JP2000244943A - 画像情報信号記録再生装置 - Google Patents

画像情報信号記録再生装置

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JP2000244943A
JP2000244943A JP11039740A JP3974099A JP2000244943A JP 2000244943 A JP2000244943 A JP 2000244943A JP 11039740 A JP11039740 A JP 11039740A JP 3974099 A JP3974099 A JP 3974099A JP 2000244943 A JP2000244943 A JP 2000244943A
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digital
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JP11039740A
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English (en)
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Katsuyuki Watanabe
克行 渡辺
Hideo Nishijima
英男 西島
Sunao Horiuchi
直 堀内
Tomoyuki Nonaka
智之 野中
Hiroaki Suzuki
宏明 鈴木
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Hitachi Ltd
Hitachi Advanced Digital Inc
Original Assignee
Hitachi Ltd
Hitachi Video and Information System Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】アナログ信号記録再生部とデジタル信号記録再
生部の双方を有する画像情報信号記録再生装置におい
て、MPEGエンコーダを内蔵し、アナログ入力信号を
MPEG圧縮して記録再生する装置を提供する。 【解決手段】入力ビデオ信号をベースバンド信号に復調
する際、色副搬送波を逓倍した第1のクロック信号で動
作させ、MPEGエンコーダは第2のクロックで動作さ
せる。両者の間にインターフェース回路を設け、クロッ
クレートを変換し、直結したデジタル処理を可能にす
る。また、MPEGエンコーダの前にタイムベースコレ
クタを設け、時間軸変動を含む非標準信号が入力された
場合でも、MPEGエンコーダを安定に動作させる。さ
らに、記録モード(アナログ/デジタル)に対応し、A
GC回路をコピーガード信号に対し応答/非応答の切り
替えを行い、著作権を保護する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は記録媒体上に画像情
報信号を記録再生する画像情報信号記録再生装置に係
り、特にアナログ信号記録再生部とデジタル信号記録再
生部とを有する画像情報信号記録再生装置における信号
処理技術に関する。
【0002】
【従来の技術】これまでの家庭用の画像情報信号記録再
生装置は、1/2インチ幅の磁気テープにアナログビデ
オ信号を記録再生するアナログVTRが主流であった。
一方テレビジョン放送は、北米を中心にアナログ方式か
らデジタル方式へ実用化が進み、国内においても、ディ
レクTVやスカイ・パーフェクTVなどによりデジタル
放送が開始されており、この放送を受信するためのデジ
タルチューナーが製品化されている。
【0003】このような状況に対応するため、デジタル
放送の信号をそのまま記録できるデジタルVTRが最近
開発されている。これは、従来のVHS規格のVTRに
デジタル記録モードを搭載したデジタルVHSという新
規格のVTRである。アナログVTRの機能を残したま
ま、上記デジタル放送をビットストリーム記録するのが
特徴であり、デジタルチューナーを内蔵したものも製品
化されている。本発明者らは、既に特許出願(特開平8
−194988号公報)において、デジタルVTR機能
とアナログVTR機能とを複合したVTRを提案し、デ
ジタル/アナログ判別やオートトラッキング手段などの
技術を示した。
【0004】一方、世界標準のMPEG(Moving Pictu
re Experts Group)圧縮伸張技術により映像信号をデジ
タル符号化する技術が実用化されるようになり、上記の
デジタル放送もこれに準拠している。当初MPEG1が
主流であったが、最近になって伝送レートが高く高画質
なMPEG2が実用化されている。その応用製品として
はDVD(Digital Video Disc)プレーヤがあり、MPE
G2記録されたディスクから再生されたデジタル信号を
デコードして再生画像を得るものである。MPEG2デ
コーダに比べエンコーダは、回路規模が大きく民生機器
への実用化はやや遅れていた。しかしながら、ここ数年
の間に、半導体デバイスにおける微細化技術が急速に発
展し、MPEG2のエンコーダをリアルタイムで処理可
能なLSIが開発されており、民生機器への応用も可能
な状況にある。
【0005】また最近の家庭用VTRの信号処理技術と
して、コンポジットビデオ信号から輝度信号と色信号と
に分離する際に、フレームメモリを用いる3次元YC分
離回路が採用されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来技術によ
りデジタル化は急速に進みつつあるが、従来のアナログ
機器が一気にデジタル放送対応の機器に転換することは
難しく、当面はアナログ放送とデジタル放送が共存し双
方に対応できる機器が必要とされる。
【0007】また、上記デジタルVTRの構成は、MP
EG圧縮されて伝送されたデジタル放送信号をチューナ
ーで受信し、ビットストリーム信号をそのまま直接磁気
テープ上に記録し、また再生時にMPEGデコーダでコ
ンポジットビデオ信号に変換し再生画像を得る、デジタ
ル放送専用VTRである。すなわち、入力されるコンポ
ジットビデオ信号をMPEG圧縮してデジタル記録する
機能を有しない。
【0008】上記のように、これまでアナログVTR機
能とデジタルVTR機能とを複合したVTRにおいて、
MPEGエンコーダを内蔵させてコンポジットビデオ信
号をデジタル記録する製品はまだ発表されていない。さ
らに、これを実現する場合以下のような課題が予想され
る。
【0009】第1に、ソフト映像に対する著作権を保護
するためのコピーガード機能に関し、アナログVTR/
デジタルVTRでどのように対応すべきかが問題とな
る。
【0010】第2に、VTRの再生画像のようにジッタ
を持った信号やレーザーディスクのスチル画像のような
フィールド間でバーストが不連続になるような信号な
ど、非標準信号が入力されたときのMPEGエンコーダ
の誤動作や、入力画面がチャンネル切替などで発生する
入力画面の垂直同期はずれによるMPEGエンコーダ側
への影響などが問題となる。
【0011】第3に、MPEGエンコーダと3次元YC
分離回路を組み合わせて構成する際の問題がある。3次
元YC分離回路は、1フレーム分のメモリを用いて色信
号の1フレーム間の相関性を利用して分離するものであ
り、これまでの技術では色副搬送波fscに同期したク
ロックでの処理が一般的であった。これに対して、MP
EGエンコーダは色差信号の規格(CCIR656)に
則った13.5MHzの4:2:2の信号形式をとって
いる。上記したYC分離回路とMPEGエンコーダの間
を接続してデジタル信号を伝送するには、これらのクロ
ックレートを最適化する必要がある。
【0012】本発明の目的は、アナログ放送とデジタル
放送の双方に対応するとともに、従来のアナログ放送信
号をデジタル記録する機能をも有する、使い勝手の良い
画像情報信号記録再生装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の画像情報信号記録再生装置では、アナログ信
号記録再生部とデジタル信号記録再生部とを有し、アナ
ログ信号記録再生部は、入力されるアナログビデオ信号
のバースト信号に位相同期した色副搬送波を生成する色
副搬送波生成手段を有し、デジタル信号記録再生部は、
上記色副搬送波周波数を逓倍したクロック信号を発生す
るクロック信号発生手段と、このクロック信号により動
作し上記アナログビデオ信号をベースバンド信号に復調
するデコード手段を有する。これにより、デジタル信号
記録再生部はクロック信号によるビート等の干渉がな
く、アナログビデオ信号をベースバンド信号に復調する
ことができる。
【0014】また本発明では、アナログ信号記録再生部
で生成された色副搬送波に同期しこれを逓倍する逓倍ク
ロック発生手段と、色副搬送波周波数に非同期のN倍の
クロックを生成する固定発振クロック発生手段と、入力
されるアナログビデオ信号の時間軸変動を検出し入力信
号が標準信号か非標準信号かを判別する非標準判別手段
とを有し、入力信号が標準信号の場合は上記逓倍クロッ
ク発生手段の発生するクロック信号により、また入力信
号が非標準信号の場合は上記固定発振クロック発生手段
の発生するクロック信号により上記デコード手段を動作
させるようにした。これにより、ジッタ成分を持つVT
Rの再生出力信号などの非標準信号に対しては、上記逓
倍クロック発生手段の発生するクロック信号に概ね一致
した、独立発振の上記固定発振クロック発生手段の発生
するクロック信号を用いているので、あらゆる外部入力
信号に対し良好に復調できる。
【0015】また本発明では、デコード手段を動作させ
る第1のクロック発生手段と、MPEGエンコード手段
とデジタル記録手段とを動作させる第2のクロック発生
手段とを有し、上記デコード手段と上記MPEGエンコ
ード手段との間に、クロックレートと信号形式の変換を
行うインターフェース手段を設けた。これにより、入力
信号をベースバンド信号に復調し、MPEG圧縮した後
デジタル記録処理し、記録媒体に記録するまでの全ての
工程をデジタル信号で直結できる。
【0016】また本発明では、アナログビデオ信号を輝
度信号と色信号とに分離するYC分離回路と、時間軸変
動を補正するタイムベースコレクタと、YC分離回路と
タイムベースコレクタとに共通に用いられるフィールド
メモリもしくはフレームメモリとを有し、上記YC分離
回路は、2次元YC分離回路と3次元YC分離回路とに
切替えが可能であり、入力されるアナログビデオ信号が
標準信号の場合は、上記YC分離回路は3次元YC分離
回路に切替え、かつ上記タイムベースコレクタをオフと
し、入力されるアナログビデオ信号が非標準信号の場合
は、上記YC分離回路は2次元YC分離回路に切替え、
かつ上記タイムベースコレクタをオンするようにした。
これにより、標準信号、非標準信号の双方に対し高画質
でデジタル記録が可能となる。
【0017】また本発明では、アナログ信号記録再生部
とデジタル信号記録再生部は共通のYC分離回路を有す
る。さらにデジタル信号記録再生部は、YC分離回路の
出力の時間軸変動を補正するタイムベースコレクタと、
補正信号をMPEG圧縮するMPEGエンコード手段
と、MPEG圧縮された信号を記録媒体上に記録するた
めのデジタル記録手段とを有するようにした。これによ
り、非標準信号に対しても誤動作の少ないデジタル記録
機能を提供する。
【0018】また本発明では、アナログ信号記録再生部
とデジタル信号記録再生部は、入力されるアナログビデ
オ信号振幅を一定に制御する共通の、または独立の自動
利得制御(AGC)回路を有する。そして、アナログ信
号記録再生部による記録動作時には、上記自動利得制御
回路は入力されるアナログビデオ信号に含まれるコピー
ガード信号に応答し、デジタル信号記録再生部による記
録動作時には、入力されるアナログビデオ信号に含まれ
るコピーガード信号に応答しないように設定した。これ
により著作権問題に対処した画像情報信号記録再生装置
を提供できる。
【0019】また本発明では、Y色差信号が直接入力さ
れる場合には、上記インターフェース手段のクロックレ
ート変換をスルーにし、信号の取り込みからMPEG圧
縮までの処理を同一クロックで処理することにより、高
画質のデジタル記録機能を提供できる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を用いて説明する。
【0021】まず本発明の第1の実施例を図1、図2、
図3を用いて説明する。図1はアナログ/デジタル複合
VTRの信号処理回路を示したものである。30はアナ
ログVTRブロックで31はデジタルVTRブロックを
示す。まず、アナログVTRブロックについて説明す
る。入力端子1から入力されるコンポジットビデオ信号
は、自動利得制御(AGC)回路2でレベルを一定に制
御された後、YC分離回路3で輝度信号と色信号に分離
され、それぞれ記録輝度信号処理回路4と記録色信号処
理回路5を経て加算回路6で加算された後、記録アンプ
7で増幅され磁気ヘッド8に供給される。再生時は、磁
気ヘッド8からの信号を再生ヘッドプリアンプ9で十分
に増幅された後、分離フィルタ10で輝度信号と色信号
に分離されぞれぞれ再生輝度信号処理回路11、再生色
信号処理回路12で処理された後、スイッチ回路13、
14を介し輝度信号は出力端子16、色信号は出力端子
18、加算回路15で加算されたコンポジットビデオ信
号は出力端子17に出力される。ここで、33は色副搬
送波(fsc)発生回路であり、外部から入力されるコ
ンポジットビデオ信号のバースト信号に位相同期するよ
うに記録色信号処理回路5からの制御信号によりスイッ
チ14を介し制御されるものである。再生時はスイッチ
14はオフ状態になりfsc発生回路33は固定発振と
なる。
【0022】次に、デジタルVTRブロックについて説
明する。35はアナログVTRブロックから入力された
色副搬送波fscをN逓倍する逓倍回路で、この出力ク
ロックCK1がブロック37のシステムクロックとな
る。具体的にはCK1は8fscとし、必要に応じこれ
を1/2分周した4fscを用いるのが望ましい。1
3.5MHz発生器36は逓倍回路35の出力を入力と
するPLL(Phase LockedLoop)構造を持つもので、そ
の出力CK2はクロックCK1に位相同期しており、ブ
ロック38のシステムクロックとして作用する。YC分
離された輝度信号と色信号は、システムクロックCK1
でNTSCデコーダ19によりベースバンド信号に復調
された後、インターフェース回路28によりMPEG2
エンコーダ21側のシステムクロックCK2のレートに
レート変換、さらに信号形式の変換が行われる。MPE
G2エンコーダ21の入力は一般にCCIR656規格
に準拠した4:2:2形式のY色差信号(Y/R−Y/
B−Y)で受け渡される。この規格ではクロックレート
として13.5MHzの伝送が義務付けられている。M
PEG2エンコーダ21の出力は、DVHS記録回路2
2(ここではDVHS規格に則ったデジタル記録回路で
あり、以下DVHS記録回路と呼ぶ)を介して記録アン
プ23を介し磁気ヘッド24に送られ磁気テープ上に記
録される。再生時は、磁気テープからの信号を再生プリ
アンプ25で十分に増幅した後DVHS再生回路26で
処理され、MPEG2デコーダ27でベースバンド信号
に復元される。さらにインターフェース回路28でクロ
ックレートをCK2からCK1に変換され、NTSCエ
ンコーダ29によりNTSC方式の映像信号に変換さ
れ、スイッチ回路13、14を介し輝度信号は出力端子
16、色信号は出力端子18、加算回路15で加算され
たコンポジットビデオ信号は出力端子17に出力され
る。
【0023】以上説明したように、クロックによる干渉
を防ぐために、NTSCデコーダ19は色副搬送波fs
cに同期したクロックCK1で処理し、MPEG2エン
コーダ21側にはクロックCK2のレート(13.5M
Hz)で受け渡し、これらのレート変換のために、イン
ターフェース回路28を設けたものである。MPEG2
デコーダ27からNTSCエンコーダ29への変換も同
様にインターフェース回路28で行う。
【0024】次に、AGC回路2について説明する。従
来のアナログVTRにおいては、著作権の保護の立場か
ら、コピーガード(コピープロテクト)対応が実施され
ている。これは、マクロビジョン社が提唱するAGC動
作に対するものが一般的である。垂直帰線期間のある場
所に1H(Hは水平走査期間)期間に数発の疑似シンク
パルス(以下、マクロビジョン信号と呼ぶ)を挿入し
て、そのパルスに反応してAGC回路の圧縮率を高め、
記録信号に異常を来すものである。アナログVTR部3
0では、これまで通りこうしたコピーガード対応を継続
していく。これに対し、デジタルVTRでは、CGMS
(Copy Guard Management System)信号により、複写
に関して「不可」、「可」、「1度複写可」などに区分
して記録可/不可をコントロールするようになってい
る。従って、たとえマクロビジョン信号が挿入してあっ
てもCGMS信号により「1度複写可」であれば、磁気
テープ上に記録可能となる。従って、デジタルVTRと
して動作する場合は、AGC回路後段でCGMS信号を
読み取りやすくするために、AGC回路2はマクロビジ
ョン信号に応答しないように設定する。すなわち、アナ
ログVTRとデジタルVTRとでAGC回路を独立に持
つ場合は、アナログVTR側のAGC回路はマクロビジ
ョン信号に対し応答し、デジタルVTR側のAGC回路
はマクロビジョン信号に応答しないようにする。一方図
1に示すようにアナログVTR30とデジタルVTR部
31とでAGC回路2を兼用する場合は、端子70から
制御信号(Digital)を入力してこれを切り替え、‘H’
であればマクロビジョン信号に応答しデジタルVTRと
して動作するように制御し、‘L’であればマクロビジ
ョン信号に応答しアナログVTRとして動作するように
制御する。
【0025】図2は、図1におけるクロックの構成を若
干変えた実施例である。インターフェース回路28まで
の動作は前と同様であり、クロックCK1からクロック
CK2へレートを変換する。その後MPEG2エンコー
ダ21、DVHS記録回路22はCK2と概ね同一周波
数であるが、非同期の固定発振器51で生成されるクロ
ックCK3を用いて処理する構成である。これは、クロ
ックCK2は色副搬送波に同期したクロックであるた
め、入力の色信号の状態に応じ少なからず位相が揺らい
だクロックとなる。よって、これとは別の固定発振クロ
ックCK3によりMPEG2エンコーダ/デコーダ、D
VHS記録回路/再生回路を動作させれば、入力信号状
態によらずより安定した動作が得られる。
【0026】次に図3は、図1におけるYC分離回路
を、アナログVTR部30とデジタルVTR部33でそ
れぞれ独立に持った場合である。クロック構成等は図1
と同様である。すなわち、デジタルVTR部33側にY
C分離回路32を追加しているが、この場合のYC分離
回路32は3次元YC分離回路で構成したことに特徴が
ある。3次元YC分離回路は、1フレーム分のメモリを
用いて色信号の1フレーム間の相関性を利用して高画質
に分離するものであり、通常は、色副搬送波fscに同
期したクロックで動作する。これに対して、前に述べた
ようにMPEGエンコーダはY色差信号の規格(CCI
R656)に則ったクロックレート13.5MHzで動
作するから、これらの信号を直結するため、インターフ
ェース回路28にてクロックレートの変換を行ってい
る。
【0027】次に本発明の第2の実施例を図4を用いて
説明する。図4はアナログ/デジタル複合VTRの信号
処理回路を示したものである。図1の実施例と異なるの
はデジタルVTR部33の部分であり、ブロック43は
YC分離回路32、NTSCデコーダ19、タイムベー
スコレクタ40、スイッチ回路42、インターフェース
回路28、NTSCエンコーダ29、非標準判別回路4
1から構成される。ここでのYC分離は、高画質なMP
EG2記録に相応し、フレームメモリ59を用いた3次
元YC分離として高画質なYC分離を行う。そして、入
力信号が標準信号であれば3次元YC分離として動作す
るが、非標準信号の場合には誤動作が生じるためライン
メモリを用いた2次元YC分離に切り替える構成とす
る。
【0028】非標準信号入力時に3次元YC分離をでき
ない理由を、図6により説明する。VTRからの再生信
号のようにジッタによる時間軸の揺らぎを持っている場
合には、実線74に示す現在のフィールドの信号(黒
丸)に対し、点線75に示す1フレーム後の信号(×
印)はジッタによりサンプリング位相がずれてしまい、
1フレーム前後の演算により精度の良いYC分離ができ
なくなる。これに対して、1H(Hは水平走査期間)前
後の信号は、ジッタにより特に大きな影響はなく、ある
程度の精度でYC分離が可能になる。このように、非標
準信号に対しては、2次元YC分離に切り替えることが
好ましい。
【0029】また、非標準信号入力をこのままMPEG
圧縮した場合には、フレーム間の揺らぎにより、圧縮操
作自身に問題が生じ画質劣化となる。そこで、YC分離
された信号はNTSCデコーダ19でベースバンド信号
に復調された後、タイムベースコレクタ40に入力され
る。タイムベースコレクタ40は、フレームメモリを用
いた構成とし、フレーム単位で時間軸の揺らぎを検出し
補正を行うものである。前述した如く、非標準信号が入
力された場合には、YC分離回路は2次元YC分離とな
り、フレームメモリは不要となるため、これをタイムベ
ースコレクタとして用いることで、メモリを有効活用で
きる。周知の通りMPEG圧縮は複数のフィールド情報
をもとに行うため、VTR出力のようにジッタ成分をも
った非標準信号に対してはフィールド間で情報が時間軸
上揺らいでいるため、性能良くMPEG圧縮することは
難しく、一度タイムベースコレクタを通し標準信号に変
換する作業が必要となる。図6に示すように、現在のフ
ィールドの信号(黒丸)に対し、点線75に示す1フレ
ーム後の信号(×印)はジッタによりサンプリング位相
がずれてしまうため、MPEG圧縮操作においても演算
精度が落ち、良質な圧縮ができなくなるからである。タ
イムベースコレクタとしては、ラインメモリを用いたも
のでも性能を向上させることはできるが、さらに、フィ
ールドもしくはフレーム単位での補正をすることで、M
PEG圧縮に対しより安定した画質を確保できることに
なる。また、入力が突然切り替わったりした場合には、
ライン処理におけるタイムベースコレクタではページめ
くれなどが生じ、MPEG圧縮した場合数フィールドに
影響が生じ大きな画質劣化の要因になる。そこで、フレ
ーム処理のタイムベースコレクタを用いることで、画面
が突然切り替わってもページめくれが発生せず、MPE
G圧縮した際にも画質の乱れは生じない。標準信号に対
してはタイムベースコレクタをかける必要がないため、
スイッチ42でオフするように、非標準信号判別回路4
1の出力でスイッチ42を制御することになる。
【0030】システムクロックに関しては、標準信号が
入力されるときには色副搬送波fscも安定しているた
め、逓倍回路35でfscを逓倍したクロックをCK1
としてブロック43を動作させるとともに、後段のブロ
ック38を動作させるクロックCK2も逓倍したクロッ
クをもとに生成する。非標準信号が入力されたときに
は、スイッチ52を黒丸側に接続し固定発振器53の出
力クロックをCK1として用い、CK2も固定発振器5
3のクロックをもとに生成することで、非標準信号のジ
ッタ等の影響を受けない安定した動作が可能になる。
【0031】次に図5を用いて、非標準信号判別の結果
をもとにYC分離回路とタイムベースコレクタの切替の
具体例を説明する。図5はYC分離回路からタイムベー
スコレクタまでのシステム図である。3次元YC分離回
路56とタイムベースコレクタ40はフレームメモリ5
9を兼用化しており、スイッチ60で切り替える。2次
元YC分離回路57はラインメモリ58を用いてYC分
離を実現する。3次元YC分離回路56と2次元YC分
離回路57からの輝度信号と色信号はそれぞれスイッチ
回路61と62とで切り替える構成とし、タイムベース
コレクタ40に関しては、スイッチ回路42でオン/オ
フの切替を行う構成とする。非標準判別回路41により
非標準と判定された場合は、スイッチ回路42、60、
61、62を黒丸側に接続し、YC分離回路を2次元処
理、タイムベースコレクタをオンするように動作させ
る。標準信号と判定された場合は上記4つのスイッチ回
路を白丸側に接続し、YC分離回路を3次元処理、タイ
ムベースコレクタをオフするように動作させる。ここで
非標準判別回路41は、例えば入力信号の色副搬送波周
波数(fsc)、水平同期周波数(fH)、垂直同期周
波数(fV)などの関係が所定の関係を満たすかどうか
により標準/非標準を判定することができる。
【0032】次に図7を用いて、第3の実施例を説明す
る。図7はアナログ/デジタル複合VTRの信号処理回
路を示したものである。図4の第2の実施例に対し、ア
ナログVTR部30のYC分離回路を削除してデジタル
VTR部33に設けた高性能YC分離回路32を共有す
る構成である。アナログVTR部30では、YC分離回
路32からの輝度信号と色信号をDA変換器77,78
でアナログ信号に戻した後、記録輝度信号処理回路4、
記録色信号処理回路5に入力する。ここでアナログVT
R部30へは、図7に示すように、タイムベースコレク
タ40を通過する前のYC分離信号を戻すようにして、
fsc発生回路33からの色副搬送波を安定化させた。
【0033】これについて、図8を用いて説明する。A
GC回路から出力されたビデオ信号は、YC分離回路3
2で分離された後、DA変換器77,78を介し色信号
処理回路80、輝度信号処理回路81に送られる。色信
号に関しては、fsc発生回路33の出力と色信号処理
回路80の出力とが位相比較器82で比較され、誤差信
号はLPF83を介しfsc発生回路に戻される。YC
分離後の色信号に位相ロックした色副搬送波は、逓倍器
35で逓倍されてYC分離回路32のクロックとして用
いられ、性能の良いYC分離が実現できる。これに対
し、タイムベースコレクタ40を通過した信号を送った
場合にはこの安定性は損なわれる。タイムベースコレク
タ40はメモリ制御及び演算回路84とタイミングジェ
ネレータ85から構成されており、メモリを用いて時間
軸補正を行った後、バースト信号と同期信号を付け替え
るものである。従ってこの出力を位相比較器82に戻し
ても入力の色信号に位相ロックした色副搬送波が得られ
ず、YC分離回路32の分離性能が劣化することにな
る。以上のように、非標準信号入力時には、位相比較器
82に戻す色信号にはタイムベースコレクタをかけず、
太線矢印で示したループの安定性を図りYC分離性能を
確保し、一方MPEGエンコーダに送る信号にはタイム
ベースコレクタを通すことで時間軸の揺らぎをなくした
標準信号にすることで、デジタルVTRの性能を向上さ
せることができる。
【0034】次に図9、図10を用いて第4の実施例に
ついて説明する。最近のビデオ機器は、高性能化を目的
にベースバンド信号、即ちY色差(Y/Cr/Cb信
号)とでの受け渡しを行うものが増えており、本実施例
は、入力として、上記Y色差信号を受ける場合の構成を
示したものである。図9は、アナログ/デジタル複合V
TRの信号処理回路を示したものである。本実施例は、
図3の実施例に対し、デジタルVTR部33にY色差信
号入力端子91、92、93を設けた場合の構成図であ
る。Y色差入力を磁気テープ上に記録する場合には、端
子95からの制御信号により、切替回路94で端子9
1、92、93からのY色差信号が選択され、インター
フェース回路96に入力され、MPEG2エンコーダ2
1の入力信号形式に合った信号に変換される。このと
き、Y色差信号は、色副搬送波fscで変調されていな
いため、fscに同期したクロックで処理する必要がな
い。さらにクロックをCK1からCK2に切り替えるこ
とで、インターフェース回路96でのレート変換処理が
不要になり、画質劣化なくMPEG2エンコーダ21に
信号を送ることができる。
【0035】次に、上記クロック切替を含めた一連の処
理を、図10をもとに詳しく説明する。コンポジットビ
デオ信号は入力端子101から入力し、AD変換器10
7を介してYC分離回路108で分離され(図9のYC
分離回路32にはAD変換器107が含まれる)、デコ
ーダ回路19でY色差信号に復調されマルチプレクサ1
09の端子A側(A0,A1,A2)に入力される。一
方セットに直接入力されるY色差信号は、端子91、9
2、93からAD変換器104、105、106でデジ
タル信号に変換された後、マルチプレクサ109の端子
B側(B0,B1,B2)に入力される。
【0036】コンポジットビデオ信号入力時には、fs
cをN逓倍したクロックCK1がスイッチ回路97で選
択され、AD変換107、YC分離108、デコード処
理19が行われ、マルチプレクサ109は端子A側が選
択される。またインターフェース回路96においては、
レート変換回路98で13.5MHz系の信号にレート
変換されたものがマルチプレクサ99で選択され、信号
変換回路100でMPEG2エンコーダの入力信号形式
に合った信号に変換され、端子102を介してMPEG
2エンコーダに信号が送られる。
【0037】Y色差信号入力時には、13.5MHz系
のクロックCK2がスイッチ回路97で選択され、AD
変換104,105,106が行われ、マルチプレクサ
109は端子B側が選択される。また、インターフェー
ス回路96においては、レート変換されない信号がマル
チプレクサ99で選択され、信号変換回路100でMP
EG2エンコーダの入力信号形式に合った信号に変換さ
れ、端子102を介してMPEG2エンコーダに信号が
送られる。
【0038】以上のように、直接入力されるY色差信号
は、レート変換回路などの処理を行わずにMPEGエン
コーダへ信号を伝送することができるので、途中工程で
の画質劣化がない。また、図示していないが、インター
フェース回路96の前段にタイムベースコレクタ処理が
あった場合にも、同様にタイムベースコレクタを13.
5MHz系のクロックで処理することで、レート変換処
理を回避できる。
【0039】以上本実施例の説明においては、NTSC
方式のVTR及びMPEG2エンコーダ/デコーダ、D
VHS規格VTRなどを例にとって説明してきたが、P
AL方式、SECAM方式など他の放送方式の信号に対
しても同様であり、MPEG2以外の圧縮方式、DVH
S以外のデジタルVTRに関しても同様に適用でき、本
発明の範疇である。また記録媒体として、磁気テープ以
外に、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、半
導体メモリの場合も同様に適用でき、さらにこれらの記
録媒体を複数個組み合わせてもよい。その際記録媒体に
応じて圧縮方式が異なっても、本発明のクロック処理技
術を適用できる。
【0040】
【発明の効果】本発明によれば、アナログVTRのもつ
色副搬送波の位相同期手段を利用し、デジタル処理側の
システムクロックを生成することで、ビート等の干渉が
なく、かつ低価格なアナログ/デジタル複合VTRを実
現できる。
【0041】標準信号入力の場合は色副搬送波に同期し
たクロック、非標準信号入力の場合は固定発振のクロッ
クを用いることで、あらゆる外部入力信号に対する性能
を確保できる。
【0042】クロックレートの異なる復調信号とMPE
Gエンコーダとの間にクロックレートと信号形式を合わ
せるインターフェース回路を設けることで、復調処理、
MPEG圧縮処理、デジタル記録処理を全てデジタルで
直結できるシステムを提供でき、LSI化を促進し低価
格なアナログ/デジタル複合VTRを実現できる。
【0043】また、アナログVTRのもつ色副搬送波の
位相同期手段を利用してクロック処理をしたYC分離回
路を兼用化した場合でも、アナログVTR側にはタイム
ベースコレクタ前の信号、MPEGエンコーダ側にはタ
イムベースコレクタ後の信号を入力し、標準信号時オ
フ、非標準信号時オンするようにすることで、非標準信
号にも誤動作の少ないデジタルVTRを提供できる。
【0044】また、アナログVTRに適用されていたA
GC回路とYC分離さらにビデオ出力端子等を兼用化す
ることで、低価格なアナログ/デジタル複合VTRを提
供できる。
【0045】さらに、AGC回路に対するコピーガード
対応の有無をデジタル記録とアナログ記録とで切り替え
ることで、著作権問題に対処した複合VTRを提供でき
る。
【0046】さらに、Y色差信号入力付きの装置に対し
ては、一連の処理を13.5MHz系のクロックで処理
することにより、画質劣化なくMPEG圧縮が可能とな
り、記録再生時の画質を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるアナログ/デジタル複合VTRの
第1の実施形態の信号処理システム構成図である。
【図2】本発明によるアナログ/デジタル複合VTRの
第1の実施形態の変形例である。
【図3】本発明によるアナログ/デジタル複合VTRの
第1の実施形態の変形例である。
【図4】本発明によるアナログ/デジタル複合VTRの
第2の実施形態の信号処理システム構成図である。
【図5】図4におけるデジタルVTR部のベースバンド
復調処理構成を示す図である。
【図6】図4におけるテレビ画面上での非標準信号の時
間軸揺らぎを示す模式図である。
【図7】本発明によるアナログ/デジタル複合VTRの
第3の実施形態の信号処理システム構成図である。
【図8】図7における色副搬送波を生成するフィードバ
ックループを示す図である。
【図9】本発明によるアナログ/デジタル複合VTRの
第4の実施形態の信号処理システム構成図である。
【図10】図9における入力及び信号処理切替の具体例
を示す図である。
【符号の説明】
3,32…YC分離回路、 19…NTSCデコーダ、 21…MPEG2エンコーダ、 22…DVHS記録回路、 26…DVHS再生回路 27…MPEG2デコーダ、 28…インターフェース回路、 30…アナログVTRブロック、 31…デジタルVTRブロック、 35…逓倍回路、 36,51,53…クロック発生回路、 37,39…ベースバンド変復調処理回路、 38,50…MPEG処理回路を含むデジタル記録再生
処理回路、 98…レート変換回路、 100…信号変換回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西島 英男 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地株式 会社日立製作所マルチメディアシステム開 発本部内 (72)発明者 堀内 直 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地株式 会社日立製作所マルチメディアシステム開 発本部内 (72)発明者 野中 智之 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地株式 会社日立製作所マルチメディアシステム開 発本部内 (72)発明者 鈴木 宏明 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地株式 会社日立画像情報システム内 Fターム(参考) 5C055 AA01 AA04 AA05 AA06 BA03 EA02 EA03 EA04 EA08 FA22 GA07 GA11 GA17 GA22 HA01 HA02 HA03 HA12 HA14 HA27 HA28 HA29 HA31 HA33 HA35 5D080 AA03 AA07 BA01 BA03 DA04 DA06 EA02 EA07 EA08 EA40 FA31 GA01

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】アナログ信号記録再生部とデジタル信号記
    録再生部とを有する画像情報信号記録再生装置におい
    て、 該アナログ信号記録再生部は、入力されるアナログビデ
    オ信号のバースト信号に位相同期した色副搬送波を生成
    する色副搬送波生成手段を有し、 該デジタル信号記録再生部は、上記色副搬送波周波数を
    逓倍したクロック信号を発生するクロック信号発生手段
    と、該クロック信号により動作し上記アナログビデオ信
    号をベースバンド信号に復調するデコード手段を有する
    ことを特徴とした画像情報信号記録再生装置。
  2. 【請求項2】アナログ信号記録再生部とデジタル信号記
    録再生部とを有する画像情報信号記録再生装置におい
    て、 該アナログ信号記録再生部は、入力されるアナログビデ
    オ信号のバースト信号に位相同期した色副搬送波を生成
    する色副搬送波生成手段を有し、 該デジタル信号記録再生部は、上記アナログビデオ信号
    をベースバンド信号に復調するデコード手段と、上記ア
    ナログ信号記録再生部で生成された色副搬送波に同期し
    これを逓倍する逓倍クロック発生手段と、色副搬送波周
    波数に非同期のN倍のクロックを生成する固定発振クロ
    ック発生手段と、上記アナログビデオ信号の時間軸変動
    を検出し該信号が標準信号か非標準信号かを判別する非
    標準判別手段とを有し、 入力される上記アナログビデオ信号が標準信号の場合は
    上記逓倍クロック発生手段の発生するクロック信号によ
    り、上記アナログビデオ信号が非標準信号の場合は上記
    固定発振クロック発生手段の発生するクロック信号によ
    り上記デコード手段を動作させることを特徴とした画像
    情報信号記録再生装置。
  3. 【請求項3】入力されるアナログビデオ信号をMPEG
    圧縮して記録媒体に記録再生する画像情報信号記録再生
    装置において、 該アナログビデオ信号をベースバンド信号に復調するデ
    コード手段と、 復調された該ベースバンド信号をMPEG圧縮するMP
    EGエンコード手段と、 MPEG圧縮された信号を該記録媒体上に記録するため
    のデジタル記録手段と、 上記デコード手段を動作させる第1のクロック発生手段
    と、 上記MPEGエンコード手段と上記デジタル記録手段と
    を動作させる第2のクロック発生手段とを有し、 上記デコード手段と上記MPEGエンコード手段との間
    に、クロックレートと信号形式の変換を行うインターフ
    ェース手段を設けることを特徴とした画像情報信号記録
    再生装置。
  4. 【請求項4】入力されるアナログビデオ信号をデジタル
    圧縮して複数の記録媒体に記録再生する画像情報信号記
    録再生装置において、 該アナログビデオ信号をベースバンド信号に復調するデ
    コード手段と、 復調された該ベースバンド信号を該複数の記録媒体に応
    じてデジタル圧縮する複数のエンコード手段と、 デジタル圧縮された信号を該複数の記録媒体上に記録す
    るための複数のデジタル記録手段と、 上記デコード手段を動作させる第1のクロック発生手段
    と、 上記複数のエンコード手段と上記複数のデジタル記録手
    段に応じてこれらを動作させる第2のクロック発生手段
    とを有し、 上記デコード手段と上記複数のエンコード手段との間
    に、クロックレートと信号形式の変換を行うインターフ
    ェース手段を設けることを特徴とした画像情報信号記録
    再生装置。
  5. 【請求項5】請求項4に記載の画像情報信号記録再生装
    置において、 前記複数の記録媒体は、磁気テープ、磁気ディスク、光
    ディスク、光磁気ディスク、半導体メモリの中から選択
    されたものであることを特徴とする画像情報信号記録再
    生装置。
  6. 【請求項6】入力されるアナログビデオ信号をMPEG
    圧縮して記録再生する画像情報信号記録再生装置におい
    て、 該アナログビデオ信号を輝度信号と色信号とに分離する
    YC分離回路と、 時間軸変動を補正するタイムベースコレクタと、 該YC分離回路と該タイムベースコレクタとに共通に用
    いられるフィールドメモリもしくはフレームメモリと、 上記アナログビデオ信号の時間軸変動を検出し該信号が
    標準信号か非標準信号かを判別する非標準判別手段とを
    有し、 上記YC分離回路は、2次元YC分離回路と3次元YC
    分離回路とに切替えが可能であり、 入力される上記アナログビデオ信号が標準信号の場合
    は、該YC分離回路は該3次元YC分離回路に切替え、
    かつ該タイムベースコレクタをオフとし、 入力される上記アナログビデオ信号が非標準信号の場合
    は、該YC分離回路は該2次元YC分離回路に切替え、
    かつ該タイムベースコレクタをオンすることを特徴とし
    た画像情報信号記録再生装置。
  7. 【請求項7】アナログ信号記録再生部とデジタル信号記
    録再生部とを有する画像情報信号記録再生装置におい
    て、 該アナログ信号記録再生部と該デジタル信号記録再生部
    は、入力されるアナログビデオ信号を輝度信号と色信号
    とに分離する共通のYC分離回路を有することを特徴と
    した画像情報信号記録再生装置。
  8. 【請求項8】請求項7に記載の画像情報信号記録再生装
    置において、 前記デジタル信号記録再生部は、該YC分離回路の出力
    の時間軸変動を補正するタイムベースコレクタと、該補
    正信号をMPEG圧縮するMPEGエンコード手段と、
    該MPEG圧縮された信号を記録媒体上に記録するため
    のデジタル記録手段とを有することを特徴とした画像情
    報信号記録再生装置。
  9. 【請求項9】アナログ信号記録再生部とデジタル信号記
    録再生部とを有する画像情報信号記録再生装置におい
    て、 該アナログ信号記録再生部と該デジタル信号記録再生部
    は、入力されるアナログビデオ信号を輝度信号と色信号
    とに分離するYC分離回路を各々独立に有し、 該デジタル信号記録再生部のYC分離回路は、3次元Y
    C分離回路にて構成したことを特徴とする画像情報信号
    記録再生装置。
  10. 【請求項10】アナログ信号記録再生部とデジタル信号
    記録再生部とを有する画像情報信号記録再生装置におい
    て、 該アナログ信号記録再生部と該デジタル信号記録再生部
    は、入力されるアナログビデオ信号振幅を一定に制御す
    る共通の自動利得制御回路を有し、 該アナログ信号記録再生部による記録動作時には、該自
    動利得制御回路は入力される該アナログビデオ信号に含
    まれるコピーガード信号に応答し、 該デジタル信号記録再生部による記録動作時には、該自
    動利得制御回路は入力される該アナログビデオ信号に含
    まれるコピーガード信号に応答しないように設定したこ
    とを特徴とする画像情報信号記録再生装置。
  11. 【請求項11】前記自動利得制御回路は、前記アナログ
    信号記録再生部側に配設したことを特徴とする請求項1
    0に記載の画像情報信号記録再生装置。
  12. 【請求項12】アナログ信号記録再生部とデジタル信号
    記録再生部とを有する画像情報信号記録再生装置におい
    て、 該アナログ信号記録再生部と該デジタル信号記録再生部
    は、入力されるアナログビデオ信号振幅を一定に制御す
    る自動利得制御回路を各々独立に有し、 該アナログ信号記録再生部の自動利得制御回路は入力さ
    れる該アナログビデオ信号に含まれるコピーガード信号
    に応答し、 該デジタル信号記録再生部の自動利得制御回路は入力さ
    れる該アナログビデオ信号に含まれるコピーガード信号
    に応答しないように設定したことを特徴とする画像情報
    信号記録再生装置。
  13. 【請求項13】アナログ信号記録再生部とデジタル信号
    記録再生部とを有する画像情報信号記録再生装置におい
    て、 該アナログ信号記録再生部と該デジタル信号記録再生部
    にて再生されたビデオ信号を出力する共通のビデオ出力
    端子を有することを特徴とする画像情報信号記録再生装
    置。
  14. 【請求項14】入力されるアナログビデオ信号をMPE
    G圧縮して記録媒体に記録再生する画像情報信号記録再
    生装置において、 コンポジットビデオ信号とY色差信号をそれぞれ入力す
    る入力端子と、 該入力信号をそれぞれをデジタル信号に変換するAD変
    換器と、 コンポジットビデオ信号をベースバンド信号に復調する
    デコード手段と、 ベースバンド信号をMPEG圧縮するMPEGエンコー
    ド手段と、 MPEG圧縮された信号を記録媒体に記録するデジタル
    記録手段と、 互いに周波数の異なるクロック信号を発生する第1のク
    ロック発生手段と第2のクロック発生手段と、 上記デコード手段と上記MPEGエンコード手段との間
    に、クロックレート変換と信号形式変換を行うインター
    フェース手段を備え、 上記MPEGエンコード手段と上記デジタル記録手段は
    上記第2のクロック発生手段にて動作させるとともに、 入力信号がコンポジットビデオ信号の場合には、上記A
    D変換器は上記第1のクロック発生手段にて動作させ、 入力信号がY色差信号の場合には、上記AD変換器は上
    記第2のクロック発生手段にて動作させ、上記インター
    フェース手段のクロックレート変換をスルーにしたこと
    を特徴とする画像情報信号記録再生装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100725260B1 (ko) 2005-12-07 2007-06-07 한국전자통신연구원 영상 복호기 검증을 위한 시스템 보드와의 인터페이스 장치
JP2009154758A (ja) * 2007-12-27 2009-07-16 Jtekt Corp 電動パワーステアリング装置
JP2011147073A (ja) * 2010-01-18 2011-07-28 Nec Personal Products Co Ltd エンコーダ管理システム、エンコーダ制御装置、エンコーダ管理方法、及びプログラム

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JP2009154758A (ja) * 2007-12-27 2009-07-16 Jtekt Corp 電動パワーステアリング装置
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