JP2000271107A - 画像処理装置、画像処理システム、画像処理方法、及び記憶媒体 - Google Patents

画像処理装置、画像処理システム、画像処理方法、及び記憶媒体

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JP2000271107A
JP2000271107A JP11076878A JP7687899A JP2000271107A JP 2000271107 A JP2000271107 A JP 2000271107A JP 11076878 A JP11076878 A JP 11076878A JP 7687899 A JP7687899 A JP 7687899A JP 2000271107 A JP2000271107 A JP 2000271107A
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image processing
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irradiation
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Hiroyuki Arahata
弘之 新畠
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 照射領域の対称性を考慮することでより精度
よく照射領域を抽出することができる画像処理装置提供
する。 【解決手段】 抽出手段112b,112cは、それぞ
れの抽出方法により画像(放射線画像)から所定領域
(照射領域)の候補を抽出し、それぞれに対して信頼度
を付加する。そして、任意の抽出方法により得られた照
射領域の任意の端部の信頼度が所定値以上、且つ該任意
の端部と対向する位置にある対向端部の信頼度が所定値
以下である場合、該対向端部の座標を、他の抽出方法に
より得られた該対向端部の信頼度が所定値以上である座
標を基に決定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、放射線
(X線等)撮影にて照射領域絞りを行って得られた撮影
画像に画像処理を行うために、撮影画像から放射線の照
射領域を抽出し、その照射領域から画像処理に用いるパ
ラメータを決定するようになされた装置やシステムに用
いられる技術に関し、特に、照射領域の対称性を考慮し
て該照射領域を抽出する画像処理装置、画像処理システ
ム、画像処理方法、及びそれを実施するための処理ステ
ップをコンピュータが読出可能に格納した記憶媒体に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】近年では、ディジタル技術の進歩によ
り、例えば、X線等の放射線での撮影により得られた撮
影画像をディジタル化し、そのディジタル画像に画像処
理(階調変換処理等)を行って表示装置(CRT等)に
表示する、或いはフィルム上に出力することが行われて
いる。
【0003】ここで、放射線での撮影においては、人道
上の理由より、また、不要領域からの散乱を防ぎコント
ラスの低下を防止するため、必要領域のみにしか照射し
ない”照射領域しぼり”が行われるのが一般的である。
また、撮影画像に画像処理を行う際には、撮影画像の濃
度値の分布から、画像処理に用いるパラメータを決定
し、そのパラメータ(画像処理パラメータ)に基づい
て、画像処理を行うのが一般的である。
【0004】しかしながら、撮影画像から照射領域が限
定されない場合、必要領域(関心領域)外の領域の情
報、すなわち不要情報をも、画像処理パラメータの決定
に用いることになり、この結果、適切な画像処理が行え
ない問題が生じる。したがって、撮影画像から照射領域
を抽出し、その照射領域、すなわち関心領域のみの情報
から、画像処理パラメータを決定する必要がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図10は、
上述したような照射領域を含む撮影画像を示したもので
ある。この図10において、”A”は、被写体を透過し
た放射線光が結像されるセンサの撮影領域を示し、”
B”は、照射領域を示す。”D”は、センサの撮影領域
の中心を示し、”E”及び”F”は、照射領域Bの左右
端部を示す。そこで、一般的に照射領域しぼりは、セン
サの撮影領域Aの中心点Dを中心に上下左右で行われ
る。この結果、照射領域しぼりによる照射領域Bの端部
E及びFは、中心点Dに対して対称になる。
【0006】しかしながら、従来の照射領域の抽出方法
では、上述のような照射領域の対称性を考慮していなか
ったため、例えば、上記図10に示すように、照射領域
Bの片側に放射線(X線等)の透過率の悪い被写体Cが
置かれた場合、照射領域の左端部の抽出精度が低下して
しまう、という問題があった。
【0007】そこで、本発明は、上記の欠点を除去する
ために成されたもので、撮影画像から照射領域を常に正
確に抽出可能としたことにより、最適な画像処理を行う
ことができ、良好な画像を出力することができる画像処
理装置、画像処理システム、画像処理方法、及びそれを
実施するための処理ステップをコンピュータが読出可能
に格納した記憶媒体を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】斯かる目的下において、
画像から所定領域を抽出する機能を有する画像処理装置
であって、上記所定領域の対称性に基づいて、上記所定
領域を抽出する抽出手段を備えることを特徴とする。
【0009】第2の発明は、上記第1の発明において、
上記画像は、放射線撮影により得られた画像を含み、上
記所定領域は、放射線の照射領域を含むことを特徴とす
る。
【0010】第3の発明は、上記第1の発明において、
上記抽出手段は、複数の抽出方法により上記所定領域を
抽出する機能を有し、それらの抽出方法による抽出結果
に対して信頼度を付加することを特徴とする。
【0011】第4の発明は、上記第3の発明において、
上記抽出手段は、上記信頼度と所定値の比較結果に基づ
いて、上記複数の抽出方法での各抽出結果の中から選択
した抽出結果を、最終的な所定領域として決定すること
を特徴とする。
【0012】第5の発明は、上記第4の発明において、
上記抽出手段は、任意の抽出方法での抽出結果に対する
信頼度が上記所定値以下の場合、他の抽出方法での抽出
結果を、最終的な所定領域として決定することを特徴と
する。
【0013】第6の発明は、上記第3の発明において、
上記抽出手段は、上記複数の抽出方法により抽出された
各所定領域を構成する各端部に対して信頼度を付加し、
それらの端部の信頼度と所定値の比較結果に基づいて、
最終的な所定領域を構成する各端部を決定することを特
徴とする。
【0014】第7の発明は、上記第6の発明において、
上記抽出手段は、任意の抽出方法により得られた所定領
域の任意の端部の信頼度が所定値以上であり、該任意の
端部に対向する位置にある対向端部の信頼度が所定値以
下である場合、該対向端部の座標を、他の抽出方法によ
り得られた対向端部のうち所定値以上の信頼度が付加さ
れた対向端部の座標を基に決定することを特徴とする。
【0015】第8の発明は、上記第1の発明において、
上記抽出手段は、上記所定領域の各端部の抽出結果に対
して信頼度を付加し、それぞれの端部の信頼度と所定値
の比較結果に基づいて、上記所定領域の各端部を決定す
ることを特徴とする。
【0016】第9の発明は、上記第8の発明において、
上記抽出手段は、任意の端部の信頼度が上記所定値以上
で且つ、該任意の端部に対向する位置にある対向端部の
信頼度が上記所定値以下である場合、該対向端部の座標
を、上記任意の端部の座標に基づいて決定することを特
徴とする。
【0017】第10の発明は、複数の機器が互いに通信
可能に接続されてなる画像処理システムであって、上記
複数の機器のうち少なくとも1つの機器は、請求項1〜
9の何れかに記載の画像処理装置の機能を有することを
特徴とする。
【0018】第11の発明は、設定された中心部に基づ
いて生成された画像を入力し、該画像から対称性を有す
る所定領域を抽出する画像処理方法であって、上記所定
領域の右端と左端が、上記設定された中心部に基づき対
称であることにより、上記画像の画像特性に基づいて上
記所定領域を抽出するステップを含むことを特徴とす
る。
【0019】第12の発明は、上記第11の発明におい
て、上記画像は、放射線撮影により得られた画像であ
り、上記中心部は、照射撮影しぼりに基づいて設定され
ることを特徴とする。
【0020】第13の発明は、上記第11の発明におい
て、上記所定領域の抽出を、上記画像におけるエッジ部
に基づいて行い、該エッジ部に基づいて得られた右端と
左端が正しいか否かを検討するために上記対称性を用い
ることを特徴とする。
【0021】第14の発明は、複数の異なる照射野認識
方法を有する画像処理方法であって、放射線撮影により
得られた画像を入力し、上記画像に対して上記照射野認
識方法を用いて照射野認識を行い、上記照射野認識の結
果を評価し、上記評価結果及び上記照射野認識結果に基
づいて、上記画像における照射野を検出するステップを
含むことを特徴とする。
【0022】第15の発明は、請求項11〜14の何れ
かに記載の画像処理方法の処理ステップを、コンピュー
タが読出可能に格納した記憶媒体であることを特徴とす
る。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を用いて説明する。
【0024】本発明は、例えば、図1に示すようなX線
撮影装置100に適用される。このX線撮影装置100
は、”照射領域しぼり”を行いながらのX線撮影機能を
有するものであり、上記図1に示すように、X線を発生
するX線発生回路101と、被写体103を透過したX
線光が結像される2次元X線センサ104と、2次元X
線センサ104から出力される撮影画像を収集するデー
タ収集回路105と、データ収集回路105にて収集さ
れた撮影画像に前処理を行う前処理回路106と、前処
理回路106にて前処理が行われた撮影画像(原画像)
等の各種情報や各種処理実行のための処理プログラムを
記憶するメインメモリ109と、X線撮影実行等の指示
や各種設定を本装置に対して行うための操作パネル11
0と、前処理回路106にて前処理が行われた撮影画像
(原画像)から照射領域を抽出するための処理を実行す
る照射領域処理回路112と、照射領域処理回路112
での処理結果に基づいて前処理回路106にて前処理が
行われた撮影画像(原画像)に画像処理を行う画像処理
回路114と、画像処理回路114にて画像処理が行わ
れた撮影画像等を表示する画像表示器111と、本装置
全体の動作制御を司るCPU108とを含んでなり、デ
ータ収集回路105、前処理回路106、照射領域処理
回路112、画像処理回路114、CPU108、メイ
ンメモリ109、操作パネル110、画像表示器111
はそれぞれCPUバス115に接続され互いにデータ授
受できるようになされている。
【0025】ここで、照射領域処理回路112は、照射
領域の対称性を考慮して、該照射領域を抽出するように
なされている。このような照射領域処理回路112の構
成が、本実施の形態での最も特徴とする構成としてい
る。このため、照射領域処理回路112は、前処理回路
106にて前処理が行われた撮影画像(原画像)に照射
しぼりがなされた画像領域が有るか否かを判定する照射
しぼり有無判定回路112aと、照射しぼり有無判定回
路112aでの判定結果に基づいて前処理回路106に
て前処理が行われた撮影画像(原画像)の全体のプロジ
ェクションから照射領域を抽出する第1の照射領域抽出
回路112bと、照射しぼり有無判定回路112aでの
判定結果に基づいて前処理回路106にて前処理が行わ
れた撮影画像(原画像)の複数行(ライン)の照射領域
の端部から最終的な端部を決定すると共に端部の信頼度
を算出する第2の照射領域抽出回路112cと、照射し
ぼり有無判定回路112a、第1の照射領域抽出回路1
12b、及び第2の照射領域抽出回路112cでの処理
結果から最終的な照射領域を判定して抽出する判定回路
112dとを含んでなる。
【0026】そこで、上述のようなX線撮影装置100
において、まず、メインメモリ109には、CPU10
8での各種処理実行に必要なデータや処理プログラム等
が予め記憶されると共に、CPU108の作業用として
のワークメモリを含むものである。メインメモリ109
に記憶される処理プログラム、特に、照射領域抽出のた
めの処理プログラムとして、ここでは例えば、図2〜図
9のフローチャートに従った処理プログラムを用いる。
したがって、CPU108は、上記処理プログラム等を
メインメモリ109から読み出して実行することで、操
作パネル110からの操作に従った、以下に説明するよ
うな本装置全体の動作制御を行う。
【0027】[メイン処理:図2参照]
【0028】ステップS200:先ず、X線発生回路1
01は、被検査体103に対してX線ビーム102を放
射する。このX線発生回路101から放射されたX線ビ
ーム102は、被検査体103を減衰しながら透過し
て、2次元X線センサ104に到達し、2次元X線セン
サ104によりX線画像として出力される。ここでは、
2次元X線センサ104から出力されるX線画像を、例
えば、人体画像とする。次に、データ収集回路105
は、2次元X線センサ104から出力されたX線画像を
電気信号に変換し、それを前処理回路106に供給す
る。前処理回路106は、データ収集回路105からの
信号(X線画像信号)に対して、オフセット補正処理や
ゲイン補正処理等の前処理を行う。この前処理回路10
6で前処理が行われたX線画像信号は原画像として、C
PU108の制御により、CPUバス115を介して、
メインメモリ109、及び照射領域処理回路112にそ
れぞれ転送される。照射領域処理回路112は、転送さ
れてきた原画像(対象画像)から照射領域を、詳細は後
述するステップS201〜S204の処理実行によって
抽出する。
【0029】ステップS205:画像処理回路114
は、照射領域処理回路112にて抽出された照射領域か
ら、対象画像に画像処理を行う際に用いる画像処理パラ
メータを決定し、そのパラメータを用いて該画像処理
(階調変換処理等)を行う。この画像処理回路114で
画像処理された対象画像は、画像表示器111で表示さ
れたり、フィルム上に出力されたりする。
【0030】[照射しぼり有無判定処理(ステップS2
01):図3参照]照射しぼり有無判定回路112a
は、任意の判定方法を用いて(例えば、特願平10−2
39102号に記載の方法等)、対象画像に照射領域し
ぼりが行われた画像領域が有るか否か(以下、照射領域
しぼりが行われた画像領域がある撮影画像を「照射しぼ
り有りの画像」と言い、そうでない画像を「照射しぼり
無しの画像」と言う)を判定する。ここでの判定方法の
一例として、次のような方法を用いるものとする。
【0031】ステップS301:先ず、対象画像の全領
域の各画素の最大値を算出する。具体的には例えば、全
画素値の累積ヒストグラムを作成し、その所定点(上位
5%点等)を最大値とする。或いは、全画素値をソート
し、その所定点(上位5%点等)を最大値とする。
【0032】ステップS302、S303:対象画像中
の左部分の照射しぼり有無を判定する場合、次に、特性
値として、ステップS301にて算出した最大値の一定
割合の画素値(例えば、最大値の90%以上の値の画素
値)を算出し(ステップS302)、その画素値の、対
象画像の左画像端部(例えば、168×168画素の画
像サイズの場合、”0”〜”5”列の画素部分)での出
現頻度を算出する。
【0033】ステップS304:そして、ステップS3
03にて算出した出現頻度が一定値Th1より大きいか
否かを判別し、大きい場合に左部の照射しぼり無し、大
きくない場合に左部の照射しぼり有りとする。
【0034】上述のようにして対象画像左部分の照射し
ぼりの有無を判定し、右部分、上部分、下部分について
も同様にして、照射しぼりの有無を判定する。
【0035】[第1の照射領域の抽出処理(ステップS
202):図4参照]第1の照射領域抽出回路112b
は、次のようにして、照射領域の端部を抽出する。
【0036】ステップS401:先ず、対象画像全体の
プロジェクションfh(x)を、対象画像の縦長Lv、
横長Lh、画素データf(x,y)を持って、
【0037】
【数1】
【0038】なる式(1)を用いて作成する。
【0039】ステップS402:次に、ステップS30
1にて作成したプロジェクションfh(x)を、定数d
2(例えば、5mm)を持って、
【0040】
【数2】
【0041】なる式(2)〜(4)に従って平滑化す
る。
【0042】ステップS403:次に、ステップS40
2での平滑化結果f2(x)から、1次差分値S1
(x)を、差分距離d3(例えば、7mm)を持って、
【0043】
【数3】
【0044】なる式(5)を用いて算出する。
【0045】ステップS404:次に、ステップS40
3にて算出した1次差分値S1(x)から、2次差分値
S2(x)を、
【0046】
【数4】
【0047】なる式(6)を用いて算出する。
【0048】ステップS405:そして、照射領域の左
右端El1,Er1を、ステップS403にて算出した
1次差分値S1(x)、ステップS404にて算出した
2次差分値S2(x)を持って、
【0049】
【数5】
【0050】なる式(7)及び(8)を用いて算出す
る。
【0051】[第2の照射領域の抽出処理(ステップS
203):図5参照]第2の照射領域抽出回路112c
は、次のようにして、照射領域の端部を抽出する。
【0052】ステップS500:先ず、対象画像の全領
域の各画素の最大値を算出する。具体的には例えば、全
画素値の累積ヒストグラムを作成し、その所定点(上位
5%点等)を最大値とする。或いは、全画素値をソート
し、その所定点(上位5%点等)を最大値とする。そし
て、算出した最大値を定数倍(例えば、0.8倍)した
値を閾値Th2とする。
【0053】ステップS502:次に、対象画像300
のY軸方向の長さLyを距離d1で40等分した各領域
(以下、「プロジェクション領域」と言う)のそれぞれ
のプロジェクションを算出する。例えば、n番目のプロ
ジェクション領域のプロジェクションFn(x)を、画
素値f(x,y)を持って、
【0054】
【数6】
【0055】なる式(9)を用いて算出する。
【0056】ステップS503:次に、平滑化回路11
3cは、ステップS502にて算出した一次元列のプロ
ジェクションを、プロジェクション領域毎に平滑化す
る。例えば、n番目のプロジェクション領域のプロジェ
クションFn(x)を、定数d2(例えば、4mm)を
持って、
【0057】
【数7】
【0058】なる式(10)及び(11)を用いて平滑
化する。これらの式(10)及び(11)での”d2”
及び”h(x)”は、上述した式(4)にて示される。
【0059】ステップS504:次に、ステップS50
3でのプロジェクション領域毎の平滑化結果から1次差
分値を求める。例えば、n番目のプロジェクション領域
の平滑化結果F2n(x)から1次差分値Sn(x)
を、差分距離d3(例えば、7mm)を持って、
【0060】
【数8】
【0061】なる式(12)を用いて算出する。
【0062】ステップS505:次に、ステップS50
4にて算出したプロジェクション領域毎の1次差分値か
ら2次差分値を算出する。例えば、n番目のプロジェク
ション領域の1次差分値Sn(x)から2次差分値SS
n(x)を、
【0063】
【数9】
【0064】なる式(13)を用いて算出する。
【0065】ステップS506:次に、ステップS50
4にて算出した1次差分値、及びステップS505にて
算出した次差分値から、プロジェクション領域毎の照射
領域の左端点の候補点を算出する。例えば、n番目のプ
ロジェクション領域の照射領域の左端点の候補点Eln
を、1次差分値Sn(x)及び2次差分値SSn(x)
から、対象画像のX軸方向の長さLxを持って、
【0066】
【数10】
【0067】なる式(14)及び(15)を用いて算出
する。これにより、照射領域の左右端点の候補点El
n,Ernとして、1次差分値Sn(x)が正、負の領
域で2次差分値SSn(x)が最小値の座標が算出され
る。
【0068】ステップS507:そして、ステップS5
06にて算出したプロジェクション領域毎の照射領域の
端点の候補点について、ステップ500にて算出した閾
値Th2を用いた判定を行う。例えば、n番目のプロジ
ェクション領域の照射領域の左右端点の候補点Eln,
Ernについては、
【0069】
【数11】
【0070】なる式(16)及び(17)により、候補
点Eln,Ernの座標のプロジェクション値Fn(E
ln)が閾値Th2以上であるか否かを判別する。そし
て、式(16)及び(17)の条件を満たす候補点のみ
を、対象プロジェクション領域の照射領域の左右端の候
補点とする。これにより、例えば、n番目のプロジェク
ション領域の左右端点の候補点Eln,Ernの座標の
プロジェクション値Fn(Eln),Fn(Ern)が
閾値Th2以上であった場合、その候補点Eln,Er
nは、n番目のプロジェクション領域の照射領域の左端
点候補点とされて、メインメモリ109に記憶される。
【0071】ステップS508:1〜40のプロジェク
ション領域全てに対して、ステップS502〜S507
の処理を実行し終えたか否かを判別する。この判別の結
果、未だ処理終了でない場合には、ステップS502に
戻り、次の(n+1)番目のプロジェクション領域に対
して、上述したようなステップS502〜S507の処
理を実行する。そして、全てのプロジェクション領域へ
の処理終了後に、次のステップS509へと進む。
【0072】ステップS509:1〜40のプロジェク
ション領域全てに対する処理終了後、それぞれのプロジ
ェクション領域の左右端部の候補点Eln,Ernの重
なりNl(x),Nr(x)を、定数d4(例えば、1
0mm)を持って、
【0073】
【数12】
【0074】なる式(18)及び(19)を用いて算出
する。そして、最終的な照射領域の左右端部の候補点E
l2,Er2を、式(18)及び(19)により算出し
た重なりNl(x),Nr(x)を持って、
【0075】
【数13】
【0076】なる式(20)及び(21)を用いて算出
する。
【0077】ステップS510:また、左右端部の候補
点の総数をNl,Nrとして、式(20)及び(21)
により算出した最終的な左右端部の候補点El2,Er
2の信頼度Cl,Crを、
【0078】
【数14】
【0079】なる式(21)及び(22)を用いて算出
する。
【0080】ステップS511〜S516:そして、ス
テップS510にて算出した最終的な左右端部の候補点
El2,Er2の信頼度Cl,Crがそれぞれ、所定の
閾値Th3よりも大きいか否かを判別し、信頼度Clが
閾値Th3より大きい場合にはフラグflg2lに”
1”をセットし、そうでない場合には”0”をセットす
る。また、信頼度Crが閾値Th3より大きい場合には
フラグflg2rに”1”をセットし、そうでない場合
には”0”をセットする。
【0081】上述のようにして、照射領域の左右端部が
算出され、上下端部についても同様にして算出される。
【0082】[照射端の最終決定処理(ステップS20
4):図6参照]判定回路112eは、次のようにし
て、照射領域の端部を最終的に決定する。尚、説明の簡
単のために、ここでは照射領域の左右端部の決定につい
て説明する。上下端点については、該左右端部の決定と
同様の処理であるため、その詳細は省略する。
【0083】ステップS601:先ず、照射しぼり有無
回路112bの判定結果が、対象画像の左右端部共に照
射しぼり無しであるか否かを判別する。
【0084】ステップS604:ステップS601での
判別の結果、”対象画像の左右端部共に照射しぼり無
し”の判定結果であった場合、最終的な左右端部El,
Erをそれぞれ、El=0、Er=Lhとする。すなわ
ち、左右端部をセンサの撮影領域の左右端部に決定す
る。
【0085】ステップS602、S603、S605〜
S607:ステップS601での判別の結果、”対象画
像の左右端部共に照射しぼり無し”の判定結果でなかっ
た場合、対象画像の左右端部共に照射しぼり有りである
か否かを判別し(ステップS602)、その結果、左右
端部共に有りの場合には、後述する「両端しぼり有処
理」を実行する(ステップS605)。一方、左右端部
共に有りでなかった場合には、対象画像の左端部のみに
照射しぼり有りであるか否かを判別し(ステップS60
3)、その結果、左端部のみに有りの場合には、後述す
る「左端しぼり有処理」を実行し(ステップS60
6)、そうでない場合には、後述する「右端しぼり有処
理」を実行する(ステップS607)。ここでのステッ
プS605〜S607での処理において、上述した[第
2の照射領域の抽出処理(ステップS203):図5参
照]のステップS511〜S516にて設定されたフラ
グflgを参照する。
【0086】[両端しぼり有処理(ステップS60
5):図7参照]
【0087】ステップS701:先ず、flgl2=1
かつf1gr2=1であるか否か、すなわち照射領域の
左端部の候補点El2の信頼度Clが閾値Th3よりも
大きく、且つ照射領域の右端部の候補点Er2の信頼度
C2が閾値Th3よりも大きいか否かを判別する。
【0088】ステップS702:ステップS701での
判別の結果、照射領域の左右端部の候補点El2,Er
2の信頼度C1,C2が共に閾値Th3よりも大きい場
合、最終的な左右端部El,Erをそれぞれ、候補点E
l2,Er2に決定する。
【0089】ステップS703:ステップS701での
判別の結果、照射領域の左右端部の候補点El2,Er
2の信頼度C1,C2が共に閾値Th3よりも大きくな
い場合、flgr2=1であるか否か、すなわち照射領
域の右端部の候補点Er2の信頼度C2が閾値Th3よ
りも大きいか否かを判別する。
【0090】ステップS704:ステップS703での
判別の結果、照射領域の右端部の候補点Er2の信頼度
C2が閾値Th3よりも大きい場合、最終的な右端部E
rを、候補点Er2に決定する。
【0091】ステップS705:また、左端部を決定す
るために、候補点El2(第2の候補点)が、上述した
[第1の照射領域の抽出処理(ステップS202):図
4参照]のステップS405にて得られた照射領域の左
右端El1,Er1(第1の候補点)を用いた、
【0092】
【数15】
【0093】なる条件式(24)を満たすか否かを判別
する。
【0094】ステップS706、S707:ステップS
705の判別の結果、条件式(24)を満たす場合に
は、最終的な左端部Elを候補点El2(第2の候補
点)に決定し、そうでない場合には、最終的な左端部E
lを候補点El1(第1の候補点)に決定する。
【0095】ステップS708:一方、ステップS70
3での判別の結果、照射領域の右端部の候補点Er2の
信頼度C2が閾値Th3よりも大きくない場合、照射領
域の左端部の候補点El2の信頼度Clについては閾値
Th3よりも大きい場合となるため、最終的な左端部E
lを、候補点El2に決定する。
【0096】ステップS709:また、右端部を決定す
るために、候補点Er2(第2の候補点)が、上述した
[第1の照射領域の抽出処理(ステップS202):図
4参照]のステップS405にて得られた照射領域の左
右端El1,Er1(第1の候補点)を用いた、
【0097】
【数16】
【0098】なる条件式(25)を満たすか否かを判別
する。
【0099】ステップS710、S711:ステップS
709の判別の結果、条件式(25)を満たす場合に
は、最終的な右端部Erを候補点Er2(第2の候補
点)に決定し、そうでない場合には、最終的な右端部E
rを候補点Er1(第1の候補点)に決定する。
【0100】[左端しぼり有処理(ステップS60
6):図8参照]
【0101】ステップS801:先ず、最終的な右端部
ErをEr=Lhとする(右端部をセンサの撮影領域の
右端部に決定)。
【0102】ステップS802:次に、flgl2=1
であるか否か、すなわち照射領域の左端部の候補点El
2の信頼度Clが閾値Th3よりも大きいか否かを判別
する。
【0103】ステップS803、S804:ステップS
802の判別の結果、照射領域の左端部の候補点El2
の信頼度Clが閾値Th3よりも大きい場合、最終的な
左端部ElをEl=El2(第2の候補点)に決定し
(ステップS804)、そうでない場合には、最終的な
左端部ElをEl=El1(第1の候補点)に決定する
(ステップS803)。
【0104】[右端しぼり有処理(ステップS60
7):図9参照]
【0105】ステップS901:先ず、最終的な左端部
ElをEr=0とする(左端部をセンサの撮影領域の左
端部に決定)。
【0106】ステップS902:次に、flgr2=1
であるか否か、すなわち照射領域の右端部の候補点Er
2の信頼度C2が閾値Th3よりも大きいか否かを判別
する。
【0107】ステップS903、S904:ステップS
902の判別の結果、照射領域の右端部の候補点Er2
の信頼度C2が閾値Th3よりも大きい場合、最終的な
右端部ErをEr=Er2(第2の候補点)に決定し
(ステップS904)、そうでない場合には、最終的な
右端部ErをEr=Er1(第1の候補点)に決定する
(ステップS903)。
【0108】上述のように、本実施の形態では、照射領
域の対称性に着目して、照射領域を描出するように構成
したので、より精度よく照射領域を抽出することができ
る。また、このとき、候補点として取得した照射領域の
端部に対して、信頼度による評価を付加し、この評価に
基づいて、最終的な照射領域の端部を決定するように構
成したので、評価の高い端点の候補を、評価の低い端点
の候補に反映することができる。この場合、さらに、複
数の端点の候補の中の評価の高い候補(端点の候補)の
対称位置にある座標に最も近い端点を、他方の端点とし
て選択することで、より精度よく照射領域を描出するこ
とができる。また、第1の照射領域抽出回路112bで
は、対象画像全体のプロジェクションを作成するように
構成したことから、全体としてエッジ構造が最も現れる
端部を、照射領域端部として精度よく抽出することがで
きる。また、第2の照射領域抽出回路112cでは、複
数領域のプロジェクションを作成し照射領域の端部に強
くX線画あたっている領域では該端部のエッジ構造がな
まらずはっきりでる性質を利用するように構成したこと
から、照射領域端部に、例えば、す抜け領域(X線が直
接センサ面上にあたっている領域)のような、強くX線
があたっている領域が存在する画像であっても、より精
度よく照射領域を抽出することができる。また、第2の
照射領域抽出回112cでは、照射領域端部の候補を抽
出する際に、上記の信頼度を導入するように構成したこ
とから、この抽出結果の精度を客観的に評価することが
できる。このため、例えば、照射領域端部に比較的強い
X線があたっている画像が対象画像であっても、第2照
射領域抽出回112cの抽出結果の評価(信頼度)が高
い場合には、第2の照射領域抽出回路112cの抽出結
果を最終的な端点の決定に採用し、そうでない場合に
は、第1の照射領域抽出回路112bの抽出結果を最終
的な端点の決定に採用することで、相補的な効果が得ら
れ、さらに精度よく照射領域を抽出することができる。
【0109】すなわち、本発明の実施の形態では、画像
(放射線画像等)から所定領域(左右上下部分からの照
射撮影しぼりにより生じた対称性のある照射領域等)を
抽出する際、所定領域の対称性を考慮して(照射領域は
対称となり易い性質を利用する等)、所定領域の抽出を
行うように構成したので、より精度よく照射領域等の所
定領域を抽出することができる。具体的には例えば、照
射領域しぼりを行ってX線撮影して得られた画像とし、
その画像から照射領域を抽出する場合、複数の抽出方法
によって、所定領域としての候補を抽出する。そして、
それぞれの抽出方法による抽出結果(照射領域の左右上
下の端点)に対して信頼度(評価)を付加する。この信
頼度に基づいて、最終的な照射領域を決定するこれによ
り、信頼度の高い端点の候補を、信頼度の低い端点の候
補に反映することができる。また、複数の端点の候補の
中の信頼度の高い端点の候補を決定した後、その端点に
対向する位置にある端点を、その信頼度の高い端点の座
標の対称位置にある座標に最も近い座標の端点として決
定することで、より精度よく照射領域を描出することが
できる。よって、放射線画像等の画像から照射領域を常
に正確に抽出することができる。このため、このような
正確な抽出結果から、画像処理を行うための画像処理パ
ラメータを決定することで、最適な画像処理を行うこと
もでき、良好な画像を出力することもできる。これは、
特に、X線撮影等に対して有効である。
【0110】尚、本発明の目的は、上述した実施の形態
のホスト及び端末の機能を実現するソフトウェアのプロ
グラムコードを記憶した記憶媒体を、システム或いは装
置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ
(又はCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログ
ラムコードを読みだして実行することによっても、達成
されることは言うまでもない。この場合、記憶媒体から
読み出されたプログラムコード自体が本実施の形態の機
能を実現することとなり、そのプログラムコードを記憶
した記憶媒体は本発明を構成することとなる。プログラ
ムコードを供給するための記憶媒体としては、ROM、
フロッピーディスク、ハードディスク、光ディスク、光
磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、
不揮発性のメモリカード等を用いることができる。ま
た、コンピュータが読みだしたプログラムコードを実行
することにより、本実施の形態の機能が実現されるだけ
でなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピ
ュータ上で稼動しているOS等が実際の処理の一部又は
全部を行い、その処理によって本実施の形態の機能が実
現される場合も含まれることは言うまでもない。さら
に、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コ
ンピュータに挿入された拡張機能ボードやコンピュータ
に接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込
まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その
機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなど
が実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって
本実施の形態の機能が実現される場合も含まれることは
言うまでもない。
【0111】
【発明の効果】以上説明したように本発明よれば、画像
における対称性を有する所定領域を良好に抽出すること
ができ、また、放射線撮影により得られた画像から、適
切な照射野を良好に検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したX線撮影装置の構成を示すブ
ロック図である。
【図2】上記X線撮影装置において、照射領域抽出回路
のメイン処理を説明するためのフローチャートである。
【図3】上記メイン処理の照射しぼり有無判定処理を説
明するためのフローチャートである。
【図4】上記メイン処理の第1の照射領域抽出処理を説
明するためのフローチャートである。
【図5】上記メイン処理の第2の照射領域抽出処理を説
明するためのフローチャートである。
【図6】上記メイン処理の照射端最終決定処理を説明す
るためのフローチャートである。
【図7】上記照射端最終決定処理の両端しぼり有処理を
説明するためのフローチャートである。
【図8】上記照射端最終決定処理の左端しぼり有処理を
説明するためのフローチャートである。
【図9】上記照射端最終決定処理の右端しぼり有処理を
説明するためのフローチャートである。
【図10】照射領域の対称性を説明するための図であ
る。
【符号の説明】
100 X線撮影装置 101 X線発生回路 102 X線ビーム 103 被写体 104 2次元X線センサ 105 データ収集回路 106 前処理回路 108 CPU 109 メインメモリ 110 操作パネル 111 画像表示器 112 照射領域処理回路 112a 照射しぼり有無判定回路 112b 第1の照射領域抽出回路 112c 第2の照射領域抽出回路 112d 判定回路 114 画像処理回路 115 CPUバス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4C093 AA01 AA16 AA22 CA04 CA06 CA09 EA12 EB17 FD01 FD03 FD09 FD13 FF07 FF16 FF19 FF20 FF28 5B057 AA08 BA03 CA12 CA16 CB12 CB16 CE05 DA08 DB02 DC16 DC23

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像から所定領域を抽出する機能を有す
    る画像処理装置であって、 上記所定領域の対称性に基づいて、上記所定領域を抽出
    する抽出手段を備えることを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 上記画像は、放射線撮影により得られた
    画像を含み、 上記所定領域は、放射線の照射領域を含むことを特徴と
    する請求項1記載の画像処理装置。
  3. 【請求項3】 上記抽出手段は、複数の抽出方法により
    上記所定領域を抽出する機能を有し、それらの抽出方法
    による抽出結果に対して信頼度を付加することを特徴と
    する請求項1記載の画像処理装置。
  4. 【請求項4】 上記抽出手段は、上記信頼度と所定値の
    比較結果に基づいて、上記複数の抽出方法での各抽出結
    果の中から選択した抽出結果を、最終的な所定領域とし
    て決定することを特徴とする請求項3記載の画像処理装
    置。
  5. 【請求項5】 上記抽出手段は、任意の抽出方法での抽
    出結果に対する信頼度が上記所定値以下の場合、他の抽
    出方法での抽出結果を、最終的な所定領域として決定す
    ることを特徴とする請求項4記載の画像処理装置。
  6. 【請求項6】 上記抽出手段は、上記複数の抽出方法に
    より抽出された各所定領域を構成する各端部に対して信
    頼度を付加し、それらの端部の信頼度と所定値の比較結
    果に基づいて、最終的な所定領域を構成する各端部を決
    定することを特徴とする請求項3記載の画像処理装置。
  7. 【請求項7】 上記抽出手段は、任意の抽出方法により
    得られた所定領域の任意の端部の信頼度が所定値以上で
    あり、該任意の端部に対向する位置にある対向端部の信
    頼度が所定値以下である場合、該対向端部の座標を、他
    の抽出方法により得られた対向端部のうち所定値以上の
    信頼度が付加された対向端部の座標を基に決定すること
    を特徴とする請求項6記載の画像処理装置。
  8. 【請求項8】 上記抽出手段は、上記所定領域の各端部
    の抽出結果に対して信頼度を付加し、それぞれの端部の
    信頼度と所定値の比較結果に基づいて、上記所定領域の
    各端部を決定することを特徴とする請求項1記載の画像
    処理装置。
  9. 【請求項9】 上記抽出手段は、任意の端部の信頼度が
    上記所定値以上で且つ、該任意の端部に対向する位置に
    ある対向端部の信頼度が上記所定値以下である場合、該
    対向端部の座標を、上記任意の端部の座標に基づいて決
    定することを特徴とする請求項8記載の画像処理装置。
  10. 【請求項10】 複数の機器が互いに通信可能に接続さ
    れてなる画像処理システムであって、 上記複数の機器のうち少なくとも1つの機器は、請求項
    1〜9の何れかに記載の画像処理装置の機能を有するこ
    とを特徴とする画像処理システム。
  11. 【請求項11】 設定された中心部に基づいて生成され
    た画像を入力し、該画像から対称性を有する所定領域を
    抽出する画像処理方法であって、 上記所定領域の右端と左端が、上記設定された中心部に
    基づき対称であることにより、上記画像の画像特性に基
    づいて上記所定領域を抽出するステップを含むことを特
    徴とする画像処理方法。
  12. 【請求項12】 上記画像は、放射線撮影により得られ
    た画像であり、 上記中心部は、照射撮影しぼりに基づいて設定されるこ
    とを特徴とする請求項11記載の画像処理方法。
  13. 【請求項13】 上記所定領域の抽出を、上記画像にお
    けるエッジ部に基づいて行い、該エッジ部に基づいて得
    られた右端と左端が正しいか否かを検討するために上記
    対称性を用いることを特徴とする請求項11記載の画像
    処理方法。
  14. 【請求項14】 複数の異なる照射野認識方法を有する
    画像処理方法であって、 放射線撮影により得られた画像を入力し、 上記画像に対して上記照射野認識方法を用いて照射野認
    識を行い、 上記照射野認識の結果を評価し、 上記評価結果及び上記照射野認識結果に基づいて、上記
    画像における照射野を検出するステップを含むことを特
    徴とする画像処理方法。
  15. 【請求項15】 請求項11〜14の何れかに記載の画
    像処理方法の処理ステップを、コンピュータが読出可能
    に格納したことを特徴とする記憶媒体。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2005218581A (ja) * 2004-02-04 2005-08-18 Canon Inc 画像処理装置及びその制御方法、プログラム
US7010091B2 (en) 2002-05-28 2006-03-07 Canon Kabushiki Kaisha Photodetecting means, X-ray sensing method, X-ray sensing apparatus, and photoelectric conversion element
US8295553B2 (en) 2009-04-02 2012-10-23 Canon Kabushiki Kaisha Image analysis apparatus, image processing apparatus, and image analysis method

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