JP2000225836A - 車両用空調装置 - Google Patents

車両用空調装置

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JP2000225836A
JP2000225836A JP2786399A JP2786399A JP2000225836A JP 2000225836 A JP2000225836 A JP 2000225836A JP 2786399 A JP2786399 A JP 2786399A JP 2786399 A JP2786399 A JP 2786399A JP 2000225836 A JP2000225836 A JP 2000225836A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 蒸発器の脱着時に、計器盤部の機器と蒸発器
との干渉を回避して蒸発器の脱着作業を容易化する。 【解決手段】 車両において助手席側の足元スペースは
特に他の部品も配置されていない点に着目して、助手席
側の足元スペースを有効利用して蒸発器の脱着を容易化
する。すなわち、計器盤内側部の車両左右方向の中央部
に空調ユニット10を配置し、この空調ユニット10の
ケース11内に蒸発器12をその熱交換面が車両上下方
向に延びるように配置するとともに、この蒸発器12の
運転席側端部12gが車両前方側に位置し、助手席側端
部12hが車両後方側に位置するように、蒸発器12を
車両左右方向に対して所定角度θで傾斜配置する。これ
により、蒸発器12を、ケース11のうち、助手席側の
側面部の開口部16から助手席側の斜め後方へ矢印Cの
ように脱着可能にした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は冷房用熱交換器(蒸
発器)の脱着性を向上させた車両用空調装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車両用空調装置の室内ユニット部分は通
常、車室内前部の計器盤内側に設置される。その際、室
内ユニット部分の搭載方式として、近年、冷房、暖房用
熱交換器等を内蔵する空調ユニット部を車両左右方向
(計器盤幅方向)の中央部に配置し、送風機ユニット部
は助手席前方側にオフセット配置するタイプのものが多
く採用されるようになっている。
【0003】ところで、このような配置レイアウトの従
来技術として、特開平9−175157号公報では、冷
房用熱交換器(蒸発器)を車両左右方向に平行にして、
その熱交換面が車両上下方向に延びるようにして空調ユ
ニットケース内に配置している。そして、空調ユニット
ケースの側面部に冷房用熱交換器の挿入用開口部を開け
て、この開口部を通して冷房用熱交換器を空調ユニット
ケースから脱着できるようにしている。
【0004】また、別の従来技術として、特開平10−
81123号公報では、車両左右方向の中央部に配置さ
れる空調ユニットにおいて、冷房用熱交換器(蒸発器)
の熱交換面が水平方向から車両左右方向へ若干量傾斜す
るようにして、冷房用熱交換器を配置している。そし
て、空調ユニットケースにおいて、冷房用熱交換器の傾
斜上方側に位置する側面部に、冷房用熱交換器の挿入用
開口部を開けて、この開口部を通して冷房用熱交換器を
空調ユニットケースから脱着できるようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、特開平9−1
75157号公報では、冷房用熱交換器を車両左右方向
に平行に配置しているので、冷房用熱交換器を挿入用開
口部から脱着する際に、冷房用熱交換器を空調ユニット
ケースから計器盤内側方向に向かって移動させて、冷房
用熱交換器を脱着する必要がある。
【0006】ところが、近年、車両においては、計器盤
部分にエアバッグ装置、ナビゲーション装置等の種々な
機器の搭載が増加しているので、冷房用熱交換器を上記
のごとく計器盤内側方向に向かって移動させると、これ
ら機器と冷房用熱交換器との干渉が生じて、冷房用熱交
換器の脱着作業を困難にするという問題がある。また、
特開平10−81123号公報においても、冷房用熱交
換器を空調ユニットケースの側面の斜め上方へ移動させ
る点で相違するのみで、冷房用熱交換器を空調ユニット
ケースから計器盤内側方向に向かって移動させる必要が
ある点は同じである。しかも、この後者の場合には、冷
房用熱交換器の熱交換面が略水平方向に延びるように配
置されているので、冷房用熱交換器を移動させる際に、
その移動に必要な車両前後方向寸法が前者の場合より拡
大し、上述の機器と冷房用熱交換器との干渉の確率が一
層増大し、冷房用熱交換器の脱着作業がさらに困難とな
る。
【0007】本発明は上記点に鑑みてなされたもので、
冷房用熱交換器の脱着時に、計器盤部の機器と冷房用熱
交換器との干渉を回避して冷房用熱交換器の脱着作業を
容易化することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】車両において助手席側の
足元スペースは特に他の部品も配置されていない点に着
目して、本発明では、助手席側の足元スペースを有効利
用して冷房用熱交換器の脱着を容易化するものである。
すなわち、上記目的を達成するため、請求項1ないし6
記載の発明では、計器盤内側部の車両左右方向の中央部
に空調ユニット(10)を配置し、この空調ユニット
(10)のケース(11)内に冷房用熱交換器(12)
をその熱交換面が車両上下方向に延びるように配置する
とともに、この冷房用熱交換器(12)の運転席側端部
(12g)が車両前方側に位置し、助手席側端部(12
h)が車両後方側に位置するように、この冷房用熱交換
器(12)を車両左右方向に対して傾斜配置し、冷房用
熱交換器(12)を、ケース(11)のうち、助手席側
の側面部から助手席側の斜め後方へ脱着可能にしたこと
を特徴としている。
【0009】これによると、冷房用熱交換器(12)の
傾斜配置により、図1の矢印Cのように、冷房用熱交換
器(12)を助手席側の斜め後方へ脱着できるから、計
器盤部の機器と冷房用熱交換器との干渉を回避すること
ができ、冷房用熱交換器の脱着作業性を大幅に向上でき
る。具体的には、請求項2記載の発明のように、ケース
(11)のうち、助手席側の側面部に、冷房用熱交換器
(12)を取り出し可能な大きさの開口部(16)を備
え、この開口部(16)を脱着可能な蓋部材(17)に
より閉塞する構造にすることができる。
【0010】また、請求項3記載の発明のように、ケー
ス(11)のうち、助手席側の側面部に、冷房用熱交換
器(12)を取り出し可能な大きさの領域(D)を容易
に破断可能とする薄肉部(41)を形成してもよい。こ
れによれば、車両搭載当初の製品では、請求項2による
開口部(16)と蓋部材(17)を装備しておく必要が
なく、図5(a)に例示するように、ケース(11)の
一部に薄肉部(41)を形成するだげでよいから、製品
コストを低減できる。そして、冷房用熱交換器(12)
の脱着を行った場合に、始めて、領域(D)の開口部を
蓋部材(17)で閉塞すればよい。
【0011】そして、請求項4記載の発明では、空調ユ
ニット(10)に空調空気を送風する送風機ユニット
(1)を、空調ユニット(10)の助手席側の側方にオ
フセット配置したことを特徴としている。このように送
風機ユニット(1)を、中央部の空調ユニット(10)
に対して助手席側にオフセット配置するレイアウトにお
いては、送風機ユニット(1)からの送風空気が図1の
矢印Bのように車両左右方向に平行に流入してくるが、
冷房用熱交換器(12)の傾斜配置により冷房用熱交換
器(12)の助手席側領域にも空気が流入しやすくな
り、冷房用熱交換器(12)での風速分布を均一化でき
る。しかも、冷房用熱交換器(12)の傾斜配置により
冷房用熱交換器(12)を助手席側の斜め後方へ脱着で
きるから、送風機ユニット(1)と冷房用熱交換器(1
2)との干渉も容易に回避できる。
【0012】また、請求項5記載の発明では、空調ユニ
ット(10)のケース(11)内において、冷房用熱交
換器(12)を空調空気が車両前方側から車両後方側へ
向かって流れるようになっており、冷房用熱交換器(1
2)の車両後方側で運転席側の部位に暖房用熱交換器
(13)を配置したことを特徴としている。冷房用熱交
換器(12)の車両後方側で運転席側の部位には、冷房
用熱交換器(12)の傾斜配置により余裕空間が発生す
るので、請求項5ではこの余裕空間を有効利用して暖房
用熱交換器(13)を配置できる。その結果、空調ユニ
ット全体の車両前後方向寸法の増加を効果的に抑制で
き、省スペース化を図ることができる。
【0013】また、請求項6記載の発明では、冷房用熱
交換器は冷凍サイクルの蒸発器(12)であり、この蒸
発器(12)の運転席側端部(12g)に冷媒配管接続
部(12f、21)を配置したことを特徴としている。
ここで、冷媒配管接続部は、具体的には、蒸発器(1
2)の出入口ジョイント(12f)および配管コネクタ
(21)である。
【0014】蒸発器(12)の傾斜配置により蒸発器
(12)の運転席側端部(12g)が車両前方側に位置
するので、請求項6のように冷媒配管接続部(12f、
21)を蒸発器(12)の運転席側端部(12g)に配
置することにより、冷媒配管接続部(12f、21)を
車両前方側に位置させて、車両側ダッシュパネル(10
0)に近接させることができる。従って、車室(10
2)内での冷媒配管構成を簡素化することができる。
【0015】なお、上記各手段に付した括弧内の符号
は、後述する実施形態記載の具体的手段との対応関係を
示すものである。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図に基
づいて説明する。 (第1実施形態)図1は本発明の第1実施形態を示すも
ので、第1実施形態による車両用空調装置の通風系は、
大別して、送風機ユニット1と、空調ユニット10の2
つの部分に分かれている。空調ユニット10は車室内前
部の計器盤内側部のうち、車両左右方向の略中央部に配
置され、一方、送風機ユニット1は車室内において空調
ユニット10の助手席側の側方にオフセット配置され
る。なお、本例は右ハンドル車に適用した場合であり、
送風機ユニット1と空調ユニット10は車両の前後、左
右方向に対して図1の矢印方向で搭載される。
【0017】送風機ユニット1は周知の構成であり、ス
クロールケース2とこのスクロールケース2内に配置し
た遠心式多翼送風ファン3とを有し、送風ファン3をモ
ータ(図示せず)により矢印A方向に回転駆動すること
により、スクロールケース2の出口部4を通って空調ユ
ニット10へ向かって矢印Bのように空気を送風する。
【0018】送風ファン3の吸入口(図示せず)は上方
側に配置され、送風ファン3の上部に、図示しない内外
気切替箱を配置し、この内外気切替箱から導入された内
気(車室内空気)または外気(車室外空気)を送風ファ
ン3により送風するようになっている。次に、空調ユニ
ット10部を具体的に説明すると、空調ユニット10は
空調ケース11内に蒸発器(冷房用熱交換器)12とヒ
ータコア(暖房用熱交換器)13を両方とも一体的に内
蔵するタイプのものである。
【0019】ここで、空調ケース11はポリプロピレン
のような、ある程度の弾性を有し、強度的にも優れた樹
脂製の複数の分割ケースからなる。この複数の分割ケー
ス内に、上記熱交換器12、13、後述するドア等の機
器を収納して、この複数の分割ケースを金属バネクリッ
プ、ネジ等の締結手段により一体に結合することによ
り、空調ユニット10部が組み立てられる。
【0020】空調ケース11内において車両前方側の部
位に蒸発器12が配置され、蒸発器12より車両後方側
の部位にヒータコア13が配置されている。ここで、蒸
発器12は図2に示すように偏平チューブ12aとコル
ゲートフィン12bとの組み合わせからなる熱交換用コ
ア部12cを有している。偏平チューブ12aはアルミ
ニュウム合金からなる金属薄板を最中状に接合して断面
偏平な冷媒通路を構成するものであって、その両端部に
各チューブ間の冷媒通路を連結するタンク部12d、1
2eが一体成形され、蒸発器12全体は一体ろう付けよ
り組み立てられる。12fは蒸発器12への冷媒の入出
を行う出入口ジョイントで、アルミニュウム合金からな
り、冷媒入口12i、12jを有している。
【0021】蒸発器12は、周知のごとく冷凍サイクル
の低圧の気液2相冷媒が流入し、この低圧冷媒が空調空
気から蒸発潜熱を吸熱することより空調空気を冷却する
ものであって、空調ケース11内の空気通路の全域を横
切るように配置される。蒸発器12の配置形態をより具
体的に説明すると、蒸発器12は図2に示す熱交換用コ
ア部12cの熱交換面が上下方向に延びるようにして
(図2の上下方向を車両搭載状態での上下方向にして)
空調ケース11内に配置される。しかも、蒸発器12の
運転席側端部(図1、図2の右側端部)12gが車両前
方側に位置し、助手席側端部(図1、図2の左側端部)
12hが車両後方側に位置するように、車両左右方向に
対して蒸発器12を所定角度θでもって傾斜配置してい
る。ここで、角度θは20°〜60°程度である。上記
した出入口ジョイント12fは蒸発器12の運転席側端
部12gに配置される。
【0022】空調ケース11において蒸発器12よりも
さらに車両前方側の部位で、かつ、助手席側の側面には
空気入口14が開口しており、この空気入口14に上記
送風機ユニット1のスクロールケース2の出口部4が接
続され、送風機ユニット1からの送風空気が蒸発器12
の前面側へ流入する。空調ケース11において蒸発器1
2の前面部に対向する部位には、蒸発器12の通過空気
の風速分布を均一化するための階段状壁面15が形成さ
れている。また、空調ケース11において助手席側の側
面部に開口部16が開口しており、この開口部16は、
蒸発器12を助手席側へ取り出し可能とするために蒸発
器12の幅寸法Wより十分大きな幅寸法を持つように開
口面積が設定されている。そして、この開口部16を閉
塞するための蓋部材17が空調ケース11の助手席側の
側面部に取り付けられている。
【0023】この蓋部材17は樹脂により成形された板
状の部材であって、その内側面に風洩れ防止用のパッキ
ン材(シール材)17aを貼り付けている。蓋部材17
は空調ケース11に対して脱着可能に取り付けるように
なっており、本例では、蓋部材17のうち、車両後方側
の端部17bを空調ケース11に形成した引っ掛け用爪
部18の内側に係止し、そして、蓋部材17のうち、車
両前方側の端部17cをネジ(タッピングネジ)19に
よりスクロールケース2の出口部4の壁面に締めつけ固
定している。従って、本例の取付構造によると、蓋部材
17は、空調ケース11の空気入口14部分のダクトの
一部を構成している。
【0024】一方、空調ケース11において運転席側の
側面には開口部20が開口しており、この開口部20
は、蒸発器12の運転席側端部12gに設けた出入口ジ
ョイント12fをケース外部へ突出させるためのもので
ある。この出入口ジョイント12fに冷媒配管コネクタ
21が脱着可能に結合されている。図3は上記冷媒配管
コネクタ21の単体の形状を示しており、冷媒配管コネ
クタ21はアルミニウム等の金属を冷間鍛造または切削
加工して図3の形状に形成するもので、その一端側に長
方形状の第1フランジ部21aを形成している。この第
1フランジ部21aの中央部付近に取付穴21bを開け
て、この取付穴21bに1本のボルト22(図1)を挿
通し、このボルト22により冷媒配管コネクタ21を出
入口ジョイント12fに締め付け固定している。
【0025】ここで、第1フランジ部21aの板面から
入口側、出口側冷媒通路接続用のパイプ部21c、21
dを突出させ、このパイプ部21c、21dを出入口ジ
ョイント12f側の冷媒入口12i、冷媒出口12jの
通路穴にシール用Oリング(図示せず)を介して気密に
接続するようになっている。また、第1フランジ部21
aには、入口側、出口側冷媒通路穴21e、21fを内
蔵するコネクタ本体部21gが一体に設けられ、このコ
ネクタ本体部21gの他端側に長方形状の第2フランジ
部21hが一体に設けられている。この第2フランジ部
21hの外方側には、第2フランジ部21hより外形寸
法を若干小さくした長方形状の突出部21iを一体に形
成している。この突出部21iには、上記冷媒通路穴2
1e、21fが開口しているとともに、この両穴21
e、21fの中間部位に2個のネジ穴21jが開けてあ
る。
【0026】なお、図1において、100は車両のダッ
シュパネルであり、エンジンルーム101と車室102
とを仕切るものである。蒸発器12が前述のごとく所定
角度θにより傾斜配置してあるために、蒸発器12の運
転席側端部12gはダッシュパネル100に近接して配
置される。これに伴って、上記出入口ジョイント12f
および冷媒配管コネクタ21もダッシュパネル100に
近接して配置することができる。
【0027】ダッシュパネル100には冷媒配管コネク
タ21の近傍部位に第2フランジ部21hと対向するよ
うにして開口部103が開けてあり、この開口部103
を通して冷媒配管コネクタ21の第2フランジ部21h
の長方形状の突出部21iを直接、エンジンルーム10
1側へ突出させる。従って、冷媒配管コネクタ21の冷
媒通路穴21e、21fを直接、エンジンルーム101
側へ露出させることができる。
【0028】ここで、冷媒配管コネクタ21の突出部2
1iの外周側にシール用パッキン材23を装着し、この
パッキン材23を第2フランジ部21hによりダッシュ
パネル100に押圧することにより開口部103の周縁
部をシールしている。これにより、エンジンルーム10
1内の空気が開口部103から車室102内へ流入する
ことを防止できる。
【0029】温度式膨張弁24はエンジンルーム101
内に配置され、冷媒配管コネクタ21に対してエンジン
ルーム101側から接続されるもので、本例では膨張弁
24として、蒸発器12の出口冷媒温度を感知する感温
部を弁ハウジング24a内に内蔵するタイプのものを用
いている。ここで、弁ハウジング24aはアルミニウム
等の金属により図4に示す直方体状の形状に形成され、
この弁ハウジング24aの一端部にダイヤフラム機構部
24bを配置している。
【0030】このダイヤフラム機構部24bには蒸発器
12の出口冷媒の温度と圧力に応じた差圧が作用し、こ
の差圧に応じてダイヤフラム機構部24bに内蔵された
ダイヤフラムが変位し、このダイヤフラム変位量に応じ
て弁ハウジング24a内の弁体(図示せず)の開度が調
整される。この弁体開度の調整により蒸発器12への冷
媒流量を調整して、蒸発器12の出口冷媒の過熱度を設
定値に維持するようになっている。
【0031】冷媒配管コネクタ21の第2フランジ部2
1hの突出部21iがエンジンルーム101側へ突出し
ているので、温度式膨張弁24の弁ハウジング24aを
エンジンルーム101側から突出部21iの板面に押し
当てることができる。そして、図4に破線図示する2本
のボルト24cを突出部21iのネジ穴21j(図3)
にネジ込むことにより、温度式膨張弁24を冷媒配管コ
ネクタ21に脱着可能に締めつけ固定できる。
【0032】そして、温度式膨張弁24の弁ハウジング
24aにおいて、冷媒配管コネクタ21とは反対側の面
に配管ジョイント25を接続するようになっている。こ
の配管ジョイント25はアルミニウム等の金属により形
成されるもので、エンジンルーム101内の高圧側液配
管26aおよび低圧ガス配管26bの端部を予め配管ジ
ョイント25の通路穴部にろう付けにより接合してお
き、配管ジョイント25の中央部の取付穴(図示せず)
に1本のボルト25aを挿通し、このボルト25aを温
度式膨張弁24の弁ハウジング24aのネジ穴(図示せ
ず)にネジ込むことにより、配管ジョイント25を温度
式膨張弁24の弁ハウジング24aに脱着可能に締めつ
け固定できる。
【0033】この配管ジョイント25の取付により、高
圧側液配管26aおよび低圧ガス配管26bを温度式膨
張弁24の入口側、出口側冷媒通路(図示せず)に連通
させることができる。温度式膨張弁24の入口側冷媒通
路には図示しない受液器からの高圧液冷媒が高圧側液配
管26aを介して流入し、また、蒸発器12で蒸発した
ガス冷媒が温度式膨張弁24の出口側冷媒通路を通過し
た後、低圧ガス配管26bを通って圧縮機吸入側に導入
される。
【0034】なお、上記した蒸発器12の冷媒配管経路
において、車室102内に露出する冷媒配管コネクタ2
1と出入口ジョイント12fの外表面には、結露防止の
ために、スポンジ状の断熱材からなるインシュレータ
(図示せず)を貼り付ける。次に、ヒータコア13は蒸
発器12の空気流れ下流側(車両後方側)において、運
転席側(図1右側)の部位に隣接配置されている。この
ヒータコア13は蒸発器12を通過した冷風を再加熱す
るものであって、その内部に高温の温水(エンジン冷却
水)が流れ、この温水を熱源として空気を加熱するもの
である。
【0035】本例のヒータコア13は周知の構造であ
り、温水入口側タンクと温水出口側タンクとの間に、ア
ルミニュウム等の金属薄板を断面偏平状に成形してなる
偏平チューブとコルゲートフィンとを交互に積層した熱
交換用コア部を配置し、一体ろう付けしたものである。
なお、ヒータコア13は例えば、温水入口側タンクを下
方側に配置し、温水出口側タンクを上方側に配置し、温
水入口側タンクからの温水が熱交換コア部の全部の偏平
チューブを下方から上方への一方向に流れる一方向流れ
タイプ(全パスタイプ)として構成することができる。
【0036】図1にはヒータコア13に接続される温水
配管のうち、温水入口側の配管27、28のみが示して
あり、温水出口側の配管は図示を省略している。温水入
口配管27の一端はヒータコア13の入口側タンクの入
口パイプ13aにかしめ結合部27aにより結合されて
いる。そして、温水入口配管27と温水入口配管28と
の間に、温水弁29がクランプ30a、30bにより脱
着可能に接続されている。温水弁29はブラケット29
aを介して空調ケース11に保持固定されている。ダッ
シュパネル100には温水配管用の開口部104が前述
した開口部103に隣接して開けられており、この開口
部104を通して温水入口配管28および図示しない温
水出口配管がエンジンルーム101側に突出して、エン
ジンルーム101内の温水配管(図示せず)を介して車
両エンジン(図示せず)の温水回路に接続される。ここ
で、温水入口配管28および温水出口配管にはゴム製グ
ロメット(シール材)31を嵌着して、開口部104を
シールしている。
【0037】以上によりヒータコア13には温水弁29
を介して車両エンジンの温水が循環する。この温水弁2
9は温水流路の開口面積を調整可能な弁体(図示せず)
を内蔵し、この弁体の開度調整によりヒータコア13に
流入する温水の流量を調整し、これにより車室内への吹
出空気温度を調整するものである。この温水弁29の弁
体の操作部は図示しないリンク機構、ケーブル等を介し
て、空調操作パネルの温度調整用操作部材(例えばレバ
ー式の部材)に機械的に連結されて、手動操作される。
【0038】図1に示すように、ヒータコア13は蒸発
器12より車両左右方向の幅寸法を所定量小さくして、
蒸発器12の車両後方側で、かつ、運転席側の部位に配
置してある。これにより、空調ケース11内において、
ヒータコア13の助手席側部位に冷風バイパス通路32
を形成できる。そして、この冷風バイパス通路32を開
閉する冷風バイパスドア33がヒータコア13の助手席
側部位に配置されている。この冷風バイパスドア33
は、本例では回転軸34を中心として回動自在な板状ド
アにより構成されている。
【0039】この冷風バイパスドア33の回転軸34は
図示しないリンク機構、ケーブル等を介して、上記した
空調操作パネルの温度調整用操作部材に機械的に連結さ
れている。つまり、本例では、温水弁29と冷風バイパ
スドア33の両方が温度調整用操作部材に機械的連結機
構(リンク機構、ケーブル等)を介して連結されてい
る。従って、この操作部材の手動操作により温水弁29
と冷風バイパスドア33とを連動操作することができ
る。
【0040】一方、空調ケース11において、ヒータコ
ア13および冷風バイパス通路32よりも車両後方側
(空気流れ下流側)の部位に、デフロスタ開口部35、
フェイス開口部36およびフット開口部(図示せず)が
開口している。ここで、デフロスタ開口部35は空調ケ
ース11の上面側に開口し、図示しないデフロスタダク
トおよびデフロスタ吹出口を介して、車両窓ガラス内面
に向けて風を吹き出す。また、フェイス開口部36はデ
フロスタ開口部35よりもさらに車両後方側に開口し、
図示しないフェイスダクトおよびフェイス吹出口を介し
て乗員頭部に向けて風を吹き出す。また、フット開口部
は空調ケース11の下方部に開口し、図示しないフット
ダクトおよびフット吹出口を介して車室内左右の乗員足
元に風を吹き出す。
【0041】そして、デフロスタ開口部35は回転軸3
7により回動可能な板状のデフロスタドア38により開
閉され、また、フェイス開口部36は回転軸39により
回動可能な板状のフェイスドア40により開閉される。
同様に、フット開口部も図示しないフットドアにより開
閉され、これら開口部の開閉により吹出モードを選択で
きる。
【0042】次に、上記構成において本実施形態の作動
を説明する。送風機ユニット1の送風ファン3を作動さ
せることにより、空調ユニット10のケース11内に空
気が矢印Bのように送風される。図示しない圧縮機を車
両エンジンにより駆動することにより冷凍サイクルが作
動し、蒸発器12には温度式膨張弁24で減圧膨張した
低圧の気液2相冷媒が流入する。
【0043】そして、蒸発器12で冷媒が送風空気から
蒸発潜熱を吸熱して蒸発することにより、送風空気が冷
却、除湿され、冷風となる。次に、この冷風はヒータコ
ア13にて再加熱されて所望温度となり、ドア38、4
0等により選択された吹出開口部35、36を通過して
車室内へ吹き出す。ここで、車室内への吹出空気の温度
調整は、温水弁29によりヒータコア13への温水流量
を調整するとともに、冷風バイパスドア33により通路
32の冷風量を調整することにより、行うことができ
る。最大暖房時(最高温度時)には温水弁29が全開
し、冷風バイパスドア33が全閉する。逆に、最大冷房
時(最低温度時)には温水弁29が全閉し、冷風バイパ
スドア33が全開する。
【0044】そして、温水弁29の開度が中間開度に到
達して、最大暖房時と最大冷房時の中間の温度域に到達
したとき、冷風バイパスドア33が開き、これ以後、空
調操作パネルの温度調整用操作部材を最大冷房位置(最
低温度位置)側へ向かって操作すると、冷風バイパスド
ア33の開度が全開位置に向かって次第に増加する。こ
のようにして、最大暖房位置(最高温度位置)と最大冷
房位置(最低温度位置)との間の吹出温度をリニア(連
続的)に調整できる。
【0045】次に、本実施形態における蒸発器12の脱
着作業について説明する。空調装置を車両に搭載した後
に、蒸発器12の点検修理あるいは交換のために、蒸発
器12を取り外す必要が生じたときは、まず、車室10
2内の運転席側空間において、ボルト22を緩めて蒸発
器12の出入口ジョイント12fと冷媒配管コネクタ2
1との結合を解除する。
【0046】その後に、車室102内の助手席側空間に
おいて、ネジ19を緩めて蓋部材17の車両前方側端部
17cをスクロールケース2の出口部4から取り外し、
次に、蓋部材17の車両後方側端部17bを空調ケース
11の引っ掛け用爪部18から取り外して、蓋部材17
を空調ケース11から除去する。これにより、空調ケー
ス11のうち、蒸発器12の助手席側部位の開口部16
が開放される。この開口部16は、蒸発器12の幅寸法
Wより充分大きい開口面積を持つように設計してあるの
で、蒸発器12を開口部16から助手席側へ引き出すこ
とができる。しかも、蒸発器12は車両左右方向と平行
ではなく、所定角度θでもって傾斜配置してあるため、
開口部16を通して蒸発器12を矢印Cのごとく助手席
足元側の斜め後方へ引き出すことができる。
【0047】ここで、もし、蒸発器12を車両左右方向
と平行に引き出す場合は、計器盤内部で助手席側に搭載
される機器と蒸発器12との干渉が発生しやすいが、本
実施形態によると、蒸発器12を助手席側の、しかも、
車両斜め後方へ引き出すことができるから、計器盤内部
の助手席側搭載機器および送風機ユニット1と蒸発器1
2との干渉を回避できる。これに加え、助手席足元側に
は運転席側のような車両操作用機器が一切配置されてい
ないから、蒸発器12の矢印C方向への脱着は極めて容
易に行うことができる。
【0048】また、本実施形態による蒸発器12の傾斜
配置は、蒸発器12の通過空気の風速分布を均一化でき
るという利点もある。すなわち、送風機ユニット1を空
調ユニット10に対して助手席側へオフセット配置する
レイアウトにおいては送風機ユニット1のスクロールケ
ース2の出口部4における送風方向が矢印Bのように車
両左右方向と略平行な状態にあり、送風空気の主流が運
転席側に向かっているので、蒸発器12を車両左右方向
と平行に配置した場合には蒸発器12のうち、運転席側
領域(図1の右側部)での風速が大きくなり、助手席側
領域(図1の左側部)での風速が小さくなり、風速分布
に不均一が発生する。
【0049】しかし、本実施形態によると、蒸発器12
の傾斜配置により蒸発器12の助手席側端部12hが車
両後方へずれるようにしているため、スクロールケース
2の出口部4からの送風空気が蒸発器12の助手席側領
域へ流入しやすくなる。その結果、この蒸発器12の傾
斜配置と空調ケース11の階段状壁面15の空気案内作
用との組み合わせにより蒸発器12の通過空気の風速分
布を均一化できる。
【0050】なお、蒸発器12の傾斜角度θは、本発明
者の検討によると次の理由から、θ=20°〜60°の
範囲が好適である。すなわち、蒸発器12の脱着時に、
計器盤内部の助手席側搭載機器および送風機ユニット1
と蒸発器12との干渉を回避するためには、傾斜角度θ
を20°以上にすることが好ましく、また、蒸発器12
の傾斜による、空調ユニット10の車両前後方向寸法の
増大を抑制するためには、傾斜角度θを60°以下にす
ることが好ましい。蒸発器12の脱着性と、空調ユニッ
ト10の車両前後方向寸法の抑制とをより一層良好に両
立させるためには、傾斜角度θ=25°〜40°程度の
範囲がよい。
【0051】(第2実施形態)図5は第2実施形態であ
り、第1実施形態では、空調装置の車両搭載当初から空
調ケース11に、蒸発器12脱着用の開口部16とその
閉塞用蓋部材17を備える構成としているが、第2実施
形態では空調装置の車両搭載当初にはこのような蒸発器
脱着用の開口部16とその閉塞用蓋部材17を備えない
構成としている。すなわち、図5(b)は空調装置の車
両搭載当初の状態であり、空調ケース11のうち、助手
席側の側面部に、蒸発器12を取り出し可能な大きさの
領域Dを容易に破断可能とする薄肉部41をV状溝によ
り形成しておく。
【0052】そして、蒸発器12の脱着の必要が生じた
ときは、空調ケース11のうち、助手席側の側面部の領
域Dを薄肉部41の部分で破断して、領域Dの大きさを
持った開口部を空調ケース11の助手席側の側面部に開
口する。これにより、第2実施形態においても、第1実
施形態と同様に、領域Dの開口部を利用して蒸発器12
の脱着を容易に行うことができる。
【0053】そして、蒸発器12を再度空調ケース11
内に装着した後は、第1実施形態と同様の蓋部材17を
引っ掛け用爪部18とネジ(タッピングネジ)19を用
いて空調ケース11に固定すればよい。 (他の実施形態) 上記の第1実施形態では、温水弁29と冷風バイパス
ドア33とをリンク機構等による純機械的な連結機構に
より空調操作パネルの温度調整用操作部材に連結して、
この操作部材の操作により温水弁29と冷風バイパスド
ア33を連動させる場合について説明したが、温水弁2
9と冷風バイパスドア33の開度を電気的に連動して調
整するようにしてもよい。
【0054】例えば、温水弁29と冷風バイパスドア3
3を適宜のリンク機構等を介して1つの共通の電気的ア
クチュエータ(モータ等)により駆動するようにし、か
つ、温度調整用操作部材により設定温度に対応した電気
信号を発生し、この設定温度の電気信号により電気的ア
クチュエータの作動量を制御し、これより、温水弁29
と冷風バイパスドア33の開度を電気的に連動して調整
してもよい。
【0055】上記の第1実施形態では、温水弁29の
温水流量調整作用により吹出空気温度を調整する温水流
量方式の車両用空調装置について説明したが、ヒータコ
ア13を通過する温風とヒータコア13をバイパスする
冷風との風量割合をエアミックスドアにより調整して、
吹出空気温度を調整するエアミックス方式の車両用空調
装置に本発明を適用してもよいことはもちろんである。
【0056】上記の第1実施形態では、空調ユニット
10を計器盤内側部の車両左右方向の略中央部に配置
し、一方、送風機ユニット1は車室内において空調ユニ
ット10の助手席側にオフセット配置するタイプ(セミ
センター置きタイプ)の車両用空調装置について説明し
たが、空調ユニット10のさらに前方側に送風機ユニッ
ト1を配置する完全センター置きタイプの車両用空調装
置に本発明を適用することが可能である。
【0057】この場合、送風機ユニット1は車室102
内でなく、エンジンルーム101内に配置して、送風機
ユニット1の送風空気をダッシュパネル100の開口部
を通して、蒸発器12の前面側に送風するようにしても
よい。 上記の第1実施形態では、蒸発器12の出入口ジョイ
ント12f、冷媒配管コネクタ21等を空調ケース11
の運転席側に配置する場合について説明したが、蒸発器
12の出入口ジョイント12f、冷媒配管コネクタ21
等を空調ケース11の助手席側に配置するレイアウトに
してもよい。
【0058】上記の第1、第2実施形態における空調
ケース11の引っ掛け用爪部18を廃止して、蓋部材1
7の両端部17b、17cをともにネジ手段にて取り付
けるようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示す車両用空調装置の
概略断面図である。
【図2】図1に示す蒸発器の具体的構造を例示する正面
図である。
【図3】図1に示す配管コネクタの斜視図である。
【図4】図1に示す温度式膨張弁部分の正面図ある。
【図5】(a)は第2実施形態の蓋部材の断面図、
(b)は第2実施形態による空調ユニットの要部断面図
である。
【符号の説明】
1…送風機ユニット、10…空調ユニット、11…空調
ケース、12…蒸発器(冷房用熱交換器)、13…ヒー
タコア(暖房用熱交換器)、16…開口部、17…蓋部
材。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車室内前部の計器盤内側部の車両左右方
    向の中央部に空調ユニット(10)を配置し、 この空調ユニット(10)のケース(11)内に冷房用
    熱交換器(12)をその熱交換面が車両上下方向に延び
    るように配置するとともに、この冷房用熱交換器(1
    2)の運転席側端部(12g)が車両前方側に位置し、
    助手席側端部(12h)が車両後方側に位置するよう
    に、この冷房用熱交換器(12)を車両左右方向に対し
    て傾斜配置し、 前記冷房用熱交換器(12)を、前記ケース(11)の
    うち、助手席側の側面部から助手席側の斜め後方へ脱着
    可能にしたことを特徴とする車両用空調装置。
  2. 【請求項2】 前記ケース(11)のうち、助手席側の
    側面部に、前記冷房用熱交換器(12)を取り出し可能
    な大きさの開口部(16)およびこの開口部(16)を
    閉塞する脱着可能な蓋部材(17)が備えられているこ
    とを特徴とする請求項1に記載の車両用空調装置。
  3. 【請求項3】 前記ケース(11)のうち、助手席側の
    側面部に、前記冷房用熱交換器(12)を取り出し可能
    な大きさの領域(D)を容易に破断可能とする薄肉部
    (41)が形成されていることを特徴とする請求項1に
    記載の車両用空調装置。
  4. 【請求項4】 前記空調ユニット(10)に空調空気を
    送風する送風機ユニット(1)を、前記空調ユニット
    (10)の助手席側の側方にオフセット配置したことを
    特徴とする請求項1ないし3のいずれか1つに記載の車
    両用空調装置。
  5. 【請求項5】 前記空調ユニット(10)のケース(1
    1)内において、前記冷房用熱交換器(12)を空調空
    気が車両前方側から車両後方側へ向かって流れるように
    なっており、 前記冷房用熱交換器(12)の車両後方側で運転席側の
    部位に、暖房用熱交換器(13)を配置したことを特徴
    とする請求項1ないし4のいずれか1つに記載の車両用
    空調装置。
  6. 【請求項6】 前記冷房用熱交換器は冷凍サイクルの蒸
    発器(12)であり、この蒸発器(12)の運転席側端
    部(12g)に冷媒配管接続部(12f、21)を配置
    したことを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1つ
    に記載の車両用空調装置。
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