JP2000227604A - 液晶表示装置 - Google Patents
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 シールド枠と回路基板との接続をハンダ付け
無しで行うことにより、簡単な構造で廉価なアース構造
を有する液晶表示装置を提供する。 【解決手段】 面部と側壁部とを有する導電性のシール
ド枠に少なくとも液晶表示ユニットと前記液晶表示ユニ
ットを駆動制御するための回路を有するプリント回路基
板が収納された構成を成す液晶表示装置に於いて、シー
ルド枠３の前記側壁部（フランジ）１６Ｂの少なくとも
一部から前記面部（背板）１４の一部にかけて少なくと
も１箇所以上の立上げ切欠き部が設けられており前記立
上げ切欠き部に導電性ばね部材（コイルばね）２１を配
設することにより前記プリント基板５とシールド枠３、
２の電気的導通を得たことを特徴とする液晶表示装置
１。
無しで行うことにより、簡単な構造で廉価なアース構造
を有する液晶表示装置を提供する。 【解決手段】 面部と側壁部とを有する導電性のシール
ド枠に少なくとも液晶表示ユニットと前記液晶表示ユニ
ットを駆動制御するための回路を有するプリント回路基
板が収納された構成を成す液晶表示装置に於いて、シー
ルド枠３の前記側壁部（フランジ）１６Ｂの少なくとも
一部から前記面部（背板）１４の一部にかけて少なくと
も１箇所以上の立上げ切欠き部が設けられており前記立
上げ切欠き部に導電性ばね部材（コイルばね）２１を配
設することにより前記プリント基板５とシールド枠３、
２の電気的導通を得たことを特徴とする液晶表示装置
１。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、モニター等に用い
る液晶表示ユニットでハンダ付けをなくしたアース構造
を有する液晶表示装置に関する。
る液晶表示ユニットでハンダ付けをなくしたアース構造
を有する液晶表示装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、ゲーム機や装置等のモニターに用
いる液晶表示装置は、液晶表示面以外、一般に人目に触
れることがない。従ってその外観は、スズメッキ鋼板
（ＳＰＴＥ材）等の鋼板を適宜な形状に打ち抜き、箱状
に折り曲げてフレーム枠としていた。また該フレーム枠
は、液晶表示装置に内蔵の電子部品から発生するノイズ
や外部の静電気によるノイズから液晶表示パネルの画面
の乱れを保護するシールド枠の役割をも果たしている。
そして電子部品を配設したプリント回路基板とシールド
枠とのアース構造は、ハンダ付けにより導通することが
一般的であった。
いる液晶表示装置は、液晶表示面以外、一般に人目に触
れることがない。従ってその外観は、スズメッキ鋼板
（ＳＰＴＥ材）等の鋼板を適宜な形状に打ち抜き、箱状
に折り曲げてフレーム枠としていた。また該フレーム枠
は、液晶表示装置に内蔵の電子部品から発生するノイズ
や外部の静電気によるノイズから液晶表示パネルの画面
の乱れを保護するシールド枠の役割をも果たしている。
そして電子部品を配設したプリント回路基板とシールド
枠とのアース構造は、ハンダ付けにより導通することが
一般的であった。
【０００３】以下、従来のアース構造を有する液晶表示
装置について、例えば図７に示すものがある。図７は従
来の液晶表示装置における要部斜視図である。液晶表示
装置１１０は、表シールド枠１１２と裏シールド枠１１
３により形成されるフレーム枠１１１の内部空間に液晶
表示ユニット１１４と電子回路基板であるプリント回路
基板（以下、ＰＣＢと言う。）１１５及び表枠と裏枠よ
りなる枠体１１６内部に照明ユニット１１７を収納配設
して大略なる。
装置について、例えば図７に示すものがある。図７は従
来の液晶表示装置における要部斜視図である。液晶表示
装置１１０は、表シールド枠１１２と裏シールド枠１１
３により形成されるフレーム枠１１１の内部空間に液晶
表示ユニット１１４と電子回路基板であるプリント回路
基板（以下、ＰＣＢと言う。）１１５及び表枠と裏枠よ
りなる枠体１１６内部に照明ユニット１１７を収納配設
して大略なる。
【０００４】上記した電気的に導通する部材よりなる表
シールド枠１１２は、表示窓１１２Ａを有するととも
に、外縁にフランジ１１８を形成し、該フランジ１１８
に係止突起１１８ａとアース突起１１８ｂを突設してな
る。また裏シールド枠１１３は、背板１１９と外縁にフ
ランジ１２０を一体に形成し、該フランジ１２０に係止
孔１２０ａを穿孔するとともに凹部１２０ｂを設けてな
る。また表シールド枠１１２の外形寸法と裏シールド枠
１１３の内形寸法は、略一致している。そして表シール
ド枠１１２と裏シールド枠１１３は、係止突起１１８ａ
が係止孔１２０ａに係止されてフレーム枠１１１を構成
する。
シールド枠１１２は、表示窓１１２Ａを有するととも
に、外縁にフランジ１１８を形成し、該フランジ１１８
に係止突起１１８ａとアース突起１１８ｂを突設してな
る。また裏シールド枠１１３は、背板１１９と外縁にフ
ランジ１２０を一体に形成し、該フランジ１２０に係止
孔１２０ａを穿孔するとともに凹部１２０ｂを設けてな
る。また表シールド枠１１２の外形寸法と裏シールド枠
１１３の内形寸法は、略一致している。そして表シール
ド枠１１２と裏シールド枠１１３は、係止突起１１８ａ
が係止孔１２０ａに係止されてフレーム枠１１１を構成
する。
【０００５】次に液晶表示ユニット１１４は、液晶表示
パネル１２５を有し、フレキシブル回路基板（以下、Ｆ
ＰＣと言う。）１２７を介して電子回路を配設したＰＣ
Ｂ１１５と接続されている。該ＰＣＢ１１５は、凹部に
アース電極１２８を有している。一方、照明ユニット１
１７は、プリズムシート１２９と拡散板１３０と導光板
１３１及び反射板１３２よりなる。また該照明ユニット
１１６は、外縁に蛍光管１３３を配設してなる。そし
て、照明ユニット１１７は、液晶表示ユニット１１４
と、ＰＣＢ１１５により挟持されネジ１３４で固定す
る。上記の如く構成された液晶表示装置１１０のアース
構造は、アース電極１２８にアース突起１１８ｂとをハ
ンダ付けして導通をとり、アース機能を有することにな
る。
パネル１２５を有し、フレキシブル回路基板（以下、Ｆ
ＰＣと言う。）１２７を介して電子回路を配設したＰＣ
Ｂ１１５と接続されている。該ＰＣＢ１１５は、凹部に
アース電極１２８を有している。一方、照明ユニット１
１７は、プリズムシート１２９と拡散板１３０と導光板
１３１及び反射板１３２よりなる。また該照明ユニット
１１６は、外縁に蛍光管１３３を配設してなる。そし
て、照明ユニット１１７は、液晶表示ユニット１１４
と、ＰＣＢ１１５により挟持されネジ１３４で固定す
る。上記の如く構成された液晶表示装置１１０のアース
構造は、アース電極１２８にアース突起１１８ｂとをハ
ンダ付けして導通をとり、アース機能を有することにな
る。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来の液晶表示装置１１０にあっては、表裏シールド
枠１１２、１１３は、錆を防ぐためスズメッキ鋼板（Ｓ
ＰＴＥ材）等の鋼板を用いていたため、作業中に手で持
つと指紋がつき外観品質の低下を招いた。上記欠点を解
消するため表裏シールド枠１１２、１１３は、部材とし
て亜鉛メッキ鋼板を用いて上記欠点を解消するに至った
が、新たに上記アース部が、絶縁特性を有する亜鉛メッ
キにより裏シールド枠１１３にハンダ付け出来なくなっ
た等の新たな問題点が発生した。
た従来の液晶表示装置１１０にあっては、表裏シールド
枠１１２、１１３は、錆を防ぐためスズメッキ鋼板（Ｓ
ＰＴＥ材）等の鋼板を用いていたため、作業中に手で持
つと指紋がつき外観品質の低下を招いた。上記欠点を解
消するため表裏シールド枠１１２、１１３は、部材とし
て亜鉛メッキ鋼板を用いて上記欠点を解消するに至った
が、新たに上記アース部が、絶縁特性を有する亜鉛メッ
キにより裏シールド枠１１３にハンダ付け出来なくなっ
た等の新たな問題点が発生した。
【０００７】本発明は、上記の問題点に着目して成され
たものであって、その目的とするところは、液晶表示装
置のシールド枠に絶縁特性を有する亜鉛メッキ鋼板を用
いてもハンダ付けすることなく、簡単な構造で廉価なア
ース構造を有する液晶表示装置を提供することにある。
たものであって、その目的とするところは、液晶表示装
置のシールド枠に絶縁特性を有する亜鉛メッキ鋼板を用
いてもハンダ付けすることなく、簡単な構造で廉価なア
ース構造を有する液晶表示装置を提供することにある。
【０００８】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明に係わる液晶表示装置は、面部と側壁部と
を有する導電性のシールド枠に少なくとも液晶表示ユニ
ットと前記液晶表示ユニットを駆動制御するための回路
を有するプリント回路基板が収納された構成を成す液晶
表示装置に於いて、前記シールド枠の前記側壁部の少な
くとも一部から前記面部の一部にかけて少なくとも１箇
所以上の立上げ切欠き部が設けられており前記立上げ切
欠き部に導電性ばね部材を配設することにより前記プリ
ント基板と前記シールド枠の電気的導通を得たことを特
徴とする。
めに、本発明に係わる液晶表示装置は、面部と側壁部と
を有する導電性のシールド枠に少なくとも液晶表示ユニ
ットと前記液晶表示ユニットを駆動制御するための回路
を有するプリント回路基板が収納された構成を成す液晶
表示装置に於いて、前記シールド枠の前記側壁部の少な
くとも一部から前記面部の一部にかけて少なくとも１箇
所以上の立上げ切欠き部が設けられており前記立上げ切
欠き部に導電性ばね部材を配設することにより前記プリ
ント基板と前記シールド枠の電気的導通を得たことを特
徴とする。
【０００９】また、前記立上げ切欠き部が側壁に沿った
方向に１回以上曲げられかつ前記立上げ切欠き部の先端
部が前記プリント基板の面に対して略垂直に対向したこ
とを特徴とする。
方向に１回以上曲げられかつ前記立上げ切欠き部の先端
部が前記プリント基板の面に対して略垂直に対向したこ
とを特徴とする。
【００１０】また、前記立上げ切欠き部が前記側壁に沿
った方向に曲げられ次ぎに前記面部に沿った方向に曲げ
られ次ぎに前記側壁部に沿った方向に曲げられたことを
特徴とする。
った方向に曲げられ次ぎに前記面部に沿った方向に曲げ
られ次ぎに前記側壁部に沿った方向に曲げられたことを
特徴とする。
【００１１】また、前記立上げ切欠き部の先端部が細く
形成することでアース突起部を形成し前記アース突起部
に導電性バネ部材を係合させたことを特徴とする。
形成することでアース突起部を形成し前記アース突起部
に導電性バネ部材を係合させたことを特徴とする。
【００１２】また、前記アース突起部と対向する位置の
前記電子回路基板には穴が配設されてなり前記穴の周囲
には前記導電性バネ部材と電気的に導通するための電気
配線が配設されていることを特徴とする。
前記電子回路基板には穴が配設されてなり前記穴の周囲
には前記導電性バネ部材と電気的に導通するための電気
配線が配設されていることを特徴とする。
【００１３】また、前記アース突起部と対向する位置の
前記電子回路基板には穴が配設されてなり前記穴の周囲
及び穴の内部には導電部材を配設することでスルーホー
ルを形成してなり前記スルーホールと前記導電性バネ部
材とが電気的に導通されていることを特徴とする。
前記電子回路基板には穴が配設されてなり前記穴の周囲
及び穴の内部には導電部材を配設することでスルーホー
ルを形成してなり前記スルーホールと前記導電性バネ部
材とが電気的に導通されていることを特徴とする。
【００１４】また、前記アース突起部に配設した導電性
ばね部材が導電金属材料よりなることを特徴とする。
ばね部材が導電金属材料よりなることを特徴とする。
【００１５】また、前記アース突起部に配設した導電性
ばね部材が線条鋼材にニッケル鍍金した材料よりなるこ
とを特徴とする。
ばね部材が線条鋼材にニッケル鍍金した材料よりなるこ
とを特徴とする。
【００１６】また、前記アース突起部に配設した導電性
ばね部材が線条鋼材に金鍍金した材料よりなることを特
徴とする。
ばね部材が線条鋼材に金鍍金した材料よりなることを特
徴とする。
【００１７】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例１を図１乃
至図６に基づいて説明する。図１は本発明に係わる液晶
表示装置の正面図、図２は同液晶表示装置の裏面図、図
３は図１のＡ−Ａ線に沿う一部省略した断面図、図４
は、同液晶表示装置の分解斜視図、図５は、同液晶表示
装置の裏シールド枠の展開図、図６は、図４のイ部の拡
大図である。
至図６に基づいて説明する。図１は本発明に係わる液晶
表示装置の正面図、図２は同液晶表示装置の裏面図、図
３は図１のＡ−Ａ線に沿う一部省略した断面図、図４
は、同液晶表示装置の分解斜視図、図５は、同液晶表示
装置の裏シールド枠の展開図、図６は、図４のイ部の拡
大図である。
【００１８】本発明に係わる液晶表示装置１は、図１乃
至図４に示すように表シールド枠２と裏シールド枠３の
内部にＦＰＣ２７と液晶表示パネル２５を有する液晶表
示ユニット４と電子回路基板であるプリント基板５及び
照明ユニット６より大略構成される。
至図４に示すように表シールド枠２と裏シールド枠３の
内部にＦＰＣ２７と液晶表示パネル２５を有する液晶表
示ユニット４と電子回路基板であるプリント基板５及び
照明ユニット６より大略構成される。
【００１９】詳しくは、図３及び図４に示すように表シ
ールド枠２は、表示窓１１と左右にフランジ１２と上下
にフランジ１３を成形するとともに、それぞれ係止突起
１２ｂと係止孔１３ａを一体に有する。次に裏シールド
枠３は、背板１４と左右にフランジ１５と上フランジ１
６Ａ、下フランジ１６Ｂを形成するとともに、該フラン
ジ１５は，係止孔１５ａと装置へ液晶表示装置１を取付
けるための孔を穿孔したフランジ１７を一体に有する。
そして背板１４と左右フランジ１５及び上下フランジ１
６Ａ、１６Ｂにより収納部１８が形成される。また収納
部１８は、上記した表シールド枠２の外寸と略同一の内
寸を有する。さらに収納部１８は、背板１４と下フラン
ジ１６Ｂの二面に渡って後述するコネクタ接続用の作業
孔１９と屈曲したアース部２０を一体に有する。
ールド枠２は、表示窓１１と左右にフランジ１２と上下
にフランジ１３を成形するとともに、それぞれ係止突起
１２ｂと係止孔１３ａを一体に有する。次に裏シールド
枠３は、背板１４と左右にフランジ１５と上フランジ１
６Ａ、下フランジ１６Ｂを形成するとともに、該フラン
ジ１５は，係止孔１５ａと装置へ液晶表示装置１を取付
けるための孔を穿孔したフランジ１７を一体に有する。
そして背板１４と左右フランジ１５及び上下フランジ１
６Ａ、１６Ｂにより収納部１８が形成される。また収納
部１８は、上記した表シールド枠２の外寸と略同一の内
寸を有する。さらに収納部１８は、背板１４と下フラン
ジ１６Ｂの二面に渡って後述するコネクタ接続用の作業
孔１９と屈曲したアース部２０を一体に有する。
【００２０】図６に示すように折り曲げられた形状を有
すアース部２０は、端部にアース部材として、導電性の
コイルばね２１を嵌設するアース突起２２と該アース突
起２２の先端に位置決め凸部２２ｂを有する。さらにア
ース部２０は、コイルばね２１を案内するガイド溝であ
る２条のスリット２２ｓと該２条のスリット２２ｓの両
側に側板２３を一体に有してなる。上記したアース部２
０は、図５に示すように裏シールド枠３は、作業孔１９
をアース部２０と同時に打ち抜き加工し、点線部を折り
曲げ成形することにより一体に形成される。
すアース部２０は、端部にアース部材として、導電性の
コイルばね２１を嵌設するアース突起２２と該アース突
起２２の先端に位置決め凸部２２ｂを有する。さらにア
ース部２０は、コイルばね２１を案内するガイド溝であ
る２条のスリット２２ｓと該２条のスリット２２ｓの両
側に側板２３を一体に有してなる。上記したアース部２
０は、図５に示すように裏シールド枠３は、作業孔１９
をアース部２０と同時に打ち抜き加工し、点線部を折り
曲げ成形することにより一体に形成される。
【００２１】上記の如く形成されたアース突起２２にコ
イルばね２１を嵌設するのだが、アース突起２２の幅寸
法は、コイルばね２１の内径より僅かに寸大のため、コ
イルばね２１をアース突起２２に嵌設してもコイルばね
２１の弾力性により抜け落ちることはない。また、亜鉛
メッキを表面に施した裏シールド枠３は打ち抜き加工に
よる切断部分が主な導通部となる。従って、切断面２２
ｃとコイルばね２１が主に導通することになりアースの
機能を有するこになる。また、アース突起２２に配設し
たコイルバネ２１は導電性ばね部材であり導電金属材料
よりなり、アース突起２２に配設したコイルばねが線条
鋼材にニッケル鍍金した材料を用いた。
イルばね２１を嵌設するのだが、アース突起２２の幅寸
法は、コイルばね２１の内径より僅かに寸大のため、コ
イルばね２１をアース突起２２に嵌設してもコイルばね
２１の弾力性により抜け落ちることはない。また、亜鉛
メッキを表面に施した裏シールド枠３は打ち抜き加工に
よる切断部分が主な導通部となる。従って、切断面２２
ｃとコイルばね２１が主に導通することになりアースの
機能を有するこになる。また、アース突起２２に配設し
たコイルバネ２１は導電性ばね部材であり導電金属材料
よりなり、アース突起２２に配設したコイルばねが線条
鋼材にニッケル鍍金した材料を用いた。
【００２２】次に図３及び図４に示すように液晶表示パ
ネル２５とＦＰＣ２７とを有する液晶表示ユニット４
は、ＦＰＣ２７を介して電子回路を配設したプリント基
板５と接続される。また該プリント基板５の表部５Ａに
は、多数の電子部品とともに液晶表示装置１を外部装置
と電気的に接続するためのコネクタ２８が配設される。
該コネクタ２８の近傍にアース突起２２の位置決め凸部
２２ｂが挿入されるための位置決めの孔を兼ねるスルー
ホール２９が周囲に導通用の配線とラウンドパターンを
施して穿孔されている。このスルーホール２９の周囲の
導通用の配線とコイルバネ２１が接続し、裏シールド枠
３さらに表シールド枠２の導通がプリント基板５と行わ
れる。そして液晶表示ユニット４は、スペーサＳを介し
て位相差部材２６の上に配設され、さらに位相差部材２
６の下に照明ユニット６が配設される。該位相差部材２
６は、液晶表示パネル２５で生じる不要な色付きを抑制
したり、増してさらに色を強める目的で配設されるとこ
ろの液晶パネルあるいは液晶ポリマーフィルムあるいは
一軸延伸フィルムであり、本発明では液晶パネルを補正
部材として用いた。該照明ユニット６は、照明窓３０Ａ
と載置部３０Ｂ及び段部３０Ｃを有する表枠３０とフラ
ンジ３１ｆと係止突起３１ｂを有する裏枠３１により、
プリズムシート３２と拡散シート３３及び反射部３５
（反射シートの場合と導光板に一体成形された反射部と
の場合がある）を有する導光板３４とを配設し、さらに
導光板３４の３辺の周囲にはコの字形状をなしている蛍
光管３６が配設されている。
ネル２５とＦＰＣ２７とを有する液晶表示ユニット４
は、ＦＰＣ２７を介して電子回路を配設したプリント基
板５と接続される。また該プリント基板５の表部５Ａに
は、多数の電子部品とともに液晶表示装置１を外部装置
と電気的に接続するためのコネクタ２８が配設される。
該コネクタ２８の近傍にアース突起２２の位置決め凸部
２２ｂが挿入されるための位置決めの孔を兼ねるスルー
ホール２９が周囲に導通用の配線とラウンドパターンを
施して穿孔されている。このスルーホール２９の周囲の
導通用の配線とコイルバネ２１が接続し、裏シールド枠
３さらに表シールド枠２の導通がプリント基板５と行わ
れる。そして液晶表示ユニット４は、スペーサＳを介し
て位相差部材２６の上に配設され、さらに位相差部材２
６の下に照明ユニット６が配設される。該位相差部材２
６は、液晶表示パネル２５で生じる不要な色付きを抑制
したり、増してさらに色を強める目的で配設されるとこ
ろの液晶パネルあるいは液晶ポリマーフィルムあるいは
一軸延伸フィルムであり、本発明では液晶パネルを補正
部材として用いた。該照明ユニット６は、照明窓３０Ａ
と載置部３０Ｂ及び段部３０Ｃを有する表枠３０とフラ
ンジ３１ｆと係止突起３１ｂを有する裏枠３１により、
プリズムシート３２と拡散シート３３及び反射部３５
（反射シートの場合と導光板に一体成形された反射部と
の場合がある）を有する導光板３４とを配設し、さらに
導光板３４の３辺の周囲にはコの字形状をなしている蛍
光管３６が配設されている。
【００２３】作業穴に関して説明を行う。図５に示すよ
うに裏シールド枠３にはアース部２０に隣接して作業穴
１９が設けられており、また、図２に示すように作業穴
１９の側部に、プリント基板５の表部５Ａに実装された
ところの液晶表示装置１を外部装置と電気的に接続する
ためのコネクタ２８が配設される。コネクタ２８の長手
方向の側面は、アース部２０の側板２３に平行そして近
接して配設されており、コネクタ２８に挿入される相手
方装置のコネクタの抜き差し作業による大きな変形力に
対して、この変形を押さえる支持板の役目を側板２３及
びアース突起２２は、なしている。
うに裏シールド枠３にはアース部２０に隣接して作業穴
１９が設けられており、また、図２に示すように作業穴
１９の側部に、プリント基板５の表部５Ａに実装された
ところの液晶表示装置１を外部装置と電気的に接続する
ためのコネクタ２８が配設される。コネクタ２８の長手
方向の側面は、アース部２０の側板２３に平行そして近
接して配設されており、コネクタ２８に挿入される相手
方装置のコネクタの抜き差し作業による大きな変形力に
対して、この変形を押さえる支持板の役目を側板２３及
びアース突起２２は、なしている。
【００２４】次に液晶表示装置１の組み付けについて図
４を参照に述べる。まず、照明ユニット６の載置部３０
Ｂの位置決め用ピン（角部に設けられた円柱状凸部）に
位相差部材２６を載置し、位相差部材２６の上にスペー
サＳを敷設した後、液晶表示パネル２５を載置する。そ
の後、液晶表示パネル２５の表示面２５Ａ側より表シー
ルド枠２を冠設する。この際、該表シールド枠２の係止
孔１３ａと裏枠３１の係止突起３１ｂとは係止してな
る。さらに表枠３０に配設された該液晶表示パネル２５
と表枠３０の段部３０Ｃに配設したＦＰＣ２９により連
設されたプリント基板５を図４のハ方向に曲げて図３の
如く、裏枠３１の裏面に立設した段付突部３７とプリン
ト基板５の位置決め孔３８とを係合せしめ、さらにネジ
４０により固定する。
４を参照に述べる。まず、照明ユニット６の載置部３０
Ｂの位置決め用ピン（角部に設けられた円柱状凸部）に
位相差部材２６を載置し、位相差部材２６の上にスペー
サＳを敷設した後、液晶表示パネル２５を載置する。そ
の後、液晶表示パネル２５の表示面２５Ａ側より表シー
ルド枠２を冠設する。この際、該表シールド枠２の係止
孔１３ａと裏枠３１の係止突起３１ｂとは係止してな
る。さらに表枠３０に配設された該液晶表示パネル２５
と表枠３０の段部３０Ｃに配設したＦＰＣ２９により連
設されたプリント基板５を図４のハ方向に曲げて図３の
如く、裏枠３１の裏面に立設した段付突部３７とプリン
ト基板５の位置決め孔３８とを係合せしめ、さらにネジ
４０により固定する。
【００２５】上記の如く、組み付けられた表シールド枠
２と液晶表示ユニット４とプリント基板５及び照明ユニ
ット６とを裏シールド枠３に配設する。そして表シール
ド枠２の係止突起１２ｂと裏シールド枠３の係止孔１５
ａとが係止して液晶表示装置１を成す。
２と液晶表示ユニット４とプリント基板５及び照明ユニ
ット６とを裏シールド枠３に配設する。そして表シール
ド枠２の係止突起１２ｂと裏シールド枠３の係止孔１５
ａとが係止して液晶表示装置１を成す。
【００２６】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明に係わる
液晶表示装置によれば、フレーム枠である表裏シールド
枠の部材として亜鉛メッキ鋼板を用いてもプリント基板
とアースの接続が容易にさらに信頼性が高く行える効果
を有し、さらに半田付けを行わなくてもアースを得るこ
とができるため、製造工程を簡素化でき製品価格低減の
効果が得られる。また、フレーム枠である表裏シールド
枠の部材として亜鉛メッキ鋼板を用いてもプリント基板
とアースの接続が行えるため人の指紋などによる汚れが
付きづらく液晶表示装置の外観品質の向上と、組立作業
などでの不要な汚れの付着を防ぎ作業能率の向上が得ら
れる効果を有する。さらに屈曲したアース部によりコネ
クタの取付け取り外しの際、アース部２０の側板２３が
コネクタ２８の側部を押さえコネクタの補強的な役目を
果たすためコネクタ端子ピンの折れを防止でき液晶表示
装置の信頼性が向上する効果を有する。
液晶表示装置によれば、フレーム枠である表裏シールド
枠の部材として亜鉛メッキ鋼板を用いてもプリント基板
とアースの接続が容易にさらに信頼性が高く行える効果
を有し、さらに半田付けを行わなくてもアースを得るこ
とができるため、製造工程を簡素化でき製品価格低減の
効果が得られる。また、フレーム枠である表裏シールド
枠の部材として亜鉛メッキ鋼板を用いてもプリント基板
とアースの接続が行えるため人の指紋などによる汚れが
付きづらく液晶表示装置の外観品質の向上と、組立作業
などでの不要な汚れの付着を防ぎ作業能率の向上が得ら
れる効果を有する。さらに屈曲したアース部によりコネ
クタの取付け取り外しの際、アース部２０の側板２３が
コネクタ２８の側部を押さえコネクタの補強的な役目を
果たすためコネクタ端子ピンの折れを防止でき液晶表示
装置の信頼性が向上する効果を有する。
【図１】本発明に係わる液晶表示装置の正面図である。
【図２】本発明に係わる液晶表示装置の裏面図である。
【図３】図１のＡ−Ａ線に沿う一部省略した断面図であ
る。
る。
【図４】本発明に係わる液晶表示装置の分解斜視図であ
る。
る。
【図５】本発明に係わる液晶表示装置の裏シールド枠の
展開図である。
展開図である。
【図６】図４のイ部の拡大図である。
【図７】従来の液晶表示装置におけるアース構造の要部
斜視図である。
斜視図である。
１ 液晶表示装置 ２ 表シールド枠 ３ 裏シールド枠 ４ 液晶表示ユニット ５ プリント回路基板（ＰＣＢ） ６ 照明ユニット １１ 表示窓 １２、１３，１５、１７ フランジ １２ｂ 係止突起 １３ａ 係止孔 １３ｂ 係止突起 １４ 背板 １５ａ 係止孔 １６Ａ 上フランジ １６Ｂ 下フランジ １８ 収納部 １９ 作業孔 ２０ アース部 ２１ コイルばね ２２ アース突起 ２２ｂ 位置決め凸部 ２２ｃ 切断面 ２２ｓ スリット ２５ 液晶表示パネル ２７ フレキシブルプリントケーブル（ＦＰＣ） ２８ コネクタ ２９ スルーホール ３０ 表枠 ３０Ａ 発光窓 ３０Ｂ 載置部 ３０Ｃ 段部 ３１ 裏枠 ３１ｂ 係止突起 ３１ｆ フランジ
Claims (9)
- 【請求項１】 面部と側壁部とを有する導電性のシール
ド枠に少なくとも液晶表示ユニットと前記液晶表示ユニ
ットを駆動制御するための回路を有するプリント回路基
板が収納された構成を成す液晶表示装置に於いて、 前記シールド枠の前記側壁部の少なくとも一部から前記
面部の一部にかけて少なくとも１箇所以上の立上げ切欠
き部が設けられており前記立上げ切欠き部に導電性ばね
部材を配設することにより前記プリント基板と前記シー
ルド枠の電気的導通を得たことを特徴とする液晶表示装
置。 - 【請求項２】 前記立上げ切欠き部が側壁に沿った方向
に１回以上曲げられかつ前記立上げ切欠き部の先端部が
前記プリント基板の面に対して略垂直に対向したことを
特徴とする液晶表示装置。 - 【請求項３】 前記立上げ切欠き部が前記側壁に沿った
方向に曲げられ次ぎに前記面部に沿った方向に曲げられ
次ぎに前記側壁部に沿った方向に曲げられたことを特徴
とする液晶表示装置。 - 【請求項４】 前記立上げ切欠き部の先端部が細く形成
することでアース突起部を形成し前記アース突起部に導
電性バネ部材を係合させたことを特徴とする請求項１ま
たは請求項２または請求項３に記載の液晶表示装置。 - 【請求項５】 前記アース突起部と対向する位置の前記
電子回路基板には穴が配設されてなり前記穴の周囲には
前記導電性バネ部材と電気的に導通するための電気配線
が配設されていることを特徴とする請求項４記載の液晶
表示装置。 - 【請求項６】 前記アース突起部と対向する位置の前記
電子回路基板には穴が配設されてなり前記穴の周囲及び
穴の内部には導電部材を配設することでスルーホールを
形成してなり前記スルーホールと前記導電性バネ部材と
が電気的に導通されていることを特徴とする請求項４記
載の液晶表示装置。 - 【請求項７】 前記アース突起部に配設した導電性ばね
部材が導電金属材料よりなることを特徴とする請求項４
乃至請求項６に記載の液晶表示装置。 - 【請求項８】 前記アース突起部に配設した導電性ばね
部材が線条鋼材に金鍍金した材料よりなることを特徴と
する請求項７に記載の液晶表示装置。 - 【請求項９】前記アース突起部に配設した導電性ばね部
材が線条鋼材にニッケル鍍金した材料よりなることを特
徴とする請求項７に記載の液晶表示装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11030116A JP2000227604A (ja) | 1999-02-08 | 1999-02-08 | 液晶表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11030116A JP2000227604A (ja) | 1999-02-08 | 1999-02-08 | 液晶表示装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000227604A true JP2000227604A (ja) | 2000-08-15 |
Family
ID=12294824
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11030116A Pending JP2000227604A (ja) | 1999-02-08 | 1999-02-08 | 液晶表示装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000227604A (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003015150A (ja) * | 2001-06-28 | 2003-01-15 | Aiphone Co Ltd | 液晶パネル導電接続構造 |
| KR20030016928A (ko) * | 2001-08-23 | 2003-03-03 | 삼성전자주식회사 | 인쇄회로기판의 파손방지용 결합구조 |
| KR100412106B1 (ko) * | 2001-01-04 | 2003-12-24 | 삼성전자주식회사 | 평면 디스플레이장치 |
| KR100539848B1 (ko) * | 2003-07-26 | 2005-12-28 | 삼성전자주식회사 | 가요성 인쇄회로의 접지 패턴 |
| GB2420444A (en) * | 2004-11-10 | 2006-05-24 | Lg Philips Lcd Co Ltd | Liquid crystal display device and portable display device |
| US7570314B2 (en) | 2004-10-12 | 2009-08-04 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Display device including a bottom chassis having coupling areas and support areas |
| KR100995576B1 (ko) | 2003-06-25 | 2010-11-19 | 삼성전자주식회사 | 액정표시장치 및 이를 갖는 타블렛 피씨 |
| US7852425B2 (en) * | 2006-09-28 | 2010-12-14 | Nec Lcd Technologies, Ltd. | Liquid crystal panel module and liquid crystal display device using the same |
-
1999
- 1999-02-08 JP JP11030116A patent/JP2000227604A/ja active Pending
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100412106B1 (ko) * | 2001-01-04 | 2003-12-24 | 삼성전자주식회사 | 평면 디스플레이장치 |
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| KR100995576B1 (ko) | 2003-06-25 | 2010-11-19 | 삼성전자주식회사 | 액정표시장치 및 이를 갖는 타블렛 피씨 |
| KR100539848B1 (ko) * | 2003-07-26 | 2005-12-28 | 삼성전자주식회사 | 가요성 인쇄회로의 접지 패턴 |
| US7570314B2 (en) | 2004-10-12 | 2009-08-04 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Display device including a bottom chassis having coupling areas and support areas |
| GB2420444A (en) * | 2004-11-10 | 2006-05-24 | Lg Philips Lcd Co Ltd | Liquid crystal display device and portable display device |
| GB2420444B (en) * | 2004-11-10 | 2007-06-06 | Lg Philips Lcd Co Ltd | Liquid crystal display device and portable display device |
| US7852425B2 (en) * | 2006-09-28 | 2010-12-14 | Nec Lcd Technologies, Ltd. | Liquid crystal panel module and liquid crystal display device using the same |
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