JP2000231579A - 3次元cad/cae連成システム - Google Patents

3次元cad/cae連成システム

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JP2000231579A
JP2000231579A JP11032589A JP3258999A JP2000231579A JP 2000231579 A JP2000231579 A JP 2000231579A JP 11032589 A JP11032589 A JP 11032589A JP 3258999 A JP3258999 A JP 3258999A JP 2000231579 A JP2000231579 A JP 2000231579A
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Kazushi Haruna
一志 春名
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 接着層により積層された接合部を有する積層
構造体に対しても正確かつ迅速な有限要素解析が可能な
3次元CAD/CAE連成システムを提供する。 【解決手段】 ステップS12、S13において、3次
元形状物の3次元CADデータを中間ファイル形式で出
力し、ステップS14で上記中間ファイルをPre/P
ostプロセッサで読み込む。ステップS15では上記
Pre/Postプロセッサで自動生成された3次元形
状データよりなるマスターモデルにおいて、接着層によ
り積層された接合部における中立面を積層梁理論を用い
て抽出する。ステップS16、S17、S18におい
て、上記接合部の中立面抽出位置に積層シェル要素を生
成させるとともに、非接合部の中立面抽出位置にシェル
要素を生成させ、ステップS19では上記接合部と上記
非接合部の中立面のずれを該当するシェル要素に対して
定義し、有限要素モデルを生成する。ステップS20、
S21、S22、S23では上記有限要素モデルを用い
て有限要素解析を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、3次元CAD(C
omputer Aided Design)/CAE
(Computer Aided Engineeri
ng)連成システムに関するものであり、例えばAut
o CAD(Auto Desk社)などの3次元CA
Dを用いて設計された3次元形状データをIGES(I
nitial Graphics Exchange
Specification)やDXF(Drawin
g Interchange File)、STEP
(Standard for The Exchang
e Product Model Data)などの中
間ファイル形式で出力し、そのファイルをPre/Po
stプロセッサーで読み込むことにより、CAE解析に
おいて用いられるCAE用有限要素法(Finite
Element Method : FEM)モデル作
成のための形状データ(点やカーブで定義されたSur
faceと呼ばれる領域のデータ)を自動生成させ、モ
デル化に要する時間を削減することができる3次元CA
D/CAE連成システムにおいて、特に接着層により積
層された積層構造体を対象とする3次元CAD/CAE
連成システムを実現するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に3次元形状物のFEM解析を行な
う場合、対象物を有限要素(Finite Eleme
nt)と呼ばれる有限の領域に離散化する必要がある。
有限要素の作成には、一般にPre/Postプロセッ
サー(例えば、SDRC社製I−DeasやESP社製
FEMAPなど)と呼ばれるソフトウェアが用いられ
る。図17にPre/Postプロセッサーにおけるモ
デル化の流れを示す。図17において、1はカーブ、2
は点、3は領域平面、4は(有限)要素、5は節点(ノ
ード)であり、Pre/Postプロセッサーを用いて
要素4を生成させるには、モデル化対象における要素生
成領域を定義する必要がある。要素生成領域は、2次元
平面の場合、点2、カーブ1で定義された領域平面3
(Surfaceと呼ぶことにする)、3次元立体の場
合、Surface3で定義された立体(Volume
と呼ぶことにする)が必要となる。図17においては、
まず、ステップS1で各点2の座標を入力し、ステップ
S2〜S4で対象物が2次元平面の場合、点2、カーブ
1で定義された領域平面3、3次元立体の場合、Sur
face3で定義された立体を生成する。次に、ステッ
プS5、S6では要素4の材料特性および形状特性を定
義し、さらにステップS7では要素分割数を定義して、
ステップS8で要素を生成する。このようにして得られ
た要素に対して、境界条件を設定して解析を実行する
(ステップS9、S10)。
【0003】これらのステップを実行するにあたり、こ
れまでは設計図面から座標を作業者が読み取り、手入力
していたが、近年の3次元CADの普及により、自動生
成させることが可能となっている。例えばAuto C
AD(Auto Desk社)などの3次元CADを用
いて設計されたものの3次元形状データをIGESやD
XFなどの中間ファイルに出力し、そのファイルをPr
e/Postプロセッサーで読み込むことができる。読
み込まれたデータは、図18にその一例を示すように、
設計された製品をポイント、カーブで定義した3次元形
状データ(マスターモデル)が含まれている。図18に
示す3次元形状データ(マスターモデル)をもとに、有
限要素を自動生成したものが図19である。最近のPr
e/Postプロセッサーにおいては、図19に示すよ
うに、3次元CADデータから読み取ったVolume
内に四面体要素6を生成させる機能を有しており、従来
手作業で行なっていた図17中のステップS1〜S4、
およびステップS8を自動で行なえる。
【0004】一方、薄板構造物などのモデル化対象物に
おいて、平面応力状態(Planestress)が仮
定できる場合、対象物を2次元平面応力要素(シェル要
素)で離散化(モデル化)できる。シェル要素は通常、
板厚の中間に位置する面(中立面)を作成してメッシュ
を作成する。薄板構造物であれば、十分な精度が得られ
る。板厚方向のモデル化が不要なためメッシュが簡略化
でき、解析時間を短縮できる。
【0005】3次元CADからPre/Postプロセ
ッサーへ渡された3次元形状データ(マスターモデル)
より、中立面を自動的に抽出する方法は、例えば日経メ
カニカル(1996.3.4 No.475 p.6
3)に公開されている。図20、21に示すように、薄
板構造のマスターモデル9において、断面7に対して円
を描写し、その中心を線でつなぐことで中立軸8を抽出
する(円描写法と称する)。このようにして3次元薄板
構造物に対し、円描写法により抽出した中立面10が図
21である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の3次元CAD/
CAE連成システムは以上のようにしてCAEとの連成
を行っていた。次に、薄板構造物において接着層により
積層された接着接合部を含む構造体を対象とする場合の
3次元CAD/CAE連成システムについて説明する。
上記構造体を3次元CADで設計する場合、図22
(b)に示すように、極薄である接着層12は図面化し
ない場合が多く、Pre/Postプロセッサーで読み
込んだマスターモデルに接着層がない形で読み込まれ
る。なお、図22(a)は設計対象である薄板接着継手
であり、図22(b)は3次元CADデータ、図22
(c)はPre/Postプロセッサーで読み込んだマ
スターモデルである。また、図22において、11は被
着体A、12は接着層、13は被着体B、14は3次元
CADデータから読み取ったカーブ、15 3次元CA
Dデータから読み取ったポイントである。
【0007】図23は、Pre/Postプロセッサー
で読み込んだ上記マスターモデルに対して、上下被着体
A、Bの中立面を円描写法で抽出し、シェル要素16、
17を生成したものであるが、図23に示すように、従
来の積層構造体を対象とした3次元CAD/CAE連成
システムでは、接着されていることをモデル化できず、
接着継手であることを考慮した解析が不可能である。
【0008】仮に、図24(a)(b)(c)に示すよ
うに、接着層12を3次元CADで図面化し、Pre/
Postプロセッサーへ読み込めば、接着層18がマス
ターモデルに含まれた状態となる。このようなマスター
モデルに対し、図25(a)に示すように、3次元立体
要素19を生成させることで、接着層を考慮したモデル
化および有限要素解析が可能になる。なお、図25
(b)は立体要素を用いたシングルラップ接着継手モデ
ルの端部に引張荷重20を負荷した場合の変形状態解析
結果を示した図である。
【0009】しかしながら、上記のような方法によりモ
デル化し、有限要素解析を行った場合、極薄である接着
層の厚さが要素分割度合いの基準となるため、解析精度
上大きな縦横比の要素を許容できない立体要素によるモ
デル化では、要素数の膨大化を招き、実製品などの複雑
3次元形状物に適用する場合、計算時間が長くなるばか
りでなく、計算機の容量オーバーにより解析不能になる
ケースが多発する。
【0010】一方、図24(c)に示されるマスターモ
デルに対し、図26に示すように、上下被着体11、1
3および接着層に円描写法を適用し、シェル要素により
モデル化することで、計算量の削減は可能となるが、被
着体11、13の中立面上に生成したシェル要素16、
17、および接着層の中立面上に生成したシェル要素2
1間の結合がなされず、接着されていることをモデル化
することができないという問題がある。
【0011】上記問題点を解決できる有限要素モデリン
グ方法として、“積層シェル要素モデル”が提案されて
いる。図27に示すように、接合部を、被着体11、接
着層12、被着体13の積層板ととらえることにより、
積層理論(LaminateTheory)が適用で
き、積層板としての等価弾性特性(弾性率や線膨張係数
など)を求め、要素特性として与えることでシェル要素
(積層シェル要素と呼ぶことにする)でモデル化(離散
化)することができる。即ち、積層板としてとらえられ
た接合部に対し、円描写法で抽出された面上に積層シェ
ル要素25を生成することにより、接合部を積層シェル
要素化し、非接合部に対しては被着体11、13の中立
面にシェル要素22、23を生成し、積層シェル要素2
5との間に生じたギャップは、節点間の剛体リンク26
で結合する。
【0012】しかしながら、こような方法によりモデル
化し、有限要素解析を行った場合、接合部に対し、円描
写法で抽出した中立面の位置は、接合部すべての板厚の
1/2の位置(すなわち図心)となるが、被着体11、
13の材質および板厚が同一でない限り、接合部の真の
中立面24は図心を通らない。そのため、円描写法で抽
出した位置に積層シェル要素25を生成させた場合、真
の中立面24との間にずれが生じ、正確な有限要素解析
が不可能であるという問題があった。
【0013】この発明は、上記のような課題を解消する
ためになされたものであり、接着層により積層された接
合部を有する積層構造体に対しても正確かつ迅速な有限
要素解析が可能な3次元CAD/CAE連成システムを
提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】この発明の第1の構成に
よる3次元CAD/CAE連成システムは、3次元形状
物の3次元CADデータを、中間ファイル形式で出力す
る手段、上記中間ファイルをPre/Postプロセッ
サで読み込む手段、上記Pre/Postプロセッサで
自動生成されたマスターモデルにおいて、接着層により
積層された接合部における中立面を積層梁理論を用いて
抽出する手段、上記接合部の中立面抽出位置に積層シェ
ル要素を生成させる手段、および上記積層シェル要素を
用いて有限要素モデルを生成する手段を備えたものであ
る。
【0015】また、この発明の第2の構成による3次元
CAD/CAE連成システムは、3次元形状物の3次元
CADデータより、接着層により積層された接合部にお
ける中立面を積層梁理論を用いて抽出する手段、上記中
立面抽出位置を含む3次元CADデータを中間ファイル
形式で出力する手段、上記中間ファイルをPre/Po
stプロセッサで読み込む手段、および上記Pre/P
ostプロセッサで自動生成されたマスターモデルにお
いて、上記接合部の中立面抽出位置に積層シェル要素を
生成させる手段、および上記積層シェル要素を用いて有
限要素モデルを生成する手段を備えたものである。
【0016】また、この発明の第3の構成による3次元
CAD/CAE連成システムは、第1または第2の構成
において、接合部の中立面抽出位置に積層シェル要素を
生成させるとともに、非接合部の中立面抽出位置にシェ
ル要素を生成させる手段、および上記接合部と上記非接
合部の中立面のずれを該当するシェル要素に対して定義
し、有限要素モデルを生成する手段を備えたものであ
る。
【0017】また、この発明の第4の構成による3次元
CAD/CAE連成システムは、第1ないし第3のいず
れかの構成において、生成した有限要素モデルを用いて
有限要素解析を行う手段を備えたものである。
【0018】また、この発明の第5の構成による3次元
CAD/CAE連成システムは、第1ないし第4のいず
れかの構成において、3次元形状物が、繊維強化プラス
チックよりなる積層構造を有する構造体であるものであ
る。
【0019】
【発明の実施の形態】実施の形態1.前述したように、
積層構造体における構造解析において、均一材の場合
は、接合部における中立面は断面の図心を通るが、通常
の積層板の場合、対称積層など特殊な積層構成を除き、
図心を通らない。そのため、従来のように円描写法で中
立面を求めることができない。本発明では積層梁理論に
より中立面を抽出して、積層シェル要素生成位置を正確
に決定するとともに、このような積層シェル要素モデル
を用いて、3次元CADを用いた設計からCAEによる
構造解析シミュレーション(線形および非線形応力解析
や熱応力解析など)までを正確かつ迅速に、自動で実施
可能とするものである。
【0020】以下に本発明の実施の形態を説明する。図
1は積層梁理論による中立面について説明する説明図で
あり、n層からなる積層板の断面に対し、任意の軸y、
zをとったものである。図1において、27aは1層目
の積層、27bは2層目の積層、27cはn層目の積
層、28は積層板の中立面であり、例えば文献「FRP
構造強度計算の実際」(植村益次著、P.58、198
4)に記載されるように、各層の、弾性率、厚さをそれ
ぞれExi、Aiとすると、積層板の中立面28の位置
【0021】
【数1】
【0022】として与えられる。従来の円描写法ではな
く、上記式(1)を用いて積層板の中立面の位置を決定
することにより、真の積層シェル要素24生成位置を決
定することができる。
【0023】図2に、本発明の実施の形態1による3次
元CAD/CAE連成システムのフローチャートを示
す。本実施の形態では、図22に示すようなシングルラ
ップ接着継手への適用例を示す。ステップS12におい
て対象物を3次元CADで設計し、IGES、DXFな
どの中間ファイルを出力(ステップS13)した後、P
re/Postプロセッサーへ中間ファイルを読み込む
(ステップS14)と、図22(c)のようにポイント
およびカーブで定義した形状データを受け渡すことがで
きる。このようにして得られたマスターモデルにおける
接合部に対し、前述の積層梁理論を適用して中立面の位
置を決定する(ステップS15)。例えば、板厚3.2
mmの鋼鈑(弾性率21000kgf/mm2)と板厚
1.6mmのアルミニウム板(弾性率7000kgf/
mm2)を0.2mm厚の接着剤(弾性率103kgf
/mm2)で接合した場合、式(1)より、中立面の位
置は、1.97mmとなる。仮に円描写法で抽出する
と、2.5mmとなり、誤差が生じる。接合部には、抽
出した位置に積層板としての等価剛性を有した積層シェ
ル要素を、非接合部には、従来と同様の方法により中立
面を決定し、被着体の材料定数を有したシェル要素を生
成させる(それぞれステップS16、S17、S1
8)。さらに、被着体A、Bの中立面と接合部の中立面
とのずれをシェル要素中立面のオフセットとして定義す
る(ステップS19)。これにより図3に示すような有
限要素モデルが作成できる。図3において、29はグリ
ップ部、30はモデルに負荷した引張荷重である。この
モデルに拘束条件および例えば荷重などの境界条件を定
義(ステップS20)し、有限要素解析を行なう(ステ
ップS21)。有限要素解析は、例えばMSC/NAS
TRANやADINA、COSMOS、ANSYSなど
の汎用構造解析プログラムが利用できる。解析結果とし
て、例えば要素応力や節点変位などをPre/Post
プロセッサーで読み込み(ステップS22)、例えば応
力分布図や変形図の表示により解析結果の可視化を行な
う(ステップS23)。
【0024】図4に、シングルラップ接着継手の端部を
拘束し、他端に引張荷重を負荷した際の、変形状態解析
結果を示す。接合されていることにより上下被着体の中
立面のずれが生じ、その結果曲げモーメントによる曲げ
変形が生じていることをシェル要素単層で解析できてい
る。接合部においては、要素歪から歪−応力変換を用い
て各層面内の応力を求めることができるため、接着層面
内のみの応力分布図の作成も可能である(図5)。
【0025】図6、図7は本実施の形態に係わる積層シ
ェル要素モデルによる解析結果と従来の立体要素モデル
による解析結果とを比較した図である。図6に示すよう
に、変形量を従来の立体要素モデル解析結果と比較して
もほぼ同様の結果が得られている。一方、図7に示すよ
うに、計算時間は、立体要素モデルに対し、約1/20
0の短縮が可能である。この計算量の削減により、複雑
三次元形状を呈する実機形状での接着構造体の有限要素
解析が可能となる。
【0026】なお、本実施の形態において、被着体1
1、13は金属材料を積層したものを対象としたが、例
えば一方向カーボン繊維やガラス繊維、アラミド繊維な
どで強化されたプラスチック積層板の場合でも適用可能
である。
【0027】実施の形態2.図8は本発明の実施の形態
2による3次元CAD/CAE連成システムのフローチ
ャートである。本実施の形態では、ステップS12にお
いて対象物を3次元CADで設計した後、構成部材の接
合部に対し、前述の積層梁理論を適用して中立面を抽出
する(ステップS15)。即ち、図22(a)に示すよ
うなシングルラップ接着継手の場合、図22(b)に示
される3次元CADデータの接合部に対して、積層梁理
論を適用して中立面を抽出する。その後、接合部の中立
面抽出位置を含む3次元CADデータを、IGES、D
XFなどの中間ファイル形式で出力し(ステップS1
3)、Pre/Postプロセッサーへ中間ファイルを
読み込む(ステップS14)と、ポイントおよびカーブ
で定義した形状データを受け渡すことができる。上記接
合部の中立面抽出位置は、正しい位置で定義されたポイ
ントおよびカーブとしてPre/Postプロセッサー
上にとりこまれる。このようにして得られたマスターモ
デルに対し、接合部には、前述の中立面抽出位置に積層
板としての等価剛性を有した積層シェル要素を、非接合
部には、被着体の材料定数を有したシェル要素を生成さ
せる(それぞれステップS16、S17、S18)。さ
らに、被着体A、Bの中立面と接合部の中立面とのずれ
をシェル要素中立面のオフセットとして定義する(ステ
ップS19)。これにより実施の形態1と同様の有限要
素モデルが作成できる。このモデルに実施の形態1と同
様、拘束条件および例えば荷重などの境界条件を定義
(ステップS20)し、有限要素解析を行なう(ステッ
プS21〜S23)。
【0028】本実施の形態2による解析結果は、実施の
形態1と同様、従来の立体要素モデル解析結果とほぼ同
様の結果となり、計算時間も著しく短縮する。
【0029】実施の形態3.本実施の形態では、上記実
施の形態1または2のシステムを用いて、ハット型補強
を接着した構造パネルの解析事例を示す。図9はハット
型補強を接着した構造パネルの3次元CADによる設計
においてその形状を示した図であり、ハット型補強と構
造パネル間が接着接合されている。図9では対称性を利
用して1/2に分割している。図において、31は接着
接合部、32は構造パネル、33はハット型補強、34
はL字型補強である。図10はハット型補強を接着した
構造パネルの解析において接着部を示した図であり、接
着部には積層シェル要素を生成させ、その他は、パネル
材の機械的特性を有したシェル要素を生成させる。図1
1は生成した有限要素モデルである。
【0030】本モデルにより、接着接合された構造パネ
ルの剛性や接合部の強度評価など、仮想試作が正確かつ
迅速に実施できるとともに低コストで実施できる。
【0031】なお、本実施の形態において、構造パネル
が、例えば一方向カーボン繊維やガラス繊維、アラミド
繊維などで強化されたプラスチック積層板の場合でも適
用可能である。
【0032】実施の形態4.本実施の形態では、上記実
施の形態1のシステムを用いて、接着接合を適用して組
み立てられた制御盤への適用事例を示す。3次元CAD
で設計された制御盤の各部品を、IGES形式の中間フ
ァイルを通して、例えばFEMAP(ESP社)などの
Pre/Postプロセッサーで読み込んだ状態を図1
2および図13に示す。図14は底板と側板の接合部を
示す。これら3次元形状データをマスターモデルとして
作成した有限要素モデルを図15(a)に示す。図15
(b)は図15(a)において、接合部(積層シェル要
素)と非接合部(シェル要素)の領域を色分けで示した
図であるり、35は積層シェル要素領域、36は非接合
部領域である。図16は本発明によるシステムを用いて
制御盤の変形解析を行った解析結果を示した図であり、
37は変形前、38は変形後の状態を示す。複雑3次元
形状である接着構造体をシェル要素単層でモデル化でき
ていることがわかる。
【0033】本モデルにより、接着接合された制御盤の
剛性や接合部の強度評価など、仮想試作が正確かつ迅速
に実施できるとともに低コストで実施できる。
【0034】なお、本実施の形態において、制御盤の各
部品が、例えば一方向カーボン繊維やガラス繊維、アラ
ミド繊維などで強化されたプラスチック積層板で構成さ
れる場合でも適用可能である。
【0035】
【発明の効果】この発明の第1の構成による3次元CA
D/CAE連成システムによれば、3次元形状物の3次
元CADデータを、中間ファイル形式で出力する手段、
上記中間ファイルをPre/Postプロセッサで読み
込む手段、上記Pre/Postプロセッサで自動生成
されたマスターモデルにおいて、接着層により積層され
た接合部における中立面を積層梁理論を用いて抽出する
手段、上記接合部の中立面抽出位置に積層シェル要素を
生成させる手段、および上記積層シェル要素を用いて有
限要素モデルを生成する手段を備えたので、3次元CA
Dデータから正確な積層シェル要素モデルが作成でき、
このモデルを用いて有限要素解析(応力解析、熱伝導解
析、熱応力解析、固有値解析、動解析など)を行うこと
により、コンピュータ上での仮想試作を正確かつ迅速に
行えるとともに、低コストで行うことができる。特に、
通常の立体要素モデルでは計算量の膨大化を招く複雑3
次元形状を示す実機等の接着構造体や積層板に対して
も、正確かつ迅速な有限要素解析が可能となる。
【0036】この発明の第2の構成による3次元CAD
/CAE連成システムによれば、3次元形状物の3次元
CADデータより、接着層により積層された接合部にお
ける中立面を積層梁理論を用いて抽出する手段、上記中
立面抽出位置を含む3次元CADデータを中間ファイル
形式で出力する手段、上記中間ファイルをPre/Po
stプロセッサで読み込む手段、上記Pre/Post
プロセッサで自動生成されたマスターモデルにおいて、
上記接合部の中立面抽出位置に積層シェル要素を生成さ
せる手段、および上記積層シェル要素を用いて有限要素
モデルを生成する手段を備えたので、第1の構成による
3次元CAD/CAE連成システムと同様の効果があ
る。
【0037】この発明の第3の構成による3次元CAD
/CAE連成システムによれば、第1または第2の構成
において、接合部の中立面抽出位置に積層シェル要素を
生成させるとともに、非接合部の中立面抽出位置にシェ
ル要素を生成させる手段、および上記接合部と上記非接
合部の中立面のずれを該当するシェル要素に対して定義
し、有限要素モデルを生成する手段を備えたので、接合
部と非接合部とで構成される複雑な3次元形状物に対し
ても、正確かつ迅速な有限要素解析が可能となる。
【0038】この発明の第4の構成による3次元CAD
/CAE連成システムによれば、第1ないし第3のいず
れかの構成において、生成した有限要素モデルを用いて
有限要素解析を行う手段を備えたので、正確かつ迅速な
有限要素解析が可能となる。
【0039】この発明の第5の構成による3次元CAD
/CAE連成システムによれば、3次元形状物が、繊維
強化プラスチックよりなる積層構造を有する構造体であ
るので、上記構造体において正確かつ迅速な有限要素解
析が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1に係わる積層梁理論に
おける中立面を説明する説明図である。
【図2】 本発明の実施の形態1による3次元CAD/
CAE連成システムにおけるフローチャートを示す図で
ある。
【図3】 本発明の実施の形態1による3次元CAD/
CAE連成システムにより作成した有限要素モデルを示
す図である。
【図4】 本発明の実施の形態1による3次元CAD/
CAE連成システムにおける変形状態の解析結果を示す
図である。
【図5】 本発明の実施の形態1による3次元CAD/
CAE連成システムにおける変形状態の解析結果を示す
図であり、接着層面内の最大主応力分布を示す図であ
る。
【図6】 本発明の実施の形態1に係わる積層シェル要
素モデルによる解析結果と従来の立体要素モデルによる
解析結果とを比較した図である。
【図7】 本発明の実施の形態1に係わる積層シェル要
素モデルによる解析時間と従来の立体要素モデルによる
解析時間とを比較した図である。
【図8】 本発明の実施の形態2による3次元CAD/
CAE連成システムにおけるフローチャートを示す図で
ある。
【図9】 本発明の実施の形態3に係わるハット型補強
を接着した構造パネルの3次元CADによる設計におい
てその形状を示す図である。
【図10】 本発明の実施の形態3に係わるハット型補
強を接着した構造パネルの解析において接着部を示す図
である。
【図11】 本発明の実施の形態3に係わるハット型補
強を接着した構造パネルの有限要素モデルを示す図であ
る。
【図12】 本発明の実施の形態4に係わる接着接合を
適用した制御盤の3次元CAD設計データのうち、底板
のデータを中間ファイルで出力し、Pre/Postプ
ロセッサーで読み込んだ状態を示す図である。
【図13】 本発明の実施の形態4に係わる接着接合を
適用した制御盤の3次元CAD設計データのうち、底板
および側板のデータを中間ファイルで出力し、Pre/
Postプロセッサーで読み込んだ状態を示す図であ
る。
【図14】 本発明の実施の形態4に係わる接着接合を
適用した制御盤の3次元CAD設計データのうち、底板
および側板のデータを中間ファイルで出力し、Pre/
Postプロセッサーで読み込んだ状態において、接合
部を示す図である。
【図15】 本発明の実施の形態4に係わる接着接合を
適用した制御盤の有限要素モデルを示す図である。
【図16】 本発明の実施の形態4に係わる制御盤の変
形解析の結果を示す図である。
【図17】 Pre/Postプロセッサーにおけるモ
デル化の流れを示す図である。
【図18】 3次元CADの出力である中間ファイルを
Pre/Postプロセッサーで読み込んだ状態を示す
図である。
【図19】 Pre/Postプロセッサーで読み込ま
れた3次元形状データに基づいて生成された有限要素を
示す図である。
【図20】 円描写法による中立面の抽出を説明する図
である。
【図21】 3次元薄板構造物の中立面を円描写法によ
り抽出した事例を示す図である。
【図22】 薄板構造物において接着層により積層され
た接着接合部を含む構造体において、接着層が図面化さ
れていない3次元CADによる設計とPre/Post
プロセッサーへ読み込んだ状態を示す図である。
【図23】 Pre/Postプロセッサーに読み込ま
れた3次元形状データに対して円描写法により抽出した
中立面上にシェル要素を生成させた図である。
【図24】 薄板構造物において接着層により積層され
た接着接合部を含む構造体において、接着層が図面化さ
れている3次元CADによる設計とPre/Postプ
ロセッサーへ読み込んだ状態を示す図である。
【図25】 Pre/Postプロセッサーに読み込ま
れた3次元形状データ中に立体要素を生成させて作成し
た有限要素モデル、および変形状態解析結果を示す図で
ある。
【図26】 薄板構造物において接着層により積層され
た接着接合部を含む構造体において、接着層が図面化さ
れている3次元CADによる出力ファイルをPre/P
ostプロセッサーへ読み込み、円描写法により、被着
体および接着層の中立面を抽出し、それぞれにシェル要
素を生成させた図である。
【図27】 円描写法により得られる中立面の位置と接
合部の真の中立面とのずれを示す図である。
【符号の説明】
1 カーブ、2 点、3 Surface、4 (有
限)要素、5 節点(ノード)、6 四面体立体要素、
7 断面、8 中立軸、9 マスターモデル、10 円
描写法により抽出した中立面、11 被着体A、12
接着層、13 被着体B、14 3次元CADデータか
ら読み取ったカーブ、15 3次元CADデータから読
み取ったポイント、16 被着体Aの中立面上に生成し
たシェル要素(平面応力要素)、17 被着体Bの中立
面上に生成したシェル要素(平面応力要素)、18 3
次元CADから読み込まれた接着層、19 Volum
e内に生成した立体要素、20 モデルに負荷した引張
荷重、21 接着層の中立面上に生成したシェル要素
(平面応力要素)、22 積層部の中立面上に生成され
た被着体A側非接合部のシェル要素(平面応力要素)、
23 積層部の中立面上に生成された被着体B側非接合
部のシェル要素(平面応力要素)、24 接合部の真の
中立面、25 円描写法で抽出された面上に生成された
積層シェル要素、26 節点間の剛体リンク、27a
1層目の積層、27b 2層目の積層、27c n層目
の積層、28 積層板の中立面、29 グリップ部、3
0 モデルに負荷した引張荷重、31 接着接合部、3
2 構造パネル、33 ハット型補強、34 L字型補
強、35 積層シェル要素領域、36 非接合部領域、
37変形前、38 変形後。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 3次元形状物の3次元CADデータを、
    中間ファイル形式で出力する手段、上記中間ファイルを
    Pre/Postプロセッサで読み込む手段、上記Pr
    e/Postプロセッサで自動生成された3次元形状デ
    ータよりなるマスターモデルにおいて、接着層により積
    層された接合部における中立面を積層梁理論を用いて抽
    出する手段、上記接合部の中立面抽出位置に積層シェル
    要素を生成させる手段、および上記積層シェル要素を用
    いて有限要素モデルを生成する手段を備えたことを特徴
    とする3次元CAD/CAE連成システム。
  2. 【請求項2】 3次元形状物の3次元CADデータよ
    り、接着層により積層された接合部における中立面を積
    層梁理論を用いて抽出する手段、上記中立面抽出位置を
    含む3次元CADデータを中間ファイル形式で出力する
    手段、上記中間ファイルをPre/Postプロセッサ
    で読み込む手段、上記Pre/Postプロセッサで自
    動生成されたマスターモデルにおいて、上記接合部の中
    立面抽出位置に積層シェル要素を生成させる手段、およ
    び上記積層シェル要素を用いて有限要素モデルを生成す
    る手段を備えたことを特徴とする3次元CAD/CAE
    連成システム。
  3. 【請求項3】 接合部の中立面抽出位置に積層シェル要
    素を生成させるとともに、非接合部の中立面抽出位置に
    シェル要素を生成させる手段、および上記接合部と上記
    非接合部の中立面のずれを該当するシェル要素に対して
    定義し、有限要素モデルを生成する手段を備えたことを
    特徴とする請求項1または2記載の3次元CAD/CA
    E連成システム。
  4. 【請求項4】 生成した有限要素モデルを用いて有限要
    素解析を行う手段を備えたことを特徴とする請求項1な
    いし3のいずれかに記載の3次元CAD/CAE連成シ
    ステム。
  5. 【請求項5】 3次元形状物は、繊維強化プラスチック
    よりなる積層構造を有する構造体であることを特徴とす
    る請求項1ないし4のいずれかに記載の3次元CAD/
    CAE連成システム。
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