JP2000259376A - ネットワークプリント方法および該方法を用いたネットワークプリントシステム - Google Patents

ネットワークプリント方法および該方法を用いたネットワークプリントシステム

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JP2000259376A
JP2000259376A JP11064423A JP6442399A JP2000259376A JP 2000259376 A JP2000259376 A JP 2000259376A JP 11064423 A JP11064423 A JP 11064423A JP 6442399 A JP6442399 A JP 6442399A JP 2000259376 A JP2000259376 A JP 2000259376A
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P Deizon Kurariberu
ピー ディゾン クラリベル
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Tokyo Denshi Sekkei KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プリントデータの送受信状態ののモニタリン
グを行いつつ、ネットワークに接続している多数の受信
者にドキュメントを簡便に配布できるようにする。 【解決手段】 送信側ワークステーションのプロセス3
1では、リストを表示し、ドキュメントを配布したいユ
ーザのワークステーションの選択を許容する(S20
1)。当該選択を行うと、受信側ワークステーションに
送付通知が現われる。受信側プロセス33では、ドキュ
メントの送付了解の有無やプリントアウトに使用するプ
リンタの指定を行い、これが送信側ワークステーション
のプロセス31に返信され(S204)、プリントジョ
ブが指定されたプリンタに送られる(S205)。そし
て、送信者にはプリント完了が通知される(S20
7)。また、送信者には、ドキュメント送付通知に対す
る受信者の了解の有無をを含め、ドキュメント送付処理
についての全体的な進捗状況を表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ネットワークプリ
ント方法および該方法を用いたネットワークプリントシ
ステムに関し、特にネットワークに接続されているプリ
ンタを用いて複数の受信者にドキュメント(プリント
物)を配布するのに好適であるとともに、ドキュメント
のプリントアウトを完了した受信者のリストを送信者が
容易にモニタリングするのに好適なものである。
【0002】
【関連技術】ネットワークに接続している多数の者がプ
リンタを共用する要求に応えることはネットワークプリ
ント技術の課題の一つである。現在では、共有に係るネ
ットワークプリンタによりユーザ自身のドキュメントを
プリントしてハードコピーを得ることが可能である。し
かし、あるユーザが配布のためにドキュメントのハード
コピーを多数必要とするならば、割り当てられているネ
ットワークプリンタにより多数のハードコピーを自ら出
力し、それを配布して回らなければならない煩雑さが生
じる。
【0003】これに対し、ドキュメント配布のために現
在用いられている一般的な技術は、電子メール(Eメー
ル)である。この技術を用いれば、送信者は自身のEメ
ールにドキュメントをアタッチし、対象とする受信者の
すべてのEメールアカウントを指定することで配布を行
うことができる。そして、ドキュメントを送られた受信
者の側では、自らのメールボックスをチェックしたとき
に、新しいメールがあることに気付くことになる。
【0004】しかしながら、かかるシステムでは、受信
者側のワークステーションのハードディスクの変更処理
やオーソライズされていないアクセスなどによって、ド
キュメントが破壊されやすい。また、受信者が自身のE
メールサーバにログオンしてEメールをチェックしない
限り、受信に気付かないという問題もある。また送信者
の側でも、受信者が実際にドキュメントを受け取ったか
どうかを知ることができないのである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明の目的
は、ドキュメントの配布者において多数のコピーを作成
する必要がなく、また多数のコピーを自ら配布する煩雑
な手間を省くことができるようにすることにある。
【0006】また、本発明の他の目的は、ドキュメント
の送信者が、配布対象とする受信者のワークステーショ
ンをリストから選択できるようにすることにある。
【0007】本発明の他の目的は、ドキュメントを送ら
れた受信者に報知を行い、さらにプリントに先立って確
認を行い、ドキュメントをプリントアウトしようとする
プリンタを選択できるようにすることにある。
【0008】本発明の更なる目的は、ドキュメント送信
についてのステータスを送信者に通知し、ドキュメント
を既にプリントアウトした受信者のリストを送信者が知
ることができるようにすることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】そのために、本発明は、
1以上のプリンタが接続されたネットワークを用いてプ
リントデータの送付を行う送付ステップを具備したネッ
トワークプリント方法であって、前記送付ステップは、
プリント物を受け取るべき受信対象の選択を行うステッ
プと、当該選択された受信対象に、前記ネットワークを
介して前記プリント物を送付する旨の通知を行うステッ
プと、当該通知に対する前記受信対象からの応答におい
て指定されたプリンタに対しプリントデータを送出する
ステップと、を有することを特徴とする。
【0010】また、本発明は、1以上のプリンタが接続
されたネットワークを用いてプリントデータの送付を行
う送付手段を具備したネットワークプリントシステムで
あって、前記送付手段は、プリント物を受け取るべき受
信対象の選択を行う手段と、当該選択された受信対象
に、前記ネットワークを介して前記プリント物を送付す
る旨の通知を行う手段と、当該通知に対する前記受信対
象からの応答において指定されたプリンタに対しプリン
トデータを送出する手段と、を有することを特徴とす
る。
【0011】これらのネットワークプリント方法または
システムにあって、前記送付ステップまたは手段は、リ
ストを表示して前記受信対象の選択入力を受容するステ
ップまたは手段を有するものとすることができる。
【0012】また、前記送付ステップまたは手段は、前
記応答に含まれる送付了解の有無を表示するステップま
たは手段を有するものとすることができる。
【0013】また、前記送付ステップまたは手段は、前
記応答に含まれる送付了解の有無に応じて行われる処理
の状態を表示するステップまたは手段を有するものとす
ることができる。
【0014】また、前記送付ステップまたは手段は、前
記応答に送付了解が含まれない場合には、規定の時間毎
に前記通知を再送するステップまたは手段を有するもの
とすることができる。
【0015】さらに、前記送付ステップまたは手段は、
前記通知に伴って前記プリントデータのスプーリングを
行うステップまたは手段を有するものとすることができ
る。
【0016】ここで、前記送付ステップまたは手段は、
すべての前記受信対象によって指定されたすべてのプリ
ンタがプリント処理を完了したときに前記スプーリング
されたプリントデータを削除するステップまたは手段を
有するものとすることができる。
【0017】また、本発明は、1以上のプリンタが接続
されたネットワークを用いてプリント情報を受容する受
容ステップを具備したネットワークプリント方法であっ
て、前記受容ステップは、前記ネットワークを介してプ
リント物を送付する旨の通知を送信元から受信するステ
ップと、当該通知に対し、送付了解および使用プリンタ
の指定を行う情報の入力を受容するステップと、前記情
報を前記送信元に返信するステップと、を有することを
特徴とする。
【0018】また、本発明は、1以上のプリンタが接続
されたネットワークを用いてプリント情報を受容する受
容手段を具備したネットワークプリントシステムであっ
て、前記受容手段は、前記ネットワークを介してプリン
ト物を送付する旨の通知を送信元から受信する手段と、
当該通知に対し、送付了解および使用プリンタの指定を
行う情報の入力を受容する手段と、前記情報を前記送信
元に返信する手段と、を有することを特徴とする。
【0019】これらのネットワークプリント方法または
システムにあって、前記受容ステップまたは手段は、前
記送付を了解しない場合には前記通知を再送するまでの
時間を前記送信元に返信するステップまたは手段を有す
るものとすることができる。
【0020】さらに、本発明は、1以上のプリンタが接
続されたネットワークを用いてプリントを行うネットワ
ークプリント方法であって、上述のいずれかの送付ステ
ップと、受容ステップとを具えたことを特徴とする。
【0021】また、本発明は、1以上のプリンタが接続
されたネットワークを用いてプリントを行うネットワー
クプリントシステムであって、上述のいずれかの送付手
段と、受容手段と、を具えたことを特徴とする。
【0022】さらに、本発明は、1以上のプリンタが接
続されるネットワークに用いられ、上述のいずれかの送
付手段と、受容手段との少なくとも一方を具えたコンピ
ュータに存する。
【0023】加えて、本発明は、コンピュータによって
上述のいずれかのネットワークプリント方法を実行する
ための制御プログラムを記録した記憶メディアに存す
る。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明を詳
細に説明する。
【0025】図1は、本発明を適用可能なネットワーク
の一例としてローカルエリアネットワークの構成例を示
す。ここで、1、2および3はネットワークを構成する
セグメントである。図1では、ネットワークセグメント
1にはワークステーション100、101,105およ
びネットワークプリンタ104が含まれ、ネットワーク
セグメント2にはワークステーション106およびネッ
トワークプリンタ102が、またネットワークセグメン
ト3にはワークステーション107が含まれているもの
として例示している。また、各ワークステーションない
しネットワークセグメント間は、ハブ、ブリッジまたは
ルータ等の形態を可とするネットワーク接続デバイス1
03および108を介して接続されている。
【0026】なお、各ワークステーションは、CPU,
ROM,RAM,ハードディスク,ネットワークインタ
ーフェース等を有するコンピュータ本体や、キーボード
の他マウスなどのポインティングデバイスを有する入力
装置、およびCRTあるいはLCDなどの表示装置など
を具備したパーソナルコンピュータ等の形態を可とす
る。
【0027】本実施形態において、ワークステーション
100のユーザ(送信者)101Aがワークステーショ
ン101、105、106および107の各ユーザ(受
信者)101A、105A、106Aおよび107Aに
ドキュメントの送付を望んだとき、各受信者は、ドキュ
メントのコピーをプリントするのに使用したいプリンタ
を問い合わせる通知および確認メッセージを受け取る。
図1の構成では、各受信者はネットワークプリンタ10
2および104のいずれかを選択することができる。こ
こで、受信者101Aおよび105Aについてはネット
ワークプリンタ104が近くにあるのでこのプリンタを
用いてのプリントを選択できるが、受信者106Aおよ
び107Aについてはそれぞれのエリアに最も近いネッ
トワークプリンタ102を用いたプリントを選択でき
る。
【0028】図2は本実施形態によるネットワークプリ
ントシステムによる処理手順の概略を示す。まず、クラ
イアントが送信者であるプロセス(送信側プロセス)
は、ドキュメントのプリントを行うべき受信者のリスト
からの選択を送信者100Aに許可する(ステップS2
01)。当該選択に応じ、送信側プロセスはプリントに
係るドキュメントをジョブスプール領域に格納し(ステ
ップS202)、プリントされるべきドキュメントがあ
ることをすべての受信者に通知する(ステップS20
3)。
【0029】送信側プロセスからの信号の受信に応じ、
受信側プロセスはワークステーションユーザ(101
A、105A、106Aおよび107A)に対し、プリ
ント待ちの状態になっているドキュメントがあることを
知らせる。受信者に通知されるメッセージには、ドキュ
メントの主題、テキストであるかあるいはイメージであ
るか、カラーかモノクロームかなどの情報や、プリント
媒体サイズなど、ドキュメントについての説明が含まれ
るものとすることができる。
【0030】そして受信側プロセスはユーザに対し、受
け取ったドキュメントのプリントを望むか否かを問い合
わせる(ステップS204)。ユーザがドキュメントの
プリントを望む場合には、コピーをプリントするのに用
いたいプリンタの指定が促され、リモートプリンタのア
ドレス入力などによって当該指定を行うと(ステップS
205)、送信側プロセスはプリントデータを送信者側
のワークステーション内のジョブスプール領域から読み
出し、これを目的のプリンタに送出する(ステップS2
06)。プリントが完了すると、送信側プロセスは当該
受信者指定のプリンタにおいてドキュメントのプリント
が行われた旨をユーザに通知する(ステップS20
7)。
【0031】送信者に対しては、それぞれの受信者側に
おいて指定したプリンタによりコピーがプリントアウト
される度に、プリントジョブの完了が通知される。そし
て送信者はジョブのプリントをまだ行っていない受信者
をリストによって知ることができる。すなわち、送信者
は実質的に、受信者のうち誰がドキュメントを読み、誰
が読んでいないかをリストによってモニタリングできる
ことになる。
【0032】一方、ステップS204において受信者の
ユーザからの了解通知が受信されなければ、受信者に対
し再通知を行うまでの指定時間の情報を得る(ステップ
S208)。なお、ユーザが時間指定を行っていなけれ
ば、システムに設定されているデフォルト時間を用いる
ことができる。いずれにしても、送信側プロセスは規定
のインターバルでプリントジョブについてのタイムアウ
ト期間の経過を検定し(ステップS209)、タイムア
ップに応じて(ステップS210)、当該受信者に対し
通知メッセージを再送する。
【0033】図3は送信者側および受信者側の各システ
ム並びにプリンタノードにおけるプロセスの構成例を示
す。
【0034】ここに、送信側のプロセス31は、ポート
モニタ302と、これにプリントジョブを振り向けるプ
リンティング・アプリケーション301とを有するもの
として例示されている。プリンティング・アプリケーシ
ョン301は、通常はユーザが自分のドキュメントをプ
リントする際に用いられるデスクトップ上のアプリケー
ションとすることができる。ポートモニタ302は多数
の受信者に送出すべきプリントジョブを処理するもので
あり、プリントジョブのスプールを管理する手段302
a、受信者リストの管理を行う手段302bおよびタイ
マ302cを有するほか、受信者およびプリンタのプロ
セスと通信を行うための手段302dおよび302eを
有する。
【0035】受信側プロセス33は送信側プロセスと通
信を行う手段303およびグラフィカルユーザインター
フェース(GUI)304を有する。そして、送信側の
プロセスから通知(ドキュメントのプリント要求など)
がくれば、GUI304を介してワークステーションの
ユーザと対話を行い、当該要求に対するユーザの確認な
いし了解を受け付ける。そして送信側プロセス31に対
し受信者がプリント要求を了解したか否かの情報を送出
する。
【0036】受信側プロセス33からの了解通知に応
じ、送信側プロセス31はTCP/IPなどのプロトコ
ルスタック305を介し、プリンタ側プロセス35と通
信を行う。プリントデータはプリンタ内のTCP/IP
によるプリントサーバ305に送られ、ドキュメントの
プリント処理が行われる。そしてプリンタ側プロセス3
5はプリントジョブについてのステータスを送信側プロ
セス31に通知する。
【0037】以上のようなプロセスを具えれば、あるユ
ーザがメモを作成し、それを直ちに他のユーザの査読に
供することを望む場合、送信者であるユーザは目標とす
る受信者を指定することで、メモをプリントないし配布
することができる。すなわち受信者であるユーザはプリ
ント待ちとなっているドキュメントがあることを報知さ
れ、そのユーザが確認ないし了解して身近なプリンタを
指定しさえすれば、そのプリンタからハードコピーを得
ることができるのである。
【0038】さらに、送信者がドキュメントのハードコ
ピーの複製を配布することを望む場合に、自身のファイ
ルを共有化する必要もないので、操作性の高いシステム
を実現できる。
【0039】なお、各プロセスは、本実施形態の機能を
実現するソフトウェアのプログラムコードを記録したメ
ディアを、システムの統括コンピュータや、あるいは個
々のワークステーションおよびネットワークプリンタに
供給し、それらが持つ主制御部が記憶メディアに格納さ
れたプログラムコードを読み出してそのプログラムを実
行することによっても本実施形態の機能が実現される。
しかし、そのプログラムコードの指示に基づき、ワーク
ステーションないしネットワーク上で稼動しているオペ
レーティングシステムなどが実際の処理の一部または全
部を行うことによって本実施形態の機能が実現される場
合も含まれる。また、ワークステーションに付加される
機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるメモリにプ
ログラムコードが書き込まれた後、そのプログラムコー
ドの指示に基づき、それらの機能拡張ボードや機能拡張
ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または
全部を行うことによって本実施形態の機能が実現される
場合も含まれる。
【0040】次に、各プロセスの処理の詳細を説明す
る。
【0041】図4は送信側プロセスによるプリントジョ
ブ送信処理手順の詳細例を示す。当該手順では、まずド
キュメント配布対象とするユーザをリストから選択する
処理を受け付けるが(ステップS400)、その際送信
者に対し配布先選択リストを表示装置DISPに表示
し、当該選択処理の用に供する。送信者であるユーザが
配布対象(送付先)の選択入力を行うと(ステップS4
01)、ワークステーションのハードディスクにプリン
トジョブをスプールし(ステップS402)、選択した
全配布対象のワークステーションにドキュメントの送付
通知を行う(ステップS403)。
【0042】図5は当該送付通知に対して受信側プロセ
スが行う処理の詳細例を示す。受信側プロセスでは、ま
ず送付通知の受信に応じてその内容をワークステーショ
ンの表示装置に表示する(ステップS500)。この表
示には、ユーザによる確認(送付了解)およびプリンタ
指定の入力を受け付けるメッセージボックスなどの表示
を伴うことができる。そして、ユーザがドキュメントの
プリントを了解し(ステップS501)、さらにどのプ
リンタを用いてドキュメントのプリントアウトを行うか
を指定すれば(ステップS502)、送付了解メッセー
ジと指定プリンタのアドレスとを送信側プロセスに返信
する(ステップS503)。一方、ユーザがドキュメン
トのプリントの了解を入力しなければ、送付通知再送ま
での時間(再試行時間)を送信側プロセスに返信する。
【0043】図6(A)および(B)は、それぞれ、ネ
ットワークプリンタへのプリントジョブの切り替えおよ
びタイムアウトの判定を通じて行う送信側プロセスの詳
細な処理手順の例を示す。
【0044】まず、図6(A)では、受信側プロセスか
らのプリント了解メッセージおよびプリンタアドレス情
報の返信に応じ、送信側プロセスは受信側によって指定
されたプリンタへの接続を行う(ステップS600)。
そして、ジョブのプリントが完了するまで、スプール領
域からプリントジョブを取り出して指定プリンタに送出
する(ステップS601、S602)。そしてプリント
が完了すると、その旨を送信者たるユーザに報知し(ス
テップS603)、さらに全対象への配布が完了したこ
とを確認した上でスプーリングしていたプリントジョブ
を削除する(ステップS604)。
【0045】一方、受信側プロセスから了解応答がな
く、再試行時間が返信されてきた場合には、図6(B)
に示すように、送信側プロセスは再試行時間の経過を判
定し(ステップS700)、当該経過が判定されれば送
付通知メッセージを受信側プロセスに再送する(ステッ
プS701)。
【0046】図7は送信側プロセスにおいて採用可能な
ドキュメント配布リストの表示例を示す。これは上記送
付通知の発信処理(図4)およびプリントジョブの送信
処理(図6(B))を通じて表示することができるもの
である。図示の例では、配布するドキュメントの査読が
至急行われるべきものであることを入力ないし表示する
領域700と、ドキュメント名を入力ないし表示して送
付するドキュメントを特定するための領域701と、当
該ドキュメントの種類(テキストのみか、イメージのみ
か、あるいはそれらが混在しているものか、さらにはカ
ラーを含むかなど)およびサイズを入力ないし表示する
領域702と、配布対象とするユーザのみがドキュメン
トを獲得できるよう親展扱いを指定ないしその旨を表示
する領域703と、配布リストのテーブル704と、所
要のコメントを入力するための領域705とを有してい
る。
【0047】なお、領域702の情報を送付通知に応じ
て受信側プロセスにおいても表示すれば(図5のステッ
プS500)、使用するネットワークプリンタの選択時
に利用できる。また、領域703の親展扱いの情報が受
信側プロセスに提示された場合には特定のユーザ以外は
誰もドキュメントのプリントを了承できないようにすれ
ば、セキュリティを確保することができる。
【0048】また、テーブル704には、ユーザ名およ
び当該ユーザが用いているワークステーション名の一覧
領域711および712のほか、各ワークステーション
の接続状態(電源オフによる未接続など)を示す領域7
13、送付先として選択するかの情報を入力するための
領域714、送付了解通知の返信の有無を表示するため
の領域715、さらには送付の状態(プリント完了、出
力中、送付通知再送待ち、出力待機中など)を表示する
領域716等を設けることができる。
【0049】以上のような表示を利用する場合、一連の
選択入力等を完了した上で送付通知を発信するものでも
よく、ある受信者を選択する毎に発信を行うものでもよ
い。また、複数回の再送処理を行ったにも拘わらず了解
応答が得られないような場合には、その受信者の選択を
取り消すことでその者に対するドキュメント送付をキャ
ンセルするように処理することもできる。
【0050】また、上記表示に応じた入力には、図7に
示したようにチェックボックスを適宜用いることができ
る。また、状態や了解通知の返信を示す欄その他では、
表示内容に応じて表示色の変更を行うようにしてもよ
い。
【0051】さらに、ネットワークに接続可能な受信者
のリストを表示すること、およびすべての受信者がコピ
ーをプリントアウトするまでプリントジョブをスプーラ
にストアしておくことが容易となる。さらに、ドキュメ
ントが送られてきたことを知らせるための報知を行うこ
とも容易となる。さらに加えて、送信したドキュメント
が受信者においてプリント完了したことについてのステ
ータスを送信者に知らせることも容易となる。
【0052】図8は受信側プロセスにおいて採用可能な
ドキュメント送付通知の表示例を示す。これは図5につ
いて上述した処理を通じて表示することができるもので
ある。図示の例では、送信者および受信者を表示する領
域806および807、送付を了解した旨を入力するた
めの領域808、およびプリンタの指定入力を行うため
の領域809を有している。また、送信者側の設定に従
い、配布されるドキュメントの査読が至急行われるべき
ものであることを表示する領域800と、ドキュメント
名を表示するための領域801と、当該ドキュメントの
種類およびサイズを表示する領域802と、配布される
ドキュメントが親展である旨を表示する領域803と、
通知に付されているコメントを表示するための領域80
5とを有するほか、親展扱いの場合にセキュリティを確
保するためにパスワードを入力するための領域804を
有している。
【0053】以上の実施形態は、ドキュメントを多数コ
ピーして配布しようとする者に有効なものである。ドキ
ュメントの配布者において多数のコピーを作成する必要
がなく、また多数のコピーを自ら配布する煩雑な手間を
要することもないからである。送信者としては自身のワ
ークステーションから受信者を選択指定してジョブを送
り出すだけで足り、受信者はプリントアウトすべきドキ
ュメントがあることに気付くことになる。また、目標と
する受信者がドキュメントを受け取ったか否かなど、送
信されたドキュメントについてのステータスを送信者が
モニタリングできるようになる。
【0054】さらに、緊急あるいは重要なドキュメント
であるから直ちにプリントアウトして読むべき旨を受信
者に報知できるものである。加えて、ネットワークプリ
ンタの使用方法を配布するにも有効なものである。
【0055】なお、以上の実施形態は例示であって、特
許請求の範囲に記載された本発明の思想を逸脱しない範
囲で適宜の変更が可能であるのは勿論である。
【0056】また、図1に例示した構成では、ワークス
テーション100を送信側とし、他のワークステーショ
ンを受信側としているが、本発明はもちろんこれに限定
されない。すなわち、ワークステーションのそれぞれに
おいてドキュメントの送信を行うためのプロセス31お
よび受信を行うためのプロセス33、ないしはそれらの
プロセスを実施するための機械的、電気的構成等を具備
することができるのは言うまでもない。しかし、ドキュ
メントの配布の流れが固定的なものであれば、いずれか
のプロセスのみを具えたものでもよい。
【0057】さらに、上述した各プロセスは送信者側お
よび受信者側のワークステーションにおいてソフトウェ
アとして実現される形態とするほか、一部はハードウェ
アで実現することもできる。また、上述した実施形態の
機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録
したメディアを、システムの統括コンピュータや、ある
いは個々のワークステーションおよびネットワークプリ
ンタに供給し、それらが持つ主制御部が記憶メディアに
格納されたプログラムコードを読み出してそのプログラ
ムを実行することによっても、あるいは、そのプログラ
ムコードの指示に基づき、ワークステーションないしネ
ットワーク上で稼動しているオペレーティングシステム
などが実際の処理の一部または全部を行うことによって
も達成される。
【0058】この場合、記憶メディアから読み出された
プログラムコード自体が本発明の技術的思想に係る機能
を実現するものであり、また本発明はそのプログラムコ
ードを記憶した記憶メディアにも存する。プログラムコ
ードを供給するための記憶メディアとしては、例えば、
種々の形態の磁気ディスク、光ディスク、ICカード、
ROMなどを用いることができる。
【0059】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ドキュメントの配布者において多数のコピーを作成する
必要がなく、また多数のコピーを自ら配布する煩雑な手
間を省くことができる。また、配布対象とする受信者が
ドキュメントを受け取ったか否かなど、送信されたドキ
ュメントについてのステータスを送信者が容易に把握で
きるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用可能なローカルエリアネットワー
クの構成例を示すブロック図である。
【図2】本発明の一実施形態に係るドキュメント配布シ
ステムによる処理手順の一例の概略を示すフローチャー
トである。
【図3】本発明の一実施形態に係る送信者側および受信
者側の各システム並びにプリンタノードにおけるプロセ
スの構成例を示すブロック図である。
【図4】送信側プロセスによるプリントジョブ送信処理
手順の詳細例を示すフローチャートである。
【図5】送信側プロセスからの送付通知に対して受信側
プロセスが行う処理の詳細例を示すフローチャートであ
る。
【図6】(A)および(B)は、それぞれ、ネットワー
クプリンタへのプリントジョブの切り替えおよびタイム
アウトの判定を通じて行う送信側プロセスの詳細な処理
手順の例を示すフローチャートである。
【図7】送信側プロセスにおいて採用可能なドキュメン
ト配布リストの表示例を示す説明図である。
【図8】受信側プロセスにおいて採用可能なドキュメン
ト送付通知の表示例を示す説明図である。
【符号の説明】 31 送信側プロセス 33 受信側プロセス 35 プリンタプロセス 100,101,105,106,107 ワークステ
ーション 102,104 ネットワークプリンタ 103,108 ネットワーク接続デバイス

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1以上のプリンタが接続されたネットワ
    ークを用いてプリントデータの送付を行う送付ステップ
    を具備したネットワークプリント方法であって、前記送
    付ステップは、 プリント物を受け取るべき受信対象の選択を行うステッ
    プと、 当該選択された受信対象に、前記ネットワークを介して
    前記プリント物を送付する旨の通知を行うステップと、 当該通知に対する前記受信対象からの応答において指定
    されたプリンタに対しプリントデータを送出するステッ
    プと、を有することを特徴とするネットワークプリント
    方法。
  2. 【請求項2】 前記送付ステップは、リストを表示して
    前記受信対象の選択入力を受容するステップを有するこ
    とを特徴とする請求項1に記載のネットワークプリント
    方法。
  3. 【請求項3】 前記送付ステップは、前記応答に含まれ
    る送付了解の有無を表示するステップを有することを特
    徴とする請求項1または2に記載のネットワークプリン
    ト方法。
  4. 【請求項4】 前記送付ステップは、前記応答に含まれ
    る送付了解の有無に応じて行われる処理の状態を表示す
    るステップを有することを特徴とする請求項1ないし3
    のいずれかに記載のネットワークプリント方法。
  5. 【請求項5】 前記送付ステップは、前記応答に送付了
    解が含まれない場合には、規定の時間毎に前記通知を再
    送するステップを有することを特徴とする請求項1ない
    し4のいずれかに記載のネットワークプリント方法。
  6. 【請求項6】 前記送付ステップは、前記通知に伴って
    前記プリントデータのスプーリングを行うステップを有
    することを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記
    載のネットワークプリント方法。
  7. 【請求項7】 前記送付ステップは、すべての前記受信
    対象によって指定されたすべてのプリンタがプリント処
    理を完了したときに前記スプーリングされたプリントデ
    ータを削除するステップを有することを特徴とする請求
    項6に記載のネットワークプリント方法。
  8. 【請求項8】 1以上のプリンタが接続されたネットワ
    ークを用いてプリント情報を受容する受容ステップを具
    備したネットワークプリント方法であって、前記受容ス
    テップは、 前記ネットワークを介してプリント物を送付する旨の通
    知を送信元から受信するステップと、 当該通知に対し、送付了解および使用プリンタの指定を
    行う情報の入力を受容するステップと、 前記情報を前記送信元に返信するステップと、を有する
    ことを特徴とするネットワークプリント方法。
  9. 【請求項9】 前記受容ステップは、前記送付を了解
    しない場合には前記通知を再送するまでの時間を前記送
    信元に返信するステップを有することを特徴とする請求
    項8に記載のネットワークプリント方法。
  10. 【請求項10】 1以上のプリンタが接続されたネット
    ワークを用いてプリントを行うネットワークプリント方
    法であって、請求項1ないし7のいずれかに記載の送付
    ステップと、請求項8または9に記載の受容ステップ
    と、を具えたことを特徴とするネットワークプリント方
    法。
  11. 【請求項11】 1以上のプリンタが接続されたネット
    ワークを用いてプリントデータの送付を行う送付手段を
    具備したネットワークプリントシステムであって、前記
    送付手段は、 プリント物を受け取るべき受信対象の選択を行う手段
    と、 当該選択された受信対象に、前記ネットワークを介して
    前記プリント物を送付する旨の通知を行う手段と、 当該通知に対する前記受信対象からの応答において指定
    されたプリンタに対しプリントデータを送出する手段
    と、を有することを特徴とするネットワークプリントシ
    ステム。
  12. 【請求項12】 前記送付手段は、リストを表示して前
    記受信対象の選択入力を受容する手段を有することを特
    徴とする請求項11に記載のネットワークプリントシス
    テム。
  13. 【請求項13】 前記送付手段は、前記応答に含まれる
    送付了解の有無を表示する手段を有することを特徴とす
    る請求項11または12に記載のネットワークプリント
    システム。
  14. 【請求項14】 前記送付手段は、前記応答に含まれる
    送付了解の有無に応じて行われる処理の状態を表示する
    手段を有することを特徴とする請求項11ないし13の
    いずれかに記載のネットワークプリントシステム。
  15. 【請求項15】 前記送付手段は、前記応答に送付了解
    が含まれない場合には、規定の時間毎に前記通知を再送
    する手段を有することを特徴とする請求項11ないし1
    4のいずれかに記載のネットワークプリントシステム。
  16. 【請求項16】 前記送付手段は、前記通知に伴って前
    記プリントデータのスプーリングを行う手段を有するこ
    とを特徴とする請求項11ないし15のいずれかに記載
    のネットワークプリントシステム。
  17. 【請求項17】 前記送付手段は、すべての前記受信対
    象によって指定されたすべてのプリンタがプリント処理
    を完了したときに前記スプーリングされたプリントデー
    タを削除する手段を有することを特徴とする請求項16
    に記載のネットワークプリントシステム。
  18. 【請求項18】 1以上のプリンタが接続されたネット
    ワークを用いてプリント情報を受容する受容手段を具備
    したネットワークプリントシステムであって、前記受容
    手段は、 前記ネットワークを介してプリント物を送付する旨の通
    知を送信元から受信する手段と、 当該通知に対し、送付了解および使用プリンタの指定を
    行う情報の入力を受容する手段と、 前記情報を前記送信元に返信する手段と、を有すること
    を特徴とするネットワークプリントシステム。
  19. 【請求項19】 前記受容手段は、前記送付を了解し
    ない場合には前記通知を再送するまでの時間を前記送信
    元に返信する手段を有することを特徴とする請求項18
    に記載のネットワークプリントシステム。
  20. 【請求項20】 1以上のプリンタが接続されたネット
    ワークを用いてプリントを行うネットワークプリントシ
    ステムであって、請求項11ないし17のいずれかに記
    載の送付手段と、請求項18または19に記載の受容手
    段と、を具えたことを特徴とするネットワークプリント
    システム。
  21. 【請求項21】 1以上のプリンタが接続されるネット
    ワークに用いられ、請求項11ないし17のいずれかに
    記載の送付手段と、請求項18または19に記載の受容
    手段との少なくとも一方を具えたことを特徴とするコン
    ピュータ。
  22. 【請求項22】 コンピュータによって請求項1ないし
    7のいずれかに記載のネットワークプリント方法および
    /または請求項8または9に記載のネットワークプリン
    ト方法を実行するための制御プログラムを記録した記憶
    メディア。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012224000A (ja) * 2011-04-20 2012-11-15 Oki Data Corp 画像形成装置及び認証印刷データの管理権限委譲方法

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