JP2000266516A - スラブ端部の未溶削長さ検出装置 - Google Patents

スラブ端部の未溶削長さ検出装置

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JP2000266516A
JP2000266516A JP11070950A JP7095099A JP2000266516A JP 2000266516 A JP2000266516 A JP 2000266516A JP 11070950 A JP11070950 A JP 11070950A JP 7095099 A JP7095099 A JP 7095099A JP 2000266516 A JP2000266516 A JP 2000266516A
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JP11070950A
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Takanori Kajiya
治 屋 孝 則 加
Shuji Naito
藤 修 治 内
Masahito Sugiura
浦 雅 人 杉
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Nippon Steel Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ホットスカ−ファの溶削作業後の、未溶削長
を自動検出する。この検出精度を高くする。 【解決手段】 y搬送されるスラブ1に対して、下流側
から上流側に向けて斜めに照明光を投射する照明器5
a;照明したスラブ表面を、上流側から下流側に向けて
斜めに撮影する、視野がスラブ幅方向xに延びる直線状
又はスリット状のラインカメラ6a;および、スラブ先
端がカメラ視野に入る前から、ラインカメラ6aの画像
デ−タをメモリに書込み、該メモリに、2次元分布の、
スラブの先端が存在しない背景ならびにスラブ先端およ
び溶削領域を含むスラブ像、の画像デ−タ群を記憶して
CRT10aに表示し、画像デ−タ群に基づいて、第1
輝度変化のスラブ先端y位置y1と、第2輝度変化の溶
削開始点y位置y2と、を検出し未溶削長さLyを算出
する画像処理装置8a;を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、表面の一部を溶削
したスラブの未溶削領域の検出に関し、特に、これに限
定する意図ではないが、ホットスカ−ファで長手方向y
に溶削したスラブ先端部の、先端から溶削始点部までの
未溶削長さの検出に関する。
【0002】
【従来の技術】スラブ先端の未溶削領域は、例えばホッ
トスカ−ファによる溶削手入れ工程の下工程で、熱間グ
ラインダによって研削される。グラインダは、回転砥石
をスラブ幅方向xに往復駆動しながら自動研削する。こ
の種の研削方法および研削機が、特開平4−28306
5号公報および特開昭57−41157号公報に開示さ
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】長手方向の、スラブ先
端から溶削始点までの実距離すなわち未溶削長が与えら
れない場合、自動研削機の研削長(y方向)はオペレ−
タが設定する。設定値が短いと研削漏れを生ずるので、
十分な長さが設定される。したがって回転砥石の往復回
数が比較的に多く、自動研削に時間がかかる。よって、
前工程のホットスカ−ファによる溶削で残った、スラブ
先端から溶削始点までの未溶削長さ(y方向)を自動検
出して自動研削機に研削目標長さとして与えるのが好ま
しい。
【0004】本発明は、スラブ先端から溶削始点までの
距離すなわち未溶削長を自動検出することを第1の目的
とし、この検出精度を高くすることを第2の目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】(1)本発明のスラブ端
部の未溶削長さ検出装置は、y方向に搬送されるスラブ
(1)に対して、搬送方向の下流側から上流側に向けて斜
めに照明光を投射する照明手段(5a);該照明手段(5a)が
光を投射したスラブ表面を、搬送方向の上流側から下流
側に向けて斜めに撮影する、視野がスラブ幅方向xに延
びる直線状又はスリット状のラインカメラ(6a);スラブ
先端が前記ラインカメラ(6a)の視野に入る前から、ライ
ンカメラ(6a)の画像デ−タをメモリに書込み、該メモリ
に、2次元分布の、スラブの先端が存在しない背景なら
びにスラブ先端および溶削領域を含むスラブ像、の画像
デ−タ群を記憶する画像読込み手段(8a);および、前記
画像デ−タ群に基づいて、低輝度背景から、背景より高
輝度の未溶削部であるスラブ先端への第1輝度変化のy
位置(y1)と、未溶削部から、それより低輝度の溶削始点
部への第2輝度変化のy位置(y2)と、を検出し両位置(y
1,y2)の差(Ly=y2-y1)を未溶削長さとして算出する輝度
変化検出手段(8a);を備える。
【0006】なお、理解を容易にするためにカッコ内に
は、図面に示し後述する実施例の対応要素の符号を、参
考までに付記した。
【0007】照明手段(5a)がスラブ(1)に対して、搬送
方向yの下流側から上流側に向けて斜めに照明光を投射
するので、スラブの未溶削部と溶削部の境目の深ぼれ部
分に暗い影ができる。ラインカメラ(6a)が、スラブ表面
の照明部を、搬送方向yの上流側から下流側に向けて斜
めに撮影するので、カメラ(6a)は、スラブ先端がカメラ
視野に入るときスラブ先端面(x,z平面)を撮影せ
ず、撮影画像においてスラブ先端は、光反射のない低輝
度背景に対して高輝度の明確なエッジとして現われ、エ
ッジを正確に把握しうる。ラインカメラ(6a)の視野がス
ラブ幅方向xに延びる直線状又はスリット状であるの
で、スラブの未溶削部と溶削部の境目の深ぼれ部分は、
撮影画像においてスラブ先端の未溶削部より低輝度の明
確な影として現われ、溶削始点を正確に把握しうる。
【0008】このような撮影画像に基づいて、輝度変化
検出手段(8a)が、低輝度背景から、背景より高輝度の未
溶削部であるスラブ先端への第1輝度変化のy位置(y1)
と、未溶削部から、それより低輝度の溶削始点部への第
2輝度変化のy位置(y2)と、を検出し両位置(y1,y2)の
差(Ly=y2-y1)を未溶削長さとして算出するので、正確な
未溶削長さが得られる。この未溶削長を目標研削長さと
して、下工程の自動研削機に与えることにより、自動研
削機が所要長さのみ研削するので、未溶削部の研削時間
が短縮し、また自動研削機の研削作業効率が向上する。
【0009】
【発明の実施の形態】(2)スラブ(1)の到来を検知す
るスラブ検出手段(4);および、該スラブ到来の検知か
らスラブ搬送距離計測を開始して、計測値が、スラブ先
端が前記ラインカメラ(6a)の視野より設定距離分手前と
なる値(La)になったときに計測指令を、前記画像読込み
手段(8a)に与える計測制御手段(12);を更に備え、前記
画像読込み手段(8a)は該計測指令に応答して、所定ピッ
チで設定ライン分、前記ラインカメラ(6a)がライン単位
で発生するビデオ信号のデジタル変換デ−タすなわち画
像デ−タを、前記メモリに書込む、スラブ端部の未溶削
長さ検出装置。
【0010】これによれば実質上オペレ−タの介在な
く、自動的に、スラブ先端部およびその前方の背景を含
む画像デ−タ群がメモリに書込まれる。 (3)前記輝度変化検出手段(8a)は、前記メモリの画像
デ−タ群が表わす2次元平面上の画像の一部領域を指定
するウィンドウ領域を定め、該ウィンドウ領域に属する
画像デ−タ群に基づいて、低輝度背景から、背景より高
輝度の未溶削部であるスラブ先端への第1輝度変化のy
位置(y1)と、未溶削部から、それより低輝度の溶削始点
部への第2輝度変化のy位置(y2)と、を検出し両位置(y
1,y2)の差(Ly=y2-y1)を未溶削長さとして算出する、ス
ラブ端部の未溶削長さ検出装置。
【0011】これによれば、未溶削長さを得るための処
理対象画像デ−タ量が少く、画像処理が容易で未溶削長
さ算出に要する時間が短い。 (3)前記画像読込み手段(8a)は読込んだ画像デ−タ群
が表わす画像を2次元ディスプレイ(10a)に表示し、前
記輝度変化検出手段(8a)は前記ウィンドウ領域を表わす
指標を、前記2次元ディスプレイ(10a)の、前記画像の
対応位置に表示する、スラブ端部の未溶削長さ検出装
置。
【0012】撮影画像上にウィンドウ指標が現われるの
で、オペレ−タは、スラブ像に対するウィンドウ領域の
相対位置およびサイズを容易に認識しうる。輝度変化検
出手段(8a)を、オペレ−タ入力に応じてウィンドウ位置
およびサイズを変更するものとすれば、オペレ−タは、
未溶削長さ算出の精度が高いと見込める位置に、未溶削
長さ算出処理効率が高い小サイズのウィンドウを容易に
設定しうる。 (4)前記画像読込み手段(8a)は読込んだ画像デ−タ群
が表わす画像を2次元ディスプレイ(10a)に表示し、前
記輝度変化検出手段(8a)は、第1および第2輝度変化の
y位置(y1,y2)を表わす標識を、前記2次元ディスプレ
イ(10a)の、前記画像の対応位置に表示する、スラブ端
部の未溶削長さ検出装置。
【0013】撮影画像上にスラブ始端位置(y1)を表わす
標識と溶削始点位置(y2)を表わす標識が現われるので、
オペレ−タは、輝度変化検出手段(8a)の処理が正常か否
か、未溶削部検出の正否および正確度を視認判定するこ
とができる。
【0014】本発明の他の目的および特徴は、図面を参
照した以下の実施例の説明より明らかになろう。
【0015】
【実施例】図1に本発明の一実施例の概要を示す。スラ
ブ1の上,下面は、上工程(図1で右方向)の図示しな
いホットスカ−ファにより、先端(左端)から数cm又
は10数cm程度スラブ表面に進入した位置から尾端
(右端)まで溶削されて、搬送テ−ブルによって、下工
程(図1で左方向)の図示しない熱間グラインダに送ら
れる。搬送テ−ブルの下方には、スラブ1の下面を撮影
するための照明器5aおよびラインカメラ6aがあり、
搬送テ−ブルの上方には、スラブ1の上面を撮影するた
めの照明器5bおよびラインカメラ6bがある。
【0016】照明器5aは、スラブ1の先端部の未溶削
部と溶削部の境目の深ぼれ部分に暗い影を現わすよう
に、搬送テ−ブルのロ−ラ列の各ロ−ラのスラブ支持点
が含まれる搬送面(x,y平面)に対して、搬送方向y
の下流側から上流側に向けて斜めに照明光を投射する。
ラインカメラ6aは、スラブ幅方向xに延びる直線状又
はスリット状の視野を有し、照明器5aが照明した搬送
面を、搬送方向yの上流側から下流側に向けて斜めに撮
影する。スラブ1の先端がラインカメラ6aの視野より
も上流側にあるときには、照明器5aの光は斜め上方に
直進し、カメラ6aの視野には入らないので、ラインカ
メラ6aの撮影信号レベル(輝度)は極く低い。
【0017】スラブ1の先端がラインカメラ6aの視野
に入ると、スラブ1上のラインカメラ6aの視野領域に
よって反射された光の一部が、ラインカメラ6aに向
い、ラインカメラ6aの撮影信号レベル(輝度)は上昇
するが、先端部は未溶削であるので、比較的に低い。ス
ラブ1の先端がカメラ視野を通過し、カメラ視野に未溶
削部と溶削部の境目の深ぼれ部分の始点が到達すると、
スラブ1上のカメラ視野領域でのカメラに向かう反射光
が激減し、これによりカメラ6aの撮影信号レベルが低
下する。深ぼれの下り傾斜面がスラブ1上のカメラ視野
領域を通過している間、カメラ6aの撮影信号レベルは
低下したままとなる。次に、深ぼれの底がカメラ視野領
域を通過している間は、カメラ6aの撮影信号レベルは
上昇し溶削平面(高反射面)での撮影信号レベルに近く
なる。次に深ぼれの上り傾斜面がカメラ視野領域を通過
している間は、照明光が照明器5a側に反射するので、
カメラ6aの撮影信号レベルは低下する。そして、略平
らな定常溶削面がカメラ視野領域に入ると撮影信号レベ
ルはきわめて高くなる。
【0018】上述の、スラブ1の先端がカメラ視野に入
る直前から、定常溶削面のかなりの部位まで連続的にラ
イン(スリット)撮影し、2次元画像に集成したスラブ
撮影画像を、図4に示し、上述の撮影信号レベル(輝
度)の変化の概要を図3のステップ38の左側に示す。
【0019】リニアカメラ6aは定周期で繰返し撮影
し、ライン(又はスリット)画像信号を該定周期で繰返
し出力する。画像処理装置8aは、ロ−タリエンコ−ダ
3がパルスを発生する度に、その直後の1ライン画像信
号を画素単位でデジタル変換し、デジタルデ−タ(画像
デ−タ)を、その内部の原画像メモリ(以下1次メモリ
と称す)に、書込み、1次メモリ上に、図4に示す2次
元画面を表わす画像デ−タ群を集成する。なお、正しく
は、図4に示す画像は、図示を簡単にするために、1次
メモリ上の画像デ−タ群の全体が表わす広い2次元画面
のx方向幅の一部を摘出して示すものである。搬送面に
おけるカメラ6aのx方向視野長は1800mmであ
り、通例の、1800mm幅より狭いx幅のスラブを撮
影した場合、1次メモリ上の画像デ−タ群の全体が表わ
す広い2次元画面には、スラブのx方向全幅が現われ
る。
【0020】分配器9aは、画像処理装置8aが出力す
るデ−タを、CRT(2次元陰極線管ディスプレイ)1
0a又はレ−ザプリンタ11aに与える。いずれに与え
るかは、計測コントロ−ラ12が指定する。
【0021】上述の照明器5a〜レ−ザプリンタ11a
の組体と実質上同一構成のもう1組の組体5b〜11b
が、スラブ1の上面撮影用に備えられている。第2組の
照明器5bとラインカメラ6bは、y軸に関して第1組
の照明器5aおよびラインカメラ6aと対称であるが、
スラブ1の存否にかかわらず、第1組の照明器5aが発
する光がカメラ6bに入らないように、また第2組の照
明器5bが発する光がカメラ6aに入らないように、y
方向に位置をずらしている。
【0022】搬送テ−ブルの1つのロ−ラ2にはロ−タ
リエンコ−ダ3が結合されており、ロ−ラ2の所定小角
度の回転(スラブ1の所定短距離の移動)につき1パル
スの電気信号を発生し計測コントロ−ラ12に与える。
ロ−ラ2の少し下流に、反射型光センサであるスラブセ
ンサ4が設置されており、その直下にスラブがあるか否
を表わす信号を計測コントロ−ラ12に与える。
【0023】画像処理装置8a,8bおよび計測コント
ロ−ラ12には、入出力ボ−ドが備わっており、オペレ
−タは、デ−タおよび指令を入力することができる。
【0024】図2に、計測コントロ−ラ12の「計測」
制御の概要を示す。計測コントロ−ラ12は計測モ−ド
が指定され実行が指示されると、終了又は停止が入力さ
れるまで、図2に示す「計測」制御を行なう。その中の
入力読取(ステップ1)では、入出力ボ−ドおよび画像
処理装置8a,8bからの入力を読取る。なお、以下に
おいては、カッコ内には、ステップという語を省略し
て、ステップNo.数字のみを記す。
【0025】入力読取(1)で入出力ボ−ドからの入力
すなわちオペレ−タ入力を読取ると、計測コントロ−ラ
12は、入力対応のデ−タ処理,設定を行なう。その中
に、オペレ−タ入力に応じた計測ウィンドウの位置,サ
イズの設定が含まれる。入力読取(1)で画像処理装置
8a,8bからのデ−タ転送レディを読取ると画像処理
装置8a,8bからデ−タを読込んでCRT10a,1
0bに転送する処理が含まれる。入力が無いときには、
ステップ6以下を行なう。
【0026】すなわち、スラブセンサ4の電気信号がス
ラブ無しからスラブ有りに切換わるのを待ち(6−7−
1〜6−7・・・の繰返し)、スラブ有りに切換わる
と、レジスタSDF(計測コントロ−ラ12の内部メモ
リの一領域)に、スラブ検知中を表わす1を書込み(6
−8−9)、スラブNo.レジスタSNo.のデ−タ
を、1大きい値を示すものに更新し(10)、ロ−タリ
エンコ−ダ3が発生するパルスのカウントアップを開始
する。すなわちスラブ1の移動量の計測を開始する(1
1)。
【0027】次に、パルスカウント値(スラブ移動量)
が、第1設定値Lb(スラブ先端がカメラ6bの視野よ
り所定値分上流側に位置する値)になるのを待って、そ
うなると、画像処理装置8bに計測指令を与え、レジス
タBFに、カメラ6bによる撮影を開始したことを表わ
す1を書込む(13〜16)。
【0028】次に、パルスカウント値が、第2設定値L
a(スラブ先端がカメラ6aの視野より所定値分上流側
に位置する値)になるのを待って、そうなると、画像処
理装置8aに計測指令を与え、レジスタAFに、カメラ
6aによる撮影を開始したことを表わす1を書込む(1
7〜20)。
【0029】画像処理装置8b,8aは、計測指令に応
答して、撮影信号の読込みを開始し、2次元一画面分の
読込みを終了すると画像デ−タ処理を開始して、未溶削
長Lyの算出を行なう。この内容は、図3を参照して後
述する。
【0030】その後計測コントロ−ラ12は、スラブセ
ンサ4の電気信号がスラブ有りからスラブ無しに切換わ
るのを待ち(6〜8−13−17−1〜8−13・・・
の繰返し)、スラブ無しに切換わると、レジスタSD
F,BF,AFをクリアして(22〜24)、次のスラ
ブの先端がスラブセンサ4直下に到達するのを待つ(1
〜7−1〜7−・・・の繰返し)。なお、「入力読取」
(1)にて、オペレ−タ入力又は画像処理装置8b,8
aからの入力を読取ると、入力に対応した処理(3,
5)を行なう。
【0031】図3に、画像処理装置8aの「未溶削長計
測」の内容を示す。画像処理装置8aは、未溶削長計測
モ−ドが指定され実行が指示されると、終了又は停止が
入力されるまで、図3に示す「未溶削長計測」を行な
う。そこではまず、計測コントロ−ラ12から計測指令
が与えられるのを待つ(31)。計測指令が与えられる
と、画像処理装置8aは、ビデオコントロ−ラ7aに画
像信号出力を指示し、ビデオコントロ−ラ7aが定周期
で繰返し出力するライン画像信号を、画素単位で画像デ
−タ(デジタルデ−タ)に変換して1次メモリに書込
む。この実施例では、ライン画像信号の最低輝度レベル
を0、最高輝度レベルを255とする、256階調の画
像デ−タにA/D変換する。
【0032】画像処理装置8aは、書込んだライン数を
カウントして、カウント値が設定値になると、計測コン
トロ−ラ12に画像デ−タレディを報知し、計測コント
ロ−ラ12がCRT10aへのデ−タ転送を指示し、画
像処理装置8aは1次メモリの画像デ−タをCRT10
aに出力する(32)。このとき画像処理装置8aは、
計測ウィンドウ位置およびサイズを表わす指標画像を画
像デ−タに重ね合せて転送する(33)。これによりC
RT10aにスラブ先端前後の画像と計測ウィンドウ
(例えば図4)が表示される。オペレ−タはここで、画
像処理装置8aの入出力ボ−ドを操作して、計測ウィン
ドウの位置およびサイズを調整することができる。
【0033】次に画像処理装置8aは、ウィンドウ領域
およびそのy平行辺2辺の外側x方向32画素幅の領域
を含む広幅領域の画像デ−タをチェックして、それが2
0以下の値を示すものであると、0(最低輝度)を表わ
すデ−タに書替えて、21以上の値を示すものであると
そのまま、2次メモリに書込む(34)。次に、ウィン
ドウ領域内画素のそれぞれにつき、それ(注目画素)を
中央とするx方向64画素の画像デ−タの平均値を算出
して、注目画素の画像デ−タを平均値を示すものに書換
える。そして2次メモリ上の処理対象画像デ−タを、ウ
ィンドウ領域内のみに規定する(35)。次に画像処理
装置8aは、2次メモリ上のウィンドウ領域内の画像デ
−タのピ−ク値を検索して、ピ−ク値(高輝度溶削面の
反射輝度)が存在するライン(y値)の画像デ−タの平
均値(x方向並びの平均値:溶削面輝度レベル)を算出
し、2次メモリ上のウィンドウ領域内の画像デ−タのう
ち、この平均値以上の画像デ−タをすべて255(最高
輝度)を表わすデ−タに書替える(36)。
【0034】次に画像処理装置8aは、2次メモリ上の
ウィンドウ領域内の画像デ−タの、同一y位置にあるも
のの総和(積算値)を算出し、y位置宛てにテ−ブル
(内部メモリの一領域)に書込む(37)。そしてy位
置のそれぞれにつき、それ(注目位置)を中央とするy
方向3位置の積算値の平均値を算出して、テ−ブル上の
注目位置の積算値を平均値に書換える(38)。これに
よって得られたy各位置の積算値をグラフ表示すると、
図3のステップ38の左側に示すようなグラフが得られ
る。
【0035】次に画像処理装置8aは、テ−ブル上の積
算値(平均値)のy方向微分値(隣り合うy位置のy方
向上流側位置の積算値−下流側位置の積算値:正は輝度
立上り、負は輝度立下り)を算出し、最下流(スラブ先
端)側から上流(スラブ尾端)側に微分値をチェックし
て、微分値が設定値以上の正値になって値が上昇してい
る領域のピ−ク値のy位置y1すなわち第1変化点を、
スラブ先端と決定し、次に微分値が負となってその絶対
値が設定値以上で上昇している領域のピ−ク値のy位置
y2すなわち第2変化点を、スラブ上の溶削開始点と決
定し、未溶削長Ly=y2−y1を算出する(39)。
そして計測コントロ−ラ12にデ−タレディを報知す
る。計測コントロ−ラ12はこれに応答して未溶削長L
yデ−タを画像処理装置8aから受けて(40)、それ
にスラブNo.レジスタSNo.のデ−タを付して、下
工程の、図示しない自動研削機に転送する。
【0036】次に画像処理装置8aは、1次メモリにあ
る画像デ−タ群が表わすスラブ画像上の、計測ウィンド
ウ対応位置ならびに算出値y1およびy2に基づいて、
スラブ画像上のy1対応位置(先端と認識した位置)お
よびy2対応位置(溶削始点と認識した位置)を算出
し、それらの位置に表示する標準像および算出した未溶
削長Lyの表示を1次メモリの画像デ−タに重ね合せ
て、CRT10aに出力する(41)。これによりCT
R10aには、図4に示すように、ウィンドウ枠に加え
てスラブ先端標識および溶削始点標識が表示される。以
上の処理を終えると画像処理装置8aは、次の計測指令
を待つ(31)。
【0037】以上に説明した「未溶削長計測」(図3)
と同様な処理をもう1組の画像処理装置8bが実行す
る。したがってCRT10aにはスラブ1の先端部の下
面像が例えば図4に示すように表示され、CRT10b
にはスラブ1の先端部の上面像が同様に表示される。下
工程の図示しない自動研削機には、スラブ1の先端部の
下面および上面の未溶削長Lyが与えられる。自動研削
機は、与えられた下面の未溶削長をスラブ下面の、先端
からの研削目標長さとして下面の先端部を研削し、ま
た、与えられた上面の未溶削長をスラブ上面の、先端か
らの研削目標長さとして上面の先端部を研削する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例の構成概要を示すブロック
図であり、スラブ搬送ラインの側面を示す。
【図2】 図1に示す計測コントロ−ラ12の、「計
測」制御の内容を示すフロ−チャ−トである。
【図3】 図1に示す画像処理装置8aの、「未溶削長
計測」の内容を示すフロ−チャ−トである。
【図4】 図1に示すCRT10aに表示される画像の
一部分を示す平面図である。
【符号の説明】
1:スラブ 2:ロ−ラ 3:ロ−タリエンコ−ダ 4:スラブセンサ 5a,5b:照明器 6a,6b:ラインカメ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 杉 浦 雅 人 富津市新富20−1 新日本製鐵株式会社技 術開発本部内 Fターム(参考) 2F065 AA09 AA12 AA21 AA51 BB05 BB11 BB15 CC06 DD06 FF42 FF67 HH12 JJ02 JJ05 JJ08 JJ25 MM03 PP16 QQ03 QQ13 QQ24 QQ25 QQ27 QQ36 QQ42 QQ45 QQ51 SS02 SS06 SS13 TT07

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】y方向に搬送されるスラブに対して、搬送
    方向の下流側から上流側に向けて斜めに照明光を投射す
    る照明手段;該照明手段が光を投射したスラブ表面を、
    搬送方向の上流側から下流側に向けて斜めに撮影する、
    視野がスラブ幅方向xに延びる直線状又はスリット状の
    ラインカメラ;スラブ先端が前記ラインカメラの視野に
    入る前から、ラインカメラの画像デ−タをメモリに書込
    み、該メモリに、2次元分布の、スラブの先端が存在し
    ない背景ならびにスラブ先端および溶削領域を含むスラ
    ブ像、の画像デ−タ群を記憶する画像読込み手段;およ
    び、 前記画像デ−タ群に基づいて、低輝度背景から、背景よ
    り高輝度の未溶削部であるスラブ先端への第1輝度変化
    のy位置と、未溶削部から、それより低輝度の溶削始点
    部への第2輝度変化のy位置と、を検出し両位置の差を
    未溶削長さとして算出する輝度変化検出手段;を備える
    スラブ端部の未溶削長さ検出装置。
  2. 【請求項2】スラブの到来を検知するスラブ検出手段;
    および、該スラブ到来の検知からスラブ搬送距離計測を
    開始して、計測値が、スラブ先端が前記ラインカメラの
    視野より設定距離分手前となる値になったときに計測指
    令を、前記画像読込み手段に与える計測制御手段;を更
    に備え、 前記画像読込み手段は該計測指令に応答して、所定ピッ
    チで設定ライン分、前記ラインカメラがライン単位で発
    生するビデオ信号のデジタル変換デ−タすなわち画像デ
    −タを、前記メモリに書込む、請求項1記載のスラブ端
    部の未溶削長さ検出装置。
  3. 【請求項3】前記輝度変化検出手段は、前記メモリの画
    像デ−タ群が表わす2次元平面上の画像の一部領域を指
    定するウィンドウ領域を定め、該ウィンドウ領域に属す
    る画像デ−タ群に基づいて、低輝度背景から、背景より
    高輝度の未溶削部であるスラブ先端への第1輝度変化の
    y位置と、未溶削部から、それより低輝度の溶削始点部
    への第2輝度変化のy位置と、を検出し両位置の差を未
    溶削長さとして算出する、請求項1記載のスラブ端部の
    未溶削長さ検出装置。
  4. 【請求項4】前記画像読込み手段は読込んだ画像デ−タ
    群が表わす画像を2次元ディスプレイに表示し、前記輝
    度変化検出手段は前記ウィンドウ領域を表わす指標を、
    前記2次元ディスプレイの、前記画像の対応位置に表示
    する、請求項3記載のスラブ端部の未溶削長さ検出装
    置。
  5. 【請求項5】前記画像読込み手段は読込んだ画像デ−タ
    群が表わす画像を2次元ディスプレイに表示し、前記輝
    度変化検出手段は、第1および第2輝度変化のy位置を
    表わす標識を、前記2次元ディスプレイの、前記画像の
    対応位置に表示する、請求項1,請求項2,請求項3又
    は請求項4記載のスラブ端部の未溶削長さ検出装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100473682B1 (ko) * 2000-09-04 2005-03-07 주식회사 포스코 비정형적인 슬래브의 폭 측정장치 및 그 방법
KR100920566B1 (ko) * 2007-07-27 2009-10-08 주식회사 포스코 슬라브의 벤딩률 측정 시스템 및 방법
KR100920565B1 (ko) * 2007-07-27 2009-10-08 주식회사 포스코 슬라브의 두께와 골마루 깊이 측정 시스템 및 방법

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