JP2000237568A - 二液混合装置 - Google Patents

二液混合装置

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JP2000237568A
JP2000237568A JP11046161A JP4616199A JP2000237568A JP 2000237568 A JP2000237568 A JP 2000237568A JP 11046161 A JP11046161 A JP 11046161A JP 4616199 A JP4616199 A JP 4616199A JP 2000237568 A JP2000237568 A JP 2000237568A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 二液性の接着剤、塗料等の混合作業を終了後
の、混合機構内に於ける、二液の接触を防止し、硬化等
の不具合を解消する。そして、ノズルの目詰まりや装置
内の部材の接着等を防止して、二液の混合作業を常に良
好に行う。 【解決手段】 二液の混合機構1に、各々異なる第1液
と第2液を導入する第1導入路4と第2導入路5を接続
する。この第1または第2導入路4、5の何れか一方と
混合機構1との接続口10、11に、この接続口10、
11の開閉を制御する開閉弁機構12を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は二液性の接着剤、塗料等
の比較的粘性の高い二液を混合するための二液混合装置
に係るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、二液性の接着剤、塗料等の比較的
粘性の高い二液を混合する混合機構は、二液の導入路を
各々接続し、これらの導入路を介して混合機構内に二液
を導入していた。しかし、混合機構内での二液の混合作
業が終了し、導入路への各液の導入を、導入路に設けた
開閉弁で停止しても、確実に停止できず、導入路内に残
留した液が、混合機構内に流入して吐出用のノズルから
液ダレを生じる場合があった。そして、一方の導入路か
ら硬化剤が導入される場合は、混合機構内の混合液を外
部に排出した後も、少量の硬化剤が導入路から混合機構
内に流入し、硬化を生じる事があった。この硬化は、装
置の作動停止後に生じるため、二液を混合する混合軸が
接着固定されて作動しなくなったり、ノズルが目詰まり
して外部への液の排出が不能となる等の様々な問題点を
生じていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述の如き
課題を解決し、二液性の接着剤、塗料等の異なる二液を
導入する混合機構内での、混合作業終了後の二液の混合
を防止し、液の硬化等を確実に防止しようとするもので
ある。そして、ノズルの目詰まりや部材の接着等を防止
し、混合機構に於ける二液の混合と目的物への付着作業
を、常に良好に行う事を可能とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述の如き課
題を解決するため、二液の混合機構に、各々異なる第1
液と第2液を導入する第1導入路と第2導入路とを接続
し、この第1または第2導入路の何れか一方と混合機構
との接続口に、この接続口の開閉を制御する開閉弁機構
を設けて成るものである。
【0005】また、開閉弁機構は、第1または第2導入
路と混合機構との接続口に臨ませて弁棒を進退可能に配
置し、この弁棒に接続するピストンを収納したシリンダ
ーに、ピストンを接続口方向に押圧付勢する押圧発条を
収納するとともに接続口側のシリンダーに、エアー出入
口を設け、このエアー出入口からの加圧エアーの導入に
より弁棒を接続口から分離可能としても良い。
【0006】また、混合機構は、混合部内に導入された
第1、第2液を混合する混合軸の先端に、ピンを突出す
るとともにこのピンの先端を、混合液を外部に排出する
ノズルの内周面に近接して配置したものであっても良
い。
【0007】また、混合機構は、混合部内に導入された
第1、第2液を混合する混合軸の先端を、円錐状に形成
するとともにこの円錐面に、上部を幅広とし下部を幅狭
とする長溝を少なくとも一本設けたものであっても良
い。
【0008】
【作用】本発明は上述の如く構成したものであるから、
混合機構を用いて二液の混合を行うには、まず、第1、
第2導入路側の制御弁を開弁して、第1、第2導入路
に、各々第1液と第2液を導入する。この液は、例えば
二液製の接着剤とする場合には、第1導入路に非硬化性
の主剤を導入するとともに第2導入路には硬化剤を導入
する。
【0009】そして、混合機構に導入された第1液と第
2液とが、混合軸にて撹拌混合される。この混合液は、
混合機構の吐出用のノズルから外部に排出され、目的部
に付着されるものとなる。
【0010】そして、混合液の目的部への付着が終了し
たら、第2導入路側の制御弁を閉弁して、第2導入路へ
の第2液の導入を停止するとともに、開閉弁機構を操作
して、第2導入路と混合機構との接続口を閉鎖する。そ
の後、第1液のみを混合機構に導入する事により、第1
液で混合機構内の混合液がノズルから外部に排出される
とともに混合機構内は第1液のみで満たされるから、混
合機構内部に硬化が生じる事はない。
【0011】また、第2導入路と混合機構との接続口を
閉鎖しているので、第2導入路内に残留する第2液が、
混合機構内に流下する事がなく、二液の接触を防いで、
混合機構内の第1液の硬化を防止する。このような硬化
防止効果により、混合機構内での部材の接着や、ノズル
の目詰まり等を防止し、混合機構を次回も良好に使用す
る事が可能となる。
【0012】また、上記とは逆に、第1導入路に硬化剤
を導入し、開閉弁機構を設けた第2導入路側に主剤を導
入するものであっても良い。この場合でも、第2導入路
の接続口を閉弁する事により、第2導入路内に残留した
主剤が混合機構内に流下するのを防止する。そして、混
合機構内を満たす硬化剤だけでは、硬化が起こらないの
で、ノズルの目詰まりや部材の接着等のない、良好な使
用が可能となる。また、上記では、第2導入路と混合機
構との接続口に、開閉弁機構を設けているが、第1導入
路と混合機構との接続口に開閉弁機構を設けても良く、
前記装置と同様に、作業終了後の混合機構内部での二液
の接触を防ぎ、硬化等の不具合を解消する事ができる。
【0013】また、上記開閉弁機構は、第1または第2
導入路の接続口を開閉可能であれば、適宜の方法を用い
る事ができる。例えば、第1または第2導入路と混合機
構との接続口に臨ませて弁棒を進退可能に配置し、この
弁棒に接続するピストンを、混合機構の外部に設けたシ
リンダーに収納し、このシリンダー内のピストンの進退
摺動により、接続口の開閉を行うものであっても良い。
そして、シリンダーには、ピストンを接続口方向に押圧
付勢する押圧発条を収納するとともに接続口側のシリン
ダーに、エアー出入口を設け、このエアー出入口から加
圧エアーを導入する。
【0014】この開閉弁機構では、通常時は押圧発条に
より、ピストンが接続口方向に押圧付勢されるので、弁
棒が接続口に密着してこれを閉鎖している、そして、二
液を混合機構に導入する際は、第1、第2導入路側の制
御弁を開放するとともに、開閉弁機構のエアー出入口か
らシリンダー内に加圧エアーを導入する。この導入によ
り、押圧発条に抗してピストンが開弁方向に摺動するの
で、弁棒が接続口から分離して、接続口が開く。
【0015】この接続口の開弁により、混合機構内で第
1液と第2液との混合作業が行われる。そして、加圧エ
アーの導入を停止する事により、押圧発条が復元してピ
ストンを閉弁方向に押圧付勢するとともに、シリンダー
内の加圧エアーが、エアー出入口から排出されるので、
ピストンが接続口方向に摺動する。この摺動により、弁
棒が接続口に密着して閉弁するので、混合機構への第1
または第2液の導入が直ちに停止するものとなる。
【0016】また、二液の混合液は、混合状態では硬化
性が強いため、混合機構を作動させていても、ノズルと
混合部との接続部に小さな硬化物が発生し易いものであ
る。そして、この硬化物がノズルの目詰まりを生じる事
がある。この問題を解消するため、混合機構は、第1、
第2液を混合する混合軸の先端に、ピンを突出するとと
もにこのピンの先端を、混合液を外部に排出するノズル
の内周面に近接して配置しても良い。このように形成す
ると、混合軸が回転する際に、先端のピンがノズルの内
周面に沿って回転しながら、ノズルの内周面に付着した
硬化物を削り取るから、ノズルの目詰まりを良好に防止
可能となる。
【0017】また、混合機構は、混合部内に導入された
第1、第2液を混合する混合軸の先端を、円錐状に形成
すれば、混合部内の混合液がノズル方向に流下し易くな
り、ノズルからの混合液の排出を促進するものとなる。
そして、この混合軸の円錐面に、上部を幅広とし下部を
幅狭とする長溝を少なくとも一本設ければ、混合軸を回
動した際に、長溝がスクリュー状に回転し、混合部内の
混合液を、強制的に外部に排出する事ができ、混合液の
取り出しを容易なものとしている。
【0018】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に於て説明す
れば、(1)は混合機構で、二液性の接着剤、塗料等の硬
化剤と主剤を混合部(2)内で混合し、その混合液を混合
部(2)の下端に設けたノズル(3)から外部に排出するも
のである。そして、混合部(2)には、非硬化性の主剤で
ある第1液を導入する第1導入路(4)と、硬化剤である
第2液を導入する第2導入路(5)とを接続している。こ
の第1導入路(4)と第2導入路(5)には、適宜の制御弁
(図示せず)を介して各液を収納部(図示せず)から導入可
能としている。
【0019】また、混合機構(1)は、原動機に接続して
回動される撹拌軸(6)の下端部に、テフロン(登録商
標)製のパッキン(7)を配置している。このパッキン
(7)は、押圧発条(8)により混合部(2)方向に押圧さ
れ、撹拌軸(6)の回転により、パッキン(7)が位置を移
動したりする事がないように構成している。そして、こ
のパッキン(7)を貫通した撹拌軸(6)の先端側には混合
軸(25)を連結し、この混合軸(25)を、二液を撹拌混
合する混合部(2)内に配置している。また、混合軸(2
5)の外周には、混合突部(26)を適宜間隔で螺旋状に
突出するとともに先端部は、ノズル(3)方向に円錐状に
形成している。更に、この混合軸(25)の形状に対応し
て、混合部(2)も、ノズル(3)方向に漏斗状に形成し、
混合液がノズル(3)方向に流動し易いものとしている。
【0020】また、混合機構(1)には、混合部(2)内に
二液を導入するため、第1導入路(4)および第2導入路
(5)と連通する、第1の接続口(10)と第2の接続口
(11)とを各々形成している。そして、二液中の非硬化
性の主剤である第1液を導入する接続口(10)を、図1
に示す如く、前記のパッキン(7)側に開口配置する。ま
た、硬化剤である第2液を導入する接続口(11)を、第
1液の流動するノズル(3)方向に、第1の接続口(10)
とは一定の距離を介して配置形成する事により、硬化剤
である第2液がパッキン(7)側に流動接触する事のない
ように構成している。
【0021】また、第1、第2導入路(4)(5)は、前述
の如く適宜の制御弁機構により、収納部からの液の導入
及び停止を制御している。そして、これらの制御弁とは
別個に、第2導入路(5)と混合機構(1)との接続口(1
1)には、この接続口(11)の開閉を制御する開閉弁機
構(12)を設けている。この開閉弁機構(12)は、接続
口(11)に臨ませて弁棒(13)を進退可能に配置し、こ
の弁棒(13)に接続するピストン(14)を、混合機構
(1)の外部に突出し、シリンダー(15)内に進退可能に
収納している。また、第2導入路(5)の接続口(11)側
の内径を、弁棒(13)の外径よりも径小に形成して弁座
(16)を設け、弁棒(13)を突き当て可能としている。
【0022】そして、シリンダー(15)には、ピストン
(14)を接続口(11)方向に押圧付勢する押圧発条(1
7)を収納するとともに、接続口(11)側に、エアー出
入口(18)を設け、加圧エアーの導入と排出を可能とし
ている。また、シリンダー(15)は、弁棒(13)との接
触部に、パッキン(20)を配置する事により、シリンダ
ー(15)内の気密性を高め、シリンダー(15)内への第
2液の流入と、第2導入路(5)内への加圧エアーの流入
を防止している。また、シリンダー(15)は、接続口
(11)とは反対側に、調節ネジ(21)を接続し、ピスト
ン(14)を突き当て可能としている。そして、この調節
ネジ(21)の位置を移動する事により、ピストン(14)
の摺動距離を制御して、接続口(11)の開口量を調整
し、第2液の混合部(2)への導入量を任意に調整可能と
している。
【0023】上述の如く形成した開閉弁機構(12)で
は、通常時は、図1に示す如く、押圧発条(17)の付勢
力により、ピストン(14)は接続口(11)方向に押圧付
勢されるので、弁棒(13)が弁座(16)に密着して、接
続口(11)を閉鎖している。
【0024】そして、混合機構(1)に第1液及び第2液
を導入して、混合作業を行う際には、第1、第2導入路
(4)(5)側の制御弁を開放して、各導入路内に第1液と
第2液を導入するとともに、第2導入路(5)と混合部
(2)との接続口(11)を開放する。この開放には、開閉
弁機構(12)のエアー出入口(18)から、シリンダー
(15)内に加圧エアーを導入する。この加圧エアーの導
入により、押圧発条(17)の付勢力に抗してピストン
(14)が開弁方向に摺動し、弁棒(13)が弁座(16)か
ら分離する。そして、図2に示す如く、接続口(11)が
開弁するので、第2導入路(5)内に導入された第2液
が、混合部(2)内に流入するものとなる。また、第1液
も第1導入路(4)と接続口(10)を介して混合部(2)内
に流入する。
【0025】そして、混合部(2)内で、第1、第2液
は、混合軸(25)により撹拌混合される。この混合液が
ノズル(3)から外部に排出されて、目的部に付着される
ものとなる。本実施例では、混合軸(25)の回転に伴っ
て、混合軸(25)の外周に螺旋状に突出した混合突部
(26)が混合液をノズル(3)方向に送り出すものとな
り、ノズル(3)からの混合液の排出を、容易に行う事が
できる。
【0026】そして、混合液の付着作業が終了したら、
第2導入路(5)側の制御弁を閉鎖して、第2導入路(5)
への第2液の導入を停止するとともに、開閉弁機構(1
2)のシリンダー(15)内への加圧エアーの導入を停止
する。この加圧エアーの導入停止により、押圧発条(1
7)が復元してピストン(14)を閉弁方向に押圧付勢す
るとともに、シリンダー(15)内の加圧エアーがエアー
出入口(18)から外部に排出される。これらの作用によ
り、ピストン(14)が接続口(11)方向に摺動するの
で、弁棒(13)が弁座(16)に密着して接続口(11)を
閉鎖するものとなる。
【0027】このように、第2導入路(5)と混合部(2)
との接続口(11)を閉鎖する事により、第2導入路(5)
内に残留した第2液が、混合部(2)内に流下する事がな
い。そして、第2液の接続口(11)を閉鎖した後に、混
合部(2)内に第1液のみを導入する。この導入により、
混合部(2)内に残留した二液の混合液が、ノズル(3)か
ら外部に確実に排出されるとともに、混合部(2)は第1
液のみで満たされるものとなる。この第1液のみでは、
硬化が起こらないから、ノズル(3)の目詰まりや、混合
軸(25)等の部材の接着が生じる事がなく、次回も混合
機構(1)の円滑な使用が可能となる。
【0028】また、清掃や修理のため、混合機構(1)を
分解する場合は、混合機構(1)内の液を完全に排出する
作業を行う。この作業は、第2導入路(5)側の接続口
(11)を閉鎖し、第1導入路(4)から、混合機構(1)内
に、溶剤や水を導入して内部を洗浄したり、加圧エアー
を導入する事により行う。その際、混合機構(1)内に二
液の硬化物が付着していると、その溶解作業等に多くの
溶剤や時間を必要とする。しかし、本発明では、混合機
構(1)での液の硬化を良好に防止しているので、混合機
構(1)内の洗浄を容易に行う事ができ、作業の手間やコ
ストを省くものとなる。
【0029】また、上記実施例では、第1導入路(4)に
導入する第1液を、非硬化性の主剤とし、第2導入路
(5)に導入する第2液を、硬化剤としているが、第1液
を硬化剤とし、第2液を非硬化性の主剤としても良い。
このような使用でも、開閉弁機構(12)により、作業終
了後に主剤の導入を停止し、混合部(2)内に硬化剤のみ
を導入する事により、混合機構(1)内の混合液を外部に
排出できる。また、混合機構(1)内は硬化剤のみで満た
されるとともに、この硬化剤が主剤と接触する事がな
く、装置内での液の硬化を防止する事ができる。
【0030】また、上記各実施例では、第2導入路(5)
と混合機構(1)との接続口(11)に開閉弁機構(12)を
設けているが、他の異なる実施例として、第1導入路
(4)と混合機構(1)との接続口(10)に開閉弁機構(1
2)を設けるものであっても良い。この場合も、作業終
了後の第1液と第2液の混合を防止し、硬化等の不具合
を解消する事ができる。
【0031】また、混合機構(1)内の混合液は、混合状
態では硬化性が強いため、混合機構(1)を作動させてい
ても、ノズル(3)と混合部(2)との接続部に、図3に示
す如く、小さな硬化物(22)が発生し易い。この硬化物
(22)により、ノズル(3)の目詰まりを生じる事があ
る。そのため、他の異なる実施例では、第1、第2液を
撹拌する混合軸(25)の先端に、ピン(23)を突出する
とともにこのピン(23)の先端を、図3に示す如く、ノ
ズル(3)の内周面に近接して配置している。このように
形成すると、混合軸(25)が回転した際に、先端のピン
(23)もノズル(3)の内周面に沿って回転する。このピ
ン(23)の回転により、ノズル(3)と混合部(2)との接
続部に付着した硬化物(22)が削り取られるので、ノズ
ル(3)の目詰まりを良好に防止し、混合物の円滑な排出
が持続できる。
【0032】また、上記各実施例では、混合軸(25)の
先端を、円錐状に形成するとともに、外周面に螺旋状に
混合突部(26)を突出する事により、混合部(2)内の混
合液をノズル(3)から排出し易いものとしている。この
排出を、より確実に行うために、他の異なる実施例で
は、図4〜図6に示す如く、混合軸(25)の円錐面に、
上部を幅広とし下部を幅狭とする長溝(24)を一対設け
ている。このように形成すると、混合軸(25)を回転し
た際に、この長溝(24)がスクリュー状に回転して、混
合液を外部に強制的に排出する事ができ、混合液の取り
出しを容易としている。
【0033】
【発明の効果】本発明は、上述の如く構成したものであ
るから、二液の混合作業を終了後に於ける、混合機構内
での二液の接触を防止し、液の硬化等の不具合を生じる
事がないものとなる。そのため、ノズルの目詰まりや装
置内の部材の接着等を確実に防止し、装置の耐久性と操
作性を向上するとともに、二液の混合作業を次回も良好
に行う事を可能とするものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例であり、第2導入路側の接続
口を閉弁した状態の断面図である。
【図2】第2導入路側の接続口を開弁した状態の断面図
である。
【図3】混合軸の先端に、ピンを突出した実施例の断面
図である。
【図4】撹拌軸の先端に、長溝を設けた実施例の混合軸
の側面図である。
【図5】図4のA−A線断面図である。
【図6】図4の撹拌軸の底面図である。
【符号の説明】
1 混合機構 2 混合部 3 ノズル 4 第1導入路 5 第2導入路 10 接続口 11 接続口 12 開閉弁機構 13 弁棒 14 ピストン 15 シリンダー 17 押圧発条 18 エアー出入口 23 ピン 24 長溝 25 混合軸

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 二液の混合機構に、各々異なる第1液と
    第2液を導入する第1導入路と第2導入路とを接続し、
    この第1または第2導入路の何れか一方と混合機構との
    接続口に、この接続口の開閉を制御する開閉弁機構を設
    けた事を特徴とする二液混合装置。
  2. 【請求項2】 開閉弁機構は、第1または第2導入路と
    混合機構との接続口に臨ませて弁棒を進退可能に配置
    し、この弁棒に接続するピストンを収納したシリンダー
    に、ピストンを接続口方向に押圧付勢する押圧発条を収
    納するとともに接続口側のシリンダーに、エアー出入口
    を設け、このエアー出入口からの加圧エアーの導入によ
    り弁棒を接続口から分離可能とした事を特徴とする請求
    項1の二液混合装置。
  3. 【請求項3】 混合機構は、混合部内に導入された第
    1、第2液を混合する混合軸の先端に、ピンを突出する
    とともにこのピンの先端を、混合液を外部に排出するノ
    ズルの内周面に近接して配置した事を特徴とする請求項
    1の二液混合装置。
  4. 【請求項4】 混合機構は、混合部内に導入された第
    1、第2液を混合する混合軸の先端を、円錐状に形成す
    るとともにこの円錐面に、上部を幅広とし下部を幅狭と
    する長溝を少なくとも一本設けた事を特徴とする請求項
    1の二液混合装置。
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Cited By (4)

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KR20030015979A (ko) * 2001-08-20 2003-02-26 신광수 원액 및 경화제의 배합시스템
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JP2012086152A (ja) * 2010-10-19 2012-05-10 Kansai Paint Co Ltd スプレーガン、塗装システム

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