JP2000250955A - 有効視野範囲検証装置及び方法並びにプログラム記録媒体 - Google Patents

有効視野範囲検証装置及び方法並びにプログラム記録媒体

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JP2000250955A
JP2000250955A JP5221299A JP5221299A JP2000250955A JP 2000250955 A JP2000250955 A JP 2000250955A JP 5221299 A JP5221299 A JP 5221299A JP 5221299 A JP5221299 A JP 5221299A JP 2000250955 A JP2000250955 A JP 2000250955A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、使用環境を考慮した形でディスプレ
イ装置の有効視野範囲を検証できるようにする有効視野
範囲検証装置の提供を目的とする。 【解決手段】コンピュータ上の仮想三次元空間に検証対
象のディスプレイ装置の使用環境を構築してディスプレ
イ画面に表示する構築手段10と、構築手段10の構築
する使用環境での検証対象のディスプレイ装置の有効視
野範囲を設定する設定手段11と、設定手段11の設定
する有効視野範囲を使用環境を表示するディスプレイ画
面に可視化表示する表示手段12とを備えるように構成
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、使用環境を考慮し
た形でディスプレイ装置の有効視野範囲を検証できるよ
うにする有効視野範囲検証装置及び方法と、その装置の
実現に用いられるプログラムが格納されるプログラム記
録媒体とに関する。
【0002】近年、モバイル・コンピュータが広く普及
しつつある。このモバイル・コンピュータを設計するに
あたっては、そのモバイル用途に適合した設計を行う必
要がある。
【0003】
【従来の技術】モバイル・コンピュータでは、CRTデ
ィスプレイと比較して薄型化・省電力化が図れることか
ら、液晶ディスプレイやプラズマ・ディスプレイなどの
ディスプレイ装置が用いられているが、これらのディス
プレイ装置は、CRTディスプレイと比較して画面を確
認できる角度が狭いという問題点がある。
【0004】これに対して、モバイル・コンピュータに
実装する広視野角のディスプレイ装置の開発も進められ
ているが、モバイル用途では、セキュリティやプライバ
シーの観点から、他人に画面を見られたくないという要
求があり、これから、逆にディスプレイ装置の視野角を
絞りたいという要求も高まっている。
【0005】このようなことを背景にして、従来では、
CAD図面上に、モバイル・コンピュータに実装するデ
ィスプレイ装置の有効視野範囲を示す境界線を記入する
ことで、モバイル・コンピュータに実装するディスプレ
イ装置の有効視野範囲を検討するようにしていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来技術に従っていると、モバイル・コンピュータ
の使用環境を考慮した検討を行うことができず、これか
ら、実際の使用環境に則したディスプレイ装置の視野角
を設計できないという問題点があった。そして、モバイ
ル用途に応じたディスプレイ装置の視野角を設計できな
いという問題点があった。
【0007】例えば、金融端末として用いられるモバイ
ル・コンピュータを設計する場合には、その金融端末と
して用いられる使用環境でのディスプレイ装置の有効視
野範囲を検討する必要があるのに、従来技術では、その
ような検討が行えないという問題点があった。
【0008】本発明はかかる事情に鑑みてなされたもの
であって、使用環境を考慮した形でディスプレイ装置の
有効視野範囲を検証できるようにする新たな有効視野範
囲検証装置及び方法の提供と、その装置の実現に用いら
れるプログラムが格納される新たなプログラム記録媒体
の提供とを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】図1に本発明の原理構成
を図示する。
【0010】図中、1は本発明を具備する有効視野範囲
検証装置であって、ディスプレイ装置の有効視野範囲を
検証するもの、2は有効視野範囲検証装置1の備える端
末であって、ユーザとの対話手段として機能するもの、
3は有効視野範囲検証装置1の備えるレイアウト情報フ
ァイルであって、構築された使用環境のレイアウト情報
を格納するもの、4は有効視野範囲検証装置1の備える
形状情報ファイルであって、使用環境に配置される部品
の形状情報を格納するもの、5は有効視野範囲検証装置
1の備える人体モデル情報ファイルであって、使用環境
に配置される人体モデルの形状情報を格納するものであ
る。
【0011】本発明の有効視野範囲検証装置1は、構築
手段10と、設定手段11と、表示手段12と、実行手
段13とを備える。
【0012】この構築手段10は、コンピュータ上の仮
想三次元空間に検証対象のディスプレイ装置の使用環境
を構築して端末2のディスプレイ画面に表示する。この
とき、人体モデルを配置しつつ使用環境を構築すること
があり、更に、この配置する人体モデルの配置位置や姿
勢を操作したり、この配置する人体モデルの体型を人体
モデルの配置位置及び姿勢を変えることなく交換するこ
とがある。
【0013】構築手段10は、レイアウト情報ファイル
3に登録されている使用環境を構築する場合には、その
使用環境の登録名を使ってレイアウト情報ファイル3に
アクセスすることでレイアウト情報を取得し、形状情報
ファイル4/人体モデル情報ファイル5から、そのレイ
アウト情報の指定する部品や人体モデルを読み出して、
それらをレイアウト情報の指定する配置位置及び姿勢に
従って配置するとともに、検証対象のディスプレイ装置
を配置することで使用環境を構築する。
【0014】また、構築手段10は、レイアウト情報フ
ァイル3に登録されていない使用環境を構築する場合に
は、構築する使用環境を構成することになる部品/人体
モデルを決定し、形状情報ファイル4/人体モデル情報
ファイル5から、それらの部品や人体モデルを読み出し
て、それらの配置位置や姿勢を決定して配置するととも
に、検証対象のディスプレイ装置を配置することで使用
環境を構築する。
【0015】設定手段11は、視野角の設定画面を介し
てユーザと対話することなどにより、構築手段10の構
築した使用環境での検証対象のディスプレイ装置の有効
視野範囲を設定する。
【0016】表示手段12は、設定手段11の設定した
有効視野範囲を、使用環境を表示する端末2のディスプ
レイ画面に可視化表示する。このとき、有効視野範囲の
可視化表示に用いる表示色の色や濃度を、検証対象のデ
ィスプレイ装置からの距離に応じて変化させて表示する
ことがあり、更に、これに加えて、ユーザにより設定さ
れた検証対象のディスプレイ装置の表示輝度に応じた色
や濃度を表示することがある。
【0017】実行手段13は、使用環境に配置される人
体モデルが検証対象のディスプレイ装置を見た場合の視
界画像を求めて、それを端末2のディスプレイ画面に表
示する。このとき、検証対象のディスプレイ装置の有効
視野範囲内であるのか、有効視野範囲外であるのかを明
示しつつ視界画像を表示することがある。
【0018】ここで、本発明の有効視野範囲検証装置1
の持つ機能は具体的にはプログラムで実現されるもので
あり、このプログラムは、フロッピィディスクなどに格
納されたり、サーバなどのディスクなどに格納され、そ
れらから有効視野範囲検証装置1にインストールされて
メモリ上で動作することで、本発明を実現することにな
る。
【0019】このように構成される本発明の有効視野範
囲検証装置1では、構築手段10は、コンピュータ上の
仮想三次元空間に検証対象のディスプレイ装置の使用環
境を構築して端末2のディスプレイ画面に表示し、この
使用環境の表示を受けて、設定手段11は、例えば、視
野角の設定画面を介してユーザと対話することなどによ
り、構築された使用環境での検証対象のディスプレイ装
置の有効視野範囲を設定する。そして、この設定された
有効視野範囲を受けて、表示手段12は、設定された有
効視野範囲を、使用環境を表示する端末2のディスプレ
イ画面に可視化表示する。
【0020】このようにして、本発明の有効視野範囲検
証装置1によれば、実際の使用環境を考慮した形で、検
証対象のディスプレイ装置の有効視野範囲を検討できる
ようになる。
【0021】この処理を行うときに、構築手段10は、
人体モデルを配置しつつ使用環境を構築することがあ
り、このとき、配置する人体モデルの配置位置や姿勢を
操作したり、配置する人体モデルの体型を配置位置や姿
勢を変えることなく交換することで、配置する人体モデ
ルと検証対象のディスプレイ装置の有効視野範囲との間
の関係を検討できるようにしている。
【0022】そして、実行手段13は、この人体モデル
の配置を受けて、人体モデルが検証対象のディスプレイ
装置を見た場合の視界画像を求めて、ディスプレイ装置
の有効視野範囲内であるのか有効視野範囲外であるのか
を明示しつつ、その求めた視界画像を端末2のディスプ
レイ画面に表示することで、配置する人体モデルと検証
対象のディスプレイ装置の有効視野範囲との間の関係を
更に具体的に検討できるようにしている。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、実施の形態に従って本発明
を詳細に説明する。
【0024】図2に、本発明の一実施例を図示する。
【0025】図中、1aは本発明を実装するコンピュー
タ、2はコンピュータ1の備える端末、2aは端末2の
備えるマウス、2bは端末2の備えるキーボード、3は
レイアウト情報ファイル、4は形状情報ファイル4、5
は人体モデル情報ファイル、100は本発明を実現する
ための処理を行う有効視野範囲検証プログラム、200
はコンピュータ上に構築される仮想三次元空間である。
【0026】このレイアウト情報ファイル3は、構築さ
れた使用環境のレイアウト情報を管理するものであっ
て、図3に示すように、構築された使用環境毎に、その
使用環境に配置される部品や人体モデルのID、それら
の部品や人体モデルの位置や姿勢、それらの部品や人体
モデルの表示属性(表示色や、半透明色表示するのか否
かということや、半透明の割合など)、それらの部品や
人体モデルに課される制限情報(部品の収まる大きさ
や、関節の可動範囲の制限など)、それらの部品の形状
情報へのポインタ(形状情報ファイル4へのポイン
タ)、それらの人体モデルの形状情報へのポインタ(人
体モデル情報ファイル5へのポインタ)などを管理す
る。
【0027】また、形状情報ファイル4は、使用環境に
配置される部品(実際に配置されているものの他、配置
対象となるものを含む)の形状情報を管理するものであ
って、図4に示すように、各部品毎に、その部品の形状
情報を管理する。
【0028】また、人体モデル情報ファイル5は、使用
環境に配置される人体モデル(実際に配置されているも
のの他、配置対象となるものを含む)の形状情報を管理
するものであって、図5に示すように、いくつか用意す
る基本姿勢毎に、様々な体型を持つ人間の関節情報(直
立姿勢については関節間の長さと関節の角度、その他の
姿勢については関節の角度)を管理する。ここで、直立
姿勢以外の基本姿勢で管理される関節角度は、全ての人
体モデルに共通のものとなる。
【0029】一方、有効視野範囲検証プログラム100
は、フロッピィディスクや回線などを介してインストー
ルされるものであって、コンピュータ上の仮想三次元空
間200に検証対象のディスプレイ装置の使用環境を構
築して、端末2のディスプレイ画面に表示するととも
に、この検証対象のディスプレイ装置の有効視野範囲を
設定してそのディスプレイ画面に可視化表示すること
で、この検証対象のディスプレイ装置の有効視野範囲を
検証する処理を行う。
【0030】すなわち、ディスプレイ装置は、よく知ら
れているように、図6に示すような有効視野範囲(図中
のA,Bについては後述する)を有しているので、この
有効視野範囲が使用環境の中でどのような位置を占める
のかということを端末2のディスプレイ画面上に表示す
ることで、このディスプレイ装置の有効視野範囲を検証
する処理を行うのである。この有効視野範囲は、図7に
示すように、上段に示す左右方向の有効視野範囲(上か
ら見た有効視野範囲)と、下段に示す上限方向の有効視
野範囲(横から見た有効視野範囲)とで規定されてお
り、図6に示す有効視野範囲は、この2つを合成する形
で示してある。
【0031】ここで、有効視野範囲検証プログラム10
0は、検証に用いる使用環境がレイアウト情報ファイル
3に登録されている場合には、それを読み込むことで使
用環境を構築することになるが、検証に用いる使用環境
がレイアウト情報ファイル3に登録されていない場合に
は、ユーザとの対話処理に従って、新規に作成すること
で構築したり、ユーザとの対話処理に従って、レイアウ
ト情報ファイル3から読み込んだ使用環境を編集するこ
とで構築することになる。
【0032】図8ないし図13に、有効視野範囲検証プ
ログラム100の実行する処理フローの一実施例を図示
する。次に、この処理フローに従って、本発明について
詳細に説明する。
【0033】有効視野範囲検証プログラム100は、ユ
ーザから起動されると、図8ないし図13の処理フロー
に示すように、先ず最初に、ステップ1で、図14に示
すようなレイアウト情報の選択画面を表示してユーザと
対話することで、レイアウト情報ファイル3に管理され
ているレイアウト情報(使用環境)の中から、ディスプ
レイ装置の有効視野範囲の検証に用いるレイアウト情報
を選択する。
【0034】続いて、ステップ2で、レイアウト情報フ
ァイル3から、その選択したレイアウト情報を読み込
む。続いて、ステップ3で、形状情報ファイル4から、
その読み込んだレイアウト情報で指定する部品の形状情
報を読み込むとともに、その読み込んだレイアウト情報
に人体モデルが配置されている場合には、人体モデル情
報ファイル5から、その人体モデルの形状情報(直立姿
勢の形状情報)を読み込む。
【0035】続いて、ステップ4で、読み込んだレイア
ウト情報の指定する位置姿勢に従って、ステップ3で読
み込んだ部品の姿勢を制御しつつ部品を配置したり、ス
テップ3で読み込んだ人体モデルの関節角度を制御しつ
つ人体モデルを配置することで、仮想三次元空間200
にディスプレイ装置の使用環境を構築して、それを端末
2のディスプレイ画面に表示する。例えば、図15に示
すように、新幹線車内の使用環境を構築して端末2のデ
ィスプレイ画面に表示するのである。
【0036】ここで、図15のディスプレイ画面に表示
されるツリー構造は、ディスプレイ画面に表示される部
品間の親子関係を示している。この図15のディスプレ
イ画面に表示されるツリー構造は、具体的には、「Trai
n 」というレイアウト情報が4つの椅子「isu-x2-asm」
とフロアー「floor3×3(3×3は区画数を表す)」とい
う5つの部品で構成されているということを示してい
る。この親子関係に従って、ユーザがこの内の1つの部
品を移動させる操作を行うと、それに連動して、これ以
外の4つの部品が「Train」というアッセブリ部品とし
て一体的に移動することになる。
【0037】続いて、ステップ5で、レイアウト情報に
より構築した使用環境の中に検証対象のディスプレイ装
置が組み込まれていないのか否かを判断して、組み込ま
れていないことを判断するときには、ステップ6に進ん
で、形状情報ファイル4に管理されるディスプレイ装置
の名称一覧画面を表示してユーザと対話することで、検
証対象のディスプレイ装置を決定する。そして、形状情
報ファイル4から、その決定したディスプレイ装置の形
状情報を読み込み、ユーザと対話することでその配置位
置及び姿勢を決定して、構築した使用環境の中に検証対
象のディスプレイ装置を配置する。
【0038】一方、ステップ5で、使用環境の中に検証
対象のディスプレイ装置が組み込まれていることを判断
するときには、ステップ7に進んで、ユーザからディス
プレイ装置の形状の変更指示があるのか否かを判断し
て、この変更指示があることを判断するときには、上述
したステップ6の処理を実行することで、ディスプレイ
装置の形状を新たなものに変更する。一方、ディスプレ
イ装置の形状の変更指示がないことを判断するときに
は、このステップ6の処理を省略する。
【0039】このようにして、図16に示すように、検
証対象となるディスプレイ装置を配置しつつ、そのディ
スプレイ装置を使用する使用環境を構築して端末2のデ
ィスプレイ画面に表示するのである。
【0040】続いて、ステップ8で、ユーザの発行する
ディスプレイ画面領域の設定要求を受けて、図17に示
すようなディスプレイ画面領域の設定画面を開設して、
そこに、マウス2aによりクリックされるディスプレイ
装置のディスプレイ画面部分を表示し、ユーザと対話す
ることで、その中から検証対象のディスプレイ装置の持
つディスプレイ画面の領域を設定する。すなわち、ユー
ザとの対話処理に従って、周辺の装置筐体部分を取り除
いた正確なディスプレイ画面の領域を抽出して設定する
のである。
【0041】ここで、この図17に示すディスプレイ画
面領域の設定画面では、「対角指定」モードと、「中心
点指定」モードという2つの設定モードを用意してい
る。通常、ディスプレイ画面は「4:3」という規定の
縦横比を持っているので、このような場合には、ユーザ
は、「対角指定」モードを使ってディスプレイ画面の対
角線を入力することで、検証対象のディスプレイ装置の
持つディスプレイ画面の領域を設定することができる。
一方、このような規定の縦横比を持たないディスプレイ
画面が用いられているときには、ユーザは、「中心点指
定」モードを使ってディスプレイ画面の大きさを具体的
に入力することで、検証対象のディスプレイ装置の持つ
ディスプレイ画面の領域を設定することになる。
【0042】続いて、ステップ9で、ユーザの発行する
有効視野範囲の設定要求を受けて、図18に示すような
有効視野範囲の設定画面を表示してユーザと対話するこ
とで、検証対象のディスプレイ装置の有効視野範囲を設
定する。このとき設定する有効視野範囲は、図7に示す
角度αの2倍の値を左右角度として設定し、角度βの2
倍の値を上下角度として設定することで行う。また、有
効視野範囲の表示長を奥行きの値で設定することで行
う。なお、この有効視野範囲の設定処理の詳細について
は、ステップ28ないしステップ37で後述する。
【0043】続いて、ステップ10で、図19及び図2
0に示すように、その設定した有効視野範囲を、構築し
た使用環境の中に可視化表示する。
【0044】有効視野範囲の可視化表示は、例えば、半
透明色の帯を表示することで行う。このとき、この半透
明色の帯の濃度をディスプレイ装置からの距離に応じて
薄くなるようにする構成を採ると、ユーザに対して見易
さの感じを与えることができる。なお、濃度を変えるの
ではなくて、色を変えていくように処理することも可能
である。
【0045】この有効視野範囲の可視化表示により、ユ
ーザは、想定した使用環境におけるディスプレイ装置の
有効視野範囲を一目で把握できるようになる。
【0046】続いて、ステップ11(図9の処理フロ
ー)で、ユーザの発行する入力イベントを監視する。
【0047】この監視処理に従って入力イベントの発行
を検出すると、続いて、ステップ12で、発行された入
力イベントが部品や人体モデルの配置の変更を指示する
ものであるのか否かを判断して、部品や人体モデルの配
置の変更を指示するものでないことを判断するときに
は、ステップ13に進んで、発行された入力イベントが
有効視野範囲の変更を指示するものであるのか否かを判
断する。
【0048】この判断処理に従って、発行された入力イ
ベントが有効視野範囲の変更を指示するものではないこ
とを判断するときには、ステップ14に進んで、発行さ
れた入力イベントが視界画像(使用環境に配置される人
体モデルの見る画像)の表示を指示するものであるのか
否かを判断する。
【0049】この判断処理に従って、発行された入力イ
ベントが視界画像の表示を指示するものであることを判
断するときには、ステップ15に進んで、使用環境に配
置される人体モデルの見る視界画像を生成する。そし
て、図21に示すように、使用環境を表示しているディ
スプレイ画面に視界画像表示用のウィンドウを開設し
て、そこに、この生成した視界画像を表示してから、次
の入力イベントの処理に入るべくステップ11に戻る。
【0050】ここで、図21では明示できないが、人体
モデルの見ている範囲を、人体モデルの目から円錐状に
放射する半透明の色で表示する構成を採っている。
【0051】また、図示することができないが、視界画
像では、有効視野範囲を示す帯の表面と裏面とを異なる
色(半透明色である)で表示する構成を採っている。す
なわち、図6に示した記号Aの側から見た帯の色(半透
明色である)と、記号Bの側から見た帯の色(半透明色
である)とを異なる色で表示する構成を採っている。こ
れから、ユーザは、視界画像を見るときに、この帯の色
を見ることで、有効視野の範囲内にある視界画像である
のか、有効視野の範囲外にある視界画像であるのかを直
ちに知ることができる。
【0052】また、図22に示すように、使用環境に複
数の人体モデルが配置されるときには、最後にマウス2
aで操作(クリック)された人体モデルを操作対象の人
体モデルとして設定して、その操作対象の人体モデルの
見た視界画像を表示する構成を採っている。これから、
ユーザは、使用環境に配置される別の人体モデルの視界
画像を見たいときには、その人体モデルをマウス2aで
操作(クリック)することになる。これにより、例え
ば、ユーザが図22に示す通路に立つ人体モデルを操作
対象として設定すると、図23に示すように、その通路
に立つ人体モデルの視界画像がディスプレイ画面に表示
されることになる。
【0053】この視界画像の表示処理により、ユーザ
は、想定した使用環境の下、ディスプレイ装置を使用す
る本人がどのような形態でディスプレイ装置を見れるよ
うになるのかということを一目で把握できるようになる
とともに、他人がどのような形態でディスプレイ装置を
見ることになるのかということを一目で把握できるよう
になる。
【0054】一方、ステップ14で、発行された入力イ
ベントが視界画像の表示を指示するものでないことを判
断するときには、ステップ16に進んで、発行された入
力イベントが使用環境に配置される人体モデルに対する
操作指示であるのか否かを判断して、この操作指示でな
いことを判断するときには、ステップ17に進んで、発
行された入力イベントがレイアウト情報(使用環境)の
保存を指示するものであるのか否かを判断する。
【0055】この判断処理に従って、発行された入力イ
ベントがレイアウト情報(使用環境)の保存を指示する
ものでないことを判断するときには、ステップ18に進
んで、発行された入力イベントが処理の終了を指示する
ものであるのか否かを判断して、処理終了を指示するも
のであることを判断するときには、処理を終了し、処理
終了を指示するものでないことを判断するときには、次
の入力イベントの処理に入るべくステップ11に戻る。
【0056】そして、ステップ17で、発行された入力
イベントがレイアウト情報(使用環境)の保存を指示す
るものであることを判断するときには、ステップ19に
進んで、構築したレイアウト情報をレイアウト情報ファ
イル3に出力してから、次の入力イベントの処理に入る
べくステップ11に戻る。
【0057】一方、上述したステップ12の処理に従っ
て、発行された入力イベントが部品や人体モデルの配置
位置の変更を指示するものであることを判断するときに
は、ステップ20(図10の処理フロー)に進んで、ユ
ーザの発行する入力イベント(配置位置の変更指示に伴
う入力イベント)を監視し、入力イベントが発行される
と、ステップ21に進んで、発行された入力イベントか
ら部品や人体モデルの配置位置の変更情報を抽出する。
【0058】続いて、ステップ22で、抽出した配置位
置の変更情報から、配置位置の変更対象となる部品や人
体モデルの新たな座標値を計算する。続いて、ステップ
23で、人体モデルの配置位置の変更が指示されたのか
否かを判断して、人体モデルではなくて部品の配置位置
の変更が指示されたことを判断するときには、ステップ
26に進んで、算出された新たな座標値に従って部品を
配置することで使用環境を編集して、それを端末2のデ
ィスプレイ画面に表示する。
【0059】一方、ステップ23で、人体モデルの配置
位置の変更が指示されたことを判断するときには、ステ
ップ24に進んで、視界画像を表示しているのか否かを
判断して、視界画像を表示していることを判断するとき
には、続くステップ25で、人体モデルの配置位置の変
更に応じて視界画像を変更してから、ステップ26に進
んで、算出された新たな座標値に従って人体モデルを配
置することで使用環境を編集して、それを端末2のディ
スプレイ画面に表示する。一方、視界画像を表示してい
ないときには、ステップ25の処理を行わずに、直ちに
ステップ26に進んで、算出された新たな座標値に従っ
て人体モデルを配置することで使用環境を編集して、そ
れを端末2のディスプレイ画面に表示する。
【0060】そして、ステップ26の処理を終了する
と、続くステップ27で、配置位置の変更処理の終了が
指示されたのか否かを判断して、この終了が指示されな
いことを判断するときには、ステップ20に戻ることで
配置位置の変更処理を続行し、この終了が指示されたこ
とを判断するときには、次の入力イベントの処理に入る
べくステップ11(図9の処理フロー)に戻る。
【0061】このステップ20ないしステップ27(図
10の処理フロー)で実行される部品や人体モデルの配
置位置の変更処理により、ユーザは、自分の必要とする
使用環境を構築できるようになる。
【0062】ここで、このステップ20ないしステップ
27の処理フローでは説明しなかったが、部品の姿勢に
ついても同様な処理に従って変更処理を行う。また、人
体モデルの姿勢についても同様な処理に従って変更処理
を行うことになるが、その詳細については後述する。
【0063】また、このステップ20ないしステップ2
7の処理フローでは説明しなかったが、新たな部品を使
用環境に追加(人体モデルの追加処理については後述す
る)するときにも、同様な処理に従って追加部品の配置
形態(位置及び姿勢)を決定することで使用環境を編集
することになる。
【0064】すなわち、形状情報ファイル4に管理され
る部品の名称一覧画面を表示して、ユーザと対話するこ
とで追加部品を決定した後、ユーザと対話することで、
その追加部品の配置形態を決定することで使用環境を編
集することになる。例えば、図24に示すように、椅子
を追加(この場合は複写処理により追加が可能である)
することで使用環境を編集するのである。使用環境に配
置される部品や人体モデルを削除できることは言うまで
もない。
【0065】このようにして、ユーザは、使用環境に配
置される部品や人体モデルの配置位置や姿勢を変更した
り、使用環境に配置される部品や人体モデルを追加した
り削除したりすることで、自分の必要とする使用環境を
構築できるようになるのである。
【0066】一方、上述したステップ13の処理に従っ
て、発行された入力イベントが有効視野範囲の変更を指
示するものであることを判断するときには、ステップ2
8(図11の処理フロー)に進んで、ユーザの発行する
入力イベント(有効視野範囲の変更指示に伴う入力イベ
ント)を監視する。ユーザから有効視野範囲の変更指示
が発行されるときには、図18に示したような有効視野
範囲の設定画面を表示するので、この設定画面から入力
されるユーザからのイベントを監視するのである。
【0067】この監視処理に従って入力イベントの発行
を検出すると、続くステップ29で、発行された入力イ
ベントが上下・左右角連動モード(上下角と左右角とを
同一値で動かすモード)の設定指示があるのか否かを判
断して、この設定指示であることを判断するときには、
ステップ30に進んで、ユーザから入力される角度を入
力する。すなわち、図18に示した有効視野範囲の設定
画面の角度設定ボリューム(左右角or上下角の角度設定
ボリューム)により設定される角度を入力するのであ
る。
【0068】一方、ステップ29で、発行された入力イ
ベントが上下・左右角連動モードの設定指示でないこと
を判断するときには、ステップ31に進んで、発行され
た入力イベントが上下角の角度設定ボリュームの操作で
あるのか否かを判断して、この操作であることを判断す
るときには、ステップ32に進んで、ユーザから入力さ
れる上下角度を入力する。すなわち、図18に示した有
効視野範囲設定画面の上下角の角度設定ボリュームによ
り設定される角度を入力するのである。
【0069】一方、ステップ31で、発行された入力イ
ベントが上下角の角度設定ボリュームの操作でないこと
を判断するときには、ステップ33に進んで、発行され
た入力イベントが左右角の角度設定ボリュームの操作で
あるのか否かを判断して、この操作でないことを判断す
るときには、ステップ28に戻り、この操作であること
を判断するときには、ステップ34に進んで、ユーザか
ら入力される左右角度を入力する。すなわち、図18に
示した有効視野範囲設定画面の左右角の角度設定ボリュ
ームにより設定される角度を入力するのである。
【0070】このようにして、有効視野範囲を規定する
左右角及び上下角を入力(その他に奥行きが入力される
ときには、それを入力する)すると、ステップ35に進
んで、有効視野範囲形状(有効視野範囲を示す帯の形
状)を計算し、続くステップ36で、図19などに示し
たように、その計算した有効視野範囲を使用環境の中に
可視化表示する。
【0071】そして、ステップ36の処理を終了する
と、続くステップ37で、有効視野範囲の設定処理の終
了が指示されたのか否かを判断して、この終了が指示さ
れないことを判断するときには、ステップ28に戻るこ
とで設定処理を続行し、この終了が指示されたことを判
断するときには、次の入力イベントの処理に入るべくス
テップ11(図9の処理フロー)に戻る。
【0072】このステップ28ないしステップ37(図
11の処理フロー)で実行される有効視野範囲の設定処
理により、ユーザは、ディスプレイ装置の有効視野範囲
として様々な形態を想定し、それを構築した使用環境の
可視化表示することで、使用環境を勘案しつつディスプ
レイ装置の有効視野範囲を検討できるようになる。
【0073】一方、上述したステップ16の処理に従っ
て、入力イベントが人体モデルに対する操作指示である
ことを判断するときには、ステップ38(図12の処理
フロー)に進んで、使用環境の中に人体モデルが配置さ
れていないのか否かを判断して、人体モデルが配置され
ていないことを判断するときには、ステップ39に進ん
で、図25に示すような人体モデルの呼び出し画面(人
体モデル情報ファイル5に格納される人体モデルの名称
一覧を表示する)を使ってユーザと対話することで、使
用環境に配置する人体モデルを選択する。
【0074】続いて、ステップ40で、人体モデル情報
ファイル5から、その選択した人体モデルの形状情報
(直立姿勢の形状情報)を読み込み、続くステップ41
で、ユーザの指定する位置にその人体モデルを配置する
ことで使用環境を編集して、それを端末2のディスプレ
イ画面に表示した後、次の入力イベントの処理に入るべ
くステップ11(図9の処理フロー)に戻る。
【0075】一方、ステップ38で、使用環境の中に人
体モデルが配置されていることを判断するときには、ス
テップ42に進んで、発行されたイベントが人体モデル
の追加指示であるのか否かを判断して、この追加指示で
あることを判断するときには、ステップ39に進むこと
で、使用環境の中に人体モデルを追加して、それを端末
2のディスプレイ画面に表示する。
【0076】一方、ステップ42で、発行されたイベン
トが人体モデルの追加指示でないことを判断するときに
は、ステップ43に進んで、操作対象の人体モデルを特
定する。すなわち、最後に操作された人体モデルを操作
対象の人体モデルとして設定しているので、それを特定
するのである。なお、処理起動時の使用環境の中に人体
モデルが配置されている場合には、規定のアルゴリズム
に従って操作対象の人体モデルを決めるように処理して
いる。
【0077】続いて、ステップ44で、発行されたイベ
ントが操作対象の人体モデルの体型の変更指示であるの
か否かを判断して、この変更指示が発行されたことを判
断するときには、ステップ45に進んで、体型の変更先
となる人体モデルを選択する。
【0078】人体モデルを使用環境に配置すると、ユー
ザの指示に応答して、図26に示すような人体モデル操
作画面を表示する構成を採っており、これを受けて、ユ
ーザは、操作対象の人体モデルの体型を変更する場合に
は、この操作画面中に設けられる人体モデルの変更ボタ
ンを操作してくるので、この変更ボタンにより指定され
る人体モデルを選択するのである。
【0079】なお、この実施例では、人体モデル情報フ
ァイル5から読み込む人体モデルの形状情報を、直立姿
勢(寝ころんだ姿勢でもある)に規定する構成を採って
いるので、この人体モデル操作画面の「基本姿勢」に
は、初期値として直立姿勢が表示されることになる。
【0080】続いて、ステップ46で、人体モデル情報
ファイル5から、選択した人体モデルの形状情報(体型
の変更先となる人体モデルの形状情報(直立姿勢の形状
情報))を読み込み、続くステップ47で、操作対象の人
体モデルの位置姿勢を、この読み込んだ人体モデルに反
映させる。すなわち、操作対象の人体モデルの配置位置
を、この読み込んだ人体モデルの配置位置とするととも
に、操作対象の人体モデルの関節角度に従って、この読
み込んだ人体モデルの関節角度を設定するのである。
【0081】続いて、ステップ48で、操作対象の人体
モデルを削除し、続くステップ49で、ステップ46で
読み込んだ人体モデルを操作対象のモデルとして設定す
ることで、操作対象の人体モデルを変更する。
【0082】続いて、ステップ50で、視界画像を表示
しているのか否かを判断して、視界画像を表示している
ことを判断するときには、続くステップ51で、人体モ
デルの体型の変更に応じて視界画像を変更してから、ス
テップ41に進んで、それまでの操作対象の人体モデル
に代えて、体型の変更された人体モデルを配置すること
で使用環境を編集して、それを端末2のディスプレイ画
面に表示する。一方、視界画像を表示していないときに
は、ステップ51の処理を行わずに、直ちにステップ4
1に進んで、それまでの操作対象の人体モデルに代え
て、体型の変更された人体モデルを配置することで使用
環境を編集して、それを端末2のディスプレイ画面に表
示する。
【0083】このステップ45ないしステップ51の処
理フローで実行される人体モデルの体型の変更処理によ
り、図27に示すように、人体モデルの位置や姿勢を変
えることなくその体型を交換できるようになり、これに
より、ユーザは、ディスプレイ装置を使用する者の様々
な体型を勘案しつつ、ディスプレイ装置の有効視野範囲
を検討できるようになる。
【0084】一方、ステップ44で、発行されたイベン
トが操作対象の人体モデルの変更指示でないことを判断
するときには、ステップ52(図13の処理フロー)に
進んで、発行されたイベントが操作対象の人体モデルの
関節角度(姿勢)の変更指示であるのか否かを判断し
て、この変更指示でないことを判断するときには、ステ
ップ38(図12の処理フロー)に戻り、この変更指示
であることを判断するときには、ステップ53に進ん
で、発行された入力イベントから関節角度の変更情報を
抽出する。
【0085】すなわち、図26に示した人体モデル操作
画面では、関節の選択画面と、その選択画面で選択され
た関節の角度を設定する「Pitch/Yaw/Roll」という3つ
のボリュームとを有し、ユーザは、この関節選択画面と
3つのボリュームとを使って人体モデルの姿勢を操作し
てくるので、このとき入力される関節角度の変更情報を
抽出するのである。
【0086】なお、人体モデル操作画面を使わずに、ユ
ーザがディスプレイ画面に表示される人体モデルの各部
分をマウス2aで操作することで、その姿勢を変更する
ことも可能にする構成を採っており、このときにも同様
にして、入力される関節角度の変更情報を抽出する処理
を行う。
【0087】続いて、ステップ54で、抽出した関節角
度の変更情報から、操作対象の人体モデルの関節角度を
計算する。続いて、ステップ55で、視界画像を表示し
ているのか否かを判断して、視界画像を表示しているこ
とを判断するときには、続くステップ56で、人体モデ
ルの姿勢の変更に応じて視界画像を変更してから、ステ
ップ57に進んで、姿勢の変更された人体モデルを配置
することで使用環境を編集して、それを端末2のディス
プレイ画面に表示する。一方、視界画像を表示していな
いときには、ステップ56の処理を行わずに、直ちにス
テップ57に進んで、姿勢の変更された人体モデルを配
置することで使用環境を編集して、それを端末2のディ
スプレイ画面に表示する。
【0088】そして、ステップ57の処理を終了する
と、続くステップ58で、関節角度の変更処理の終了が
指示されたのか否かを判断して、この終了が指示されな
いことを判断するときには、ステップ52に戻ることで
関節角度の変更処理を続行し、この終了が指示されたこ
とを判断するときには、次の入力イベントの処理に入る
べくステップ11(図9の処理フロー)に戻る。
【0089】このステップ53ないしステップ58の処
理フローで実行される人体モデルの関節角度の変更処理
により、人体モデルの姿勢を自由に変更できるようにな
り、これにより、ユーザは、ディスプレイ装置を使用す
る者の様々な姿勢を勘案しつつ、ディスプレイ装置の有
効視野範囲を検討できるようになる。但し、レイアウト
情報ファイル3に格納される制限情報により不自然な動
きは禁止されることになる。
【0090】図26に示した人体モデル操作画面では、
人体モデル情報ファイル5の管理項目となる「基本姿
勢」の選択ボタンを有している。これは、この選択ボタ
ンに対応付けられる設定ボタンが操作されるときに、こ
の選択ボタンで選択された「基本姿勢」の指す関節角度
を人体モデル情報ファイル5から読み出して、表示中の
操作対象の人体モデルの姿勢をそれに応じて変更する処
理を行うために用意されている。
【0091】また、上述したように、人体モデルの見て
いる範囲を、人体モデルの目から円錐状に放射する半透
明の色で表示する構成を採っているが、この人体モデル
操作画面で用意する「有効視野」ボタンと「誘導視野」
ボタンとは、その円錐状の大きさを変更するために用意
されている。すなわち、「有効視野」が選択されるとき
には、人間が注視する範囲を表現すべく小さな円錐状の
視野空間を表示し、「誘導視野」が選択されるときに
は、人間が漠然と見る範囲を表現すべく大きな円錐状の
視野空間を表示することになる。
【0092】以上に説明した実施例では説明しなかった
が、有効視野範囲の設定画面などを使って、ディスプレ
イ装置の表示輝度を設定可能(例えば、0〜100%で
設定可能にする)にする構成を採って、その設定された
表示輝度に応じた色や濃度を使って、有効視野範囲を可
視化表示する構成を採ることも可能である。この表示構
成を用いると、ユーザに対して一層見易さの感じを与え
ることができるようになる。
【0093】図示実施例に従って本発明を説明したが、
本発明はこれに限定されるものではない。例えば、実施
例では、有効視野範囲を帯を使って表示する構成を採っ
たが、その他の表現方法を採ることであってもよい。
【0094】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
コンピュータ上の仮想三次元空間に検証対象のディスプ
レイ装置の使用環境を構築してディスプレイ画面に表示
するとともに、その使用環境での検証対象のディスプレ
イ装置の有効視野範囲を設定して、それをディスプレイ
画面に可視化表示する構成を採ることから、ユーザは、
実際の使用環境を考慮した形で、検証対象のディスプレ
イ装置の有効視野範囲を検討できるようになる。
【0095】そして、この処理構成を採るときに、ディ
スプレイ装置の有効視野範囲を自由に設定できるように
する構成を採ることから、ユーザは、使用用途に適する
有効視野範囲を詳細に検討できるようになる。
【0096】そして、この処理構成を採るときに、有効
視野範囲の可視化表示に用いる表示色の色や濃度を、検
証対象のディスプレイ装置からの距離に応じて変化させ
たり、検証対象のディスプレイ装置の表示輝度に応じた
色や濃度を使って有効視野範囲を表示する構成を採るこ
とから、ユーザは、見易さの感じを把握できるようにな
る。
【0097】そして、この処理構成を採るときに、人体
モデルを配置しつつ、検証対象のディスプレイ装置の使
用環境を構築する構成を採ることから、ユーザは、人体
モデルと有効視野範囲との間の関係を具体的に検討でき
るようになる。
【0098】このとき、人体モデルの配置位置や姿勢を
操作したり、人体モデルの配置位置や姿勢を変えること
なく人体モデルを交換できるようにする構成を採ること
から、ユーザは、様々な角度から人体モデルと有効視野
範囲との間の関係を詳細に検討できるようになる。
【0099】そして、この処理構成を採るときに、人体
モデルが見た視界画像を表示する構成を採ることから、
ユーザは、ディスプレイ装置を使用する本人がどのよう
な形態でディスプレイ装置を見れるようになるのかとい
うことを一目で把握できるようになるとともに、他人が
どのような形態でディスプレイ装置を見ることになるの
かということを一目で把握できるようになる。
【0100】このとき、有効視野範囲内の視界画像であ
るのか、有効視野範囲外の視界画像であるのかを明示し
つつ視界画像を表示する構成を採ることから、ユーザ
は、有効視野範囲内の視界画像であるのか、有効視野範
囲外の視界画像であるのかを直ちに知ることができるよ
うになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理構成図である。
【図2】本発明の一実施例である。
【図3】レイアウト情報ファイルの説明図である。
【図4】形状情報ファイルの説明図である。
【図5】人体モデル情報ファイルの説明図である。
【図6】ディスプレイ装置の有効視野範囲の説明図であ
る。
【図7】ディスプレイ装置の有効視野範囲の説明図であ
る。
【図8】有効視野範囲検証プログラムの処理フローであ
る。
【図9】有効視野範囲検証プログラムの処理フローであ
る。
【図10】有効視野範囲検証プログラムの処理フローで
ある。
【図11】有効視野範囲検証プログラムの処理フローで
ある。
【図12】有効視野範囲検証プログラムの処理フローで
ある。
【図13】有効視野範囲検証プログラムの処理フローで
ある。
【図14】ディスプレイ画面の説明図である。
【図15】ディスプレイ画面の説明図である。
【図16】ディスプレイ画面の説明図である。
【図17】ディスプレイ領域設定画面の説明図である。
【図18】有効視野範囲設定画面の説明図である。
【図19】ディスプレイ画面の説明図である。
【図20】ディスプレイ画面の説明図である。
【図21】ディスプレイ画面の説明図である。
【図22】ディスプレイ画面の説明図である。
【図23】ディスプレイ画面の説明図である。
【図24】ディスプレイ画面の説明図である。
【図25】人体モデル呼び出し画面の説明図である。
【図26】人体モデル操作画面の説明図である。
【図27】ディスプレイ画面の説明図である。
【符号の説明】
1 有効視野範囲検証装置 2 端末 3 レイアウト情報ファイル 4 形状情報ファイル 5 人体モデル情報ファイル 10 構築手段 11 設定手段 12 表示手段 13 実行手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B046 AA07 GA01 HA09 JA04 5C082 AA01 BA34 BA35 BD02 CA11 CA12 CB01 CB06 DA87 MM08 5E501 AA04 AC09 AC20 BA05 CA02 CA03 CA04 CB02 CB09 EA05 EA13 EB06 FA03 FA09 FA14 FA27 FA36 FB29

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスプレイ装置の有効視野範囲を検証
    する有効視野範囲検証装置であって、 コンピュータ上の仮想三次元空間に検証対象のディスプ
    レイ装置の使用環境を構築してディスプレイ画面に表示
    する構築手段と、 上記構築手段の構築する使用環境での検証対象のディス
    プレイ装置の有効視野範囲を設定する設定手段と、 上記設定手段の設定する有効視野範囲を上記ディスプレ
    イ画面に可視化表示する表示手段とを備えることを、 特徴とする有効視野範囲検証装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の有効視野範囲検証装置に
    おいて、 設定手段は、視野角の設定画面を表示し、その設定画面
    を介してユーザと対話することで、検証対象のディスプ
    レイ装置の有効視野範囲を設定することを、 特徴とする有効視野範囲検証装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の有効視野範囲検証装置に
    おいて、 表示手段は、有効視野範囲の可視化表示に用いる表示色
    の色又は濃度を、検証対象のディスプレイ装置からの距
    離に応じて変化させて表示することを、 特徴とする有効視野範囲検証装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の有効視野範囲検証装置に
    おいて、 表示手段は、ユーザにより設定される検証対象のディス
    プレイ装置の表示輝度に応じた色又は濃度を表示するこ
    とを、 特徴とする有効視野範囲検証装置。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4に記載されるいずれかの有
    効視野範囲検証装置において、 構築手段は、人体モデルを配置しつつ、検証対象のディ
    スプレイ装置の使用環境を構築することを、 特徴とする有効視野範囲検証装置。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の有効視野範囲検証装置に
    おいて、 構築手段は、使用環境に配置する人体モデルの配置位置
    及び/又は姿勢を操作することを、 特徴とする有効視野範囲検証装置。
  7. 【請求項7】 請求項5記載の有効視野範囲検証装置に
    おいて、 構築手段は、使用環境に配置する人体モデルの体型を、
    人体モデルの配置位置及び姿勢を変えることなく交換す
    ることを、 特徴とする有効視野範囲検証装置。
  8. 【請求項8】 請求項5〜7のいずれかに記載される有
    効視野範囲検証装置において、 人体モデルが検証対象のディスプレイ装置を見た場合の
    視界画像を求めて、ディスプレイ画面に表示する実行手
    段を備えることを、 特徴とする有効視野範囲検証装置。
  9. 【請求項9】 請求項8記載の有効視野範囲検証装置に
    おいて、 実行手段は、検証対象のディスプレイ装置の有効視野範
    囲内であるのか、有効視野範囲外であるのかを明示しつ
    つ視界画像を表示することを、 特徴とする有効視野範囲検証装置。
  10. 【請求項10】 ディスプレイ装置の有効視野範囲を検
    証する有効視野範囲検証方法であって、 コンピュータ上の仮想三次元空間に検証対象のディスプ
    レイ装置の使用環境を構築してディスプレイ画面に表示
    する第1の処理過程と、 第1の処理過程で構築した使用環境での検証対象のディ
    スプレイ装置の有効視野範囲を設定する第2の処理過程
    と、 第2の処理過程で設定した有効視野範囲を上記ディスプ
    レイ画面に可視化表示する第3の処理過程とを備えるこ
    とを、 特徴とする有効視野範囲検証方法。
  11. 【請求項11】 ディスプレイ装置の有効視野範囲を検
    証する有効視野範囲検証装置の実現に用いられるプログ
    ラムが格納されるプログラム記録媒体であって、 コンピュータ上の仮想三次元空間に検証対象のディスプ
    レイ装置の使用環境を構築してディスプレイ画面に表示
    する構築処理と、 上記構築処理の構築する使用環境での検証対象のディス
    プレイ装置の有効視野範囲を設定する設定処理と、 上記設定処理の設定する有効視野範囲を上記ディスプレ
    イ画面に可視化表示する表示処理とをコンピュータに実
    行させるプログラムが格納されることを、 特徴とするプログラム記録媒体。
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