JP2000265351A - ヒートシール性に優れた伸縮性不織布およびその製造方法 - Google Patents
ヒートシール性に優れた伸縮性不織布およびその製造方法Info
- Publication number
- JP2000265351A JP2000265351A JP7036099A JP7036099A JP2000265351A JP 2000265351 A JP2000265351 A JP 2000265351A JP 7036099 A JP7036099 A JP 7036099A JP 7036099 A JP7036099 A JP 7036099A JP 2000265351 A JP2000265351 A JP 2000265351A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fiber
- fibers
- nonwoven fabric
- weight
- melting point
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Nonwoven Fabrics (AREA)
- Multicomponent Fibers (AREA)
Abstract
ートシール性に優れた不織布であって、おむつ部材など
の衛生材料、使い捨て肌着、サポーター、パップ剤基布
などに好適な伸縮性不織布を提供することを目的とす
る。 【解決手段】 融点の異なる2種類以上の重合体からな
り、熱処理により立体捲縮(2)が発現する潜在捲縮性
複合繊維(1)と、潜在捲縮性複合繊維の捲縮数が17
個/25mm以上発現する温度T(℃)より高い融点TB
L(℃)を持つ熱接着性繊維を含有する繊維ウェブに、
高圧流体流処理を施して構成繊維同士を三次元的に絡合
させ、しかるのちに構成繊維同士が熱接着を有しない温
度で熱処理を施して、潜在捲縮性複合繊維(1)を立体
捲縮発現させることにより、ヒートシール性に優れた伸
縮性不織布を得る。
Description
触りが良好であり、かつヒートシール性に優れた不織布
であって、おむつ部材などの衛生材料、使い捨て肌着、
サポーター、パップ剤基布などに好適な伸縮性不織布に
関する。
利用されており、特に人体に触れたりする用途において
は、人体にフィットし易く、肌触りのよい不織布が要望
されており、とりわけおむつ部材や使い捨て肌着などに
おいては、同時にヒートシール性も要求されている。上
記用途においては、潜在捲縮性短繊維を主体とした伸縮
性不織布が肌触りの点で優れていることから好ましく使
用されており、これらについて種々の提案がなされてい
る。例えば、特開平2−127553号公報には、ポリ
プロピレン系熱接着性複合繊維を主体としたウェブを、
ウォーターニードル法により絡合させ、熱処理を施して
ウェブを収縮させるとともに繊維同士を接着させた伸縮
性不織布が提案されている。特開平2−182957号
公報には、ポリエステル系潜在捲縮性複合繊維とポリエ
チレンテレフタレート系低融点ポリマーからなる熱接着
性短繊維が混合されてなり、熱接着および捲縮発現処理
された伸縮性不織布が提案されている。また、特開平1
−132861号公報には、捲縮数が20個/25mm以下
のポリオレフィン/ポリエステルからなる複合繊維と捲
縮数が40個/25mm以上のポリオレフィン/ポリエステ
ルからなる複合繊維を含有してなる熱接着性不織布が開
示されている。
織布には以下の問題点が挙げられる。特開平2−127
553号公報および特開平2−182957号公報の伸
縮性不織布は、いずれも捲縮発現と同時に繊維同士を熱
接着させているため、伸縮性が阻害され易いだけでな
く、ごわごわした触感となり肌触りが良好とはいえな
い。さらに、ヒートシール性が考慮されていないため、
低温で処理したときに十分なヒートシール強度が得られ
ないなど工程的あるいはコスト的に問題が生じている。
また、特開平1−132861号公報の不織布も上記同
様熱接着されており、さらに異族系のポリマーの組み合
わせからなる複合繊維を使用しているため、ヒートシー
ル強度が不十分である。本発明は、上記問題点を鑑みて
なされたものであり、伸縮性に優れ、肌触りが良好であ
り、かつヒートシール性に優れた様々な用途に好適な伸
縮性不織布を提供することを目的とする。
は、前記従来の問題点を解決するため、融点の異なる2
種類以上の重合体からなり、熱処理により立体捲縮が発
現する潜在捲縮性複合繊維(以下、S繊維という)と、
熱接着性繊維(以下、B繊維という)を含有した繊維ウ
ェブが三次元的に絡合している不織布であって、下記の
構成を満たすことを特徴とする。 (a)S繊維が、立体捲縮を捲縮数17個/25mm以上発
現する温度T(℃)よりも高い融点TSL(℃)からなる
樹脂を第1成分とし、TSLより5℃以上高い融点TS
H(℃)からなる樹脂を第2成分としたとき、第1成分
と第2成分が並列型に配置、あるいは第1成分を鞘とし
て第2成分を芯とした偏心鞘芯型に配置された潜在捲縮
性複合繊維であること。 (b)B繊維が、温度T(℃)よりも高い融点TB
L(℃)を低融点成分とし、以下の関係を満たす熱接着
性繊維であること。 TSL−20 ≦ TBL ≦ TSL+20 (c)S繊維が、捲縮数17個/25mm以上に立体捲縮発
現するとともに構成繊維同士が実質的に熱接着されてい
ないこと。 かかる構成を採ることにより、伸縮性が阻害されること
なく、肌触りが良好であり、同時にヒートシール強力に
富む伸縮性不織布が得られる。
いて、S繊維が50〜80重量%、B繊維が50〜20
重量%含有することが望ましい。
脂を鞘成分とし、TBLより10℃以上高い融点TBH(℃)
からなる樹脂を芯成分とした同心円鞘芯型複合繊維であ
ると、優れたヒートシール性が得られる。また、S繊維
の第1成分とB繊維の低融点成分が、同一樹脂からなる
ことが望ましい。
ウェブの少なくとも片面に親水性繊維を含有する繊維ウ
ェブが積層されていると、伸縮性および吸水性に富み、
かつヒートシール性に優れた伸縮性不織布が得られるの
で都合がよい。前記親水性繊維を含有する繊維ウェブ
は、親水性繊維を50〜10重量%、潜在捲縮性複合繊
維を50〜90重量%含有させると、十分な伸縮性が得
られる点で好ましい。
の開孔が形成された開孔不織布であると、肌触りが織物
ライクになり、通気性が向上する点で好ましい。
向における破断伸度は、少なくとも100%であり、か
つ不織布の横方向の50%モジュラスが0.7cN/50mm
以下であることが望ましい。
異なる2種類以上の重合体からなり、熱処理により立体
捲縮が発現するS繊維50〜80重量%と、S繊維の捲
縮数が17個/25mm以上発現する温度T(℃)より高い
融点TBL(℃)を持つB繊維50〜20重量%を含有す
る繊維ウェブに、高圧流体流処理を施して構成繊維同士
を三次元的に絡合させ、しかるのちに構成繊維同士が熱
接着を有しない温度で熱処理を施して、S繊維を立体捲
縮発現させることにより製造することができる。
類以上の重合体からなり、熱処理により立体捲縮が発現
するS繊維50〜80重量%と、S繊維の捲縮数が17
個/25mm以上発現する温度T(℃)より高い融点TB
L(℃)を持つB繊維50〜20重量%を含有する繊維
ウェブと、親水性繊維50〜10重量%と潜在捲縮性複
合繊維50〜90重量%を含有する繊維ウェブを積層
し、高圧流体流処理を施して構成繊維同士を三次元的に
絡合させ一体化し、しかるのちに構成繊維同士が熱接着
を有しない温度で熱処理を施して、S繊維および/また
は該潜在捲縮性複合繊維を立体捲縮発現させることによ
り、ヒートシール性および吸水性に優れた伸縮性不織布
が得られる。以下、本発明の内容を具体的に説明する。
合繊維(以下、S繊維という)は、融点の異なる2種類
以上の重合体からなり、熱処理により立体捲縮が発現す
るものであり、温度T(℃)において、S繊維の捲縮数
が17個/25mm以上発現するものが好ましい。より好ま
しくは、30個/25mm以上発現するものである。ここで
いう「立体捲縮」とは、図1〜図3に示すように、螺旋
状の捲縮のみならず、緩やかなカーブを描いて二次元方
向に屈曲しているもの、あるいは二次元的な屈曲に三次
元的な曲部が加わったもの等を含む意であり、クリンパ
ー等で付与される機械捲縮と区別するために使用される
語である。S繊維の捲縮数が17個/25mm未満である
と、得られる不織布の伸縮性が不十分であり、耐久性に
も劣るからである。前記捲縮数の範囲を満たすS繊維と
しては、並列、あるいは偏心芯鞘形状の断面を持つ複合
繊維が挙げられ、例えば、共重合ポリエステル/ポリエ
チレンテレフタレート、エチレン−プロピレン共重合体
/ポリプロピレンやエチレン−ブテン−1−プロピレン
三元共重合体/ポリプロピレン等のプロピレン系共重合
体/ポリプロピレン、ポリエチレン/ポリエチレンテレ
フタレート、ポリエチレン/ポリブチレンテレフタレー
トなどの複合繊維等が挙げられ、これらの中から任意に
一あるいは二以上選択して使用することができる。
樹脂を第1成分とし、TSLより5℃以上高い融点TS
H(℃)からなる樹脂を第2成分としたとき、第1成分
と第2成分が並列型に配置、あるいは第1成分を鞘と
し、第2成分を芯とした偏心鞘芯型に配置された潜在捲
縮性複合繊維であることが好ましく、共重合ポリエステ
ル/ポリエチレンテレフタレート、エチレン−プロピレ
ン共重合体/ポリプロピレン、エチレン−ブテン−1−
プロピレン三元共重合体/ポリプロピレンの組み合わせ
が、低温で高度な捲縮数を得る点で好ましい。
される熱接着性繊維(以下、B繊維という)は、温度T
(℃)よりも高い融点TBL(℃)を低融点成分とし、以
下の関係を満たす熱接着性繊維であることが好ましい。 TSL−20 ≦ TBL ≦ TSL+20 上記の関係を満たすと、伸縮性および肌触りなどの柔軟
な風合いを維持しつつ、優れたヒートシール性が得られ
る点で好ましい。より好ましくは、TBLが(TSL−10)
〜(TSL+10)であり、さらに好ましくは、S繊維の
第1成分とB繊維の低融点成分が、同一樹脂からなるこ
とである。ここでいう、同一樹脂とは、明らかに構造の
相違する樹脂を除き、また共重合成分を含むものであれ
ば、その共重合成分の含有量が5重量%以上差のあるも
のを除く概念である。TBLがTSL−20未満であると、S
繊維が十分に捲縮発現しないうちにB繊維が融着してし
まい、伸縮性に優れた不織布が得られず、TBLがTSL+2
0を超えると、低温ヒートシール性に劣るだけでなく、
十分なヒートシール強力が得られなかったりするからで
ある。
あるいは異形いずれであってもよく、複合形態である場
合、前記樹脂が少なくとも1成分とする混合タイプ、繊
維断面が並列型、偏心鞘芯型、同心円鞘芯型、分割型、
海島型などが挙げられる。なかでも、融点TBL(℃)か
らなる樹脂を鞘成分とし、TBLより10℃以上高い融点T
BH(℃)からなる樹脂を芯成分とした同心円鞘芯型複合
繊維であることが好ましい。例えば、ポリエチレン/ポ
リプロピレン、エチレン−プロピレン共重合体/ポリプ
ロピレン、エチレン−ブテン−1−プロピレン三元共重
合体/ポリプロピレン、ポリエチレン/ポリエチレンテ
レフタレートなどが挙げられる。特に、S繊維の第1成
分と、同心円鞘芯型熱接着性複合繊維の鞘成分が同一樹
脂からなると、高度なヒートシール性が得られ、好まし
い。
80重量%、B繊維が50〜20重量%含有することが
好ましい。S繊維が50重量%未満、あるいはB繊維が
50重量%を超えると、十分な伸縮性が得られず、S繊
維が80重量%を超える、あるいはB繊維が20重量%
未満であると、十分なヒートシール性が得られないから
である。
記S繊維およびB繊維以外の素材を混綿してもよいが、
S繊維の捲縮数が17個/25mm以上に発現させたときに
接着性能を有するもの以外であれば特に限定されない。
素材としては、例えば、綿、絹等の天然繊維、レーヨン
等の再生繊維、アセテート等の半合成繊維、アクリル系
繊維、ナイロン6、ナイロン66等のポリアミド系繊
維、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフ
タレート等のポリエステル系繊維、ポリエチレン、ポリ
プロピレン等のポリオレフィン系繊維等が挙げられ、繊
維形状も特に限定されず、単一繊維、鞘芯型複合繊維、
分割型複合繊維、異形断面繊維等が挙げられ、これらの
中から任意に一あるいは二以上選択して使用するとよ
い。
ウェブの少なくとも片面に親水性繊維を含有する繊維ウ
ェブを積層してもよい。積層方法は繊維ウェブ状態であ
っても不織布形態であってもいずれでもよいが、後述す
る三次元的に絡合させた時の絡合性を考慮すると、繊維
ウェブ状態で積層するのが好ましい。親水性繊維を含有
する繊維ウェブが積層されていると、伸縮性および吸水
性に富み、かつヒートシール性に優れた伸縮性不織布が
得られるので都合がよい。親水性繊維としては、綿、
絹、毛等の天然繊維、レーヨン等の再生繊維、アセテー
ト等の半合成繊維、アクリル系繊維、あるいは合成繊維
に親水化処理を施したものなどが挙げられる。
親水性繊維を50〜10重量%、潜在捲縮性複合繊維を
50〜90重量%含有させることが好ましい。ここでい
う潜在捲縮性複合繊維は、前記S繊維であってもよい
し、別の繊維であってもよいが、ヒートシール性を向上
させる場合には、S繊維を用いるとよい。親水性繊維が
10重量%未満、あるいは潜在捲縮性複合繊維を90重
量%を超えると、親水性が不十分であり、親水性繊維が
50重量%を超える、あるいは潜在捲縮性複合繊維が5
0重量%未満であると、不織布の伸縮性が不十分となる
からである。
ついて説明する。繊維ウェブの形態としては、特に限定
されず、ステープル繊維からなるパラレルウェブ、セミ
ランダムウェブ、ランダムウェブ、長繊維からなるスパ
ンボンドウェブなどが挙げられるが、後述する高圧流体
流処理における交絡性を考慮すると、繊維長25〜80
mmからなるステープル繊維が好ましい。また、前記のよ
うに親水性繊維を含有する繊維ウェブと積層する場合、
後述する高圧流体流処理を施す前に積層するとよい。
縮性不織布の用途等に応じて決定される。例えば、おむ
つのバックシートなどおむつ部材に使用する場合は、1
0〜120g/m2の繊維ウェブを形成するとよい。
る。絡合方法としては、ニードルパンチ法あるいは高圧
流体流法などが挙げられるが、風合いを重視するのであ
れば、高圧水流法が好適である。このとき噴射される水
は、柱状流、あるいは放射状流などいずれであってもよ
く、高圧流体流の噴射は、例えば、高圧柱状流であれ
ば、孔径0.05〜2mmのオリフィスが間隔0.5〜5
mmで設けられたノズルから圧力1〜10MPaで噴射する
とよい。
持体上に載置して高圧流体流処理を施してもよい。かか
る処理を施すと、不織布に開孔面積0.25〜30mm2
程度の多数の開孔が形成され、意匠性や通気性の点で優
れた不織布が得られる。開孔形成用支持体としては、例
えば、モノフィラメントや金属線を織成して形成したパ
ターンネットや、突起物を設けたロール等が挙げられ
る。得られる開孔形状は特に限定されず、円状、楕円
状、菱形、長方形等いずれであってもよく、開孔パター
ンも千鳥状、格子状等いずれであってもよい。
接着を有しない温度で熱処理を施してS繊維を立体捲縮
発現させ、構成繊維同士が実質的に熱接着されていない
伸縮性不織布となす。ここでいう、実質的に熱接着され
ていないとは、樹脂の軟化などによる繊維同士の密着を
含み、少なくとも樹脂の一部が溶融したものを含まない
概念である。熱処理温度は、捲縮数が17個/25mm以上
発現する温度T(℃)以上で、S繊維の融点TSL(℃)
およびB繊維の融点TBL(℃)未満の温度で熱処理する
とよい。そして前記熱処理は、ピンテンター、クリップ
テンター、コンベア式熱風処理機などを用い、弛緩状態
あるいは少なくとも一方向を緊張状態で施される。特
に、不織布全面に伸縮性を付与する場合は、弛緩状態で
熱処理するとよく、例えば、絡合不織布を機械方向に5
0〜150%オーバーフィードさせながら、幅方向に0
〜50%収縮させると、伸縮性および風合いが良好な伸
縮性不織布が得られる。
方向および横方向における破断伸度は、少なくとも10
0%であり、かつ不織布の横方向の50%モジュラスが
0.7cN/50mm以下であることが好ましい。破断伸度が
100%未満、かつ50%モジュラスが0.7cN/50mm
を超えると、不織布が身体の動きに追随せず、圧迫感が
あるので好ましくない。
ェブ、短繊維や長繊維からなる不織布、編織物、網状
物、またはフィルムなどに積層させたり、あるいは自己
同士を重ね合わせたり、積層させて、構成繊維の軟化点
以上の温度でヒートシールすると、その効果が十分に発
揮され、ヒートシール部分における剥離強力に優れると
ともに非ヒートシール部分では高度な伸縮性と良好な風
合いが維持されたものとなる。
る。なお、各繊維の捲縮数、融点、得られた伸縮性不織
布の引張強力、破断伸度、50%モジュラス、およびヒ
ートシール強力はそれぞれ以下の方法で測定した。
繊維束の一端(端から約2mm付近)を綿糸で縛り、他端
は無荷重とし、乾燥機内に吊しておく。次に、乾燥機内
を徐々に昇温していき、所定の温度で5分間恒温状態を
保持した後、繊維束の中から繊維を5本取り出し、この
操作を10℃毎に繰り返す。そして、JIS L 10
15に準じて、取り出した繊維の捲縮数を測定した。
(株)製SSC−5000を用いて、6mgの繊維を昇温
速度10℃/min 、窒素ガスの条件下で測定した。
向を長さ方向とする幅5cm、長さ15cmの試料片を、つ
かみ間隔10cmで把持し定速伸長型引張試験機(商品
名:テンシロン オリエンテック(株)製)を用いて3
0cm/分の速度で伸長し、切断時の荷重値を引張強力と
した。
を長さ方向とする幅5cm、長さ15cmの試料片を、つか
み間隔10cmで把持し、上記定速伸長型引張試験機を用
いて30cm/分の速度で50%伸長させたときの荷重値
を50%モジュラスとした。
する幅2.5cm、長さ15cmの試料片2枚準備し、それ
を重ね合わせる。重ね合わせた試料片の長さ方向末端3
cmの位置で幅方向に、ヒートシール機(ヒートシールテ
スター上下温調TYPE「TP-701-B」 テスター産業(株)
製)を用いて、ヒートシール幅2mm、温度165℃、圧
力6.1kg/cm2、0.4秒間ヒートシール処理を行っ
た。そして、ヒートシール後の試料片をつかみ間隔10
cmで把持し、上記定速伸長型引張試験機を用いて10cm
/分の速度で伸長させたときの極大値3点および極小値
3点の計6点の荷重値を平均したものをヒートシール強
力とした。
=142℃のエチレン−プロピレン共重合体とし、芯成
分をTSH=163℃のポリプロピレンとし、これらが偏
心鞘芯型に配置された温度T=130℃における捲縮数
が20個/25mmの立体捲縮発現を有する繊度2.2dte
x、繊維長51mmのポリプロピレン系潜在捲縮性複合繊
維(大和紡績(株)製)を70重量%、B繊維として、
鞘成分をTBL=142℃のエチレン−プロピレン共重合
体とし、芯成分をTBH=163℃のポリプロピレンと
し、これらが同心円鞘芯型に配置された繊度2.2dte
x、繊維長51mmのポリプロピレン系複合繊維(大和紡
績(株)製)を30重量%からなる目付40g/m2のパラ
レルウェブを作製した。そして、繊維ウェブに孔径0.
12mmのオリフィスが0.6mm間隔で穿設されたノズル
から3MPa の水流を積層体の表裏それぞれ2回噴射して
絡合一体化させたあと、70℃で乾燥して絡合シートと
なした。
度135℃、縦方向に65%オーバーフィードさせて、
絡合シートに熱処理を施し、目付70g/m2の構成繊維同
士が熱接着されていない伸縮性不織布を得た。
0.12mmのオリフィスが0.6mm間隔で穿設されたノ
ズルから2MPa の水流を積層体の表裏それぞれ2回噴射
して予備絡合一体化させたあと、開孔形成用支持体(日
本フィルコン(株)製平織物25メッシュ)上で、孔径
0.12mmのオリフィスが0.6mm間隔で設けられたノ
ズルから水圧7MPaの水流を噴射し、開孔を形成させた
あと、70℃で乾燥して絡合シートとなした。次いで、
ピンテンターを用いて、熱処理温度135℃、縦方向に
65%オーバーフィードさせて、絡合シートに熱処理を
施し、目付70g/m2の構成繊維同士が熱接着されていな
い伸縮性開孔不織布を得た。なお、得られた開孔不織布
の平均開孔面積は2mm2、開孔率は13%であった。
を20g/m2とした以外は、実施例1と同様の組み合わせ
からなるパラレルウェブを第1繊維ウェブとし、実施例
1のポリプロピレン系潜在捲縮性複合繊維(大和紡績
(株)製)を70重量%、および繊度1.67dtex、繊
維長40mmのレーヨン繊維(ダイワボウレーヨン(株)
製)を30重量%からなる目付20g/m2のパラレルウェ
ブを第2繊維ウェブとした。そして、第1繊維ウェブと
第2繊維ウェブとを積層した繊維ウェブに孔径0.12
mmのオリフィスが0.6mm間隔で穿設されたノズルから
3MPa の水流を積層体の表裏それぞれ1回噴射して予備
絡合一体化させたあと、開孔形成用支持体(日本フィル
コン(株)製平織物25メッシュ)上で、孔径0.12
mmのオリフィスが0.6mm間隔で設けられたノズルから
水圧7MPaの水流を噴射し、開孔を形成させたあと、7
0℃で乾燥して絡合シートとなした。次いで、ピンテン
ターを用いて、熱処理温度135℃、縦方向に65%オ
ーバーフィードさせて、絡合シートに熱処理を施し、目
付70g/m2の構成繊維同士が熱接着されていない伸縮性
開孔不織布を得た。なお、得られた開孔不織布の平均開
孔面積は2mm2、開孔率は13%であった。
=132℃の高密度ポリエチレンとし、芯成分をTBH=
163℃のポリプロピレンとし、これらが同心円鞘芯型
に配置された繊度2.2dtex、繊維長51mmの熱接着性
複合繊維(大和紡績(株)製)とした以外は、実施例2
と同様の方法で目付70g/m2の構成繊維同士が熱接着さ
れた伸縮性開孔不織布を得た。なお、得られた開孔不織
布の平均開孔面積は2mm2、開孔率は13%であった。
リプロピレン系潜在捲縮性複合繊維(大和紡績(株)
製)を70重量%、繊度1.67dtex、繊維長40mmの
レーヨン繊維(ダイワボウレーヨン(株)製)を30重
量%とした以外は、実施例2と同様の方法で目付70g/
m2の構成繊維同士が熱接着されていない伸縮性開孔不織
布を得た。なお、得られた開孔不織布の平均開孔面積は
3mm2、開孔率は13%であった。実施例1〜3および
比較例1〜2の諸性能を表1に示す。
潜在捲縮性複合繊維(S繊維)が捲縮発現するととも
に、構成繊維同士が熱接着されていないので、伸縮性に
優れた不織布が得られ、これをヒートシール処理する
と、強固に接着させることができた。また、実施例2、
実施例3は、開孔が形成されており、通気性に優れてい
た。一方、比較例1は、熱接着性複合繊維(B繊維)の
融点以上の温度で熱処理したため、構成繊維同士が接着
されており、ヒートシール強力には優れているものの、
伸縮性が阻害されるだけでなく、風合いも硬く、おむつ
部材など人肌に接触する用途には不向きであった。ま
た、比較例2は、熱接着性繊維(B繊維)が存在しない
ため、ヒートシール強力が極端に低下した。
縮性複合繊維および熱接着性繊維からなる繊維ウェブを
用い、潜在捲縮性複合繊維の捲縮数が17個/25mm以上
に立体捲縮発現させるとともに、構成繊維同士を実質的
に熱接着させていないことにより、伸縮性が阻害される
ことなく、肌触りが良好であり、同時にヒートシール強
力に富む伸縮性不織布が得られる。また、前記繊維ウェ
ブの少なくとも片面に親水性繊維を含有する繊維ウェブ
を積層させると、伸縮性および吸水性に富み、かつヒー
トシール性に優れた伸縮性不織布が得られる。
積0.25〜30mm2の開孔を形成させた開孔不織布と
することにより、肌触りが織物ライクであり、通気性に
優れた伸縮性不織布が得られる。そして、本発明の伸縮
性不織布は、例えば、おむつ部材などの衛生材料、使い
捨て肌着、サポーター、パップ剤基布などに好適であ
る。
縮形態の一例を示す。
縮形態の別の一例を示す。
縮形態の別の一例を示す。
Claims (10)
- 【請求項1】 融点の異なる2種類以上の重合体からな
り、熱処理により立体捲縮が発現する潜在捲縮性複合繊
維(以下、S繊維という)と、熱接着性繊維(以下、B
繊維という)を含有した繊維ウェブが三次元的に絡合し
ている不織布であって、下記の構成を満たすことを特徴
とするヒートシール性に優れた伸縮性不織布。 (a)S繊維が、立体捲縮を捲縮数17個/25mm以上発
現する温度T(℃)よりも高い融点TSL(℃)からなる
樹脂を第1成分とし、TSLより5℃以上高い融点TS
H(℃)からなる樹脂を第2成分としたとき、第1成分
と第2成分が並列型に配置、あるいは第1成分を鞘とし
て第2成分を芯とした偏心鞘芯型に配置された潜在捲縮
性複合繊維であること。 (b)B繊維が、温度T(℃)よりも高い融点TB
L(℃)を低融点成分とし、以下の関係を満たす熱接着
性繊維であること。 TSL−20 ≦ TBL ≦ TSL+20 (c)S繊維が、捲縮数17個/25mm以上に立体捲縮発
現するとともに、構成繊維同士が実質的に熱接着されて
いないこと。 - 【請求項2】 S繊維が50〜80重量%、B繊維が5
0〜20重量%含有することを特徴とする請求項1に記
載のヒートシール性に優れた伸縮性不織布。 - 【請求項3】 B繊維が、融点TBL(℃)からなる低融
点樹脂を鞘成分とし、TBLより10℃以上高い融点TB
H(℃)からなる高融点樹脂を芯成分とした同心円鞘芯
型複合繊維であることを特徴とする請求項1または2に
記載のヒートシール性に優れた伸縮性不織布。 - 【請求項4】 S繊維の第1成分とB繊維の低融点成分
が、同一樹脂からなることを特徴とする請求項1〜3の
いずれかに記載のヒートシール性に優れた伸縮性不織
布。 - 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかに記載の繊維ウ
ェブの少なくとも片面に親水性繊維を含有する繊維ウェ
ブが積層されてなるヒートシール性に優れた伸縮性不織
布。 - 【請求項6】 親水性繊維を含有する繊維ウェブが、親
水性繊維を50〜10重量%、潜在捲縮性複合繊維を5
0〜90重量%含有することを特徴とする請求項5記載
のヒートシール性に優れた伸縮性不織布。 - 【請求項7】 不織布が開孔面積0.25〜30mm2の
開孔が形成された開孔不織布であることを特徴とする請
求項1〜6のいずれかに記載のヒートシール性に優れた
伸縮性不織布。 - 【請求項8】 不織布の縦方向および横方向における破
断伸度が少なくとも100%であり、かつ不織布の横方
向の50%モジュラスが0.7cN/50mm以下であること
を特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載のヒートシ
ール性に優れた伸縮性不織布。 - 【請求項9】 融点の異なる2種類以上の重合体からな
り、熱処理により立体捲縮が発現するS繊維50〜80
重量%と、S繊維の捲縮数が17個/25mm以上発現する
温度T(℃)より高い融点TBL(℃)を持つB繊維50
〜20重量%を含有する繊維ウェブに、高圧流体流処理
を施して構成繊維同士を三次元的に絡合させ、しかるの
ちに構成繊維同士が熱接着を有しない温度で熱処理を施
して、S繊維を立体捲縮発現させることを特徴とするヒ
ートシール性に優れた伸縮性不織布の製造方法。 - 【請求項10】 融点の異なる2種類以上の重合体から
なり、熱処理により立体捲縮が発現するS繊維50〜8
0重量%と、S繊維の捲縮数が17個/25mm以上発現す
る温度T(℃)より高い融点TBL(℃)を持つB繊維5
0〜20重量%を含有する繊維ウェブと、親水性繊維5
0〜10重量%と潜在捲縮性複合繊維50〜90重量%
を含有する繊維ウェブを積層し、高圧流体流処理を施し
て構成繊維同士を三次元的に絡合させ一体化し、しかる
のちに構成繊維同士が熱接着を有しない温度で熱処理を
施して、S繊維および/または該潜在捲縮性複合繊維を
立体捲縮発現させることを特徴とするヒートシール性に
優れた伸縮性不織布の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7036099A JP4320080B2 (ja) | 1999-03-16 | 1999-03-16 | ヒートシール性に優れた伸縮性不織布およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7036099A JP4320080B2 (ja) | 1999-03-16 | 1999-03-16 | ヒートシール性に優れた伸縮性不織布およびその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000265351A true JP2000265351A (ja) | 2000-09-26 |
JP4320080B2 JP4320080B2 (ja) | 2009-08-26 |
Family
ID=13429200
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7036099A Expired - Lifetime JP4320080B2 (ja) | 1999-03-16 | 1999-03-16 | ヒートシール性に優れた伸縮性不織布およびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4320080B2 (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005520059A (ja) * | 2001-12-21 | 2005-07-07 | インビスタ・テクノロジーズ・エス・エイ・アール・エル | 高バルク複合体シートの作製方法 |
JP2005307422A (ja) * | 2004-03-22 | 2005-11-04 | Kureha Ltd | 印刷が施された伸縮性不織布およびその製造方法 |
JP2006200089A (ja) * | 2005-01-21 | 2006-08-03 | Japan Vilene Co Ltd | 貼付薬用伸縮性不織布 |
JP2009097133A (ja) * | 2007-09-28 | 2009-05-07 | Kuraray Kuraflex Co Ltd | 伸縮材及びその製造方法 |
CN102877217A (zh) * | 2011-07-12 | 2013-01-16 | 捷恩智株式会社 | 伸缩性无纺布及其制造方法 |
WO2017006879A1 (ja) * | 2015-07-03 | 2017-01-12 | 株式会社クラレ | 検体採取用具 |
JP2017106159A (ja) * | 2017-03-09 | 2017-06-15 | ダイワボウホールディングス株式会社 | 不織布およびそれを用いたクッション材 |
CN107699969A (zh) * | 2017-11-06 | 2018-02-16 | 紫罗兰家纺科技股份有限公司 | 一种制备双组份纳米纤维的装置 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104532475A (zh) * | 2014-12-15 | 2015-04-22 | 梁晋煜 | 一种制作球形立体棉的方法 |
-
1999
- 1999-03-16 JP JP7036099A patent/JP4320080B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005520059A (ja) * | 2001-12-21 | 2005-07-07 | インビスタ・テクノロジーズ・エス・エイ・アール・エル | 高バルク複合体シートの作製方法 |
JP2005307422A (ja) * | 2004-03-22 | 2005-11-04 | Kureha Ltd | 印刷が施された伸縮性不織布およびその製造方法 |
JP2006200089A (ja) * | 2005-01-21 | 2006-08-03 | Japan Vilene Co Ltd | 貼付薬用伸縮性不織布 |
JP4602097B2 (ja) * | 2005-01-21 | 2010-12-22 | 日本バイリーン株式会社 | 貼付薬用伸縮性不織布 |
JP2009097133A (ja) * | 2007-09-28 | 2009-05-07 | Kuraray Kuraflex Co Ltd | 伸縮材及びその製造方法 |
KR20130008477A (ko) * | 2011-07-12 | 2013-01-22 | 제이엔씨 파이버스 주식회사 | 신축성 부직포 및 그 제조 방법 |
CN102877217A (zh) * | 2011-07-12 | 2013-01-16 | 捷恩智株式会社 | 伸缩性无纺布及其制造方法 |
JP2013019076A (ja) * | 2011-07-12 | 2013-01-31 | Jnc Corp | 伸縮性不織布及びその製造方法 |
KR101957273B1 (ko) * | 2011-07-12 | 2019-03-12 | 제이엔씨 주식회사 | 신축성 부직포 및 그 제조 방법 |
WO2017006879A1 (ja) * | 2015-07-03 | 2017-01-12 | 株式会社クラレ | 検体採取用具 |
JP2017015610A (ja) * | 2015-07-03 | 2017-01-19 | 株式会社クラレ | 鼻腔又は咽喉からの粘液採取具 |
JP2017106159A (ja) * | 2017-03-09 | 2017-06-15 | ダイワボウホールディングス株式会社 | 不織布およびそれを用いたクッション材 |
CN107699969A (zh) * | 2017-11-06 | 2018-02-16 | 紫罗兰家纺科技股份有限公司 | 一种制备双组份纳米纤维的装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4320080B2 (ja) | 2009-08-26 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP0546837B1 (en) | Melt-blown non-woven fabric and laminated non-woven fabric material | |
KR100739404B1 (ko) | 표면에 섬유층을 갖는 흡수성 물품 | |
EP1184016A2 (en) | Absorbent article employing surface layer with continuous filament and manufacturing process thereof | |
JP5199953B2 (ja) | 化粧料含浸用皮膚被覆シート及びその製造方法、並びにこれを用いたフェイスマスク | |
JP4251380B2 (ja) | 伸縮弾性不織布 | |
JP2001140158A (ja) | 伸縮性複合化不織布及びこれを用いた吸収性物品 | |
JP2000265351A (ja) | ヒートシール性に優れた伸縮性不織布およびその製造方法 | |
TW201134998A (en) | Stretchable nonwoven fabric and fabricating method thereof | |
JPH08302553A (ja) | 嵩高性不織布及びその製造方法 | |
JP4587410B2 (ja) | 複合化不織布、その製造方法及び前記不織布を用いた吸収性物品ならびにワイピングクロス | |
JPH0921055A (ja) | 複合化不織布及びその製造法 | |
JP3244441B2 (ja) | 複合弾性シート | |
JP3986505B2 (ja) | 繊維シート | |
JPH0339509Y2 (ja) | ||
JP2000160463A (ja) | 柔軟性不織布 | |
JP4413300B2 (ja) | 複合伸縮性シートおよびその製造方法 | |
CN111748911B (zh) | 无纺布及其制法、粘扣带、创伤被覆材料及吸收性物品 | |
JP6523741B2 (ja) | 不織布およびその製造方法 | |
JP3124017B2 (ja) | 熱接着性繊維および不織布 | |
JP4013346B2 (ja) | 不織布およびこれを用いた吸収性物品 | |
JPH0380907B2 (ja) | ||
JPH11285403A (ja) | 面ファスナ―雌材およびその製造方法 | |
JPH0987950A (ja) | 伸縮性不織布およびその製造方法 | |
JP3276578B2 (ja) | 熱接着不織布およびその製造方法 | |
JP3464842B2 (ja) | 伸縮性不織布及びその製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20051229 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20070912 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070925 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20071126 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20090224 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20090427 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20090526 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20090601 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120605 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120605 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130605 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130605 Year of fee payment: 4 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130605 Year of fee payment: 4 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130605 Year of fee payment: 4 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |