JP2000223478A - 接続孔の開口方法 - Google Patents

接続孔の開口方法

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JP2000223478A
JP2000223478A JP11027253A JP2725399A JP2000223478A JP 2000223478 A JP2000223478 A JP 2000223478A JP 11027253 A JP11027253 A JP 11027253A JP 2725399 A JP2725399 A JP 2725399A JP 2000223478 A JP2000223478 A JP 2000223478A
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etching
connection hole
contact hole
opening
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Hideaki Kawamoto
英明 川本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ボーイング形状を発生させることなく、微細
な接続孔を所望パターン通りに開口する方法を提供す
る。 【解決手段】 本方法は、プラズマエッチング法により
シリコン酸化膜をエッチングして、シリコン酸化膜を貫
通する接続孔を開口する際、Heガスの全エッチングガ
スに対する流量比が60容量%以上90容量%以下の範
囲で、フロロカーボンを主成分とするガスにHeガスを
混合したガスをエッチングガスとして使用する。アスペ
クト比の高い接続孔を開口する際には、Heガスの全エ
ッチングガスに対する流量比を70容量%以上85容量
%以下の範囲にする。フロロカーボンとして例えばCH
2 2 及びC4 8 の少なくともいずれかを使用でき
る。フロロカーボンを主成分とするガスは、COガス及
びO2 ガスを含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、接続孔の開口方法
に関し、更に詳細には、ボーイング形状を示さず、スト
レートな孔壁を有する接続孔を開口する方法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】半導体装置の製造過程、特に配線の形成
過程では、下層の配線、又は基板の拡散領域と、層間絶
縁膜(シリコン酸化膜)を介してその上に形成された上
層の配線とを電気的に接続させることが必要になる。通
常、そのような場合には、シリコン酸化膜を貫通し、下
層の配線、又は基板の拡散領域を露出させるコンタクト
ホールを開口し、次いでコンタクトホールを導電体で埋
めてコンタクトを形成する。コンタクトと接続するよう
に上層の配線を形成することにより、コンタクトを介し
て下層の配線、又は基板の拡散領域と、上層の配線とを
接続する。
【0003】ここで、図4を参照して、コンタクトの形
成に際し、コンタクトホールを開口する従来の方法を説
明する。図4(a)から(c)は、それぞれ、従来の方
法に従ってコンタクトホールを開口する際の工程毎の基
板断面図である。従来の開口方法では、先ず、図4
(a)に示すように、シリコン基板12上にシリコン酸
化膜14を成膜する。次いで、シリコン酸化膜14上に
フォトレジスト膜を塗布し、パターニングして、図4
(b)に示すように、コンタクトホールのパターン15
を備えたエッチング用のマスク16を形成する。次い
で、シリコン酸化膜に対して反応性を有するフロロカー
ボン系のガス、例えばCF4 、CHF3 、CH2 2
4 8 等を主成分の一つとするエッチングガスを用い
て、プラズマエッチング法によりシリコン酸化膜14を
エッチングして、図4(c)に示すように、コンタクト
ホール18を開口している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、半導体装置
の高集積化及び微細化に伴い、ホール径が0.25μm
以下の微細なコンタクト、従って必然的にアスペクト比
の高いコンタクトを形成することが要求されている。微
細なコンタクトを形成するには、微細でしかもストレー
トな孔壁を有し、しかもアスペクト比の高いコンタクト
ホールを開口することが必要である。
【0005】しかし、上述した従来のコンタクトホール
の開口方法には、次の二つの問題があった。第1には、
酸化膜をプラズマエッチングしてコンタクトホールを開
口した際、図5に破線で示すように、ホール形状がボー
イングするという問題があった。コンタクトホールがボ
ーイング形状になると、コンタクトホールの開口に続
く、コンタクトホールの埋め込み工程で、埋め込み金属
のカバレージが悪くなる。その結果、コンタクトホール
の良好な埋め込み(プラグ形成)が難しく、ボイドやシ
ース等の欠陥が発生したり、更には、コンタクトのボイ
ドによる断線現象が生じたりするということもあった。
即ち、電気的接続の信頼性の高いコンタクトを形成する
ことが難しい。
【0006】第2には、アスペクト比の大きなコンタク
トホールを開口しようとすると、図6(a)に示すよう
に、先ず、エッチングマスクの開口部がエッチングされ
て、形状か変化し、そのために、図6(b)に示すよう
に、コンタクトホール上部の開口部付近の形状が、エッ
チングマスクであるレジストの形状変化によって、所定
形状から変化し、開口寸法も大きくなるという問題があ
った。一方、半導体装置の微細化に伴い、アスペクト比
の大きなコンタクトホールを開口することが必要である
と共に、コンタクトホールの開口部付近の寸法が大きく
なると、コンタクトホールのピッチを大きくする必要が
生じ、高集積化の障害となる。
【0007】そこで、本発明の目的は、ボーイング形状
を発生させることなく、微細な接続孔を所望パターン通
りに開口する方法を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】ボーイング形状の発生防
止策 本発明者は、第1の問題であるボーイング形状の発生原
因を調べた結果、次のことが判った。ボーイング形状
は、主として、ホール径が0.25μm以下でアスペク
ト比が5以上のコンタクトホールを開口しようとする場
合に発生することが多い。それは、以下の理由に因る。
シリコン酸化膜のプラズマエッチングを行うと、反応生
成物の堆積膜が、コンタクトホールの開口部の極く近傍
に形成される。そして、基板上のプラズマ中でイオン化
されたArイオンが、ホール開口部の極く近傍に形成さ
れた堆積膜をスパッタし、スパッタされた堆積膜の成分
は、図5で実線で示すように、下方のホール側壁に再堆
積する。再堆積した堆積膜は、厚い膜となって横方向の
酸化膜のエッチングの進行を妨害し、一方、再堆積した
堆積膜より下方の領域では、堆積膜が薄いので、横方向
の酸化膜のエッチングが進行する。その結果、図5に破
線で示すように、ボーイング形状を有するコンタクトホ
ールが開口する。
【0009】そこで、本発明者は、堆積膜の厚さがコン
タクトホール壁の全高さにわたり一定となれば、ボーイ
ング形状とはならないことに気付き、堆積膜のカバレッ
ジ改善を促すガスをエッチングガスとして使用すること
を考えた。そして、表面波プラズマエッチング装置を使
い、エッチングガスの組成を種々変えてエッチング実験
を行った結果、Heガスを所定範囲の比率で含むC4
8、CO、He及びO2 の混合ガスを使用して酸化膜を
エッチングすることにより、ボーイング形状のないコン
タクトホールを開口できることを見い出した。
【0010】ここで、図7を参照して、実験に使用した
表面波プラズマエッチング装置の構成を説明する。表面
波プラズマエッチング装置30は、図7に示すように、
プラズマ31を発生させるプラズマチャンバ32と、プ
ラズマチャンバ32にマイクロ波を導波するマイクロ波
導波系とから構成されている。プラズマチャンバ32
は、上面にウエハを載置させるウエハステージ34を内
部に、また、真空吸引装置(図示せず)に接続された排
気口36を下部に、チャンバ域とマイクロ波導波系とを
分離する石英製の隔壁37を上部に備えている。陰極を
構成するウエハステージ34と、プラズマチャンバ32
内でウエハステージ34の上方に設けられた環状の陽極
35との間に400kHzのRF電圧を印加するため
に、ウエハステージ34にはRF電源38が接続されて
いる。プラズマチャンバ32には、ガス導入口40を介
してエッチングガスが導入される。
【0011】マイクロ波導波系は、周波数2.45GH
zのマイクロ波発生源(図示せず)からマイクロ波を導
波する導波路42、導波路42に接続されたテフロン
(登録商標)製誘電体導波路44と、矩形のマイクロ波
分散板46とから構成されている。
【0012】上述の表面波プラズマエッチング装置30
を使い、C4 8 、CO、He及びO2 の混合ガスをエ
ッチングガスとし、次の条件でBPSG膜、及びフォト
レジスト膜をエッチング対象としてエッチング実験を行
った。 圧力 :20mTorr マイクロウエーブ出力:1100W RFバイアス出力 :800W C4 8 ガス、COガス及びO2 ガスの流量をそれぞれ
15sccm、30sccm、及び5sccmの定流量とし、Heガ
スの流量を0sccmから500sccmまで変化させて、それ
ぞれ、コンタクトホールを開口し、コンタクトホールの
形状をSEM(走査型電子顕微鏡)にて観察した。図8
(a)、図8(b)及び図8(c)は、それぞれ、He
ガスの流量が0sccm、80sccm及び400sccmのときの
コンタクトホールのSEMの写真の写しである。
【0013】図8を観察すると、Heガスの流量が0sc
cmのときには、コンタクトホールが開口せず、Heガス
の流量が80sccm及び400sccmのとき、ボーイング形
状のない良好な形状のコンタクトホールを開口すること
ができる。尚、Heガスの流量が500sccmのときに
は、コンタクトホールにボーイング形状が発生する。従
って、Heガスの流量が80sccmから400sccmの範
囲、流量比で言えば60容量%以上90容量%以下の範
囲の混合ガスを使うことにより、ボーイング形状のない
ストレートな形状のコンタクトホールを開口することが
できる。
【0014】また、上述の実験では、エッチングレート
を測定し、図9に示す結果を得た。図9では、横軸には
Heガスの流量(sccm)を、縦軸にはエッチングレート
(Å/分)を取っている。図9によれば、Heガスの流
量が80sccmから400sccmの範囲で、即ちHeガスの
流量がエッチングガスの全流量の61%から89%の範
囲で、BPSG膜に対するエッチングレートが高いこと
が判る。
【0015】所定形状、寸法のコンタクトホールの開口 本発明者は、さらにアスペクト比の高いコンタクトホー
ルを開口する場合、形状変化が生じる第2の問題を調
べ、次のことが判った。ホール径が一定であれば、コン
タクトホールのアスペクト比が大きいということは、コ
ンタクトホールを開口するシリコン酸化膜(層間絶縁
膜)の膜厚が厚いことである。具体的には、コンタクト
ホール径が0.25μm、アスペクト比が8以上、従っ
て層間絶縁膜の膜厚が2μm以上のときに、第2の問題
が発生することが多い。従って、アスペクト比の高いコ
ンタクトホールを開口する際には、膜厚の厚い層間絶縁
膜をエッチングすることになるので、エッチング時間が
長くなり、フォトレジスト膜からなるエッチングマスク
もそれだけ多くエッチングされる。マスクのエッチング
量が増大すると、マスクのパターン形状が損なわれ、ま
たパターンの寸法が変化する。従って、所望の加工寸法
のコンタクトホールを開口することができなくなる。
【0016】そこで、アスペクト比の高いコンタクトホ
ールを開口するには、マスクをエッチングすることな
く、酸化膜のみをエッチングすることが必要であって、
換言すれば、フォトレジスト膜対シリコン酸化膜の選択
比の大きなエッチングガスを使用することが必要にな
る。尤も、エッチングマスクの膜厚を厚くすることも一
つの解決法であるが、フォトリソグラフィ法を用いてパ
ターニングしてエッチングマスクを形成する限り、露光
の際の解像度に制約があって、現状の厚さ、具体的には
2μm以上にフォトレジスト膜の膜厚を厚くすることは
難しい。
【0017】そこで、上述の実験で得た図9を整理して
得た図10に示すように、Heガスの流量が120sccm
から300sccmの範囲、即ちHeガスの流量がエッチン
グガスの全流量の71%から86%の範囲で、エッチン
グのBPSG膜対フォトレジスト膜の選択比は高くな
る。この範囲の流量比のHeガスを含むエッチングガス
を使ってシリコン酸化膜をエッチングすれば、高い選択
比によって、フォトレジスト膜がエッチングされ、パタ
ーンが損傷される前に酸化膜をエッチングしてコンタク
トホールを開口することができる。従って、従来のよう
にコンタクトホールの開口部の開口径が大きくなるよう
なことは生じない。
【0018】上述の知見に基づいて、上記目的を達成す
るために、本発明に係る接続孔の開口方法は、プラズマ
エッチング法によりシリコン酸化膜をエッチングして、
シリコン酸化膜を貫通する接続孔を開口する際、全エッ
チングガスに対するHeガスの流量比が60容量%以上
90容量%以下の範囲で、フロロカーボンを主成分の一
つとするガスにHeガスを混合したガスをエッチングガ
スとして使用することを特徴としている。
【0019】本発明方法で、シリコン酸化膜とは、Si
2 CVD膜、BPSG膜、PSG膜、BSG膜等を意
味する。接続孔は、シリコン酸化膜を貫通して下層の拡
散領域又は配線と上層の配線とを接続するコンタクト形
成用の孔を意味し、コンタクトホール、ビアホール、ス
ルーホール等の名称、構造のいかんを問わない。
【0020】本発明方法の好適な実施態様では、Heガ
スの全エッチングガスに対する流量比を70容量%以上
85容量%以下の範囲にする。Heガスの流量比がこの
範囲にあるときは、シリコン酸化膜とフォトレジスト膜
との選択比が高くなり、フォトレジスト膜のパターンの
エッチングによる損傷が防止されるので、正確な孔径で
ボーイング形状のない接続孔を開口することができる。
よって、本実施態様は、アスペクト比が大きな、特に接
続孔のアスペクト比が8以上であっても、開口部で拡径
していない正確な孔径の接続孔を開口することができ
る。
【0021】本発明方法で使用するフロロカーボンは、
FとCとの化合物である限りその分子構造に制約なく使
用できるが、エッチングレートを高める見地から、好適
には、CH2 2 及びC4 8 の少なくともいずれかで
ある。フロロカーボンの流量比は、好適には、1容量%
以上20容量%以下である。本発明方法で使用するフロ
ロカーボンを主成分の一つとするガスは、COガス及び
2 ガスを含む。COガスを混合することにより、フォ
トレジスト膜とシリコン酸化膜との選択比を高めること
ができる。好適には、COガスの流量比を6容量%以上
40容量%以下にする。また、O2 ガスを混合すること
により、接続孔内に生成する堆積膜の量を減少させるこ
とができる。好適には、O2 ガスの流量比を1容量%以
上5容量%以下にする。
【0022】本発明方法は、孔径の大小に制約なく接続
孔の開口に適用できるものの、微小径の接続孔、例えば
孔径が0.25μm 以下の接続孔の開口に最適である。
【0023】
【発明の実施の形態】以下に、添付図面を参照し、実施
形態例を挙げて本発明の実施の形態を具体的かつ詳細に
説明する。実施形態例1 本実施形態例は、本発明に係る接続孔の開口方法の実施
形態の一例であって、図1(a)から(c)は本実施形
態例の方法に従ってコンタクトホールを開口する際の工
程毎の基板断面図である。本実施形態例では、先ず、図
1(a)に示すように、シリコン基板52上に膜厚1.
5μm のシリコン酸化膜54、例えばBPSG膜をCV
D法により形成する。次いで、図1(b)に示すよう
に、KrF線露光用のフォトレジスト膜を膜厚7000
Åで成膜する。フォトレジスト膜にKrF線を露光し、
現像処理してパターニングし、ホール径0.20μm の
パターン55を有するマスク56を形成する。
【0024】次いで、表面波プラズマエッチング装置3
0を使用して、C4 8 、CO、He及びO2 の混合ガ
スをエッチングガスとし、マスク56を使って次の条件
でシリコン酸化膜54をエッチングして、コンタクトホ
ール58を開口した。 圧力 :20mTorr マイクロウエーブ出力:1100W RFバイアス出力 :800W ガス流量 :C4 8 /15sccm、CO/30sccm He/90sccm、O2 /5sccm
【0025】 本実施形態例では、図1(c)に示すように、マスク5
6のパターン55が開口上縁56aで僅かに削られ損傷
するものの、ボーイング形状を示さない、ほぼストレー
トな孔側壁を有する孔径0.20μm のコンタクトホー
ル58を開口することができた。
【0026】比較例 実施形態例1の比較例として、Heガスに代えてArガ
スを使ったことを除いて、実施形態例1と同じガス流
量、エッチング条件でシリコン酸化膜54をエッチング
してコンタクトホール58を開口した。得たコンタクト
ホール58は、図2に示すように、ボーイング形状を示
し、最も広がった部分では、孔径DO は0.25μm で
あって、実施形態例1で得たストレートなコンタクトホ
ール18と著しい対照を示した。
【0027】実施形態例2 本実施形態例は、本発明に係る接続孔の開口方法の実施
形態の別の例である。図3は、本実施形態例の方法に従
って開口したコンタクトホールの断面図である。本実施
形態例では、シリコン基板52上に成膜したシリコン酸
化膜54の膜厚が実施形態例1の膜厚1.5μm より厚
く2.0μm であることを除いて実施形態例1と同様に
して、フォトレジスト膜を成膜し、パターニングして、
ホール径0.20μm のパターンを有するマスク56を
形成する。
【0028】次いで、Heガスの流量比を75容量%に
したことを除いて実施形態例1と同様にして、シリコン
酸化膜をエッチングして、コンタクトホール58を開口
した。開口したコンタクトホール58は、図3に示すよ
うに、マスク56の開口部の上縁56aが僅かに削られ
損傷しているものの、ボーイング形状を示さず、コンタ
クトホール58の開口部を含めてほぼストレートな孔側
壁を有する孔径0.20μm のコンタクトホール58を
開口することができた。
【0029】
【発明の効果】本発明によれば、プラズマエッチング法
によりシリコン酸化膜をエッチングして、シリコン酸化
膜を貫通する接続孔を開口する際、フロロカーボンを主
成分とするガスに、流量比が60容量%以上90容量%
以下の範囲でHeガスを混合したガスをエッチングガス
として使用することにより、特にホール径0.25μm
以下のコンタクトホールをボーイング形状を示さない良
好な形状に開口することができる。更には、Heガスの
全エッチングガスに対する流量比を70容量%以上85
容量%以下の範囲にすることにより、特にアスペクト比
8以上の高アスペクト比のコンタクトホールを所定形
状、所定寸法で開口することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(a)から(c)は、それぞれ、実施形態
例1の方法に従ってコンタクトホールを開口する際の工
程毎の基板断面図である。
【図2】比較例で得たコンタクトホールの断面図であ
る。
【図3】実施形態例2の方法に従って開口したコンタク
トホールの断面図である。
【図4】図4(a)から(c)は、それぞれ、従来の方
法に従ってコンタクトホールを開口する際の工程毎の基
板断面図である。
【図5】ボーイング形状を示したコンタクトホールの断
面図である。
【図6】図6(a)はマスクがエッチングされる様子を
示す断面図、図6(b)は開口部上縁で拡径しているコ
ンタクトホールの断面図である。
【図7】表面波プラズマエッチング装置の構成を示す模
式図である。
【図8】図8(a)から(c)は、それぞれ、実験で開
口したコンタクトホールのSEMで撮影した断面写真の
模写である。
【図9】Heガスの流量とエッチングレートとの関係を
示すグラフである。
【図10】Heガスの流量とBPSG/PR選択比との
関係を示すグラフである。
【符号の説明】
12 シリコン基板 14 シリコン酸化膜 16 マスク 18 コンタクトホール 30 表面波プラズマエッチング装置 31 プラズマ 32 プラズマチャンバ 34 ウエハステージ 36 排気口 37 石英製の隔壁 38 RF電源 40 ガス導入口 42 導波路 44 テフロン製誘電体導波路 46 マイクロ波分散板 52 シリコン基板 54 シリコン酸化膜 56 マスク 58 コンタクトホール
フロントページの続き Fターム(参考) 4M104 DD08 DD16 DD19 DD66 DD67 DD71 EE14 EE15 HH14 5F004 BA20 BB13 BB14 CA06 DA00 DA15 DA22 DA26 DB03 EB01 5F033 QQ09 QQ12 QQ15 QQ19 QQ28 QQ35 QQ37 RR04 RR13 RR14 RR15 SS11 SS21 WW01 WW06 XX04

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラズマエッチング法によりシリコン酸
    化膜をエッチングして、シリコン酸化膜を貫通する接続
    孔を開口する際、 全エッチングガスに対するHeガスの流量比が60容量
    %以上90容量%以下の範囲で、フロロカーボンを主成
    分の一つとするガスにHeガスを混合したガスをエッチ
    ングガスとして使用することを特徴とする接続孔の開口
    方法。
  2. 【請求項2】 Heガスの全エッチングガスに対する流
    量比を70容量%以上85容量%以下の範囲にすること
    を特徴とする請求項1に記載の接続孔の開口方法。
  3. 【請求項3】 フロロカーボンとしてCH2 2 及びC
    4 8 の少なくともいずれかを使用することを特徴とす
    る請求項1又は2に記載の接続孔の開口方法。
  4. 【請求項4】 フロロカーボンを主成分の一つとするガ
    スは、COガス及びO2 ガスを含むことを特徴とする請
    求項1から3のうちのいずれか1項に記載の接続孔の開
    口方法。
  5. 【請求項5】 孔径が0.25μm 以下の接続孔を開口
    することを特徴とする請求項1から4のうちのいずれか
    1項に記載の接続孔の開口方法。
  6. 【請求項6】 下地層上に成膜されたシリコン酸化膜を
    エッチングして接続孔を開口し、下地層を露出させるこ
    とを特徴とする請求項1から5のうちのいずれか1項に
    記載の接続孔の開口方法。
  7. 【請求項7】 接続孔のアスペクト比が5以上であるこ
    とを特徴とする請求項2から6のうちのいずれか1項に
    記載の接続孔の開口方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR20020017182A (ko) * 2000-08-29 2002-03-07 윤종용 옥타플루오로부텐으로 이루어지는 식각 가스를 이용한반도체 소자의 제조방법
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