JP2000237701A - タイヤ洗浄方法及びその装置 - Google Patents

タイヤ洗浄方法及びその装置

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JP2000237701A
JP2000237701A JP11039817A JP3981799A JP2000237701A JP 2000237701 A JP2000237701 A JP 2000237701A JP 11039817 A JP11039817 A JP 11039817A JP 3981799 A JP3981799 A JP 3981799A JP 2000237701 A JP2000237701 A JP 2000237701A
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cleaning
washing
water
wastewater
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Kazuyoshi Satomi
和義 里見
Mitsuru Naito
内藤  充
Akihisa Hasegawa
陽久 長谷川
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Yokohama Rubber Co Ltd
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Yokohama Rubber Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 更生タイヤ用の台タイヤや、成形された乗用
車用の新品のタイヤをタイヤ洗浄装置に1本毎自動的に
投入してタイヤ内面及び外面を自動的に洗浄するタイヤ
洗浄方法及びその装置を提供することにある。 【解決手段】 タイヤ洗浄装置3は、洗浄ハウジング4
内に、台タイヤWa(タイヤWb)を回転駆動可能に支
持するタイヤ回転支持装置5と、タイヤWb,台タイヤ
Waの内外表面に高温,高圧の洗浄水を吹き付ける洗浄
水噴射装置6と、タイヤ表面をクリーニングする移動可
能な洗浄ブラシ装置7と、洗浄後のタイヤ表面に付着し
た洗浄水及び内部に溜まった洗浄排水を吸引排水させる
洗浄水吸引除去装置8とが設けてあり、洗浄水吸引除去
装置8の近傍には、乾燥処理装置9が設けてある。洗浄
ハウジング4の下部及び洗浄水吸引除去装置8には、タ
イヤ洗浄装置3の外部に設置した排水浄化装置10を接
続してある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、タイヤ洗浄方法
及びその装置に係わり、更に詳しくは更生タイヤ用の台
タイヤや、成形された乗用車用の新品のタイヤをタイヤ
洗浄装置に1本毎自動的に投入してタイヤ内面及び外面
を自動的に洗浄するタイヤ洗浄方法及びその装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、トラック・バス等に使用される更
生タイヤ(摩耗したタイヤのトレッドゴムを取り除き、
新しいトレッドゴムを被せて再生したタイヤ)用の台タ
イヤ(更生される摩耗したタイヤ)は、一般に完走後の
摩耗したタイヤを使用するため、タイヤの外観は汚れ傷
付いているものが多い。
【0003】また台タイヤは、綺麗に洗浄したもののみ
を更生タイヤ工場内に入れないと工場内が汚れ、また異
物の混入,付着の恐れがあり、更に加硫前の更生タイヤ
の外観不良となることがある。このような外観不良タイ
ヤを繰返し加硫していくうちに、加硫機のモールドに汚
泥成分が積層され、モールドの汚れが促進し表面が凹凸
になる。そのモールドで更に加硫を繰返した場合、タイ
ヤの表面は凹凸となり、商品価値を失うことになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで、従来では台タ
イヤを洗浄する場合、手動式の洗浄機内に一本毎台タイ
ヤを人手により出し入れし、洗浄作業を行っていたが、
この洗浄作業は、洗剤や水道水で水洗いする程度であっ
て、洗浄精度も悪くなかなか綺麗にならないのが現状で
あった。このため、台タイヤの汚れは、上述したように
モールドを汚し、タイヤ表面に凹凸を発生させ、また、
洗浄水もそのまま垂れ流しに排水していたため、環境汚
染の問題もあった。
【0005】また、乗用車用の新品のタイヤにおいて
は、タイヤの製造工程で離型剤を塗布することが行われ
ているが、この離型剤がタイヤ内表面にパンク防止用の
シーラント層を設ける場合に障害となって貼付けができ
ないと言う問題があり、また上記の離型剤を除去する工
程を手作業により行っていたが、除去精度及び生産性の
点で問題があった。
【0006】この発明の目的は、タイヤの内面及び外面
を高温,高圧の洗浄水を吹き付けて自動的に洗浄させる
ことで、短時間にタイヤ内外表面を綺麗にクリーニング
することが出来、特に新品のタイヤ内表面に塗布された
離型剤も確実に除去することが出来、更に洗浄後の排水
を回収して浄化し、再度循環させて再利用を図るように
することで、環境汚染等の問題も未然に防止することが
出来るタイヤ洗浄方法及びその装置を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は上記目的を達
成するため、タイヤ洗浄方法は、搬入工程により順次搬
送されて来る洗浄を目的としたタイヤを1本毎タイヤ洗
浄装置に投入し、該タイヤ洗浄装置内で、タイヤを旋回
させながらタイヤの内面及び外面に高温,高圧の洗浄水
を吹き付けて洗浄を行った後、タイヤに付着または溜ま
った洗浄排水を吸引排水させて次工程へ搬出することを
要旨とするものである。
【0008】また、この発明のタイヤ洗浄装置は、タイ
ヤの搬入工程と洗浄したタイヤの搬出工程との間に、タ
イヤの内面及び外面を洗浄するためのタイヤ洗浄装置を
設置し、該タイヤ洗浄装置は、ハウジング内に、タイヤ
を回転駆動可能に支持するタイヤ回転支持装置と、タイ
ヤの内外表面に高温,高圧の洗浄水を吹き付ける少なく
とも一台以上の洗浄水噴射装置と、必要に応じてタイヤ
表面をクリーニングする移動可能な洗浄ブラシ装置と、
洗浄後のタイヤ表面に付着した洗浄水及び内部に溜まっ
た洗浄排水を吸引排水させる洗浄水吸引除去装置とを設
けたことを要旨とするものである。
【0009】この発明は、上記のように構成され、タイ
ヤ洗浄装置内で、タイヤを旋回させながらタイヤの内面
及び外面に高温,高圧の洗浄水を吹き付けて自動的に洗
浄を行った後、タイヤに付着または溜まった洗浄排水を
吸引排水させて次工程へ搬出するようにしたので、タイ
ヤ内外表面を人手を介することなく綺麗にクリーニング
することが出来、加硫モールドの汚れを防止してタイヤ
の商品価値を向上させることが出来、特に新品のタイヤ
内表面に塗布された離型剤も確実に除去することが出
来、更に洗浄後の排水を回収して浄化し、再度循環させ
て再利用を図るようにすることで、環境汚染等の問題も
未然に防止することが出来るものである。また浄化して
分離した固形成分を回収し、これも離型剤として再生利
用することにより、環境に優しいシステムを得ることが
出来るものである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に基づき、この発
明の実施形態を説明する。図1は、この発明を実施した
タイヤ洗浄装置全体の概略構成図を示し、このタイヤ洗
浄装置は、更生タイヤ用の台タイヤや、成形された乗用
車用の新品のタイヤの洗浄に利用することが出来る。
【0011】前記タイヤ洗浄装置全体の構成としては、
洗浄前の台タイヤWa(または新品のタイヤWb)を搬
入する搬入コンベヤーから成る搬入工程1と洗浄した台
タイヤWa(タイヤWb)を次工程へ搬出する搬出コン
ベヤーから成る搬出工程2との間に、台タイヤWaの外
面及びタイヤWbの内面を洗浄するためのタイヤ洗浄装
置3が設置してある。
【0012】前記搬入工程1の搬入コンベヤーは、チェ
ーン駆動される複数本のローラ駆動コンベヤ1aとその
両側に立設された複数本のガイドローラ1bとで構成さ
れ、また搬出工程2の搬出コンベヤーも、チェーン駆動
される複数本のローラ駆動コンベヤ2aとその両側に立
設された複数本のガイドローラ2bとで構成される。
【0013】前記タイヤ洗浄装置3は、洗浄ハウジング
4内に、台タイヤWa(タイヤWb)を回転駆動可能に
支持するタイヤ回転支持装置5(図3及び図4参照)
と、タイヤWb,台タイヤWaの内外表面に高温,高圧
の洗浄水を吹き付ける少なくとも一台以上の洗浄水噴射
装置6と、必要に応じてタイヤ表面をクリーニングする
移動可能な洗浄ブラシ装置7と、洗浄後のタイヤ表面に
付着した洗浄水及び内部に溜まった洗浄排水を吸引排水
させる洗浄水吸引除去装置8(図3参照)とが設けてあ
り、また洗浄水吸引除去装置8の近傍には、タイヤ内外
表面の乾燥を行う乾燥処理装置9が設けてある。
【0014】更に、前記洗浄ハウジング4の下部及び洗
浄水吸引除去装置8には、タイヤ洗浄装置3の外部に設
置した排水浄化装置10を接続し、前記台タイヤWa
(タイヤWb)の洗浄排水及び吸引排水した洗浄排水を
図5に示すような排水浄化装置10の浄化槽11内に順
次供給して油分及び汚泥成分を浄化し、この浄化水をポ
ンプP等を介して再度洗浄水に循環させて利用出来るよ
うに構成する。また分離した固形成分を回収し、これも
離型剤として再生利用することにより、環境に優しいシ
ステムを得ることが出来る。
【0015】前記タイヤ回転支持装置5は、図2及び図
3に示すように、洗浄ハウジング4内の下部に、投入さ
れた台タイヤWa(タイヤWb)を回転可能に支持する
左右一対の円錐台状の駆動ローラ12が配設され、この
駆動ローラ12は駆動モータ13と接続する駆動軸14
に取付けられている。
【0016】また前記洗浄ハウジング4内の下部の駆動
ローラ12の間には、図4に示すように洗浄が終了した
台タイヤWa(タイヤWb)を搬出工程2の搬出コンベ
ヤー上に排出させる排出手段15が設けてあり、この排
出手段15は、支点16を中心に旋回する排出アーム1
7と、この排出アーム17を旋回駆動させる駆動シリン
ダー18と、払い出しガイドローラ19とで構成されて
いる。
【0017】次に、台タイヤWaの外表面またはタイヤ
Wbの内表面に高温,高圧の洗浄水を吹き付ける洗浄水
噴射装置6は、水道水を洗浄水とする場合には、30〜
40°C,洗浄圧力4〜6MPa のものを使用し、また洗
浄水を洗剤+水道水とした場合には、50〜80°C,
洗浄圧力0.3MPaのものを使用する。
【0018】この洗浄水噴射装置6は、洗浄タンク20
から配管21を介してタイヤWa(Wb)の外表面また
は内面に高温,高圧の洗浄水をノズル22から噴射させ
て洗浄するものであり、ノズル22の数及び洗浄水の噴
射方向は、任意に調整できるように構成されている。
【0019】また、特に台タイヤWaの外表面をクリー
ニングする場合には、図2に示すように、タイヤWaの
上面及び側面をクリーニングする移動可能な洗浄ブラシ
装置7を設置し、この洗浄ブラシ装置7は、回転駆動し
ているタイヤWaの上面及び側面に洗浄水をノズル22
から噴射させながら、かつ上面ブラシ7aと側面ブラシ
7bを昇降シリンダー23及び駆動モータ24を介して
同時に圧着させて台タイヤWaの上面及び側面に付着し
ている泥やゴミ等をクリーニングするものである。ま
た、新品のタイヤWbの内部に付着している離型剤等
は、上記のノズル22からの高温,高圧の洗浄水を噴射
させることで容易に洗浄することが出来る。
【0020】次に、洗浄後の台タイヤWaの表面に付着
した洗浄水や、タイヤWbの内部に溜まった洗浄排水を
吸引排水させる洗浄水吸引除去装置8は、図2及び図3
に示すように、外部に設置したバキューム装置(図示せ
ず)に接続する吸引パイプ25の先端に設けた吸引ノズ
ル26を台タイヤWaの表面及びタイヤWbの内部に位
置させて自動的に吸引させる。
【0021】そして、前記台タイヤWaの表面や内面を
洗浄して飛散した洗浄排水や、表面に付着した洗浄水及
びタイヤWbの内部に溜まった洗浄排水は、排水管27
を介して図5に示す排水浄化装置10に供給し、この排
水浄化装置10の浄化槽11内で洗浄排水等に含まれて
いる油分や汚泥成分を浄化し、この浄化水を再度洗浄水
に循環させるように洗浄水として再利用するものであ
る。
【0022】このように、洗浄水を再利用することで、
有害物質や公害物質を外部に排出させることなく、環境
にも悪影響を与えることがない。また浄化して分離した
固形成分を回収し、これも離型剤として再生利用するこ
とにより、環境に優しいシステムを得ることが出来るも
のである。
【0023】なお、洗浄の終了した台タイヤWaまたは
タイヤWbは、大気中で自然乾燥させるか、この発明の
実施形態のように、乾燥処理装置9を人工的に乾燥さ
せ、次工程へ自動的に排出させるものである。また、図
1において、28はタイヤ洗浄装置全体の配電盤、図2
において、29はタイヤサイズ検出センサー、30はタ
イヤ幅センサーを示している。
【0024】次に、上記のような洗浄装置により、タイ
ヤの洗浄方法を、更生タイヤ用の台タイヤWaの洗浄方
法と、乗用車用の新品タイヤWbの洗浄方法とに分けて
説明する。 .更生タイヤ用の台タイヤWaの洗浄方法。 先ず、搬入工程1の搬入コンベヤーにより順次搬送され
て来る洗浄を目的とした台タイヤWaを1本毎タイヤ洗
浄装置3の洗浄ハウジング4内に自動的に投入する。洗
浄ハウジング4内に投入された台タイヤWaは、タイヤ
サイズ検出センサー29及びタイヤ幅センサー30によ
り、タイヤサイズとタイヤ幅が検出され、タイヤ回転支
持装置5の調整された駆動ローラ12上に載置され、洗
浄を開始すると同時に、台タイヤWaは駆動ローラ12
により所定の速度で回転が開始する。
【0025】台タイヤWaの洗浄は、タイヤサイズ検出
センサー29及びタイヤ幅センサー30からの信号に基
づき、洗浄水噴射装置6のノズル22の位置を調整し
て、ノズル22からから高温,高圧の洗浄水(水道水を
洗浄水とする場合には、30〜40°C,洗浄圧力4〜
6MPa のものを使用し、また洗浄水を洗剤+水道水とし
た場合には、50〜80°C,洗浄圧力0.3MPaのものを
使用する)を台タイヤWaの外表面に吹き付け、洗浄ブ
ラシ装置7の上面ブラシ7aと側面ブラシ7bを駆動モ
ータ23及び昇降シリンダー24を介して同時に圧着さ
せて台タイヤWaの上面及び側面に付着している泥やゴ
ミ等をクリーニングするものである。
【0026】そして、クリーニングが終了したら台タイ
ヤWaの表面に付着した洗浄水及びタイヤWbの内部に
溜まった洗浄排水は、吸引パイプ25の先端に設けた吸
引ノズル26を台タイヤWaの表面及び内部に位置させ
て自動的に吸引させると共に、外部に溜まった洗浄排水
は、排水管27を介して排水浄化装置10に供給し、こ
の排水浄化装置10で洗浄排水等に含まれている油分や
汚泥成分を浄化し、この浄化水を再度洗浄水に循環させ
るように洗浄水として再利用するものである。
【0027】また、洗浄の終了した台タイヤWaは、大
気中で自然乾燥させるか、この発明の実施形態のよう
に、乾燥処理装置9で人工的に乾燥させ、次工程へ自動
的に排出させるものである。このように、台タイヤWa
の搬入から洗浄作業,排水,乾燥工程を経て搬出工程ま
での時間は、約2〜3分に1本の割合で自動的に洗浄す
ることが出来る。
【0028】このような方法により台タイヤWaの洗浄
作業を自動的に行うことで、洗浄精度が向上し、台タイ
ヤWaの外観向上を図ることが出来、また洗浄後の台タ
イヤWa内に溜まった残留水は自動的に排水するので人
手を省くことが出来、更に洗浄後の排水を浄化し、再利
用を図ることで、環境を害することなく改善することが
出来るものである。 .乗用車用の新品タイヤWbの洗浄方法 先ず、搬入工程1の搬入コンベヤーにより順次搬送され
て来る洗浄を目的とした乗用車用の新品タイヤWbを1
本毎タイヤ洗浄装置3の洗浄ハウジング4内に自動的に
投入する。
【0029】洗浄ハウジング4内に投入された新品タイ
ヤWbは、タイヤサイズ検出センサー29及びタイヤ幅
センサー30により、タイヤサイズとタイヤ幅が検出さ
れ、タイヤ回転支持装置5の調整された駆動ローラ12
上に載置され、洗浄を開始すると同時に、新品タイヤW
bは駆動ローラ12により所定の速度で回転が開始す
る。
【0030】新品タイヤWbの洗浄は、タイヤサイズ検
出センサー29及びタイヤ幅センサー30からの信号に
基づき、洗浄水噴射装置6のノズル22の位置を調整し
て、新品タイヤWbの内面側にノズル22からから高
温,高圧の洗浄水が噴射するように調整し、そして洗浄
ハウジング4内に投入された新品タイヤWbは、タイヤ
回転支持装置5の駆動ローラ12上に載置され、洗浄を
開始すると同時に新品タイヤWbは駆動ローラ12によ
り所定の速度で回転を開始する。
【0031】新品タイヤWbの洗浄は、洗浄水噴射装置
6の洗浄水をノズル22からから高温,高圧の洗浄水を
新品タイヤWbの内面に吹き付け、内面に塗布されてい
る離型剤等を除去する。
【0032】そして、クリーニングが終了したら新品タ
イヤWbの表面に付着した洗浄水や内部に溜まった洗浄
排水を、吸引パイプ25の先端に設けた吸引ノズル26
により自動的に吸引させると共に、外部に溜まった洗浄
排水は、排水管27を介して排水浄化装置10に供給
し、この排水浄化装置10で洗浄排水等に含まれている
油分や汚泥成分を浄化し、この浄化水を再度洗浄水に循
環させるように洗浄水として再利用するものである。
【0033】また、洗浄の終了した新品タイヤWbは、
大気中で自然乾燥させるか、この発明の実施形態のよう
に、乾燥処理装置9を人工的に乾燥させ、次工程へ自動
的に排出させるものである。このように、新品タイヤW
bの搬入から洗浄作業,排水,乾燥工程を経て搬出工程
までの時間は、約2〜3分に1本の割合で自動的に洗浄
することが出来る。
【0034】このような方法により新品タイヤWbの洗
浄作業を自動的に行うことで、洗浄精度が向上し、台タ
イヤWaの外観向上を図ることが出来、また洗浄後の新
品タイヤWb内に溜まった残留水は自動的に排水するの
で人手を省くことが出来、更に洗浄後の排水を浄化し、
再利用を図ることで、環境を害することなく改善するこ
とが出来るものである。
【0035】
【発明の効果】この発明は、上記のように洗浄を目的と
したタイヤの搬入,洗浄作業,排水,乾燥,搬出作業を
全て自動的に行い、また洗浄排水は回収して浄化し、再
度洗浄水として再利用を図るようにしたので、以下のよ
うな優れた効果を奏するものである。
【0036】.タイヤの内面または外表面に高圧,高
温水を自動的に吹き付けて洗浄するので、短時間にタイ
ヤ内外表面を綺麗にクリーニングすることが出来、タイ
ヤの洗浄精度が向上し、タイヤの外面や内面が綺麗にな
る結果、加硫モールドの汚れを防止し、タイヤの商品価
値を高めることが出来る。 .洗浄後のタイヤ内に溜まった残留水は自動的に排水
させるので、人手を省くことが出来、洗浄作業の効率を
高めることが出来る。
【0037】.洗浄後の洗浄排水中から汚濁成分を取
り除き、洗浄水及び固形成分をリサイクルすることによ
り、環境に影響を与える物質を外部に出さない閉じた系
とすることが出来、環境に悪影響を与えることが少な
い。 .自動装置による高圧,高温水の吹き付けなので、狭
い場所での洗浄が可能であり、同時に精度良く洗浄を行
うことが出来る。
【0038】.工程を自動化することにより、連続的
な洗浄が可能となり、高い生産性を得ることが出来る。 .洗浄後の洗浄排水を浄化し、リサイクルすることに
より環境を害することなく実施できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明を実施したタイヤ洗浄装置全体の概略
構成図である。
【図2】この発明のタイヤ洗浄装置の拡大正面図であ
る。
【図3】タイヤ洗浄装置内に組み込まれたタイヤ回転支
持装置の説明図である。
【図4】タイヤ洗浄装置内に組み込まれたタイヤの排出
手段の説明図である。
【図5】排水浄化装置の説明図である。
【符号の説明】
1 搬入工程(搬入コンベヤー) 2 搬出工程(搬出コンベヤー) 3 タイヤ洗浄装置 4 洗浄ハウジング 5 タイヤ回転支持装置 6 洗浄水噴射装置 7 洗浄ブラシ装置 8 洗浄水吸引除去装置 9 乾燥処理装置 10 排水浄化装置 11 浄化槽 15 排出手段 17 排出アーム 19 払い出しガイドローラ 20 洗浄タンク 21 配管 22 ノズル 23 昇降シリンダー 25 吸引パイプ 26 吸引ノズル Wa 台タイヤ Wb 新品タイヤ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 長谷川 陽久 神奈川県平塚市追分2番1号 横浜ゴム株 式会社平塚製造所内 Fターム(参考) 3B201 AA41 AA46 AB14 AB33 AB42 BA02 BA15 BB23 BB72 BB82 BB90 BB92 BB94 CB12 CC12 CD22 CD42 CD43 4D051 AA01 BA02

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 搬入工程により順次搬送されて来る洗浄
    を目的としたタイヤを1本毎タイヤ洗浄装置に投入し、
    該タイヤ洗浄装置内で、タイヤを旋回させながらタイヤ
    の内面及び外面に高温,高圧の洗浄水を吹き付けて洗浄
    を行った後、タイヤに付着または溜まった洗浄排水を吸
    引排水させて次工程へ搬出するタイヤ洗浄方法。
  2. 【請求項2】 前記タイヤから吸引排水した洗浄排水を
    回収して、排水浄化装置へ供給し、洗浄排水を浄化した
    後に、再びタイヤの洗浄水として再利用する請求項1に
    記載のタイヤ洗浄方法。
  3. 【請求項3】 前記洗浄を目的とするタイヤが、更生タ
    イヤ用の台タイヤであり、タイヤ表面に高温,高圧の洗
    浄水を吹き付けて洗浄する際、洗浄ブラシによりタイヤ
    表面をクリーニグする請求項1または2に記載のタイヤ
    洗浄方法。
  4. 【請求項4】 前記洗浄を目的とするタイヤが、成形さ
    れた乗用車用の新品タイヤであり、タイヤ内面に高温,
    高圧の洗浄水を吹き付けて洗浄する請求項1または2に
    記載のタイヤ洗浄方法。
  5. 【請求項5】 タイヤの搬入工程と洗浄したタイヤの搬
    出工程との間に、タイヤの内面及び外面を洗浄するため
    のタイヤ洗浄装置を設置し、該タイヤ洗浄装置は、洗浄
    ハウジング内に、タイヤを回転駆動可能に支持するタイ
    ヤ回転支持装置と、タイヤの内外表面に高温,高圧の洗
    浄水を吹き付ける少なくとも一台以上の洗浄水噴射装置
    と、必要に応じてタイヤ表面をクリーニングする移動可
    能な洗浄ブラシ装置と、洗浄後のタイヤ表面に付着した
    洗浄水及び内部に溜まった洗浄排水を吸引排水させる洗
    浄水吸引除去装置とを設けて成るタイヤ洗浄装置。
  6. 【請求項6】 前記洗浄水吸引除去装置の近傍に、タイ
    ヤ内外表面の乾燥を行う乾燥処理装置を設けた請求項5
    に記載のタイヤ洗浄装置。
  7. 【請求項7】 前記ハウジング下部及び洗浄水吸引除去
    装置に、タイヤ洗浄装置の外部に設置した排水浄化装置
    を接続し、前記タイヤの洗浄排水及び吸引排水した洗浄
    排水を排水浄化装置に供給して油分及び汚泥成分を浄化
    し、この浄化水を再度洗浄水に循環させるように構成し
    た請求項5または6に記載のタイヤ洗浄装置。
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