JP2000261060A - 圧電トランス - Google Patents

圧電トランス

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JP2000261060A
JP2000261060A JP11063277A JP6327799A JP2000261060A JP 2000261060 A JP2000261060 A JP 2000261060A JP 11063277 A JP11063277 A JP 11063277A JP 6327799 A JP6327799 A JP 6327799A JP 2000261060 A JP2000261060 A JP 2000261060A
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JP
Japan
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piezoelectric
piezoelectric substrate
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substrate
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JP11063277A
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Mitsunobu Yoshida
光伸 吉田
Koichi Kanayama
光一 金山
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Mitsui Chemicals Inc
Original Assignee
Mitsui Chemicals Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】大きな電力が取り出せかつ入出力間の電気的絶
縁を可能にする圧電トランス提供する事を目的とする。 【構成】圧電材料からなる平板で、電極が形成されてい
る少なくとも2つの圧電基板が少なくとも1つの円板状
の絶縁体からなる結合子を介して接合されており、前記
第一の圧電基板に入力部が設けられており、前記第二の
圧電基板に出力部が設けてある圧電トランス。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばDC−DCコンバー
タなどの電力変換装置に用いられる圧電トランスに関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、圧電トランスは電磁トランスに比
較して、高効率、小型、不燃性、低ノイズといった利点
を生かして、その応用が期待されてきている。圧電トラ
ンスの実施例とその動作原理を、特開平10−7953
5の例で図3を参照しながら説明する。図3は圧電トラン
スの斜視図であり、円板の圧電セラミックス板31、3
2が積層され、その上半分の領域の上下面に1対の入力
電極33、34が設けられ、入力電極間が上下面に垂直
な方向に分極されている。出力電極35は下半分の領域
に設けられ、出力電極間の領域の分極方向は上面に垂直
な方向に分極されている。入力電極は電源に接続され、
出力電極は負荷に接続されている。電源から電圧が印加
されると入力部では厚み方向に電界が加わり、分極方向
とは垂直方向に変位する圧電横効果で径広がり振動が励
振されて、圧電トランス全体が振動する。さらに共通電
極を介して下半分の出力部では径方向に機械的歪みが生
じ分極方向に電位差が発生する圧電横効果により出力電
極35から入力電極間に印加された電圧と同じ周波数の
電圧が取り出せる。圧電トランスの共振周波数近傍の周
波数の駆動電圧を印加すると大きな電力が取り出せる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図3に
示したトランス構造では入力電極及び出力電極のグラン
ドが共通であり、入出力間の電気的な絶縁が難しい。
【0004】本発明は、大きな電力が取り出せかつ入出
力間の電気的絶縁を可能にする圧電トランス提供する事
を目的とする。
【0005】
【問題点を解決するための手段】本発明は、圧電材料か
らなる平板で、電極が形成されている少なくとも2つの
圧電基板が少なくとも1つの円板状の絶縁体からなる結
合子を介して接合されており、前記圧電基板のうち一方
の圧電基板に入力部が設けられており、他方の圧電基板
に出力部が設けてある圧電トランスである。本発明によ
れば、大電力が投入できかつ入力と出力とを絶縁できる
圧電トランスが得られる。
【0006】本発明は少なくとも2つの圧電基板が第1
の主面と第2の主面を有しており、それぞれの主面に電
極層が設けられており、前記電極間が第1の主面に垂直
方向に分極されていることが好ましい。
【0007】また前記圧電基板の少なくとも1つの圧電
基板が、複数の電極層と圧電材料からなる複数の圧電層
とが交互に厚み方向に積層した構造からなっており、前
記電極層は一つおきに電気的に接続された2つの電極群
にまとめられていることが好ましい。このようにするこ
とでインピーダンスを小さくできるので、昇圧比または
降圧比を大きく取ることができる。
【0008】そして圧電基板に設けられた電極層の形状
が円形であることが好ましい。電極が円形である事で、
径方向の径広がり振動が容易に得られる。
【0009】また前記圧電基板の主面が正方形であり、
前記正方形に内接する円の中心と結合子の中心が一致す
るように配置されていることが好ましい。そして前記圧
電基板の主面に対向する前記結合子の主面の大きさが、
前記圧電基板の主面の外周に内接する円と同等或いは小
さいことが好ましい。このような構造にすることで、放
熱のための表面積が大きくなるので、発熱を抑制できて
大電力を出力できる。
【0010】また圧電基板のうち、第一の圧電基板を入
力部とし、第二の圧電基板を出力部とし、第三の圧電基
板を入力部或いは出力部のいずれか一方とし、入力部と
出力部の配置が圧電基板の主面に平行な面に対して鏡面
対称に配置してあるが好ましい。このような対称構造で
あれば、圧電基板にスプリアス振動が生じにくく、中央
にある圧電基板とその両側にある圧電基板の間で振動を
効率よく伝達できる。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の構造と動作原理について
実施の形態を用いて説明する。図1は本発明の圧電トラ
ンスの構造の1例を示すものである。圧電セラミックス
からできている平板状の圧電基板1、2、3のそれぞれ
の表裏の主面には円形の電極層6,7,8(裏面の電極
は図示せず)が形成されている。圧電基板1、2、3
は、間に結合子4、5を挟んで積み重ねられている。3
つの圧電基板と2つの結合子は、互いの接触面には接着
層が形成されていて、全体が一体となっている。
【0012】次に動作原理について以下に示す。中央に
ある圧電基板2を入力部、外側にある圧電基板1、3を
出力部として説明する。圧電基板2の表裏の主面に設け
た円形の電極層に、圧電基板が1次の径広がり振動をす
るような周波数の交流電圧波形を印加する。圧電横効果
により平板の中心が振動の節となるような圧電共振振動
が生じる。円形の結合子を介して出力部の圧電基板も同
様に平板の中心が振動の節となるような圧電共振振動が
生じる。この機械的振動エネルギーを圧電横効果により
電気的振動エネルギーに変換して出力する。
【0013】変圧比は入力インピーダンスと出力インピ
ーダンスの比の平方根に比例する。本例では入力インピ
ーダンスが出力インピーダンスより大きいので、降圧ト
ランスとしての動作が可能となる。
【0014】このような本発明により、入出力間の電気
的絶縁が可能となる。すなわち、本構造を用いることで
入出力間に絶縁体からなる結合子を介することで入出力
間の電気的絶縁が可能となる。また表面積が大きくなる
ので、大きな電力を出力できる。
【0015】
【実施例1】図1に本実施例の電圧変換器の斜視図を示
す。本圧電トランスは、入力部は圧電トランスの材料と
して一般的なPZT系の圧電材料からなる1枚の正方平板
からなり、その上面及び下面には正方平板の周囲に内接
するような円形の電極が、Pd-Ag系の導電ペーストを用
いスクリーン印刷により形成されている。出力部は入力
部と同じ圧電材料からなり、電極も入力部と同様に形成
されている。各平板の分極は平板に垂直な方向に分極軸
が向くように分極処理されている。2枚の出力部の間に
入力部を配置し、各平板の間にPZT系セラミックスから
なる円板状の結合子を介して、それぞれの接触面を熱硬
化型エポキシ接着剤で貼りあわせた構造からなる。この
ような絶縁物を介在させることで、入出力間の電気的絶
縁が可能となる。圧電トランスの大きさは24mm×24mm
×4mmである。昇圧比は入力インピーダンスと出力イ
ンピーダンスの比の平方根に比例する。図1に示した本
実施例では、圧電基板2の表裏電極層に入力電圧を印加
し、出力側は外側の圧電基板1の表側の電極層6と圧電
基板の表側の電極8とを電気接続し、それぞれぞれの裏
面電極層(図示せず)どうしを電気接続して、負荷21
に接続することで、降圧動作が可能となる。入力と出力
の接続を逆にすれば昇圧動作が可能となる。この電極層
間の結線は、圧電基板の分極の極性が同じ電極層どうし
を電気接続すればよい。
【0016】
【実施例2】 図2に本実施例である圧電トランスの出
力部を積層した構造の斜視図を示す。出力部の構成以外
は実施例1と同様である。本実施例の圧電トランスの出
力部は積層した圧電基板11、13からなり、それぞれ
の圧電基板は、圧電トランスの材料として一般的なPZT
系の圧電材料からなる正方形の圧電板11a,11b,
13a,13bからなり、その表裏面及び圧電板間には
圧電板の主面に内接するような円形の電極層16、1
7、18(裏面の電極層および内部電極は図示せず)が
形成されている。これらの電極層はPd-Ag系の導電ペー
ストを用いスクリーン印刷により形成されている。圧電
基板11と13の端面には内部電極の接続端子19、2
0がそれぞれ設けられている。出力部の圧電板の分極方
向は、圧電板の主面に垂直で、隣り合う圧電板の分極方
向は互いに反平行になるように分極されている。
【0017】本実施例の圧電トランスは、圧電基板11
に設けられた電極のうち、1つおきの電極層であり圧電
基板の11の表裏の主面に形成された2つの電極層を第
1の電極群とし、この場合は1つの電極層であるが圧電
板11aと11bの間に設けた内部電極を第2の電極群
とし、第1電極群と第2電極群のそれぞれを出力電極と
している。下方の圧電基板13についても同様で、上下
の圧電基板11と13のそれぞれの第1の電極群どうし
を電気接続して出力電極の一方とし、また第2の電極群
どうしを電気接続し出力電極の他方として、負荷21に
接続している。
【0018】本実施例では、圧電基板11と13を積層
構造にしているので、そのインピーダンスが小さくなる
ので、昇圧比または降圧比を大きくできる。上記の2つ
の実施例では圧電基板と結合子の接合は接着剤を用いて
行うことで説明したが、圧電基板と接合子の材料をセラ
ミックス材料にし、圧電基板を焼結するときにで結合子
および電極を一体焼結して得る事もできる。その場合結
合子は、圧電基板の主面に垂直方向に分極されているこ
とが好ましい。また結合子自体を剛性の高い接着剤で形
成してもよい。
【0019】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、大電力を
出力できかつ入出力間の電気的絶縁が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の圧電トランスを示す斜視図。
【図2】実施例2の圧電トランスを示す斜視図。
【図3】従来技術の圧電トランスを示す斜視図。
【符号の説明】
1、2、3、11、13 ・・圧電基板 4、5、14、15 ・・結合子 6、7、8、16、17、18 ・・電極層

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】圧電材料からなる平板で、電極が形成され
    ている少なくとも2つの圧電基板が少なくとも1つの円板
    状の絶縁体からなる結合子を介して接合されており、前
    記圧電基板のうち一方の圧電基板に入力部が設けられて
    おり、他方の圧電基板に出力部が設けてあることを特徴
    とする圧電トランス。
  2. 【請求項2】前記少なくとも2つの圧電基板が第1の主
    面と第2の主面を有しており、それぞれの主面に電極層
    が設けられており、前記電極間が第1の主面に垂直方向
    に分極されていることを特徴とする請求項1記載の圧電
    トランス。
  3. 【請求項3】前記圧電基板の少なくとも1つの圧電基板
    が、複数の電極層と圧電材料からなる複数の圧電層とが
    交互に厚み方向に積層した構造からなっており、前記電
    極層は一つおきに電気的に接続された2つの電極群にま
    とめられていることを特徴とする請求項1記載の圧電ト
    ランス。
  4. 【請求項4】前記圧電基板に設けられた電極層の形状が
    円形であることを特徴とする請求項1から請求項3のい
    ずれかに記載の圧電トランス。
  5. 【請求項5】前記圧電基板の主面が正方形であり、前記
    正方形に内接する円の中心と結合子の中心が一致するよ
    うに配置されていることを特徴する請求項1から請求項
    4のいずれかに記載の圧電トランス。
  6. 【請求項6】前記圧電基板の主面に対向する前記結合子
    の主面の大きさが、前記圧電基板の主面の外周に内接す
    る円と同等或いは小さいことを特徴とする請求項1から
    請求項3のいずれかに記載の圧電トランス。
  7. 【請求項7】前記圧電基板のうち、第一の圧電基板を入
    力部とし、第二の圧電基板を出力部とし、第三の圧電基
    板を入力部或いは出力部のいずれか一方とし、入力部と
    出力部の配置が圧電基板の主面に平行な面に対して鏡面
    対称に配置してあることを特徴とする請求項1から請求
    項6のいずれかに記載の圧電トランス。
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