JP2000266511A - 検査装置 - Google Patents

検査装置

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JP2000266511A
JP2000266511A JP11076716A JP7671699A JP2000266511A JP 2000266511 A JP2000266511 A JP 2000266511A JP 11076716 A JP11076716 A JP 11076716A JP 7671699 A JP7671699 A JP 7671699A JP 2000266511 A JP2000266511 A JP 2000266511A
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JP
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light
defect
semiconductor wafer
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optical system
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JP11076716A
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English (en)
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Shunsuke Kurata
俊輔 倉田
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Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、被検査物上に存在する欠陥箇所の位
置関係を正規化した座標データとして得ることができて
欠陥箇所を見失うことがない。 【解決手段】マクロ台1の回転角度、X軸とY軸との揺
動角度に基づいて第1の座標検出手段20により欠陥箇
所Aの座標データDaを検出するとともに、ポインタ光
学系ユニット33から放射されたスポット光を半導体ウ
エハ2上の欠陥箇所Aに照射したときのポインタ光学系
ユニット33のXYZ軸方向の移動量に基づいて欠陥箇
所Aの座標データDbを第2の座標検出手段41により
検出し、これら座標データDa、Dbに基づいてコンピ
ュータ41により半導体ウエハ2を水平状態に配置した
ときの正規化した欠陥箇所Aの座標データDcを求め
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば半導体ウエ
ハ上や所定の印刷回路基板上に存在する損傷や異物等の
欠陥箇所を検出するための検査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図2は半導体ウエハに適用した検査装置
の構成図である。
【0003】マクロ台1上には、検査対象物として例え
ば半導体ウエハ2が載置されている。このマクロ台1
は、半導体ウエハ2を保持しながらある程度傾斜をもっ
て回転及び揺動するもので、このマクロ台1を回転させ
るための回転パルスモータ3、マクロ台1を揺動させる
ための揺動モータとしてマクロ台1を直交する2軸に沿
って揺動させるX軸揺動パルスモータ4及びY軸揺動パ
ルスモータ5が連結されている。これらパルスモータ
3、4、5は、コンピュータ6に接続された制御ユニッ
ト7から送出される各パルス信号s1、s2、s3によ
って駆動制御され、半導体ウエハ2を任意に回転及び揺
動させるものとなっている。
【0004】一方、半導体ウエハ2の斜め上方には、光
源8が配置され、この光源8から放射された検査用照明
光が半導体ウエハ2の表面に照射されるものとなってい
る。
【0005】レーザスポット9は、半導体ウエハ2上に
存在する欠陥箇所Aをスポット光により照射して欠陥箇
所Aを指示するためのものである。この欠陥箇所Aとし
ては、例えば半導体ウエハ2表面に存在する損傷や異
物、膜斑、レジスト斑、ショットずれ等である。
【0006】又、半導体ウエハ2の上方には、CCDカ
メラ10が配置され、このCCDカメラ10により撮像
された半導体ウエハ2からの反射光を画像処理装置11
に送ることにより、この画像処理装置11において半導
体ウエハ2からの反射光の画像が映し出されるようにな
っている。
【0007】なお、検出センサ12は、半導体ウエハ2
の回転量の基準位置を検出するためのもので、半導体ウ
エハ2のノッチ2aを基準位置として検出してその検出
信号を制御ユニット7に送出している。
【0008】このような装置で半導体ウエハ2の検査を
行う場合、半導体ウエハ2がマクロ台1にセットされた
後、光源8から検査用照明光が半導体ウエハ2の表面上
に照射され、これと共に制御ユニット7から各パルス信
号s1、s2、s3がそれぞれ回転パルスモータ3、X
軸揺動パルスモータ4及びY軸揺動パルスモータ5に送
出されてマクロ台1の駆動によって半導体ウエハ2が回
転及び揺動する。
【0009】このとき半導体ウエハ2から反射する光
は、半導体ウエハ2に形成された微小パターンによる回
折光、半導体ウエハ2に積層された回路パターンによる
回折光、半導体ウエハ2に存在する損傷や異物等の欠陥
箇所からの散乱光等の光学現象が複雑に絡み合ったもの
となっている。
【0010】CCDカメラ10は、これら半導体ウエハ
2からの反射光を撮像してその画像信号を画像処理装置
11に送ることにより、この画像処理装置11は、半導
体ウエハ2からの反射光の画像が映し出される。
【0011】検査者は、上記のような光学現象が複雑に
絡み合った半導体ウエハ2からの反射光の中から半導体
ウエハ2に存在する損傷や異物等に起因して生じる光学
的変化を目視観察(マクロ観察)し、欠陥箇所Aを確認
した場合には、その半導体ウエハ2を顕微鏡にセットし
て欠陥箇所Aに対する顕微鏡観察(ミクロ観察)を行っ
ている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記装
置では、半導体ウエハ2をある程度傾斜をもって回転及
び揺動させながら欠陥箇所Aを確認しているが、この欠
陥箇所Aを確認する状態と、この確認の後に半導体ウエ
ハ2を顕微鏡にセットして欠陥箇所Aに対する顕微鏡観
察を行う状態との間には、半導体ウエハ2をセットする
状態にある程度の角度差が生じ、このために欠陥箇所A
の位置関係を正規化して考察することが困難となってい
る。
【0013】又、欠陥箇所Aを確認する状態と、この確
認の後に半導体ウエハ2を顕微鏡にセットして欠陥箇所
Aに対する顕微鏡観察を行う状態との間には、上記の如
く半導体ウエハ2に角度差が生じるので、欠陥箇所Aか
ら生じる光の光学的特性は、半導体ウエハ2をマクロ台
1にセットして回転及び揺動している状態と顕微鏡にセ
ットした状態との間で相違したものとなる。すなわち、
マクロ観察時に用いる検査用照明光の下で発生する欠陥
箇所Aからの光は、顕微鏡観察時に用いる通常の白色光
の下では発生しない場合がある。このため、マクロ観察
時に検出した欠陥箇所Aを顕微鏡観察時に見失ってしま
う場合がある。
【0014】又、一括照明された半導体ウエハ2上で欠
陥を目視で見極めることは困難であり、すなわち欠陥が
見極めにくくかつ認識しにくいために、マクロ観察者
は、欠陥位置をスケッチ等により記録しており、ミクロ
観察時に正確に欠陥ポイントを素早く顕微鏡視野内に入
れることが困難となっている。
【0015】そこで本発明は、被検査物上に存在する欠
陥箇所の位置関係を正規化した座標データとして得るこ
とができて欠陥箇所を見失うことがない検査装置を提供
することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】請求項1によれば、回転
及び揺動している被検査物に対して検査用照明光を照射
したときの被検査物からの反射光から被検査物上の欠陥
を検査する検査装置において、被検査物を回転及び揺動
させたときの回転角度及び揺動角度に基づいて欠陥の座
標データを検出する第1の座標検出手段と、被検査物上
の欠陥に欠陥指示用のスポット光を照射するスポット光
照射手段と、このスポット光照射手段によりスポット光
を欠陥に照射したときのスポット光照射手段の移動量に
基づいて欠陥の座標データを検出する第2の座標検出手
段と、第1及び第2の座標検出手段によりそれぞれ検出
された各座標データに基づいて被検査物を水平状態に配
置したときの欠陥の座標データを求めるデータ処理手段
と、を備えた検査装置である。
【0017】請求項2によれば、請求項1記載の検査装
置において、スポット光照射手段は、被検査物に対して
検査用照明光を照射する照射光学系内に備えられてい
る。
【0018】請求項3によれば、請求項2記載の検査装
置において、照射光学系は、光源と、この光源から放射
された検査用照明光を反射するミラーと、このミラーで
反射した検査用照明光を平行光束に規制する集光用フレ
ネルレンズと、この集光用フレネルレンズにより規制さ
れた平行光束を収束光束に規制する投光用フレネルレン
ズと、この投光用フレネルレンズにより規制された収束
光束に光学的特性を与えて被検査物を照明する透過型液
晶板とを有し、かつ光源とミラーとの間にハーフミラー
を配置し、スポット光照射手段から放射されたスポット
光を、ハーフミラーで反射して照射光学系に入射し、こ
の照射光学系を通して欠陥上に照射する構成とした。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態につ
いて図面を参照して説明する。なお、図2と同一部分に
は同一符号を付してその詳しい説明は省略する。
【0020】図1は半導体ウエハに適用した検査装置の
構成図である。
【0021】制御ユニット(以下、第1の制御ユニット
と称する)7は、回転パルスモータ3、X軸揺動パルス
モータ4及びY軸揺動パルスモータ5に対してそれぞれ
パルス信号s1、s2、s3を送出して駆動制御し、半
導体ウエハ2を任意に回転及び揺動させる機能と、検出
センサ12の検出信号を受けて検出される半導体ウエハ
2のノッチ2aを基準位置として、各パルス信号s1、
s2、s3のパルス数をカウントして回転角度、X軸と
Y軸との揺動角度を検出する機能とを有している。
【0022】又、第1の制御ユニット7は、半導体ウエ
ハ2の回転角度、X軸とY軸との揺動角度に基づいて欠
陥箇所Aの座標データDaを検出する第1の座標検出手
段20としての機能を有している。
【0023】一方、半導体ウエハ2の上方には、この半
導体ウエハ2に対して検査用照明光を照射する照射光学
系21が設けられている。この照射光学系21は、光源
22として例えばメタルハライドランプ(150〜25
0W)が用いられ、楕円回転ミラー23の第1焦点に位
置付けられ、かつ楕円回転ミラー23の第2焦点が、散
乱板が設けられたゲート24となるように構成されてい
る。
【0024】光源22とゲート24との間には、熱線吸
収フィルタ25が設けられている。又、ゲート24に配
される散乱板は、例えば20〜30mmの大きさを有し
ており、ゲート24から均一照明光を出射させる機能を
有している。
【0025】さらに、光源22の光路上には、フィルタ
26を介してミラー27が配置されている。フィルタ2
6は、例えばグリーン、イエロー、偏光板等から成るも
のである。ミラー27は、光源22からの検査用照明光
を半導体ウエハ2の表面に向けて反射する角度に配置さ
れている。
【0026】このミラー27の反射光路上には、集光用
フレネルレンズ28、投光用フレネルレンズ29及び透
過型液晶板30が配置されている。このうち集光用フレ
ネルレンズ28はミラー27で反射した検査用照明光を
平行光束に規制するもので厚さが例えば5mmに形成さ
れており、投光用フレネルレンズ29は集光用フレネル
レンズ28を介して導光された平行光束に対して挿脱可
能に構成され、導光された平行光束を収束光束に規制す
るもので厚さが例えば5mmに形成されており、透過型
液晶板30は投光用フレネルレンズ29により規制され
た収束光束に光学的特性を与えて半導体ウエハ2を照明
するものとなっている。
【0027】これら集光用フレネルレンズ28、投光用
フレネルレンズ29及び透過型液晶板30は、共に半導
体ウエハ2よりも大きな径(例えば500〜600mm
程度)を有しており、これにより半導体ウエハ2はその
全体に亘って斑なく照明されるものとなっている。
【0028】又、ゲート24と集光用フレネルレンズ2
8との間の距離は、この集光用フレネルレンズ28の焦
点距離fと一致している。
【0029】透過型液晶板30は、透明電極(不図示)
を介して電源31に接続され、電圧が印加されている。
この透過型液晶板30に適用される調光液晶シート(不
図示)は、通常は液滴中で液晶(不図示)がランダムに
なっているので、入射された光が界面又は内部で散乱さ
れて不透明な状態になっているが、電圧の印加によって
液晶が電界の方向に整列して、入射した光を散乱しなく
なり、透明に変化する機能を有している。
【0030】なお、上記照射光学系21は、支持部32
により支持され、かつこの支持部32によって半導体ウ
エハ2を配置する空間に対してグローズに設けられてい
る。
【0031】この照射光学系21内には、半導体ウエハ
2上の欠陥箇所Aに欠陥指示用のスポット光を照射する
ためのスポット光照射手段としてのポインタ光学系ユニ
ット33が設けられている。このポインタ光学系ユニッ
ト33は、LED等のポインタ照明光源34の光路上に
コリメータレンズ35、ポインター36及び投影レンズ
37を配置したもので、XYZ軸方向に移動自在に構成
されている。そして、このポインタ光学系ユニット33
から放射されるスポット光の光路上でかつ照射光学系2
1の光軸上には、ハーフミラー38が配置され、上記ス
ポット光がハーフミラー38で反射して照射光学系21
の光軸に一致して進行するようになっている。
【0032】第2の制御ユニット39は、コンピュータ
40からの指令を受けて、マクロ台1の動作と連動し、
このマクロ台1の揺動角度に応じてポインタ光学系ユニ
ット33から放射されたスポット光が半導体ウエハ2面
上に結像されるようにポインタ光学系ユニット33をX
YZ軸方向に駆動制御する機能を有している。
【0033】又、この第2の制御ユニット39は、ジョ
イステック39aの操作に応じてポインタ光学系ユニッ
ト33をXYZ軸方向に駆動制御する。又、第2の座標
検出手段41は、ポインタ光学系ユニット33から放射
されたスポット光を半導体ウエハ2上の欠陥箇所Aに照
射したときのポインタ光学系ユニット33のXYZ軸方
向の移動量に基づいて欠陥箇所Aの座標データDbを検
出する機能を有している。
【0034】コンピュータ40は、第1及び第2の座標
検出手段20、41によりそれぞれ検出された各座標デ
ータDa、Dbを受け取り、これら座標データDa、D
bに基づいて半導体ウエハ2を水平状態に配置したとき
の欠陥箇所Aの座標データDcを求めて登録するととも
に表示装置42に画面マッピング表示するデータ処理手
段としての機能を有している。
【0035】次に上記の如く構成された装置の作用につ
いて説明する。
【0036】半導体ウエハ2がマクロ台1にセットされ
た後、マクロ台1は、第1の制御ユニット7から各パル
ス信号s1、s2、s3がそれぞれ回転パルスモータ
3、X軸揺動パルスモータ4及びY軸揺動パルスモータ
5に送出されることにより半導体ウエハ2を回転及び揺
動させる。
【0037】この状態に、光源22から放射された検査
用照明光は、楕円回転ミラー23、熱線吸収フィルタ2
5及びゲート24を介してフィルタ26を透過し、ハー
フミラー38を通ってミラー27に到達する。このミラ
ー27に到達した検査用照明光は、ここで反射されて、
集光用フレネルレンズ28に照射され、平行光束に規制
される。
【0038】ここで、かかる装置では、収束光束を検査
用照明光として用いているので、照射光学系21の光軸
中には投光用フレネルレンズ29及び電圧が印加されて
透明になっている透過型液晶板30が配置されている。
これにより、投光用フレネルレンズ29からの収束光束
は、そのまま透過型液晶板30を透過して半導体ウエハ
2の全面に斑なく照明される。
【0039】この半導体ウエハ2から反射した光は、観
察者の目の近傍位置に結像される。このとき半導体ウエ
ハ2の表面にごみや傷等の異物が存在していると、この
異物から散乱光が発生し、観察者は、光軸外から微小散
乱光を目視観察することで半導体ウエハ2の表面の異物
の存在を確認できる。
【0040】次に、検査用照明光として面光源を選択す
る場合は、電源31からの印加電圧を遮断することによ
って透過型液晶板30を不透明にする。これにより、投
光用フレネルレンズ29を透過して形成された収束光束
は、透過型液晶板30によってシャーカステン照明光と
なり、半導体ウエハ2の全面に斑なく照明されるととも
に、半導体ウエハ2表面に存在する異物によって形成さ
れる干渉パターンがよく見える。
【0041】このように半導体ウエハ2表面上の異物な
どの欠陥が認識され図示しない入力装置より欠陥位置を
指定する指令が出されると、このとき第1の制御ユニッ
ト7から回転パルスモータ3、X軸揺動パルスモータ4
及びY軸揺動パルスモータ5への各パルス信号s1、s
2、s3の送出が一時停止され、マクロ台1による半導
体ウエハ2の回転及び揺動が一時停止される。
【0042】そして、ジョイスティック39aの操作に
よって第2の制御ユニット39は、ポインタ光学系ユニ
ット33をXYZ軸方向に駆動制御する。これにより、
ポインタ光学系ユニット33から放射されるスポット光
が半導体ウエハ2表面上の欠陥箇所Aに照射されて指示
する。すなわち、ポインタ光学系ユニット33から放射
されたスポット光は、ハーフミラー38で反射して照射
光学系21の光軸に沿って進行し、ミラー27、集光用
フレネルレンズ28、投光用フレネルレンズ29及び透
過型液晶板30を透過して半導体ウエハ2表面上の欠陥
箇所Aに照射される。
【0043】このように半導体ウエハ2表面上の欠陥箇
所Aにスポット光が照射されると、第1の制御ユニット
7の第1の座標検出手段20は、検出センサ12の検出
信号を受けて検出される半導体ウエハ2のノッチ2aを
基準位置として、各パルス信号s1、s2、s3のパル
ス数をカウントしてマクロ台1の回転角度、X軸とY軸
との揺動角度を検出し、これら回転角度、X軸とY軸と
の揺動角度に基づいて欠陥箇所Aの座標データDaを検
出してコンピュータ40に送出する。
【0044】又、第2の制御ユニット39の第2の座標
検出手段41は、ポインタ光学系ユニット33から放射
されたスポット光を半導体ウエハ2上の欠陥箇所Aに照
射したときのポインタ光学系ユニット33のXYZ軸方
向の移動量に基づいて欠陥箇所Aの座標データDbを検
出してコンピュータ40に送出する。
【0045】このコンピュータ40は、第1及び第2の
座標検出手段20、41によりそれぞれ検出された各座
標データDa、Dbを受け取り、これら座標データD
a、Dbに基づいて半導体ウエハ2を水平状態に配置し
たときの欠陥箇所Aの座標データDcを求めて欠陥箇所
Aを登録するとともに表示装置42に画面マッピング表
示する。
【0046】このように上記一実施の形態においては、
マクロ台1の回転角度、X軸とY軸との揺動角度に基づ
いて欠陥箇所Aの座標データDaを検出するとともに、
ポインタ光学系ユニット33から放射されたスポット光
を半導体ウエハ2上の欠陥箇所Aに照射したときのポイ
ンタ光学系ユニット33のXYZ軸方向の移動量に基づ
いて欠陥箇所Aの座標データDbを検出し、これら座標
データDa、Dbに基づいて半導体ウエハ2を水平状態
に配置したときの正規化した欠陥箇所Aの座標データD
cを求めるようにしたので、マクロ観察時に確認した欠
陥箇所Aの位置関係を半導体ウエハ2の平面座標データ
として顕微鏡観察時に座標データとして受け渡しが可能
となり、顕微鏡観察視野内に高精度かつ高速、自動的に
半導体ウエハ2をセットできる。すなわち、欠陥箇所A
の確認の後に半導体ウエハ2を顕微鏡にセットして欠陥
箇所Aに対する顕微鏡観察を行うが、この顕微鏡観察の
際に受け取る欠陥箇所Aの座標データDcが半導体ウエ
ハ2を水平状態に配置したときの正規化した値であり、
欠陥箇所Aを確認する状態と、この確認の後に半導体ウ
エハ2を顕微鏡観察を行う状態との間に角度差が生じる
ことはなく、欠陥箇所Aから生じる光の光学的特性を、
半導体ウエハ2をマクロ台1にセットして回転及び揺動
している状態と顕微鏡にセットした状態との間で同じも
のにすることができる。
【0047】又、ポインタ光学系ユニット33は、支持
部32によって半導体ウエハ2を配置する空間に対して
グローズに設けられた照射光学系21内に設けたので、
ポインタ光学系ユニット33の取り付けが行いやすく、
かつポインタ光学系ユニット33や照射光学系21から
ゴミが半導体ウエハ2表面上に落ちて付着することがな
く、半導体ウエハ2をクリーンな状態で欠陥箇所Aの検
出ができる。
【0048】又、ポインタ光学系ユニット33から放射
されたスポット光を照射光学系21に入射するハーフミ
ラー38を小さくすることができ、ポインタ光学系ユニ
ット33を含む光学系をコンパクトに構成できる。
【0049】又、このハーフミラー38を光源22とミ
ラー27との間に設けるので、ハーフミラー38の影が
半導体ウエハ2上に投影されることはない。
【0050】なお、本発明は、上記第1の実施の形態に
限定されるものでなく次の通り変形してもよい。
【0051】例えば、ポインタ光学系ユニット33から
放射されるスポット光を照射光学系21の光軸に入射さ
せるハーフミラー38は、光源22とミラー27との間
であれば、その配置位置に限られるものではない。
【0052】又、マクロ台1の回転及び揺動とポインタ
光学系ユニット33の移動とは、コンピュータ40から
発する指令により連動するように構成してもよい。
【0053】
【発明の効果】以上詳記したように本発明によれば、被
検査物上に存在する欠陥箇所の位置関係を正規化した座
標データとして得ることができて欠陥箇所を見失うこと
がない検査装置を提供できる。
【0054】又、本発明によれば、照射光学系からゴミ
が被検査物表面上に落ちて付着することがなく、被検査
物をクリーンな状態で欠陥箇所の検出ができる検査装置
を提供できる。
【0055】又、本発明によれば、スポット光照射手段
を含む光学系をコンパクトにでき、かつスポット光を照
射光学系に入射するハーフミラーの影を半導体ウエハ上
に投影することがない検査装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる検査装置を半導体ウエハの検査
に適用した一実施の形態を示す構成図。
【図2】従来の半導体ウエハに適用した検査装置の構成
図。
【符号の説明】
1:マクロ台、 2:半導体ウエハ、 3:回転パルスモータ、 4:X軸揺動パルスモータ、 5:Y軸揺動パルスモータ、 7:制御ユニット、 20:第1の座標検出手段、 21:照射光学系、 22:光源、 23:楕円回転ミラー、 24:ゲート、 25:熱線吸収フィルタ、 26:フィルタ、 27:ミラー、 28:集光用フレネルレンズ、 29:投光用フレネルレンズ、 30:透過型液晶板、 31:電源、 32:支持部、 33:ポインタ光学系ユニット、 34:ポインタ照明光源、 35:コリメータレンズ、 36:ポインター、 37:投影レンズ、 38:ハーフミラー、 39:第2の制御ユニット、 39a:ジョイステック、 40:コンピュータ、 42:表示装置。
フロントページの続き Fターム(参考) 2F065 AA03 AA49 CC19 DD09 FF41 GG12 GG18 HH04 HH12 JJ03 JJ12 JJ26 LL10 LL19 LL21 LL26 LL46 LL62 MM02 MM04 MM14 QQ42 SS13 2G051 AA51 AB02 AC22 BA01 BB07 BB09 BB11 BB20 CA11 DA08

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転及び揺動している被検査物に対して
    検査用照明光を照射したときの前記被検査物からの反射
    光から前記被検査物上の欠陥を検査する検査装置におい
    て、 前記被検査物を回転及び揺動させたときの回転角度及び
    揺動角度に基づいて前記欠陥の座標データを検出する第
    1の座標検出手段と、 前記被検査物上の前記欠陥に欠陥指示用のスポット光を
    照射するスポット光照射手段と、 このスポット光照射手段により前記スポット光を前記欠
    陥に照射したときの前記スポット光照射手段の移動量に
    基づいて前記欠陥の座標データを検出する第2の座標検
    出手段と、 前記第1及び第2の座標検出手段によりそれぞれ検出さ
    れた前記各座標データに基づいて前記被検査物を水平状
    態に配置したときの前記欠陥の座標データを求めるデー
    タ処理手段と、を具備したことを特徴とする検査装置。
  2. 【請求項2】 前記スポット光照射手段は、前記被検査
    物に対して前記検査用照明光を照射する照射光学系内に
    備えられたことを特徴とする請求項1記載の検査装置。
  3. 【請求項3】 前記照射光学系は、光源と、この光源か
    ら放射された前記検査用照明光を反射するミラーと、こ
    のミラーで反射した前記検査用照明光を平行光束に規制
    する集光用フレネルレンズと、この集光用フレネルレン
    ズにより規制された平行光束を収束光束に規制する投光
    用フレネルレンズと、この投光用フレネルレンズにより
    規制された収束光束に光学的特性を与えて前記被検査物
    を照明する透過型液晶板とを有し、 かつ前記光源と前記ミラーとの間にハーフミラーを配置
    し、前記スポット光照射手段から放射された前記スポッ
    ト光を、前記ハーフミラーで反射して前記照射光学系に
    入射し、この照射光学系を通して前記欠陥上に照射する
    構成としたことを特徴とする請求項2記載の検査装置。
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