JP2000222998A - 漏電しゃ断器 - Google Patents

漏電しゃ断器

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JP2000222998A
JP2000222998A JP11021091A JP2109199A JP2000222998A JP 2000222998 A JP2000222998 A JP 2000222998A JP 11021091 A JP11021091 A JP 11021091A JP 2109199 A JP2109199 A JP 2109199A JP 2000222998 A JP2000222998 A JP 2000222998A
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JP
Japan
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circuit
varistor
trip coil
surge
main circuit
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JP11021091A
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English (en)
Inventor
Hideki Koyama
秀樹 小山
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Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】漏電検出回路を保護するバリスタ(サージアブ
ソーバ)にサージ耐量を超える過大サージが侵入した場
合に、バリスタが短絡,破壊されるのを防止して漏電し
ゃ断器の焼損を防ぐようにする。 【解決手段】漏電検出回路6に対する電源回路8を主回
路の相間に接続し、漏電検出回路で検出した漏電検出信
号を基にトリップコイル7を作動させて主回路の開閉し
ゃ断部を開極する漏電しゃ断器であって、電源回路8に
トリップコイル7,およびバリスタ11を接続するとと
もに、トリップコイルをサージアブソーバよりも主回路
(電源)側に接続し、電源回路を通じて主回路側から過
大サージが侵入してバリスタに過大な電流が流れた際
に、バリスタが短絡,破壊を引き起こす前にトリップコ
イルが即時作動して主回路の開閉しゃ断部を開極し、過
大サージに起因するバリスタの異常発熱,しゃ断器の焼
損を防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、漏電しゃ断器に関
し、詳しくは外来サージに対する保護回路に関する。
【0002】
【従来の技術】まず、図2に漏電しゃ断器の基本回路を
示す。図において、1は主回路2の開閉しゃ断部、3は
主回路2を一次導体とする零相変流器、4は主回路2の
電源側主端子(R,S,T)、5は負荷側主端子(U,
V,W)、6は零相変流器3の二次コイルに接続した漏
電検出回路、7は遮断部1のトリップコイル、8は漏電
検出回路6に対する電源回路であり、該電源回路8は主
回路2の相間(U−W相)に接続して漏電検出回路6に
給電するようにしている。
【0003】かかる漏電しゃ断器の動作は周知であり、
負荷側で漏電が発生すると零相変流器3の二次コイルに
電圧が誘起され、この電圧を検出した漏電検出回路6の
出力信号でトリップコイル7を励磁して開閉しゃ断部2
を開極させる。
【0004】また、従来の漏電しゃ断器では、漏電検出
回路6を電源回路8を通じて主回路2側から侵入する誘
導雷サージなどの外来サージから保護するために、電源
回路8にサージアブソーバとしてバリスタを接続してサ
ージ電圧,電流を吸収するようにしている。
【0005】次に、従来における制御電源回路の例を図
3,図4に示す。なお、各図において、9は電源回路8
に接続した交流/直流変換用のダイオードブリッジ、1
0は漏電検出回路6の出力信号でON動作するサイリス
タである。ここで、図3の回路では電源回路8の交流側
にトリップコイル7が接続され、さらにトリップコイル
7よりも主回路(電源)側にサージアブソーバとしてバ
リスタ11が並列に接続されており、電源回路8を通じ
て主回路側から侵入する外来サージをバリスタ11で吸
収し、その後段側に接続した漏電検出回路6の故障を防
ぐようにしている。
【0006】なお、図3の回路において、トリップコイ
ル7の通電電流をi1 ,漏電検出回路6の通電電流をi
2 ,サイリスタ10の通電電流をi3 として、定常時
(サイリスタ10はOFF)には漏電検出回路6,トリ
ップコイル7にi1 =i2 の微小な電流が流れるだけ
で、サイリスタ10は非通電(i3 =0)であり、トリ
ップコイル7が主回路の開閉しゃ断部1(図2参照)を
トリップ動作させることはない。一方、漏電発生を検出
して漏電検出回路6がサイリスタ10をON動作させる
と、この状態ではトリップコイル7に流れる電流はi1
=i2 +i3 となり、この電流によりトリップコイル7
が作動して開閉しゃ断部1を開極する。
【0007】一方、図4の回路の例では、トリップコイ
ル7をサイリスタ10と直列に接続して制御電源回路8
の直流側に配置しており、さらにバリスタ11の保護用
としてヒューズ12がバリスタ11と直列に接続されて
いる。この回路では、定常時はサイリスタ10がOFF
でトリップコイル7には電流が流れず、漏電発生時には
サイリスタ10がONとなってトリップコイル7に励磁
電流が流れて開閉しゃ断部1を開極させる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記した従
来の回路では信頼性の面で次記のような問題点がある。
すなわち、SiC粉末などを主成分とする焼結体で作ら
れたバリスタは、サージ耐量を大幅に超えた過大サージ
が侵入すると、短絡,破壊の発生する可能性がある。し
かも、この短絡状態のまま過大電流が流れるとジュール
熱によって過熱し、これが原因でバリスタが発炎して火
災を引き起こすおそれがある。
【0009】なお、前記のような短絡,破壊による異常
過熱を防ぐために、図4のようにバリスタ11と直列に
ヒューズ12を接続して保護する方法が知られている
が、ヒューズが一旦溶断すると直列に接続したバリスタ
11の機能も喪失するために、その後の漏電しゃ断器の
使用中に再度サージが侵入した場合には対サージの保護
機能が働かずに漏電検出回路6が故障して漏電検出が不
能となり、漏電発生時には漏電しゃ断器が正常に機能し
なくなる。しかも、通常のヒューズは漏電しゃ断器の外
部から溶断を確認することができないため、保守面での
異常の早期発見が中々困難となる。
【0010】本発明は上記の点に鑑みなされたものであ
り、その目的は前記課題を解決し、外来サージが侵入し
てバリスタ(サージアブソーバ)にサージ耐量を超える
過大な電流が流れた場合には、バリスタが短絡,破壊さ
れる以前に主回路をしゃ断して機器の焼損を防ぐよう改
良した漏電しゃ断器を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明によれば、漏電検出回路に対する電源回路を
主回路の相間に接続し、漏電検出回路で検出した漏電検
出信号を基にトリップコイルを作動させて主回路の開閉
しゃ断部を開極する漏電しゃ断器であり、前記電源回路
にサージアブソーバを並列接続して漏電検出回路を主回
路側から侵入するサージから保護するようにしたものに
おいて、前記トリップコイルを電源回路に介挿接続する
とともに、トリップコイルをサージアブソーバよりも主
回路側に接続し(請求項1)、サージアブソーバにはバ
リスタを用いるものとする(請求項2)。
【0012】かかる構成により、電源回路を通じて主回
路側から過大サージが侵入してバリスタに過大な電流が
流れた場合には、バリスタが短絡,破壊を引き起こす前
にトリップコイルが即時作動して主回路の開閉しゃ断部
を開極する。これにより、過大サージに起因するバリス
タの異常発熱,および機器の焼損を回避できる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図1
の実施例に基づいて説明する。なお、実施例図中で図3
に対応する同一部材には同じ符号を付してその説明は省
略する。すなわち、この実施例においては、図3と同様
にトリップコイル7が漏電検出回路6に給電する電源回
路8の交流側に接続され、かつ電源回路8にはサージア
ブソーバとしてバリスタ11が並列に接続されている
が、その接続順序は図3とは逆で、主回路2(図2参
照)から見てトリップコイル7が主回路(電源)側に,
バリスタ11がトリップコイル7の後段側に接続されて
いる。
【0014】かかる回路構成において、トリップコイル
7の通電電流をi1 ,漏電検出回路6の通電電流を
2 ,サイリスタ10の通電電流をi3 ,バリスタ11
の通電電流をi4 とすると、定常時(サイリスタ10は
OFF)には漏電検出回路6,トリップコイル7にi1
=i2 の微小な電流が流れるだけで、サイリスタ10,
バリスタ11は非通電(i3 =0,i4 =0)であり、
トリップコイル7が主回路の開閉しゃ断部1(図2参
照)をトリップ動作させることはない。また、漏電発生
を検出して漏電検出回路6がサイリスタ10をON動作
させると、この状態ではトリップコイル7に流れる電流
はi1 =i2 +i3 に増大し、この電流でトリップコイ
ル7が作動して開閉しゃ断部1を開極し、漏電電流を遮
断して負荷を保護する。
【0015】一方、漏電しゃ断器の通電中に主回路側か
ら電源回路8を通じて侵入するサージはバリスタ11に
より吸収されるが、この場合にバリスタ11の定格容量
を超える過大サージが侵入したときにはバリスタ11に
大きな電流i4 が流れ、同時にトリップコイル7には前
記電流i4 を含む電流i1 =i2 +i4 が流れるように
なる。しかも、この場合の電流i1 はしゃ断器のトリッ
プ動作に要する電流値以上である。この結果、トリップ
コイル7が瞬時作動してしゃ断器の開閉遮断部を開極さ
せる。
【0016】これにより、バリスタ11に流れる電流も
無くなるために、バリスタ11の異常発熱,発炎を未然
に防ぐことができる。また、バリスタ11が万一短絡し
た場合でも、漏電しゃ断器をリセットして再投入した際
に、トリップコイル7には大きな電流(i1 =i2 +i
4 )が流れるために、瞬時に開閉しゃ断部1が開極する
ので、バリスタ11が故障していることを判別できる。
【0017】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の構成によれ
ば、バリスタ(サージアブソーバ)の過大サージによる
短絡,破壊を防ぐとともに、バリスタの故障に起因する
異常発熱,発炎、および漏電しゃ断器の焼損への波及を
防止してフェールセーフ機能を確保することができる。
しかも、従来構成と比べてトリップコイルの接続位置を
変更するだけで対応できてコスト上昇を伴うこともな
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例による漏電しゃ断器の漏電検出
回路に対する電源回路図
【図2】本発明の実施対象となる漏電しゃ断器の基本回
路図
【図3】漏電しゃ断器の漏電検出回路に対する従来例の
電源回路図
【図4】図3と異なる従来例の電源回路図
【符号の説明】
1 開閉しゃ断部 2 主回路 3 零相変流器 6 漏電検出回路 7 トリップコイル 8 電源回路 11 バリスタ(サージアブソーバ)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】漏電検出回路に対する電源回路を主回路の
    相間に接続し、漏電検出回路で検出した漏電検出信号を
    基にトリップコイルを作動させて主回路の開閉しゃ断部
    を開極する漏電しゃ断器であり、前記電源回路にサージ
    アブソーバを並列接続して漏電検出回路を主回路側から
    侵入するサージから保護するようにしたものにおいて、
    トリップコイルを電源回路に介挿接続するとともに、ト
    リップコイルをサージアブソーバよりも主回路側に接続
    したことを特徴とする漏電しゃ断器。
  2. 【請求項2】請求項1記載の漏電しゃ断器において、サ
    ージアブソーバがバリスタであることを特徴とする漏電
    しゃ断器。
JP11021091A 1999-01-29 1999-01-29 漏電しゃ断器 Withdrawn JP2000222998A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103295852A (zh) * 2012-02-29 2013-09-11 三菱电机株式会社 漏电断路器

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN103295852A (zh) * 2012-02-29 2013-09-11 三菱电机株式会社 漏电断路器

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