JP2000258310A - 遊離炭素分析装置 - Google Patents
遊離炭素分析装置Info
- Publication number
- JP2000258310A JP2000258310A JP11066770A JP6677099A JP2000258310A JP 2000258310 A JP2000258310 A JP 2000258310A JP 11066770 A JP11066770 A JP 11066770A JP 6677099 A JP6677099 A JP 6677099A JP 2000258310 A JP2000258310 A JP 2000258310A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- detector
- free carbon
- burned
- furnace
- adsorbed
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Investigating Or Analyzing Non-Biological Materials By The Use Of Chemical Means (AREA)
- Sampling And Sample Adjustment (AREA)
Abstract
減少させることが可能な遊離炭素分析装置を提供する。 【解決手段】 試料中の遊離炭素のみを燃焼させる燃焼
炉と、遊離炭素の燃焼により生じたCOをCO2 に酸化
する酸化炉と、CO2 を吸着するとともに、加熱される
と吸着したCO2 を一気に脱着させるCO2 吸着部と、
CO2 検出器とを、この順に接続した。
Description
離炭素分析装置に関する。
構成を概略的に示す図である。1は燃焼炉であり、その
下流には、流量調整器5、CO検出器6’、CO2 検出
器6がこの順に設けられている。そして、前記遊離炭素
分析装置D’による分析は、試料S中の遊離炭素のみを
燃焼させる温度に温度調整された燃焼炉1に試料Sを投
入し、キャリアガスK(例えば酸素)を流しながら試料
S中の遊離炭素の全てが燃焼生成ガスCO+CO 2 とな
るまで燃焼させ、キャリアガスKにて燃焼生成ガスCO
+CO2 をCO検出器6’およびCO2 検出器6に送
り、CO+CO2 の分析値を積算していた。
は、遊離炭素を低温で燃焼させるため時間がかかり、検
出器に送られるCOおよびCO2 の濃度が低くなるとと
もに、CO検出器6’およびCO2 検出器6を用いる時
間が長くなることから、得られた分析結果に与えるCO
検出器6’およびCO2 検出器6のドリフトやノイズな
どの影響が大きくなり、分析精度が低下していた。
ので、その目的は、分析計のドリフトやノイズなどによ
る誤差を減少させることが可能な遊離炭素分析装置を提
供することである。
に、本発明の遊離炭素分析装置は、試料中の遊離炭素の
みを燃焼させる燃焼炉と、遊離炭素の燃焼により生じた
COをCO2 に酸化する酸化炉と、CO2 を吸着すると
ともに、加熱されると吸着したCO2 を一気に脱着させ
るCO2 吸着部と、CO2 検出器とを、この順に接続し
た。
縮し、検出器のドリフトやノイズなどによる誤差を減少
させることが可能な遊離炭素分析装置を提供できる。
参照しながら説明する。図1は、本発明の一実施例にお
ける遊離炭素分析装置Dの構造を概略的に示す図であ
る。1は、ヒーター1’を備えた電気燃焼炉(燃焼炉の
一例)であり、温度調整器2によって、燃焼炉1内の温
度が調整される。そして、燃焼炉1の下流には、酸化炉
3、CO2 吸着部4、流量調整器5、CO2 検出器6が
この順に接続されている。
え、内部には、例えば白金触媒などの酸化剤3a(図2
(A)参照)がネット(図示せず)により固定された状
態で充填されている。また、前記CO2 吸着部4は、外
部にヒーター4’を備え、内部には、例えばモレキュラ
ーシーブなどの市販のCO2 吸着剤4a(図2(A)参
照)がネット(図示せず)により固定された状態で充填
されている。また、CO2 吸着部4は、吸着制御器7に
よりCO2 吸着部4内の温度が調整され、吸着剤4aの
CO2 の吸着および脱着が制御される。さらに、酸化炉
3とCO2 吸着部4の間には、CO2 吸着部4へキャリ
アガスKを導入するための分岐路9が接続されている。
なお、前記ヒーター4’として赤外線ランプを用いても
よい。
キャリアガスKにより、CO2 吸着部4からCO2 検出
器6に運ばれる燃焼生成ガスCO2 の流量を調整するた
めのものであり、また、CO2 検出器6には、CPU8
が接続されている。
(A)、(B)を用いて説明する。なお、試料Sとし
て、本実施例ではSiCを用いるが、これに限るもので
はない。図2(A)は、遊離炭素が燃焼炉1からCO2
吸着部4に送られるまでの状態を概略的に示した図であ
り、まず、試料Sが導入された燃焼炉1は、温度調整器
2によって、試料S中の遊離炭素だけが燃焼する温度と
して例えば850°Cに調整され、試料S中の遊離炭素
が燃焼して生じた燃焼生成ガス(CO+CO2 )は、キ
ャリアガスKとして用いられるO2 により、燃焼炉1の
出口から酸化炉3を経て、CO2 吸着部4に送られる。
成ガス(CO+CO2 )中のCOがCO2 に変換され
(CO2 はそのまま)、燃焼生成ガスは全てCO2 にな
る。このCO2 は、CO2 吸着部4に充填された常温の
吸着剤4aに吸着される。
の全ての遊離炭素が燃焼するまで続けられるため、吸着
剤4aには、試料S中の全ての遊離炭素から生じた燃焼
生成ガスCO2 が吸着されることになる。
からCO2 検出器6に送られるまでの状態を概略的に示
した図であり、燃焼生成ガスCO2 をCO2 吸着部4に
吸着させたあと、ヒータ4’によりCO2 吸着部4の外
側から吸着剤4aを加熱することで、吸着剤4aに吸着
されていた燃焼生成ガスCO2 を一気に脱着させるとと
もに、流量調整器5を調整して、分岐路9からキャリア
ガスKを流すことで、燃焼生成ガスCO2 を一定流量で
CO2 検出器6に送り、CO2 検出器6が検知したCO
2 の分析値をCPU8によって積算して求める。
4に吸着された燃焼生成ガスCO2をCO2 吸着部4か
らCO2 検出器6に送る場合に、キャリアガスKを、酸
化炉3とCO2 吸着部4の間に設けた分岐路9から流さ
ずに、燃焼炉1の上流側から流してもよい。
スCO2 を一気に検出器に送りこむことで、検出器が検
出するCO2 の濃度を高くするとともに、検出器による
検出時間を短縮できることから、検出器のドリフトやノ
イズの影響を小さくし、分析精度を上げることが可能と
なる。
分析装置は、試料中の遊離炭素のみを燃焼させる燃焼炉
と、遊離炭素の燃焼により生じたCOをCO2 に酸化す
る酸化炉と、CO2 を吸着するとともに、加熱されると
吸着したCO2 を一気に脱着させるCO2 吸着部と、C
O2 検出器とを、この順に接続したので、検出器のドリ
フトやノイズなどによる誤差を減少させ、分析精度の高
い遊離炭素分析装置を提供できる。
構成を概略的に示す図である。
吸着部までの遊離炭素の流れを概略的に示す図であり、
(B)は上記実施例におけるCO2 吸着部からCO2 検
出器までの遊離炭素の流れを概略的に示す図である。
図である。
2 検出器、D…遊離炭素分析装置、S…試料。
Claims (1)
- 【請求項1】 試料中の遊離炭素のみを燃焼させる燃焼
炉と、遊離炭素の燃焼により生じたCOをCO2 に酸化
する酸化炉と、CO2 を吸着するとともに、加熱される
と吸着したCO2 を一気に脱着させるCO2 吸着部と、
CO2 検出器とを、この順に接続してなる遊離炭素分析
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11066770A JP2000258310A (ja) | 1999-03-12 | 1999-03-12 | 遊離炭素分析装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11066770A JP2000258310A (ja) | 1999-03-12 | 1999-03-12 | 遊離炭素分析装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000258310A true JP2000258310A (ja) | 2000-09-22 |
Family
ID=13325453
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11066770A Pending JP2000258310A (ja) | 1999-03-12 | 1999-03-12 | 遊離炭素分析装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000258310A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008039607A (ja) * | 2006-08-07 | 2008-02-21 | Horiba Ltd | 定量分析方法、定量分析装置及びプログラム |
CN108956259A (zh) * | 2018-06-20 | 2018-12-07 | 攀钢集团西昌钢钒有限公司 | 一种连铸保护渣中游离碳的检测方法 |
WO2022190466A1 (ja) * | 2021-03-12 | 2022-09-15 | 株式会社堀場製作所 | 元素分析装置、元素分析装置の操作方法及び元素分析装置の動作プログラム |
-
1999
- 1999-03-12 JP JP11066770A patent/JP2000258310A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008039607A (ja) * | 2006-08-07 | 2008-02-21 | Horiba Ltd | 定量分析方法、定量分析装置及びプログラム |
JP4733589B2 (ja) * | 2006-08-07 | 2011-07-27 | 株式会社堀場製作所 | 定量分析方法、定量分析装置及びプログラム |
CN108956259A (zh) * | 2018-06-20 | 2018-12-07 | 攀钢集团西昌钢钒有限公司 | 一种连铸保护渣中游离碳的检测方法 |
WO2022190466A1 (ja) * | 2021-03-12 | 2022-09-15 | 株式会社堀場製作所 | 元素分析装置、元素分析装置の操作方法及び元素分析装置の動作プログラム |
JP7458504B2 (ja) | 2021-03-12 | 2024-03-29 | 株式会社堀場製作所 | 元素分析装置、元素分析装置の操作方法及び元素分析装置の動作プログラム |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP3032254B1 (en) | Method and device for detection of elemental gaseous mercury in air or in other gases | |
JP3725441B2 (ja) | 気体流れ中の不純物を分析するための方法 | |
JP2000258310A (ja) | 遊離炭素分析装置 | |
US20220266192A1 (en) | Kit for concentrating low-concentration air pollutants | |
EP0780150A3 (en) | Apparatus and method for removing voc's from an exhaust gas stream | |
JP2000065699A (ja) | 分析用試料燃焼装置及び分析用試料燃焼装置における不活性ガス,酸素含有ガス供給制御方法並びに試料燃焼装置を有する分析システム | |
JP6653175B2 (ja) | 揮発性有機化合物測定装置および揮発性有機化合物測定方法 | |
JPH05302920A (ja) | 炭素測定装置 | |
WO2021131390A1 (ja) | 元素分析装置 | |
JP3840019B2 (ja) | 炭素分別分析装置 | |
JP2003202324A (ja) | Tvoc測定装置 | |
JP2013007636A (ja) | 可燃性ガス測定方法及び装置 | |
JPH06194353A (ja) | キャリアガス生成方法及び装置 | |
JP2000065696A (ja) | フィルタ装置及びフィルタ装置を有する硫黄分析システム | |
JP3582399B2 (ja) | 化学発光式窒素酸化物計 | |
JPH05123529A (ja) | 溶剤含有ガスの触媒燃焼装置 | |
JP3047642B2 (ja) | バックフラッシュ装置 | |
JPS59120954A (ja) | 全有機性炭素濃度計 | |
JP2002031628A (ja) | 元素分析計 | |
JP2000065721A (ja) | 分析装置 | |
CN221174521U (zh) | 一种用于烟气污染物吸附或催化降解性能对比的装置 | |
JPH1151869A (ja) | 全有機体炭素・全窒素計 | |
WO1998038507A1 (en) | Methods and apparatus for efficient combustion of samples | |
JP3388103B2 (ja) | 排気ガス測定方法及び装置 | |
JP2000065722A (ja) | 分析装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050928 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20080401 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080507 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20080620 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20080722 |