JP2000225286A - 全自動洗濯乾燥機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の全自動洗濯乾燥機では、洗濯中に気流
路開閉弁が故障等で開放状態となった時、温風送風手段
が浸水する、また、この弁自体大きく、設計上スペース
制約があり高価であるという課題があった。 【解決手段】本発明は、本体２１と内部にサスペンショ
ン２３で支持された受け筒２２と、内部に支持された洗
濯兼脱水槽２４と、上部に設けた流体バランサ２７、お
よび底部に設けたパルセータ２９と、これを支持する洗
濯軸２４と、これに連結されたモータ２８と、受け筒２
２設けた排水路３７・排水弁３６および溢水口３８・溢
水路３９と、溢水口３８より高位置に配した温風送風手
段と、除湿を行う熱交換器３３と、排水弁３６上で排水
路３７と熱交換器３３を接続するダクト３５を備え、温
風送風手段が浸水せず安全で、小径の排水弁３６を用い
た安価な全自動洗濯乾燥機であり、これにより、省スペ
ースを実現した。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は一般家庭において使
用する全自動洗濯乾燥機に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】まず全自動洗濯乾燥機の構成を図３に基
づいて説明する。１は全自動洗濯乾燥機の本体、２は受
け筒である。３は受け筒２を本体１から懸垂防振支持す
るサスペンション機構である。４は２軸構造となった洗
濯・脱水軸、５は洗濯又は脱水時により洗濯・脱水軸を
切り換えるクラッチ、６は洗濯兼脱水槽、７は洗濯兼脱
水槽に設けた流体バランサである。８は上記受け筒２の
底部に設けたモータ、９は洗濯兼脱水槽の中央底部に設
けたパルセータ、１０はパルセータの傾斜面に形成した
突出部である。１１はファンモータ、１２はヒータで、
ファンモータ１１とヒータ１２で温風送風手段を構成し
ている。１３は湿った温風の除湿を行う熱交換器であ
る。１４はファンモータ１１と連通し温風を衣類に向け
て吹き出す噴出口、１７は受け筒２に固定された気流路
開閉弁、１５は気流路開閉弁１７と熱交換器１３を接続
するダクト、１６は洗濯・脱水時の排水経路を開閉する
排水弁である。１８は受け筒２の上面を覆って空気漏れ
を防止する内ふたで、１９は内ふた１８に設けた内開閉
ふたであり、ここから衣類の出し入れを行う。

【０００３】以上のように構成された全自動洗濯乾燥機
について、その動作を以下に説明する。洗濯は、洗濯兼
脱水槽６に衣類と水及び洗剤を投入し、クラッチ５によ
り機構伝達を洗濯側に切り換えて、モータ８の動力を洗
濯軸を介しパルセータ９に伝達し、パルセータ９が回転
することで、衣類がパルセータの突出部１０に引っかか
り、中心部へ引き込まれる。洗濯兼脱水槽の中心下層部
の衣類は、引き込まれた衣類により、洗濯兼脱水槽の上
層部へ押し上げられる。このようにして洗濯兼脱水槽６
内の衣類を撹拌して、衣類どうし、または洗濯兼脱水槽
６、パルセータ９との接触により作用する機械力と、水
流力により洗濯を行う。

【０００４】脱水は洗濯終了後、洗濯兼脱水槽６内の水
を排水弁１６を開いて排水した後、クラッチ５により機
構伝達を脱水側に切り換えて、モータ８の動力を脱水軸
４を介して洗濯兼脱水槽６を回転させ、洗濯物から水分
を遠心分離することで行う。

【０００５】乾燥は、まず、パルセータ９を急速に正逆
回転させることにより、脱水の遠心力で洗濯兼脱水槽６
の内壁に張り付いた衣類を引き剥がす。そして、排水弁
１６を閉じ、気流路開閉弁１７を開放とする。その後パ
ルセータ９を緩やかに正逆回転させて突出部１０で衣類
を引っかけて攪拌しながら、ファンモータ１１とヒータ
１２からなる温風送風手段により温風を噴出口１４に送
る。噴出口１４より洗濯兼脱水槽６に吹き込まれた温風
は、衣類から水分を蒸発させた後、洗濯兼脱水槽６と受
け筒２の間に出て、受け筒２の下部に設けた連通口より
ダクト１５に導かれる。次に熱交換器１３で冷却除湿さ
れ、再びファンモータ１１に戻る。つまり、温風を循環
させながら乾燥を進めていく。

【０００６】

【発明が解決しようとする課題】従来の全自動洗濯乾燥
機では、洗濯中に気流路開閉弁が故障等の何らかの原因
で開放状態となった時、洗濯水位下にある温風送風手段
が浸水する可能性があった。また、洗濯時に受け筒から
の水溢れを防ぐため通常設けられる溢水路が特に考慮さ
れておらず、乾燥中、溢水路から温風が漏れることとな
っていた。また、気流路開閉弁は、風量確保（圧力損失
低減）のため、排水弁より大径が望ましいが、実装設計
上スペースの制約が大きく、また高価なものであったた
め、簡素で低コストの構成が難しかった。

【０００７】本発明は上記課題を解決するものであり、
温風送風手段の浸水を防止する。また、溢水路からの温
風の漏れを防ぐ。また、弁を省スペースで低価格の排水
弁１つのみとした上で、温風循環や除湿水排出等の乾燥
機能を確保した全自動洗濯乾燥機を提供することを目的
としている。

【０００８】

【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明は、温風送風手段を、受け筒側面に設けた溢水
口より高い位置に配することにより、受け筒と温風送風
手段が連通状態であって、受け筒内の水位が上昇して
も、温風送風手段の浸水を防止することができる。

【０００９】

【発明の実施の形態】請求項１記載の発明は、本体と、
本体内部に複数のサスペンションで支持された受け筒
と、受け筒内部に脱水軸によって回転自在に支持された
洗濯兼脱水槽と、洗濯兼脱水槽の上部に設けた流体バラ
ンサおよび底部に設けたパルセータと、パルセータを回
転自在に支持する洗濯軸と、洗濯軸に連結し前記受け筒
に固定されたモータと、温風を供給する温風送風手段
と、高湿温風を冷却除湿する熱交換器と、前記受け筒下
部に排水路および排水弁を、側面に溢水口および溢水路
を設け、前記温風送風手段を溢水口より高い位置に配し
たものであり、受け筒と温風送風手段が連通状態であっ
て、受け筒内の水位が上昇しても、温風送風手段に水位
が達しないよう作用する。

【００１０】請求項２記載の発明は、溢水路が排水弁よ
り下部で排水路に合流し、合流後の排水路にトラップを
設けることにより、溢水路から温風が外部に流出しない
よう作用する。

【００１１】請求項３記載の発明は、排水弁より上部の
排水路と熱交換器下部を、伸縮性のダクトで接続するこ
とにより、小径の排水弁１つにて、固定側の熱交換器と
可動側の受け筒間の温風流路を省スペースで確保するよ
う作用する。

【００１２】請求項４記載の発明は、排水路のダクト接
続部の断面積を、排水弁の断面積より大きくすることに
より、大風量（低圧力損失）の温風流路を確保するよう
作用する。

【００１３】請求項５記載の発明は、ダクトの接続位置
を、排水路側より熱交換器側を高く配することにより、
乾燥中の除湿水を排水弁から排出するよう作用する。

【００１４】請求項６記載の発明は、ダクトの接続位置
を、排水路側より熱交換器側を低く配し、熱交換器の最
下位置にドレンを設けることにより、熱交換器を長くし
て熱交換面積が増し、乾燥中の除湿水はドレンを通して
排出するよう作用する。

【００１５】請求項７記載の発明は、排水弁より上部の
排水路とドレンを伸縮性のチューブで接続し、接続位置
を排水路側よりドレン側を高く配することにより、除湿
水をドレンを介して排水弁から排出するよう作用する。

【００１６】

【実施例】（実施例１）本発明の第１の実施例を側断面
図、図１に基づいて説明する。ただし、本体２１の上部
にある操作パネルやトップカバー等は省略している。

【００１７】構成は次のようになる。２１は外郭をなす
本体であり、内部に、複数のサスペンション２３を介し
て本体２１に支持された受け筒２２を有している。受け
筒２２の内部に、脱水軸２４に固定され、側面に多数の
穴を有する洗濯兼脱水槽２６を配しており、洗濯兼脱水
槽２６の上部に流体バランサ２７が固定されている。洗
濯兼脱水槽２６の底部には、ナベ型の形状を有したパル
セータ２９を設けており、３０はパルセータ２９の傾斜
面に形成した突出部である。

【００１８】洗濯軸２４はモータ２８に連結しており、
モータ２８は受け筒２２に固定されている。２５はクラ
ッチで、２軸構成となっている脱水軸（洗濯軸）２４の
パルセータ２９と洗濯兼脱水槽２６との連動／非連動を
切り替える。３６は排水時に開く排水弁で、排水路３７
に設けてある。排水路３７の下方には、途中水が溜まる
形状となったトラップ３４が設けてあり、ここを通して
排水が行われると同時に、水溜まりにより乾燥中の空気
漏れを防いでいる。

【００１９】３９は受け筒２２の外側面に固定された溢
水路で、上端は受け筒２２の内側に設けた溢水口３８、
下端は排水弁３６より下の排水路３７にそれぞれ開口し
て両者を連通させ、受け筒２２で所定最高水位（溢水口
３８まで）より溢れた水を排出する。３１はファン、３
２はファン３１の吹き出し後流に配したヒータで、図の
略奥行き方向に横並びで本体２１に固定されている。

【００２０】ファン３１とヒータ３２で、温風を供給す
る温風送風手段を構成している。温風送風手段の下流側
（図の上方向）には、継ぎ手４８、伸縮性の蛇腹４７を
介して噴出口４９が連通して設けられている。４３は内
ふたで、受け筒２２の上面を覆うよう固定され、温風の
上方への漏れを防ぐ。４４は内ふた４３に開閉自在に支
持された内開閉ふたで、ここを開けて衣類の出し入れを
行う。

【００２１】また、温風送風手段の上流側（図の下方
向）には、高湿温風を冷却除湿する熱交換器３３があ
る。３５はダクトで、排水路３７の排水弁３６より上の
部分と、熱交換器３３の下部を、伸縮自在に接続してい
る。

【００２２】以上の構成で、動作は次のようになる。

【００２３】まず洗濯について説明する。内開閉ふた４
４より洗濯兼脱水槽２６に衣類を入れる。排水弁３６を
閉じた状態で、洗濯兼脱水槽２６に給水が行われ、所定
水位まで洗濯水が満たされる。次に、クラッチ２５によ
り機構伝達を洗濯側に切り換えて、モータ２８の動力を
洗濯軸２４を介しパルセータ２９に伝達し、パルセータ
２９を回転させることで、突出部３０が衣類を引っかけ
て撹拌して洗濯を行う。

【００２４】洗濯中、特に衣類が多く水位の高いとき、
所定水位を超えた水は、受け筒２２に設けた溢水口３８
から溢水路３９、排水路３７、トラップ３４を経て排水
される。このようにして一連の洗濯工程が行われるが、
順を追った詳細な説明は割愛する。なお、熱交換器３３
にも、受け筒２２内と同水位まで、水が満たされる。

【００２５】洗濯工程中および最終すすぎ終了後の脱水
は、洗濯兼脱水槽２６内の水を排水弁３６を開いて排水
した後、クラッチ２５により機構伝達を脱水側に切り換
えて、モータ２８の動力を脱水軸２４を介して、洗濯兼
脱水槽２６をパルセータ２９とともに回転させ、洗濯物
から水分を遠心分離することで行う。

【００２６】次に乾燥について説明する。まず排水弁３
６を閉じる。そして、パルセータ２９を急速に正逆回転
させることにより、脱水の遠心力で洗濯兼脱水槽２６の
内壁に張り付いた衣類を引き剥がす。その後、ファン３
１で発生した風がヒータ３２を通過する間に加熱され、
継ぎ手４８、伸縮性の蛇腹４７を通って、噴出口４９か
ら温風となって洗濯兼脱水槽２６に吹き込まれる。内ふ
た４３を設けているので、温風は上方へ逃げない。

【００２７】そして温風は、衣類を加熱して水分を蒸発
させたあと、洗濯兼脱水槽２６の側面の穴や流体バラン
サ２７と内ふた４３との隙間、パルセータ２９と洗濯兼
脱水槽２６との隙間等を通って、受け筒２２の下部で連
通する排水路３７、ダクト３５に導かれ、熱交換器３３
に達する。衣類の水分を蒸発させ湿度の上昇した温風
は、熱交換器３３で冷却除湿（受け筒２２においても行
われている)され、再びファン３１に戻る。このように
して、温風を循環、除湿しながら乾燥を進めていく。除
湿水が排水弁３６の上方に溜まってくるので、温風の流
路を塞がないよう、所定の時間間隔で排水弁３６を数秒
間開いて外部に排出される。

【００２８】この間、パルセータ２９は、正逆回転（一
般的なパルセータ型洗濯機の洗濯時の動きに近い。ただ
し同一ではない）を行って突出部３０で衣類を持ち上げ
ながら、衣類の攪拌を繰り返し、乾燥を助ける。なお乾
燥中、排水弁３６は開放のままでもよい。ただし、温風
はトラップ３４のため外部に流出することはないもの
の、溢水路３９が迂回路となり温風が迂回して、乾燥性
能が少し低下する可能性はある。

【００２９】次に、本実施例の特徴を重点的に説明す
る。

【００３０】温風送風手段を構成するファン３１とヒー
タ３２は電装部品であり、端子や配線、内部回路等に水
が侵入すると、部品破壊や漏電、ショートの危険があ
る。しかし、温風送風手段を溢水口３８より高い位置に
配しているので、洗濯・すすぎ中にも水位がここまで達
することがなく、水が侵入することはない。

【００３１】排水路３７にトラップ３４が設けてある。
よって、排水を支障なく行うと同時に、乾燥中、溢水路
３８あるいは開いた排水弁３６から温風が外部へ流出す
るのを防ぐことができる。

【００３２】伸縮性のダクト３５で、排水弁３６上の排
水路３７と熱交換器３３下部を接続している。よって、
小径の排水弁３６を１つにて、温風流路を省スペースで
確保した構成とできる。

【００３３】排水路３７のダクト３５接続部を径大とし
ている。このため、温風流路を広く確保でき大風量を得
やすく乾燥性能の向上が図れる。そして、容積が大きく
なりすぐに除湿水が溜まって温風路を塞ぐこともないの
で、排水弁３６を開放する時間を短縮できる。ちなみ
に、温風流路の断面積は約φ６０ｍｍ、排水弁３６のそ
れは約φ２０ｍｍ相当が適切である（ただしこの数値に
限定するものではない）。

【００３４】ダクト３５の接続位置を、排水路３７側よ
りも熱交換器３３側が高くなるようにした（当然受け筒
２２の上下動も考慮されている）。よって、熱交換器３
３で除湿された水は、スムースに排水弁３６に流れる。

【００３５】（実施例２）本発明の第２の実施例を、第
１の実施例と異なる部分のみについて、図２の拡大図を
用いて説明する。共通部分においては図１を参照のこ
と。

【００３６】４０は、熱交換器３３の最下位置に設けた
ドレンで、溜まった除湿水はここから抜かれる。４１は
排水弁３６より上の排水路３７とドレン４０を接続する
伸縮性のチューブである。

【００３７】ダクト３５の接続位置を、排水路３７側よ
りも熱交換器３３側が低くなるようにした。また、チュ
ーブ４１の接続位置を、排水路３７側よりもドレン４０
側が高くなるようにした（当然受け筒２２の上下動も考
慮されている）。よって、熱交換器３３で除湿された水
は、ドレン４０に流れ、チューブ４１を通ってスムース
に排水弁３６に流れ、排出される。

【００３８】実施例１(図１)と比較して、チューブ４１
という部品が追加され、コストアップと構成複雑化の可
能性はあるが、排水弁３６上の排水路３７の容積をさら
に大きくして、乾燥中、除湿水を排出するために排水弁
３６を開放する時間をさらに短縮できると同時に、熱交
換器３３を長くして熱交換面積を増やすことができるの
で、乾燥性能を向上することができる。

【００３９】なお、図では、ダクト３５を排水路３７の
上部に接続しているが、熱交換器３３側を低くするとい
う条件が変わらなければ、排水路３７のかわりに受け筒
２２に直接接続しても、機能上何ら変わることはない。

【００４０】また念のために記述しておく。チューブ４
１を排水弁３６下で排水路３７に接続することは、あり
えない。乾燥中は、溢水路３９が迂回路となってしまう
（参照実施例１）だけであるが、洗濯中は、水が排出さ
れ続けてしまうからである。

【００４１】

【発明の効果】以上のように本発明の請求項１記載の発
明によれば、電装部品であるファンとヒータからなる温
風送風手段を溢水口より高い位置に配することにより、
洗濯・すすぎ中にも水位がここに達することがなく、水
が侵入しないので、部品破壊や漏電、ショートの危険の
ない、安全な全自動洗濯乾燥機を提供することができ
る。

【００４２】本発明の請求項２記載の発明によれば、溢
水路が合流後の排水路にトラップを設けることにより、
排水を支障なく行うと同時に、乾燥中、溢水路から温風
が外部へ流出するのを防ぐ全自動洗濯乾燥機を提供する
ことができる。

【００４３】本発明の請求項３記載の発明によれば、排
水弁より上部の排水路と熱交換器下部を、伸縮性のダク
トで接続することにより、小径の排水弁１つにて、固定
側の熱交換器と可動側の受け筒間の温風流路を省スペー
スで確保でき、低価格の全自動洗濯乾燥機を提供するこ
とができる。

【００４４】本発明の請求項４記載の発明によれば、排
水路のダクト接続部の断面積を、排水弁の断面積より大
きくすることにより、小径の排水弁を用いた構成にて大
風量（低圧力損失）の温風流路を確保でき、乾燥性能が
優れた全自動洗濯乾燥機を提供することができる。

【００４５】本発明の請求項５記載の発明によれば、ダ
クトの接続位置を、排水路側より熱交換器側を高くする
ことにより、乾燥中の除湿水を排水弁をから排出できる
簡素な構成の全自動洗濯乾燥機を提供することができ
る。

【００４６】本発明の請求項６記載の発明によれば、ダ
クトの接続位置を、排水路側より熱交換器側を低くし、
熱交換器の最下位置にドレンを設けることにより、長い
熱交換器で熱交換面積を増すことができ、乾燥性能を向
上した全自動洗濯乾燥機を提供することができる。

【００４７】本発明の請求項７記載の発明によれば、排
水弁より上部の排水路とドレンを伸縮性のチューブで接
続し、接続位置を排水路側よりドレン側を高くすること
により、熱交換器に溜まった除湿水を、ドレンを介して
排水弁から自動的に排出できる全自動洗濯乾燥機を提供
することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の全自動洗濯乾燥機の第１の実施例の側
断面図

【図２】同第２の実施例の特徴部分を説明する部分拡大
構成図

【図３】従来の全自動洗濯乾燥機の側断面図

【符号の説明】

２１ 本体 ２２ 受け筒 ２３ サスペンション ２４ 脱水軸(洗濯軸) ２６ 洗濯兼脱水槽 ２７ 流体バランサ ２８ モータ ２９ パルセータ ３１ ファン ３２ ヒータ ３３ 熱交換器 ３４ トラップ ３５ ダクト ３６ 排水弁 ３７ 排水路 ３８ 溢水口 ３９ 溢水路 ４０ ドレン ４１ チューブ

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 森本 準一 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 松田 眞一 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Ｆターム(参考） 3B155 AA10 BA26 BB18 CA06 CB07 CB49 CB53 DC06 FB01 FB06 FC02 FC06 FC09 FE14 HB02 HB03 HB09 HB15 MA01 MA02

Claims (7)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】本体と、本体内部に複数のサスペンション
   で支持された受け筒と、受け筒内部に脱水軸によって回
   転自在に支持された洗濯兼脱水槽と、洗濯兼脱水槽の上
   部に設けた流体バランサおよび底部に設けたパルセータ
   と、パルセータを回転自在に支持する洗濯軸と、洗濯軸
   に連結し前記受け筒に固定されたモータと、温風を供給
   する温風送風手段と、高湿温風を冷却除湿する熱交換器
   と、前記受け筒下部に排水路および排水弁を、側面に溢
   水口および溢水路を設け、前記温風送風手段を溢水口よ
   り高い位置に配した全自動洗濯乾燥機。
2. 【請求項２】溢水路が排水弁より下部で排水路に合流
   し、合流後の排水路にトラップを設けた請求項１記載の
   全自動洗濯乾燥機。
3. 【請求項３】排水弁より上部の排水路と熱交換器下部
   を、伸縮性のダクトで接続した請求項１または２記載の
   全自動洗濯乾燥機。
4. 【請求項４】排水路のダクト接続部の断面積が、排水弁
   の断面積より大きい請求項３記載の全自動洗濯乾燥機。
5. 【請求項５】ダクトの接続位置を、排水路側より熱交換
   器側を高く配した請求項３または４記載の全自動洗濯乾
   燥機。
6. 【請求項６】ダクトの接続位置を、排水路側より熱交換
   器側を低く配し、熱交換器の最下位置にドレンを設けた
   請求項３または４記載の全自動洗濯乾燥機。
7. 【請求項７】排水弁より上部の排水路とドレンを伸縮性
   のチューブで接続し、接続位置を排水路側よりドレン側
   を高く配した請求項６記載の全自動洗濯乾燥機。