JP2000236919A - 粘着層を有する雄成形面ファスナー部材とその製造方法 - Google Patents

粘着層を有する雄成形面ファスナー部材とその製造方法

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JP2000236919A
JP2000236919A JP11043422A JP4342299A JP2000236919A JP 2000236919 A JP2000236919 A JP 2000236919A JP 11043422 A JP11043422 A JP 11043422A JP 4342299 A JP4342299 A JP 4342299A JP 2000236919 A JP2000236919 A JP 2000236919A
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Akira Tomohiro
明 友廣
Masashi Doi
正志 土肥
Tsuyoshi Minato
強志 湊
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Abstract

(57)【要約】 【課題】低温から高温に到るまで、被着体に対する所要
の粘着力が確保でき、しかもロール状に巻かれた雄面フ
ァスナー部材を巻き戻しても、粘着性物質が係合頭部に
移行しないような粘着層を有する雄成形面ファスナー部
材とその製造方法を提供する。 【解決手段】シート状基材(2) の一表面に多数のフック
状係合素子(3) を有すると共に前記基材(2) の裏面に粘
着性物質による粘着層(4) を有する熱可塑性合成樹脂製
の雄成形面ファスナー部材(1) にあって、少なくとも前
記フック状係合素子(3) の表面部分の前記粘着層(4) に
対する引き剥がしが容易で、前記シート状基材(3) の少
なくとも前記粘着層(4) との界面を構成する構成素材が
前記粘着性物質に対して十分な親和性を有している。こ
のため、周辺の環境変化によっても、被着品に対する必
要な粘着力が確保されると共に、本発明の雄成形面ファ
スナー製造時にあってロール状に巻き取られる巻体の下
層にあるフック状係合素子と粘着層とが巻き形態を崩さ
ず貼着し、しかもフックに粘着性物質が移行することも
ない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シート状の基材表
面に多数のループを有する雌面ファスナー部材と係脱す
る多数のフック状係合素子を有する合成樹脂製の雄面フ
ァスナー部材に関し、特に多数のフック状係合素子が一
体成形されたシート状基材の裏面に粘着層を有する雄成
形面ファスナー部材に関する。
【0002】
【従来の技術】シート状基材の一表面に多数のループを
有する雌面ファスナー部材のループに、同じくシート状
基材の一表面に多数のフック状係合素子が起立した雄面
ファスナー部材のフックを係着させて固着具とする、い
わゆる面ファスナーが広く知られている。近年は、従来
の繊維製の雄面ファスナー部材に代わり熱可塑性樹脂か
ら一体に成形される雄面ファスナー部材が、例えば紙お
むつの固着具から果ては工業製品の固着部材など様々な
分野で使用されている。
【0003】最近は、例えば特表平8−508910号
公報に開示されているように、前記フック状係合素子の
微小化が進み、相手方の雌面ファスナー部材として一般
に広く知られたループを基布と一体に織編成して得られ
る織編製品に限らず、従来は係脱が困難とされていた一
般的な構造をもつ不織布製品や紙製品を雌面ファスナー
部材として使い、その表面から突出する微細なループで
あっても係脱できるようになった。このような微小なフ
ック状係合素子を有する雄成形面ファスナー部材は連続
して成形され、通常はロール状に巻いて搬出される。こ
のとき、搬出形態を保持することと、例えば紙おむつ製
品の本体に押圧して取り付けることができるように、前
記公報にも記載されているごとく、従来から同雄面ファ
スナー部材の裏面に粘着性物質が塗布されることが多
い。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】雄面ファスナー部材の
裏面に粘着性物質を塗布することにより、前述の機能を
備えるだけではなく、前記公報にも記載されているよう
に、前記粘着性物質の層がロール状に巻かれた雄成形面
ファスナー部材の下側の巻層の係合頭部と容易に引き剥
がすことができる粘着力であるため、離型紙が不要とな
るばかりでなく、使用に際しては前記雄成形面ファスナ
ー部材を所要の長さロール体から巻き戻し、これを切り
取って紙おむつや一般衣料などのフラップなどの物品に
接着することにより取り付けられる。
【0005】従って、粘着層に要求される機能として
は、雄成形面ファスナー部材のフック状係合素子の係合
頭部に対して簡単に剥離できる程度の粘着力を有すると
同時に、紙おむつや衣料などの被着面に対しては強力な
粘着力を有するような相反する粘着特性を備えている必
要がある。一方、前記雄面ファスナーには相手方の雌面
ファスナー部材との所要の係合力、剥離力及び係合率が
要求される。
【0006】しかして、粘着性物質の粘着力は周辺の雰
囲気温度により変化し、一般的には低温では粘着力が低
下し、中温(常温〜80℃)では粘着力が増加し、それ
以上の高温になると粘着性物質の液状化が進み、逆に粘
着力が低下すると共に、粘着層から剥離しようとする
と、粘着性物質が相手方の被着面に移行しやすくなる。
【0007】そこで、低温下における粘着力をも確保し
ようとすると、50℃〜60℃の中温でも前述のように
粘着性物質の液状化が始まり、係合頭部を粘着性物質の
層に粘着させてロール状に巻いた雄成形面ファスナー部
材を巻き戻すとき、前記粘着性物質が係合頭部に移行し
やすくなる。粘着性物質が係合頭部に移行してしまう
と、雄面ファスナー部材の被着体に対する接着力が低下
するばかりでなく、雄面ファスナーを相手方の雌面ファ
スナーに係合させようとするとき、係合頭部に移行して
付着した粘着性物質が雌面ファスナーのループと接着
し、或いはループの挿入を阻止して、同ループの動きが
封じられ、肝心の係合頭部にループが係合せず、面ファ
スナーとしての機能が発揮できなくなる。
【0008】一方、ある程度の高温下でも係合頭部に移
行せず適正な粘着力を確保しようとすると、常温以下に
おける粘着力が低下し、被着体との引き剥がし粘着強さ
が低下して、粘着層の本来的な機能を失うことになる。
【0009】本発明は、こうした従来の不具合を解消す
べくなされたものであり、具体的には低温からある程度
の高温に到るまで、被着体に対する所要の粘着力が確保
でき、しかもロール状に巻かれた雄面ファスナー部材を
巻き戻すとき、粘着性物質が係合頭部に移行しないよう
な粘着層を有する雄成形面ファスナー部材とその製造方
法を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段及び作用効果】前述の目
的、すなわち被着体に対する粘着力を確保すると共に、
広範囲の温度雰囲気においても粘着性物質が係合頭部に
移行しない粘着層を有する雄成形面ファスナー部材を得
るには、如何なる手段を採用すべきかについて鋭意検討
を重ねた。
【0011】その結果、粘着性物質として所望の低温下
においても被着体に対する所要の粘着力が確保でき、し
かも高温下でも被着体に移行しない材質を選定すると共
に、雄面ファスナー部材のシート状基材の裏面である粘
着性物質塗布面の構成材質を、粘着層との間で層間剥離
が生じないような、粘着性物質と親和性のある熱可塑性
合成樹脂材料とする一方で、少なくとも上記係合頭部の
材質を面ファスナーのフック状係合素子としての機能を
充足することに加えて前記粘着性物質に対する剥離性に
優れた熱可塑性合成樹脂材料を採用すべきであるとの結
論に達した。
【0012】ここで、雄面ファスナーの用途とその使用
環境により粘着性物質の特性も変動するため、所望の温
度とは何度であるかを一様に規定することは不可能であ
り、要は雄面ファスナーの用途とその使用環境に応じて
粘着層がおかれる低温環境を設定すればよい。
【0013】本発明者等は、前記結論を踏まえて更に具
体的な手段を模索し、遂に請求項1〜請求項6に記載し
たとおりの構成を採用することにより、上記目的を達成
できることを知った。
【0014】請求項1に係る発明は、シート状基材の一
表面に多数のループを有する雌面ファスナー部材と係脱
する、同じくシート状基材の一表面に多数のフック状係
合素子を有すると共に前記基材の裏面に粘着層を有する
熱可塑性合成樹脂製の雄成形面ファスナー部材にあっ
て、前記シート状基材の少なくとも前記粘着層との界面
を構成する構成素材が前記粘着性物質に対して十分な親
和性を有してなり、少なくとも前記フック状係合素子
(3) の表面部分が前記粘着層(4) を構成する粘着性物質
に対して親和性に乏しい材質からなることを特徴として
いる。
【0015】すなわち、本発明における基本的な構成
は、シート状基材の一表面に多数のフック状係合素子を
有する雄成形面ファスナー部材にあって、そのシート状
基材の一表面から起立する多数のフック状係合素子を、
雄面ファスナーとしての機能を十分に有していることに
加えて、少なくともフック状係合素子の表面部分の材質
を、雄成形面ファスナー部材のロール状の巻き形態を保
持するに十分な粘着力を有すると同時に、雄成形面ファ
スナー部材の巻き戻しにあたり、係合素子の係合頭部に
粘着性物質が移行せず、容易に剥離し得る程度の接着性
能を有する材質により構成し、少なくとも前記シート状
基材の裏面側表面の前記粘着層形成面との界面領域を前
記粘着性物質と親和性に富んだ材質として、高粘着性を
確保する。
【0016】かかる構成により、たとえ粘着性物質が液
状化を開始する温度下にあっても粘着性物質と粘着して
いる係合素子の係合頭部へと移行することがなく、しか
も被着体と粘着層との間で層間剥離することもないた
め、雄面ファスナーとしての機能が持続される。なお、
粘着性物質が上記フック状係合素子の係合頭部に移行し
ないようにするには、後述する請求項2の手段以外に、
例えばフック状係合素子の起立面に離型剤を噴霧固定し
たり、ロールコータ等により離型剤をフック状係合素子
の係合頭部のみに塗工するようにしてもよい。
【0017】上記構成を実現する代表的な手段として
は、請求項2に係る発明にあるように、前記シート状基
材が離型剤を添加した熱可塑性合成樹脂材料からなる前
記フック状係合素子と共に成形一体化された第1シート
と、前記粘着層を有し、前記第1シート(2a)の裏面側に
融着により積層一体化され、前記粘着性物質と親和性を
もつ熱可塑性合成樹脂製の第2シートとからなる構成を
採用することが、後述する請求項5記載の製造方法によ
り効率的に製造されることからも好ましい。
【0018】請求項3に係る発明は、前記第1シートと
第2シートとの間に、更に繊維製の第3シートを介装
し、前記第1シート及び第2シートを前記第3シートに
対して融着により一体化する。第1シートと第2シート
との間に繊維製の第3シートが融着一体化されるため製
造される雄成形面ファスナーは強化される。また、たと
え第1シートと第2シートとが親和性を有していない素
材同士で構成されていたとしても、第3シートの繊維間
に双方の樹脂が浸透して一体化するため強固に積層一体
化される。
【0019】請求項4に係る発明は、シート状基材及び
同基材の一表面に多数のフック状係合素子を一体に成形
するとともに、同シート状基材の裏面に粘着層を形成す
る熱可塑性合成樹脂製の雄成形面ファスナー部材の製造
方法であって、周面に多数のフック係合素子成形用キャ
ビティを有するダイホイールを一方向に駆動回転するこ
と、前記ダイホイールの周面と前記シート状基材の肉厚
に相当する間隙をおいて対向させた第1及び第2の押出
ノズルを前記ダイホイールの回転方向に偏位して配する
こと、前記第1押出ノズルに導入される合成樹脂原料
に、前記粘着層に対する引き剥がし粘着強さを低下させ
る離型剤を添加すること、前記第1押出ノズルから前記
離型剤が添加された溶融樹脂を押し出すこと、及び前記
第2押出ノズルから前記粘着性物質と親和性を有する溶
融樹脂を押し出すことを含んでなることを特徴とする雄
成形面ファスナーの製造方法にある。
【0020】かかる製造方法によれば、上記請求項2に
係る粘着層を有する熱可塑性合成樹脂製の雄成形面ファ
スナー部材が効率的に連続して成形でき、その成形後に
常法に従って同雄成形面ファスナー部材の裏面に前記粘
着層を連続して形成することができる。
【0021】請求項5に係る発明は、上記請求項3に係
る粘着層を有する熱可塑性合成樹脂製の雄成形面ファス
ナー部材を効率的に連続して製造すべく、前記第1押出
ノズルから押し出される溶融樹脂と前記第2押出ノズル
から押し出される溶融樹脂との間に繊維製シート材を導
入することを含んでいる。
【0022】
【発明の実施形態】以下、本発明の好適な実施の形態を
添付図面に基づいて具体的に説明する。図1は、本発明
の第1実施例を示す粘着層を有する雄成形面ファスナー
部材の部分断面図ある。
【0023】この実施例による雄成形面ファスナー部材
1のシート状基材2は第1シート2aと第2シート2b
とを積層一体化した2層から構成されている。そして、
前記第1シート2aの表面には多数のフック状係合素子
3が一体に起立しており、前記第2シート2bの裏面に
は、例えば感圧接着剤のごとき粘着性物質による粘着層
4が形成されている。図1に示すフック状係合素子3
は、第1シート2aの表面から直立する柱部3aと同柱
部3aの上端で分岐して前後に延出する一対の係合頭部
3bとからなる。なお、このフック状係合素子3の形態
は図示例に限定されるものではなく、例えば従来からよ
く知られている起立部の上端から湾曲して延出する単純
なフック形態であってもよい。
【0024】前記フック状係合素子3は第1シート2a
の表面に、後述するように前記第1シート2aの成形と
同時に一体成形される。また、本実施例による前記第2
シート2bは前記第1シート2aの成形時に同シート2
aのフック状係合素子3を成形する面とは反対側の面に
シート状の溶融樹脂を導入して融着により積層一体化す
る。こうして、第1シート2aと第2シート2bが積層
一体化されたのち、第2シート2bの表面に常法により
粘着性物質が塗布されて粘着層4を形成する。
【0025】前記第1シート2aは本発明の最も特徴と
する構成部材であって、その構成素材はこの種の雄成形
面ファスナーに採用される熱可塑性合成樹脂を主要成分
としており、例えばポリアミド、ポリエステル、ポリビ
ニル、ポリオレフィン等を挙げることができる。本実施
例にあっては、かかる主要成分に他の可塑剤などの添加
剤と共に離型剤が添加される。離型剤としては、反応性
シリコンフルオロケミカルポリマー,エポキシシリコ
ン、放射線硬化性ポリオルガノシロキサンポリウレアブ
ロックコポリマーなどを挙げることができる。その添加
量は前記主要成分により異なる。このように、第1シー
ト2aに適当な量の離型剤が添加されると、粘着層に対
して第1シート2aを所望の粘着力に調整することがで
きる。
【0026】一方、上記第2シート2bは前記粘着層と
の間で簡単に層間剥離するようなことのないようにしな
ければならない。そのためには、第2シート2bに対す
る粘着層4の接着強度を用途に応じた所要の値となるよ
うに設定する必要がある。最も簡単な方法としては、前
記第2シート2bに上記粘着性物質と濡れ性、すなわち
親和性に優れた材質を選択することである。更に本実施
例では、第1シート2aと第2シート2bとの間にも親
和性がなければならない。最も好ましいのは、第1シー
ト2a及び第2シート2bの主要成分である合成樹脂原
料の材質を一致させることである。しかし、第2シート
2bが第1シート2a及び粘着性物質との親和性を有し
ていれば、互いに異なる合成樹脂原料を主要成分とする
ことができる。
【0027】前記粘着性物質としては、各種の天然ゴム
を主体として、これを溶剤に溶解し、ロジンや石油樹
脂、テルペン樹脂などの粘着付与樹脂、老化防止剤、軟
化剤を添加したもの、或いはアクリル系の共重合体や、
合成ゴム等の熱溶融樹脂からなる粘着剤などが使われ
る。
【0028】図2は上述の構成を備えた粘着層4を有す
る雄成形面ファスナー1の成形装置と成形手順の一例を
示している。図示例によると、前記成形装置100は周
面には多数のフック状係合素子3の予備成形用キャビテ
ィ101aが形成され、内部に図示せぬ冷却手段を有す
るダイホイール101と、同ダイホイール101の周面
と所定の間隙を形成して対峙する横に長いスリット状の
第1及び第2の押出ノズル102a,102bを有する
単一の押出ダイ102とを備えている。前記ダイホイー
ル101は図示せぬ駆動装置により一方向に駆動回転す
る。また、前記第1及び第2の押出ノズル102a,1
02bは前記押出ダイ102に形成された異なる樹脂流
路103a,103bとつながっており、ダイホイール
101の回転方向の上流側に設けられた第1押出ノズル
102aからは離型剤を添加した溶融樹脂が押し出さ
れ、同第1押出ノズル102aの下流側に間隔をおいて
設けられた第2押出ノズル102bからは離型剤の添加
されていない溶融樹脂が押し出される。
【0029】前記予備成形キャビティ101aは、図1
に示したフック状係合素子3を成形するに先立って予備
的に成形するためのキャビティであり、前記フック状係
合素子3は予備的に成形された予備成形フック3′に次
工程の係合頭部成形工程にて図1に示す形態もつ係合頭
部3bを成形することにより完成する。そのため、前記
予備成形キャビティ101aの形状は、ダイホイール1
01の周面に開口し、ほぼ軸線方向に直線的に向かう柱
部成形部101a−1と、同柱部成形部101a−1の
先端で軸線から離れる方向に分岐して直線的に屈曲する
一対の頭部成形部101a−2とからなる略Y字状を呈
している。
【0030】いま、ダイホイール101を駆動回転さ
せ、同時に第1及び第2押出ノズル102a,102b
からそれぞれ溶融樹脂を押し出すと、ダイホイール10
1の周面には第1押出ノズル102aから押し出された
溶融樹脂が所定の押出樹脂圧をもって予備成形用キャビ
ティ101aに押し込まれると共に前記周面にフィルム
状の薄膜が形成される。この薄膜が本発明の上記第1シ
ート2aを構成し、前記予備成形用キャビティ101a
に押し込まれた溶融樹脂により上記予備成形フック3′
が前記第1シート2aの表面に一体に成形される。
【0031】予備成形フック3′を成形一体化した第1
シート2aはダイホイール101の周面に担持されてダ
イホイール101の回転とともに移動する。この移動の
途中で、前記第2押出ノズル102bから押し出される
溶融樹脂が第1シート2aの外側表面に所定の押出樹脂
圧をもって融着一体化し、前記第1シート2aと押出ダ
イ102との間に形成される間隙を埋めながら第2シー
ト2bが成形され、所要の回転範囲内をダイホイール1
01に担持された状態で、その回転とともに移動する。
この移動の間に、積層一体化した予備成形フック3′を
もつ第1シート2aと第2シート2bとからなる予備成
形品1′はその形状が維持される程度に冷却されたの
ち、前記予備成形用キャビティ101a内で成形された
予備成形フック3′を引き抜きながらダイホイール10
1の周面から連続的に引き取られ、次工程である係合頭
部成形工程へと移送される。
【0032】図3は係合頭部成形工程を概略で示してい
る。この係合頭部成形工程は、本出願人により先に特願
平9−223909号として出願されている。従って、
ここでは同工程についての説明は概略に止める。
【0033】上述のようにして成形された予備成形品
1′は、次工程の係合頭部成形工程に送られる間に完全
に冷却され固化する。係合頭部成形工程では、図3に示
すように予備成形品移送路103とその上方で回転する
加熱ローラ104との間に導入され、予備成形フック
3′の係合頭部部分3b′を加熱ローラ104の周面で
押圧して、同係合頭部部分3b′を押圧により深く屈曲
させると共に、その頂部を溶融により略偏平にすると同
時に左右に膨出部3cを形成する。そのため、前記予備
成形品移送路103と前記加熱ローラ104との間隔
は、前記予備成形フック3′の高さより僅かに小さく設
定される。
【0034】予備成形品移送路103と加熱ローラ10
4との間で前述の係合頭部3bの成形がなされた後は、
同係合頭部3bは急速に冷却せず常温で徐冷固化され
る。この常温による徐冷により、係合頭部3bの頂部の
溶融部分とその周辺加熱部分は他の部分より剛性が高く
なり、係合頭部3bの形態が安定化すると共に、前記膨
出部3cの存在も加わって雌面ファスナー部材のループ
との係合力が増加する。こうして、係合頭部3bの成形
が終了すると、その成形品は次工程である粘着性物質の
塗工工程に連続して移送される。
【0035】図4は前記粘着性物質として熱溶融性樹脂
が使われる場合の塗工工程の一例を示している。この粘
着性物質の塗工方法は一般的に知られており、前述のよ
うにして成形が終了した連続成形品はコテッダロール1
05に供給され、そこで粘着層形成面にコロナ放電によ
る表面加工が施され、案内ロール106とバックアップ
ロール107との間で粘着性物質が塗工され、チルドロ
ール108により冷却されてから巻き取りローラ109
により粘着層4を内側にして直接ロール状に巻き取られ
る。こうして巻き取られた粘着層4を有する雄成形面フ
ァスナー部材1は、その巻き形態のまま出荷され、必要
とする長さを適宜巻き戻して切断し、衣料品や紙おむつ
などのフラップに貼着して取り付ける。
【0036】なお、粘着性物質として溶剤系の物質を使
う場合には、前述の塗工工程に代えて粘着層形成面に粘
着性物質を塗工したのち、加熱雰囲気中で溶剤を蒸発さ
せたのち、同溶剤を適宜吸引手段を介して冷却し、外気
に廃棄することなく同溶剤を回収する。
【0037】本実施例に係る雄成形面ファスナー部材1
は、上述のようにフック状係合素子3をも含めて第1シ
ート2aが適当な量の離型剤を添加した合成樹脂材料か
ら構成されているため、前記ロール状に巻き取られた雄
成形面ファスナー部材1を巻き戻すにあたって、粘着層
4に貼着しているフック状係合素子3の係合頭部3bが
粘着層4から剥離しやすくなり、そのため例えば高温下
で凝集力が低下して被着体に移行しやすくなった状態で
も、前記係合頭部3bに移行することがなく、従って粘
着層4の粘着力が低下せず、同時にフック状係合素子3
の本来的な機能である相手方のループとの係合力の低下
を来すこともない。
【0038】図5は本発明の第2実施例を示す雄成形面
ファスナー部材11の部分断面図である。この実施例に
よれば、同図からも明らかなように雄成形面ファスナー
部材11は上記第1シート2a及び第2シート2bに加
えて、第3のシートである繊維製シート2cが前記第1
及び第2シート2a,2bの間に介装一体化されてい
る。この繊維製シート2cは、織編物や不織布、或いは
紙からなり、繊維間に微細な空隙が存在する構造を備え
ていれば、格別に規定されるものではない。
【0039】第1シート2a及び第2シート2bは、そ
の材質などが上記実施例と本質的に変わるところはない
が、両シート2a,2bは前記繊維製シート2cを介し
て成形一体化されている。この繊維製シート2cを介装
することは、本発明の成形雄面ファスナー部材の引き裂
き強力を向上させると共に、例えば第1シート2aと第
2シートbとの間の親和性が低い場合にも、成形直後の
溶融状態あるいは半溶融状態にある各シート2a,2b
が繊維製シート2cの繊維間あるいは糸条間の空隙に浸
入して固化して一体化されるため、それぞれのシート2
a〜2cが緊密に且つブロック状態で一体化し、極めて
強固な積層体が得られることになる。
【0040】その成形方法の一例が、図6に概略で示さ
れている。なお、本実施例にあってもフック状係合素子
3の形態は上記実施例と同じであるため、既述したとお
り予め予備成形品13′を成形する必要がある。勿論、
前記フック状係合素子3の形態は、実施例に限るもので
はないことも既に述べたとおりである。また、以下の説
明において、上記実施例と実質的に同一の部分について
は同一の符号が付してある。
【0041】本実施例による雄成形面ファスナー部材1
1の予備成形装置110は、第1実施例と同様に、周面
に多数のフック状係合素子3の予備成形用キャビティ1
11aが形成され、内部に図示せぬ冷却手段を有するダ
イホイール111と、同ダイホイール111の周面と所
定の間隙を形成して対峙する横に長いスリット状の第1
押出ノズル112aを有する第1押出ダイ112と、前
記第1ノズル112aのダイホイールの回転方向の下流
側に略90°の位相差をもたせて、同じくダイホイール
111の周面と所定の間隙を形成して対峙する横に長い
スリット状の第2押出ノズル113aを有する第1押出
ダイ113と、前記第1及び第2押出ダイ112,11
3の間に繊維製シート2cを導入案内するためのガイド
ローラ114とを備えている。
【0042】すなわち、本実施例にあって上記実施例と
異なるところは、押出ダイが第1及び第2の2組からな
り、その中間位置に繊維性シート2cを導入するための
ガイドローラ114を設けている点である。従って、前
記第1及び第2の押出ノズル112a,113aは前記
第1及び第2押出ダイ112,113に形成された各樹
脂流路112b,113bとつながっており、ダイホイ
ール111の回転方向の上流側に設けられた第1押出ノ
ズル112aからは離型剤を添加した溶融樹脂が押し出
され、同第1押出ノズル112aの下流側に90°の位
相差をもって配された第2押出ノズル113aからは離
型剤の添加されていない溶融樹脂が押し出される。な
お、前記ダイホイール111は上記実施例と同様に図示
せぬ駆動装置により一方向に駆動回転する。
【0043】いま、ダイホイール111を駆動回転さ
せ、同時に第1及び第2押出ダイ112,113からそ
れぞれ第1押出ノズル112a,113aを介してダイ
ホイール111の周面上に各溶融樹脂を押し出す。この
とき、同時にガイドローラ114に案内されて、繊維製
シート2cが各溶融樹脂の間に合流するように導入され
る。
【0044】つまり、第1押出ノズル112aから押し
出された溶融樹脂がダイホイール111の周面に所定の
押出樹脂圧をもって押し出され、その一部が予備成形用
キャビティ111aに押し込まれると共に、他の溶融樹
脂により前記周面にフィルム状の樹脂膜からなる第1シ
ート2aを形成する。この第1シート2aがダイホイー
ル111の回転に随伴して略45°移送されると、そこ
に前記繊維製シート2cが導入され、未だ溶融状態にあ
る第1シートaの外面に融着される。
【0045】第1シート2a及び繊維製シート2cが融
着された状態で、更にダイホイール111の回転に伴っ
て略45°移送されると、そこで第2押出ノズル113
aから所定の樹脂押出圧をもって押し出される溶融樹脂
が繊維製シート2cの外面に押圧されて融着し、第2押
出ダイ113と前記繊維製シート2aとの間において第
2シート2bが一体成形される。この第2シート2bが
成形される間に、前記第1シート2a及び第2シート2
bの溶融状態にある樹脂の一部が繊維製シート2cの繊
維間空隙内に浸入する。
【0046】各シート2a〜2cが積層一体化された状
態で、ダイホイール111の回転に随伴して略90°移
送されると、それらの積層製品である予備成形品13′
はピックアップロール115によりダイホイール111
の周面から引き取られ、完全に冷却固化する。この予備
成形品13′は、次いで上述した係合頭部成形工程に移
送され、既述した形態をもつ成形頭部3bに成形された
のち、粘着性物質の塗工工程に移り、そこで第2シート
2bの外面に粘着層4が形成されて本発明の雄成形面フ
ァスナー部材11が得られる。これを、巻き取りローラ
109により粘着層4を内側にして連続して直接ロール
状に巻き取る。
【0047】こうして巻き取られた粘着層4を有する雄
成形面ファスナー部材11は、上記実施例と同様に、そ
の巻き形態のまま出荷され、必要とする長さを適宜巻き
戻して切断し、衣料品や紙おむつなどのフラップに貼着
して取り付ける。本実施例に係る雄成形面ファスナー部
材11は、上述のようにフック状係合素子3をも含めて
第1シート2aが適当な量の離型剤を添加した合成樹脂
材料から構成されているため、前記ロール状に巻き取ら
れた雄成形面ファスナー部材1を巻き戻すにあたって、
粘着層4に貼着しているフック状係合素子3の係合頭部
3bが粘着層4から剥離しやすくなり、そのため例えば
高温下で粘性が増し凝集力が低下して被着体に移行しや
すくなった状態でも、前記係合頭部3bに移行すること
がなく、従って粘着層4の粘着力が低下せず、同時にフ
ック状係合素子3の本来的な機能である相手方のループ
との係合力の低下を来すこともない。
【0048】しかも、本実施例にあっては、第1及び第
2シート2a,2bの構成樹脂の一部が中間に介装され
る繊維製シート2cの繊維間空隙に浸入して固化するた
め、各シート2a〜2cの間が緊密に且つブロック状態
で一体化し、極めて強固な積層体が得られ、同時に繊維
製シート2cが雄成形面ファスナー部材11の補強的機
能をもつため、シート状基材2の全体を薄肉に設定して
も所要の引き裂き強度及び引張り強度が確保される。
【0049】以上の説明では、本発明の典型的な例を挙
げているに過ぎず、本発明が上記実施例に限定されず、
当業者であれば上記特許請求の範囲に記載した範囲内に
おいて多様な変更や改良を容易に加え得ることは明白で
あろう。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る雄成形面ファスナー
部材の構造を部分的に示す断面図である。
【図2】前記雄成形面ファスナー部材の予備成形方法の
一例を概略で示す全体構成図である。
【図3】前記予備成形された予備成形品の係合頭部の成
形工程例を概略で示す同工程図である。
【図4】係合頭部成形工程に続いて配される粘着性物質
の塗工工程例を概略で示す工程図である。
【図5】本発明の第2実施例に係る雄成形面ファスナー
部材の構造を部分的に示す断面図である。
【図6】前記雄成形面ファスナー部材の予備成形方法の
一例を概略で示す全体構成図である。
【符号の説明】
1,11 雄成形面ファスナー部材 1′ 予備成形品 2 シート状基材 2a 第1シート 2b 第2シート 2c 繊維性シート 3 係合素子 3′,13′ 予備成形フック 3a 柱部 3b 係合頭部 3c 膨出部 3b′ 係合頭部部分 4 粘着層 100,110 予備成形装置 101,111 ダイホイール 101a,111a 予備成形用キャビティ 101a−1 柱部成形部 101a−2 頭部成形部 102 押出ダイ 102a,102b 押出ノズル 102a′,102b′ 樹脂流路 103 予備成形品移送路 104 加熱ローラ 105 コテッダロール 106 案内ロール 107 パックアップロール 108 チルドロール 109 巻き取りローラ 112 第1押出ダイ 112a 第1押出ノズル 112b 樹脂流路 113 第2押出ダイ 113a 第2押出ノズル 113b 樹脂流路 114 ガイドローラ 115 ピックアップローラ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シート状基材の一表面に多数のループを
    有する雌面ファスナー部材に係脱する、同じくシート状
    基材(2) の一表面に多数のフック状係合素子(3) を有す
    ると共に前記基材(2) の裏面に粘着性物質による粘着層
    (4) を有する熱可塑性合成樹脂製の雄成形面ファスナー
    部材(1) にあって、 前記シート状基材(2) の少なくとも前記粘着層(4) との
    界面を構成する構成素材が前記粘着性物質に対して十分
    な親和性を有してなり、 少なくとも前記フック状係合素子(3) の表面部分が前記
    粘着層(4) を構成する粘着性物質に対して親和性に乏し
    い材質からなる、ことを特徴とする雄成形面ファスナー
    部材。
  2. 【請求項2】 前記シート状基材(2) は、離型剤を添加
    した熱可塑性合成樹脂材料からなる前記フック状係合素
    子(3) と成形一体化された第1シート(2a)と、前記粘着
    層(4) を有し、前記第1シート(2a)の裏面側に融着によ
    り積層一体化され、前記粘着性物質と親和性をもつ熱可
    塑性合成樹脂製の第2シート(2b)とからなる請求項1記
    載の雄成形面ファスナー部材。
  3. 【請求項3】 前記第1シート(2a)と第2シート(2b)と
    の間に、更に繊維製の第3シート(2c)が介装され、前記
    第1シート(2a)及び第2シート(2b)が前記第3シート(2
    c)に対して融着により一体化されてなる請求項2記載の
    雄成形面ファスナー部材。
  4. 【請求項4】 シート状基材(2) 及び同基材(2) の一表
    面に多数のフック状係合素子(3) を一体に成形するとと
    もに、同シート状基材(2) の裏面に粘着層(4)を形成す
    る熱可塑性合成樹脂製の雄成形面ファスナー部材(1) の
    製造方法であって、 周面に多数のフック係合素子成形用キャビティ(101a,11
    1a) を有するダイホイール(101,111) を一方向に駆動回
    転すること、 前記ダイホイール(101,111) の周面に対して前記シート
    状基材(2) の肉厚に相当する間隙をおいて対向させた第
    1及び第2の押出ノズル(102a,112a:102b,113a) を前記
    ダイホイール(101,111) の回転方向に偏位して配するこ
    と、 前記第1押出ノズル(102a,112a) に導入される合成樹脂
    原料に、前記粘着層に対する引き剥がし粘着強さを低下
    させる離型剤を添加すること、 前記第1押出ノズル(102a,112a) から前記離型剤が添加
    された溶融樹脂を押し出すこと、及び前記第2押出ノズ
    ル(102b,113a) から前記粘着性物質と親和性を有する溶
    融樹脂を押し出すこと、を含んでなることを特徴とする
    雄成形面ファスナーの製造方法。
  5. 【請求項5】 前記第1押出ノズル(102a,112a) から押
    し出される溶融樹脂と前記第2押出ノズル(102b,113a)
    から押し出される溶融樹脂との間に繊維製シート材(2c)
    を導入することを含んでなる請求項4記載の雄成形面フ
    ァスナーの製造方法。
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