JP2000240769A - スラスト荷重を受ける減速部のケーシング構造 - Google Patents

スラスト荷重を受ける減速部のケーシング構造

Info

Publication number
JP2000240769A
JP2000240769A JP3973799A JP3973799A JP2000240769A JP 2000240769 A JP2000240769 A JP 2000240769A JP 3973799 A JP3973799 A JP 3973799A JP 3973799 A JP3973799 A JP 3973799A JP 2000240769 A JP2000240769 A JP 2000240769A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
casing
thrust
thrust bearing
screw
thrust load
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP3973799A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4383569B2 (ja
Inventor
Shigeru Watanabe
茂 渡辺
Ikuta Nakatsuka
育太 中塚
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Heavy Industries Ltd filed Critical Sumitomo Heavy Industries Ltd
Priority to JP3973799A priority Critical patent/JP4383569B2/ja
Publication of JP2000240769A publication Critical patent/JP2000240769A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4383569B2 publication Critical patent/JP4383569B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • General Details Of Gearings (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ユーザの要求するスラスト荷重に対して、最
適なスラスト軸受を選択可能とすることで、コスト削減
をする。 【解決手段】 減速部ケーシングを、スラスト軸受2
7、27´を境として、該スラスト軸受27、27´を
含むスクリュケーシング側の第1ケーシング36、36
´と、該スラスト軸受27、27´を含まないスクリュ
ケーシングと反対側の第2ケーシング34と、に分割可
能とする。第2ケーシング34を単一部材とし、第1ケ
ーシング36を種々の部材として複数準備することによ
って、この複数準備された第1ケーシング36、36´
の第2ケーシング34の接合部に対する接合端面36
a、36a´の取り合い寸法を共通(36a=36a
´)とし、任意の第1ケーシング36、36´を第2ケ
ーシング34に接合可能とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、押出機や射出成形
機等に用いられる減速部のケーシング構造に関し、特に
出力軸にスクリュ等によるスラスト荷重が発生する減速
部のケーシング構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、スラスト荷重を受ける減速部のケ
ーシング構造において図6のようなものがある。
【0003】図6は、動力発生源のモータmを含むモー
タ部Mと、該モータmの回転を減速させる減速部Rと、
該減速部Rから減速された回転を出力するスクリュ部S
から構成される押出機用のシステムを表した断面図であ
る。
【0004】前記モータmのモータ軸104の先端には
モータプーリ105が連結されている。該モータプーリ
105にはベルト101が掛けられており、モータmの
回転を減速部Rの入力軸103の先端に連結されている
減速機プーリ107へ伝達するようになっている。
【0005】図7は減速部Rの拡大図である。
【0006】図7において、符号103は前述したモー
タmにより回転を受ける入力軸であり、符号106は、
該入力軸103を回転自在にし、支持する軸受である。
該入力軸103には第1歯車109が組み込まれてい
る。該第1歯車109は入力軸103に平行に配置され
軸受115によって回転自在にされたピニオン軸117
に組み込まれている第2歯車119と噛み合っている。
【0007】また、ピニオン軸117には第2歯車11
9の他に第3歯車121が組み込まれている。該第3歯
車121は前記入力軸103,ピニオン軸117に平行
に配置され、軸受139、及びスラスト軸受127によ
って回転自在にされた出力軸125に組み込まれている
第4歯車123と噛み合っている。出力軸125は、軸
受137に回転自在とされているスクリュ129と連結
されており回転を出力するようにしている。
【0008】なお、減速部Rは外周全体を減速部ケーシ
ング135によって覆われている。
【0009】図8はスクリュ部Sの拡大図である。
【0010】図8において、符号133はスクリュ12
9の外周を覆うスクリュケーシング133である。
【0011】該スクリュケーシング133の下部には、
スクリュ133を地上部(又は地上に固定された固定部
材)Eaに固定するためのスクリュ架台131が備えら
れており、また、上部には、製品の原料G等が投入され
るホッパ141が備えられている。
【0012】このようなシステムでホッパ141から原
料Gが投入され、スクリュ129が回転することによっ
て原料がGが練り合わされ、次行程の金型(図示せず)
に送られる。
【0013】スクリュ129が回転することによって、
前記原料Gは次行程の紙面左側の金型へ送られるが、そ
の際に、スクリュ129には原料Gを紙面左方向に押し
出すために、紙面右方向にスラスト荷重Fを発生する。
【0014】図6に戻り、スクリュ129の回転により
発生されたスラスト荷重Fは、該スクリュ129と連結
されている出力軸125へ伝達される。しかし、出力軸
には歯車(第4歯車125)が組み込まれており、スラ
スト荷重F受けると不都合が生じる。そのため、該スラ
スト荷重Fをスラスト軸受127によって受け止めるよ
うにしている。
【0015】スラスト軸受127は減速部ケーシング1
35に収納されており、減速部ケーシング135はスク
リュケーシング133と連結されている。そのため、ス
クリュ129により受けたスラスト荷重Fの反力Pは、
スラスト軸受127、減速部ケーシング135、スクリ
ュケーシング133を介して地上と連結されるスクリュ
架台131によって受け止められる。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなスラスト荷重Fを受ける減速部Rのケーシング構造
は次のような問題があった。
【0017】近年、機械装置の小型化や高性能化がユー
ザからの要望があると同時に、機械装置のコストダウン
の要求がある。
【0018】ユーザのニーズとして、ユーザが製品を生
産する上で、減速機Rにその製品を生産する能力は十分
に備えた上で、コスト低減のためにそれ以上でもない最
適な能力を備えたものが要求される。
【0019】スクリュケーシング133と減速機ケーシ
ング135とは分割できる構造となっており、スクリュ
129の大きさを変更したい場合や、減速機の減速比を
変更することによって伝達トルクを変更したい場合など
に有効である。
【0020】しかし、スクリュ129からのスラスト荷
重Fを受けるスラスト軸受127は、減速機の一部品と
して予めスラスト荷重がその許容能力を越えないような
大きい許容能力を備えたスラスト軸受が(1種類のみ)
備えられており、スラスト荷重Fが小さい場合には該ス
ラスト軸受127の性能がオーバスペックとなってい
た。また、スラスト軸受127は常に減速機の一部品と
して減速部ケーシングとセットで考えられていたため、
スラスト軸受127を変更するということは、そのまま
減速部Rの大きさを変更することを意味し、大きな設計
変更が要求された。
【0021】本発明は、このような従来の問題に鑑みて
なされたものであって、ユーザの要求するスラスト荷重
に対して、最適なスラスト軸受を選択可能とすること
で、コストを削減すると共に、スラスト軸受を選択可能
とすることで、減速部の他の部品を共用することを可能
とし、伝達トルクとスラスト荷重の性能の組み合わせに
対し、必要且つ十分な性能とすることでコストを低減
し、全体の大きさや重量を最小限に抑えることができる
スラスト荷重を受ける減速部のケーシング構造を提供す
ることをその課題とする。
【0022】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、スラスト軸受によって回転自在に支持された出力軸
を有する減速部と、該減速部を収納する減速部ケーシン
グと、前記出力軸に連結されたスラスト力発生源と、を
備えたスラスト荷重を受ける減速部のケーシング構造に
おいて、前記減速部ケーシングを、前記スラスト軸受を
境として、該スラスト軸受を含むスラスト力発生源側の
第1ケーシングと、該スラスト軸受を含まないスラスト
力発生源と反対側の第2ケーシングと、に分割可能とし
たことにより、上記課題を解決したものである。
【0023】発明者らは、この種のケーシング構造にお
いては、減速部の減速比の変更の要請よりも、用途によ
って変化するスラスト軸受の変更の要請の方が大きく、
スラスト軸受を変更する必要はあっても、必ずしもそれ
に従って減速部まで変更する必要がない場合が多いこと
に着目した。
【0024】上記のように構成することで、スラスト力
発生源からのスラスト荷重の大きさによって、許容範囲
の異なるスラスト軸受を備えた第1ケーシングを変更す
ることにより、伝達トルクを変更すること無く、即ち、
減速部の他の部品は変更することなく、ユーザ先の要求
に対してより最適なスラスト荷重の製品(減速機)を供
給することができる。そのため、スラスト軸受がスラス
ト荷重に対しオーバスペックとなることを防ぐことがで
き、コストダウンを実現できる。
【0025】請求項2に記載の発明は、請求項1におい
て、前記スラスト力発生源が、回転することによって外
部からスラスト力を受けるスクリュであり、且つ、前記
減速部ケーシングに連結されると共に該スクリュを収容
し、該スクリュに発生したスラスト荷重に対する反力を
前記出力軸のスラスト軸受及び前記減速部ケーシングを
介して地上あるいは固定部材から授受可能とするスクリ
ュケーシングを備え、前記減速部ケーシングを、前記ス
ラスト軸受を境として、該スラスト軸受を含むスクリュ
ケーシング側の第1ケーシングと、該スラスト軸受を含
まないスクリュケーシングと反対側の第2ケーシング
と、に分割可能としたことにより、同様に上記課題を解
決したものである。
【0026】これは、請求項1における発明をさらに具
体的にしたものである。
【0027】なお、ここでいうスクリュとは、一般に知
られているものと同様に、具体的にはスクリュが回転す
ることによって物体もしくは物質などを掻き出す構造の
ものである。このとき、スクリュが軸方向の移動を規制
され、径方向に対し回転自在とされた状態であると、作
用・反作用によりスラスト荷重がスクリュに発生する。
つまり、請求項1に記載した「スラスト力発生源」が、
具体的には「スクリュ」を意味していることになる。
【0028】なお、効果については、請求項1と同様で
ある。
【0029】請求項3に記載の発明は、請求項1又は2
のいずれかにおいて、前記第2ケーシングを単一部材と
し、前記第1ケーシングを種々の部材として複数準備す
るとともに、この複数準備された第1ケーシングの前記
第2ケーシングに対する接合部の取り合い寸法を共通と
し、任意の第1ケーシングを前記第2ケーシングに接合
可能としたことにより、同様に上記課題を解決したもの
である。
【0030】このようにすることで、伝達トルク(第2
ケーシング)を変えることなく、許容スラスト性能の異
なるケーシング(第1のケーシング)のみを変更するこ
とで、ユーザの要求に対して最適な製品(減速機)を提
供できる。また、第1ケーシング、第2ケーシングの接
合部の取り合い寸法を共用したことで、伝達トルクと許
容スラスト性能の組み合わせに対し、部品点数の増大を
最小限に抑えることができる。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施形態を詳細に説明する。
【0032】図2、3は、本発明の実施形態に係るスラ
スト荷重を受ける減速部rのケーシング構造の断面図で
ある。
【0033】これらの減速部rの動力の伝達構造は、
「従来の技術」の図6〜図8にて説明した減速部Rの動
力伝達構造と基本的に同一であるため、同一又は類似す
る部分は図中で符号の下2桁に同一番号を付し、簡単な
説明にみとする。
【0034】なお、本実施形態では、「従来の技術」に
て説明した図7におけるモータ部M、図9におけるスク
リュ部Sに関しては、全く同一構成のものが適用可能で
あるので、ここでは重複説明を省略すると共に同一の符
号をそのまま採用する。
【0035】先ず、図2のケーシング構造図について説
明する。
【0036】図2において、符号27はスラスト軸受で
あり、符号25は該スラスト軸受27によって回転自在
に支持された出力軸である。このような構成の減速部r
は、図に示すように歯車等で減速される部分を収納する
第2ケーシング34と、スラスト軸受27、スクリュ
(スラスト力発生源)129と出力軸25の連結部等を
収容する第1ケーシング36の2つのケーシングによっ
て覆われている。
【0037】図2では、スクリュ129から発生したス
ラスト荷重Fに対する反力Pとする。
【0038】該スラスト荷重Fに対する反力Pは、出力
軸25のスラスト軸受27及び減速部ケーシングを介し
て地上あるいは固定部材から授受可能とするスクリュケ
ーシング(図2では図示していないが、図6を参照)1
33へ伝達される。
【0039】スラスト軸受27は、スクリュ129から
のスラスト荷重を最大でFmax許容可能なものが設置さ
れている。
【0040】また、本実施形態では、「従来の技術」と
は異なり、減速部Rを取り囲む減速部ケーシングが一体
型の構造ではなく、スラスト軸受27を境として、該ス
ラスト軸受27を含むスクリュケーシング133側(ス
ラスト力発生源側)の第1ケーシング36と、該スラス
ト軸受27を含まないスクリュケーシング133と反対
側(スラスト力発生源と反対側)の第2ケーシング34
と、に分割可能とする構造としている。
【0041】これは、用途によって変化するスラスト軸
受の変更の要請に対して、スラスト軸受、及びその周辺
のみの変更を実施可能とさせるためである。
【0042】なお、第1ケーシング36の第2ケーシン
グ34に対する接合面36aと、第2ケーシング34の
第1ケーシング36側の接合端面34aと、は互いに分
割及び接合可能な形状としている(後に詳述)。
【0043】ところで、前述したように、従来では図7
にて説明したとおり、スクリュ129が回転すると該ス
クリュ129からスラスト荷重Fが発生し、該スラスト
荷重Fを受ける出力軸はスラスト軸受127によって受
けていたが、スラスト軸受127は1種類しか設定され
ておらず、スラスト荷重Fに対しスラスト軸受127が
許容不足にならないように予め大きなスラスト荷重に耐
えられるよう、スラスト荷重の許容能力の高い(オーバ
ースペックぎみの)スラスト軸受が設定されていた。
【0044】本実施形態では、第2ケーシング34を単
一部材とし、種々の許容能力を備えたスラスト軸受を備
えた第1ケーシングを種々の部材として(例えば36,
36´、36´´…のように)複数準備し、スラスト荷
重の大きさによって該許容能力の異なる種々のスラスト
軸受に変更し得る減速部rを用意する。
【0045】その際に、この複数準備された第1ケーシ
ング36、36´、36´´…の第2ケーシング34に
対する接合面36a、36a´、36a´´…と、第2
ケーシング34の第1ケーシング36側の接合端面34
a、34a´、34a´´…と、は互いに分割及び接合
可能な形状とすることで、第1ケーシングと第2ケーシ
ングとを分割・接合可能としている。
【0046】ここで、その複数準備された第1ケーシン
グ36、36´、36´´…の一例の第1ケーシング3
6´が採用されたものを図3に示し、説明する。
【0047】なお、図3は減速部r1における第2ケー
シング及びその内部に関しては図2と全く同一の部品で
構成されているため、同一部分に関しては同一符号を付
すに止め、説明を省略する。
【0048】図3では、図2とは、主にスラスト軸受、
及びその周辺部品、該スラスト軸受に作用するスラスト
荷重F´(F>F´)が異なる。
【0049】そのため、図3では、スラスト軸受27´
が図2とは大きさの異なるスラスト軸受27´が採用さ
れている。つまり、図2のスラスト軸受27に作用する
スラスト荷重Fより図3のスラスト軸受27´に作用す
るスラスト荷重F´の方が小さいため、図3におけるス
ラスト軸受27´には、スラスト荷重の許容能力の小さ
いスラスト軸受が採用されている。
【0050】ところで、単にスラスト荷重の異なるスラ
スト軸受のみをそのまま採用すると、従来ではスラスト
軸受は常に減速機の一部品として減速部ケーシングとセ
ットで考えられていたため、そのまま減速部r自体の大
きさを変更することとなり、大きな設計変更が必要とな
り、コスト増の原因となる。
【0051】そこで、図3においても、図2と同様に、
第1ケーシング36´の第2ケーシング34に対する接
合面36a´と、第2ケーシング34の第1ケーシング
36側の接合端面34a´と、は互いに分割及び接合可
能な形状とし、第1ケーシングと第2ケーシングとを分
割・接合可能な構造としている。
【0052】ここで、さらにその具体的説明を図1を参
照しながら説明する。
【0053】図1は、出力軸25の下半分が図2の第1
ケーシング36´及びその内部であり、出力軸25の上
半分が図3における第1ケーシング36及びその内部と
を合成した図である。また、図4、図5は、それぞれ出
力軸25の下半分が図2、出力軸25の上半分が図3の
減速機によって構成されており、図4は紙面手前(図1
と同一方向)から見た図1における外観平面図であり、
図5は紙面左方向から見た図1における正面図である。
【0054】図1において、図からも明らかなように出
力軸25の上半分と下半分ではスラスト軸受の大きさが
異なる。これは前述したようにスクリュ129からのス
ラスト荷重の大きさに対応したスラスト軸受を採用した
ためである。
【0055】図1では第2ケーシング34及びその内部
は前述通り共通で、第1ケーシング36、36´及びそ
の内部が異なる。
【0056】つまり、出力軸25の上半分と下半分では
スラスト荷重F、F´、スラスト軸受27、27´、第
1ケーシング36、36´がそれぞれ異なり、第2ケー
シング34がそれぞれ共通である。
【0057】また、第1ケーシング36,36´の第2
ケーシング34に対する接合面36a、36a´と、第
2ケーシング34の第1ケーシング36、36´側の接
合端面34a、34a´とが互いに共通である。
【0058】即ち、36≠36´(第1ケーシング)、
27≠27´(スラスト軸受)、F≠F´(スラスト荷
重)、34=34(第2ケーシング)であり、36a=
36a´(第1ケーシングの第2ケーシングに対する接
合面)、34a=34a´(第2ケーシングの第1ケー
シングに対する接合面)という構造となっている。
【0059】このように、第2ケーシング34を単一部
材とし、第1ケーシングを種々の部材27、27´、2
7´´…として複数準備することにより、ユーザ先の要
求に対してより必要且つ十分な性能のスラスト軸受を組
み込んだ減速機を供給することができ、スラスト軸受が
スラスト荷重に対しオーバスペックとなることを防ぐこ
とができる。また、コスト低減も実現し、全体の大きさ
や重量を最小限に抑えることもできる。
【0060】またさらに、この複数準備された第1ケー
シングの第2ケーシングに対する接合部の取り合い寸法
を共通とし、任意の第1ケーシングを前記第2ケーシン
グに接合可能としたことにより、伝達トルク(第2ケー
シング)を変えることなく、許容スラスト性能の異なる
ケーシング(第1のケーシング)のみを変更すること
で、ユーザの要求に対して最適な製品(減速機)を提供
できると共に、スラスト荷重に応じて容易に変更ができ
るので、部品点数の増大を最小限に抑えることができ
る。
【0061】
【発明の効果】以上に説明したとおり、本発明によれ
ば、減速部ケーシングを、スラスト軸受を境として、該
スラスト軸受を含むスクリュケーシング側の第1ケーシ
ングと、該スラスト軸受を含まないスクリュケーシング
と反対側の第2ケーシングと、に分割可能としたことに
より、伝達トルクを変更すること無く、ユーザ先の要求
に対してより最適なスラスト荷重の製品(減速機)を供
給することができ、スラスト軸受がオーバスペックとな
ることを防ぐことができるので、コストダウンが実現で
きる。さらに、第2ケーシングを単一部材とし、第1ケ
ーシングのみを複数準備することとして、この複数準備
された第1ケーシングの第2ケーシングに対する接合部
の取り合い寸法を共通とし、任意の第1ケーシングを第
2ケーシングに接合可能とすれば、1種類の伝達トルク
(1種類の第2ケーシング)に対して複数のスラスト荷
重を変更した第1ケーシングを組み合わせることができ
るようになり、伝達トルクと許容スラスト性能の組み合
わせに対し、部品点数の増大を最小限に抑えることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態に係る減速部のケーシング構造にお
いて、図2、図3の出力軸をそれぞれ合成した断面図
【図2】本実施形態に係るスラスト荷重を受ける減速部
のケーシング構造を示す図
【図3】本実施形態に係るスラスト荷重を受ける減速部
の他のケーシング構造を示す図
【図4】本実施形態に係るスラスト荷重を受ける減速部
の外観を示す平面図
【図5】本実施形態に係るスラスト荷重を受ける減速部
の外観を示す正面図
【図6】従来技術におけるスラスト荷重を受ける減速部
のケーシング構造、及びモータ部、スクリュ部の構成を
示す断面図
【図7】図6における減速部のケーシング構造の拡大断
面図
【図8】図6におけるスクリュ部の拡大断面図
【符号の説明】
3,103…入力軸 17、117…ピニオン軸 19、119…第2歯車 21、121…第3歯車 23、123…第4歯車 25、125…出力軸 27、127…スラスト軸受 34、34´…第2ケーシング 34a、34a´…第2ケーシングの第1ケーシングに
対する接合部 36、36´…第1ケーシング 36a、36a´…第1ケーシングの第2ケーシングに
対する接合部 129…スクリュ 131…スクリュ架台 133…スクリュケーシング m…モータ F、F´…スラスト荷重 P、P´…反力 R…減速部 S…スクリュ部 M…モータ部
【手続補正書】
【提出日】平成11年3月11日(1999.3.1
1)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】発明の名称
【補正方法】変更
【補正内容】
【発明の名称】 スラスト荷重を受ける減速部のケーシ
ング構造
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3J063 AA40 AB02 AC01 BA01 BB48 CD42 CD45 XA11 4F206 AM24 JA07 JD01 JM01 JM12 JQ11 JT02 JT32

Claims (3)

    【特許請求の範囲】 スラスト荷重を受ける減速部のケーシング構造
  1. 【請求項1】スラスト軸受によって回転自在に支持され
    た出力軸を有する減速部と、該減速部を収納する減速部
    ケーシングと、前記出力軸に連結されたスラスト力発生
    源と、を備えたスラスト荷重を受ける減速部のケーシン
    グ構造において、 前記減速部ケーシングを、前記スラスト軸受を境とし
    て、該スラスト軸受を含むスラスト力発生源側の第1ケ
    ーシングと、該スラスト軸受を含まないスラスト力発生
    源と反対側の第2ケーシングと、に分割可能としたこと
    を特徴とするスラスト荷重を受ける減速部のケーシング
    構造。
  2. 【請求項2】請求項1において、 前記スラスト力発生源が、回転することによって外部か
    らスラスト力を受けるスクリュであり、且つ、 前記減速部ケーシングに連結されると共に該スクリュを
    収容し、該スクリュに発生したスラスト荷重に対する反
    力を前記出力軸のスラスト軸受及び前記減速部ケーシン
    グを介して地上あるいは固定部材から授受可能とするス
    クリュケーシングを備え、 前記減速部ケーシングを、前記スラスト軸受を境とし
    て、該スラスト軸受を含むスクリュケーシング側の第1
    ケーシングと、該スラスト軸受を含まないスクリュケー
    シングと反対側の第2ケーシングと、に分割可能とした
    ことを特徴とするスラスト荷重を受ける減速部のケーシ
    ング構造。
  3. 【請求項3】請求項1又は2のいずれかにおいて、 前記第2ケーシングを単一部材とし、前記第1ケーシン
    グを種々の部材として複数準備するとともに、この複数
    準備された第1ケーシングの前記第2ケーシングに対す
    る接合部の取り合い寸法を共通とし、任意の第1ケーシ
    ングを前記第2ケーシングに接合可能としたことを特徴
    とするスラスト荷重を受ける減速部のケーシング構造。
JP3973799A 1999-02-18 1999-02-18 スラスト荷重を受ける減速部のケーシング構造 Expired - Fee Related JP4383569B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3973799A JP4383569B2 (ja) 1999-02-18 1999-02-18 スラスト荷重を受ける減速部のケーシング構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3973799A JP4383569B2 (ja) 1999-02-18 1999-02-18 スラスト荷重を受ける減速部のケーシング構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000240769A true JP2000240769A (ja) 2000-09-05
JP4383569B2 JP4383569B2 (ja) 2009-12-16

Family

ID=12561291

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3973799A Expired - Fee Related JP4383569B2 (ja) 1999-02-18 1999-02-18 スラスト荷重を受ける減速部のケーシング構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4383569B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006011455A1 (ja) * 2004-07-26 2006-02-02 Sumitomo Heavy Industries, Ltd. 射出装置
JP2006035572A (ja) * 2004-07-26 2006-02-09 Sumitomo Heavy Ind Ltd 射出装置
CN102865351A (zh) * 2012-09-27 2013-01-09 重庆永进重型机械成套设备有限责任公司 一种压榨设备及其齿轮箱

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006011455A1 (ja) * 2004-07-26 2006-02-02 Sumitomo Heavy Industries, Ltd. 射出装置
JP2006035572A (ja) * 2004-07-26 2006-02-09 Sumitomo Heavy Ind Ltd 射出装置
KR100897197B1 (ko) 2004-07-26 2009-05-14 스미도모쥬기가이고교 가부시키가이샤 사출장치
JP4575062B2 (ja) * 2004-07-26 2010-11-04 住友重機械工業株式会社 射出装置
CN102865351A (zh) * 2012-09-27 2013-01-09 重庆永进重型机械成套设备有限责任公司 一种压榨设备及其齿轮箱

Also Published As

Publication number Publication date
JP4383569B2 (ja) 2009-12-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4274023A (en) Compact variable speed drive for electric motor
JP2002243000A (ja) 波動歯車減速機を備えたアクチュエータ
KR20080094535A (ko) 편심기어기구와 이를 이용한 회전력전달방법
EP1223067A3 (en) Hybrid power transmission system for vehicles
US20080236318A1 (en) Compact Axial Flux Motor Drive
EP2351947B1 (en) Gear transmitting device
CA1236511A (en) In-line constant speed drive and generator
CN110858743B (zh) 减速装置及机电设备
JP3051791B2 (ja) 内接噛合遊星歯車構造を採用した変速機のシリーズ
EP3480924B1 (en) Speed reducing device having power source
JP2000065162A (ja) 減速機
JP2000240769A (ja) スラスト荷重を受ける減速部のケーシング構造
JP5348182B2 (ja) 減速機付きモータ
JP2003113928A (ja) スラスト荷重を受ける減速機
CN111002343A (zh) 一种一体化关节
US20070022836A1 (en) Geared motor and shaft member for geared motor
US6969936B2 (en) Rotational position detecting sensor-equipped motor and biaxial motor
JP2002250407A (ja) スラスト荷重を受ける減速機
JPH04331848A (ja) 回転機器用伝動機構ユニット
CN111884420A (zh) 一种高输出转矩密度的旋转运动模块
JP2003113926A (ja) スラスト荷重を受ける減速機及び減速機シリーズ
JPH0673896B2 (ja) 大出力で作動できる少なくとも2本の作動シヤフトを備えた、たとえば二軸スクリユ押出機等用の装置
JP2006207828A (ja) 減速装置の連結構造
JP2007282377A (ja) 減速機付きモータ
US20240082099A1 (en) Driving module and motion assist apparatus including the same

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050511

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070607

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070703

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070830

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080617

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090915

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090924

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121002

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131002

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees