JP2000254178A - シーソー式起立補助椅子 - Google Patents

シーソー式起立補助椅子

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JP2000254178A
JP2000254178A JP11101606A JP10160699A JP2000254178A JP 2000254178 A JP2000254178 A JP 2000254178A JP 11101606 A JP11101606 A JP 11101606A JP 10160699 A JP10160699 A JP 10160699A JP 2000254178 A JP2000254178 A JP 2000254178A
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JP
Japan
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seat plate
chair
seat board
seesaw
standing
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Pending
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JP11101606A
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English (en)
Inventor
Moriyuki Sase
守行 佐瀬
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Abstract

(57)【要約】 【課 題】 従来の起立補助椅子は、動力を使用して
おり、コストがかかるとともに、外観や重量など家庭向
きではなかった。そして、動力を使用するために、使用
者の自力を使うことがなく、リハビリなどの効果が求め
られないために、筋力などの低下が課題であった。 【解決手段】 座板9と受具13を回転軸11となるよ
うに連結し、座板が回転しすぎないようにストッパー8
を設け、座板9がシーソーのように回転する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
【産業上の利用分野】本発明は、身障者や高齢者など、
足の弱い人が、椅子に座った状態から起立する際に、膝
の負担をかけずに起立できるように、座板がシーソーの
ように回転運動をする構造を備えた動力のない起立補助
椅子に関するものである。
【0002】
【従来の技術】 従来の起立補助椅子は、モーターや
バネ、空気圧などの動力によって座板を上昇させるもの
であり、構造的に複雑であるとともに重量的にも家庭で
使用するには大掛かり且つ高価なものであった。そのた
めに、一般家庭での購入が控えられており普及するに至
らなかった。
【0003】外見においても、一見通常の椅子と異なる
ために、使用者にとって起立補助椅子を使うことに引け
目を感じるものであった。特に、足が多少弱っている人
にとっては、大掛かりな起立補助椅子を使用することに
抵抗感が強く、我慢をしてでも通常の椅子を使用してい
るのが現状であり、足に負担がかかるために悪化するこ
とも少なくない。
【0004】また、近年寝たきりの状態から、車椅子で
の散歩や多少の運動をすることで、衰えの進行を遅らせ
るとともに、精神的にも効果があると言われる中、動力
の使用によって、弱っている足を訓練することなく立ち
上がれるために、足の筋力を益々衰えさせるものであっ
た。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明は、上
昇する座板の底部に回転運動をする支点を設け、シーソ
ーのようにすることによって、起立の際に体重を前方に
移動するとともに、座板の後部が高く上昇するために、
動力を用いた起立補助椅子と同様に、容易に立ち上がる
ことができるものである。
【0006】また、動力を用いないために、起立の際に
は適度の腕力及び脚力が必要であり、椅子を使用しなが
らも筋力の衰えを防ぎリハビリ効果をもたらすものであ
る。そのため、高齢者や障害者以外の人にもリハビリの
用の椅子として活用することができる。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、この発明は、椅子の座板の底部を回転軸となるよ
うに補強板と連結し、座板がシーソーのような回転運動
を行うようにしたものである。
【0008】座板には、座っている時に座板が可動しな
いようにフックを設け、ハンドルによってフックのロッ
クをかけたりはずしたりできるものであり、使用時の安
全を確保するようにしたものである。
【0009】座板が回転しすぎるのを制御するために、
座板の前部の下に位置する脚部にストッパーを設け、ス
トッパーの先端が回転運動することにより、好みの位置
で固定できるようにし、起立時の座板の上昇の度合いが
調整ができるようにするものである。
【0010】座板とアームレストが連結している場合に
おいて、アームレストの前方部に手で握ったり、肘で身
体をささえたりしやすい形状の補助グリップを設けて、
起立時に座板が上昇とともに、手や腕で身体を支えやす
くするものである。この補助グリップの形状は使用者の
状態によって変更することが可能であるとともに、脱着
式にすることができる。
【0011】座板と脚部の連結を、前方の短いリンクと
後方の長いリンクで行い、脚部と座板の2つの連結部を
支点として座板が回転できるようにし、座板の回転時に
2つのリンクの長さの違いによって、座板の前部が低く
後部が高くなるような回転運動を得ることができるよう
にするものである。
【0012】2つのリンクには、回転運動を制御するた
めに、バネや油圧などの回転制御装置を設けることがで
きる。
【0013】シーソー式の起立補助椅子の構造を車椅子
に設けるために、車椅子の座の左右のフレームに、座板
の下部の連結部を受ける底板叉はフレームを設け、車椅
子に装着することができる。
【0014】
【作 用】上記のように構成されたシーソー式起立補助
椅子は、起立する際に体重を前方に移動することによっ
て、座板の下部の回転軸を支点としてシーソーのように
座板の後方が上昇し、座板の前方が下がることになるた
め、座板の回転運動に動力を用いる必要がない。
【0015】体重の移動によって座板が可動するため
に、起立をする際にはアームレストの補助グリップに手
を添えることにより、身体が前方に倒れるのを防止する
とともに、膝の屈折状態から起立の状態への運動を腕で
補助することができる。
【0016】着席する際にも、座板が前傾しているため
に、容易に座ることができる。また、座板が水平のとき
でも、アームレストの補助グリップに手で持ち押さえる
ことによって、座板の後方が上昇するために、手で補助
をしながらゆっくりと着席することができる。
【0017】座板の回転運動に2つのリンクを用いる場
合も、2つのリンクと脚部との連結部を支点として、座
板の回転運動を得るものであり、短いリンクと長いリン
クの半径の違いによって、座板の後方が上昇することに
なる。その際、リンクの長さと支点の位置を変更するこ
とで、座板を椅子の前方に向かってより高く上昇させる
ことができるために起立がより容易になる。
【0018】また、車椅子の座にシーソー式を用いるこ
とは、患者を車椅子からベッドに移動させる時など、介
護人が患者の手を少し自分の方に引くことで、患者の体
重が前方に移動するとともに座板の後方が上昇するた
め、患者の身体は自然に介護人にあずける状態になる。
そのため、介護人は患者を受け止めてそのままベッドに
移動できるため、重労働とされていた車椅子に座った患
者を持ち上げる必要がなくなる。
【0019】このように、本発明は構造が簡単であるた
めに、椅子や車椅子などへの応用が容易であるため、シ
ーソー式の座のみの構造を抽出して、現在使用している
椅子に用いることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明の実施例を図面によって表
わせば、図1において座板9と受具13を連結部4によ
って連結し、連結部4が座板9の回転軸11の支点とな
るようにする。そして座板9の回転を制御するためのス
トッパー8を設ける。
【0021】座板9の回転しないようにするためのフッ
ク5を設け、フック5のロック及び解除を行うハンドル
6を設ける。
【0022】アームレスト2に補助グリップ3を設け
る。
【0023】座板9の回転運動を適度に制御するため
に、バネや油圧を用いることができる。
【0024】図3において、座板9と脚部10を短いリ
ンク14と長いリンク15によって連結し、2つの連結
部が座板9の回転軸11となるようにする。そして座板
9の回転を制御するためのストッパー8を設ける。
【0025】回転軸11に座板9の回転運動を制御する
ために、バネや油圧を用いて回転制御部12を設ける。
【0026】図5において、車椅子16のフレーム18
に、座板9を回転するように受具13と連結し、連結し
たものを座板止め17によって、車椅子16のフレーム
18に取り付け、座板の回転を制御するためのストッパ
ー8を設ける。その際、座板9及び受具13、ストッパ
ー8は、車椅子に脱着できるタイプ及び製造時から車椅
子に装備したタイプのいずれも可能である。
【0027】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下に記載されるような効果を奏する。
【0028】座板の上昇に動力を用いないために、使用
者の脚力や腕力が一部必要となり、リハビリ効果ととも
に気力や筋力の衰えを防ぐものである。
【0029】また、構造が簡単であるために、製造コス
トを従来の起立補助椅子に比べて安価で製造することが
でき、一般家庭での使用が容易になる。
【0030】従来の起立補助椅子は、動力を使用してい
るために、外見においても一目補助椅子と判断できる
が、本発明の椅子は外見が普通の椅子と変わりがないた
めに、補助椅子を使用する際の引け目などを感じること
がなくなる。
【0031】また、従来の椅子と同じような簡単な構造
であるために、家庭で使用する際にもなんら問題なく使
用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の面図
【図2】 本発明の座の稼動図
【図3】 リンク仕様の面図
【図4】 リンク使用の稼動図
【図5】 車椅子への展開図
【符号の説明】
1 背もたれ 2 アームレスト 3 補助グリップ 4 連結部 5 フック 6 ハンドル 7 座板止め 8 ストッパー 9 座板 10 脚部 11 回転軸 12 回転制御部 13 受具 14 短いリンク 15 長いリンク 16 車椅子 17 座板止め 18 フレーム

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】座板と受具を座板の下部に回転可能となる
    ように連結し、連結部を回転軸の支点として座板がシー
    ソーのような回転運動をすることを特徴とした、シーソ
    ー式起立補助椅子。
  2. 【請求項2】座板とアームレストが連結された起立補助
    椅子において、アームレストの前部に突起を設けた、請
    求項1に記載のシーソー式起立補助椅子。
  3. 【請求項3】座板と本体が独立した椅子において、座板
    と脚部を前部の短いリンクと後部の長いリンクによって
    回転可能なように連結し、2つのリンクと脚部の連結部
    を回転軸の支点として座板が回転運動するようにし、支
    点に回転運動を制御する装置を設けたことを特徴とし
    た、請求項1記載のシーソー式起立補助椅子。
  4. 【請求項4】車椅子の座を保持する左右のフレームにフ
    ック等を設け、受具と座板を座板が回転可能となるよう
    に連結し、連結部を回転軸の支点として座板がシーソー
    のような回転運動をすることを特徴とした、請求項1記
    載のシーソー式起立補助椅子。
JP11101606A 1999-03-04 1999-03-04 シーソー式起立補助椅子 Pending JP2000254178A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007215894A (ja) * 2006-02-20 2007-08-30 Univ Of Yamanashi トレーニング装置及びこれを用いたトレーニング方法、並びに運動プログラム
GB2501316A (en) * 2012-04-20 2013-10-23 Grey Edward Bence Giddins Chair hand grips and supports
CN111802953A (zh) * 2020-07-06 2020-10-23 杜华为 一种节水马桶
JP2021083758A (ja) * 2019-11-28 2021-06-03 トヨタ自動車株式会社 脚装具及び脚装具を覆う衣服

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