度を測定する温度測定手段を具備したことを特徴と
する請求項1に記載の前立腺治療装置。
【0051】3.上記プローブの挿入部にその挿入部先
端の向きを変化させるための湾曲手段を設けたことを特
徴とする請求項1または請求項2に記載の前立腺治療装
置。 4.上記プローブの挿入部の先端部近傍周囲に観察視野
を有する光学像観察手段を備えたことを特徴とする第1
〜3項に記載の前立腺治療装置。
【0052】5.上記保持手段が上記プローブの挿入部
に膨張収縮自在に設けられたバルーンであることを特徴
とする第1〜4項に記載の前立腺治療装置。 6.上記バルーンが超音波観測手段の超音波観測用素子
を覆うように設けられたことを特徴とする第1〜5項に
記載の前立腺治療装置。
【0053】7.上記バルーンが上記プローブに対して
着脱自在に設けられたことを特徴とする第1〜6項に記
載の前立腺治療装置。 8.上記温度測定手段が上記プローブ内から突没自在に
設けられたことを特徴とする第2〜6項に記載の前立腺
治療装置。
【0054】
【発明の効果】本発明によれば、尿道に挿入するプロー
ブの挿入部に設けた超音波観測手段によって前立腺を観
察しながら、同じくプローブの挿入部に設けられた治療
手段の例えば穿刺部を所望する位置に誘導し、その治療
手段により前立腺組織を加温、凝固或いは焼灼等の治療
を行うことができる。また、治療手段を前立腺組織に穿
刺する場合には、前立腺の全域にわたって容易に穿刺部
を所望の位置に穿刺し、確実な治療を行うことができ
る。また、尿道のみにプローブを挿入するので患者の負
担を減らすことができる。
【0055】上記プローブの挿入部に温度センサを設け
た発明では、その温度センサにて検出したデータにより
温度を測定するので、前立腺組織の温度変化を治療手段
にフィードバックして所定の治療が得られるように、例
えば治療時間や強度を制御でき、より安全で確実な治療
が行える。
【0056】また、上記プローブの挿入部にその先端の
向きを変化させるための湾曲手段を設けた発明では、湾
曲手段を操作してプローブの挿入部を所望する位置に誘
導する操作を容易かつ迅速に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る前立腺治療装置全
体の構成を概略的に示す説明図である。
【図2】本発明の第2実施形態に係る前立腺治療装置全
体の構成を概略的に示す説明図である。
【符号の説明】
1…前立腺治療用のプローブ 2…プローブの挿入部 3…挿入部の先端部 4…湾曲部 5…光学観察窓 6…マイクロ波放射プローブ(治療手段) 8…超音波送受波部 9…バルーン 14…光源装置 17…超音波観測装置 25…マイクロ波発振器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4C053 LL03 LL14 LL20 4C061 AA15 BB04 CC00 DD03 GG15 HH56 4C082 MA02 MC01 ME02 ME03 ME18 ME24 ME27 MG07 MJ02 MJ04 MJ05 MJ09

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】尿道にプローブの挿入部を挿入して前立腺
    疾患の治療を行う前立腺治療装置において、 上記プローブの挿入部に突没自在に設けられ、治療部位
    に向けて突き出す治療手段と、 上記プローブの挿入部先端近傍に設けられ、上記挿入部
    の略側方から上記治療部位を観察する超音波観測手段
    と、 上記プローブの挿入部を尿道内の所望位置に保持する保
    持手段とを具備したことを特徴とする前立腺治療装置。
  2. 【請求項2】上記プローブの挿入部の先端近傍に、治療
    部位を含むその近傍部位の組織の温度を検出する温度セ
    ンサを設け、この温度センサで検出したデータにより温
    度を測定する温度測定手段を具備したことを特徴とする
    請求項1に記載の前立腺治療装置。
  3. 【請求項3】上記プローブの挿入部にその挿入部先端の
    向きを変化させるための湾曲手段を設けたことを特徴と
    する請求項1または請求項2に記載の前立腺治療装置。
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