JPH10334383A - 防災監視システム - Google Patents

防災監視システム

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JPH10334383A
JPH10334383A JP13966997A JP13966997A JPH10334383A JP H10334383 A JPH10334383 A JP H10334383A JP 13966997 A JP13966997 A JP 13966997A JP 13966997 A JP13966997 A JP 13966997A JP H10334383 A JPH10334383 A JP H10334383A
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JP13966997A
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Inventor
Takenori Hara
武徳 原
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Hochiki Corp
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Hochiki Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】受信機や中継盤側における保守点検が容易にで
き、装置構成を簡略化してコストダウンできる。 【解決手段】受信機1から引き出された伝送路2に火災
感知器3を接続して火災等の防災情報を監視し、受信機
1に伝送路7を介して表示盤6を接続し、受信機1から
伝送された防災情報を表示する。表示盤6には、受信機
及び端末装置を点検する点検部8が設けられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、受信機や中継盤か
ら引き出された伝送路に端末装置を接続して火災、ガス
漏れ等の防災情報を監視し、更に受信機や中継盤に伝送
路を介して防災情報を表示する表示盤を接続し、この表
示盤に点検器の機能を設けた防災監視システムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の防災監視システムにあっ
ては、例えば図8のように、受信機101から引き出さ
れた監視用伝送路102に火災感知器103等の異常検
出器を接続すると共に、制御用伝送路104に防排煙機
器、地区音響装置等の端末制御機器105を接続してい
る。
【0003】火災感知器103の検出情報から受信機1
01が火災を判断すると、火災警報を行うと共に連動制
御情報に基づき火災発生地区に対応した端末制御機器1
05を制御駆動して地区音響の鳴動や防排煙機器の作動
を行う。更に受信機に対してはRS485等のインタフ
ェースに適合した伝送路107を介して表示盤106を
接続し、受信機101の防災情報を表示盤106に送っ
て表示させている。
【0004】図9は従来の分散型の防災監視システムで
あり、火災等の異常の監視制御を行うアドレス#1,#
2をもった複数の中継盤115を分散配置しており、中
継盤115は、監視用伝送路102により火災感知器1
03等の異常検出器を接続し、また制御用伝送路104
により防排煙機器、地区音響装置等の端末制御機器10
5を接続している。更に中継盤115に対し伝送路11
6bを介して例えば2台の表示盤117を別途接続し、
中継盤115の防災情報を表示盤117に送って表示さ
せている。
【0005】このような従来の防災監視システムにあっ
ては、定期的にシステムの点検が必要であり、図8のシ
ステムでは、受信機101に点検器108を接続して受
信機101側の点検を行っている。また図9の分散配置
したシステムでは、受信機111に伝送路116aによ
って点検器118aを接続して受信機111側を点検
し、また中継盤115についても伝送路116bによっ
て点検器118bを接続して中継盤115側を点検して
いる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
受信機及び中継器の点検にあっては、専用の点検器を現
場に運び込んで受信機又は中継盤にその都度接続しなけ
ればならず、点検が簡単にできない問題がある。また受
信機及び中継盤に点検器を接続するための専用のコネク
タを必要とし、更に点検器と受信機又は中継盤との間で
点検のために試験コマンドや試験発報情報等の伝送を必
要とするため、防災監視のための伝送ラインに加え点検
器専用の伝送ラインを必要とし、装置構成が複雑にな
り、その分、コストアップになる問題があった。
【0007】本発明は、このような従来の問題点に鑑み
てなされたもので、受信機や中継盤側における保守点検
が容易にでき、装置構成を簡略化してコストダウンでき
るようにした防災監視システムを提供することを目的と
する。
【0008】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
本発明は次のように構成する。本発明は、受信機から引
き出された伝送路に端末装置を接続して火災、ガス漏れ
等の防災情報を監視し、更に受信機に伝送路を介して接
続された表示盤に受信機の防災情報を表示する防災監視
システムを対象とし、表示盤に、受信機及び端末装置を
点検する点検部を設けたことを特徴とする。
【0009】また本発明は、分散配置された複数の中継
盤の防災情報を幹線伝送路で接続した受信機で集中的に
表示し、中継盤から引き出された端末伝送路に端末装置
を接続して火災、ガス漏れ等の防災情報を監視し、更に
中継盤及び受信機の各々に伝送路を介して表示盤を接続
して防災情報を表示する防災監視システムを対象とし、
受信機に接続した表示盤に、受信機、中継盤及び端末装
置を点検する受信機点検部を設け、また中継盤に接続し
た表示盤には、中継盤及び端末装置を点検する中継盤点
検部を設けたことを特徴とする。
【0010】このように受信機または中継盤に伝送路を
介して外部接続している防災表示盤に点検器としての機
能を持たせたことで、専用の点検器を不要にし、受信機
及び中継器については点検器接続用のコネクタや点検専
用の伝送ラインを不要とし、装置構成を簡単にし、シス
テム全体としてのコストを低減できる。また点検器を準
備して点検の際に現場に運び込む必要がなく、表示盤に
おいて容易に保守点検ができ、点検作業を行い易くする
ことができる。
【0011】表示盤の点検部は、受信機又は中継盤に対
し点検を指示すると共に点検結果を表示する点検処理部
と、受信機又は中継盤に点検モードヘの切替えを要求
し、受信機又は中継盤から点検モードへの切替応答を受
信した際に、防災情報の表示処理から前記点検処理部の
処理に切り替える第1モード切替部を備える。また受信
機及び中継盤は、表示盤からの点検指示に基づいて自分
自身及び端末装置の点検を実行する点検実行部と、表示
盤から点検モードへの切替要求を受信した際に、定常処
理から点検実行部の処理に切り替えて応答情報を表示盤
に送信する第2モード切替部を備える。
【0012】表示盤の第1モード切替部は、受信機又は
中継盤に点検モードへの切替要求を行った際に第1タイ
マを起動する。そして、第1タイマの設定時間内に点検
モードの確認応答が得られた場合は、点検モードに切り
替えて受信機又は中継盤に切替後のモードを通知する。
また第1タイマの設定時間を経過しても点検モードの確
認応答が得られなかった場合は、点検モードへの切替え
を禁止して元の処理モードに戻す。
【0013】受信機又は中継盤の第2モード切替部は、
表示盤から点検モードへの切替要求を受信した際に点検
モードに切り替えると共に第2タイマを起動する。そし
て、第2タイマの設定時間内に表示盤からモード通知を
受信した場合は現在の自己の切替モードと比較し、受信
モードに一致している場合は切替え成功と判断して点検
を開始する。これに対し第2タイマの設定時間を経過し
てもモード通知を受信しなかった場合、又は受信モード
と不一致の場合は、自己のモード切替えを禁止する。
【0014】このように表示盤の点検部からのコマンド
伝送による点検モードへの切替えに対し、表示盤と受信
機又は中継盤との間でモード切替えの確認照合を行うこ
とで、モード切替えの信頼性を保証する。また点検モー
ドへの切替えがエラーとなった場合には、表示盤及び受
信機の両方について切替前の定常モードに戻すフェイル
セーフ動作を行っており、点検モードへ切り替える際の
エラーによって、受信機側の防災監視機能が失われてし
まうことを確実に防止する。
【0015】
【発明の実施の形態】図1は本発明の防災監視システム
のシステム構成図であり、受信機で端末側を集中監視す
るシステムを例にとっている。管理人室などに設置され
た受信機1からは監視用伝送路2が引き出され、監視用
伝送路2に伝送機能を備えた火災感知器3を接続してい
る。また受信機1からは制御用伝送路4が引き出され、
制御用伝送路4には伝送機能を備えた端末制御機器5が
接続される。端末制御機器5としては、地区音響装置や
防排煙機器などが使用される。
【0016】受信機1は監視用伝送路2に接続している
火災感知器3のアドレスを順次指定しながら、呼出コマ
ンドを送信して検出情報を応答させている。火災により
いずれかの火災感知器で火災発報が判断されると、受信
機1に対し割込み信号が送出され。この割込み信号をを
受けて受信機1は、監視用伝送路2に接続している複数
の火災感知器3に対する発報感知器の検索処理を行って
発報感知器を特定し、発報した感知器に対し継続的に検
出データの応答伝送を要求する。
【0017】また受信機1で火災感知器3の火災発報に
基づいて火災が判断されると、火災発生地区に対応して
設置している地区音響装置や防排煙機器などの端末制御
機器5に対しアドレスを指定した制御コマンドを送っ
て、地区音響や防排煙機器の作動を行わせる。受信機1
に対しては、RS485などのインタフェースを用いた
伝送路7によって表示盤6が接続されている。表示盤6
は、受信機1における防災監視情報の伝送を受けて防災
監視情報の表示処理を行っている。また表示盤6には受
信機1と同等な操作部、表示部、音声警報部などの入出
力機能が設けられている。
【0018】本発明の防災監視システムにあっては、受
信機1に伝送路7を介して接続している表示盤6に点検
部8としての機能を持たせている。このため、表示盤6
に設けている点検部8を使用して、受信機1及び受信機
1に監視用伝送路2を介して接続している火災感知器3
や制御用伝送路4を介して接続している端末制御機器5
の点検を行うことができる。
【0019】図2は図1の防災監視システムにおける受
信機1及び表示盤6の回路ブロック図である。まず受信
機1にはRAM9を備えた受信機MPU10が設けら
れ、受信機MPU10に対して設けられた端末伝送部1
1からは監視用伝送路2aが引き出され、伝送機能を備
えた中継器27を介して火災感知器3を接続している。
また受信機MPU10に対して設けた端末制御部12か
らは制御用伝送路4が引き出され、伝送機能を備えた中
継器28を介して制御用端末機器5を接続している。
【0020】また制御用端末機器5として例えば防排煙
機器のように作動位置の検出情報が必要な場合には、端
末伝送部11より引き出された監視用伝送路2bを中継
器28に接続しており、この監視用伝送路2bによる中
継器28の呼出しで制御用端末機器5における作動状態
に関する検出情報を伝送制御部11によって受信機MP
U10が収集できるようにしている。
【0021】受信機MPU10に対しては、表示部1
3、音声合成部14、操作部15、シリアル移報部1
6、パラレル移報部17及び表示盤伝送部18が設けら
れている。表示盤6は受信機1に設けている表示盤伝送
部18から引き出されたRS485インタフェースなど
の伝送路7に接続される。表示盤6には、RAM19を
備えた表示盤MPU20が設けられ、表示盤MPU20
は表示盤伝送部21により伝送路7を介して受信機1側
と接続される。表示盤MPU20に対しては、操作部2
2、表示部23、音声合成部24が設けられる。
【0022】また表示盤MPU20は受信機1から伝送
された防災情報の表示制御部としての機能に加え、図1
に示したように点検部8としての機能を備えている。こ
の点検部8としての機能に対応して表示盤MPU20に
対しては、アドレス設定部25とモード切替部26を設
けている。モード切替スイッチ26は表示盤MPU20
に対し、定常監視状態における防災情報の表示制御機能
と点検の際の点検機能との切替えを指示する。
【0023】このモード切替スイッチ26としては、表
示盤6に設けている専用のモード切替スイッチあるいは
表示盤6に設けているアドレス設定用のディップスイッ
チを使用した特定のモード切替番号のセット、更にはデ
ィップスイッチについてモード切替用の専用のビットを
用意した切替機能など、適宜のモード切替えのハードウ
ェアを提供できる。またソフトウェア上のスイッチでも
切替可能である。例えば、表示部にモードを表示させ、
操作部でモード切替の操作をすることができる。
【0024】アドレス設定部25は、モード切替スイッ
チ26より表示盤MPU20を図1の点検部8の点検モ
ードに切り替えた際の点検指示を伝送する受信機1のア
ドレスや、受信機1に接続している火災感知器3や制御
用端末機器5の点検アドレスを設定する。また。点検す
る受信機、中継盤のアドレスは、全てソウトウェア上か
ら指定してもよい。
【0025】また点検モードの切替えに伴い、操作部2
2のスイッチや押し釦は点検に必要な操作スイッチとし
て使用することができ、表示部23にあっては、表示盤
MPU20による点検処理の実行に伴う各種の点検に関
する情報が表示される。即ち、表示盤6をモード切替ス
イッチ26により点検モードに切り替えると、少なくと
も図8に示した従来の外部接続する点検器108と同等
な点検機能が実現できる。
【0026】図3は図2の表示盤MPU20及び受信機
MPU10で実現される本発明の防災監視システムにお
ける点検処理の機能ブロック図である。まず表示盤6に
あっては、表示盤MPU20によって点検処理部30、
表示制御部32、第1タイマ36を備えた第1モード切
替部34としての機能が実現される。一方、受信機1に
あっては、受信機MPU10によって点検実行部40、
監視制御部42、及び第2タイマ46を備えた第2モー
ド切替部44としての機能が実現される。なお、受信機
1側の監視制御部42には火災感知器や制御用端末機器
を端末装置48として接続している。
【0027】表示盤6に設けた第1モード切替部34
は、図2に示したモード切替部26による点検モードへ
の切替指示を受けて、表示盤6に設けている表示制御部
32の処理機能から点検処理部30による処理機能に切
り替える。表示盤6の第1モード切替部34に対応し
て、受信機1側には第2モード切替部44が設けられ
る。第2モード切替部44は、表示盤6の第1モード切
替部34より点検モードへの切替指示を受けると、受信
機1に設けている監視制御部42の処理から点検実行部
40の処理に処理機能を切り替える。このため表示盤6
における点検モードの切替えで、第1モード切替部34
及び受信機1の第2モード切替部44のそれぞれが点検
モードに切り替わると、表示盤6の点検処理部30及び
受信機1の点検実行部40の機能が有効となり、表示盤
6の点検処理部30からの点検指示に基づき、受信機4
0の点検実行部10で受信機1自体、更には端末装置4
8の点検動作を実行する。
【0028】点検実行部40による点検項目は、受信機
1の監視制御部42の点検、伝送路を介して接続してい
る端末装置48の動作試験がある。端末装置48として
は、図2のように火災感知器3と制御用防排煙機器があ
り、火災感知器3については火災発報試験を行い、端末
制御機器5としての防排煙機器にあっては、起動、復帰
などの作動試験を行うことになる。更に、点検器から受
信機の復旧操作やアナログ感知器の感度切替え、防犯機
器のセット・リセット等も行うことができる。
【0029】表示盤6の第1モード切替部34と受信機
1に設けた第2モード切替部44による通常モードから
点検モードへの切替えに際しては、受信機1と表示盤6
を接続しているRS485インタフェースに従った伝送
路7を使用した要求電文と応答確認電文のやり取りを通
じて点検モードへの切替えが行われる。基本的には、表
示盤6の第1モード切替部34が受信機1の第2モード
切替部44に点検モード切替要求電文を送信し、この切
替要求電文を第2モード切替部44で受信して受信機1
における点検モードへの切替えを行う。第1モード切替
部34で点検モード切替電文を送信する際には、第1タ
イマ36を起動する。
【0030】第1タイマ36の設定時間内に受信機1の
第2モード切替部44より切替要求電文に対する切替応
答電文が受信されれば、受信機1に対し正常に切替要求
電文が送信できたものと判断し、第1モード切替部34
は表示盤6における点検モードへの切替えを行った後、
切替後の自分自身のモード状態即ち点検モードを確認電
文により受信機1の第2モード切替部44に送る。
【0031】受信機1の第2モード切替部44にあって
は、表示盤6の第1モード切替部34より点検モードへ
の切替要求電文を受信すると、受信機1のモードを定常
モードから点検モードに切り替えた後、切替応答電文を
受信盤6に返送し、更に第2タイマ46を起動する。第
2タイマ46は、設定時間内に表示盤6より点検モード
への切替後のモード通知電文の受信を監視している。
【0032】第2タイマの設定時間内に表示盤6よりモ
ード切替後のモード通知電文を受信すると、受信モード
とこのときの受信機1における切替モードとを比較し、
両者が一致していれば正常に点検モードに切り替わった
ものと判断する。これに対し表示盤6からの受信モード
が受信機1の現在モードと不一致の場合には点検モード
への切替えは失敗したと判断して元のモードに戻す。
【0033】更に、表示盤6側に自己の現在モードをモ
ード通知電文により知らせ、表示盤6側での受信モード
の不一致を判別させてエラーを認識し、強制的に元の表
示制御部32による表示制御モードに回復させるように
している。また第2タイマ46の設定時間内に表示盤6
側よりモード通知電文がなければ、この場合にも表示盤
6側にエラーがあったものと判断し、元のモードに戻
し、また表示盤6側に自己のモードを通知してエラー処
理を行わせる。
【0034】図4は図3の表示盤6における点検モード
へのモード切替処理のフローチャートである。ステップ
S1で点検モードへの機能切替えを判別すると、ステッ
プS2で受信機1に対しモード切替要求電文を送信す
る。この切替要求電文と同時に、ステップS3で第1タ
イマ36をセットしてスタートする。次にステップS4
で受信機1側から切替応答電文を受信したか否かチェッ
クしており、切替応答電文を受信するまでは、ステップ
S5で第1タイマ36のタイムアップを監視している。
受信機1より正常に切替応答電文を受信すると、ステッ
プS6に進んで第1タイマ36をリセットし、ステップ
S7で、このとき指定された点検モードへの切替処理を
行う。モード切替えが済むとステップS8で、受信機1
に対し切替後のモードを通知する。
【0035】一方、ステップS4で受信機1から切替応
答電文を受信せず、第1タイマ36がステップS5でタ
イムアップしたとすると、ステップS9で第1タイマ3
6をリセットした後、ステップS10で機能切替えを強
制的に切替前のモードに戻し、ステップS11で表示部
によるエラー表示や音声合成部によるエラーメッセージ
の出力を行う。
【0036】図5は図3の受信機1側におけるモード切
替処理のフローチャートである。まずステップS1で表
示盤6より機能切替要求電文の受信の有無をチェックし
ており、機能切替要求電文を受信するとステップS2に
進んで、要求電文で指定されたモード例えば点検モード
への切替処理を実行する。モード切替えが済むと、ステ
ップS3で表示盤6に対し切替応答電文を送信し、ステ
ップS4で第2タイマ46をセットしたスタートする。
【0037】第2タイマ46の設定時間内にあっては、
ステップS5で表示盤6よりモード通知が受信できたか
否かチェックしており、受信できなければ、ステップS
6で第2タイマ46のタイムアップを判別している。ス
テップS5で正常に表示盤6からのモード通知を受信す
ると、ステップS7で第2タイマ46をリセットした
後、表示盤6からの受信モードと切替えが済んだ自分の
モードとがあっているか否かをステップS8で照合す
る。
【0038】受信モードと自分のモードが一致していれ
ば、ステップS9で切替成功の表示を行い、一連のモー
ド切替処理を終了して切替後のモードによる例えば点検
モードの処理に入る。一方、ステップS5で表示盤6か
らのモード通知が正常に受信できなかった場合には、ス
テップS6で第2タイマ46がタイムアップしたことを
判別して、ステップS10に進み、第2タイマ46をリ
セットした後、ステップS11でモード切替えの異常表
示を行い、ステップS12で現在の切替モードを表示盤
6側に通知する。
【0039】この受信機1側からのモード通知は、図4
のステップS1で機能切替えありと判別され、表示盤6
側で元のモードに戻すための処理が行われる。尚、点検
が終了して点検モードから通常モードに戻す場合につい
ても、同様にして、表示盤6側で点検モードから通常モ
ードに切り替えるための機能切替えを行うことで、図4
及び図5の表示盤6及び受信機1側の電文送受信による
処理を通じて点検モードから通常の表示制御及び監視制
御のモードに戻すことができる。
【0040】図6は本発明の他の実施形態のシステム構
成図であり、中継盤を分散配置して監視制御を行う分散
型のシステムを例にとっている。この分散型の防災監視
システムにあっては、受信機50から引き出された幹線
伝送路52に対し、アドレス#1,#2,・・・で示す
複数の中継盤58を分散配置して接続している。中継盤
58は図1の受信機1と同様、監視用伝送路2に火災感
知器3を接続し、制御用伝送路4に端末制御機器5を接
続し、更にRS485インタフェースなどを用いた中継
盤58からの伝送路7bに、この例にあっては2台の表
示盤6bを接続している。この表示盤6bには、それぞ
れ点検部8bとしての機能が設けられている。
【0041】受信機50は、幹線伝送路52を介して接
続している複数の中継盤58における防災監視情報の伝
送を受けて集中的な表示処理を行っている。この受信機
50に対しても、RS485インタフェース等の伝送路
7aを介して表示盤6aが接続されており、表示盤6a
には点検部8aとしての機能が設けられている。図7は
図6の受信機50とアドレス#1の中継盤58の回路ブ
ロック図であり、中継盤58については1台の表示盤6
bを併せて示している。受信機50は受信機MPU60
を有し、幹線伝送部61より引き出された幹線伝送路5
2を介して中継盤58を接続している。受信機MPU6
0に対しては、操作部62、表示部63、音声合成部6
4、パラレル移報部65、シリアル移報部66、表示盤
伝送部67が設けられ、表示盤伝送部67から引き出さ
れた伝送路7aには図6のように表示盤6aが接続され
ている。
【0042】中継盤58は中継盤MPU70に対し端末
伝送部72及び端末制御部73を設けており、端末伝送
部72から引き出された監視用伝送路2aに伝送機能を
備えた中継器27を介して火災感知器3を接続してい
る。また端末制御部73から引き出された制御用伝送路
4には、伝送機能を備えた中継器28を介して地区音響
装置や防排煙機器などの制御用端末機器5を接続してい
る。
【0043】また制御用端末機器5が防排煙機器のよう
に作動位置の検出情報を必要とする場合には、端末伝送
部72から引き出された監視用伝送路2bを中継器28
に接続して検出情報を収集できるようにしている。中継
器MPU70に対しては表示部74、操作部75、シリ
アル移報部76、パラレル移報部77、更に表示盤伝送
部78が設けられ、表示盤伝送部78から引き出された
RS485インタフェースなどの伝送路7bによって表
示盤6bを接続している。表示盤6bは、RAM19b
を備えた表示盤MPU20b、操作22b、表示部23
b、音声合成部24b、アドレス設定部25b、モード
切替部26bを備え、その構成は図2の表示盤6と同じ
である。
【0044】また表示盤6bの表示盤MPU20bによ
り実現される定常モードと点検モードの切替機能は、図
3の表示盤6と同じであり、この場合、受信機1側の機
能が図7の中継盤MPU70の機能に相当する。更に図
7の受信機50の受信機MPU60と表示盤伝送部67
を介して接続した図6の表示盤6aについても、図7の
表示盤6bと同じ回路構成を備えており、その機能も図
3の表示盤6と受信機1の機能と同じになる。
【0045】図6の分散型の防災監視システムにあって
は、受信機50の表示盤6a、及び各中継盤58の表示
盤6bのそれぞれに点検部8a,8bとしての機能が設
けられており、点検部8a,8bが設けられている受信
機または中継盤を点検対象とした点検モードへの切替え
によって点検処理を実行できる。この場合、中継盤58
に接続した表示盤6bの点検部8bによる点検モードの
切替えと点検モードに切り替えたときの点検処理は、図
1の集中監視型のシステム構成、即ち図3のフローチャ
ートの点検処理に対応する。これに対し受信機50に接
続した表示盤6aの点検部8aによる点検にあっては、
例えば受信機50のアドレスを#0、中継盤58のアド
レスを#1,#2,・・・とすると、点検部8aにおい
て任意の点検先のアドレスを指定した点検モードの切替
えができる。例えば表示盤6aの点検部8aで受信機5
0のアドレス#0を指定した点検モードへの切替指示を
行うと、受信機50のみが点検モードに切り替わって受
信機50自身の点検処理が行われる。
【0046】これに対し点検部8aによって中継盤58
のアドレス#1を指定した場合には、点検部8aからの
モード切替要求電文は、受信機50、幹線伝送路52を
経由してアドレス#1の中継盤58に伝送され、表示盤
6aと中継盤58との間で点検モードへの切替処理が行
われる。そして、点検モードへの切替後にアドレス#1
の中継盤58自身及びその端末装置となる火災感知器3
及び端末制御機器5の点検による試験動作を行わせ、試
験結果はアドレス#1の中継盤58から幹線伝送路52
及び受信機50を経由して表示盤6aの点検部8aに送
られて表示される。
【0047】勿論、表示盤6aの点検部8aによって受
信機50のアドレス#0及び中継盤58側のアドレス#
1,#2,・・・の両方を同時に指定することで、受信
機50及び中継盤58側の点検モードへの切替えに伴う
点検処理を行うこともできる。また中継盤58と受信機
50との間も幹線伝送路52による伝送機能があること
から、例えばアドレス#1の中継盤58に設けている表
示盤6bのいずれかの点検部8bにより他の中継盤58
あるいは受信機50に対し点検モードへの切替要求電文
を送って点検モードに切り替えた後、点検処理を行うこ
とができる。
【0048】更に図6の分散システムにあっては、受信
機50の表示盤6a及び中継盤58側の表示盤6bの全
てに点検部8a,8bを設けているが、点検部の機能を
設ける表示盤は受信機、中継盤に接続しているいずれか
1つの受信盤のみであってもよい。更に、分散配置され
た中継盤58の現場側での点検を可能とするためには、
各中継盤58に接続している複数台の表示盤の内の1つ
に点検部を設けることが望ましい。
【0049】
【発明の効果】以上説明してきたように本発明によれ
ば、防災監視システムの受信機もしくは中継盤に接続さ
れている防災表示用の表示盤に点検器としての機能を持
たせて保守点検の際に使用できるようにしたことで、従
来、受信機及び中継盤に点検器を接続するためのコネク
タや点検用の専用の伝送路を別途準備していたものが不
要となり、受信機及び中継盤の構成が簡略化されてシス
テム全体としてのコストダウンを図ることができる。
【0050】また受信機あるいは中継盤に接続されてい
る表示盤に点検機能が設けられていることから、従来の
ように点検器を運び込んでコネクタ接続する準備作業が
不要となり、保守点検のみならず例えば受信機や中継盤
が故障したような場合にも、表示盤の点検部の機能を使
用して異常箇所の検査などの判断を容易に行うことがで
きる。
【0051】更に受信機や中継盤の操作部の機能が故障
したような場合においても、表示盤に点検部としての機
能が設けられたことで、点検のための表示盤に設けてい
る操作部や表示部により受信機や中継盤の故障した操作
部、表示部の機能をバックアップでき、これによってシ
ステム全体としての信頼性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】集中監視制御を行う本発明の防災監視システム
のシステム構成図
【図2】図1の受信機及び表示盤の回路ブロック図
【図3】図2の受信機及び表示盤の点検機能のブロック
【図4】図3の表示盤点検部による点検切替処理のフロ
ーチャート
【図5】図3の受信機点検部による点検切替処理のフロ
ーチャート
【図6】分散監視制御を行う本発明の防災監視システム
のシステム構成図
【図7】図6の受信機、中継盤及び表示盤の回路ブロッ
ク図
【図8】集中監視制御を行う従来システムの点検処理の
説明図
【図9】分散監視制御を行う従来システムの点検処理の
説明図
【符号の説明】
1,18:受信機 2:監視用伝送路 3:火災感知器 4:制御用伝送路 5:端末制御機器 6,6a,6b:表示盤 7,7a,7b:表示盤伝送路 8,8a,8b:点検部 9,19,19b:RAM 10,60:受信機MPU 11,72:端末伝送部 12,73:端末制御部 13,23,63,74:表示部 14,24,64:音声合成部 15,22,62,75:操作部 16,66,76:シリアル移報部 17,65,77:パラレル移報部 18,21,21b,67,78:表示盤伝送部 20,20b:表示盤MPU 25,25b:アドレス設定部 26,26b:モード切替部 27,28:中継器 30:点検指示部 32:表示制御部 34:第1モード切替部 36:第1タイマ 40:点検実行部 42:監視制御部 44:第2モード切替部 46:第2タイマ 48:端末装置 50:受信機 52:幹線伝送路 58:中継盤 61,71:幹線伝送部 70:中継器MPU

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】受信機から引き出された伝送路に端末装置
    を接続して火災、ガス漏れ等の防災情報を監視し、更に
    前記受信機に伝送路を介して表示盤を接続して受信機の
    防災情報を表示する表示盤とを備えた防災監視システム
    に於いて、 前記表示盤に、前記受信機及び端末装置を点検する点検
    部を設けたことを特徴とする防災監視システム。
  2. 【請求項2】分散配置された複数の中継盤の防災情報を
    幹線伝送路で接続した受信機で集中的に表示し、前記中
    継盤から引き出された端末伝送路に端末装置を接続して
    火災、ガス漏れ等の防災情報を監視し、更に前記中継盤
    及び受信機の各々に伝送路を介して表示盤を接続して防
    災情報を表示する防災監視システムに於いて、 前記受信機に接続した表示盤に、前記受信機、中継盤及
    び端末装置を点検する受信機点検部を設け、 前記中継盤に接続した表示盤には、前記中継盤及び端末
    装置を点検する中継盤点検部を設けたことを特徴とする
    防災監視システム。
  3. 【請求項3】請求項1又は2記載の防災監視装置に於い
    て、 前記表示盤の点検部は、 前記受信機又は中継盤に対し点検を指示すると共に点検
    結果を表示する点検処理部と、 前記受信機又は中継盤に点検モードヘの切替えを要求
    し、受信機又は中継盤から点検モードへの切替応答を受
    信した際に、防災情報の表示処理から前記点検処理部の
    処理に切り替える第1モード切替部と、を備え、 前記受信機及び中継盤は、 前記表示盤からの点検指示に基づいて自分自身及び端末
    装置の点検を実行する点検実行部と、 前記表示盤から点検モードへの切替要求を受信した際
    に、定常処理から前記点検実行部の処理に切り替えて点
    検結果の応答情報を前記表示盤に送信する第2モード切
    替部と、を備えたことを特徴とする防災監視システム。
  4. 【請求項4】請求項3記載の防災監視システムに於い
    て、 前記表示盤の第1モード切替部は、 前記受信機又は中継盤に点検モードへの切替要求を行っ
    た際に第1タイマを起動し、 第1タイマの設定時間内に点検モードの確認応答が得ら
    れた場合は、点検モードに切り替えて前記受信機又は中
    継盤に切替後のモードを通知し、 該第1タイマの設定時間を経過しても点検モードの確認
    応答が得られなかった場合は、点検モードへの切替えを
    禁止して元の処理モードに戻し、 前記受信機又は中継盤の第2モード切替部は、 前記表示盤から点検モードへの切替要求を受信した際に
    点検モードに切り替えると共に第2タイマを起動し、 第2タイマの設定時間内に前記表示盤からモード通知を
    受信した場合は現在の自己の切替モードと比較し、受信
    モードに一致している場合は切替成功と判断して点検を
    開始し、前記第2タイマの設定時間を経過してもモード
    通知を受信しなかった場合、又は受信モードと不一致の
    場合は、自己のモード切替えを禁止することを特徴とす
    る防災監視システム。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007104214A (ja) * 2005-10-03 2007-04-19 Yazaki Corp 無線装置及び携帯無線端末装置
JP2007104213A (ja) * 2005-10-03 2007-04-19 Yazaki Corp 無線装置
JP2020027502A (ja) * 2018-08-14 2020-02-20 ホーチキ株式会社 防災システム

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