JP2000236284A - 相関検出装置及び方法 - Google Patents

相関検出装置及び方法

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JP2000236284A
JP2000236284A JP3623899A JP3623899A JP2000236284A JP 2000236284 A JP2000236284 A JP 2000236284A JP 3623899 A JP3623899 A JP 3623899A JP 3623899 A JP3623899 A JP 3623899A JP 2000236284 A JP2000236284 A JP 2000236284A
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circuit
signal
wireless communication
data
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Takashi Usui
隆志 臼居
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Original Assignee
Sony Corp
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B1/00Details of transmission systems, not covered by a single one of groups H04B3/00 - H04B13/00; Details of transmission systems not characterised by the medium used for transmission
    • H04B1/69Spread spectrum techniques
    • H04B1/707Spread spectrum techniques using direct sequence modulation
    • H04B1/709Correlator structure
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B1/00Details of transmission systems, not covered by a single one of groups H04B3/00 - H04B13/00; Details of transmission systems not characterised by the medium used for transmission
    • H04B1/69Spread spectrum techniques
    • H04B1/707Spread spectrum techniques using direct sequence modulation

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  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Synchronisation In Digital Transmission Systems (AREA)
  • Small-Scale Networks (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 振幅の異なる複数の信号が時分割多重化され
ている場合にも、タイミングの基準となるM系列の符号
を簡単かつ確実に検出できる相関検出装置を提供する。 【解決手段】 受信信号から所定の符号を検出するマッ
チトフィルタ82と、受信信号の平均振幅を検出する平
均振幅検出回路83と、平均振幅検出回路83の出力に
しきい値を乗算する乗算回路84と、マッチトフィルタ
82の出力と乗算回路84の出力とを比較する比較回路
86とを設け、そマッチトフィルタ82の出力と乗算値
とを比較して、相関検出信号を出力する。M系列が受信
されたときのマッチトフィルタの出力レベルは、入力信
号レベルにかかわらず略一定である点を利用して、乗算
などによる簡単な処理構成で、M系列の受信信号を確実
に検出できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、受信信号中に含
まれる特定の符号を検出するための相関検出装置及び方
法に関するもので、特に、複数の端末を無線で接続する
無線LANにおいて特定の符号を使ってタイミングを設
定する場合に用いて好適な相関検出装置及び方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】コンピュータの高機能化に伴い、複数の
コンピュータを接続してLAN(Local Area Network)
を構成し、ファイルやデータの共有化を図ったり、電子
メールやデータの転送を行うことが盛んに行われてい
る。従来のLANは、光ファイバや同軸ケーブル、ある
いはツイストペアケーブルを用いて、有線で各コンピュ
ータが接続されている。
【0003】ところが、このような有線によるLANで
は、接続のための工事が必要であり、手軽にLANを構
築することが難しいと共に、有線によるLANでは、ケ
ーブルが煩雑になる。そこで、従来の有線方式によるL
ANの配線からユーザを解放するシステムとして、無線
LANが注目されている。
【0004】無線LANとしては、従来、スペクトラム
拡散を用いて、CDMA(Code Division Multiple Acc
ess )でデータ通信を行うようにしたものが提案されて
いる。CDMA方式では、通信データにPN(Psuedeo
Noise Code)符号が乗算され、通信データのスペクトラ
ムが広げられる。このようにスペクトラム拡散されて送
られてきたデータは、通信側と同様のPN符号を乗算す
ることにより復調される。CDMA方式は、秘話性が高
いと共に、耐干渉性に優れているという特徴がある。
【0005】近年、情報のマルチメディア化が進み、画
像データや音声データのようなデータ量の大きいデータ
が扱われることが多くなってきている。このことから、
無線LANに対しても、画像データや音声データのよう
なデータ量の大きなデータを送れるように、転送レート
を高速化することが要求されていてきる。ところが、ス
ペクトラム拡散変調では、例えば、30Mbps程度の
高速レートでデータ転送を行うと、300MHz以上の
帯域幅が必要になってくる。このような広い帯域幅は、
現在の周波数割り当てでは確保することができず、ま
た、このような広い帯域幅を確保して通信を行うことは
困難である。
【0006】また、スペクトラム拡散では、復調するた
めに、送られてきたデータの符号の位相と、復調のため
に受信機で発生する符号の位相とを合わせるための同期
捕捉時間が必要である。このため、スペクトラム拡散で
は、高速で同期獲得を行うために、同期用のビット列が
各パケットに挿入されており、このような同期用のビッ
ト列のために、有効データ以外のビットが増加するとい
う問題が生じる。
【0007】そこで、本願出願人は、データをOFDM
(Orthogonal Frequency DivisionMultiplexing)方式
で伝送すると共に、1フレームを単位としてTDMA
(TimeDivsion Multiple Access)によりデータ通信を
行い、1フレームの先頭でM系列を送り、このM系列を
基準にして、送受信のタイミングを設定し、無線通信制
御端末からの制御情報によって、各無線通信端末の送信
及び受信時間を指示するようにすることを提案してい
る。OFDM方式では、転送レートを上げることがで
き、また、ジッタが生じても誤りなく復調することがで
きる。また、1フレームの先頭のM系列を基準にして送
受信タイミングが設定されるため、受信時には、この時
間情報を利用して、フレーム内の必要なシンボルのみ復
調してデータを再生することができる。
【0008】このように、M系列を受信してタイミング
を設定する場合、受信信号からM系列を検出する必要が
ある。このようなM系列を検出するための回路として
は、マッチトフィルタを用いた相関検出回路を使うこと
が考えられる。
【0009】図23は、このようにマッチトフィルタを
用いた相関検出回路の一例を示すものである。図23に
おいて、入力端子151からの受信信号は、マッチトフ
ィルタ152に供給される。マックとフィルタ152
は、一種のFIRフィルタで、図24に示すように、遅
延回路161−1,161−2,161−3,‥‥と、
乗算回路162−1,162−2,162−3,‥‥
と、加算回路163とから構成される。乗算回路162
−1,162−2,62−3,‥‥の係数は、検出する
符号に応じて、1又は(−1)に設定される。乗算回路
162−1,162−2,162−3,‥‥の係数に設
定された符号と受信符号との相関が強いと、加算回路1
63の出力レベルが大きなる。
【0010】マッチトフィルタ152で、受信符号とフ
ィルタに設定されている符号との相関が検出される。マ
ッチトフィルタ152の出力が比較回路153に供給さ
れる。比較回路153で、マッチトフィルタ152の出
力と所定のしきい値THとが比較される。
【0011】M系列の符号が受信されると、マッチトフ
ィルタ152の出力が大きくなり、マッチトフィルタ1
52がしきい値TH以上になる。マッチトフィルタ15
2の出力がしきい値TH以上になると、出力端子154
から検出出力が現れる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
システムでは、複数の無線通信端末からの信号がフレー
ム内で時分割多重化されて送られており、各無線通信端
末や無線通信制御端末から受信される信号のレベルは異
なるため、M系列を受信したマッチトフィルタ152か
らM系列の受信出力が現れたとしても、この信号出力が
他の信号成分に隠れてしまい、M系列の信号が検出でき
ないという問題が生じてくる。
【0013】すなわち、受信信号に対しては、AGC
(Automatic Gain Contol )が働き、受信信号レベルが
一定となるように制御される。ここで、M系列の信号の
直前に過度な振幅の信号が入力されると、AGCがかか
り、ゲインが下げられる。ゲインが下げられた状態でM
系列の信号が受信されると、M系列の相関信号の検出レ
ベルが小さくなり、強力な受信信号に埋もれて、検出さ
れなくなってしまう。また、M系列が受信される付近だ
けを抜き出したとしても、M系列の相関信号の検出レベ
ルがしきい値以下になり、M系列の信号を検出できな
い。
【0014】このように、信号レベルが異なる複数の信
号が時分割で送られてくる場合には、マッチトフィルタ
の出力を所定のしきい値と比較するような構成では、M
系列の信号を確実に検出することが困難である。
【0015】この課題を解決するために、本出願人は先
に、受信したM系列の符号の相関を良好に検出できる相
関検出回路を提案した。図25は、先に提案した相関検
出回路の構成を示す図で、入力端子171に、受信信号
が供給される。この受信信号は、マッチトフィルタ17
2に供給されると共に、平均振幅検出回路173に供給
される。マッチトフィルタ172の出力及び平均振幅検
出回路173の出力が除算回路174に供給される。除
算回路174により、マッチトフィルタ172の出力レ
ベルSaが平均振幅検出回路173の出力レベルSbに
より除算される。この除算回路174の出力が比較回路
175に供給される。比較回路175には、所定のしき
い値THが与えられる。比較回路175で、除算回路1
74の出力としきい値THとが比較される。比較回路1
75の出力が相関値の検出出力として出力端子176か
ら出力される。
【0016】この図25に示す相関検出回路によると、
M系列が受信されているときには、マッチトフィルタ1
72の出力レベルSaが大きくなる。このため、除算回
路174の出力が所定のしきい値THより大きく、Sa
/Sb>THとなり、比較回路175から相関検出信号
が現れる。この相関検出信号が出力端子176から出力
される。
【0017】入力信号の振幅が大きい場合にも、マッチ
トフィルタ172の出力レベルSaは大きくなる。しか
しながら、入力信号の振幅が大きい場合には、マッチト
フィルタ172の出力レベルSaのみならず、平均振幅
検出回路173の出力レベルSbも大きくなる。このた
め、マッチトフィルタ172の出力レベルSaを平均振
幅検出回路173の出力レベルSbで除算した値(Sa
/Sb)は殆ど変化せず、除算回路174の出力は所定
のしきい値THより小さく、Sa/Sb<THとなる。
このため、比較回路175からは相関検出信号が現れな
い。
【0018】このように、マッチトフィルタ172の出
力を平均振幅検出回路173から出力される振幅レベル
で正規化すると、入力信号レベルが大きくなっても検出
レベルは大きくならず、M系列が受信されたことを正確
に検出することができる。
【0019】ところが、この先に提案した相関検出回路
は、除算回路を使用する回路であるため、回路構成が複
雑である問題があった。即ち、精度の高い除算を行う除
算回路の場合には、小数点以下の桁数の多い演算が必要
で、乗算回路などの他の演算回路に比べて除算回路は回
路規模が大きくなる問題があった。
【0020】したがって、この発明の目的は、除算回路
を使用しない簡単な構成の回路で、振幅の異なる複数の
信号が時分割多重化されている場合にも、符号系列を確
実に検出できるようにすることにある。
【0021】
【課題を解決するための手段】本発明の相関検出装置
は、受信信号から所定の符号を検出するマッチトフィル
タ手段と、受信信号の平均振幅を検出する平均振幅検出
手段と、平均振幅検出手段の出力にしきい値を乗算する
乗算手段と、マッチトフィルタ手段の出力と乗算手段の
出力とを比較して相関検出信号を出力する比較手段とを
備えたものである。
【0022】また本発明の相関検出方法は、マッチトフ
ィルタにより受信信号から所定の符号を検出すると共
に、受信信号の平均振幅を検出した後、その平均振幅の
検出信号にしきい値を乗算し、この乗算信号とマッチト
フィルタの出力とを比較し、その比較に基づいて相関検
出信号を得るものである。
【0023】本発明によると、マッチトフィルタの出力
値と、平均振幅にしきい値を乗算した値とを比較して、
受信信号からM系列の符号を検出している。マッチトフ
ィルタの出力は入力信号レベルに比例するため、M系列
が受信されたときばかりでなく、受信信号レベルが大き
い場合にも出力が大きくなる。受信信号のレベルが大き
い場合には、マッチトフィルタの出力レベルは大きくな
るが、このとき、受信信号の平均振幅も大きくなり、平
均振幅にしきい値を乗算した値も大きくなる。このた
め、マッチトフィルタの出力レベルと、平均振幅にしき
い値を乗算した値とを比較したとき、それぞれのレベル
の比は殆ど変化しない。これに対して、M系列が受信さ
れたときのマッチトフィルタの出力レベルは、入力信号
レベルにかかわらず略一定である。したがって、マッチ
トフィルタの出力値と、平均振幅にしきい値を乗算した
値とを比較して、受信信号からM系列の符号を検出する
ことにより、受信信号からM系列の信号を確実に検出で
きる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて図面を参照して説明する。図1は、この発明が適用
された無線LANシステムの概要を示すものである。こ
の発明が適用された無線LANシステムは、複数の無線
通信端末101A,101B,‥‥と、無線通信制御端
末102とからなる。無線通信端末101A,101
B,‥‥は、コンピュータ等のデータ端末103A,1
03B,‥‥に、無線通信ユニット104A,104
B,‥‥を接続して構成される。無線通信制御端末10
2は、データ端末106に、無線通信ユニット105を
接続して構成される。複数の無線通信端末101A,1
01B,‥‥間でデータ通信が行われ、無線通信制御端
末102により、各無線通信端末101A,101B,
‥‥間でのデータ通信が制御される。なお、無線通信制
御端末102は、無線通信ユニット105だけでも構成
できる。
【0025】無線通信端末101A,101B,‥‥側
の各無線通信ユニット104A,104B,‥‥は、夫
々、通信部111A,111B,‥‥、受信112A,
112B,‥‥、制御部113A,113B,‥‥から
なる。送信部111A,111B,‥‥、受信部112
A,112B,‥‥は、OFDM方式により無線でデー
タ通信を行える構成とされている。
【0026】無線通信制御端末102側の無線通信ユニ
ット105は、送信部115、受信部116、制御部1
17とからなる。送信部115、受信部116は、OF
DM方式により無線でデータ通信を行える構成とされて
いる。また、この無線通信制御端末102側の無線通信
ユニット105には、無線通信端末のデータ通信の割り
当て時間に関する資源情報を格納するための資源情報格
納部118が設けられている。
【0027】このシステムでは、データ通信がOFDM
方式で行われる。そして、例えばOFDMの14745
5シンボル(4m秒に相当する)を1フレームとし、こ
のフレーム内で時分割多重によりデータが送られる。
【0028】1フレームの先頭には、無線通信制御端末
102の無線通信ユニット105から、同期獲得用のM
系列の符号が送信される。この同期獲得用のM系列の符
号は、各無線通信端末101A,101B,‥‥の無線
通信ユニット104A,104B,‥‥で受信され、こ
の受信タイミングを基準としてフレーム周期が判断され
て、データの送受信のタイミングが設定される。
【0029】無線通信端末101A,101B,‥‥で
データ通信要求がある場合には、無線通信端末101
A,101B,‥‥の無線通信ユニット104A,10
4B,‥‥から無線通信制御端末102の無線通信ユニ
ット105に送信要求が送られる。無線通信制御端末1
02の無線通信ユニット105では、この送信要求と資
源情報とに基づいて各無線通信端末101A,101
B,‥‥の送信割り当て時間が決定され、この送信割り
当て時間を含む制御情報が無線通信制御端末102の無
線通信ユニット105から各無線通信端末101A,1
01B,‥‥の無線通信ユニット104A,104B,
‥‥に送られる。各無線通信端末101A,101Bの
無線通信ユニット104A,104Bで、この送信割り
当て時間に従って、データの送受信が行われる。このと
き、データの送受信のタイミングは、1フレームの先頭
に送られてくる周期獲得用のM系列を基準にして行われ
る。
【0030】図2は、無線通信制御端末102側の無線
通信ユニット105の構成を示すものである。図2にお
いて、11は通信コントローラであり、この通信コント
ローラ11を介して、データ端末とのデータのやり取り
が行われる。
【0031】通信コントローラ11からの送信データ
は、DQPSK(Differencially Encoded Quadrature
Phase Shift Keying)変調回路12に供給される。DQ
PSK変調回路12により、送信データがDQPSKで
変調される。
【0032】DQPSK変調回路12の出力がシリアル
/パラレル変換回路13に供給される。シリアル/パラ
レル変換回路13で、シリアルデータがパラレルデータ
ニ変換される。シリアル/パラレル変換回路13の出力
がIFFT(Inverse Fast Fourier Transform)回路1
4に供給される。IFFT回路14により、送信データ
が周波数領域のデータにマッピングされ、これが逆フー
リエ変換され、時間領域のデータに変換される。IFF
T回路14の出力がパラレル/シリアル変換回路15に
供給される。
【0033】シリアル/パラレル変換回路13、IFF
T回路14、パラレル/シリアル変換回路15は、OF
DM方式によりマルチキャリアの信号に変換するもので
ある。OFDM方式は、周波数間隔をf0 として各キャ
リアを直交させて符号間干渉がないようにした複数のサ
ブキャリアを使用して、各サブキャリアに低ビットレー
トの信号を割り当て、全体として高いビットレートを得
られるようにしたものである。
【0034】図3は、OFDM方式の伝送波形のスペク
トラムを示すものである。図3に示すように、OFDM
方式では、互いに直交する周波数間隔f0 のサブキャリ
アを使って、信号が伝送される。
【0035】OFDMでは、信号の生成は、送信信号を
周波数領域にマッピングし、逆FFTにより周波数領域
から時間領域に変換することにより行われる。復号は、
逆に、f0 間隔毎に受信した波形を取り込み、FFTに
より、時間領域の信号を周波数領域の信号に変換するこ
とにより行われる。
【0036】この例では、図4に示すように、シリアル
/パラレル変換回路13により、DQPSK変換回路1
2の出力の51サンプルがパラレルデータに変換され、
周波数領域にマッピングされる。このシリアル/パラレ
ル変換回路13の出力は、IFFT回路14により時間
領域のデータに変換され、IFFT回路14からは、6
4サンプルの有効シンボルが出力される。この64サン
プルの有効シンボルに対して、8シンボルのガードイン
ターバルが付加される。
【0037】したがって、この例では、図5に示すよう
に、1シンボルは、64サンプルの有効シンボルと、8
サンプルのガードインターバルの72サンプルからな
る。シンボル周期Tsymbolは、例えば(Tsymbol=1.
953μ秒)であり、サンプル周期Tsampleは、例えば
(Tsample=27.127n秒)であり、サンプル周波
数fsampleは、例えば(fsample=36.864MH
z)である。
【0038】OFDM方式は、複数のサブキャリアに分
散してデータを送信しているので、1シンボル当たりの
時間が長くなる。そして、時間軸でガードインターバル
を設けているため、ジッタに対する影響やマルチパスに
対する影響を受け難いという特徴がある。なお、ガード
インターバルは、有効シンボル長の1〜2割り程度に選
ばれている。
【0039】つまり、OFDM方式では、復調時にFF
Tの際に連続する受信信号の中から有効シンボル長を切
り出して、FFTを行う必要がある。ジッタ等によりこ
のように有効シンボルを切り出す際に誤差があったとし
ても、ガードインターバルが存在するため、周波数成分
は変化せず、位相差のみが生じる。このため、信号中に
既知パターンを挿入して位相補正を行うか、差動符号化
を用いて位相差を打ち消すことにより復調が可能であ
る。通常のQPSK変調のみの場合、各ビット毎にタイ
ミングを合わせる必要があるが、OFDM方式の場合、
数ビットずれても感度が数dB劣化するのみで、復調が
可能である。
【0040】図2において、パラレル/シリアル変換回
路15の出力がスイッチ回路16の端子16Aに供給さ
れる。スイッチ回路16の端子16Bには、M系列(Ma
ximum Length Code )発生回路31の出力が供給され
る。
【0041】スイッチ回路16の出力が周波数変換回路
17に供給される。周波数変換回路17には、PLLシ
ンセサイザ18から局部発振信号が供給される。周波数
変換回路17により、送信信号が所定の周波数に変換さ
れる。送信周波数としては、例えば、準マイクロ波帯の
2.4GHz,5.7GHz,19GHz帯等を用いる
ことが考えられる。
【0042】周波数変換回路17の出力がパワーアンプ
19に供給される。パワーアンプ19で、送信信号が電
力増幅される。パワーアンプ19の出力がスイッチ回路
20の端子20Aに供給される。スイッチ回路20は、
送信時の受信時とにより切り換えられるもので、データ
送信時には、スイッチ回路20は、端子20A側に切り
換えられる。スイッチ回路20の出力がアンテナ21に
供給される。
【0043】アンテナ21からの受信信号は、スイッチ
回路20に供給される。データ受信時には、スイッチ回
路20は、端子20B側に切り換えられる。スイッチ回
路20の出力は、LNA(Low Noise Amplifier )22
を介して増幅された後、周波数変換回路23に供給され
る。
【0044】周波数変換回路23には、PLLシンセサ
イザ18から局部発振信号が供給される。周波数変換回
路23により、受信信号が中間周波数信号に変換され
る。
【0045】周波数変換回路23の出力がシリアル/パ
ラレル変換回路24に供給される。このシリアル/パラ
レル変換回路24の出力がFFT回路25に供給され
る。FFT回路25の出力がパラレル/シリアル変換回
路26に供給される。
【0046】シリアル/パラレル変換回路24、FFT
回路25、パラレル/シリアル変換回路26は、OFD
M方式の復号を行うものである。つまり、シリアル/パ
ラレル変換回路24で、有効データが切り出され、受信
波形がf0 間隔毎に取り込まれて、パラレルデータに変
換される。このシリアル/パラレル変換回路24の出力
はFFT回路25に供給され、FFT回路25で、時間
領域の信号が周波数領域の信号に変換される。このよう
に、f0 間隔毎にサンプリングした波形をFFTするこ
とにより、OFDM方式の復号が行われる。
【0047】パラレル/シリアル変換回路26の出力が
DQPSK復調回路27に供給される。DQPSK復調
回路27で、DQPSKの復調処理が行われる。DQP
SK復調回路27の出力が通信コントローラ11に供給
される。通信コントローラ11の出力から受信データが
出力される。
【0048】全体の動作は、コントローラ28により制
御される。データの送信及びデータの受信は、コントロ
ーラ28からの指令に基づいて、通信コントローラ11
により制御される。
【0049】このシステムは、1フレームを単位として
TDMA方式でデータを送るようにし、1フレームの先
頭の1シンボルには、周期獲得用のM系列の符号を送る
ようにしている。このような制御を実現するために、無
線通信制御端末102の無線通信ユニット105には、
M系列発生回路31と、資源情報メモリ30と、タイマ
29とが設けられる。1フレームの先頭のシンボルのタ
イミングで、スイッチ回路16が端子16B側に切り換
えられる。これにより、フレーム先頭のタイミングで、
1シンボルのM系列が送信される。
【0050】各無線通信端末101A,101B,‥‥
の無線通信ユニット104A,104B,‥‥から送信
要求が送られると、この送信要求がアンテナ21で受信
され、FFT回路25でOFDMの復調が行われ、DQ
PSK復調回路27でDQPSKの復調が行われて、通
信コントローラ11に供給される。そして、復調された
受信データは、通信コントローラ11からコントローラ
28に送られる。
【0051】コントローラ28には、資源情報メモリ3
0が設けられている。この資源情報メモリ30には、1
フレームで送られる各無線通信端末101A,101
B,‥‥の割り当て時間に関する資源情報が格納され
る。コントローラ28で、受信された送信要求と通信資
源残料とに基づいて、各無線通信端末101A,101
B,‥‥の送信割り当て時間が決定される。この送信割
り当てのための制御情報は、コントローラ28から通信
コントローラ11に送られる。そして、通信コントロー
ラ11からのデータは、DQPSK変調回路12でDQ
PSK変調され、IFFT回路14でOFDMによる変
換が行われ、アンテナ21から各無線通信端末101
A,101Bの無線通信ユニット104A,104Bに
向けて送られる。
【0052】図6は、無線通信端末101A,101
B,‥‥の無線通信ユニット104A,104B,‥‥
の構成を示すものである。図6において、送信データ
は、通信コントローラ51を介して入力される。通信コ
ントローラ51からの送信データは、DQPSK変調回
路52に供給される。DQPSK変調回路52により、
送信データがDQPSKで変調される。
【0053】DQPSK変調回路52の出力がシリアル
/パラレル変換回路53に供給される。シリアル/パラ
レル変換回路53で、シリアルデータがパラレルデータ
に変換される。シリアル/パラレル変換回路53の出力
がIFFT回路54に供給される。IFFT回路54に
より、送信データが周波数領域のデータにマッピングさ
れ、これが逆フーリエ変換され、時間領域のデータに変
換される。IFFT回路54の出力がパラレル/シリア
ル変換回路55に供給される。シリアル/パラレル変換
回路53、IFFT回路54、パラレル/シリアル変換
回路55は、OFDM方式によりマルチキャリアの信号
に変換するものである。
【0054】パラレル/シリアル変換回路55の出力が
周波数変換回路57に供給される。周波数変換回路57
には、PLLシンセサイザ58から局部発振信号が供給
される。周波数変換回路57により、送信信号が所定の
周波数に変換される。
【0055】周波数変換回路57の出力がパワーアンプ
59に供給される。パワーアンプ59で、送信信号が電
力増幅される。パワーアンプ59の出力がスイッチ回路
60の端子60Aに供給される。データ送信時には、ス
イッチ回路60は、端子60A側に切り換えられる。ス
イッチ回路60の出力がアンテナ61に供給される。
【0056】アンテナ61からの受信信号は、スイッチ
回路60に供給される。データ受信時には、スイッチ回
路60は、端子60B側に切り換えられる。スイッチ回
路60の出力は、LAN62を介して増幅された後、周
波数変換回路63に供給される。
【0057】周波数変換回路63には、PLLシンセサ
イザ68から局部発振信号が供給される。周波数変換回
路63により、受信信号が中間周波数信号に変換され
る。
【0058】周波数変換回路63の出力がシリアル/パ
ラレル変換回路64に供給されると共に、相関検出回路
71に供給される。
【0059】シリアル/パラレル変換回路64の出力が
FFT回路65に供給される。FFT回路65の出力が
パラレル/シリアル変換回路66に供給される。シリア
ル/パラレル変換回路64、FFT回路65、パラレル
/シリアル変換回路66は、OFDM方式の復調を行う
ものである。
【0060】パラレル/シリアル変換回路66の出力が
DQPSK復調回路67に供給される。DQPSK復調
回路67で、DQPSKの復調処理が行われる。DQP
SK復調回路67の出力が通信コントローラ51に供給
される。通信コントローラ51の出力から受信データが
出力される。
【0061】全体の動作は、コントローラ68により制
御される。データの送信及びデータの受信は、コントロ
ーラ68からの指令に基づいて、通信コントローラ51
により制御される。
【0062】このシステムでは、1フレームを単位とし
てTDMA方式でデータを送るようにし、1フレームの
先頭の1シンボルには、無線通信制御端末102の無線
通信ユニット105から同期獲得用のM系列の符号が送
られてくる。このような制御を実現するために、無線通
信ユニット104A,104B,‥‥には、相関検出回
路71と、タイマ72とが設けられる。フレームの先頭
のタイミングで、無線通信制御端末102の無線通信ユ
ニット105から送られてくるM系列がアンテナ61で
受信され、相関検出回路71に送られる。送信検出回路
71は、受信された符号と予め設定されている符号との
相関を検出しており、相関が強いと判断されると、相関
検出信号が出力される。この相関検出回路71の出力が
タイマ72に送られる。タイマ72の時間は、この相関
検出回路71からの相関検出信号に基づいて設定され
る。
【0063】送りたいデータがある場合には、コントロ
ーラ68からの指令により、通信コントローラ51から
送信要求が送られる。この送信要求は、DQPSK変調
回路52でDQPSK変調され、IFFT回路54でO
FDMによる変換が行われ、アンテナ61から、無線通
信制御端末102に向けて送られる。この送信要求は、
無線通信制御端末102で受信され、無線通信制御端末
102からは、送信割り当て時間を含む制御情報が返さ
れる。
【0064】この制御情報は、アンテナ61で受信さ
れ、FFT回路65でOFDMの復調が行われ、DQP
SK復調回路67でDQPSKの復調が行われて、通信
コントローラ51に供給される。そして、復調された信
号データは、通信コントローラ51からコントローラ6
8に送られる。
【0065】この制御情報には、送信時間に関する情報
が含まれている。これらの時間は、タイマ72の時間を
基準にして設定される。タイマ72は、相関検出回路7
1の出力により、無線通信制御端末から送られてきたM
系列のタイミングにより設定されている。
【0066】タイマ72により、送信開始時間になった
と判断されると、コントローラ68からの指令により、
通信コントローラ51から送信データが出力され、この
送信データは、DQPSK変換回路52でDQPSK変
調され、IFFT回路54でOFDMによる変換が行わ
れ、アンテナ61から出力される。また、タイマ72に
より受信時間になったと判断されると、コントローラ6
8からの指令により、FFT回路65により受信データ
の復調処理が行われる。
【0067】このように、このシステムでは、データを
OFDMによりマルチキャリアを使って伝送している。
OFDM波は、前述したように、ジッタに強く、数サン
プルずれていても復調は可能である。しかしながら、そ
れ以上ずれて、2シンボルに跨がってしまうと復調がで
きない。したがって、ある程度のタイミング設定を行う
必要がある。そこで、このシステムでは、例えば147
455シンボル(4m秒)を1フレームとし、このフレ
ーム内でTDMA方式でデータを送るようにし、各フレ
ームの先頭の1シンボルには、M系列を配置し、このM
系列を利用して、復調タイミングを設定するようにして
いる。
【0068】受信したOFDM波に対して受信クロック
が6.8ppmずれを持っていると、4m秒の1フレー
ムの間に、27.2n秒の時間差が蓄積する。これは、
36.864MHzのサンプリングレートに相当する。
したがって、6.8ppm程度の精度を持つクロックを
用意すれば、確実に復調できることになる。
【0069】なお、同期用のシンボルとしては、M系列
の他に、周期の等しい2種類のM系列を用意し、これら
を加算して得られる符号系列であるゴールド(Gol
d)符号や、バーカー符号、嵩符号等を用いることが可
能である。
【0070】図6における相関検出回路71は、図7に
示すようにして構成できる。図7において、入力端子8
1に、受信信号が供給される。この受信信号は、マッチ
トフィルタ82に供給されると共に、平均振幅検出回路
82に供給される。平均振幅検出回路83では、受信信
号の平均振幅が検出され、その平均振幅の検出信号を、
乗算回路84に供給する。乗算回路84では、所定のし
きい値THが端子85から供給され、平均振幅の検出レ
ベルSbに、このしきい値THが乗算される。乗算回路
84でしきい値THが乗算された信号レベルSb・TH
は、比較回路86に供給され、マッチトフィルタ82の
出力レベルSaと、この信号レベルSb・THとが比較
される。そして、この比較回路86の出力が、相関値の
検出出力として出力端子87から出力される。
【0071】M系列が受信されているときには、マッチ
トフィルタ82の出力レベルSaが大きくなる。このた
め、平均振幅検出回路83で検出した平均振幅レベルS
bにしきい値を乗算した値Sb・THより大きく、 Sa>Sb・TH となり、比較回路86から相関検出信号が現れる。例え
ばハイレベル信号“1”を相関検出信号として出力す
る。この相関検出信号が出力端子87から出力される。
【0072】入力信号の振幅が大きい場合にも、マッチ
トフィルタ82の出力レベルSaは大きくなる。しかし
ながら、入力信号の振幅が大きい場合には、マッチトフ
ィルタ82の出力レベルSaのみならず、平均振幅検出
回路83の出力レベルSbにしきい値を乗算した値Sb
・THも大きくなる。このため、マッチトフィルタ82
の出力レベルSaを乗算値Sb・THと比較すると、そ
の比は殆ど変化せず、しきい値THを適切に選択するこ
とで、 Sa<Sb・TH となる。このため、比較回路86からは相関検出信号が
現れない。例えば相関検出出力がローレベル信号“0”
になる。
【0073】このようにマッチトフィルタ82の出力
を、平均振幅検出回路83で検出されたレベルにしきい
値を乗算した値と比較することで、M系列が受信された
ことを正確に検出することが可能になる。
【0074】図8は、このような相関検出回路で受信信
号を測定したときの測定結果を示すものである。図8の
Aはマッチトフィルタ82の出力を示し、図8のBは平
均振幅検出回路83の出力を示し、図8のCは比較回路
86の出力を示す。
【0075】複数の無線通信端末101A,101B,
‥‥や無線通信制御端末102からの信号が1フレーム
内で時分割多重化されるため、1フレーム内の受信信号
の強度は変化する。このため、図8のAに示すように、
マッチトフィルタ82の出力は、受信信号の信号レベル
により変化している。
【0076】この受信信号の平均振幅を検出すると、図
8のBに示すようになり、平均振幅検出回路83から
は、図8のBに示すような信号が得られる。図8のAに
示すマッチトフィルタ82の出力を、図8のBに示す平
均振幅検出回路83の出力にしきい値を乗算した値と比
較して、マッチトフィルタ82の出力レベルの方が大き
いとき、図8のCに示すように相関検出信号が得られ
る。
【0077】図8のCに示すように、マッチトフィルタ
82の出力を、平均振幅検出回路83の出力にしきい値
を乗算した値とを比較することで、M系列の受信信号を
確実に検出することができるようになる。この相関検出
回路の検出精度は、先に本出願人が提案した回路(即ち
図16の回路)と同等である。そして、図16に示した
回路の場合と異なり、演算回路としては乗算回路だけで
良く、構成が複雑な除算回路を必要としないため、小型
で簡単かつ低コストな構成で良好な特性の相関検出回路
が実現できる。また、回路規模が小さいため、回路の低
消費電力化を図ることもできる。
【0078】なお、上述の例では、マッチトフィルタ8
2の出力を、平均振幅検出回路83の出力にしきい値T
Hを乗算した値と比較している。これは、数式で表す
と、次のようになる。
【0079】まず、マッチトフィルタ82の出力レベル
Saと、平均振幅検出回路83の出力レベルSbを、そ
れぞれ次式に示す。
【0080】
【数1】
【0081】ここで、 r(t):受信信号 P(t):符号系列 である。そして、比較回路86ではSa>Sb・TH又
はSa<Sb・THを比較で検出するものであるので、
【0082】
【数2】
【0083】として表すことができる。なお、受信信号
の平均振幅を求めるためには、複素数表現された受信信
号の実数部の二乗と虚数部の二乗とに基づいて平均振幅
を求める構成が必要である。ところが、このような受信
信号の実数部の二乗と虚数部の二乗とに基づいて平均振
幅を求めるためには、演算処理のステップ数やハードウ
ェアの増大を招く。従って、複素数表現された受信信号
の実数部の絶対値と虚数部の絶対値とに基づいて平均振
幅を求める構成として、簡易的に平均振幅を求める構成
として、演算処理のステップ数やハードウェアを削減し
た構成としても良い。この受信信号の実数部の絶対値と
虚数部の絶対値とに基づいて平均振幅を求める構成の場
合には、平均振幅の検出特性が若干劣化するが、本例の
ような相関検出信号を得る構成の場合には問題なく使用
できる。
【0084】図9は、1フレームの構成を示すものであ
る。図9に示すように、1フレームは、制御データ伝送
時間と、情報データ伝送時間とに分けられる。制御デー
タ伝送時間は、非同期でデータ送信が行われ、情報伝送
時間では、アイソクロナス(等時)でデータ通信が行わ
れる。無線通信制御端末102から同期用のシンボルを
送り、各無線通信端末101A,101B,‥‥から無
線通信制御端末102に送信要求を送り、無線通信制御
端末102から各無線通信端末101A,101B,‥
‥に送信割り当てを含む制御情報を送るような通信は、
制御データ伝送時間に、非同期通信で行われる。そし
て、この送信割り当て時間に従って、各無線通信端末1
01A,101B,‥‥間で行うデータ通信は、情報伝
送時間にアイソクロナスで行われる。
【0085】なお、情報伝送時間には、非同期で行うこ
とも可能であり、また、非同期通信とアイソクロナス通
信とを混在させることも可能である。
【0086】例えば、図1における無線通信端末101
Aと無線通信端末101Bとの間でデータ通信を行うと
する。この場合、図10にシーケンス図で示すような処
理が行われ、1フレーム内では、図11に示すようにし
て、TDMAによりデータ通信が行われる。
【0087】図10に示すように、先ず、1フレームの
先頭の1シンボルでは、無線通信制御端末102の無線
通信ユニット105から各無線通信端末101A,10
1Bの無線通信端末104A,104B,‥‥にM系列
が送られる。このM系列は、無線通信端末101A及び
101Bの無線通信ユニット104A及び104Bで受
信され、このM系列により、タイマ72が設定される。
【0088】次に、時点t1 で、無線通信制御端末10
2の通信ユニット105により、無線通信端末101
A,101B,‥‥が呼び出される。無線通信端末10
1A,101B,‥‥の通信ユニット1014A,10
4B,‥‥は、呼び出しを受けると、時点t2 及びt3
で、この呼び出しに対してアクノリッジ信号を返す。こ
のとき、送信要求がある場合には、このアクノリッジ信
号に、送信要求が含められる。ここで、例えば、無線通
信端末101Aは無線通信端末101Bにデータを送る
というデータ転送要求があり、無線通信端末104Bは
無線通信端末104Bにデータを送るというデータ転送
要求があったとする。
【0089】無線通信制御端末102の無線通信ユニッ
ト105で、この送信要求に基づいて、送信割り当て時
間が決められる。ここで、無線通信制御端末102の無
線通信ユニット105は、無線通信端末101Aから無
線通信端末101Bへのデータ転送を時点t5 から開始
し、無線通信端末101Bから無線通信端末102Aへ
のデータ転送を時点t6 から開始するように決めたとす
る。
【0090】時点t4 で、この送信割り当て時間を含む
制御信号が無線通信制御端末102の通信ユニット10
5から無線通信端末101A,101B,‥‥の無線通
信ユニット104A,104B,‥‥に送られる。
【0091】M系列を受信して設定されたタイマ72を
基準として時点t5 に達すると、無線通信端末101A
から無線通信端末101Bへのデータ転送が開始され
る。そして、タイマ72を基準として時点t6 に達する
と、無線通信端末104Bから無線通信端末104Bへ
のデータ転送が開始される。
【0092】以上のような動作を1フレーム内の時間で
示すと、図11に示すようになる。図11に示すよう
に、1フレーム内では時分割でデータがやり取りされ
る。すなわち、1フレームの先頭でM系列が送られ、時
点t1 で各無線通信端末101A,101B,‥‥が呼
び出され、時点t2 及びt3 でこの呼び出しに対するア
クノリッジ信号が返され、時点t4 で送信割り当て時間
を含む制御信号が送られ、t5 から無線通信端末101
Aから無線通信端末101Bへのデータ転送が開始さ
れ、時点t6 から無線通信端末104Bから無線通信端
末104Bへのデータ転送が開始される。
【0093】このように、このシステムでは、OFDM
方式を用いているため、高速のデータレートを実現する
ことが可能である。そして、1フレームを単位としてT
DMAによりデータ通信を行い、1フレームの先頭でM
系列を送り、このM系列を基準にして、送受信タイミン
グを設定するようにしている。
【0094】各無線通信端末101A,101B,‥‥
には、無線通信制御端末102からの制御情報によっ
て、送信及び受信時間が指示されている。そして、1フ
レームの先頭のM系列を基準にして送受信タイミングが
設定されるため、各無線通信端末101A,101B,
‥‥のタイマ72は等しく設定される。このため、受信
時には、この時間情報を利用して、フレーム内の必要な
シンボルのみ復調してデータを再生することができる。
しかも、複数の無線通信端末101A,101B,‥‥
から同一フレーム内にデータが多重され、ジッタがある
場合でも、同じ復調タイミングで復調することができ
る。したがって、同時に複数の無線通信端末101A,
101B,‥‥から到来する信号を夫々受信して、デー
タをやり取りすることができる。
【0095】なお、送信側のタイマと受信側のタイマと
に多少のずれが生じても、OFDMの性質から、誤りな
く復調することができる。このため、各バースト毎に受
信に先立って同期獲得する必要はなく、各バースト毎に
同期用のビットを配する必要はない。したがって、フレ
ーム内のビットを有効利用することができる。
【0096】なお、上述の例では、1フレームの先頭に
OFDMの1シンボルに相当するM系列を送るようにし
ているが、この同期用のシンボルは、OFDMの1シン
ボルに限定されるものではない。この同期用のシンボル
の長さは可変長であり、図12に示すように、M系列の
長さを1シンボルより短い31ビットとし、1フレーム
の先頭にスペースを設けるようにしても良いし、M系列
の長さを1シンボルより長いものを用いても良い。ま
た、フレーム同期用のM系列は、フレームの先頭に配置
する必要はなく、また、フレーム内の複数個所にM系列
に配置するようにしても良い。
【0097】また、図13に示すように、サブキャリア
間の位相差に情報を持たせるようにしても良い。つま
り、DQPSK変調では、周波数方向の差動化が行われ
る。受信時に、サンプルタイミングにずれがあると、O
FDM復調時のFFT後の各サブキャリアのQPSK波
は位相が回転する。このため、正確なQPSK位相を得
るためには、既知の位相の信号をパイロット信号とし
て、OFDMサブキャリアの一部に割り当てて、位相の
基準とする方法がある。図13に示す例では、1番目の
キャリアにサブキャリア間の位相差に情報を持たせるよ
うにしている。このようにすると、位相が回転しても、
サブキャリア間での回転量は少ないので、誤りが少な
い。なお、図13では、基準位相を与えるキャリアは1
番目のキャリアとしているが、他のキャリアを基準位相
とするようにしても良い。
【0098】なお、本例の構成で受信する信号として、
例えば図14のAに示すように、1フレームの先頭に同
じPN符号が2回連続して配置された信号を受信するよ
うにしても良い。このようにすることで、図14のBに
示すように、相関器の検出出力として、1フレームで複
数回(2回)の検出パルスが得られ、検出の信頼性を向
上させることができる。
【0099】また、図15のAに示すように、1フレー
ムの先頭に同じPN符号が3回連続して配置された信号
を受信するようにして、より検出の信頼性を向上させて
も良い。この場合、図15のBに示すように、3つ目の
PN符号の位相を180°反転させたり、図15のCに
示すように、1つ目のPN符号の位相を180°反転さ
せても良い。このように何れかのPN符号の位相を反転
させることで、1フレーム中の何個目のPN符号を検出
しているのかが、その検出位相から判断できるようにな
る。
【0100】さらに、図16に示すように、PN符号
(M系列符号)の代わりに、特定のOFDMシンボルを
同期データとして、1フレームの先頭位置などに配置さ
れた信号を受信するようにしても良い。このOFDMシ
ンボルを同期データとする場合には、特別な同期データ
の発生回路が送信側で必要なくなる効果を有する。この
場合にも、その同期データとしての特定のOFDMシン
ボルが複数回(ここでは3回)連続して配置された信号
を受信するようにしても良い。
【0101】ここで、送信側でPN符号(M系列符号)
を発生させる構成の例を示すと、例えば図17に示すよ
うに、LFSR(Linear Feedback Shift Register)と
称されるシフトレジスタ201と、FIRフィルタ20
2を使用して発生させる構成としても良い。この場合、
クロック入力端子203からクロックCKをシフトレジ
スタ201とFIRフィルタ202に供給して作動させ
て、シフトレジスタ201で発生したPN符号をFIR
フィルタ202に供給し、FIRフィルタ202で帯域
制限を行い、出力端子204に帯域制限されたPN符号
を得る。例えば、1チャンネルのOFDM波の帯域幅を
30MHzとし、クロック周波数を36.864MHz
とし、FIRフィルタ202のカットオフ周波数を15
MHzとしたとき、OFDM波の1/2に帯域制限され
たPN符号が伝送される。このようにFIRフィルタ2
02のカットオフ周波数をナイキスト周波数(fCK
2)よりも低くすることで、PN符号の帯域幅をOFD
M波の帯域幅と同じにして伝送することができる。この
場合、PN符号の持つエネルギーのうち高域のエネルギ
ーが若干失われるが、受信側での検出感度には影響がな
い。
【0102】また、図18に示すように、シフトレジス
タ211を使用して、送信側で同期信号としてのPN符
号(M系列符号)やOFDM波を発生させるようにして
も良い。例えば、シフトレジスタ211として31ワー
ドのものを用意して、そのシフトレジスタ211にPN
符号などの同期データをセットしておき、入力端子21
3にパルスLD(図19のB)が得られるタイミングか
ら、入力端子212に得られるクロックCK(図19の
A)に同期して、所定ビット数(ここでは8ビット)の
PN符号などの同期データが出力端子214から出力さ
れる構成とする。
【0103】或いは、図20に示すように、送信側で同
期信号としてのPN符号(M系列符号)やOFDM波を
記憶したROM221を用意して、カウンタ222のカ
ウント出力に基づいて、ROM221に記憶された同期
データを出力するようにしても良い。この場合、カウン
タ222は、入力端子224からスタートパルス(図2
1のB)が供給されるタイミングで入力端子223に得
られるクロックCK(図21のA)に同期して初期値か
らのカウントを開始し、ROM221に読出しアドレス
を指示するカウントデータ(図21のC)が供給され、
図21のDに示すように、ROM221に記憶された同
期データが所定ビット数(ここでは8ビット)のパラレ
ルデータとして出力端子225から出力される。
【0104】さらに、図22に示すように、送信側でI
FFT回路(逆高速フーリエ変換回路)233を使用し
て、同期データとしてのPN符号を発生させるようにし
ても良い。即ち、端子231,232に得られる実数項
及び虚数項の入力係数al(ここでは複素数)をIFF
T回路233に供給して、出力端子234,235に実
数項及び虚数項のPN符号PNre n,PNim nを得るよ
うにしても良い。ここで、IFFT回路233としてポ
イント数n=64のものを使用し、入力係数alとして
次の〔数3〕式の条件を満たす複素数とする。
【0105】
【数3】
【0106】なお、ここまで説明した例では、データを
DQPSK変調して、OFDM方式によりマルチキャリ
アで伝送しているが、多値変調であるQAM(Quadratu
re Amplitude Modulation )を用いるようにしても良
い。QAMとしては、16値、32値、128値、25
6値等がある。更に、符号化してトレリス符号変調を用
いることもできる。
【0107】さらに、上述の例では、無線通信制御端末
102側の無線通信ユニット105にM系列発生回路3
1を設け、無線通信ユニット101A,101B,‥‥
の無線通信ユニット104A,104B,‥‥に相関検
出回路71を設けるようにしているが、1つの無線通信
端末にM系列発生回路と相関検出回路を設けておき、無
線通信制御端末として用いるか無線通信ユニットとして
用いるかにより、M系列発生回路と相関検出回路とを切
り換えて使用できるように構成しても良い。
【0108】
【発明の効果】この発明によれば、マッチトフィルタの
出力と、受信信号の平均振幅にしきい値を乗算した値と
を比較して、受信信号からM系列の符号を検出している
ので、受信信号からM系列の信号を確実に検出できる。
この場合、相関検出のための演算処理としては、乗算だ
けで良く、回路規模の大きい除算処理が必要なく、回路
規模が小さく小型でローコストで低消費電力化が図れる
効果がある。
【0109】この場合、受信信号の平均振幅を、複素数
表現された受信信号の実数部の二乗と虚数部の二乗とに
基づいて求めることで、正確に検出された受信信号の平
均振幅に基づいて、相関を検出することができる。
【0110】また、上述した場合に、受信信号の平均振
幅を、複素数表現された受信信号の実数部の絶対値と虚
数部の絶対値とに基づいて求めることで、演算処理のス
テップ数やハードウェアを削減した上で、受信信号の平
均振幅を求めることができ、より簡単に相関を検出でき
るようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明が適用できる無線LANシステムの構
成を示すブロック図である。
【図2】この発明が適用できる無線LANシステムにお
ける無線通信制御端末側の無線通信ユニットの一例のブ
ロック図である。
【図3】OFDM方式の説明に用いるスペクトラム図で
ある。
【図4】この発明が適用できる無線LANシステムにお
けるOFDM方式の説明に用いるブロック図である。
【図5】この発明が適用できる無線LANシステムにお
けるOFDM方式の説明に用いる略線図である。
【図6】この発明が適用できる無線LANシステムにお
ける無線通信制御端末側の無線通信ユニットの一例の説
明に供するブロック図である。
【図7】この発明が適用された相関検出回路の一例のブ
ロック図である。
【図8】この発明が適用された相関検出回路の一例の説
明に用いる波形図である。
【図9】この発明が適用できる無線LANシステムの説
明に用いる略線図である。
【図10】この発明が適用できる無線LANシステムの
説明に用いるシーケンス図である。
【図11】この発明が適用できる無線LANシステムの
説明に用いる略線図である。
【図12】この発明が適用できる無線LANシステムの
説明に用いる略線図である。
【図13】この発明が適用できる無線LANシステムの
説明に用いるスペクトラム図である。
【図14】この発明が適用できる伝送信号の例(PN符
号が2回連続した例)を示す略線図である。
【図15】この発明が適用できる伝送信号の例(PN符
号が3回連続した例)を示す略線図である。
【図16】この発明が適用できる伝送信号の例(OFD
M信号を同期信号とした例)を示す略線図である。
【図17】この発明が適用できるPN符号の発生処理構
成例(LFSRとFIRフィルタを使用した例)を示す
ブロック図である。
【図18】この発明が適用できるPN符号の発生処理構
成例(シフトレジスタを使用した例)を示すブロック図
である。
【図19】図18の例でのPN符号の発生状態を示すタ
イミング図である。
【図20】この発明が適用できるPN符号の発生処理構
成例(ROMを使用した例)を示すブロック図である。
【図21】図20の例でのPN符号の発生状態を示すタ
イミング図である。
【図22】この発明が適用できるPN符号の発生処理構
成例(IFFTを使用した例)を示すブロック図であ
る。
【図23】従来の相関検出回路の一例のブロック図であ
る。
【図24】マッチトフィルタの一例のブロック図であ
る。
【図25】先に提案した相関検出回路の一例のブロック
図である。
【符号の説明】
71・・・相関検出回路、82・・・マッチトフィル
タ、83・・・平均振幅検出回路、84・・・乗算回
路、86・・・比較回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5K022 DD13 DD19 DD32 DD34 EE02 EE33 FF02 5K033 AA04 AA07 CB03 CB15 DA17 DB09 DB10 5K047 AA11 AA15 EE02 GG11 GG34 GG37 HH01 HH15 LL04 LL05 MM62

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受信信号から所定の符号を検出するマッ
    チトフィルタ手段と、 上記受信信号の平均振幅を検出する平均振幅検出手段
    と、 上記平均振幅検出手段の出力にしきい値を乗算する乗算
    手段と、 上記マッチトフィルタ手段の出力と上記乗算手段の出力
    とを比較して相関検出信号を出力する比較手段とを備え
    た相関検出装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の相関検出装置において、 上記平均振幅検出手段は、複素数表現された受信信号の
    実数部の二乗と虚数部の二乗とに基づいて平均振幅を求
    める手段である相関検出装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の相関検出装置において、 上記平均振幅検出手段は、複素数表現された受信信号の
    実数部の絶対値と虚数部の絶対値とに基づいて平均振幅
    を求める手段である相関検出装置。
  4. 【請求項4】 マッチトフィルタにより受信信号から所
    定の符号を検出すると共に、 上記受信信号の平均振幅を検出した後、その平均振幅の
    検出信号にしきい値を乗算し、 この乗算信号と上記マッチトフィルタの出力とを比較
    し、その比較に基づいて相関検出信号を得る相関検出方
    法。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の相関検出方法において、 上記受信信号の平均振幅は、複素数表現された受信信号
    の実数部の二乗と虚数部の二乗とに基づいて求める相関
    検出方法。
  6. 【請求項6】 請求項4記載の相関検出方法において、 上記受信信号の平均振幅は、複素数表現された受信信号
    の実数部の絶対値と虚数部の絶対値とに基づいて求める
    相関検出方法。
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