JP2000244922A - 画像データ圧縮方法 - Google Patents

画像データ圧縮方法

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JP2000244922A
JP2000244922A JP32838199A JP32838199A JP2000244922A JP 2000244922 A JP2000244922 A JP 2000244922A JP 32838199 A JP32838199 A JP 32838199A JP 32838199 A JP32838199 A JP 32838199A JP 2000244922 A JP2000244922 A JP 2000244922A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高精細で取得された画像データを高い圧縮率
で圧縮することができる画像データ圧縮方法を提供す
る。 【解決手段】 CCD1にて12ビットで取得された画
像データ(元データ)を上位8ビットの上位側ビットデ
ータと下位4ビットの下位側ビットデータとに分離す
る。上位側ビットデータにJPEGロスレス符号化を施
すと共に、元データの大きさ(桁数)に基づいて下位側
ビットデータの有効ビット数(4ビット以下)を決定す
る。この有効ビット数の幅内の下位側ビットデータを抽
出し、上記圧縮された上位側ビットデータと共に記憶媒
体2に記憶する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像データ圧縮方
法に関し、特に、多数の階調を持つ多値中間調画像デー
タの圧縮/復元に適用して有用な画像データ圧縮方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】画像入力機器(例えば、ディジタル・カ
メラに用いられるCCD)の発達に伴い、画像データの
取り込みが高精細に行われるようになった。このように
高精細に得られた元データ(RAWデータ)に対して
は、パーソナルコンピュータ等でユーザによる画像処理
が施され、その後、出力機器(例えば、CRT、プリン
タ)で所望の画像が得られるようになっている。
【0003】CCDからの信号(信号電荷)で表される
画像データは、例えばA/Dコンバータによって、1画
素当り10ビット〜12ビットのディジタル信号に変換
される。12ビットのディジタル信号に変換された場
合、最大階調は、「4096」である。このように10
ビット〜12ビットで高精細に取り込まれた画像データ
は、1画素当り8ビット程度の画像データに変更され、
出力機器で画像の再現が行われる。
【0004】上記のように取り込み時に1画素当りの画
像データのビット数を10ビット〜12ビットで表すの
は、取り込み時は、撮影環境が著しく明るい場合から著
しく暗い場合まで幅広く変化し、この広い範囲で満遍な
く画像データを得る必要があるからである。一方、再現
時は、1コマ(画面)内で実際に表される明度差が撮影
環境に比べて小さいため、8ビット程度の画像データで
1コマ内の画像の明暗を十分に表現できる。
【0005】ところで、CCDによって取り込まれた画
像データは、記憶媒体に記憶され、この記憶媒体から適
宜、画像データの読み出しが行われるが、従来は、記憶
媒体には1画素当り8ビットに変更された画像データが
記憶されていた。
【0006】ここで、1画素当り8ビットの画像データ
をそのまま記憶したのでは、1コマ(1画面)当りのデ
ータ量が膨大となるため、画像データを圧縮処理した
後、記憶媒体に記憶するようにしている。一般的な、画
像データの圧縮処理としては、元データ(RAWデー
タ)に対するDPCM処理、ハフマン符号化、算術符号
化、これらを適宜用いたJPEGロスレス符号化、Ziv-
Lempel法に代表されるユニバーサル符号化等が知られて
いる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、記憶媒
体に1画素当り8ビットの画像データを元データとして
記憶したのでは、この1画素当り8ビットの元データに
対してユーザが所望の加工/修正を加える場合、加工/
修正後の画像データが1画素当り8ビット以下となっ
て、その画質が低下する。
【0008】しかして、記憶媒体に、CCDにより得ら
れた高精細な画像データ(10ビット〜12ビット)を
元データとしてそのまま保存しておき、この元データを
読み出し、これに対して加工/修正を行うことで、加工
/修正後の画像データの画質を高めることができる。こ
の高精細な元データを記憶媒体に記憶する際にも、上記
した圧縮処理(好ましくは、可逆符号化処理)を施す必
要があるが、10ビット〜12ビットの画像データに、
8ビットの画像データと同様の圧縮処理を施しても、高
い圧縮率を達成することができない。これは、画像デー
タを圧縮する場合(特に、DPCM符号化の場合)、近
接する画素間の画素データに相関性があればある程に高
い圧縮率が得られるが、例えば、12ビット程度の画像
データであれば、画素間の画像データの相関性は、上位
の6ビット〜8ビットでは顕著であるが、下位の3〜4
ビットに関しては相関性がほとんどないからである。従
って、10ビット〜12ビットの画像データに対して、
そのまま圧縮を施しても高い圧縮率は得られず、圧縮後
であっても、依然、データが大きく、容量の大きな記憶
媒体が必要になる。
【0009】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
ので、高精細で取得された画像データを高い圧縮率で圧
縮することができる画像データ圧縮方法を提供すること
を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明は、画像入力手段(1)によ
って1画素当り一定ビット数(12ビット)で取得され
た画像データを圧縮するに当り、前記一定ビット数の画
素毎の元データを上位の所定ビット数(8ビット)で表
される上位側ビットデータと下位の所定ビット数(4ビ
ット)で表される下位側ビットデータとに分離するステ
ップと、前記上位側ビットデータに可逆的な符号化(J
PEGロスレス符号化)を施すステップと、前記一定ビ
ット数(12ビット)の画素毎の元データに基づいて前
記下位側ビットデータ(4ビット)の有効ビット数を決
定するステップと、前記有効ビット数の幅で前記下位側
ビットデータの所定ビット(4ビット)のうち上位のデ
ータを抽出するステップと、前記可逆的な符号化(JP
EGロスレス符号化)が施された上位側ビットデータと
前記抽出された有効ビット数の幅の下位側ビットデータ
とを、個別に管理するための管理データを生成するステ
ップと、前記可逆的な符号化(JPEGロスレス符号
化)が施された上位側ビットデータと前記抽出された有
効ビット数の幅の下位側ビットデータと前記生成された
管理データとを記憶媒体(2)に記憶するステップとに
よって、当該圧縮処理を行なうものである。
【0011】又、請求項2に記載の発明は、請求項1に
記載の画像データ圧縮方法において、前記有効ビット数
を、前記画素毎の元データの有効ビット幅に応じて決定
するようにしたものである。又、請求項3に記載の発明
は、請求項1又は請求項2に記載の画像データ圧縮方法
において、前記画素毎の有効ビット幅を前記画像入力手
段の検出精度に応じた値で決定し、前記上位の所定ビッ
ト数を、近傍の画素との間で相関が生じる傾向の強い上
位のビット数とすると共にその値を経験則より求めるよ
うにしたものである。
【0012】(作用)上記請求項1の発明によれば、高
精細に得られた元データについて、近傍画素との相関性
の高い上位側ビットデータに関しては高い圧縮での可変
長符号化が可能になり、相関性が低くなる下位側ビット
データに関しては、有効ビット数の幅から外れたデータ
を切り捨てることで復元画素の画質劣化を伴うことなく
更に高い圧縮率が得られ、かつ高速に処理を行なうこと
ができる。
【0013】又、請求項2の発明によれば、元データの
有効ビット幅(例えば、9ビット)が、下位側ビットデ
ータの全部又は一部に含まれている場合に、当該全部又
は一部のみが記録されるため、効率の良い画像データの
記憶が行われる。又、請求項3の発明によれば、可逆符
号化が施される上位側ビットデータのビット数が相関性
の高い値に経験則によって求められるため、DPCM符
号化等により、高い圧縮率での画像データの圧縮が可能
になる。
【0014】
【発明の実施の形態】(第1の実施の形態)以下、本発
明の第1の実施の形態について、添付図面を参照して説
明する。尚、この第1の実施の形態は、請求項1から請
求項3に対応する。図1は、本発明の画像データ圧縮方
法が適用される符号化処理装置10の構成を示すブロッ
ク図である。
【0015】符号化処理装置10は、画像入力機器(C
CD)1から入力された画像信号を、ディジタル化した
のち、DPCM符号化とハフマン符号化とが併用された
JPEGロスレス符号化により、当該画像データを圧縮
して記憶媒体2に記憶するものである。ここで、符号化
処理装置10は、CCD1と一体に(例えば、ディジタ
ルカメラ内に)設けられる。又、記憶媒体2に記憶され
た圧縮画像データは、後述するように、パーソナルコン
ピュータ等の復号化処理装置20(図6)にて復号化さ
れ、その後、ユーザによる加工/修正が加えられて、画
像が復元される。
【0016】この符号化処理装置10の入力側に接続さ
れるCCD1は、画素(セル)がm行×n列のマトリッ
クス状に配置され、図2に示すように、その受光面に3
色(図示例では、「R」「G」「B」)のカラーフィル
タが配置されている。符号化処理装置10は、CCD1
からの信号(信号電荷)を4096階調のディジタル信
号(12ビット)に変換するA/D変換器11、ディジ
タル化された信号(元データ)を一時的に記憶する入力
データバッファ12、入力データバッファ12に一時的
に記憶された信号(元データ)を符号化するCPU1
3、CPU13が実行するプログラム等を記憶する主メ
モリ14、CPU13にて符号化された信号(圧縮画像
データ)を一時的に記憶し、所定のタイミングで記憶媒
体2側に出力し、記憶させるための出力データバッファ
15等により構成されている。
【0017】このうち入力データバッファ12は、CC
D1によって得られた画素毎の画素データ(m×n個)
を、各行(ライン)毎に記憶するもので、符号化の対象
となる1行分のデータ(n個の画素データ)をひとまと
めにして記憶する対象ライン用バッファ12A、対象ラ
イン用バッファ12Aからシフトされた1行前のデータ
を記憶する1ライン前用バッファ12B、1ライン前用
バッファ12Bからシフトされた2行前のデータを記憶
する2ライン前用バッファ12Cを構成する。
【0018】又、出力データバッファ15には、アドレ
スバッファ15A、ハイバッファ15B、ロウバッファ
15Cが構成され、このうちアドレスバッファ15Aに
後述する「圧縮データブロック位置情報」、ハイバッフ
ァ15Bに後述する「上位側圧縮データ」及び「下位側
データブロック位置情報」、ロウバッファ15Cに「下
位側データ」が、各々、記憶される。尚、アドレスバッ
ファ15Aに、予め1行の画像データの位置情報として
2バイト、又は、4バイトを割り当てるようにしておく
ことで、任意の行の位置情報を、より速く得ることがで
きる。
【0019】次に、符号化処理装置10のCPU13に
て実行される、1コマ(画面)分の画像データの符号化
処理について、図3のプログラムフローチャートを用い
て説明する。この符号化処理が開始されると(スター
ト)、先ず、ステップS1において、入力データバッフ
ァ12の対象ライン用バッファ12Aに1行毎にn個宛
記憶される画素データ(12ビットの元データ)から、
注目画素の画素データが読み込まれる。
【0020】ステップS2では、上記読み込まれた注目
画素の画素データ(12ビット)が上位の8ビット(上
位側ビットデータ)と下位の4ビット(下位側ビットデ
ータ)に分離される。このように12ビットの画素デー
タ(元データ)を上位8ビットと下位4ビットとに分離
するのは、12ビットで得られる画像データにおいて
は、一般に、上位6ビット〜上位8ビットまでのデータ
に関しては、近傍の他の画素データとの間に高い相関性
が見られ、高い圧縮率での符号化が可能であるのに対
し、下位4ビットになると他の近傍画素の下位4ビット
との間での相関性が著しく低下するからである。
【0021】ステップS3では、8ビットの上位側ビッ
トデータがJPEGロスレス符号化によって可逆的に符
号化され、この符号化されたデータが「上位側圧縮デー
タ」として、ハイバッファ15Bに記憶される。このス
テップS3でのJPEGロスレス符号化は、この第1の
実施の形態では、DPCM符号化とハフマン符号化を併
用して、概ね、以下の手順に従って行われる。
【0022】先ず、注目画素の予測値が、近傍の同色カ
ラーフィルタの画素(同色画素)の画素値(上位側ビッ
トデータの値)又は隣接画素の画素値(上位側ビットデ
ータの値)を基に所定の予測式に従って算出される。こ
こで、近傍の画素の画素値としては、注目画素(例え
ば、図2のR44)に対して同一ラインの同色画素(2画
素前のR42)又は2ライン前の同色画素(R24,R2
2)、又は隣接画素(G43,B33,G34)のうち最も予
測誤差が小さくなる画素値が用いられる。
【0023】実際の予測値の算出に何れの画素値を用い
るか、換言すれば、何れの画素値を変数とした予測式を
用いるかは(最適予測式)、具体的には、2画素前の画
素値、及びその近傍の同色画素又は2画素前の隣接画素
の画素値(何れも上位側ビットデータの値)に基づいて
決定される。即ち、注目画素の2画素前において、この
2画素前の画素値と、その近傍の同色画素又は隣接画素
値の画素値を用いた複数の予測式を用意し、これら予測
式にて複数の仮の予測値を求め、2画素前の画素値と上
記複数の仮の予測値とを各々比較し、その予測誤差が最
も小さくなる予測式を最適予測式として記憶しておく。
そして、この記憶された最適予測式を用いて、今回ルー
プでの注目画素の予測値が算出される。
【0024】このようにして算出された上位側ビットデ
ータの予測値は、前記ステップS2で分離された上位側
ビットデータ(8ビット)の画素値と比較されてその予
測誤差Δが求められる(DPCM符号化)。そして、こ
の予測誤差Δについて、その発生分布に従ったハフマン
符号化が行われて上位側ビットデータが符号化される
(可逆符号化、可変長符号化)。
【0025】ここで、予測値の算出に当り、同色画素と
して、同一行の同色画素の画素値と、2行前の同色画素
の画素値を用いた予測式が用いられるが、これは、図2
に示すように、3原色CCDの場合、「R」、「B」に
ついては、同じ色成分のカラーフィルタが配置されてい
る画素は、1行前(1ライン前)には存在せず、2行前
に同色の近傍画素が存在するからである。
【0026】このようにステップS3で上位側ビットデ
ータの符号化が行われると、次のステップS4で、下位
側ビットデータ(4ビット)の有効ビット数(1〜4ビ
ット)が、元データの大きさ(桁数)に応じて決定され
る。ここで、有効ビット数とは、下位側ビットデータ
(4ビット)のうち、記憶しておくべき(画像データの
復元に用いるべき)ビットを上位側から数えたビット数
である(図4中、右下がり斜線部分)。
【0027】この第1の実施の形態では、下位側ビット
データの有効ビット数は、12ビットの元データの有効
ビット幅を、原則として9ビット確保するものとして
(図4(a)〜(d))、その値が求められている。
尚、上記した有効ビット幅は、本実施の形態では、CC
Dの検出精度に応じて決定される。即ち、12ビットの
元データの大きさが12桁のときには、上位側ビットデ
ータ(8ビット)で表しきれない1ビット分が下位側ビ
ットデータで表されるので、有効ビット数は1ビットと
なる(図4(a)の右下がり斜線部分)。又、元データ
の大きさが11桁のときには、上位側ビットデータ(8
ビットのうち下位7ビットで表される)で表しきれない
2ビット分が下位側ビットデータで表されるので、有効
ビット数は2ビットとなる(図4(b)の右下がり斜線
部分)。同様に、元データの大きさが10桁のときには
3ビット分が表しきれないので有効ビット数は3ビッ
ト、元データの大きさが9桁のときには4ビット分が表
しきれないので有効ビット数は4ビットとなる(図4
(c),(d)の右下がり斜線部分)。
【0028】尚、元データの大きさが4ビット〜8ビッ
トのときには、有効ビット幅を9ビット確保することが
できないため、元データの有効ビット幅は当該元データ
の大きさ(桁数)と一致させるが、このとき、下位側ビ
ットデータの有効ビット数は4ビットとなる(図4
(e),(f)の右下がり斜線部分)。更に、元データ
の大きさが4ビットより小さいときには、有効ビット数
を4ビットに固定する(図4(g)の右下がり斜線部
分)。
【0029】しかして、元データの有効ビット幅に応じ
て、4ビットの下位側ビットデータのうちデータを保存
すべきビットの数(有効ビット数)と、データを切り捨
てることができる無効ビット(図4中、左下がり斜線部
分)とが決定される。この下位側ビットデータの有効ビ
ット数の幅のデータは、下位側データ用のロウバッファ
15Cに記憶される。
【0030】ステップS5では、上記したステップS1
〜ステップS4の処理が1行分、即ち、今回対象となっ
ている1行に含まれるn個の画素の全てについて行われ
たか否かが判別され、1行分の処理が終了した時点で
(判別結果が“Yes”)、次のステップS6に進む。
ステップS6では、1行分(n個の画素)について得ら
れた上位側圧縮データが上位側圧縮データブロックとし
てブロック化され、下位側データが下位側データブロッ
クとしてブロック化され、互いに結合される。
【0031】ステップS7では、上位側圧縮データブロ
ックの先頭位置に、同じ行の下位側データブロックの位
置情報が付加される。ステップS8では、アドレスバッ
ファ15Aに、各行の圧縮データブロックの先頭位置を
示す位置情報が、1コマ分の画像データの最先位置に付
加される。このようにして、アドレスバッファ15Aに
記憶された「圧縮データブロック位置情報」、「下位側
データブロック位置情報」が付加された1行分の「上位
側圧縮データ」、「下位側データ」は、記憶媒体2に所
定のタイミングで記憶される。
【0032】今回対象となっている1行分の画像データ
の符号化が終了すると、次のステップS9では、上記し
たステップS1〜ステップS8の処理が、1コマ(1画
面)を構成するm行全てについて行われたか否かが判別
される。未だ、1コマ分の処理(m行の処理)が終了し
ていない場合には、ステップS9の判別結果が“No”
となって、上記したステップS1〜ステップS8が繰り
返し実行される。
【0033】一方、ステップS9の判別結果が“Ye
s”のとき、即ち、1コマの全ての行(m行)について
の処理が終了したときには、そのまま本プログラムを終
了する。ところで、上記したように1画素当り12ビッ
トで得られた画像データについて、元データの有効ビッ
ト幅を原則的に9ビットとするのは、12ビットで表さ
れているCCD1の出力信号には、一般に、CCD1の
固有のノイズ、CCD1から符号化処理装置10に至る
信号の伝達経路にて生じるノイズ等が含まれており、経
験則からノイズ成分は、12ビットで表される飽和レベ
ルの信号において3ビット程度生じることが知られてい
るからである。
【0034】表1は、12ビットの元データと、元デー
タの有効ビット幅と、復元されるべき信号のビット位置
(有効ビット位置)と、下位側ビットデータの有効ビッ
ト数との関係を示すものである。表1中“1”は有効成
分の先頭位置を示し、“x”は有効ビット、“y”は無
効ビットを示す。尚、有効ビット位置は、上位側からBi
t1〜Bit12で表される。
【表1】 例えば、元データが12桁のときには、有効ビット幅は
9ビット、有効ビット位置はBit1〜Bit9である。従っ
て、下位側ビットデータのうち上位1ビット(Bit9)の
みが有効ビット“x”となり、残余の下位3ビット(Bit
10〜Bit12)は無効ビット“y”となる。次に、上記した
画像符号化処理(図3)による符号化が行われた圧縮画
像データ(1コマ分)のデータフォーマット(図5)に
ついて説明する。
【0035】この図に示すように、1コマ分の画像デー
タは、その最先位置に1コマ分(m行分)の各行毎の圧
縮データブロックの位置を示す「圧縮データブロック位
置情報」が記憶され、その後に、各行毎の画像データブ
ロックが1行目からm行目まで繰り返しパターンで記憶
されている。各行の画像データブロックには、各々の先
頭位置に各行の「下位側データブロック位置情報」が、
各々付加され、これに続いて1行分の「上位側圧縮デー
タブロック」、1行分の「下位側データブロック」が順
次記憶されている。
【0036】ここで、1コマ分の画像データの最先位置
に設けられた「圧縮データブロック位置情報」は、1コ
マ分(m行分)の画像データの各行の画像データブロッ
クの位置情報(図4中↓)を示すものである。又、各行
の画像データブロックの先頭位置に設けられた「下位側
データブロック位置情報」は、各行の画像データブロッ
ク内での「下位側データブロック」の位置情報(図4中
↑)を示すものである。
【0037】具体的には、図5に一部を拡大して示すよ
うに(図では2行目の画像データブロックが拡大されて
いる)、2行目の「下位側データブロック位置情報」に
続く「上位側圧縮データブロック」では、2行目に含ま
れる画素全て(n画素分)の「上位側圧縮データ」がブ
ロック化されている。又、この「上位側圧縮データブロ
ック」に続く「下位側圧縮データブロック」では、2行
目に含まれる画素全て(n画素分)の「下位側データ」
がブロック化されている。
【0038】上記のように1コマ分の画像データの最先
位置に、各行毎の「圧縮データブロック位置情報」を記
憶しておくことによって、1コマの画像のうち特定の行
の「上位側圧縮データ」を、ランダムに読み出すことが
可能になる。ここで、「圧縮データブロック位置」は、
「上位側圧縮データブロック」の先頭位置を示すと同時
に、各行の画像データブロックの位置を示すことにな
る。従って、特定の行の「上位側圧縮データ」と「下位
側データ」を、共にランダムに読み出すことも可能であ
る。
【0039】又、上記のように各行の画像データブロッ
クの先頭位置に「下位側データブロック位置情報」を付
加しておくのは、上記したように「上位側圧縮データブ
ロック」の長さが、JPEGロスレス符号化により可変
長符号化されて行毎にそのデータ長が異なるからであ
る。図6は、「上位側圧縮データブロック」と「下位側
データブロック」とを記憶媒体2に記憶する際の、他の
データフォーマット例を示すものである。
【0040】この図に示すデータフォーマットでは、1
コマ分の画像データを圧縮して記憶するに当って、その
最先位置に、「圧縮データブロック位置情報」、「下位
側データブロック位置情報」を、各行毎に、交互に記憶
している点が、図5に示すデータフォーマットと異なっ
ている。
【0041】このように1画面分の画像データの最先部
分に、「圧縮データブロック位置情報」、「下位側デー
タブロック位置情報」を、交互に記憶することで、特定
の行の画像データのみを抽出する際に、他の行の画像デ
ータを読み込む必要がなく、処理速度が高められる。次
に、上記手順に従って符号化がなされた画像データの復
号化について説明する。
【0042】図7は、記憶媒体2に記憶されている圧縮
画像データを復号化するための復号化処理装置20を示
すブロック図である。復号化処理装置20は、記憶媒体
2からの圧縮画像データを復号化すると共に復号化した
画像データ(12ビットの元データ)を、画像加工/修
正装置30に出力するもので、記憶媒体2から圧縮画像
データを読み込む入力データバッファ21、記憶媒体2
からの圧縮画像データを復元するCPU22、復元され
た画像データ(元データ)を各行毎に一時的に記憶する
と共に出力する復元データバッファ23、CPU22が
実行するプログラム等が記憶されている主メモリ24と
によって構成されている。
【0043】又、復号化処理装置20には、その復元デ
ータバッファ23に画像加工/修正装置30が接続され
ている。この画像加工/修正装置30は、外部から入力
された加工/修正情報(ユーザのキーボード操作等で入
力された情報)に基づいて、復元された画像データ(1
2ビットの元データ)に加工/修正を施すものである。
加工/修正された後の画像データ(例えば、8ビットの
画像データ)は、画像出力機器(例えば、CRT、プリ
ンタ)40に出力され、所望の画像が得られるようにな
っている。尚、前述した復号化処理装置10がディジタ
ルカメラに用いられる場合には、この復号化処理装置2
0、画像加工/修正装置30は、主としてパーソナルコ
ンピュータによって構成される。
【0044】ここで、復号化処理装置20の入力データ
バッファ21は、アドレスバッファ21A、ハイバッフ
ァ21B、ロウバッファ21Cを構成している。そし
て、アドレスバッファ21Aに記憶媒体2からの「圧縮
データブロック位置情報」が一時的に記憶され、記憶媒
体2からの「上位側圧縮データ」及び「下位側データブ
ロック位置情報」がハイバッファ21Bに一時的に記憶
される。又、ロウバッファ21Cに記憶媒体2からの
「下位側データ」が一時的に記憶される。
【0045】又、復号化処理装置20の復元データバッ
ファ23は、対象ライン用バッファ23A、1ライン前
用バッファ23B、2ライン前用バッファ23Cを構成
している。そして、対象ライン用バッファ23Cに、今
回の復元対象となっている行(復元対象ライン)の復元
された画像データ(12ビットの元データ)が一時的に
記憶される。1ライン前用バッファ23Bには対象ライ
ン用バッファ23Aからシフトされた1行前の画像デー
タ(12ビットの元データ)が一時的に記憶され、2ラ
イン前用バッファ23Cには1ライン前用バッファ23
Bからシフトされた2行前の画像データ(12ビットの
元データ)が一時的に記憶される。
【0046】図8は、上記した復号化処理装置20のC
PU22にて実行される画像復号化処理を示すプログラ
ムフローチャートである。この画像復号化処理のプログ
ラムが開始されると、先ず、ステップS21において、
記憶媒体2から入力データバッファ21に取り込まれた
位置情報(圧縮データブロック位置情報、下位側データ
ブロック位置情報)が、CPU22に読み込まれる。
【0047】ステップS22では、読み込まれた「圧縮
データブロック位置情報(図4の↓の位置を示す情
報)」に基づいて、今回ループで対象となっている行
(1行分)の画像データブロック内の全てのデータの読
み込みが行われる。ステップS23では、ステップS2
1で読み込まれた「下位側データブロック位置情報(図
4の↑の位置を示す情報)」に基づいて、ステップS2
2で読み込まれたデータを、上位側圧縮データブロック
と下位側データブロックとに分離する処理が行われる。
【0048】ステップS24では、上記分離された上位
側圧縮データブロックに記憶されている上位側圧縮デー
タに対して、周知のJPEGロスレス復号化が行われ
る。このJPEGロスレス復号化は、前述した画像符号
化処理(図3)のステップS3で施された符号化の手順
の逆の手順で行われる。即ち、注目画素の上位側ビット
データ(8ビット)を復号化する場合には、先ず、2ル
ープ前で復号化されている2画素前(同色画素)の画素
値を求めておく。次いで、この2画素前の画素につい
て、その近傍の同色画素の画素、又は隣接画素の画素値
を用いた複数の予測式に基づいて、予測値(仮の予測
値)を複数求めておく。更に、2画素前の画素値とこれ
ら仮の予測値とを各々比較してその予測誤差Δを求め、
これが最小となる予測式(最適予測式)を選択してお
く。そして、2ループ前に記憶されたこの最適予測式を
用いて、今回ループでの注目画素の予測値を求め、記憶
されている予測誤差Δとこの予測値から、注目画素の上
位側ビットデータ(8ビット)の復号を行う。
【0049】ステップS25では、前述した画像符号化
処理(図3)のステップS4で有効ビット数の幅で記憶
された下位側ビットデータを、4ビットのデータに復元
する処理が行われる。この際、符号化時に記憶した下位
側ビットデータを用いて復元する下位側4ビットデータ
の上位側から埋めていく。そして、符号化時に無効ビッ
トとして切り捨てられた残りの部分については、ノイズ
部分を復元させると考えてランダムに“0”と“1”で
埋めてもよいし、残り部分のビット数で表現できる数の
2分の1となる数で埋めるようにすればよい。このよう
にして、当該下位側ビットデータの復元ができる。
【0050】ステップS26では、上記ステップS24
で復元された上位側ビットデータ(8ビット)と、上記
ステップS25で復元された下位側ビットデータ(4ビ
ット)とによって、12ビットの画像データ(元デー
タ)を得る。ステップS27では、上記したステップS
24〜ステップS26の処理が1行分、即ち、同一行に
含まれるn個の画素について全て行われたか否かが判別
され、1行分の復号処理が終了した時点で、次のステッ
プS28に進む。
【0051】ステップS28では、上記したステップS
22〜ステップS27の処理が、1コマ(1画面)を構
成する全ての行(m行)について行われたか否かが判別
され、未だ、1コマ分の処理が終了していない場合に
は、上記したステップS22に戻り、処理を繰り返す。
1コマの全ての行(m行)についての処理が終了したと
きには(ステップS28の判別結果が“Yes”)、そ
のまま本プログラムを終了する(エンド)。尚、この画
像復号化処理では、処理を効率よく行うために、ステッ
プS27の判別結果が“No”であるうちはステップS
24に戻って、ステップS28の判別結果が“No”で
あるうちはステップS22に戻って、処理を繰り返すよ
うにしているが、図9に示すように、ステップS27の
判別結果が“No”であるとき、又は、ステップS28
の判別結果が“No”であるときに、ステップS21の
位置情報の読み込みから、その処理を繰り返すようにし
てもよい。
【0052】次に、圧縮された画像データの記憶媒体2
への記憶時のデータフォーマットの変形例について、図
10、図11を用いて説明する。この変形例は、上位側
圧縮データブロックと下位側データブロックとを記憶媒
体2に記憶するに当って、1コマ分の画像データについ
て、全ての行(m行)の上位側圧縮データブロックと、
全ての行(m行)の下位側データブロックとを、分離し
て記憶するものである。
【0053】この場合のデータフォーマットを図10に
示す。この変形例では、図に示すように、「圧縮データ
ブロック位置情報」、「下位側データブロック位置情
報」を共に1コマ分の画像データの最先位置に記憶し、
その後に、m行分まとめて「上位側データブロック」を
記憶し、次いでm行分まとめて「下位側データブロッ
ク」を記憶している。
【0054】このように、m行分の「上位側データブロ
ック」をまとめ、m行分の「下位側データブロック」を
まとめ、分離した状態で記憶媒体2に記憶することで、
画像データの再現時に、例えば、上位側8ビットのデー
タのみ復号化して出力する場合(8ビットの粗い画像の
みを再現する場合)、最先位置に記憶された「圧縮デー
タブロック位置情報(図10中↓で示す位置の情報)」
に基づいて「上位側圧縮データ」のみを復号すればよ
く、画像を再現する際の処理速度が高められる。
【0055】上位側圧縮データのみを復号化して、粗い
画像(上位8ビット)を高速に再現する場合の具体的な
手順について、図11に示すプログラムフローチャート
に従って説明する。尚、このプログラムは、復号化処理
装置20(図6)のCPU22において実行される。先
ず、ステップS31では、「圧縮データブロック位置情
報」の読み込みが行われる。
【0056】ステップS32では、「圧縮データブロッ
ク位置情報(図10中↓で示す位置の情報)」を用いて
1行分の上位側圧縮データブロック内のデータ(上位側
圧縮データ)の読み込みが行われる。ステップS33で
は、符号化処理において実行されるJPEGロスレス符
号化とは逆の手順によるJPEGロスレス復号化によ
り、上記読み込まれた上位側圧縮データの1画素分の復
号化が行われる。このステップS33での復号化は、図
8のステップS24と同一の手順で行われる。
【0057】ステップS34では、上記したステップS
33の処理が1行分、即ち、同一行に含まれるn個の画
素について行われたか否かが判別され、1行分の処理が
終了した時点で、次のステップS35に進む。ステップ
S35では、上記したステップS32〜ステップS34
の処理が1コマ(1画面)を構成する全ての行(m行)
について行われたか否かが判別され、未だ、1コマ分の
処理が終了していない場合には、上記したステップS3
2に戻り、処理を繰り返す。
【0058】一方、ステップS35において、1コマの
全てのラインについての復号化処理が終了したと判別さ
れたときには、そのまま本プログラムを終了する(エン
ド)。この変形例によれば、1画素当り12ビットで表
される高精細な元データ(RAWデータ)が圧縮して記
憶された記憶媒体2から、当該画像データを復元するに
当たり、相関性の強い上位8ビットのみを復元すること
で、粗い画像を高速に再現することができる。尚、この
画像復号化処理でも、処理を効率よく行うために、ステ
ップS34の判別結果が“No”であるうちはステップ
S33に戻って、ステップS35の判別結果が“No”
であるうちはステップS32に戻って、処理を繰り返す
ようにしているが、図12に示すように、ステップS3
4の判別結果が“No”であるとき、又は、ステップS
35の判別結果が“No”であるときに、共にステップ
S31から、その処理を繰り返すようにしてもよい。
【0059】以上説明した第1の実施の形態の画像デー
タの符号化方法及び復号化方法によれば、高精細に得ら
れた12ビットの元データについて、近傍画素との相関
性の高い上位8ビット(上位側ビットデータ)に関して
は高い圧縮でのJPEGロスレス符号化が可能になり、
相関性が低くなる下位側ビットデータに関しては、有効
ビット数の幅から外れたデータを切り捨てることで高速
に処理を行なうことができる。この結果、12ビットの
元データ全体としては、高い圧縮率を確保しつつ、処理
速度を高めることができる。
【0060】又、12ビットの元データ全体に対する有
効ビット幅を、9ビットとしているので、この9ビット
の有効ビット幅のデータは、下位側ビットデータの全部
又は一部をも用いて、確実に符号化/復号化されるた
め、効率の良い画像データの記憶が行われる。
【0061】(第2の実施の形態)次に、本発明の第2
の実施の形態について、表2〜表4を用いて説明する。
この第2の実施の形態では、下位側ビットデータ(下位
4ビット)の有効ビット数を、CCD1の飽和レベルに
おける有効信号レベルに応じた値に決定するものであ
る。この第2の実施の形態における画像データ圧縮は、
第1の実施の形態と同一の符号化処理装置及び復号化処
理装置によって実行される。表2は、飽和レベルが10
万(1.0×105)エレクトロンのCCD1の信号電
荷数、CCD1からの信号値、有効信号レベル、ノイズ
成分の各々の関係を示すものである。
【表2】 今仮に、飽和レベルでの信号電荷数が1.0×10
5(エレクトロン)のCCD1において、その明るさ
(エレクトロン)の1/2乗を求めて、これを有効信号
レベルの階調とする場合について考える。CCD1の飽
和レベルでの信号電荷数1.0×105(エレクトロ
ン)の1/2乗は約316.2であり、従って、飽和レ
ベルでの有効信号レベルは、316.2の階調で表すこ
とができる。
【0062】従って、CCD1の出力が、飽和レベルで
あっても、その明るさを9ビット(29=512)で十
分に表現できる。計算上、飽和レベルでの信号電荷数
は、316.2階調で表されるのであるから、下位側の
階調12.95をノイズ成分として処理できる。この下
位の階調12.95は、3ビット(23=8)より大き
いのであるから、飽和レベルでは、12ビットで表され
たデータの少なくとも下位3ビットのデータを切り捨て
る(無視する)ことができる。
【0063】ここで飽和レベル(316.2階調)にお
いて、ノイズ成分として除去できる下位ビット数が1
2.95階調であることに着目し、ノイズ成分として、
丁度3ビットをノイズ成分とすることができる信号の大
きさ(信号値S1)を演算にて求める。ノイズ成分が丁
度3ビットとなるときに、飽和レベル(1.0×105
エレクトロン)に対してX1(0<X1<1)の割合の信
号電荷数(X1×105エレクトロン)が生じていたと考
えるならば、その有効信号レベルは、(X1×1051/
2の階調で表される。
【0064】前述したように12ビットで表される飽和
レベルでの(4096階調のときの)ノイズ成分は「1
2.95(階調)」である。ここで、ノイズ成分が「8
(階調)」のときに12ビットで表される信号値S1
「4096×X1」とする。又、信号電荷数(X1×10
5エレクトロン)の有効信号レベルの階調は(X1×10
51/2であるから、「X1×4096」は、線形的な関
係より「23」に(X1×1051/2を乗じた値に一致す
る。
【0065】 X1×4096=8×(X1×1051/2…[1] 上記[1]式より、X1≒0.38147が得られる。
従って、ノイズ成分が丁度「8(階調)」となる信号値
1は「4096×X1≒1563」となる。
【0066】同様に、ノイズ成分が丁度「4(階調)」
となる信号電荷数に対応する信号値S2を求めると、
「X2×4096」が、「4」と(X2×1051/2とを
乗じた値に一致することから、その線形的な関係より
[2]式が成立する。 X2×4096=4×(X2×1051/2…[2] 上記[2]式より、X2≒0.09537が得られる。
【0067】従って、ノイズ成分が丁度4(階調)とな
る信号値S2は「4096×X2≒391」となる。同様
に、ノイズ成分が2(階調)となる信号電荷数に対応す
る信号値S3を求めると、「X3×4096」が、「2」
と(X3×1051/2とを乗じた値に一致するはずであ
るから、[3]式が成立する。
【0068】 X3×4096=2×(X3×1051/2…[3] 上記[3]式より、X3≒0.02384であるから、
ノイズ成分が丁度2(階調)となる信号値S3は「40
96×X3=98」となる。このようにして得られた信
号値S1,S2,S3を閾値として用いた例を表3に示
す。
【表3】 この表3では、上記した「S1(=1563)」「S2
(391)」「S3(=98)」に代えて、「155
2」「384」「96」が閾値として用いられて第1〜
第4の範囲が設定されている(「4095〜1552
(第1の範囲)」「1551〜384(第2の範囲)」
「383〜96(第3の範囲)」「95〜0(第4の範
囲))。
【0069】ここで、「S1(=1563)」「S2
(391)」「S3(=98)」に代えて、「155
2」「384」「96」を閾値とするのは、以下の理由
による。即ち、この第2の実施の形態では、12ビット
の元データが上位8ビット(上位側ビットデータ)と下
位4ビット(下位側ビットデータ)とに分離され、第1
の実施の形態と同じ手順で、上位8ビットがJPEGロ
スレス符号化/復号化される。しかして、下位側ビット
データの有効ビット数を認識するためには、上位側ビッ
トデータのみが用いられる。
【0070】ここで、「S1(=1563)」は2進法
では、“1,1,0,0,0,0,1,1,0,1,1”、「S2(=39
1)」は“1,1,0,0,0,0,1,1,1”、「S3(=98)」は
“1,1,0,0,0,1,0”である。従って、これらのうち上位
8ビットにのみに着目し、下位4ビットに関しては、そ
の値を“0,0,0,0”と仮定して、“1,1,0,0,0,0,1,0,0,
0,0”=1552、“1,1,0,0,0,0,0,0,0”=384、
“1,1,0,0,0,0,0”=96を、各々、閾値として用いる
ようにしている。
【0071】ところで、CCD1によって取得された信
号電荷数を示す信号値(12ビットのデータ)が、上記
した第1の範囲内にあるときには、Bit1が“1”のとき
とBit1が“0”のときがある。従って、Bit1が“1”のと
きには9ビット、Bit1が“0”のときには8ビットが、
各々、元データの有効ビット幅となる。このとき、下位
側ビットデータの有効ビット数は、共に1ビットとな
り、下位4ビットのうち3ビットはノイズ成分として切
り捨てられる。
【0072】同様に、CCD1によって取得された信号
電荷数を示す信号値が、上記した第2の範囲内にあると
きは、Bit1が“0”、Bit2が“1”のときと、Bit1、Bit2
が共に“0”のときがある。従って、元データの有効ビ
ット幅は8又は7であり、下位側ビットデータの有効ビ
ット数は共に2ビット(上位2ビット)であり、残り2
ビットがノイズ成分として切り捨てられる。
【0073】更に、信号電荷数を示す信号値が、上記し
た第3の範囲内にあるときには、元データの有効ビット
幅は、7又は6であり、下位側ビットデータ(4ビッ
ト)の有効ビット数は共に3ビットであり、上位3ビッ
トが有効なものとして記憶される。
【0074】又、信号電荷数を示す信号値が、上記した
第4の範囲内に各々あるときには、元データの有効ビッ
ト幅は、6〜1の値であり、このとき下位側ビットデー
タの有効ビット数は4ビット、即ち、下位側ビットデー
タは、全て有効なものとして扱われる。表4は、上記し
た12ビットの元データの上位側ビットデータ(8ビッ
ト)で下位側ビットデータの有効ビット数を決定する手
法において、これを16進数で処理したものである。
【表4】 表4では、“2748”“812”“156”“76”
を16進数で表す例をあげている(“2748=0,x,A,
B,C”“812=0,x,3,2,C”“156=0,x,9,C”“7
6=0,x,4,C”)。ここで、4桁目、5桁目の“0,x”は
16進数表示であることを示している。上記したよう
に、2進数で表された元データ(12ビット)のうち上
位側ビットデータ(8ビット)で下位側ビットデータの
何ビットを有効データとして扱うかが決定されるのであ
るから、上記した16進数表示のうち最下位(1桁目、
4ビット分)の値以外(“0,x,A,B”“0,x,3,2”“0,x,
9”“0,x,4”)に基づいて、1桁目をどのように扱うか
が決定される。
【0075】上記した例“2748=0,x,A,B,C”“8
12=0,x,3,2,C”“156=0,x,9,C”“76=0,x,4,
C”では、16進数で表されたときの1桁目の値が全て
“C”=0,b,1,1,0,0”(“0,b”は2進数表示であるこ
とを示す)となっている。従って、この2進数で表され
た“1,1,0,0”の上位何ビットを有効データとするか
が、16進数で表された値の2桁目と3桁目、又は2桁
目(“A,B”“3,2”“9”“4”)に基づいて決定され
る。
【0076】(第3の実施の形態)次に、本発明の第3
の実施の形態について、図13及び表5を用いて説明す
る。この第3の実施の形態では、12ビットの元データ
の下位側ビットデータ(4ビット)の有効ビット数を、
CCD1からの信号レベル(信号電荷数)に基づいて、
各信号毎に決定するものである。尚、この第3の実施の
形態における画像データ圧縮も、第1の実施の形態と同
一の符号化処理装置及び復号化処理装置によって実行さ
れる。
【0077】図13(a)〜(h)は、12ビットの元
データと、上位側ビットデータ(8ビット)、下位側ビ
ットデータ(4ビット)、元データの大きさ(桁数)、
有効ビット幅の各々の関係を示すものである。又、表5
は、12ビットの元データ、信号の有効ビット幅、有効
ビット位置の関係を示すものである。尚、表5中“1”
は有効成分の先頭位置を示し、“x”は有効ビット、
“y”は無効ビットを示す。又、有効ビット位置は、上
位側からBit1〜Bit12で表されている。
【表5】 表5に示すように、12ビットの元データの大きさが1
2桁(Bit1〜Bit12)のときには、この12桁で表示可
能なデータの大きさは「4095(階調)」、このとき
飽和レベルであるから1.0×105(エレクトロ
ン)、このときの有効信号レベルは(1.0×105
1/2≒316.2(階調)である(図13(a))。こ
の階調は、9ビットで表示可能であるから、12ビット
の元データのBit1〜Bit9までの上位9ビットを有効ビッ
ト幅とし、Bit10〜Bit12までの残り3ビットを無効ビッ
トとすることができる。従って、下位側ビットデータ
(Bit9〜Bit12)に関しては、上位1ビット(Bit9)の
み有効ビットとなる(有効ビット数=1ビット)。
【0078】以下、12ビットの元データの大きさが1
1桁以下の場合にも、有効信号レベルから、データを切
り捨て可能なノイズ成分を求め、これを基に、元データ
の有効ビット幅、下位側ビットデータの有効ビット数を
求めると以下のようになる。即ち、12ビットの元デー
タの大きさが11桁(Bit2〜Bit12)のときには、11
桁で表示可能なデータの大きさは「2047」、これは
飽和レベルの1/2であるから0.5×105(エレク
トロン)、このときの有効信号レベルは(0.5×10
51/2≒223.6(階調)である(図13(b))。
この階調は、8ビットで表示可能であるから、12ビッ
トのBit2〜Bit9までの8ビットを有効ビット幅とし、Bi
t10〜Bit12までの残り3ビットを無効ビットとすること
ができる。従って、この場合にも、下位側ビットデータ
(Bit9〜Bit12)に関しては、上位1ビット(Bit9)の
み有効ビットとなる(有効ビット数=1ビット)。
【0079】又、12ビットの元データの大きさが10
桁(Bit3〜Bit12)のときには、10桁で表示可能なデ
ータの大きさは「1023」、これは飽和レベルの1/
4であるから0.25×105(エレクトロン)、この
ときの有効信号レベルは(0.25×1051/2≒15
8.1(階調)である(図13(c))。この階調も、
8ビットで表示可能であるから、12ビットの元データ
のBit3〜Bit10までの8ビットを有効ビット幅とし、Bit
11〜Bit12までの残りの2ビットを無効ビットとするこ
とができる。従って、この場合、下位側ビットデータ
(Bit9〜Bit12)に関しては、上位2ビット(Bit9,Bit
10)が有効ビットとなる(有効ビット数=2ビット)。
【0080】同様に、元データが9桁(Bit4〜Bit12)
のときには(図13(d))、有効信号レベルは7ビッ
トで表示可能であるから、12ビットの元データのBit4
〜Bit10までの7ビットを有効ビット幅とし、Bit11,Bi
t12の2ビットを無効ビットとすることができる。従っ
て、この場合にも、下位側ビットデータ(Bit9〜Bit1
2)に関しては、上位2ビット(Bit9,Bit10)が有効ビ
ットとなる(有効ビット数=2ビット)。
【0081】又、元データが8桁(Bit5〜Bit12)のと
きには(図13(e))、有効信号レベルは7ビットで
表示可能であるから、12ビットの元データのBit5〜Bi
t11までの7ビットを有効ビット幅とし、Bit12のみを無
効ビットとすることができる。従って、この場合には、
下位側ビットデータ(Bit9〜Bit12)に関しては、上位
3ビット(Bit9〜Bit11)が有効ビットとなる(有効ビ
ット数=3ビット)。
【0082】又、元データが7桁(Bit6〜Bit12)のと
きには(図13(f))、有効信号レベルは6ビットで
表示可能であるから、12ビットの元データのBit6〜Bi
t11までの6ビットを有効ビット幅とし、Bit12のみを無
効ビットとすることができる。従って、この場合にも、
下位側ビットデータ(Bit9〜Bit12)に関しては、上位
3ビット(Bit9〜Bit11)が有効ビットとなる(有効ビ
ット数=3ビット)。
【0083】更に、元データが6桁以下のときには、有
効信号レベルは、少なくとも6ビットあれば表示可能で
あり、このとき12桁全てが有効ビットとなる。従っ
て、この場合には、下位側ビットデータ(Bit9〜Bit1
2)に関しては4ビット(Bit9〜Bit12)全てが有効ビッ
トとなる(有効ビット数=4ビット)。以上説明したよ
うに、この第3の実施の形態によれば、各々の有効信号
レベルに応じて、下位側ビットデータの有効ビット数が
決定されるため、当該信号値に応じた効率の良い画像デ
ータの圧縮が行われる。
【0084】尚、上記した第1〜第3の実施の形態で
は、共に画像の元データ(RAWデータ)が12ビット
の場合について説明したが、12ビットより大きい画像
データ、12ビットより小さい画像データの何れであっ
ても、本発明は適用可能であり、この場合にも、高い圧
縮率を確保しつつ、処理速度を高めることができる。
又、上記した第1〜第3の実施の形態では、12ビット
の元データ(RAWデータ)を上位8ビット、下位4ビ
ットに分離する例をあげて説明したが、相関性の強い上
位ビット(12ビット画像データであれば、一般に6ビ
ット〜9ビットの範囲であることが経験的に知られてい
る。)であれば、8ビット以外のビット数に設定可能で
ある。この場合、上位何ビットを上位側ビットデータと
するかは、1コマ(1画面)毎に決定してもよい。
【0085】又、上記した第1〜第3の実施の形態で
は、予測誤差Δ(又は量子化予測誤差δ)をハフマン符
号化テーブル等を用いて符号化する例をあげて説明した
が、予測誤差Δ(又は量子化予測誤差δ)を、Ziv-Lemp
elのようなユニバーサル符号化によって符号化してもよ
い。又、上記した第1〜第3の実施の形態では、1コマ
の画像を部分的に再現することを考慮して、圧縮画像デ
ータに位置情報(データブロック位置情報)を付加して
いるが、常に、1コマ分を完全に復元するのであれば、
位置情報を省くこともできる。
【0086】又、上記した第1〜第3の実施の形態で
は、共に、符号化処理装置と復号化処理装置が、別個に
構成されている例(例えば、符号化処理装置がディジタ
ルカメラ側、復号化処理装置がパーソナルコンピュータ
側)で説明したが、これら2つの装置を1つの装置に内
蔵してもよい(例えば、ディジタルカメラ等に双方を内
蔵してもよい)。
【0087】又、上記した第1〜第3の実施の形態で
は、画像データを上位側と下位側に分離する処理、上位
側ビットデータのDPCM符号化による符号化処理を、
共に、符号化処理装置10内のCPU13で行なう例を
あげて説明したが、これに限らず、DPCM符号化によ
る符号化を外付けのチップにまとめられた専用LSIに
行わせ、符号化処理装置10内のCPU13に上位側と
下位側の分離のみ行わせるようにしてもよい。この場
合、外付けの専用LSIには、DPCM符号化に代えて
Ziv-Lempel等による符号化を行うLSIを使用してもよ
い。又、復号化に当っては、復号化処理装置20に同様
に専用LSIをまとめたチップを外付けし、チップ内の
専用LSIで上位側ビットデータのDPCM復号化(又
は、Ziv-Lempel等による復号化)を行わせてもよい。こ
の場合には、復号化後の上位側ビットデータと下位側ビ
ットデータの結合を復号化処理装置20のCPU22に
行わせればよい。
【0088】又、上記した第1〜第3の実施の形態をデ
ィジタルカメラに適用する場合においては、CCDから
出力される信号を増幅するアンプのゲインに基づいて、
下位側ビットデータの無効ビット部分であるノイズ量を
計算で求めてもよい。更には、ディジタルカメラにおい
てアンプのゲインを決定する基となるISO感度の設定
に基づいて、下位側ビットデータの無効ビット部分を求
めてもよい。又、ディジタルカメラにおいては、CCD
出力信号を増幅するアンプのゲインに応じてノイズ量が
変化するため、このアンプのゲイン若しくはISO感度
に応じて有効ビット長を変化させてもよい。これによ
り、ディジタルカメラにおいて、如何なる感度設定、ゲ
イン設定がなされていても、適切な有効ビット長の信号
を得ることができ、その結果、圧縮効率を高くすること
が可能になる。
【0089】又、上記した第1〜第3の実施の形態で
は、有効ビット長を、入力デバイスの特性に基づいて決
定したビット長で説明したが、実際には、このビット長
から1〜2ビット小さいビット長を有効ビットとして
も、画質に与える影響はほとんどない。従って、有効ビ
ット長は、撮影条件や利用分野等に基づいて変更するよ
うにしてもよい。
【0090】又、上記した第1〜第3の実施の形態で
は、ディジタルカメラ等によって、静止画を取得した場
合を想定して説明したが、動画を取得した場合にも、本
発明は適用可能である。
【0091】
【発明の効果】以上説明した請求項1の発明によれば、
高精細に取得された画像データを、上位側ビットデータ
と、下位側ビットデータとに分離し、分離前の元データ
に基づいて下位側ビットデータの有効ビット数を決定し
て下位側ビットデータの上位のデータを抽出するため、
画像データに含まれるノイズ成分を除いた圧縮処理を行
なうことができ、効率的な圧縮を行なうことができる。
【0092】又、請求項2の発明によれば、画像データ
のうち、真に意味のある有効なデータを確実に保存しつ
つ、高い圧縮率で画像データの圧縮が行われる。又、請
求項3の発明によれば、相関性の強い上位側ビットデー
タの幅を実験等によって求めることで、各々の画像に応
じて高い圧縮率で、画像データの圧縮が行われることに
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の符号化処理装置の
構成を示すブロック図である。
【図2】画像入力機器2の受光面に配置されたカラーフ
ィルタのレイアウトを示す図である。
【図3】第1の実施の形態の画像符号化処理を示すフロ
ーチャートである。
【図4】第1の実施の形態における元データと上位側ビ
ットデータ、下位側ビットデータ、元データの大きさ、
有効ビット幅の各々の関係を示す図である。
【図5】第1の実施の形態により得られる圧縮画像デー
タのフォーマットの第1の例を示す図である。
【図6】第1の実施の形態により得られる圧縮画像デー
タのフォーマットの第2の例を示す図である。
【図7】本発明の第1の実施の形態の復号化処理装置の
構成を示すブロック図である。
【図8】第1の実施の形態の画像復号化処理を示すフロ
ーチャートである。
【図9】図8の画像復号化処理の他の態様を示すフロー
チャートである。
【図10】第1の実施の形態の変形例における圧縮画像
データのフォーマットを示す図である。
【図11】他の画像復号化処理を示すフローチャートで
ある。
【図12】図11の画像復号化処理の他の態様を示すフ
ローチャートである。
【図13】第2の実施の形態における元データと上位側
ビットデータ、下位側ビットデータ、元データの大き
さ、有効ビット幅の各々の関係を示す図である。
【符号の説明】
1 画像入力機器(CCD) 2 記憶媒体 10 符号化処理装置 12 入力データバッファ 13 CPU 15 出力データバッファ 20 復号化処理装置 21 入力データバッファ 22 CPU 23 復元データバッファ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像入力手段によって1画素当り一定ビ
    ット数で取得された画像データを圧縮する画像データ圧
    縮方法において、 前記一定ビット数の画素毎の元データを上位の所定ビッ
    ト数で表される上位側ビットデータと下位の所定ビット
    数で表される下位側ビットデータとに分離するステップ
    と、 前記上位側ビットデータに可逆的な符号化を施すステッ
    プと、 前記一定ビット数の画素毎の元データに基づいて前記下
    位側ビットデータの有効ビット数を決定するステップ
    と、 前記有効ビット数の幅で前記下位側ビットデータの所定
    ビットのうち上位のデータを抽出するステップと、 前記可逆的な符号化が施された上位側ビットデータと前
    記抽出された有効ビット数の幅の下位側ビットデータと
    を、個別に管理するための管理データを生成するステッ
    プと、 前記可逆的な符号化が施された上位側ビットデータと前
    記抽出された有効ビット数の幅の下位側ビットデータと
    前記生成された管理データとを記憶媒体に記憶するステ
    ップとからなることを特徴とする画像データ圧縮方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の画像データ圧縮方法に
    おいて、 前記有効ビット数は、前記画素毎の元データの有効ビッ
    ト幅に応じて決定されることを特徴とする画像データ圧
    縮方法。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載の画像デー
    タ圧縮方法において、 前記画素毎の有効ビット幅は前記画像入力手段の検出精
    度に応じた値であり、 前記上位の所定ビット数は、近傍の画素との間で相関が
    生じる傾向の強い上位のビット数であり、その値は経験
    則により求められることを特徴とする画像データ圧縮方
    法。
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