JP2000224876A - 微小駆動装置及び微小駆動装置を用いた情報記憶装置 - Google Patents

微小駆動装置及び微小駆動装置を用いた情報記憶装置

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JP2000224876A
JP2000224876A JP11026724A JP2672499A JP2000224876A JP 2000224876 A JP2000224876 A JP 2000224876A JP 11026724 A JP11026724 A JP 11026724A JP 2672499 A JP2672499 A JP 2672499A JP 2000224876 A JP2000224876 A JP 2000224876A
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JP
Japan
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piezoelectric vibrator
head arm
polarization region
piezoelectric
head
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JP11026724A
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Seiji Watanabe
聖士 渡辺
Masao Kasuga
政雄 春日
Akihiro Iino
朗弘 飯野
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Seiko Instruments Inc
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Seiko Instruments Inc
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  • Moving Of Heads (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 微小位置決め機構の位置決め精度向上を可能
とする装置を提供する。 【解決手段】 微小駆動装置は、少なくとも一つの記
録、再生、または、記録再生ヘッド3を備え、回転中心
穴を設けたヘッドアーム4と、ヘッドアーム4の回転中
心穴に通した回転中心軸6、それから、ヘッドアームに
接し、屈曲と伸縮振動により楕円運動をする圧電振動子
5と、その節を支持した支持部材7と、支持部材7を案
内支持する案内部材9と支持部材7に圧力を与える加圧
ばね8からなる。圧電振動子への入力信号を切り替える
ことにより、圧電振動子の楕円運動の回転方向を正逆転
し、ヘッドアーム回転中心穴を中心にヘッドアームを揺
動するとともに、ヘッドが揺動され、記憶情報媒体1の
所定の位置の記録された情報を読み、また、所定の位置
に記録する。加圧ばね8は、圧電振動子とヘッドアーム
に、駆動における最適な加圧力を与えるだけでなく、回
転軸6とヘッドアーム回転案内穴とに生じる微小な隙間
をなくし、ヘッドアームの運動を均一化する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,微小駆動装置およ
び情報記憶装置用ヘッドアームの微小駆動機構に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の記憶装置、例えば図15に示すよ
うな磁気ディスク装置700は、ヘッドアーム701の
先端に磁気ヘッド702を設けた浮動ヘッド機構703
と、回転中心軸704により軸支され前記浮動ヘッド機
構703を取り付けるキャリッジ705と、磁気ヘッド
702の反対側に設けたボイスコイルモータ706とを
備えている。ボイスコイルモータ706に通電すること
により、回転中心軸704を中心として磁気ヘッド70
2が揺動する。磁気ヘッド702は、回転する磁気ディ
スク707上で浮上する。
【0003】図16は、ボイスコイルモータ32の動作
原理を示す説明図である。可動コイル30に矢印I方向
の電流を流すことにより、フレミングの左手の法則によ
り力f(矢印F)が発生する。位置決め制御は、この可
動コイル30に流す電流の方向と大きさとを制御して、
目標の位置にサブミクロン単位で位置決めする。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ヘッドアーム
701の回転中心となる回転中心軸704とヘッドアー
ムに設けられた回転案内穴(図示略)の間には、摩擦等
の影響を考慮し、回転を妨げられぬよう微小な隙間を要
する。それにより、駆動中において、隙間の影響によ
り、ガタが生じたり、製造工程において、切削や組立に
よる誤差により、隙間にばらつきが生じる。これによ
り、微小位置決めに影響を及ぼす。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載する微小
駆動装置は、少なくとも一つの、記録、再生、または、
記録再生ヘッドを有し、回転支持部を中心に揺動可能な
ヘッドアームと、同極性に分極した第1の分極領域と、
前記第1の分極領域とは逆極性に分極した第2の分極領
域を対角に配列し、各分極領域に同位相の駆動信号を入
力し、屈曲振動を生じる第1の圧電振動子と、前記第1
の分極領域と同極性に分極した分極領域を単数配置し、
駆動信号を入力し、伸縮運動を生じる第2の圧電振動子
を備え、前記ヘッドアームに、前記圧電振動子を加圧接
触させ、前記ヘッドアームを微駆動させることを特徴と
する。
【0006】加圧を与える方法としては、例えば、弾性
体やゴムや密封された液体等を用いることにより、回転
支持部に生じる微小な隙間は、なくなり、回転中心軸と
回転案内穴は接触する。よって、隙間による微小位置決
めの誤差が低減され、位置決め精度が向上する。また、
請求項2に記載する微小駆動装置は、少なくとも一つ
の、記録、再生、または、記録再生ヘッドを有し、回転
支持部を中心に揺動可能なヘッドアームと、同極性に分
極した第1の分極領域と、前記第1の分極領域とは逆極
性に分極した第2の分極領域を対角に配列し、各分極領
域に同位相の駆動信号を入力し、屈曲振動を生じる第1
の圧電振動子と、前記第1の分極領域と同極性に分極し
た分極領域を単数配置し、駆動信号を入力し、伸縮運動
を生じる第2の圧電振動子を積層し、屈曲運動と伸縮運
動により楕円運動をする圧電振動体とを備え、前記ヘッ
ドアームに、前記圧電振動体を加圧接触させ、前記ヘッ
ドアームを微駆動させることを特徴としている。
【0007】ヘッドアームに圧電振動体を加圧接触させ
る構造であるため、回転支持部に圧力がかかり、回転支
持部に生じる微小な隙間は、なくなり、回転中心軸と回
転案内穴は接触する。よって、隙間による微小位置決め
の誤差が低減され、位置決め精度が向上する。また、圧
電振動子を積層し、圧電振動体を構成することにより、
圧電振動子の発生する力を増大することが可能であると
ともに、圧電振動子相互の間隔をなくすことができるの
で、省スペース化が可能である。
【0008】また、請求項3に記載する微小駆動装置に
おいては、少なくとも一つの、記録、再生、または、記
録再生ヘッドを有し、回転支持部を中心に揺動可能なヘ
ッドアームと、同極性に分極した第1の分極領域と、前
記第1の分極領域とは逆極性に分極した第2の分極領域
を交互に複数配列し、各分極領域に同位相の駆動信号を
入力し、屈曲振動を生じる第1の圧電振動子と、前記第
1の分極領域と同極性に分極した分極領域を単数配置
し、駆動信号を入力し、伸縮運動を生じる第2の圧電振
動子を備え、前記ヘッドアームに、前記圧電振動子を加
圧接触させ、前記ヘッドアームを微駆動させることを特
徴としている。
【0009】それにより、ヘッドアームに圧電振動子を
加圧接触させる構造であるため、回転支持部に圧力がか
かり、回転支持部に生じる微小な隙間は、なくなり、回
転中心軸と回転案内穴は接触する。よって、隙間による
微小位置決めの誤差が低減され、位置決め精度が向上す
る。請求項4に記載する微小駆動装置は、少なくとも一
つの、記録、再生、または、記録再生ヘッドを有し、回
転支持部を中心に揺動可能なヘッドアームと、同極性に
分極した第1の分極領域と、前記第1の分極領域とは、
逆極性に分極した第2の分極領域を交互に複数配列し、
各分極領域に同位相の駆動信号を入力し、屈曲振動を生
じる第1の圧電振動子と、前記第1の分極領域と同極性
に分極した分極領域を単数配置し、駆動信号を入力し、
伸縮運動を生じる第2の圧電振動子を積層し、屈曲運動
と伸縮運動により楕円運動をする圧電振動体とを備え、
前記ヘッドアームに、前記圧電振動体を加圧接触させ、
前記ヘッドアームを微駆動させることを特徴としてい
る。
【0010】そのため、ヘッドアームに圧電振動体を加
圧接触させる構造であるため、回転支持部に圧力がかか
り、回転支持部に生じる微小な隙間は、なくなり、回転
中心軸と回転案内穴は接触する。よって、隙間による微
小位置決めの誤差が低減され、位置決め精度が向上す
る。また、圧電振動子を積層し、圧電振動体を構成する
ことにより、圧電振動子の発生する力を増大することが
可能であるとともに、圧電振動子相互の間隔をなくすこ
とができるので、省スペース化が可能である。
【0011】請求項5に記載する微小駆動装置は、少な
くとも一つの、記録、再生、または、記録再生ヘッドを
有したヘッドアームと、前記ヘッドアームとは別に設け
られた前記ヘッドアームの揺動の回転中心となる回転中
心軸と、同極性に分極した第1の分極領域と、前記第1
の分極領域とは逆極性に分極した第2の分極領域を対角
に配列し、各分極領域に同位相の駆動信号を入力し、屈
曲振動を生じる第1の圧電振動子と、前記第1の分極領
域と同極性に分極した分極領域を単数配置し、駆動信号
を入力し、伸縮運動を生じる第2の圧電振動子を備え、
前記回転中心軸に、前記第1及び第2の圧電振動子を加
圧接触させ、圧電振動子の支持部材と一体化した前記ヘ
ッドアームを微駆動させることを特徴としている。
【0012】そのため、圧電振動子の支持部材と一体化
したヘッドアームが、回転中心軸に加圧接触させる構造
であるため、回転中心軸に圧力がかかり、回転支持部に
生じる微小な隙間は、なくなり、隙間による微小位置決
めの誤差が低減され、位置決め精度が向上する。また、
圧電振動子の支持部材とヘッドアームが一体構造である
ため、製造工程を簡略化することが可能である。
【0013】請求項6に記載する微小駆動装置では、少
なくとも一つの、記録、再生、または、記録再生ヘッド
を有したヘッドアームと、前記ヘッドアームとは別に設
けられた前記ヘッドアームの揺動の回転中心となる回転
中心軸と、同極性に分極した第1の分極領域と、前記第
1の分極領域とは逆極性に分極した第2の分極領域を対
角に配列し、各分極領域に同位相の駆動信号を入力し、
屈曲振動を生じる第1の圧電振動子と、前記第1の分極
領域と同極性に分極した分極領域を、単数配置し、駆動
信号を入力し、伸縮運動を生じる第2の圧電振動子を積
層し、屈曲運動と伸縮運動により楕円運動をする圧電振
動体とを備え、前記回転中心軸に、前記圧電振動体を加
圧接触させ、前記圧電振動体の支持部材と一体化した前
記ヘッドアームを微駆動させることを特徴としている。
【0014】圧電振動子を積層し、圧電振動体を構成す
ることにより、圧電振動子の発生する力を増大すること
が可能であるとともに、圧電振動子相互の間隔をなくす
ことができるので、省スペース化が可能である。そし
て、圧電振動体の支持部材と一体化したヘッドアーム
が、回転中心軸に加圧接触させる構造であるため、回転
中心軸に圧力がかかり、回転支持部に生じる微小な隙間
は、なくなり、隙間による微小位置決めの誤差が低減さ
れ、位置決め精度が向上する。
【0015】また、圧電振動体の支持部材とヘッドアー
ムが一体構造であるため、製造工程を簡略化することが
可能である。請求項7では、請求項1〜6のいずれかに
記載の微小駆動装置を有することを特徴とする情報記憶
装置としているため、請求項1〜6に記載する特徴を備
えた情報記憶装置となる。
【0016】ここで、情報記憶機器としては、例えば、
磁気ディスク装置や光ディスク装置、光磁気記憶装置な
どがあげられる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図1から〜図14を参照し
て本発明を適用した実施の形態を詳細に説明する。 《実施の形態1》図1は、本発明を適用した実施の形態
1に係わる微小駆動装置を示す。
【0018】微小駆動装置は、少なくとも一つの、記
録、再生、または、記録再生ヘッド3を備え、回転中心
穴を設けたヘッドアーム4と、ヘッドアーム4の回転中
心穴に通した、回転中心軸6、それから、ヘッドアーム
に接し、屈曲と伸縮振動により楕円運動をする圧電振動
体5と、その節を支持した支持部材7と、支持部材7を
案内支持する案内部材9と支持部材7に圧力を与える加
圧ばね8からなる。
【0019】圧電振動体5への入力信号を切り替えるこ
とにより、圧電振動体5の楕円運動の回転方向を正逆転
し、ヘッドアーム回転中心穴6を中心にヘッドアーム4
を揺動するとともに、ヘッド3が揺動され、記憶情報媒
体1の、所定の位置の記録された情報を読み、また、所
定の位置に記録する。加圧ばね8は、圧電振動体5とヘ
ッドアーム4に、駆動における最適な加圧力を与えるだ
けでなく、回転軸6とヘッドアーム回転案内穴6とに生
じる微小な隙間をなくし、ヘッドアーム4の運動を均一
化する。加圧ばね8として、例えば、弾性体やゴムや密
封された液体等を用いる。
【0020】案内部材9により、加圧ばね8の力を減衰
させることなく、圧電振動体5に伝達する。案内部材9
の形状としては、円筒もしくは、球とし、案内部材9を
挟む部分に、ガイド溝(図示略す)が設けられているこ
とが望ましい。図9は、微小駆動装置として、屈曲と伸
縮振動により楕円運動をする圧電振動体を複数用いた例
を示す。
【0021】微小駆動装置は、少なくとも一つの、記
録、再生、または、記録再生ヘッド3を備え、回転中心
部を有する、ヘッドアーム4と、ヘッドアームに接し、
屈曲と伸縮振動により楕円運動をする圧電振動体5と、
それぞれの、圧電振動体5の節を支持する支持部材7
と、支持部材7を、それぞれ案内支持する案内部材9
と、支持部材及び圧電振動体に加圧を与える加圧ばね8
からなる。少なくとも一つの支持部材7に対して、加圧
ばね8を取り付け、他の支持部材は固定する。
【0022】ヘッドアームの位置決め精度劣化の原因と
なる回転案内穴と回転軸の隙間をなくした構造とすると
ともに、圧電振動体を複数用いることで、ヘッドアーム
の位置決め精度向上と、高アクセス駆動可能である。ヘ
ッドアームの安定駆動のため、圧電振動体は、3個用い
た3点支持が望ましい。図10に示す微小駆動装置は、
少なくとも一つの、記録、再生、または、記録再生ヘッ
ド3を備え、回転中心部を有する、ヘッドアーム4と、
回転中心部に接し、屈曲と伸縮運動により楕円運動をす
る圧電振動体5と、回転中心部に接し、回転を案内する
案内支持部10と、圧電振動体の節を支持する支持部材
7と、支持部材7を案内支持する案内部材9と、支持部
材及び圧電振動体に圧力を与える加圧ばね8からなる。
【0023】ここで、本実施の形態で用いられる圧電振
動体5について、図2、3、4、5を用いて説明する。
圧電振動体5は、図2に示すように、屈曲振動源として
の圧電振動子20(第1の圧電振動子)を例えば、4枚
一体的に積層し、その下に伸縮振動源としての圧電振動
子(第2の圧電振動子)21を例えば、4枚一体的に積
層した構造とする。また、圧電振動体5は、電極(図2
においては図示省略)を有する。
【0024】なお、端面のほぼ中央に、ヘッドアーム4
に接して駆動させる突起を設けても良い図3は、本発明
の実施の形態1に係る微小駆動装置に用いる、圧電振動
体の構造を示す。図3(A)は圧電振動体5の側面5a
(図2参照)を示す図であり、図3(E)は、側面5b
を示す図である。図3(B)は圧電振動子20の奇数番
目の上面図および偶数番目の下面図であり、同図(C)
は、圧電振動子20の奇数番目の下面図および偶数番目
の上面図である。また、図3(D)は、圧電振動子21
の奇数番目の上面図および偶数番目の下面図であり、同
図(C)は、圧電振動子21の奇数番目の下面図および
偶数番目の上面図である。
【0025】圧電振動子20と圧電振動子21の分極状
態について説明する。圧電振動子20は、図3(B)お
よび同図(C)に示すように、縦方向に2分割するとと
もに、横方向にも2分割することで生成する4つの分極
領域20a、分極領域20b、分極領域20c、分極領
域20dを積層方向に、互い違いに逆に分極した構造と
する。すなわち、分極領域20aと分極領域20dは例
えば上面が+となるように分極し、分極領域20bと分
極領域20cは例えば上面が−となるように分極した状
態となる。
【0026】また、圧電振動子21は、図3の(D)に
示すように、ほぼ全面をひとつの分極領域として、積層
方向に、例えば上面が+となるように分極する。次に、
圧電振動体5の電極の構造について、図3を用いて説明
する。圧電振動体5は、電極22a、電極22b、電極
22c、電極22d、電極22e、電極22fを有す
る。
【0027】このうち、電極22a〜22eは圧電振動
子20に信号を入力するための電極であり、電極22
e、22fは圧電振動子21に信号を入力するための電
極である。電極22aは、圧電振動子20の分極領域2
0aの一方の面をほぼ覆っており、その一部は、端面5
aに引き出されている。すなわち、4枚の圧電振動子2
0、20、20、20の分極領域20a、20a、20
a、20aに引き出された部分を介して連続している電
極22aによって、全て同一の電位となる。
【0028】同様に、電極22dは、圧電振動子20の
分極領域20dの一方の面をほぼ覆っており、その一部
は、端面5bに引き出されている。すなわち、4枚の圧
電振動子20、20、20、20の分極領域20d、2
0d、20d、20dに引き出された部分を介して連続
している電極22dによって、全て同一の電位となる。
【0029】電極22bは、圧電振動子20の分極領域
20cの一方の面をほぼ覆っており、その一部は、端面
5aに引き出されている。すなわち、4枚の圧電振動子
20、20、20、20の分極領域20b、20b、2
0b、20bに引き出された部分を介して連続している
電極22bによって、全て同一の電位となる。
【0030】電極22cは、圧電振動子20の分極領域
20cの一方の面をほぼ覆っており、その一部は、端面
5bに引き出されている。すなわち、4枚の圧電振動子
20、20、20、20の分極領域20c、20c、2
0c、20cに引き出された部分を介して連続している
電極22cによって、全て同一の電位となる。
【0031】また、電極22fは、圧電振動子21の分
極領域21aの一方の面をほぼ覆っており、その一部
は、側面5bに引き出されている。すなわち、4枚の圧
電振動子12、12、12、12の分極領域21a、2
1a、21a、21aの上面は、側面5bに引き出され
た部分を介して連続している電極22fによって全て同
一の電位となる。
【0032】電極22eは、圧電振動子20の4つの分
極領域22a、22b、22c、22dの他方の面全て
を覆っており、その一部は、側面5aに引き出されてい
る。すなわち、4枚の圧電振動子20、20、20、2
0の4つの分極領域の他方の面は、側面5aに引き出さ
れた部分を介して連続している電極22eによって、す
べて同一の電位となる。
【0033】同様に、電極22eは、圧電振動子21の
分極領域21aの他方の面全てを覆っており、その一部
は、側面5aに引き出されている。すなわち、4枚の圧
電振動子21の4つの分極領域の他方の面は、側面5a
に引き出された部分を介して、連続している電極22e
によって、すべて同一の電位となる。図4、図5に圧電
振動子20、21の駆動方法及び共振状態のモードを示
す。
【0034】第1の圧電振動子20の分極部20a、2
0d、第2の圧電振動子21の分極部21aに駆動信号
を入力すると、図4に示すように、伸縮振動V1が第2
の圧電振動子21に生じ、屈曲振動V2及び図示しない
伸縮振動が第1の圧電振動子20に生じ、一方向に回転
する楕円振動V3が伸縮振動V1と屈曲振動V2とによ
り圧電振動子5の各周面に生じる。
【0035】このように、第1の圧電振動子20、第2
の圧電振動子21のそれぞれに、伸縮振動V1、屈曲振
動V2を生じさせるので、圧電振動子5の楕円振動V3
は、大きく変位し、大きなトルクを発生させる。第1の
圧電振動子20の分極部20b、20c、第2の圧電振
動子21の分極部21aに駆動信号を入力すると、図5
に示すように、伸縮振動V1が第2の圧電振動子21に
生じ、屈曲振動V4及び図示しない伸縮振動が第1の圧
電振動子20に生じ、一方向に回転する楕円振動V5が
伸縮振動V1と屈曲振動V4とにより圧電振動子5の各
周面に生じる。
【0036】このように、第1の圧電振動子20、第2
の圧電振動子21のそれぞれに、伸縮振動V1、屈曲振
動V4を生じさせるので、圧電振動子5の楕円振動V5
は、大きく変位し、大きなトルクを発生させる。つま
り、図5に示す、第1の圧電振動子の運動方向は、図4
に示す、第1の圧電振動子の運動方向は逆となり、ヘッ
ドアーム4の揺動の正逆転制御が可能である。
【0037】ここで、圧電振動子としては例えば、チタ
ン酸バリウムや、チタン酸鉛、ニオブ酸リチウム、タン
タル酸リチウムなどを用いる。また、駆動信号として
は、例えば正弦波を用いる。以上より、本実施の形態に
よれば、微小駆動装置は、ヘッドアーム4に、圧電振動
体5を加圧接触させ、ヘッドアーム4を微駆動させる。
それにより、ヘッドアーム4の位置決め精度劣化の原因
となる回転案内穴と回転軸の隙間をなくし、位置決め精
度の向上が可能となる。 《実施の形態2》図11、12は、本発明を適用した実
施の形態2に係わる微小駆動装置を示す。
【0038】図11示す微小駆動装置は、少なくとも一
つの、記録、再生、または、記録再生ヘッド3を備えた
ヘッドアーム4と、屈曲と伸縮運動により楕円運動をす
る圧電振動体5と、圧電振動体5を支持する支持部材7
と、ヘッドアーム4は一体に加工もしくは、接着され、
また、ベースに固定され、圧電振動体5に接し、且つ支
持部材に設けられた回転案内(図表記略す)を通る、円環
状もしくは、扇形の案内部材11とヘッドアーム4の回
転中心軸6と回転中心軸6と圧電振動体5の間に圧電振
動体5の回転を案内するとともに、摩耗を防ぐ案内部材
14と、回転中心軸6に対し、加圧を与える加圧ばね8
からなる。圧電振動体には、突起を取り付けてもよい。
【0039】図12に示す微小駆動装置は、少なくとも
一つの、記録、再生、または、記録再生ヘッド3を備
え、且つ、屈曲と伸縮運動により楕円運動をする圧電振
動体5を支持し、且つ圧電振動体5に対し、圧力を加え
る、加圧ばね8を備え、且つ、回転を案内する案内部材
11を通す穴をもつヘッドアーム4と、圧電振動体5に
接し、ヘッドアーム4の回転中心となる回転中心軸6か
らなる。
【0040】圧電振動体5は、実施の形態1と同じであ
る。以上より、本実施の形態によれば、圧電振動体5を
用い、回転中心軸6に対して、圧力を加える構造である
ため、回転案内に微小な隙間ができず、ヘッドアームの
安定した位置決め、駆動が可能である。また、支持部材
とヘッドアームを一体化とすることで製造工程を簡略化
することが可能である。 《実施の形態3》以下、図13、14を用いて、微小駆
動装置の実施の形態3について説明する。
【0041】図13に示す微小駆動装置は、少なくとも
一つの、記録、再生、または、記録再生ヘッド3を備え
たヘッドアーム4と、ヘッドアーム4の回転中心となる
回転中心軸6と、屈曲と伸縮振動により楕円運動する圧
電振動体15と、ヘッドアーム4に接し、圧電振動体1
5の運動を伝達する突起と、圧電振動体15に接し、圧
電振動体に圧力を加える加圧ばね8からなる。圧電振動
体15と回転中心軸6への加圧により、ヘッドアームの
位置決め精度劣化の原因となる回転案内穴と回転中心軸
6の隙間をなくした構造としたものである。
【0042】図14に示す微小駆動装置は、少なくとも
一つの、記録、再生、または、記録再生ヘッド3を備え
たヘッドアーム4と、ヘッドアーム4の回転中心となる
回転中心軸6と、屈曲と伸縮振動により楕円運動する圧
電振動体15と、ヘッドアーム4と、圧電振動体15の
運動を伝達する突起に接する平板16と、圧電振動体1
5に接し、圧電振動体に圧力を加える加圧ばね8からな
る。圧電振動体15と回転中心軸6への加圧により、ヘ
ッドアーム4の位置決め精度劣化の原因となる回転案内
穴と回転中心軸6の隙間をなくした構造とするととも
に、ヘッドアーム4と圧電振動体15との間に平板を入
れることにより、ヘッドアーム4を安定に駆動させるこ
とが可能である。
【0043】次に、図6、7、8を用いて、本実施の形
態で用いる圧電振動体15について説明する。圧電振動
体15は、例えば、屈曲振動源としての圧電振動子23
(第一の圧電振動子)と、伸縮振動源としての圧電振動
子24(第2の圧電振動子)と、を1枚ずつ交互にそれ
ぞれ4枚ずつ一体的に積層させ、さらに、その下面にヘ
ッドアームに4に接して駆動させる突起を設けた構造と
する。
【0044】ここで、圧電振動子23と24の分極状態
及び圧電振動子15の電極の構造について、図6を用い
て説明する。図6(A)、(F)は圧電振動体15の側
面を示す図であり、図6(B)は圧電振動子23の一方
の面を示す図であり、同図(C)は、圧電振動子23の
他方の面を示す図である。また、図6(D)は圧電振動
子24の一方の面を示す図であり、同図(E)は圧電振
動子24の他方の面を示す図である。
【0045】ここで、圧電振動子23と圧電振動子24
の分極状態について説明する。圧電振動子23は、図6
(B)および同図(C)に示すように、縦方向に4分割
されて生成する4つの分極領域23a、分極領域23
b、分極領域23c、分極領域23dを積層方向に、互
い違いに逆に分極した構造とする。すなわち、分極領域
23bと分極領域23dは例えば上面が−となるように
分極した状態となる。
【0046】また、圧電振動子24は、図6(D)及び
同図(E)に示すように、ほぼ全面を一つの分極領域と
して、積層方向に、例えば、上面が+となるように分極
する。次に、圧電振動体15の電極の構造について説明
する。圧電振動体15は、図6に示すように、電極25
a,電極26b、電極26c、電極25d、電極25
e、電極25f、電極25gを有する。
【0047】このうち、電極25a〜25eは圧電振動
子23に信号を入力するための電極であり、電極25f
〜25gは圧電振動子24に信号を入力するための電極
である。電極25aは、圧電振動子23の分極領域23
aの上面をほぼ覆っており、その一部は、側面15aに
引き出されている。すなわち、4枚の圧電振動子23、
23、23、23の分極領域23a、23a、23a、
23aの一方の面は、側面15aに引き出された部分を
介して連続している電極25aによって、すべて同一の
電位となる。
【0048】同様に、電極25bは、圧電振動子23の
分極領域23bの上面をほぼ覆っており、その一部は、
側面15bに引き出されている。すなわち、4枚の圧電
振動子23、23、23、23の分極領域23b、23
b、23b、23bの一方の面は、側面15bに引き出
された部分を介して連続している電極25bによって、
すべて同一の電位となる。
【0049】また、電極25cは、圧電振動子23の分
極領域23cの上面をほぼ覆っており、その一部は、側
面15bに引き出されている。すなわち、4枚の圧電振
動子23、23、23、23の分極領域23c、23
c、23c、23cの一方の面は、側面15bに引き出
された部分を介して連続している電極25cによって、
すべて同一の電位となる。
【0050】同様に、電極25dは、圧電振動子23の
分極領域23dの上面をほぼ覆っており、その一部は、
側面15aに引き出されている。すなわち、4枚の圧電
振動子23、23、23、23の分極領域23d、23
d、23d、23dの一方の面は、側面15aに引き出
された部分を介して連続している電極25dによって、
すべて同一の電位となる。
【0051】また、電極25eは、圧電振動子23の4
つの分極領域23a、23b、23c、23dの下面す
べてを覆っており、その一部は側面15aに引き出され
ている。すなわち、4枚の圧電振動子23、23、2
3、23の4つの分極領域の他方の面は、側面15aに
引き出された部分を介して連続している電極25eによ
って、すべて同一の電位となる。
【0052】このため、圧電振動子23において、電極
25eを基準電極として、電極25a、25b、25
c、25dに同一の駆動信号を入力すると、分極領域2
3a、23cが伸長するとともに分極領域23b、23
dは収縮し、また、逆に分極領域23a、23cが収縮
するとともに、分極領域23b、23dは伸長する。従
って、圧電振動子23は厚み方向に屈曲振動する。
【0053】すなわち、同じ分極領域に入力される駆動
信号は同一であるため、4つの圧電振動子23、23、
23、23はすべて同じ方向に屈曲振動をする。従っ
て、圧電振動子15には、大きな屈曲振動が生じる。ま
た、電極25fは、圧電振動子24の分極領域24fの
一方の面をほぼ覆っており、その一部は側面15bに引
き出されている。すなわち、4枚の圧電振動子24、2
4、24、24の分極領域24f、24f、24f、2
4fの一方の面は、側面15bに引き出された部分を介
して、連続している電極25fによって、すべて同一の
電位となる。
【0054】同様に、電極25gは、圧電振動子24の
分極領域24fの他方の面をほぼ覆っており、その一部
は側面15aに引き出されている。すなわち、4枚の圧
電振動子24、24、24、24の分極領域24f、2
4f、24f、24fの下面は、側面15aに引き出さ
れた部分を介して、連続している電極25gによって、
すべて同一の電位となる。
【0055】このため、圧電振動子24において、電極
25gを基準として、電極24fに駆動信号を入力する
と、分極領域、24aは伸長あるいは収縮する。したが
って、圧電振動子24は長手方向に伸縮運動する。従っ
て、圧電振動体15には、大きな伸縮振動が生じる。圧
電振動子24の動作を、図7、8に示す。スイッチ27
aと27bを交互に切り替えることにより、屈曲の方向
を変え、楕円運動の方向を正逆転することが可能であ
る。
【0056】以上より、本実施の形態によれば、圧電振
動体15の運動を伝達する突起と、圧電振動体15に接
し、圧電振動体に圧力を加える加圧ばね8からなる。圧
電振動体15と回転中心軸6への加圧により、ヘッドア
ームの位置決め精度劣化の原因となる回転案内穴と回転
中心軸6の隙間をなくした構造としたものである。それ
により、隙間によるガタをなくし、位置決め精度を向上
させることが可能である。
【0057】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、微小駆
動装置は、ヘッドアームに、第1の圧電振動子と第2の
圧電振動子を加圧接触させ、ヘッドアームを微駆動させ
る。それにより、ヘッドアームの位置決め精度劣化の原
因となる回転案内穴と回転軸の隙間をなくし、位置決め
精度の向上が可能となる。
【0058】同様に、請求項2に記載の発明によれば、
微小駆動装置は、ヘッドアームに、圧電振動体を加圧接
触させ、ヘッドアームを微駆動させる。それにより、ヘ
ッドアームの位置決め精度劣化の原因となる回転案内穴
と回転軸の隙間をなくし、位置決め精度の向上が可能と
なる。請求項3に記載の発明によれば、微小駆動装置
は、ヘッドアームに、第1の圧電振動子と第2の圧電振
動子を加圧接触させ、前記ヘッドアームを微駆動させる
ことを特徴としているため、ヘッドアームの位置決め精
度劣化の原因となる回転案内穴と回転軸の隙間をなく
し、位置決め精度の向上が可能となる。
【0059】同様に、請求項4に記載の発明によれば、
微小駆動装置は、ヘッドアームに、圧電振動体を加圧接
触させ、前記ヘッドアームを微駆動させることを特徴と
しているため、ヘッドアームの位置決め精度劣化の原因
となる回転案内穴と回転軸の隙間をなくし、位置決め精
度の向上が可能となる。請求項5に記載の発明によれ
ば、微小駆動装置は、回転中心軸に、第1の圧電振動子
と第2の圧電振動子を加圧接触させ、圧電振動子の支持
部材と一体化したヘッドアームを微駆動させることを特
徴としているため、ヘッドアームの位置決め精度劣化の
原因となる回転案内穴と回転軸の隙間をなくし、位置決
め精度の向上が可能となるとともに、一体構造であるた
め、製造工程を簡略化することが可能である。
【0060】請求項6に記載の発明によれば、微小駆動
装置は、回転中心軸に、圧電振動体を加圧接触させ、圧
電振動子の支持部材と一体化したヘッドアームを微駆動
させることを特徴としているため、ヘッドアームの位置
決め精度劣化の原因となる回転案内穴と回転軸の隙間を
なくし、位置決め精度の向上が可能となるとともに、製
造工程を簡略化することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る微小駆動装置及び
記憶情報装置の概略図である。
【図2】本発明の実施の形態1に係り、圧電振動子を積
層し、圧電振動体を構成した例を示す概略図である。
【図3】本発明の実施の形態1に係る圧電振動子の電極
及び分極状態を示す図である。
【図4】本発明の実施の形態1に係る圧電振動子の駆動
方法及び共振状態のモードを示す図である。
【図5】本発明の実施の形態1に係る圧電振動子の駆動
方法及び共振状態のモードを示す図である。
【図6】本発明の実施の形態3に係る圧電振動子の電極
及び分極状態を示す図である。
【図7】本発明の実施の形態3に係る圧電振動子の駆動
方法及び共振状態のモードを示す図である。
【図8】本発明の実施の形態3に係る圧電振動子の駆動
方法及び共振状態のモードを示す図である。
【図9】本発明の実施の形態1に係る微小駆動装置にお
いて、圧電振動体を複数用いた例を示す図である。
【図10】本発明の実施の形態1に係る微小駆動装置に
おいて、ヘッドアームを複数の点から支持した例を示す
図である。
【図11】本発明の実施の形態2に係る微小駆動装置に
おいて、圧電振動体を支える支持部とヘッドアームを一
体とした構造を示す図である。
【図12】本発明の実施の形態2に係る微小駆動装置に
おいて、圧電振動体を支える支持部とヘッドアームを一
体とした構造を示す図である。
【図13】本発明の実施の形態3に係る微小駆動装置を
示す図である。
【図14】本発明の実施の形態3に係る微小駆動装置の
概略図である。
【図15】従来の磁気ディスク装置の構造を示す斜視図
である。
【図16】ボイスコイルモータの構造と原理示す概略図
である。
【符号の説明】
1、707 磁気ディスク 2 スピンドル機構 3、702 磁気ヘッド 4 ヘッドアーム 5 圧電振動体 6、704 回転中心軸 7 支持部材 8 加圧ばね 9、10、11、14 案内部材 15 圧電振動体 16 板材 20、23 第1の圧電振動子 21、24 第2の圧電振動子 30 可動コイル 31 永久磁石 32、706 ボイスコイルモータ 700 磁気ディスク装置 701 サスペンションアーム 702 磁気ヘッド 705 回転支持体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 飯野 朗弘 千葉県千葉市美浜区中瀬1丁目8番地 セ イコーインスツルメンツ株式会社内 Fターム(参考) 5D068 AA01 BB01 CC11 EE05 EE17 GG24 5H680 AA00 AA01 AA08 BB01 BB13 BB15 BB20 BC00 BC10 CC02 DD01 DD15 DD23 DD27 DD39 DD53 DD59 DD73 DD74 DD82 DD88 DD92 DD95 EE10 EE11 EE20 FF08 FF33 FF36 GG02 GG19

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも一つの、記録、再生、また
    は、記録再生ヘッドを有し、回転支持部を中心に揺動可
    能なヘッドアームと、 同極性に分極した第1の分極領域と、前記第1の分極領
    域とは逆極性に分極した第2の分極領域を対角に配列
    し、各分極領域に同位相の駆動信号を入力し、屈曲振動
    を生じる第1の圧電振動子と、 前記第1の分極領域と同極性に分極した分極領域を単数
    配置し、駆動信号を入力し、伸縮運動を生じる第2の圧
    電振動子を備え、 前記ヘッドアームに、前記第1及び第2の圧電振動子を
    加圧接触させ、前記ヘッドアームを微駆動させることを
    特徴とする微小駆動装置。
  2. 【請求項2】 少なくとも一つの、記録、再生、また
    は、記録再生ヘッドを有し、回転支持部を中心に揺動可
    能なヘッドアームと、 同極性に分極した第1の分極領域と、前記第1の分極領
    域とは逆極性に分極した第2の分極領域を対角に配列
    し、各分極領域に同位相の駆動信号を入力し、屈曲振動
    を生じる第1の圧電振動子と、 前記第1の分極領域と同極性に分極した分極領域を単数
    配置し、駆動信号を入力し、伸縮運動を生じる第2の圧
    電振動子を積層し、屈曲運動と伸縮運動により楕円運動
    をする圧電振動体とを備え、 前記ヘッドアームに、前記圧電振動体を加圧接触させ、
    前記ヘッドアームを微駆動させることを特徴とする微小
    駆動装置。
  3. 【請求項3】 少なくとも一つの、記録、再生、また
    は、記録再生ヘッドを有し、回転支持部を中心に揺動可
    能なヘッドアームと、 同極性に分極した第1の分極領域と、前記第1の分極領
    域とは逆極性に分極した第2の分極領域を交互に複数配
    列し、各分極領域に同位相の駆動信号を入力し、屈曲振
    動を生じる第1の圧電振動子と、 前記第1の分極領域と同極性に分極した分極領域を単数
    配置し、駆動信号を入力し、伸縮運動を生じる第2の圧
    電振動子を備え、 前記ヘッドアームに、前記第1及び第2の圧電振動子を
    加圧接触させ、前記ヘッドアームを微駆動させることを
    特徴とする微小駆動装置。
  4. 【請求項4】 少なくとも一つの、記録、再生、また
    は、記録再生ヘッドを有し、回転支持部を中心に揺動可
    能なヘッドアームと、 同極性に分極した第1の分極領域と、前記第1の分極領
    域とは、逆極性に分極した第2の分極領域を交互に複数
    配列し、各分極領域に同位相の駆動信号を入力し、屈曲
    振動を生じる第1の圧電振動子と、 前記第1の分極領域と同極性に分極した分極領域を単数
    配置し、駆動信号を入力し、伸縮運動を生じる第2の圧
    電振動子を積層し、屈曲運動と伸縮運動により楕円運動
    をする圧電振動体とを備え、 前記ヘッドアームに、前記圧電振動体を加圧接触させ、
    前記ヘッドアームを微駆動させることを特徴とする微小
    駆動装置。
  5. 【請求項5】 少なくとも一つの、記録、再生、また
    は、記録再生ヘッドを有したヘッドアームと、 前記ヘッドアームとは別に設けられた前記ヘッドアーム
    の揺動の回転中心となる回転中心軸と、 同極性に分極した第1の分極領域と、前記第1の分極領
    域とは逆極性に分極した第2の分極領域を対角に配列
    し、各分極領域に同位相の駆動信号を入力し、屈曲振動
    を生じる第1の圧電振動子と、 前記第1の分極領域と同極性に分極した分極領域を単数
    配置し、駆動信号を入力し、伸縮運動を生じる第2の圧
    電振動子を備え、 前記回転中心軸に、前記第1及び第2の圧電振動子を加
    圧接触させ、圧電振動子の支持部材と一体化した前記ヘ
    ッドアームを微駆動させることを特徴とする微小駆動装
    置。
  6. 【請求項6】 少なくとも一つの、記録、再生、また
    は、記録再生ヘッドを有したヘッドアームと、 前記ヘッドアームとは別に設けられた前記ヘッドアーム
    の揺動の回転中心となる回転中心軸と、 同極性に分極した第1の分極領域と、前記第1の分極領
    域とは逆極性に分極した第2の分極領域を対角に配列
    し、各分極領域に同位相の駆動信号を入力し、屈曲振動
    を生じる第1の圧電振動子と、 前記第1の分極領域と同極性に分極した分極領域を、単
    数配置し、駆動信号を入力し、伸縮運動を生じる第2の
    圧電振動子を積層し、屈曲運動と伸縮運動により楕円運
    動をする圧電振動体とを備え、 前記回転中心軸に、前記圧電振動体を加圧接触させ、前
    記圧電振動体の支持部材と一体化した前記ヘッドアーム
    を微駆動させることを特徴とする微小駆動装置。
  7. 【請求項7】 請求項1〜請求項6のいずれかに記載の
    微小駆動装置を有することを特徴とする情報記憶装置。
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