JP2000245110A - 回転電機 - Google Patents

回転電機

Info

Publication number
JP2000245110A
JP2000245110A JP11044729A JP4472999A JP2000245110A JP 2000245110 A JP2000245110 A JP 2000245110A JP 11044729 A JP11044729 A JP 11044729A JP 4472999 A JP4472999 A JP 4472999A JP 2000245110 A JP2000245110 A JP 2000245110A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
stator
fan
electric machine
rotating electric
stator winding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11044729A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshifumi Nakahama
敬文 中濱
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP11044729A priority Critical patent/JP2000245110A/ja
Publication of JP2000245110A publication Critical patent/JP2000245110A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Motor Or Generator Cooling System (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 主として、固定子巻線の温度上昇を効果的に
抑制できるようにする。 【解決手段】 機内に位置する回転軸10の部分に遠心
ファン34を取付け、この遠心ファン34が羽根片36
に共通して有する環状の側板37の外側面を、固定子巻
線23の端部23aの内側面に対向させることにより、
遠心ファン34の回転によって、内気がファン34から
流出した後、固定子枠24の内面に沿って流れ、固定子
巻線23の端部23aの外周側近傍を流れて、その後、
固定子巻線端部23aの先端から固定子巻線端部23a
の内側面とファン34の側板37の外側面との間を流
れ、そして、側板37の内部に吸引されて、羽根片36
の方に向かう。こうした内気の流れにより、固定子巻線
23の端部23aから内気へ、そして、内気から固定子
枠24への熱伝達が盛んになって、固定子巻線23の端
部23aから固定子枠24への熱伝達が効果的に行われ
るようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は冷却構造を改良した
全閉形の回転電機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、全閉形の回転電機として、図
15に示す全閉外扇形の誘導電動機が存在する。このも
のにおいては、固定子1が、固定子鉄心2に固定子巻線
3を収めて構成され、この固定子1が固定子枠4に包囲
されている。固定子枠4には、外側面に多数の冷却フィ
ン5が設けられている。
【0003】固定子1の内方には回転子6が設けられて
おり、この回転子6は、回転子鉄心7に回転子導体8を
収め、この回転子導体8を短絡するエンドリング9にエ
ンドリングフィン10を設けて構成されている。又、回
転子6は、回転子鉄心7の中心部に回転軸11を有して
おり、この回転軸11が、固定子枠4の両端部に結合さ
れた軸受ブラケット12によりそれぞれ軸受13を介し
て支承されている。軸受ブラケット12には、それぞれ
外側面に多数の冷却フィン14が設けられている。そし
て、回転軸11には、機外に位置する一端部に冷却ファ
ン15が取付けられており、この冷却ファン15がファ
ンカバー16により覆われている。
【0004】この構成で、電動機の運転中には、固定子
鉄心2及び回転子鉄心7で鉄損が発生すると共に、固定
子巻線3及び回転子導体8で銅損が発生し、軸受13で
は摩擦損が、そして回転子6及び冷却ファン15の各表
面では風損がそれぞれ発生し、それらは熱となる。
【0005】これに対して、外気は、冷却ファン15の
回転により、実線矢印で示すように、ファンカバー16
の吸気口16aからファンカバー16内に吸引され、こ
のファンカバー16内から固定子枠4の外側面に沿って
冷却フィン5間を流される。一方、内気は、エンドリン
グフィン10が起こすファン作用により、破線矢印で示
すように、固定子巻線3の端部3aに衝突して軸方向に
流れ、軸受ブラケット12の内側面及び回転軸11の外
側面に沿い流れて、エンドリングフィン10に戻る。
【0006】そして、前記固定子鉄心2と固定子巻線
3、並びに回転子鉄心7と回転子導体8で発生した損失
による熱は、大部分が固定子枠4に伝わって、この固定
子枠4の外表面及び冷却フィン5の外表面から外気に放
散される。又、固定子巻線3の端部3aや回転子導体8
から出る一部の熱は、エンドリングフィン10が起こし
たファン作用による内気の流れにより、軸受ブラケット
12に伝わって、この軸受ブラケット12から外気に放
散される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のものの場
合、固定子1、中でも固定子巻線3で発生する損失が他
の部分で発生する損失に比して大きく、従って、そこの
熱流束が大きくなって、固定子巻線3の温度が高くなり
やすいという事情にあった。
【0008】本発明は上述の事情に鑑みてなされたもの
であり、従ってその目的は、主として、固定子巻線の温
度上昇を効果的に抑制することのできる回転電機を提供
するにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の回転電機は、固定子鉄心に固定子巻線を有
する固定子と、この固定子を包囲した固定子枠と、前記
固定子の内方に設けられ回転軸を有する回転子と、前記
回転軸を軸受を介して支承した軸受ブラケットとを具備
する全閉形のものにおいて、機内に位置する前記回転軸
の部分に遠心又は斜流のファンを取付け、このファンが
羽根片に共通して有する環状の側板の外側面を、前記固
定子巻線の端部の内側面に対向させたことを特徴とす
る。
【0010】このものによれば、遠心又は斜流のファン
の回転により、内気がファンから流出した後、固定子枠
の内面に沿って流れ、固定子巻線の端部の外周側近傍を
流れて、その後、固定子巻線端部の先端から固定子巻線
端部の内側面とファンの側板の外側面との間を流れ、そ
して、側板内部に吸引されて、羽根片の方に向かう。こ
うした内気の流れにより、固定子巻線の端部から内気
へ、そして、内気から固定子枠への熱伝達が盛んにな
り、固定子巻線の端部から固定子枠への熱伝達が効果的
に行われるようになる。かくして、固定子巻線の温度が
下げられる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明を全閉外扇形の誘導
電動機に適用して、その第1実施例につき、図1を参照
して説明する。図1において、21は固定子を示してお
り、この固定子21は、固定子鉄心22に固定子巻線2
3を収めて構成している。固定子巻線23の端部23a
は、固定子鉄心22の両端部から外方に突出している。
この固定子21は、固定子枠24の内周部に挿入固定す
ることによって、この固定子枠24により包囲してお
り、固定子枠24には、外側面に多数の冷却フィン25
を設けている。
【0012】固定子21の内方には回転子26を設けて
おり、この回転子26は、回転子鉄心27に回転子導体
28を収め、この回転子導体28を回転子鉄心27の両
側でエンドリング29により短絡させて構成している。
又、回転子26は、回転子鉄心27の中心部に回転軸3
0を有しており、この回転軸30を、固定子枠24の両
端部に結合した軸受ブラケット31によりそれぞれ軸受
32を介して支承している。軸受ブラケット31には、
それぞれ外側面に多数の冷却フィン33を設けている。
【0013】そして、回転軸30には、機内で前記固定
子鉄心22及び回転子鉄心27の両側に位置する部分
に、それぞれ遠心ファン34を取付けている。この遠心
ファン34は、平坦な円形の主板35に多数の羽根片3
6を放射状に取付け、この羽根片36の全部に共通し
て、これらの反主板35側端部に環状の側板37を取付
けて構成したもので、その側板37の外側面を、前記固
定子巻線23の端部23aの内側面に対向させている。
【0014】一方、機外に位置する回転軸30の一端部
には、冷却ファン38を取付けている。この冷却ファン
38も、遠心ファンから成るものであり、平坦な円形の
主板39に多数の羽根片40を放射状に取付けて構成し
ている。この冷却ファン38はファンカバー41により
覆っており、このファンカバー41は、中央部に吸気口
41aを有し、排気側は開放して前記固定子枠24外側
面の冷却フィン25に臨んでいる。
【0015】次に、上記構成のものの作用を述べる。既
述のように、電動機の運転中には、固定子鉄心22及び
回転子鉄心27で鉄損が発生すると共に、固定子巻線2
3及び回転子導体28で銅損が発生し、軸受32では摩
擦損が、そして回転子26及び冷却ファン38の各表面
では風損がそれぞれ発生し、それらは熱となる。
【0016】これに対して、外気は、冷却ファン38の
回転により、実線矢印で示すように、ファンカバー41
の吸気口41aからファンカバー41内に吸引され、こ
のファンカバー41内から固定子枠24の外側面に沿っ
て冷却フィン25間を流される。
【0017】一方、内気は、この場合、遠心ファン34
の回転により、破線矢印で示すように、ファン34から
流出した後、固定子枠24の内面に沿って流れ、固定子
巻線23の端部23aの外周側近傍を流れて、その後、
固定子巻線23の端部23aの先端から固定子巻線23
の端部23aの内側面と遠心ファン34の側板37の外
側面との間を流れ、そして、側板37内部に吸引され
て、羽根片36の方に向かう。
【0018】こうした内気の流れにより、固定子巻線2
3の端部23aから内気へ、そして、内気から固定子枠
24への熱伝達が盛んになり、固定子巻線23の端部2
3aから固定子枠24への熱伝達が効果的に行われるよ
うになる。かくして、固定子巻線23の温度上昇を効果
的に抑制することができ、その温度を従来のものより下
げることができる。
【0019】なお、この場合も、固定子鉄心22で発生
した損失による熱は、固定子鉄心22からの伝導によっ
て固定子枠4に伝わる。又、回転子鉄心27と回転子導
体28で発生した損失による熱も、内気の上述のような
流れや対流によって固定子枠4に伝わる。これらの固定
子枠4に伝わった熱は、上述の固定子巻線23の端部2
3aから内気の流れを経て固定子枠4に伝わった熱とと
もに、固定子枠4の外表面及び冷却フィン5の外表面か
ら外気に放散される。
【0020】以上に対して、図2ないし図14は本発明
の第2ないし第9実施例を示すもので、それぞれ第1実
施例と同一の部分に同一の符号を付して説明を省略し、
異なる部分についてのみ述べる。
【0021】[第2実施例]図2に示す第2実施例にお
いては、遠心ファン34の側板51を、前述の側板37
に代えて、外側面が固定子巻線23の端部23aの内側
面に対向するとともに、先端部が回転子26のエンドリ
ング29に近接するものとしている。
【0022】このようにすることによって、破線矢印で
示すように、固定子巻線23の端部23aの先端から固
定子巻線23の端部23aの内側面と遠心ファン34の
側板51の外側面との間を流れた内気が、その後、回転
子26のエンドリング29の近傍を流れてから、側板5
1内部に吸引されるようになり、エンドリング29から
内気を経ての固定子枠24への熱伝達も盛んになるか
ら、エンドリング29の温度上昇、ひいては回転子導体
28の温度上昇をも効果的に抑制することができて、そ
の温度を従来のものより下げることができる。
【0023】なお、回転子26は、回転子鉄心27に収
めた回転子導体28をエンドリング29で短絡したもの
でなく、永久磁石を配設したものであっても良いもの
で、この場合、遠心ファン34は、側板51の先端部を
その永久磁石の先端部に近接させると良い。
【0024】[第3実施例]図3に示す第3実施例にお
いては、遠心ファン34の主板35の外面と、軸受ブラ
ケット32の内面とに、互いに入り組む凹凸部61,6
2を設けている。この場合、各凹凸部61,62は、そ
れぞれ複数の突起により形成しており、その各突起間
(凹部)に相手側の突起(凸部)を位置させて、迷路状
のシール部を構成している。
【0025】このようにすることにより、遠心ファン3
4から流出した内気が主板35の外面と軸受ブラケット
32の内面との間に流入することがなくなり、固定子巻
線23の端部23aから受熱して温度上昇した内気が軸
受ブラケット31に放熱することがなくなると共に、軸
受32部分に至ることもなくなるから、軸受32の温度
上昇をも効果的に抑制することができて、その温度を従
来のものより下げることができる。なお、この第3実施
例は上記第2実施例の構成と組合わせて実施するように
しても良い。
【0026】[第4実施例]図4に示す第4実施例にお
いては、軸受ブラケット31と固定子枠24との接する
部分のうちの、図中左側部においては軸受ブラケット3
1側、図中右側部においては固定子枠24側に、それぞ
れ回転軸30と同心の環状の凹部71,72を形成し、
この凹部71,72に、遠心ファン34の主板35の外
周縁部を近接させて、迷路状のシール部を構成してい
る。
【0027】このようにすることにより、上述同様に、
遠心ファン34から流出した内気が主板35の外面と軸
受ブラケット32の内面との間に流入することがなくな
り、固定子巻線23の端部23aから受熱して温度上昇
した内気が軸受ブラケット31に放熱することがなくな
ると共に、軸受32部分に至ることもなくなるから、軸
受32の温度上昇をも効果的に抑制することができて、
その温度を従来のものより下げることができる。
【0028】なお、この場合、凹部71,72は、いず
れも軸受ブラケット31側に、又は固定子枠24側に形
成するようにしても良い。又、この第4実施例は、前記
第2及び第3実施例の少なくとも一方の構成と組合わせ
て実施するようにしても良い。
【0029】[第5実施例]図5ないし図7に示す第5
実施例においては、固定子巻線23の端部23aと対向
する固定子枠24の内側面部に、回転軸30と同心状に
周方向に延びるフィン81を複数設けている。
【0030】このようにすることにより、遠心ファン3
4から流出した内気が固定子枠24の内面に沿って流れ
るとき、フィン81の各間に流入して、このフィン81
の各間を図6に破線矢印Aで示すように回流し、しか
も、このとき、遠心ファン34から流出した内気が遠心
ファン34の回転に伴って有する旋回成分により、図7
に記号Bで示すように紙面と直交する方向の例えば先側
に流れる。
【0031】これにより、固定子巻線23の端部23a
より受熱した内気から固定子枠24への熱伝達が一層盛
んになり、固定子巻線23の温度上昇を一段と効果的に
抑制できるようになるから、その温度を更に下げること
ができる。なお、この第5実施例は、前記第2ないし第
4実施例の少なくとも一つの構成と組合わせて実施する
ようにしても良い。
【0032】[第6実施例]図8ないし図10に示す第
6実施例においては、固定子巻線23の端部23aと対
向する固定子枠24の内側面部に、回転軸30と平行に
軸方向に延びるフィン91を複数設けている。
【0033】このようにすることにより、遠心ファン3
4から流出した内気が固定子枠24の内面に沿って流れ
るとき、フィン91の各間に流入して、このフィン91
に沿って図6に破線矢印で示すように流れ、しかも、こ
のとき、遠心ファン34から流出した内気が遠心ファン
34の回転に伴って有する旋回成分により、図10に破
線矢印Cで示すように周方向にも流れるから、フィン9
1の各間に流入して、このフィン91の各間を図10に
破線矢印Dで示すように回流する。
【0034】これにより、固定子巻線23の端部23a
より受熱した内気から固定子枠24への熱伝達が一層盛
んになり、固定子巻線23の温度上昇を一段と効果的に
抑制できるようになるから、その温度を更に下げること
ができる。なお、この第6実施例も、前記第2ないし第
4実施例の少なくとも一つの構成と組合わせて実施する
ようにしても良い。
【0035】[第7実施例]図11及び図12に示す第
7実施例においては、固定子巻線23の端部23aと対
向する固定子枠24の内側面部に、ピン状のフィン10
1を複数設けている。このようにすることにより、遠心
ファン34から流出した内気が固定子枠24の内面に沿
って流れるとき、図12に破線矢印で示すように、フィ
ン101にも接触して流れる。
【0036】これにより、固定子巻線23の端部23a
より受熱した内気から固定子枠24への熱伝達が一層盛
んになり、固定子巻線23の温度上昇を一段と効果的に
抑制できるようになるから、その温度を更に下げること
ができる。なお、この第7実施例も、前記第2ないし第
4実施例の少なくとも一つの構成と組合わせて実施する
ようにしても良い。
【0037】[第8実施例]図13に示す第8実施例に
おいては、遠心ファン34の側板37の内方に位置する
回転軸30の部分に、軸流ファン111を取付けてい
る。このようにすることにより、回転子26で発生し回
転軸30を経て軸受32側に向かう熱が、回転軸30か
ら軸流ファン111を経て、遠心ファン34により循環
される前述の内気に伝達され、軸受32に到達する熱が
少なくなる。
【0038】これにより、軸受32の温度上昇をも効果
的に抑制することができて、その温度を従来のものより
下げることができる。又、この場合、軸流ファン111
は遠心ファン34により内気の昇圧作用を補助するもの
でもあり、これによって、内気の流れを一層盛んにでき
るから、固定子巻線23の温度上昇、並びに軸受32の
温度上昇を更に効果的に抑制することができる。なお、
この場合、軸流ファン111は斜流ファンに変えて実施
するようにしても良い。又、この第8実施例は、前記第
2ないし第7実施例の少なくとも一つの構成と組合わせ
て実施するようにしても良い。
【0039】[第9実施例]図14に示す第9実施例に
おいては、遠心ファン34の主板121の外径を、前述
の主板35のそれより小さく定めており、特には、側板
37の内径よりも小さく定めていて、この主板121
に、前述の羽根片36より大きく外広がりの羽根片12
2を取付けている。
【0040】このようにすることにより、遠心ファン3
4の主板121と側板37とが軸方向に重なる部分がな
くなることで、軸方向に2分する単純な型で遠心ファン
34の型成形ができ、中子が不要になるから、生産性を
向上させることができる。なお、この第9実施例は、前
記第2ないし第8実施例の少なくとも一つの構成と組合
わせて実施するようにしても良い。
【0041】又、全体に、遠心ファン34は斜流ファン
に変えて実施するようにしても良い。更に、機全体とし
て、全閉形であれば良いもので、上述の全閉外扇形に限
られず、自然冷却する全閉自冷形等であっても良いもの
であり、又、電動機にも限られず、発電機への適用が可
能である。加えて、ファン34、凹凸部61,62、凹
部71,72、フィン81,91,101、及び軸流フ
ァン111は、いずれも、図示のような両側でなく、一
方側にのみ設けるようにしても良い。そのほか、本発明
は上記し且つ図面に示した実施例にのみ限定されるもの
ではなく、要旨を逸脱しない範囲内で適宜変更して実施
し得る。
【0042】
【発明の効果】本発明は以上説明したとおりのもので、
下記の効果を奏する。請求項1の回転電機によれば、側
板の外側面を固定子巻線の端部の内側面に対向させて機
内に設けた遠心又は斜流のファンによる内気の流れによ
り、固定子巻線の端部から固定子枠への熱伝達を盛んに
なし得て、固定子巻線の温度上昇を効果的に抑制するこ
とができる。
【0043】請求項2の回転電機によれば、エンドリン
グから内気を経ての固定子枠への熱伝達も盛んになし得
て、エンドリングの温度上昇、ひいては回転子導体の温
度上昇をも効果的に抑制することができる。請求項3,
4の回転電機によれば、固定子巻線の端部から受熱して
温度上昇した内気が軸受ブラケットに放熱したり、軸受
部分に至るのを防止できて、軸受の温度上昇をも効果的
に抑制することができる。
【0044】請求項5,6,7の回転電機によれば、固
定子巻線の端部と対向する固定子枠の内側面部に設けた
フィンにより、固定子巻線の端部より受熱した内気から
固定子枠への熱伝達を一層盛んになし得て、固定子巻線
23の温度上昇を一段と効果的に抑制することができ
る。
【0045】請求項8の回転電機によれば、回転子で発
生し回転軸を経て軸受に到達する熱を少なくなし得て、
軸受の温度上昇をも効果的に抑制することができる。
又、この場合、内気の流れを一層盛んにできて、固定子
巻線の温度上昇、並びに軸受の温度上昇を更に効果的に
抑制することができる。請求項9の回転電機によれば、
軸方向に2分する単純な型で遠心ファンの型成形がで
き、生産性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す上半部の縦断側面図
【図2】本発明の第2実施例を示す図1相当図
【図3】本発明の第3実施例を示す図1相当図
【図4】本発明の第4実施例を示す図1相当図
【図5】本発明の第5実施例を示す図1相当図
【図6】フィン部分の拡大縦断側面図
【図7】内気の別の流れを示す図6相当図
【図8】本発明の第6実施例を示す図1相当図
【図9】図6相当図
【図10】内気の別の流れを示すフィン部分の拡大縦断
正面図
【図11】本発明の第7実施例を示す図1相当図
【図12】図6相当図
【図13】本発明の第8実施例を示す図1相当図
【図14】本発明の第9実施例を示す図1相当図
【図15】従来例を示す図1相当図
【符号の説明】
21は固定子、22は固定子鉄心、23は固定子巻線、
23aは固定子巻線の端部、24は固定子枠、26は回
転子、27は回転子鉄心、28は回転子導体、29はエ
ンドリング、30は回転軸、31は軸受ブラケット、3
2は軸受、34は遠心ファン、35は主板、36は羽根
片、37は側板、51は側板、61,62は凹凸部、7
1,72は凹部、81,91,101はフィン、111
は軸流ファン、121は主板、122は羽根片を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5H609 BB02 BB19 PP01 PP02 PP05 PP06 PP07 PP08 PP09 PP11 QQ02 QQ10 QQ12 QQ13 QQ23 RR03 RR10 RR16 RR18 RR24 RR27 RR32 RR33 RR35 RR40 RR42 RR43 RR63 RR67 RR69 RR73

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定子鉄心に固定子巻線を有する固定子
    と、 この固定子を包囲した固定子枠と、 前記固定子の内方に設けられ回転軸を有する回転子と、 前記回転軸を軸受を介して支承した軸受ブラケットとを
    具備する全閉形のものにおいて、 機内に位置する前記回転軸の部分に遠心又は斜流のファ
    ンを取付け、 このファンが羽根片に共通して有する環状の側板の外側
    面を、前記固定子巻線の端部の内側面に対向させたこと
    を特徴とする回転電機。
  2. 【請求項2】 回転子が、回転子鉄心に収めた回転子導
    体を短絡するエンドリングを有し、又は永久磁石を配設
    したものであって、そのエンドリング又は永久磁石の先
    端部にファンの側板の先端部を近接させたことを特徴と
    する請求項1記載の回転電機。
  3. 【請求項3】 ファンの羽根片を取付けた主板と、軸受
    ブラケットとに、互いに入り組む凹凸部を設けたことを
    特徴とする請求項1記載の回転電機。
  4. 【請求項4】 軸受ブラケットと固定子枠との接する部
    分のうちの、軸受ブラケット側又は固定子枠側に環状の
    凹部を形成し、この凹部に、ファンの羽根片を取付けた
    主板の外周縁部を近接させたことを特徴とする請求項1
    記載の回転電機。
  5. 【請求項5】 固定子巻線の端部と対向する固定子枠の
    内側面部に、周方向に延びるフィンを設けたことを特徴
    とする請求項1記載の回転電機。
  6. 【請求項6】 固定子巻線の端部と対向する固定子枠の
    内側面部に、軸方向に延びるフィンを設けたことを特徴
    とする請求項1記載の回転電機。
  7. 【請求項7】 固定子巻線の端部と対向する固定子枠の
    内側面部に、ピン状のフィンを設けたことを特徴とする
    請求項1記載の回転電機。
  8. 【請求項8】 ファンの側板の内方に位置する回転軸の
    部分に、軸流ファン又は斜流ファンを取付けたことを特
    徴とする請求項1記載の回転電機。
  9. 【請求項9】 ファンの羽根片を取付けた主板の外径
    を、側板の内径よりも小さく定めたことを特徴とする請
    求項1記載の回転電機。
JP11044729A 1999-02-23 1999-02-23 回転電機 Pending JP2000245110A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11044729A JP2000245110A (ja) 1999-02-23 1999-02-23 回転電機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11044729A JP2000245110A (ja) 1999-02-23 1999-02-23 回転電機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000245110A true JP2000245110A (ja) 2000-09-08

Family

ID=12699543

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11044729A Pending JP2000245110A (ja) 1999-02-23 1999-02-23 回転電機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000245110A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011519544A (ja) * 2008-04-18 2011-07-07 クリエーション アンド モーター インダストリーズ リミテッド アウターローター型モーター及びこの構造を適用したアウターローター型インホイールモーター
KR20150041258A (ko) * 2013-10-07 2015-04-16 현대자동차주식회사 구동모터의 냉각유닛
WO2020202391A1 (ja) * 2019-03-29 2020-10-08 本田技研工業株式会社 モータ装置、電動パワーユニット、および作業機

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011519544A (ja) * 2008-04-18 2011-07-07 クリエーション アンド モーター インダストリーズ リミテッド アウターローター型モーター及びこの構造を適用したアウターローター型インホイールモーター
KR20150041258A (ko) * 2013-10-07 2015-04-16 현대자동차주식회사 구동모터의 냉각유닛
KR101956021B1 (ko) * 2013-10-07 2019-03-11 현대자동차 주식회사 구동모터의 냉각유닛
WO2020202391A1 (ja) * 2019-03-29 2020-10-08 本田技研工業株式会社 モータ装置、電動パワーユニット、および作業機
JPWO2020202391A1 (ja) * 2019-03-29 2020-10-08
CN113615057A (zh) * 2019-03-29 2021-11-05 本田技研工业株式会社 马达装置、电动动力单元以及作业机
US11967887B2 (en) 2019-03-29 2024-04-23 Honda Motor Co., Ltd. Motor apparatus, electric power unit, and working machine
CN113615057B (zh) * 2019-03-29 2024-05-07 本田技研工业株式会社 马达装置、电动动力单元以及作业机

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5365132A (en) Lamination for a dynamoelectric machine with improved cooling capacity
JP4187606B2 (ja) 電動機
US20180100517A1 (en) Centrifugal blower and vacuum cleaner
US20080136269A1 (en) Rotary electric machine
JP2000333409A (ja) 誘導電動機
JP2007224779A (ja) ファンモータ
JP2008082328A (ja) 遠心ファン
JP2016135026A (ja) 回転装置
JP2013126298A (ja) 回転電機
JP5993216B2 (ja) 回転電機
JP2014158342A (ja) 回転電機
JP2000245110A (ja) 回転電機
JP2017200354A (ja) ブラシレス回転電機
JP2022062289A (ja) 電動機及び電動送風機
JPH09322480A (ja) モータ
JPH0436098A (ja) モータファン
JPH06169554A (ja) 全閉外扇形回転電機
JPS62296735A (ja) 電動機の冷却装置
JP2010093987A (ja) 回転電機
JPH07170693A (ja) 回転電機の回転子
CN116914987A (zh) 轴向磁通电机的转子背板
JPH02133049A (ja) 回転電機の回転子
JP3193162U (ja) ブラシレスモータ
JP3788661B2 (ja) 電機子鉄心の冷却装置
JP2016111840A (ja) 回転電機