JP2000251184A - セキュリティシステムの端末装置 - Google Patents

セキュリティシステムの端末装置

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JP2000251184A
JP2000251184A JP11049364A JP4936499A JP2000251184A JP 2000251184 A JP2000251184 A JP 2000251184A JP 11049364 A JP11049364 A JP 11049364A JP 4936499 A JP4936499 A JP 4936499A JP 2000251184 A JP2000251184 A JP 2000251184A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 落雷等によるシステムの破損、故障箇所の調
査、修理に要する人的かつ時間的な負担を軽減するとと
もに、故障箇所を早期に把握し、適切に修理することが
できるセキュリティシステムの端末装置を提供する。 【解決手段】 セキュリティI/F11は、信号線Lを
電気的に遮断して、住宅情報盤12bとの接続状態を切
り換えるスイッチ回路11aと、センター装置からの指
令信号に基づいて、スイッチ回路11aを切り換え制御
するとともに、住宅情報盤12bと電気的に接続された
状態と、所定の高電位レベルが印加された状態における
信号線Lの信号電位を検出して判別情報を生成し、セン
ター装置に伝送する制御回路11bと、を有して構成さ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、セキュリティシス
テムの端末装置に関し、特に、双方向ケーブルテレビ
(以下、CATVと略記する)システムを利用した集中
監視型セキュリティシステムに用いられる端末装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、戸建て住宅が多数軒を並べる大規
模なニュータウンや、集合住宅群を含む複合型ニュータ
ウンにおける新たなコミュニケーションシステムとし
て、双方向CATVの導入が進んでおり、同時に、地域
防災に適応する情報メディアとして、このような双方向
CATVを利用した集中監視型セキュリティシステム
(以下、単にセキュリティシステムという)が知られて
いる。双方向CATVシステムは、CATV管理センタ
ーと各住戸をオンラインで結び、テレビ映像だけでな
く、各種データ信号の伝送を行うことができるため、こ
のような双方向CATVシステムを利用したセキュリテ
ィシステムによれば、火災、ガス漏れ、侵入等の各住戸
ごとのセキュリティ(防災)情報をCATV管理センタ
ー側に設けられたセンター装置により、集中的に監視す
ることができるとともに、一括してシステムの制御を行
うことができる。
【0003】双方向CATVシステムを利用したセキュ
リティシステムの概略構成について、図面を参照して簡
単に説明する。図7は、セキュリティシステムの概略構
成図である。図7に示すように、セキュリティシステム
は、大別して、各住宅10aに設けられた端末装置群1
0と、CATV管理センター20aに設けられたセンタ
ー装置20と、CATV管理センター20aと各住宅1
0aとを結ぶ伝送路(CATVライン)30と、により
構成される。端末装置群10は、住戸外に設けられ、伝
送路30に接続されるセキュリティインターフェース
(以下、セキュリティI/Fと記す)11及び保安器1
5と、住戸内に設けられ、告知放送受信機12aや住宅
情報盤12b等がユニット化されたホームターミナル1
2と、火災感知器13a、ガス漏れ警報器13b、防犯
ボタン13c等の各種センサと、テレビ受像器14等を
有して構成される。
【0004】一方、CATV管理センター20aは、C
ATVシステム本来のテレビ共聴(VHF、UHF、B
S、FM放送等)、自主放送、告知放送等を伝送路30
を介して各住宅に供給する放送装置と、各住宅からのセ
キュリティ情報を常時監視するとともに、告知放送の切
り換え制御等を行うセンター装置により構成される。放
送装置は、テレビカメラ21、ビデオテープレコーダ2
2、モニタテレビ23、調整卓24、及び、地上波放送
用受信アンテナ25、衛星放送用パラボラアンテナ26
等を有し、また、センター装置は、セキュリティ操作卓
27と、通信制御装置28等を有している。そして、放
送装置及びセンター装置は、ヘッドエンド29を介して
伝送線30に放送信号や制御信号を多重合成して送出す
るとともに、各住宅からのリクエスト信号や報知信号を
受け取る双方向の伝送を行う。また、伝送路30は、同
軸ケーブルや光ファイバーケーブルを信号線路とし、信
号の減衰を補償する双方向増幅器31、信号線路を分
岐、分配するタップオフ32等を有して構成される。
【0005】このような構成において、セキュリティI
/F11は、伝送路30の下り回線を介して伝送される
信号のうち、テレビ、FM信号等の放送信号をテレビ受
像器14に、また、告知放送信号を告知放送受信機12
aに分岐、分配するとともに、各住戸において火災やガ
ス漏れ等が発生した場合、各種センサにより検出される
検出信号を住宅情報盤12bを介して取り込み、伝送路
30の上り回線を介してCATV管理センター20aに
伝送する。CATV管理センター20aでは、各住戸か
ら伝送された信号を解読し、センター装置のモニタや表
示パネルに表示することにより、各住戸及び対象地域の
セキュリティ情報を集中的に監視することができる。
【0006】なお、双方向CATVシステムを利用した
セキュリティシステムは、上述した戸建て住宅が多数軒
を並べるニュータウンに限らず、たとえば、図8に示す
ように、マンション等の集合住宅10a′やオフィスビ
ル等においても適用される。図8のセキュリティシステ
ムにおいては、伝送路30が保安器15を介して集合住
宅10a′の建て屋内に引き込まれ、図示を省略した中
継増幅器や分配機を介して各住戸毎に設けられたセキュ
リティI/F11A、11B、…に接続される。なお、
各住戸内の構成、及び、CATV管理センター及び伝送
路については、上述した構成(図7)と同等であるの
で、その説明を省略する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述したようなセキュ
リティシステムにおいて、落雷や物的な衝撃等による機
器の破損、故障等が発生した場合、長期間(数時間から
数日)にわたって、火災やガス漏れ、侵入等の異常状態
がCATV管理センター側に通知されて、セキュリティ
システムが正常に機能しなくなる事態が発生することが
ある。このような事態が生じた場合、セキュリティシス
テムの監視員は、異常状態の通知を誤報と判断して、作
業員を現地に派遣して故障個所の調査、修理を行わなけ
ればならない。
【0008】すなわち、CATV管理センター側では、
異常状態の通知が継続して表示されるのみで、実際の故
障個所を詳しく判別することはできないため、作業員が
現地に出向いて、次のような作業を行う必要がある。具
体的な作業内容は、住戸内に設けられたホームターミナ
ル(住宅情報盤)と、住戸外に設けられたセキュリティ
I/Fとを接続している信号線を取り外し、CATV管
理センター側で異常通知が継続しているか否かを確認す
る。そして、異常通知が解消された場合には、住戸内に
故障箇所が存在すると判断し、異常通知が解消されない
場合には、セキュリティI/Fの故障と判断して、それ
ぞれの故障に最適な処置を講じてシステムの修理、復旧
を図る。
【0009】ここで、上述した一連の作業は、当然のこ
とながら、システムや機器の知識に精通した専門の作業
員が行う必要があり、かつ、故障個所の検知のために、
作業員が現地に出向いて種々の作業を行ない、適切な対
策を講じなければならず、誤報発生時の復旧に要する人
的及び時間的な負担が極めて大きい上、破損個所の調
査、修理に要する作業工数が多く、煩雑であるという問
題を有している。したがって、セキュリティシステムの
住戸外に設置された機器(セキュリティI/F)の破損
であるか、住戸内(各種センサ、住宅情報盤)の破損で
あるかが、作業員が現地に出向く前に把握できれば、故
障箇所を早期、かつ、適切に修理することができる。
【0010】ところで、セキュリティシステムの保守を
簡易にする技術としては、たとえば特開平10−136
332号公報等に記載されているように、複数の監視端
末装置をセンター装置からポーリング制御して、各監視
端末からのレスポンス信号に対する受信状態に基づいて
伝送路の異常であるか、監視端末装置の異常であるかを
切り分けて判定することが知られている。このような特
開平10−136332号公報等に記載された技術は、
複数の監視端末装置からの受信状態の変化に基づいて異
常を判定するものである上、複数の受信状態を記憶する
手段を必要とし、さらに、異常発生箇所が伝送路である
か監視端末装置の異常であるか判定するものにすぎな
い。しかしながら、落雷等が原因で発生する異常状態の
場合、統計的に見ると、伝送線路に比較して保安器より
も末端の住戸内外に設けられたセキュリティI/Fや住
宅情報盤、各種センサにおいて発生する確率が高く、上
述したような問題を良好に解決することはできない。
【0011】そこで、本発明は、上述した問題を解決す
ることを目的とし、落雷等によるシステムの破損、故障
箇所の調査、修理に要する人的かつ時間的な負担を軽減
するとともに、故障箇所を早期に把握し、適切に修理す
ることができるセキュリティシステムの端末装置を提供
するものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1記載のセキュリ
ティシステムの端末装置は、住戸内で発生する各種の異
常状態を検出するセンサと、該センサから出力された検
出信号を信号線を介して移報する情報盤と、該情報盤か
ら移報された検出信号を判別して判別情報を双方向ケー
ブルテレビシステムの伝送路を介してセキュリティセン
ターに伝送するインターフェースと、を備えたセキュリ
ティシステムの端末装置において、前記インターフェー
スは、前記信号線を電気的に遮断して、前記情報盤との
接続状態を切り換えるスイッチ手段と、前記情報盤と電
気的に接続された第1の状態と、前記スイッチ手段によ
り前記情報盤と電気的に遮断された第2の状態における
前記信号線の信号電位を検出する電圧検出手段と、前記
セキュリティセンターからの指令信号に基づいて、前記
スイッチ手段を切り換え制御するとともに、前記電圧検
出手段により検出された信号電位に基づいて前記判別情
報を生成して、前記セキュリティセンターに伝送する制
御手段と、を有することを特徴とする。
【0013】請求項2記載のセキュリティシステムの端
末装置は、請求項1記載のセキュリティシステムの端末
装置において、前記制御手段は、前記情報盤と電気的に
接続された第1の状態と、前記スイッチ手段により前記
情報盤と電気的に遮断され、高電位レベルが印加された
第2の状態と、前記スイッチ手段により前記情報盤と電
気的に遮断され、低電位レベルが印加された第3の状態
に、前記スイッチ手段を切り換え制御し、前記電圧検出
手段は、前記第1、第2及び第3の状態における前記信
号線の信号電位を検出することを特徴とする。
【0014】すなわち、本発明に係るセキュリティシス
テムの端末装置は、落雷等によりセキュリティセンター
において異常状態の通知が継続する場合に、セキュリテ
ィセンターから送出される指令信号に基づいて、スイッ
チ手段を切り換え制御し、センサ及び情報盤と、インタ
ーフェースとの接続状態を遮断して、センサ及び情報盤
と、インターフェースの機能状態を個別に確認して故障
個所を把握するものである。この場合、センサ及び情報
盤と、インターフェースとを接続する信号線を遮断する
とともに、所定の電位レベルを印加することにより、故
障個所及び故障状態をより正確に把握することが可能と
なる。したがって、セキュリティセンター側でセキュリ
ティ情報を一括管理できるとともに、故障個所の特定が
容易となり、現地での調査、修理作業の工数削減や、効
率の向上を図ることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るセキュリティ
システムの端末装置について、実施の形態を示して具体
的に説明する。 <第1の実施形態>図1は、第1の実施形態に係るセキ
ュリティシステムの端末装置を示す概略図である。図1
に示すように、セキュリティシステムの端末装置に適用
されるセキュリティI/F11は、スイッチ回路11a
と、制御回路11bとを有して構成されている。
【0016】スイッチ回路11aは、スイッチ制御信号
Sswに基づいて、セキュリティI/F11の制御回路1
1bと、住宅情報盤12bの各移報回路C1、…Cnを
接続する信号線L1、…Lnを電気的に遮断する。ここ
で、各信号線L1、…Lnには、高電位レベルVa(た
とえば、12V)が抵抗を介して接続され、スイッチ回
路11aがON状態(A接点)のときには、信号線L
1、…Lnには火災感知器13a、ガス漏れ警報器13
b、防犯ボタン13c等の各種センサからの検出信号が
移報回路C1、…Cnを介して所定の電位で印加されて
いる(第1の状態)。一方、スイッチ回路が11aがO
FF状態(B接点)のときには、セキュリティI/F1
1は住宅情報盤12bから電気的に分離され、信号線L
1、…Lnには高電位レベルVaが印加されず、信号線
L1、…Lnは開放している(第2の状態)。
【0017】制御回路11bは、火災感知器13a、ガ
ス漏れ警報器13b、防犯ボタン13c等の各種センサ
からの検出信号を住宅情報盤12bの移報回路C1、…
Cn及び信号線L1、…Lnを介して受け取り、火災
や、ガス漏れ、侵入等が発生しているか否かを電圧レベ
ルにより判別し、異常状態が発生していると判別した場
合には、その判別情報を伝送路30の上り回線を使っ
て、図示を省略したCATV管理センターのセンター装
置に送信するとともに、センター装置側において、長期
にわたって異常状態が通知された場合に、伝送路30の
下り回線を介して送信される指令信号に基づいて、スイ
ッチ制御信号Sswを生成、出力して、スイッチ回路11
aを切り換え制御する。
【0018】ここで、火災感知器13a、ガス漏れ警報
器13b、防犯ボタン13c等の各種センサが接続され
る移報回路C1、…Cnは、異常状態を検出していない
通常の状態においては、OFF状態にあって信号線L
1、…Lnには、それぞれ高電位レベルが印加され、セ
ンサが異常状態を検出すると、当該センサが接続された
移報回路のみがON状態になって信号線に、GNDレベ
ル(低電位レベル:0V、もしくは、0V程度)が印加
される。判別回路11bは、信号線に印加される電圧レ
ベルが0V又は0Vと判別される許容範囲内にあると
き、異常状態が発生したものと判定する。
【0019】次に、上述した本実施形態における判別可
能な異常発生パターンについて、図面を参照して説明す
る。まず、各住戸から発せられる異常状態を示すパター
ンについて説明する。図2は、異常発生パターンの分類
を示す図であって、センター装置側で異常状態が長期に
わたって通知された場合の発生原因について示したもの
である。図2に示すように、異常状態の発生原因を分類
すると、住宅情報盤12b又は各種センサが破損、故障
し、住宅情報盤12b側の原因により信号電位が0Vで
あると判断される場合(パターンA1)、又は、セキュ
リティI/Fが破損、故障し、伝送路を介して送出され
る判別情報が異常である場合(パターンB1)、あるい
は、これら2つの原因が重合している場合(パターンC
1)の3つのパターンが考えられる。
【0020】次いで、本実施形態における異常状態の判
別処理について、図面を参照して説明する。図3は、本
実施形態における異常状態の判別結果を示す図である。
センター装置側で異常状態が長期にわたって通知され、
センター監視員が誤報と判断した場合、センター装置か
ら誤報を発生している住戸の該当するセンサについて、
接続スイッチ回路11aを切り換え制御して信号線の接
続状態を遮断するように指令信号を送信することによ
り、当該センサに移報回路を介して接続された信号線
と、セキュリティI/Fとが電気的に切り離され、信号
線には、所定の高電位レベルが印加される。これによ
り、信号線は、移報回路がOFF状態にあるときと同等
の電圧レベルに印加されることになる。したがって、ス
イッチ回路11aの切り換えにより制御回路11bが高
電位レベルを検出し、正常状態にあると判断した場合に
は、異常状態を通知する判別情報の送出が停止され、セ
ンター装置側での異常状態の表示は解消される。このと
き、住宅情報盤12bを接続した状態では異常状態が検
出され、切り離した状態では正常状態が検出されている
ため、セキュリティI/F11は正常状態にあり、住宅
情報盤12b又はセンサに異常が発生している(パター
ンA1)と結論付け、異常箇所を住戸内に設置された機
器と特定することができる。
【0021】一方、スイッチ回路11aの切り換えによ
っても、制御回路11bが低電位レベルを検出して、異
常状態にあると判断した場合には、異常状態を通知する
判別情報が継続して送出され、センター装置側での異常
状態の表示が継続される。このとき、住宅情報盤12b
を接続した状態においても、また、切り離した状態にお
いても異常状態が検出されているため、セキュリティI
/F11に異常が発生していると判断することができる
が、セキュリティI/F11の異常に加え、住宅情報盤
12b又はセンサにも異常が発生している可能性も否定
できない。そのため、少なくともセキュリティI/F1
1に異常が発生している(パターンB1、C1)と結論
付け、作業員が現地に出向いて調査する際に、住戸外の
セキュリティI/Fとともに、住戸内に設置された機器
の再調査を行うように作業内容を指示することができ
る。
【0022】<第2の実施形態>次に、本発明に係るセ
キュリティシステムの端末装置における第2の実施形態
について、図面を参照して説明する。図4は、第2の実
施形態に係るセキュリティシステムの端末装置を示す概
略図である。本実施形態は、上述した第1の実施形態に
おいて、スイッチ回路11aにより信号線L1、…Ln
を電気的に遮断して、高電位レベルを印加する第2の状
態に加え、低電位レベル(GNDレベル:0V)を印加
する第3の状態に切り換え制御されることを特徴として
いる。すなわち、図4に示すように、スイッチ回路11
aは、高電位レベルが印加されるB接点を有するととも
に、低電位レベルに接続されたC接点を有し、制御回路
11bからのスイッチ制御信号Sswに基づいて、切り換
え制御される。
【0023】次に、本実施形態における異常状態の判別
処理について、図面を参照して説明する。図5は、本実
施形態における異常状態の判別結果を示す図である。本
実施形態における異常状態の判別処理は、まず、上述し
た第1の実施形態において示したように、スイッチ回路
11aをB接点に切り換え制御して信号線の接続状態を
遮断し、所定の高電位レベルを印加して、異常状態の解
消状況から図3に示すような判別結果を得る。次いで、
スイッチ回路11aをC接点に切り換え制御して信号線
に所定の低電位レベルを印加する。これにより、信号線
は、移報回路がON状態にあるときと同等の電圧レベル
に印加されることになる。
【0024】したがって、スイッチ回路11aの切り換
えにより制御回路11bが低電位レベルを検出し、異常
状態にあると判断した場合には、異常状態を通知する判
別情報が継続して送出される。このとき、B接点におい
て印加された高電位レベルに対して、制御回路11bに
より正常に高電位レベルが検出されていた場合には、信
号線への高電位レベル及び低電位レベルの双方の印加状
態について、正常に信号電位が検出され、かつ、センタ
ー装置への判別情報の送出も正常である(パターンA
1)と結論付けることができるため、セキュリティI/
F11は正常状態にあり、誤報の原因が住宅情報盤12
b又は各種センサの破損又は故障であると特定すること
ができる。
【0025】また、B接点において印加された高電位レ
ベルに対して、制御回路11bにより正常に高電位レベ
ルが検出されていなかった場合には、少なくとも信号線
への高電位レベルの印加状態について、信号電位の検出
が異常である(パターンB1)と結論付けることができ
るとともに、信号線と低電位レベルとの短絡や、制御回
路11bの電圧検出機能の麻痺により、異常が発生して
いる可能性が高いため、作業員が現地に出向いて調査す
る際に、住戸外のセキュリティI/Fの制御回路11b
の電圧検出機能と信号線を重点的に再調査を行うように
作業内容を指示することができる。なお、この場合、住
宅情報盤12b及び各種センサの故障の可能性が解消さ
れたわけではないので、現地調査において、住戸内の機
器についても調査を行う必要がある。
【0026】一方、スイッチ回路11aをC点に切り換
え場合に、制御回路11bが低電位レベルを検出せず、
異常状態と判断しなかった場合には、異常状態を通知す
る判別情報の送出が停止される。このとき、A接点にお
いて住宅情報盤12bや各種センサが接続された状態で
は低電位レベルが検出され、C接点において低電位レベ
ルが検出されていないため、B接点において印加された
高電位レベルに対する電圧検出結果に関わらず、信号線
に対する低電位レベルの印加が異常である(パターンB
1)と結論付けることができるとともに、少なくともセ
キュリティI/F11の低電位レベルの変動や、スイッ
チ回路11aにおける接点不良により、異常が発生して
いる可能性が高いため、作業員が現地に出向いて調査す
る際に、住戸外のセキュリティI/Fの制御回路11b
の低電位電源とスイッチ回路11aを重点的に再調査を
行うように作業内容を指示することができる。なお、こ
の場合においても、住宅情報盤12b及び各種センサの
故障の可能性が解消されたわけではないので、現地調査
において、住戸内の機器についても調査を行う必要があ
る。
【0027】なお、図4に示した3接点を有するスイッ
チ回路11aとして、図6に示すように、2接点を有す
るスイッチ回路11aと、信号線Lの低電位レベルへの
接続を制御するトランジスタスイッチQを設け、スイッ
チ回路11aを第1のスイッチ制御信号S1により切り
換え制御し、トランジスタスイッチQを第2のスイッチ
制御信号S2により導通制御する構成を用いることもで
きる。この場合、まず、第1のスイッチ制御信号S1に
よりスイッチ回路11aを制御して、信号線の電気的な
接続状態を遮断するとともに、B接点に接続して信号線
に高電位レベルを印加し、次いで、第2のスイッチ制御
信号S2によりトランジスタスイッチQを制御して、信
号線に低電位レベル印加することにより、上記実施形態
と同様の判別処理を実行することができる。
【0028】
【発明の効果】請求項1記載のセキュリティシステムの
端末装置によれば、双方向CATVシステムを利用した
セキュリティシステムの端末装置において、各住戸内に
設けられる情報盤及び各種センサと、住戸外に設けられ
るインターフェースと接続する信号線を、セキュリティ
センターからの指令信号に基づいて電気的に遮断し、そ
の前後の信号線の信号電位に基づく判別情報をセキュリ
ティセンターに伝送することにより、現地に作業員が出
向く前に、セキュリティシステムの住戸外に設置された
機器の異常であるか、住戸内の機器の異常であるかを、
概略把握、特定することができため、異常発生時の復旧
に要する人的及び時間的な負担を軽減して、故障箇所を
早期、かつ、適切に修理することができる。
【0029】また、請求項2記載のセキュリティシステ
ムの端末装置によれば、スイッチ手段により信号線に印
加される信号電位を、情報盤及び各種センサに接続され
た第1の状態と、情報盤と電気的に遮断され、高電位レ
ベルが印加された第2の状態と、情報盤と電気的に遮断
され、低電位レベルが印加された第3の状態に切り換え
制御することができるため、各印加電圧に対する電圧検
出結果に基づいて、故障個所及び故障状態をより正確に
把握、特定することができる。したがって、セキュリテ
ィセンター側でセキュリティ情報を一括管理できるとと
もに、故障個所の特定が容易となり、現地での調査、修
理作業の工数削減や、効率の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態に係るセキュリティシステムの
端末装置を示す概略図である。
【図2】異常発生パターンの分類を示す図である。
【図3】本実施形態における異常状態の判別結果を示す
図である。
【図4】第2の実施形態に係るセキュリティシステムの
端末装置を示す概略図である。
【図5】本実施形態における異常状態の判別結果を示す
図である。
【図6】本実施形態におけるスイッチ回路の構成例を示
す図である。
【図7】セキュリティシステムの概略構成図である。
【図8】集合住宅におけるセキュリティシステムの概略
構成図である。
【符号の説明】
10 端末装置群 11 セキュリティI/F(インターフェース) 11a スイッチ回路(スイッチ手段) 11b 制御回路(電圧検出手段、制御手段) 12 ホームターミナル 12a 告知放送受信機 12b 住宅情報盤(情報盤) 13a 火災感知器(センサ) 13b ガス漏れ警報器(センサ) 13c 防犯ボタン(センサ) 14 テレビ受像器 15 保安器 20 センター装置 20a CATV管理センター(セキュリティセンタ
ー) 30 伝送路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】住戸内で発生する各種の異常状態を検出す
    るセンサと、該センサから出力された検出信号を信号線
    を介して移報する情報盤と、該情報盤から移報された検
    出信号を判別して判別情報を双方向ケーブルテレビシス
    テムの伝送路を介してセキュリティセンターに伝送する
    インターフェースと、を備えたセキュリティシステムの
    端末装置において、 前記インターフェースは、 前記信号線を電気的に遮断して、前記情報盤との接続状
    態を切り換えるスイッチ手段と、 前記情報盤と電気的に接続された第1の状態と、前記ス
    イッチ手段により前記情報盤と電気的に遮断された第2
    の状態における前記信号線の信号電位を検出する電圧検
    出手段と、 前記セキュリティセンターからの指令信号に基づいて、
    前記スイッチ手段を切り換え制御するとともに、前記電
    圧検出手段により検出された信号電位に基づいて前記判
    別情報を生成して、前記セキュリティセンターに伝送す
    る制御手段と、を有することを特徴とするセキュリティ
    システムの端末装置。
  2. 【請求項2】前記制御手段は、前記情報盤と電気的に接
    続された第1の状態と、前記スイッチ手段により前記情
    報盤と電気的に遮断され、高電位レベルが印加された第
    2の状態と、前記スイッチ手段により前記情報盤と電気
    的に遮断され、低電位レベルが印加された第3の状態
    に、前記スイッチ手段を切り換え制御し、 前記電圧検出手段は、前記第1、第2及び第3の状態に
    おける前記信号線の信号電位を検出することを特徴とす
    る請求項1記載のセキュリティシステムの端末装置。
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