JP2000227387A - ゴム破壊試験機 - Google Patents

ゴム破壊試験機

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JP2000227387A
JP2000227387A JP11030118A JP3011899A JP2000227387A JP 2000227387 A JP2000227387 A JP 2000227387A JP 11030118 A JP11030118 A JP 11030118A JP 3011899 A JP3011899 A JP 3011899A JP 2000227387 A JP2000227387 A JP 2000227387A
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test piece
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rubber test
destruction
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Gentaro Taga
源太郎 多賀
Hiroya Ishikawa
泰也 石川
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Ohtsu Tire and Rubber Co Ltd
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Ohtsu Tire and Rubber Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ゴム試験片に対して欠け等の破壊を生じさせ
るゴム破壊試験機において、短時間でゴム試験片の変形
を促すことなく破壊を生じさせるようにする。 【解決手段】 車輪状のゴム試験片2が回転しながら走
行する走行路面3上に、前記ゴム試験片2に欠け等の破
壊を促すための突起部28を設け、前記ゴム試験片2が
走行する方向Cに対して該ゴム試験片2の向きを傾斜さ
せる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ゴム材料に対して
強制的に欠けや傷等の破壊を生じさせ、その欠け具合等
の評価により当該ゴム材料の用途(例えば、タイヤ用や
クローラ用)を判断するためのゴム破壊試験機に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来のゴム破壊試験機は、例えば、車輪
状に形成したゴム試験片を、回転ドラム上やターンテー
ブル上等に形成した走行路面に対して荷重をもって圧接
し、該走行路面を回転駆動することによりゴム試験片を
回転させながら走行させて破壊を生じさせるものであっ
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のものにおい
ては、ゴム試験片を平面状の走行路面上で走行させるだ
けであるため、ゴム破壊を生じるためには長時間を要す
るという欠点があり、また、長時間走行による摩擦等で
ゴム材料が軟化、変形すると適正な評価が困難、又は不
可能となるものであった。そこで、本発明は、短時間で
ゴム試験片の変形を促すことなく欠け等の破壊を生じさ
せることができるゴム破壊試験機を提供することを目的
とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために以下の技術的手段を講じている。本発明に
係るゴム破壊試験機は、車輪状のゴム試験片が回転しな
がら走行する走行路面上に、前記ゴム試験片に欠け等の
破壊を促すための突起部を設けたことを特徴とするもの
である。すなわち、走行路面上に突起部を形成すること
で、該突起部がゴム試験片に高い圧力で食い込むように
接触し、これにより短時間で確実に破壊を生じさせるこ
とが可能となるのであり、そのため、長時間走行に伴う
ゴム材料の軟化、変形等を防止することができ、適正な
評価が行えるようになる。
【0005】また、本発明は、車輪状のゴム試験片が回
転しながら走行路面上を走行するゴム破壊試験機であっ
て、前記ゴム試験片が走行する方向に対して該ゴム試験
片の向きを傾斜させたことを特徴とするものである。こ
のような構成により、走行路面上でゴム試験片にスリッ
プが生じることとなり、その摩擦と該摩擦による歪みに
よりゴム試験片の破壊が促されるようになる。また、こ
の構成に加えて走行路面に突起部を形成することで、突
起部上でのスリップにより該突起部がゴム試験片を引っ
掻くように作用するとともに、突起部がゴム試験片に食
い込むことによる摩擦力の増大で該ゴム試験片の歪みが
大きくなり、より破壊が促進されるものとなる。
【0006】すなわち、走行路面上に突起部を設ける構
成と、ゴム試験片の向きに傾斜をもたせる構成とを組み
合わせることで各構成が有する作用を相互に向上し、こ
れにより確実に破壊を生じさせることができるのであ
る。前記ゴム試験片の傾斜角度は、3°〜15°の範囲
に設定するのが好ましく、これは、3°よりも小さく設
定した場合、スリップによる摩擦抵抗が少なくなって破
壊を生じるために長時間を有することとなり、15°よ
りも大きく設定した場合には、摩擦抵抗が大きくなりす
ぎてゴム試験片が回転しがたくなるとともに変形が大き
くなり、評価が困難なものとなるからである。従って、
3°から15°の範囲に設定することで短時間で好適に
破壊を生じさせることが可能となり、適正な評価も行え
るようになる。
【0007】また、上記傾斜角度を可変設定可能とする
ことにより、ゴム材料の性質(硬度等)に合わせて試験
条件を変更できるようになる。前記突起部は、走行路面
に対して着脱自在に設けるのが好ましく、これにより、
突起部に摩耗や損傷が生じた場合に、交換が可能とな
る。なお、前記走行路面は、回転するドラム外面や、循
環回走するコンベア外面により形成することが可能であ
るが、円盤状のテーブルの上面に形成するのが好まし
い。これによって、テーブルの円周上で複数のゴム試験
片を同時に走行させることが可能となり、効率向上を図
りながら装置をコンパクトにすることが可能となる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面を
参照して説明する。本発明に係るゴム破壊試験機1は、
評価対象となるゴム材料2aをハブ2bの外周部に備え
た車輪状のゴム試験片2を走行路面3上で走行させるこ
とにより、当該ゴム材料2aに対して欠けや傷等の破壊
を強制的に生じさせ、この破壊の評価によりゴム材料2
aの用途の適性を判断するためのものであり、全体を示
す図2において、本体フレーム4と、ゴム試験片2を装
着する支持フレーム5と、前記走行路面3を形成するタ
ーンテーブル6と、配電盤7等とを備えて主構成されて
いる。
【0009】前記本体フレーム4は下部フレーム8と上
部フレーム9とからなり、下部フレーム8は箱型に形成
されていて、内部にターンテーブル6用の電動モータ等
の回転駆動体10を備えている。前記回転駆動体10の
出力軸には上下方向の回転軸11が連結されており、該
回転軸11の上端は下部フレーム8から上方突出してい
る。また、前記ターンテーブル6は円盤状に形成されて
いて外周側の上面をゴム試験片2の走行路面3としてお
り、その中央部に前記回転軸11の上端が固定されてい
る。
【0010】したがって、回転駆動体10を作動して回
転軸11を回転することでターンテーブル6がその中心
を回転軸心として回転し、これにより走行路面3上に接
触したゴム試験片2が回転軸11の軸心まわりに走行
(走行路面3に相対して移動)するようになっている。
なお、本実施形態では、ターンテーブル6の回転速度を
約2〜9km/hとしており、そのため、回転駆動体1
0は回転速度を可変設定可能な可変モータとしている。
【0011】下部フレーム8上には、配電盤7および上
部フレーム9が横並びに配設されており、配電盤7は、
前記回転駆動体10等の動作を制御し、前記上部フレー
ム9は、支柱9Aと上枠9Bによって矩形枠型に形成さ
れている。前記支持フレーム5は、上枠9Bから垂下し
た状態で固定された支持杆13と、該支持杆13の下端
に設けた支持部材14とを備え、前記支持部材14は、
円盤状又は水平方向に突出したアーム状に形成され、そ
の外周部(外端部)には、ゴム試験片2を装着するため
の取付部15を支持杆13廻りに複数(本実施形態では
3つとした)等間隔に備えている。
【0012】前記取付部15は、上下方向の取付軸16
と、該取付部16の下端に設けた取付ブラケット17と
を有し、この取付ブラケット17に対し、前記ゴム試験
片2が回転軸18を介して回転自在で且つ着脱自在に装
着されるようになっている。また、取付軸16の上部に
は、ゴム試験片2に対して荷重を付与するウエイト19
が設けられ、該ウエイト19によってゴム試験片2をタ
ーンテーブル6上に圧接するようにしており、これによ
りゴム試験片2に欠けや傷等を生じさせ易くしている。
【0013】前記取付軸16と支持部材14との間に
は、ゴム試験片2の取付軸16の軸心まわりの取付角度
を調整又は固定自在とする角度設定手段20を備えてい
る。この角度設定手段20の1例として図6を参照して
説明すると、前記支持部材14に筒軸状の中継軸21を
スプライン嵌合等により上下移動自在に備え、該中継軸
21内に前記取付軸16を回動自在に挿通し、前記中継
軸21の上面に、放射溝を形成した一対の座(菊座)の
一方22Aを固定するとともに、取付軸16に、一方の
座22Aの放射溝に嵌合可能な溝を有する他方の座22
Bを挿通し、中継軸21の上下で取付軸16上に螺合し
た上下固定ボルト23A,23Bを締め付けることによ
り、中継軸21に対する取付軸16の回動を規制してゴ
ム試験片2を所定角度で固定するようになっている。
【0014】また、固定ボルト23A,23Bを暖める
ことで取付軸16の回動が許容され、ゴム試験片2の取
付軸16の軸心まわりの取付角度を可変設定可能として
いる。なお、前記中継軸21を上下移動可能とすること
によりウエイト19の荷重をゴム試験片2に伝えて走行
路面3に圧接可能であり、前記ウエイト19は、取付軸
16に挿脱自在に挿通されて該取付軸16上の受け部材
24に支持され、取り替えることで荷重を変更可能とし
ている。
【0015】また、上記ではそれぞれのゴム試験片2に
対して個別にウエイト19を設けているが、各中継軸2
1を省略して支持部材14と取付軸16との間でゴム試
験片2の取付角度を変更可能に構成し、上枠9Bに対し
て支持杆13を上下動自在に挿通し、この支持杆13上
に、全てのゴム試験片2に対するウエイトを設けるよう
にしてもよい。本発明に係るゴム破壊試験機1は、ゴム
試験片2に対して欠けや傷等の破壊を促すための破壊促
進手段が設けられており、この破壊促進手段は、ターン
テーブル6上面の走行路面3に設けた突起形成部材26
と、前記角度設定手段20により構成されている。
【0016】図3〜図5に示すように、前記突起形成部
材26は、鉄、ステンレス等の金属製であり、長方形平
板状のプレート部27の上面に多数の突起部28を備
え、該突起部28は先端部が尖った形状(側面視山形)
に形成されており、走行路面3上を走行するゴム試験片
2に対して高圧力で食い込むように接触し、これによっ
て欠けや傷等の発生を促すようになっている。また、突
起形成部材26は、図1に示すように、プレート部27
の長手方向をターンテーブル6の径方向に沿わせた状態
で、周方向に間隔をおいて放射状に配設されており、前
記ターンテーブル6の上面には、突起形成部材26が嵌
合する溝29(図2、図4参照)を形成している。
【0017】そして、溝29に前記プレート部27を嵌
合するとともに、プレート部27に形成した挿通孔27
Aを介して溝29に形成した雌ネジ孔29Aに取付ボル
ト30を螺着することにより、ターンテーブル6に突起
形成部材26が着脱自在に装着されるようになってい
る。これによって、走行路面3から突起部28は突起す
るがプレート部27は突出しないようになり、また、突
起部28に摩耗、損傷等が生じた場合、部分的に交換可
能となっている。
【0018】本実施形態では、図4(a)(b)で示す
2種類の突起形成部材26A,26Bを周方向交互(1
つ毎、又は2以上毎の交互)に備えており、この第1突
起形成部材26A及び第2突起形成部材26Bとは、多
数の突起部28を縦横に整列した状態で形成している。
また、第1突起形成部材26Aと第2突起形成部材26
Bとは、それぞれの突起部28をプレート部27の長手
方向(ターンテーブル6の径方向)に互いに交互となる
ように形成しており、このような2種の突起形成部材2
6A,26Bを周方向交互に設けることで、ゴム試験片
2の外周全体に各突起部28を接触させて破壊を生じさ
せることが可能となる。
【0019】なお、第1,第2突起形成部材26A,2
6Bの配置は、所定数毎の交互とするに限らず、ランダ
ムな交互配置としてもよい。図1(a)(b)に示すよ
うに、前記ゴム試験片2は、矢示E方向に回転するター
ンテーブル6に相対してその反対方向Cに走行するもの
となっているが、この走行方向Cに対し、ゴム試験片2
は、角度設定手段20を介して傾斜角θをもって取り付
けられている。すなわち、ゴム試験片2の走行方向Cと
ゴム試験片2の向き(回転方向D)との間の傾斜角θに
より、走行路面3上でゴム試験片2がスリップを生じる
こととなり、このスリップによる摩擦と該摩擦によるゴ
ム試験片2の歪みとにより破壊が促されるようになって
いる。
【0020】また、前記スリップにより各突起部28が
ゴム試験片2を引っ掻くように作用するため、ゴム試験
片2の破壊がより促進され、突起部28の食い込みによ
り走行路面3とゴム試験片2との間の摩擦が増大するた
め、ゴム試験片2に与える歪みが大きくなってこれによ
っても破壊が促進されるものとなる。したがって、ゴム
試験片2に対し短時間で確実に欠けや傷等の破壊を生じ
させることができるようになり、従来のような長時間走
行によるゴム試験片の軟化、変形等も防止でき、適正な
評価が可能となるのである。
【0021】また、突起形成部材26を周方向に間隔を
おいて配置することで、走行路面3上には突起部28の
形成部分と平面部分とが周方向交互に配置されるものと
なり、これにより、ゴム試験片2に対して間欠的に繰り
返し大きな歪みを与えて破壊を生じさせやすくするとと
もに、大きな歪みを連続的に与えるものではないため、
ゴム材料の変形防止が図れるようになる。なお、前記ゴ
ム試験片の傾斜角度θは、3°〜15°程度に設定する
のが好ましく、これは、3°よりも小さく設定した場
合、スリップによる摩擦抵抗が少なくなって破壊を生じ
るために長時間を有し、15°よりも大きく設定した場
合には、摩擦抵抗が大きくなりすぎてゴム試験片が回転
しがたくなるとともに変形が大きくなり、正確な評価が
困難なものとなるためであり、したがって、約3°から
15°の範囲に設定することで短時間で好適に破壊を生
じさせることが可能となり、適正な評価が行うことがで
きるようになる。
【0022】また、図例では、ゴム試験片2の向き(回
転方向D)を走行方向Cに対してターンテーブル6の径
方向外側に傾斜させているが、内側(図1(b)の2点
鎖線で示す)に傾斜させるようにしてもよい。そして、
ゴム試験片2の走行方向Cと向きとを一致させた状態と
し、突起部28のみで破壊を促進するようにしてもよい
が、この場合、突起部28による引っ掻き作用が少なく
なるため、上記のように突起部28と回転方向Dの傾斜
とを組み合わせる方が有利なものとなる。前記突起部2
8の高さは、ゴム試験片2の厚み(外周ゴム材料2aの
厚み)の3〜40%に設定するのが好ましく、これは、
突起部28高さが3%以下であると、ゴム試験片2に対
する食い込みが小さくなってゴム破壊に長時間を要する
こととなり、40%以上であると、ウエイト19の荷重
が大きい場合にゴム試験片2のハブ2bに突起部28が
接触する恐れが生じ、突起部28の破損等を招来すると
ともに、ゴム試験片2を大きく破壊して正確な評価が困
難となるためである。
【0023】したがって、上記範囲に突起部高さを設定
することで短時間で適正なゴム破壊を得ることができる
ようになる。図7〜図10は本発明の第2の実施形態を
示すものである。本実施形態にかかるゴム破壊試験機1
は、ゴム試験片2を車両用のタイヤとし、また、走行路
面3を回転ドラム32の外周面に形成したものであり、
該回転ドラム32は、回転軸33を介して支持されると
ともに図示しない駆動装置により回転駆動され、一方、
ゴム試験片2は、車軸支持台34に支持軸35を介して
着脱自在に装着され、該車輪支持台34は、回転ドラム
32の径方向に移動自在とされていて、ゴム試験片2を
押圧シリンダ36によりドラム32の外周に圧接するよ
うに構成している。
【0024】また、回転ドラム32の外周面には、周方
向2カ所に突起形成部材26を着脱自在に設けており、
該突起形成部材26は、第1突起形成部材26Aと第2
突起形成部材26Bとの2種類を備え、各突起形成部材
26A,26Bは、突起部28をプレート部27の短手
方向2列、長手方向5列に整列状に配設し、各突起形成
部材26A,26Bの突起部28が、プレート部27の
長手方向(ドラム幅方向)に交互となるように形成され
ている。従って、第1実施形態と同様にゴム試験片2の
外周全体に対して略均一な破壊を生じさせることが可能
である。
【0025】また、本実施形態における角度設定手段2
0は、前記車輪支持台34を、押圧シリンダ36に対し
て回動自在に設け、車輪支持台34を回動動作するモー
タ、シリンダ等の揺動駆動体37を設けて構成されてお
り、該揺動駆動体37を介してゴム試験片2の走行方向
Cに対するゴム試験片2の向き(回転方向D)を可変設
定可能であり、更に、走行中に揺動駆動体37を作動す
ることで矢示Fのように往復揺動可能としている。本実
施形態では、第1実施形態と同様に、ゴム試験体2に対
する突起部28の食い込み作用、引っかき作用、走行路
面3とゴム試験片2との間の摩擦によるゴム試験片2の
歪み等により破壊を促し、さらに、ゴム試験片2を揺動
させることで、ゴム試験片2に左右(幅方向)両方向の
スリップを生じさせて歪ませることができ、一方向のみ
に歪ませることによるゴム試験片2の変形等が防止でき
るようになっている。
【0026】なお、上記ゴム破壊試験機1における好適
な実施例としては、ゴム試験片2の揺動角度(最大傾斜
角度)θを約左右3°(揺動範囲約6°)とし、この範
囲を約13秒周期で揺動させるのが好ましく、また、試
験を行う前に、ゴム試験片2としてのタイヤを約80℃
の温度下で放置して硬度を上げることでゴム破壊を生じ
易くするのが好ましい。ところで、本発明は上記実施形
態に限られるものではなく、適宜設計変更可能である。
【0027】例えば、上記第1実施形態では、ターンテ
ーブル6を回転駆動体10により回転駆動するようにし
ているが、支持杆13を回転軸としてこれを回転駆動す
ることによりゴム試験片2を走行路面3上で走行させる
ようにしてもよい。また、走行路面3を形成するための
構成としては、ターンテーブル6、回転ドラム32に限
らず、回走駆動するコンベア等とすることも可能であ
る。突起形成部材26においては、各突起部28を千鳥
状の配置、又は不規則な配置とすることができるが、上
記実施形態にように縦横整列状とすることでその機械加
工が容易に行えるようになる。また、突起部28の形状
についても上記に限られるものではなく、突起部の高さ
についてはゴム試験片の厚み(タイヤの場合はトラック
用、乗用車用等のタイヤの種類)に応じて変更すること
ができる。
【0028】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
ゴム試験片の破壊が確実且つ短時間で得られ、ゴム材料
の評価を適正に行えるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態のゴム破壊試験機を示
し、(a)はターンテーブル及びゴム試験片の平面図で
あり、(b)は(a)のA部拡大図である。
【図2】ゴム破壊試験機の全体正面図である。
【図3】突起形成部材の平面図である。
【図4】突起形成部材の正面図である。
【図5】突起形成部材の側面図である。
【図6】角度変更手段を示す側面図である。
【図7】第2の実施形態に係るゴム破壊試験機の概略側
面図である。
【図8】図7のB−B矢示図である。
【図9】突起形成部材の正面図である。
【図10】突起形成部材の側面図である。
【符号の説明】
1 ゴム破壊試験機 2 ゴム試験片 3 走行路面 20 角度設定手段

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車輪状のゴム試験片(2)が回転しなが
    ら走行する走行路面(3)上に、前記ゴム試験片(2)
    に欠け等の破壊を促すための突起部(28)を設けたこ
    とを特徴とするゴム破壊試験機。
  2. 【請求項2】 車輪状のゴム試験片(2)が回転しなが
    ら走行路面(3)上を走行するゴム破壊試験機であっ
    て、前記ゴム試験片(2)が走行する方向(C)に対し
    て該ゴム試験片(2)の向きを傾斜させたことを特徴と
    するゴム破壊試験機。
  3. 【請求項3】 車輪状のゴム試験片(2)が回転しなが
    ら走行する走行路面(3)上に、前記ゴム試験片(2)
    に欠け等の破壊を促すための突起部(28)を設け、前
    記ゴム試験片(2)が走行する方向(C)に対して該ゴ
    ム試験片(2)の向きを傾斜させたことを特徴とするゴ
    ム破壊試験機。
  4. 【請求項4】 前記ゴム試験片(2)の傾斜角度(θ)
    が3°〜15°の範囲に指定されていることを特徴とす
    る請求項2又は3に記載のゴム破壊試験機。
  5. 【請求項5】 前記ゴム試験片(2)の傾斜角度(θ)
    が可変設定可能に構成されていることを特徴とする請求
    項2〜4のいずれかに記載のゴム破壊試験機。
  6. 【請求項6】 前記突起部(28)が、走行路面(3)
    に対して着脱自在に設けられていることを特徴とする請
    求項1又は3に記載のゴム破壊試験機。
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