JP2000223037A - 放電セル及びプラズマアドレス電気光学装置 - Google Patents

放電セル及びプラズマアドレス電気光学装置

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JP2000223037A
JP2000223037A JP2444899A JP2444899A JP2000223037A JP 2000223037 A JP2000223037 A JP 2000223037A JP 2444899 A JP2444899 A JP 2444899A JP 2444899 A JP2444899 A JP 2444899A JP 2000223037 A JP2000223037 A JP 2000223037A
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discharge
electrode
discharge cell
closed space
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Osamu Sakai
道 酒井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 放電を生じせしめるのに必要な電圧または電
気エネルギーが低い放電セル及びそれを用いたプラズマ
アドレス電気光学装置を提供する。 【解決手段】 放電セル内の電極1a、1bが対向配置
されている場合に、隔壁2a〜2cの壁内部または壁外
面に、1または2以上の平面状導体4a、4bを電極表
面に垂直に設ける。または、放電セル内の電極1a、1
bが並設されている場合に、隔壁2a〜2cの壁内部ま
たは壁外面に、1または2以上の平面状導体4a、4b
を電極表面に平行に設ける。この平面状導体により放電
セル外部に電気的エネルギーが漏れるのを防ぐ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、放電セル及びプラ
ズマアドレス電気光学装置に関し、より詳しくはスイッ
チング素子やディスプレイ等の表示装置に好適に用いら
れる放電セル及びそれを用いたプラズマアドレス電気光
学装置に関する。
【0002】
【従来の技術】放電セルは、放電工学の用語で言うとこ
ろのグロー放電現象またはアーク放電現象を利用したも
のであり、従来から蛍光ランプ等の照明分野や継電管等
の大電力電気系統分野で広く利用されてきた。
【0003】この放電セルの概略構造は、図10(a)
に示すように、ガラス等の誘電体からなる隔壁2a、2
b、2cを用いて閉空間(容器)3を形成し、その中
に、通常大気圧よりも減圧された放電可能なガス(N
e、Ar等)を封入し、さらに、容器内部に電極1a、
1bを設置したものである。そして、その仕組みは、マ
イナス側のカソード電極とプラス側のアノード電極に電
圧を印加して絶縁破壊に至らせ、放電を開始させるとい
うものである。なお、この図において、5はアノード電
極に対するカソード電極への印加電圧回路を示し、10
は電気力線を示す。
【0004】このように放電を起こすことによって放電
中の励起粒子が発する光や、励起粒子が発する紫外線に
よる蛍光体の発光を照明として利用することができる。
さらに、一旦放電が始まると放電空間のインピーダンス
が無限大からほぼ0へと劇的に変化することからスイッ
チング素子として使用することができ、サイラトロン等
の名称で継電管として利用されてきた。
【0005】近年、このような放電セルは、その大きさ
を数十μm〜数百μmという小さなものとし、PALC
(プラズマアドレス液晶)等のプラズマアドレス電気光
学装置やPDP(プラズマディスプレイパネル)等のよ
うに、大画面で平面型の表示装置において、主要構成部
品として利用されている。
【0006】すなわち、PALCにおいてはTFT(薄
膜トランジスタ)液晶表示装置におけるTFT部分のス
イッチング作用を放電セルで代替することにより、大型
液晶表示装置を実現可能としている。PDPにおいては
蛍光ランプと同様に、放電から生じる紫外線で微小放電
セルの壁に塗布された蛍光体を発光させ、その放電セル
を平面上にマトリックス状に多数配置することによりテ
レビジョンやディスプレイ機能を実現している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述のPALCやPD
Pの課題として、消費電力の低減化と放電セルの駆動電
源の低電圧化が挙げられる。現在のPALCやPDPで
は、放電セルを駆動するために200V〜400Vの電
圧が必要であり、ディスプレイとして使用するためには
このような高電圧をパルス的に印加する必要がある。高
電圧のパルス印加には専用の集積回路素子が使用される
が、耐圧が高いほど高価であり、周辺回路の耐圧維持に
も問題が生じてくる。
【0008】放電開始時にそのような高電圧が必要とさ
れる理由の1つは、カソード・アノード両電極間の空間
が誘電体の壁で構成されて電気的遮蔽が行われておら
ず、電気エネルギーが電界という形で放電空間以外の領
域に無駄に発散していることである。
【0009】そのような高電圧を低減するための方法と
して、PDPの分野では、例えばA. Sobel,
IEEE Transactions on Plas
maScience 19(1991)1032、特開
平4−269426号公報及び特開平4−129131
号公報等に、”DIXY”構造という形状またはそれと
類似の構造の放電セルが提案されている。これは、光源
の分野で言うところの始動補助用電極(例えば電気学会
編「照明光学(改訂版)」(1996年))を取り付け
たものと類似の構造である。
【0010】すなわち、図11(a)に示すように、ト
リガー電極11という放電始動用の平面状電極と取り付
けて、まずトリガー電極11とカソード電極1aの間に
電圧を印加して予備放電を起こす。そして、図11
(b)及び図11(c)に示すように、そこで発生した
荷電粒子を利用してその後のカソード電極1a・アノー
ド電極1b間の放電開始電圧を低くするというものであ
る。この図において、12は放電領域を示す。
【0011】これは、「放電空間に荷電粒子が存在する
とそこでは放電開始電圧を低くすることができる」とい
う一般的な放電の性質を利用したものである。この”D
IXY”構造でのトリガー電極や光源分野での始動補助
用電極の構造では、それら予備放電誘発用の電極と電圧
印加電極とが放電空間を介してつながっており、さら
に、電極上に誘電体が被覆された状態となっている。
【0012】しかし、この構造には以下に示すような問
題点があった。まず、予備放電誘発用の電極を用いた場
合、放電開始電圧を低減する効果はあるものの、予備放
電時荷電粒子が蓄積される面が荷電粒子によるスパッタ
リング現象によって損傷されてしまう。また、予備放電
を起こすために別途電圧印加用の駆動回路を設ける必要
がある。また、予備放電を起こすための余分な時間が必
要となり、表示装置として用いる場合にはその明るさが
低下してしまう。さらに、”DIXY”構造におけるト
リガー電極11はアノード電極1bから見てカソード電
極1aよりも向こう側に設置されているため、カソード
電極・アノード両電極間に発生する電気エネルギー(電
界)が放電空間以外の領域に漏れるのを防止する効果は
期待できない。
【0013】本発明は、このような従来技術の課題を解
決すべくなされたものであり、電気エネルギーが放電空
間以外の領域に漏れるのを防いで放電を生じせしめるの
に必要な電圧または電気エネルギーを減少させることが
でき、スパッタリング現象による損傷が生じず、さら
に、予備放電のための駆動回路や余分な時間が不要な放
電セル及びその放電セルを用いたプラズマアドレス電気
光学装置を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明の放電セルは、隔
壁で囲まれた閉空間内に放電可能な気体が封入され、該
閉空間内に設置された複数の電極間に電圧を印加して該
閉空間内を放電状態とする放電セルであって、各閉空間
内の電極がその表面を対向させて配置され、該隔壁の壁
内部または壁外面に1または2以上の平面状導体が、該
電極表面に垂直に設けられ、そのことにより上記目的が
達成される。
【0015】本発明の放電セルは、隔壁で囲まれた閉空
間内に放電可能な気体が封入され、該閉空間内に設置さ
れた複数の電極間に電圧を印加して該閉空間内を放電状
態とする放電セルであって、各閉空間内の電極がその表
面を同じ方向に向けて並設され、該隔壁の壁内部または
壁外面に1または2以上の平面状導体が、該電極表面に
平行に設けられ、そのことにより上記目的が達成され
る。
【0016】前記平面状導体の面積が、前記各閉空間内
の電極間の面積以上であるのが好ましい。
【0017】前記平面状導体の電位が、前記各閉空間内
の電極のいずれかと同電位であるのが好ましい。
【0018】前記閉空間内部、前記隔壁の壁内部、壁内
面、壁外面または壁外面近傍に、外部回路との接続端子
を1または2以上有し、各接続端子間、または該接続端
子の一方と前記電極の間のインピーダンスが放電の有無
によって変化する構成とすることができる。
【0019】前記平面状導体が透光性を有していてもよ
い。
【0020】本発明のプラズマアドレス電気光学装置
は、本発明の放電セルにおいて、前記隔壁の壁内面の1
つを前記接続端子として機能させ、該隔壁の壁外面と表
示選択用電極とが間隔を開けて配置され、両者の間隙に
液晶配向膜と液晶層を有し、そのことにより上記目的が
達成される。
【0021】前記表示選択用電極が前記平面状導体とし
て兼用されていてもよい。
【0022】前記表示選択用電極の前記隔壁とは反対側
にカラーフィルタを有し、さらに、前記液晶層に垂直に
光を入射させる光源を有していてもよい。
【0023】前記電極の形状がストライプ状であり、各
電極が平行に配置された前記放電セルの複数が平面上に
整列した構造を有していてもよい。
【0024】前記平面状導体と前記ストライプ状電極と
の間隔が電極間の距離よりも短いのが好ましい。
【0025】前記平面状導体と前記ストライプ状電極と
の間隔が電極間の距離の1/2よりも短いのが好まし
い。
【0026】前記閉空間の形状が管状であり、その両端
部に前記電極が1つずつ配置され、前記平面状導体が前
記隔壁内部に該閉空間を包むように複数設けられた前記
放電セルの複数が平面上に整列した構造を有していても
よい。
【0027】以下に、本発明の作用について説明する。
【0028】本願発明者が標準的な放電セル内外の電界
の様子を詳細に調べたところ、以下のような知見が新た
に得られた。
【0029】即ち、図10(a)に示すように、複数の
電極1a、1bが配置された放電セルにおいて、隔壁2
a〜2cが誘電体のみで構成されている場合、電気力線
10はカソード電極1aを始点、アノード電極1bを終
点として存在する。このときの電界強度は電気力線10
の密度で表現される。絶縁破壊を起こして放電を生成す
る電界は放電セル内の閉空間3の電界であるのに対し、
図10(b)に示すように、放電セル外にも電気力線1
0が広がって電界が存在している。その広がりは、電極
表面に平行な方向である。電気的エネルギーは(電界の
2乗)×誘電率/2であるので、放電セル外には放電開
始に役に立たない電気エネルギーが無駄に存在している
ことになる。
【0030】そこで、本発明にあっては、図1(a)に
示すように、対向配置された電極1a、1b表面に垂直
に、隔壁2a、2bの内部または隔壁2a、2bの外面
に1または2以上の平面状導体4a、4bを設置する。
この平面状導体4a、4bを越えて電界が広がることは
なく、電極表面に平行な方向に広がろうとする電界が抑
えられる。このように電界の広がりを抑えることによ
り、電気的エネルギーの散逸が抑制され、その結果、図
1(b)に示すように放電セル内の電界強度が強くな
る。
【0031】図1に示したような2次元構造の放電セル
を考えた場合、放電セル内の電界強度の最大値は、平面
状導体を1枚設置した場合には約1.3倍に大きくな
り、2枚設置した場合には約2倍に大きくなる。従っ
て、平面状導体4a、4bを設置することにより、カソ
ード電極1aとアノード電極1bの間に印加される絶縁
破壊電圧をもたらす電圧を低くすることができる。
【0032】或いは、図2(a)に示すように、並設さ
れた電極1a、1b表面に平行に、隔壁2a、2bの内
部または隔壁2a、2bの外面に1または2以上の平面
状導体4aを設置する。この場合、電気力線10はカソ
ード電極1aを始点、アノード電極1bを終点として存
在しており、電極表面に垂直な方向に広がっているが、
平面状導体4aを越えて電界が広がることはなく、電極
表面に垂直な方向に広がろうとする電界が抑えられる。
このように電界の広がりを抑えることにより、電気的エ
ネルギーの散逸が抑制され、その結果、図2(b)に示
すように放電セル内の電界強度が強くなる。従って、平
面状導体4aを設置することにより、カソード電極1a
とアノード電極1bの間に印加される絶縁破壊電圧をも
たらす電圧を低くすることができる。
【0033】本発明にあっては、上記平面状導体4a、
4bと電極1a、1bとが誘電体からなる隔壁2a〜2
cでつながっており、”DIXY”構造等のように予備
放電誘発用電極と電極との間が主として空間で占められ
ている構造とは大きく異なる。従って、本発明の場合に
は、平面状導体4a、4bと電極1a、1bとの間で放
電は発生せず、スパッタリング現象等の好ましくない現
象は生じ得ない。また、”DIXY”構造等では、予備
放電誘発用電極に電圧を印加するための駆動回路が必要
であるが、本発明における平面状導体は主放電のための
電気エネルギーを無駄にしないためのものであり、機能
的に全く異なるため、駆動回路を別途必要としない。さ
らに、本発明の放電セルをPDP等の光源として用いる
場合、”DIXY”構造等のように予備放電の時間を要
しないので、表示の明るさが低下することもない。
【0034】平面状導体の面積は、各閉空間内の電極間
の面積以上であるのが好ましい。その理由は、平面状導
体の面積を電極間の面積以上にすれば、平面状導体によ
り電極間の空間を覆うことができるので、平面状導体と
電極との間の空間から漏れ出す電気的エネルギーが少な
くなるからである。
【0035】平面状導体の電位は、各閉空間内の電極の
いずれかと同電位であるのが好ましい。平面状導体を浮
遊電位にしておくと、外部回路との間で絶縁破壊を防ぐ
必要が生じるからである。特に制約が無い場合には、平
面状導体の電位をアノード電位、すなわち接地電位とす
るのが好ましい。
【0036】このように構成された本発明の放電セル
は、発光源としてPDP等に用いることができる。
【0037】さらに、図3に示すように、閉空間内部、
隔壁の壁内部、壁内面、壁外面または壁外面近傍に、外
部回路との接続部7を有する接続端子6を1または2以
上設けることにより、各接続端子間、または接続端子の
一方と電極の間のインピーダンスが放電の有無によって
変化するのを利用して、スイッチング素子として用いる
ことができる。
【0038】このとき、平面状導体4aとして透明導電
膜やメッシュ状導体等、透光性を有するものを用いる
と、スイッチング素子が透光性となって目立たなくなる
ので、好ましい。
【0039】このようなスイッチング素子としての放電
セルは、PALCとして利用するのに特に適している。
例えば、図3に示すように、上記隔壁のうちの1つ2b
の壁内面6を接続端子として機能させ、その隔壁2bの
壁外面と表示選択用電極9を間隔を開けて配置して、両
者の間隙に液晶配向膜と液晶層8を設けることによりP
ALCとなる。
【0040】このとき、図2及び図4に示すように、表
示選択用電極9を電極1a、1bの表面と平行に設ける
ことにより、表示選択用電極9を平面状導体としても機
能させることができる。さらに、図2に示すように、表
示選択用電極9と反対側の隔壁2aに平面状導体4aを
設けることにより、2枚の平面状導体を設けたのと同様
に、さらに電気的エネルギーの閉じ込め効果が高くなっ
て放電電圧を低下させることができる。
【0041】このようなPALCにカラーフィルタと光
源を設けることにより、カラー型PALCが得られ、大
幅に表示品位を向上させることができる。
【0042】有効な電極形状の1つとしては、図5に示
すようなストライプ状のものが挙げられる。このような
ストライプ状の電極1a、1bによれば、電界の広がり
が2次元的になり、3次元的な広がりの場合に比べて平
面状導体による電気的エネルギーの閉じ込め効果が高く
なるからである。
【0043】このようなストライプ状電極1a、1bを
有するPALCの場合、平面状導体4aからストライプ
状電極1a、1bまでの距離が遠いと、電気的エネルギ
ーの閉じ込め効果が小さくなるからである。図6に、電
極間隔を一定にしてストライプ状電極1a、1bと平面
状導体4aとの距離を変化させ、電界強度の最大値を測
定した結果を示す。この図6から、ストライプ状電極1
a、1bと平面状導体4aとの間隔を電極間の距離より
も短くすれば、電界強度が顕著に強くなることがわか
る。
【0044】さらに、図6から、ストライプ状電極1
a、1bと平面状導体4aとの間隔を電極間の距離の1
/2よりも短くすれば、電界強度がさらに強くなること
がわかる。この場合、ストライプ状電極1a、1bと平
面状導体4aの間に存在する誘電体(隔壁)材料として
絶縁破壊強度が高いものを選択するのが好ましい。
【0045】図7及び図8に示すように、隔壁2a〜2
dで囲まれた管状の放電セルの両端部に電極1a、1b
を1つずつ配置し、管状の閉空間3を包むように平面状
導体4a〜4c、9を設けてもよい。この場合、平面状
導体4a〜4c、9により電気的エネルギーが単一放電
セル内の閉空間3に閉じ込められるので、長い管状放電
セルにおいても放電可能となり、隣接チャネルとのクロ
ストークを防止できる。さらに、このようなドット状電
極1a、1bによれば、ストライプ状電極を用いた場合
に電極部で減少していた開口率が飛躍的に向上する。
【0046】
【発明の実施の形態】以下に、図面を参照しながら本発
明の実施形態について説明する。
【0047】(実施形態1)図1(a)は本実施形態の
放電セルの構造を示す断面図である。
【0048】この放電セルは、隔壁2a、2b、2cで
囲まれた閉空間3内に放電可能なガスが封入され、さら
に、カソード電極1a及びアノード電極1bが対向配置
されている。そして、隔壁2a、2b内部には、平面状
導体4a、4bが埋め込まれている。
【0049】この放電セルは、DC型PDPに適用可能
な放電セル形状及び寸法を有しており、本実施形態では
閉空間内の寸法を100μm×100μm×250μm
とした。なお、ガス圧を調整することで、閉空間の寸法
を数十μm〜数百μmの範囲で可変であることを確認し
ている。放電可能なガスとしてはHeガスを200To
rrで用いた。
【0050】カソード電極1aの材料としてはNiを用
い、アノード電極1bの材料としてはNiまたはITO
(酸化インジウムチタン)を用いた。アノード電極1b
の材料としてNi及びITOのいずれを用いた場合でも
放電特性に差は見られなかった。
【0051】平面状導体4a、4bとしてはITOまた
はAlをガラス板上に配置し、その上に塗布厚50μm
でガラスペーストを塗布して隔壁を形成することによ
り、隔壁厚み2mmのガラスからなる隔壁2a、2bに
平面状導体4a、4bを埋め込んだ。平面状導体4a、
4bの材料としては、SnO2やZnO等の透明金属、
NiやAg等の不透明金属等を用いてもよく、導電率さ
え確保できれば、どのような材料を用いてもよい。隔壁
2a、2bの材料としては、ガラス、アルミナ、ポリイ
ミド等、各種誘電体や酸化物、有機化合物等が使用可能
である。
【0052】上記平面状導体の数を0、1(図1の平面
状導体4a、4bのどちらか一方を設けた場合)、2
(図1の平面状導体4a、4bを両方とも設けた場合)
と変化させたときの放電開始電圧を下記表1に示す。
【0053】
【表1】
【0054】この表1から明らかように、平面状導体を
設けることによって放電開始電圧が最大で70V減少し
た。
【0055】このとき、平面状導体の電位を浮遊電位の
ままにした場合と、アノード電極1bと同じ接地電位に
した場合との違いはほとんど無かった。このように、平
面状導体の電位は放電開始特性には特に影響を与えない
ので、外部回路と接続する都合に応じて、電極と同電位
にすることが可能である。
【0056】なお、PDPにおいて、カソード電極1
a、アノード電極1bがディスプレイ面に垂直な方向に
並んでいる場合には、平面状導体を隣接放電セル間を分
離している隔壁内に埋め込む構造とすることができる。
さらに、この実施形態では1mm以下の放電セルを作製
したが、相似形であれば、寸法とは関係なく同様の効果
が得られることは自明である。
【0057】(実施形態2)本実施形態では、図1に示
した2枚の平面状導体4a、4bの面積を電極間の面積
に対して変化させて放電セルを作製した。平面状導体4
a、4bの電位は接地電位とした。それ以外は実施形態
1と同様の構造とした。
【0058】各放電セルの放電開始電圧を下記表2に示
す。
【0059】
【表2】
【0060】この表2から明らかなように、平面状導体
4a、4bの面積が電極1a、1b間の面積以上である
領域で、特に放電開始電圧が低下した。
【0061】(実施形態3)本実施形態では、図3に示
すように、隔壁2bの内部に外部回路との接続端子6を
埋め込んだ。それ以外は実施形態1と同様の構造とし
た。
【0062】この場合にも、実施形態1と同様に、放電
開始電圧を低下させることができた。そして、放電発生
時に、接続端子6とアノード電極1bの間のインピーダ
ンスを外部回路との接続部7の位置で測定したところ、
インピーダンスは最小で10Ωを示した。このインピー
ダンスの値は、平面状導体4aの有無に関わらず一定で
あった。従って、スイッチング機能をより低電圧で実現
できるスイッチング素子として使用可能なことがわかっ
た。
【0063】この平面状導体4aをITO等の光透過性
が高い材料で構成すると、さらに応用用途を広げること
ができる。例えば、ディスプレイ分野の他、窓ガラスや
ショウウィンドウ等の光透過性が前提となる分野におい
て、透光性を損なわないスイッチング素子として使用す
ることができる。
【0064】(実施形態4)図2及び図5は本実施形態
のプラズマアドレス電気光学装置の構造を示す断面図で
ある。この図2は、放電セルの長手方向と垂直な方向の
断面図であり、実際には放電セルが数百以上整列してい
るが、ここではそのうちの3つの部分を示している。ま
た、図5は1つの放電セル部分を示している。
【0065】このプラズマアドレス電気光学装置は、管
状の放電セルが平面状に整列している。放電セルは、隔
壁2a、2b、2cで囲まれた閉空間3内に放電可能な
ガスが封入され、ストライプ状のカソード電極1a及び
アノード電極1bが並設されている。これらの電極1
a、1bは外部のパルス電圧印加回路とつながってお
り、10μsのパルス幅で電圧が印加される。電極が取
り付けられた隔壁2aの内部には、平面状導体4aが埋
め込まれている。
【0066】本実施形態では閉空間内の寸法を、断面部
200μm×800μm、長手方向25cm、電極間距
離を250μmとした。なお、ガス圧を調整すること
で、閉空間の寸法は変更可能であり、断面部長さ及び電
極間距離数十μm〜数百μmの範囲で可変であり、長手
方向長さは10cm〜100cmの範囲で可変であるこ
とを確認している。放電可能なガスとしてはXrガスを
25Torrで用いたが、15Torr〜50Torr
の範囲でも使用可能である。また、他の稀ガス(He、
Ar、Ne等)についても使用可能である。
【0067】ストライプ状のカソード電極1a及びアノ
ード電極1bの材料としてはNiを用いた。平面状導体
4aとしては厚み1μmのITOをスパッタリング法に
よりガラス板上に真空蒸着し、その上にガラスを主成分
とするペースト材を50μm塗布して焼成することによ
り隔壁2aに平面状導体4aを埋め込んだ。なお、他の
方法によっても同様の構造を実現することは可能であ
る。隔壁2aに対向する隔壁2bとしては、厚さ50μ
mの薄型ガラスを用いた。隔壁2a〜2cの材料として
は、ガラス、アルミナ、ポリイミド等、各種誘電体や酸
化物、有機化合物等も使用可能である。
【0068】この放電セルの上には液晶分子配向機能を
有する配向膜と液晶層8が設けられ、さらにその上には
放電セルの長手方向と垂直な方向にストライプ状の表示
選択用電極9が設けられている。この表示選択用電極9
は外部回路と接続されており、0V〜±70Vの電圧が
印加される。これにより、薄板ガラスの内側面6がスイ
ッチング素子の仮想接続端子として働き、放電セルが液
晶層に電圧を印加するためのスイッチング素子として働
く。
【0069】上記電極1a、1bの下方に設けた平面状
導体の有無によって、放電開始電圧と一様放電電圧がど
のように変化するかを調べた結果を下記表3に示す。な
お、放電開始電圧とは、管状の放電セルのいずれか一部
で放電が発生したときの電圧を示し、一様放電電圧と
は、放電セル全体に放電が広がり、そのスイッチング作
用によってどの部分でも液晶の駆動が可能となる最低電
圧を示す。
【0070】
【表3】
【0071】この表3から明らかように、平面状導体を
設けることによって放電開始電圧及び一様放電電圧共、
10V〜120V低下した。
【0072】また、カソード電極とアノード電極の間隔
を固定して、電極と平面状導体の距離を変化させた場合
について、放電開始電圧と一様放電電圧がどのように変
化するかを調べた結果を上記表3に同時に示す。
【0073】上記表3から明らかなように、電極と平面
状導体の距離が電極間隔よりも短くなると電圧の低下が
顕著になった。従って、電極と平面状導体との距離は、
電極間隔よりも短くするのが有効であることがわかる。
さらに、電極と平面状導体の距離が電極間隔の1/2よ
りも短くなると、電圧の低下が100Vを越えた。一般
に、パルス電圧発生電源として使用されるドライバ素子
は電圧が100V刻みで市販されているので、電圧が1
00V低下することによってカソード電圧印加用のドラ
イバ素子を低電圧用の安価なものに交換することが可能
となった。
【0074】(実施形態5)本実施形態では、図4に示
すように電極1a、1bの下方に平面状導体を設けてい
ないものを作製した。さらに、比較例として図9に示す
ように電極1a、1bを隔壁2c上に設けたものを作製
した。それ以外は実施形態4と同様の構造とした。この
図4及び図9は、放電セルの長手方向と垂直な方向の断
面図であり、実際には放電セルが数百以上整列している
が、ここではそのうちの3つの部分を示している。
【0075】各プラズマアドレス電気光学装置の放電開
始電圧と一様放電電圧を下記表4に示す。
【0076】
【表4】
【0077】この表4から明らかように、図4の構造の
方が放電開始電圧が約40V低くなっており、一様放電
電圧も約50V低くなっている。これは、図9の構造で
は電極1a、1bの表面と表示選択用電極9とが平行な
位置関係にあり、表示選択用電極9が平面状導体の役割
をも果たしている結果と考えられる。一方、図9の構造
では、電極1a、1bの表面と表示選択用電極9は平行
な位置関係に無く、表示選択用電極9が平面状導体の役
割を全く果たしていない。従って、図4に示した電極1
a、1bと表示選択用電極9の配置の方が好ましいと言
える。なお、図9に示すようにカソード電極1a、アノ
ード電極1bが隔壁2c上に並んでいる場合には、平面
状導体を隣接放電セル間を分離している隔壁2c内に埋
め込む構造とすることができる。
【0078】(実施形態6)本実施形態では、図7及び
図8に示すように、ドット形状のカソード電極1a及び
アノード電極1bを管状の放電セルの両端部(隔壁2d
部分)に1つずつ配置し、下方の隔壁2a、左右の隔壁
2cに埋め込んだ平面状導体4a〜4cと表示選択用電
極9としても機能する平面状導体によって管状の閉空間
3を包むようにした。この図7は、放電セルの長手方向
の断面図であり、実際には放電セルが紙面と垂直方向に
数百以上整列している。また、図8は1つの放電セル部
分を示している。
【0079】このプラズマアドレス電気光学装置の動作
について、実施形態4のものと共に下記表5に示す。
【0080】
【表5】
【0081】この表5に示すように、実施形態6では実
施形態4の構造に比べて電極間隔が3桁上昇するため、
ガス圧力を約3桁低下させた。放電開始電圧は実施形態
4と実施形態6とで同様であるが、一様放電電圧は実施
形態6の方が低い。これは、放電が発生すると放電セル
内全体で放電するためである。さらに、実施形態6で
は、開口率が大幅に上昇している。これは、ストライプ
状電極の場合には電極部分により開口率が低下するが、
ドット状電極の場合には開口率が左右隔壁部のみで決ま
るからである。さらに、懸念される隣接放電セルでのク
ロストークも発生しなかった。これは、左右隔壁部2
b、2cにも平面状導体4b、4cを設けることによ
り、電気的エネルギーが単一放電セル内に閉じ込められ
たからである。
【0082】なお、上記実施形態1〜実施形態6では電
極が放電空間に露出しており、所謂DC駆動が行われる
放電セル及びプラズマアドレス電気光学装置について説
明したが、電極が放電空間に露出していない、所謂AC
駆動が行われる放電セル及びプラズマアドレス電気光学
装置についても本発明は適用可能である。
【0083】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明による場合
には、各隔壁内に対向配置された電極表面に垂直に、隔
壁の内部または隔壁の外面に1または2以上の平面状導
体を設置する。或いは、各隔壁内に並設された電極表面
に平行に、隔壁の内部または隔壁の外面に1または2以
上の平面状導体を設置する。これにより電界が放電セル
の外に広がるのを抑えて、放電を生じせしめるのに必要
な電圧または電気的エネルギーを通常よりも減少させる
ことが可能となる。本発明の放電セルによれば、”DI
XY”構造等のようにスパッタリング現象等の好ましく
ない現象は生じず、駆動回路を別途必要とせず、さら
に、予備放電の時間も要しない。
【0084】従って、この放電セルを用いた本発明のプ
ラズマアドレス電気光学装置によれば、消費電力を低減
して、さらに明るい表示を得ることができる。しかも、
低電圧動作が可能であるので電圧印加回路の価格を低下
させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態である放電セルの概略構成
とその電気力線を示す断面図、及び電界強度分布を示す
図である。
【図2】本発明の一実施形態であるプラズマアドレス電
気光学装置の概略構成とその電気力線を示す断面図、及
び電界強度分布を示す図である。
【図3】本発明の一実施形態であるスイッチング素子用
放電セルの概略構成とその電気力線を示す断面図であ
る。
【図4】実施形態5のプラズマアドレス電気光学装置の
概略構成を示す断面図である。
【図5】図2のプラズマアドレス電気光学装置の概略構
成を示す斜視図である。
【図6】図3の放電セルまたは図5のプラズマアドレス
電気光学装置において、電極間距離を固定したときの平
面状導体と電極の距離に対する放電セル内の電界の最大
値の変化を示すグラフである。
【図7】実施形態6のプラズマアドレス電気光学装置の
概略構成を示す断面図である。
【図8】図7のプラズマアドレス電気光学装置の概略構
成を示す斜視図である。
【図9】比較例のプラズマアドレス電気光学装置の概略
構成を示す断面図である。
【図10】従来の放電セルの概略構成とその電気力線を
示す断面図、及び電界強度分布を示す図である。
【図11】従来の放電セルの一例である”DIXY”構
造について、放電開始に至る経過の概略を説明するため
の図であり、その概略断面構成とその印加電圧波形を示
す図である。
【符号の説明】
1a カソード電極 1b アノード電極 2a、2b、2c、2d 隔壁 3 閉空間 4a、4b、4c 平面状導体 5 アノード電極に対するカソード電極への印加電圧回
路 6 接続端子 7 外部回路との接続部 8 液晶分子配向機能を有する配向膜と液晶層 9 表示選択用電極 10 電気力線 11 トリガー電極 12 放電領域

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 隔壁で囲まれた閉空間内に放電可能な気
    体が封入され、該閉空間内に設置された複数の電極間に
    電圧を印加して該閉空間内を放電状態とする放電セルで
    あって、 各閉空間内の電極がその表面を対向させて配置され、該
    隔壁の壁内部または壁外面に1または2以上の平面状導
    体が、該電極表面に垂直に設けられている放電セル。
  2. 【請求項2】 隔壁で囲まれた閉空間内に放電可能な気
    体が封入され、該閉空間内に設置された複数の電極間に
    電圧を印加して該閉空間内を放電状態とする放電セルで
    あって、 各閉空間内の電極がその表面を同じ方向に向けて並設さ
    れ、該隔壁の壁内部または壁外面に1または2以上の平
    面状導体が、該電極表面に平行に設けられている放電セ
    ル。
  3. 【請求項3】 前記平面状導体の面積が、前記各閉空間
    内の電極間の面積以上である請求項1または請求項2に
    記載の放電セル。
  4. 【請求項4】 前記平面状導体の電位が、前記各閉空間
    内の電極のいずれかと同電位である請求項1乃至請求項
    3のいずれかに記載の放電セル。
  5. 【請求項5】 前記閉空間内部、前記隔壁の壁内部、壁
    内面、壁外面または壁外面近傍に、外部回路との接続端
    子を1または2以上有し、各接続端子間、または該接続
    端子の一方と前記電極の間のインピーダンスが放電の有
    無によって変化してスイッチング素子として機能する請
    求項1乃至請求項4のいずれかに記載の放電セル。
  6. 【請求項6】 前記平面状導体が透光性を有する請求項
    5に記載の放電セル。
  7. 【請求項7】 請求項5または請求項6に記載の放電セ
    ルにおいて、前記隔壁の壁内面の1つを前記接続端子と
    して機能させ、該隔壁の壁外面と表示選択用電極とが間
    隔を開けて配置され、両者の間隙に液晶配向膜と液晶層
    を有するプラズマアドレス電気光学装置。
  8. 【請求項8】 前記表示選択用電極が前記平面状導体と
    して兼用されている請求項7に記載のプラズマアドレス
    電気光学装置。
  9. 【請求項9】 前記表示選択用電極の前記隔壁とは反対
    側にカラーフィルタを有し、さらに、前記液晶層に垂直
    に光を入射させる光源を有する請求項7または請求項8
    に記載のプラズマアドレス電気光学装置。
  10. 【請求項10】 前記電極の形状がストライプ状であ
    り、各電極が平行に配置された前記放電セルの複数が平
    面上に整列した構造を有する請求項7乃至請求項9のい
    ずれかに記載のプラズマアドレス電気光学装置。
  11. 【請求項11】 前記平面状導体と前記ストライプ状電
    極との間隔が電極間の距離よりも短い請求項10に記載
    のプラズマアドレス電気光学装置。
  12. 【請求項12】 前記平面状導体と前記ストライプ状電
    極との間隔が電極間の距離の1/2よりも短い請求項1
    0に記載のプラズマアドレス電気光学装置。
  13. 【請求項13】 前記閉空間の形状が管状であり、その
    両端部に前記電極が1つずつ配置され、前記平面状導体
    が前記隔壁内部に該閉空間を包むように複数設けられた
    前記放電セルの複数が平面上に整列した構造を有する請
    求項7乃至請求項9のいずれかに記載のプラズマアドレ
    ス電気光学装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2003001552A1 (fr) * 2001-06-26 2003-01-03 Sharp Kabushiki Kaisha Element de commutation et indicateur correspondant
CN100530500C (zh) * 2005-09-16 2009-08-19 中国科学技术大学 一种采用高频预热的等离子体显示器及等离子体放电方法

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