JP2000239933A - 撚り紐状物の製造装置 - Google Patents

撚り紐状物の製造装置

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JP2000239933A
JP2000239933A JP11045160A JP4516099A JP2000239933A JP 2000239933 A JP2000239933 A JP 2000239933A JP 11045160 A JP11045160 A JP 11045160A JP 4516099 A JP4516099 A JP 4516099A JP 2000239933 A JP2000239933 A JP 2000239933A
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JP
Japan
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tape
string
roller
rotation
raw material
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JP11045160A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Nakano
啓 中野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 撚り紐状物の製造装置でテープ切れを生じる
ことなく、従来よりも生産量を増加させる。 【解決手段】 原料テープ2を供給しながら撚り付与手
段7によって撚り紐状物8にして製品巻取りローラで巻
取る撚り紐状物の製造装置において、撚り付与手段8の
手前で原料テープ供給側へ、撚り付与手段を保持する回
転フレーム4の回転駆動に連動させたテープ送りローラ
11又は、前記回転フレームの回転とは別個に独立して設
けられたモータ18によりテープ送りローラ11を回転する
テープ送り手段を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、紙、不織布、布、
合成樹脂等のテープを原料に用い、撚(よ)りを掛けて撚
り紐状物を製造する装置の改良に関する。
【従来の技術】
【0002】本発明の撚り紐状物の製造装置の先行技術
として、特開平9-141764号を挙げることができる。この
装置及び、これによって製造される撚り紐状物の概要を
図4〜図6によって説明すると以下の如くである。固定
フレーム1の上部に原料テープ2の供給巻体3が水平状
態で回転可能に水平設置されている。その下方に回転フ
レーム4がモータ5によって回転可能に設けられてお
り、この回転フレーム4に対してテンションローラ6と
撚り付与手段7が設けられている。撚り付与手段7は図
5にみられるように原料テープ2の幅方向の一方の端を
他方側へ撚り上がるようにすると共に巻込み現象を起こ
させるように互いの軸方向を偏位させた一対の偏位ロー
ラ7a,7bとからなる。回転フレーム4の回転に付随して
テンションローラ6と撚り付与手段7の偏位ローラ7a,7
bが回転することと引取り手段9で引くことによって、
原料テープ2に撚りを加えて撚り紐状物8となり、巻上
げ手段10で巻取られるようになっている。
【0003】既存の撚り紐状物の製造装置で生産量を増
加させるためには、この特開平9-141764号に示されるよ
うな装置の場合、生産速度が40m/minの場合で、テープ
に掛かる張力が1.7〜1.9Kgf/cmとなり、紙製テープの場
合、切断限界領域にあった。従って、これ以上の生産量
の増加は望めなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は撚り紐状物の
製造装置でテープ切れを生じることなく、従来よりも生
産量を増加させることを検討した。すなわち、従来不可
能であった高速(例えば50〜80m/min)の撚り紐状物の速
い生産速度を可能にしようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を検討した結
果、原料テープを供給しながら撚り付与手段によって撚
り紐状物にして製品巻取りローラで巻取る撚り紐状物の
製造装置において、撚り付与手段の手前で原料テープ供
給側へテープ送り手段を設けたのである。
【0006】テープ送り手段の一例として、撚り付与手
段を保持する回転フレームの回転駆動に連動させたテー
プ送りローラを示すことができる。回転フレームの回転
駆動に連動させる機構の具体例としては、回転フレーム
の回転を傘歯車によってテープ送りローラの回転駆動源
とする構造が適している。傘歯車により機械的に連動さ
せるためテープ送りローラによってテープ送りが完全に
行える特徴がある。
【0007】また、他のテープ送り手段としては、前記
回転フレームの回転とは別個に独立して設けられたモー
タにより、テープ送りローラを回転させる構造を示すこ
とができる。この場合、テープ送り速度の同期化はモー
タの回転数制御による。最近では精度の高いものが多数
種市販されているので実施できる。例えばサーボモータ
を回転フレームに装備してテープ送りローラを回転駆動
させるのである。回転フレームの回転の際の重量バラン
スはモータと対称側にバランサーを設けることで解決さ
れる。モータへの給電はスリップリング等の集電端子を
設けることによって、モータ全体が回転フレームと共に
回転しても給電できる。
【0008】
【発明の実施の形態】図1は本発明の撚り紐状物の製造
装置の正面図、図2は側面図である。
【0009】固定フレーム1の上部に原料テープ2の供
給巻体3が水平状態で回転可能に水平設置されている点
については前述した特開平9-141764号にみられるものと
同様である。その下方に同軸で回転フレーム4がモータ
5によって回転可能に設けられており、この回転フレー
ム4に対して撚り付与手段7が設けられている。撚り付
与手段7は前述したように原料テープ2の幅方向の一方
の端を他方側へ撚りを掛けるようにすると共に巻込み現
象を起こさせるように互いの軸方向を偏位させた一対の
偏位ローラ7a,7bとからなる。
【0010】本発明では撚り紐状物の製造装置で生産量
を増加させるために、生産速度を高める機構としてい
る。すなわち、テープ送り手段として撚り付与手段7を
保持する回転フレーム4の回転駆動に連動するテープ送
りローラ11を設けている。このテープ送りローラ11を回
転フレーム4の回転駆動に連動させる機構として、回転
フレーム4の回転を傘歯車12,13によってテープ送りロ
ーラの回転駆動源とする構造にしている。すなわち、固
定フレーム1の水平フレーム1aに固定している水平固定
傘歯車13に回転フレーム4へ軸支した左右2個の垂直回
転傘歯車12,12を噛み合わせて、回転フレーム4の回転
により、垂直回転傘歯車12,12が回転するようにしてい
る。
【0011】垂直回転傘歯車12,12に同軸でプーリ14,14
が設けられており、このプーリ14,14とテープ送りロー
ラ11に同軸で設けられているプーリ15,15間にタイミン
グベルト16,16を張架している。なお、テープ送りロー
ラ11とプーリ15,15間にはトルクコントローラ17,17を設
けている。傘歯車により機械的に連動させるためテープ
送りが完全に行えるし、トルクコントローラ17,17を設
けているので、テンションむらがなくなり、撚り紐状物
が滑らかに仕上がり、品質向上とテープ切断トラブルの
減少となる。回転フレーム4の回転に付随してテンショ
ンローラ6と撚り付与手段7の偏位ローラ7a,7bが回転
することによって、原料テープ2が撚りを加えられて撚
り紐状物8となり、引取り手段9で引取られながら巻上
げ手段(図示を省略)で巻取られる。撚り紐状物の巻き取
り速度を上げても、テープの破断強度以上にひっぱられ
るのをテープ送りローラ11がテープを強制的に送って、
テープ切れを防止することができる。このとき、テンシ
ョンローラ6が原料テープ2をテープ送りローラ11に密
着させる役目をするようばねで付勢するとより効果的で
ある。
【0012】図3は本発明の他の実施例の正面図であ
る。この例では回転フレーム4に設けたテープ送りロー
ラ11にモータ18を連結している。モータ18の回転制御を
電気的制御手段で行いながら原料テープ2を撚り速度に
同調させて最適化し、50〜80m/minもの撚り紐状物の速
い生産速度を可能にすることができる。回転フレーム4
の回転に付随してテンションローラ6と撚り付与手段7
の偏位ローラ7a,7bが回転することによって、原料テー
プ2が撚りを加えられて撚り紐状物8となる点はこれま
での例と同様である。符号19で示すのは摺動型集電端子
(スリップリング)であり、符号20で示すのはモータとの
バランスをとるためのバランサーである。この例でも、
撚り紐状物の巻き取り速度を上げても、テープの破断強
度以上にひっぱられるのをテープ送りローラ11がテープ
を強制的に送り、テープ切れを防止することができる。
【0013】
【発明の効果】本発明によって、撚り紐状物の製造にお
いてテープ切れを生じることなく、従来よりも生産量を
増加させることが可能となった。このことにより、撚り
紐状物の生産コストを低下させると共に、高品質の製品
の提供が可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の撚り紐状物の製造装置の正面図であ
る。
【図2】本発明の撚り紐状物の製造装置の側面図であ
る。
【図3】本発明の撚り紐状物の製造装置の他の実施例の
正面図である。
【図4】従来の撚り紐状物の製造装置の側面図である。
【図5】撚り付与手段の拡大図である。
【図6】撚り紐状物の部分斜視図である。
【符号の説明】
1 固定フレーム 2 原料テープ 3 原料テープ供給巻体 4 回転フレーム 5 モータ 6 テンションローラ 7 撚り付与手段 7a,7b 偏位ローラ 8 撚り紐状物 9 引取り手段 10 巻上げ手段 11 テープ送りローラ 12 垂直回転傘歯車 13 水平固定傘歯車 14 プーリ 15 プーリ 16 タイミングベルト 17 トルクコントローラ 18 モータ 19 摺動型集電端子 20 バランサー

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原料テープを供給しながら撚り付与手段
    によって撚り紐状物にして製品巻取りローラで巻取る撚
    り紐状物の製造装置において、撚り付与手段の手前で原
    料テープ供給側へテープ送り手段を設けたことを特徴と
    する撚り紐状物の製造装置。
  2. 【請求項2】 テープ送り手段が撚り付与手段を保持す
    る回転フレームの回転駆動に連動させたテープ送りロー
    ラである請求項1記載の撚り紐状物の製造装置。
  3. 【請求項3】 テープ送り手段が回転フレームの回転駆
    動とは別個に独立して設けられたモータ駆動で回転する
    テープ送りローラである請求項1記載の撚り紐状物の製
    造装置。
JP11045160A 1999-02-23 1999-02-23 撚り紐状物の製造装置 Pending JP2000239933A (ja)

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JP11045160A JP2000239933A (ja) 1999-02-23 1999-02-23 撚り紐状物の製造装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP11045160A JP2000239933A (ja) 1999-02-23 1999-02-23 撚り紐状物の製造装置

Publications (1)

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ID=12711524

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JP11045160A Pending JP2000239933A (ja) 1999-02-23 1999-02-23 撚り紐状物の製造装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010236154A (ja) * 2009-03-31 2010-10-21 Daiken Corp 筒状撚糸製造装置及び該装置を用いた筒状撚糸の製造方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010236154A (ja) * 2009-03-31 2010-10-21 Daiken Corp 筒状撚糸製造装置及び該装置を用いた筒状撚糸の製造方法

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